JP2622107B2 - 四輪駆動形農用トラクタの前輪駆動制御装置 - Google Patents

四輪駆動形農用トラクタの前輪駆動制御装置

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JP2622107B2 JP8195105A JP19510596A JP2622107B2 JP 2622107 B2 JP2622107 B2 JP 2622107B2 JP 8195105 A JP8195105 A JP 8195105A JP 19510596 A JP19510596 A JP 19510596A JP 2622107 B2 JP2622107 B2 JP 2622107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四輪駆動形農用ト
ラクタの前輪駆動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、四輪駆動形農用トラクタの圃
場端において回行する場合、前輪の周速を早くする技術
は例えば特開昭54−120138号公報の如く公知で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来の前輪
駆動制御装置は、ステアリングハンドルが例えば40度
以上の切り角で操作された場合に、自動的に前輪が後輪
に対して増速切換えされるものであり、走行速度が低速
であろうと高速であろうと、走行速度に関係なく増速へ
の切換操作が行われていた。
【0004】故に圃場内で耕耘や代掻き等の作業を行っ
ている場合には、必ず低速であるので、前輪が増速駆動
されても問題はなく、逆に小回り旋回することにより作
業性が向上するのである。しかし路上走行中(高速走行
中)に、急なカーブに至ってステアリングハンドルを所
定角以上操作したとき、前輪が増速に切換わると突然前
輪が急旋回を開始して、操縦安定性が損なわれ、また、
ミッション、デフ、ドライブシャフト等に過負荷が生じ
るだけでなく、タイヤが早期に磨耗するという課題があ
った。
【0005】また、農用トラクタにおいては、前輪は、
操向輪であること及び前方視界性の確保等にためにフェ
ンダによって覆われておらず、高速走行時に前輪が増速
駆動されるとかなり多量の泥土が跳ね上げられてしまう
ことがあった。即ち、湿田等において高速走行状態で前
輪増速による小回り旋回が行われると、かかる前輪によ
り多量の泥土が後方及び左右側方に跳ね上げられ、車体
やキャビン、運転席上のオペレータ(キャビンなしの場
合)が泥塗れとなるとともに、枕地から外に泥土が飛散
されて圃場の周辺の路地等を汚してしまうことがあっ
た。
【0006】そこで本発明においては、圃場等で作業中
で走行速度が低速時において真に旋回半径を小さくする
必要がある場合を判断し、その時にのみ自動的に前輪が
後輪に対して増速となるようにするとともに、高速走行
時に前輪が増速に切換わることを防止し、湿田での旋回
操向時の泥土の跳ね上げを少なくし、さらに、小回り旋
回時における動力損失を少なくすることを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステアリング
ハンドル8により操向可能であるとともに前輪走行伝動
系25により駆動可能な左右の前輪5,5と、高低複数
段に走行速度を変速操作可能な走行変速装置16と後輪
デフ装置17とを備えている後輪走行伝動系Mにより駆
動される左右の後輪6,6と、を有する四輪駆動形農用
トラクタにおいて、前述の目的を達成するために、次の
技術的手段を講じている。
【0008】すなわち、本発明は、前記前輪走行伝動系
25は前記走行変速装置16と前記後輪デフ装置17と
の間の後輪走行伝動系Mより分岐して備えられ、該前輪
走行伝動系25には前輪5,5への駆動回転を後輪6,
6に対して増速又は略同速に切換可能な前輪増速切換装
置30と、該前輪増速切換装置30を介して駆動される
前輪デフ装置32と、前輪5,5の駆動回転を断接する
クラッチ手段28と、が設けられ、前記前輪増速切換装
置30は左右の前輪5,5の操向角が設定角以上でかつ
走行速度が低速時にのみ前記の略同速から増速に切換え
て旋回走行するように構成していることを特徴とするも
のであり、このような構成を採用したことにより、移動
の為路上走行等を高速走行状態で進行している場合にお
いて急カーブにさしかかってステアリングハンドル8を
旋回操向したときに前輪5が増速駆動されることを防止
できて、高速操向時に前輪5が増速切換による急旋回操
向することなく、操縦安定性を確保することができる。
【0009】また、湿田等において旋回操向する際に、
走行速度が低速時にのみ前輪増速切換装置30を略同速
から増速に切換えるように構成しているので、高速走行
時には前輪5の増速による小回り旋回が行われることが
なく、前輪による泥土の跳ね上げを許容範囲に抑えるこ
とができる。更に、走行速度が低速時にのみ前輪5が増
速駆動されるので、旋回操向時の動力損失を小さく抑え
ることができるとともに、タイヤの摩耗を防止すること
ができる。
【0010】また、前輪走行伝動系25には、前輪5の
駆動回転を断接するクラッチ手段28を備えることによ
って、作業状況に応じて高速牽制しながらの四輪駆動、
後輪駆動に切換えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施例について本発
明を詳述すると、図1は四輪駆動形農用トラクタを例示
し、同図において、1はトラクタ車体で、エンジン2、
クラッチハウジング3、ミッションケース4等から成
り、ともに駆動回転可能な左右の前輪5及び左右の後輪
6を有する。7はボンネット、8はステアリングハンド
ルで、図3の如くトラクタ車体1上の操向ギヤボックス
9からセクター軸10、ピットマンアーム11、ドラグ
リング12等を介して左右の前輪5を操向可能である。
13は運転席、14は作業機昇降用の油圧装置である。
【0012】ミッションケース4内には、図2に示すよ
うにクラッチ15を介してエンジン2に連動する走行変
速装置16、後輪デフ装置17等の後輪走行伝動系Mが
内蔵され、その後輪デフ装置17は終減速装置18を介
して各後輪6に連動する。各後輪6は後輪ブレーキ19
により制御可能であり、また各後輪ブレーキ19はトラ
クタ車体1の一側に並設された左右一対のブレーキペダ
ル20の連動・独立操作により、同時は勿論のこと独立
しても作動可能とされている。
【0013】走行変速装置16は主変速部21と副変速
部22とを有し、その主変速部21は図外の主変速レバ
ーにより走行速度を多段変速可能であり、また副変速部
22は副変速レバー23により高低速H,Lに変速可能
である。副変速部22には、副変速レバー23の低速
側、即ち車速の低速を検出するリミットスイッチ等の低
速検出器24が設けられている。
【0014】走行変速装置16の下側には、これに連動
する前輪走行伝動系25の伝動軸26,27が平行に軸
架され、その伝動軸26,27間に手動操作可能なクラ
ッチ手段28が設けられている。ここに、前輪走行伝動
系25は、走行変速装置16と後輪デフ装置17との間
の後輪走行伝動系より分岐して備えられている。すなわ
ち、後輪デフ装置17の駆動ピニオン軸17Aに設けた
シフトギヤ17Bを、伝動軸26に設けたギヤ26Aに
段接することで分岐されている。
【0015】更に伝動軸27はギヤ27Aを有し、ミッ
ションケース4の下腹部に装着された動力取出ケース2
9内の前輪増速切換装置30から推進軸31を経て前車
軸ケース内の前輪デフ装置32に連動し、この前輪デフ
装置32から終減速装置33を介して各前輪5に連動し
て前輪5への駆動回転を後輪6に対して増速又は略同速
に切換可能である。
【0016】前輪5を増速又は略同速に切換可能な前輪
増速切換装置30はギヤ27Aに咬合している遊星減速
機34と同速用油圧クラッチ35と増速用油圧クラッチ
36とを備え、同速用油圧クラッチ35の接続時に前輪
5の周速が後輪6の1.05倍程度となり、増速用油圧
クラッチ36の接続時に前輪5の周速が低速時の略2倍
程度となるように構成されていて、両クラッチ35,3
6をともに切ることにより前輪5を断接可能とされてい
る。
【0017】すなわち、増速用油圧クラッチ36をステ
アリングハンドル8の旋回走行操作に連動して接続する
と、前輪5が増速駆動され、該クラッチ36を切り、ク
ラッチ35を入れると、前輪5がほぼ同速駆動するもの
とされている。図3は制御系を示し、37は油圧ポン
プ、38は分流弁、39はリリーフ弁である。40は同
速用油圧クラッチ35および増速用油圧クラッチ36の
切換手段を構成する3位置切換用の電磁弁で、ソレノイ
ド41,42を有し、制御回路43により制御される。
【0018】44は旋回検出器で、ハンドル8の操向角
度が一定以上になった時、セクター軸10に連動してそ
れを検出する。45は片ブレーキ検出器で、左右のブレ
ーキペダル20の連動を解除してそれを操作した時に、
後輪ブレーキ19の片側動作として検出するように構成
される。46はスイッチである。47は車速の高速を検
出する高速検出器で、副変速部22の高速を検出するよ
うにしても良いし、主変速部21の多段変速の内の高速
側を検出するようにしても良い。
【0019】本実施例における制御回路43は低速検出
器24および旋回検出器44並びに片ブレーキ検出器4
5の全ての検出時に電磁弁40のソレノイド42に増速
指令を与えると共に、その何れかが欠けた時にソレノイ
ド41に同速指令を与え、更に路上を高速で走行中では
高速検出器47の検出時にソレノイド41,42に切断
指令を与えるよう構成されている。
【0020】すなわち、ステアリングハンドル8の旋回
操作と連動して走行速度が低速時にのみ略同速から増速
に切換えて前輪5を油圧クラッチ36を介して増速駆動
にして旋回走行するとともに、走行速度の高速時には前
輪5を駆動しないで旋回走行するか、前輪5を同速駆動
するようにしている。次に上記実施例の作用を説明す
る。トラクタ車体1の後方にロータリ装置を装着して圃
場の耕耘作業を行う場合には、例えば副変速部22を低
速にして低速走行する。この時、高速検出器47は働か
ず低速検出器24が働いて電磁弁40のドレノイド41
が励磁し、同速用油圧クラッチ35が接続し、前輪5は
後輪6の1.05倍程度の周速で回転している。
【0021】圃場の端部で旋回する場合には、ハンドル
8を旋回方向に大きく操作すると共に、旋回方向側のブ
レーキペダル20、例えば図4の旋回であれば、左側の
ブレーキペダル20を操作し、左側の後輪ブレーキ19
によって左側の後輪6を制動し、これを支点として一点
旋回する。この時、本実施例では旋回検出器44およ
び、片ブレーキ検出器45が働き、既に低速検出器24
が働いているので、制御回路43から増速指令が出力
し、ソレノイド42が励磁して電磁弁40が切換わり、
増速用油圧クラッチ36が接続する。従って、前輪5は
同速時の略2倍程度の周速で増速駆動することになるた
め、前輪5が後輪6に対して抵抗となることはなく、左
側の後輪6を支点として小半径で速やかに旋回できる。
旋回後、ハンドル8を元に戻すか、又はブレーキペダル
20の踏込みを解除すれば、再度、同速用油圧クラッチ
35が接続する。すなわち、ハンドル8の操向角度が一
定以上で走行速度が低速時にのみ前輪5を略同速から後
輪6に対して増速駆動に切換えて旋回走行し得るように
しているのである。
【0022】すなわち、走行速度が低速時にのみ前輪5
が増速駆動されるので、以下に説明するように、旋回操
向時の動力損失を小さく抑えることができるとともに、
タイヤの摩耗を防止することができる。かかる特有の効
果の理解のため、まず、小回り旋回時における前輪と後
輪の周速度の関係について、図5を参照しつつ説明す
る。
【0023】図5に示すように、小回り旋回(急旋回)
するためには機体の旋回中心は後輪の側方近傍に位置し
なければならない。このとき、前輪平均周速度ベクトル
の旋回中心からの距離は、後輪平均周速度ベクトルの旋
回中心からの距離よりも大きくなるため、前輪平均周速
度を後輪平均周速度よりも大きく設定する必要性が生じ
る。
【0024】かかる周速度の関係を図6に示すが、理想
的には、図6に理想的比率として示すように、ステアリ
ング操向角が大きくなるにつれて徐々に前輪平均周速度
を増速するのが好ましいのであるが、装置の構造上の制
約等のために、ステアリングを設定角以上に操向したと
きに略同速から増速に切換える二段切換式となされてい
る。
【0025】図6に示した例では、ステアリングを30
°以上操向したときに前輪平均周速度を後輪平均周速度
の略2倍となすように設定しているが、設定角近傍にお
いては理想的比率と実比率とが大きくずれているため
に、仮に高速走行状態で前輪増速切換装置が増速切換さ
れると、極端な動力損失が生じるとともに、前輪及び後
輪の接地面に多大な負荷が生じてタイヤの摩耗が極端に
激しくなる。
【0026】さらに付言すれば、路上を高速走行時に急
カーブ等でステアリングを設定角以上に操向したときに
前輪が増速駆動されると、駆動機構を構成するミッショ
ンやデフ、ドライブシャフト等に過負荷が生じたり、か
かる高速時の小回り旋回によりタイヤが早期に偏摩耗し
て交換が必要となる場合も生じる。本発明は、低速時に
のみ前輪を増速駆動するよう構成したものであるから、
前輪平均周速と後輪平均周速の実比率が理想的比率とず
れていても、小回り旋回時に前輪を増速駆動することに
よる動力損失やタイヤ摩耗を許容範囲内に抑えることが
できるものである。
【0027】また、湿田等において旋回操向する際に、
走行速度が低速時にのみ前輪増速切換装置30を略同速
から増速に切換えるように構成しているので、高速走行
時には前輪5の増速による小回り旋回が行われることが
なく、前輪による泥土の跳ね上げを許容範囲に抑えるこ
とができる。即ち、湿田等において高速走行状態で前輪
増速による小回り旋回が行われると、かかる前輪により
多量の泥土が後方及び左右側方に跳ね上げられ、車体や
キャビン、運転席上のオペレータ(キャビンなしの場
合)が泥塗れとなるとともに、枕地から外に泥土が飛散
されて圃場の周辺の路地等を汚してしまうが、本発明に
よればこれらを防止し得るものである。
【0028】圃場内でのプラウ作業の際には、例えば副
変速部22を高速にしてロータリ作業時よりも高速で走
行するが、旋回時には前述同様に小半径で急旋回する必
要がある。従って、この時には低速検出器24が働かな
いので、スイッチ46を操作して低速検出に代わる信号
を制御回路43に与えておけば良い。路上走行時には軽
負荷での高速走行であるため、高速検出器47の働きに
よって電磁弁40を中立にし、同速用油圧クラッチ35
および増速用油圧クラッチ36を共に切断しておくこと
により、後輪6のみの単独駆動での高速走行となり、前
輪5のタイヤの摩耗を防止できると共に、エンジン2の
無駄な燃料消費も防止でき、この高速走行中に急カーブ
に差しかかってハンドル8の操向角度が一定以上である
前輪5を駆動しないで旋回走行するように構成している
のである。
【0029】なお、実施例の各検出器24,44,4
5,47は接触型、無接触型等の何れを使用しても良
い。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、圃場
での小回り旋回走行を確保し、高速牽制しながらの四輪
駆動と後輪駆動が作業状況に応じて選択できるし、高速
走行時に前輪が増速に切換わることを防止し、圃場での
旋回操向時の泥土の跳ね上げを少なくし、さらに、小回
り旋回時における動力損失を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】走行動力系の構成図である。
【図3】制御系のブロック図である。
【図4】旋回動作を示すトラクタの平面図である。
【図5】小回り旋回時の前輪と後輪の周速度の関係を示
す図である。
【図6】ステアリング角と理想的比率および実比率を示
す図である。
【符号の説明】
1 トラクタ車体 5 前輪 6 後輪 8 ステアリングハンドル 16 変速装置 17 後輪デフ装置 28 クラッチ手段 30 前輪増速切換装置 32 前輪デフ装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングハンドル(8)により操向
    可能であるとともに前輪走行伝動系(25)により駆動
    可能な左右の前輪(5)(5)と、高低複数段に走行速
    度を変速操作可能な走行変速装置(16)と後輪デフ装
    置(17)とを備えている後輪走行伝動系(M)により
    駆動される左右の後輪(6)(6)と、を有する四輪駆
    動形農用トラクタにおいて、 前記前輪走行伝動系(25)は前記走行変速装置(1
    6)と前記後輪デフ装置(17)との間の後輪走行伝動
    系(M)より分岐して備えられ、該前輪走行伝動系(2
    5)には前輪(5)(5)への駆動回転を後輪(6)
    (6)に対して増速又は略同速に切換可能な前輪増速切
    換装置(30)と、該前輪増速切換装置(30)を介し
    て駆動される前輪デフ装置(32)と、前輪(5)
    (5)の駆動回転を断接するクラッチ手段(28)と、
    が設けられ、前記前輪増速切換装置(30)は左右の前
    輪(5)(5)の操向角が設定角以上でかつ走行速度が
    低速時にのみ前記の略同速から増速に切換えて旋回走行
    するように構成していることを特徴とする四輪駆動形農
    用トラクタの前輪駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 前輪(5)(5)の駆動回転を断接する
    クラッチ手段(28)は、前記前輪増速切換装置(3
    0)の上流側に備えられていることを特徴とする請求項
    1記載の四輪駆動形農用トラクタの前輪駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 ステアリングハンドル(8)により操向
    可能であるとともに前輪走行伝動系(25)により駆動
    可能な左右の前輪(5)(5)と、高低複数段に走行速
    度を変速操作可能な走行変速装置(16)と後輪デフ装
    置(17)とを備えている後輪走行伝動系(M)により
    駆動される左右の後輪(6)(6)と、を有する四輪駆
    動形農用トラクタにおいて、 前記前輪走行伝動系(25)は前記走行変速装置(1
    6)と前記後輪デフ装置(17)との間の後輪走行伝動
    系(M)より分岐して備えられ、該前輪走行伝動系(2
    5)には前輪(5)(5)への駆動回転を後輪(6)
    (6)に対して増速又は略同速に切換可能な前輪増速切
    換装置(30)と、該前輪増速切換装置(30)を介し
    て駆動される前輪デフ装置(32)と、が設けられ、前
    記前輪増速切換装置(30)は左右の前輪(5)(5)
    の操向角が設定角以上でかつ走行速度が低速時にのみ前
    記の略同速から増速に切換えて旋回走行するように構成
    され、更に、前記前輪増速切換装置(30)は、増速用
    油圧クラッチ(36)と同速用油圧クラッチ(35)と
    を備えており、該両油圧クラッチ(35)(36)を入
    切することで前輪(5)(5)の駆動回転を断接するこ
    とを特徴とする四輪駆動形農用トラクタの前輪駆動制御
    装置。
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