JP2621030B2 - スクータ型車両の収納装置 - Google Patents

スクータ型車両の収納装置

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JP2621030B2 JP62201923A JP20192387A JP2621030B2 JP 2621030 B2 JP2621030 B2 JP 2621030B2 JP 62201923 A JP62201923 A JP 62201923A JP 20192387 A JP20192387 A JP 20192387A JP 2621030 B2 JP2621030 B2 JP 2621030B2
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悦夫 横内
修 袴田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、シート下の後部ボディ内に配置したスク
ータ型車両の収納装置に関する。
(従来の技術) スクータと呼ばれる自動2輪車で代表されるように、
前輪ステアリング軸を支持するヘッドパイプと、後上部
のシートを支持する後部ボディとの間を低く湾曲させて
ステップボードを配し、シート下を外装板で覆ったスク
ータ型車両においては、外装板内のスペースに燃料タン
クなどの部品を収め、また荷物を収納する収納ボックス
を配し、シートを開閉可能に蓋代りにしている。
収納ボックスには、ライダが必携するヘルメットを駐
車中安全に収納できるような大きさに設定したものがあ
り(特開昭60−154964号公報、特開昭61−282178号公報
参照)。この場合、外装板の外郭寸法が大型化し、スリ
ムな外観をとりにくいという問題がある。
これに対し、シート下を有底ボックス型の鋼板フレー
ムで構成することによって、この鋼板フレームを強度メ
ンバ兼外装板兼収納ボックスとして機能させることがで
き、部品点数の削減、組立工数およびコストの軽減と共
に、外観をスリム化できる。しかし、収納ボックスが鋼
板で形成されるので、出し入れのときに開口縁に収納物
を衝合して傷付けたり、走行時に振動などによって動い
た収納物が損傷を受けまたは騒音を発生するという新た
な問題点がある。これを防いで内部に合成樹脂の収納ボ
ックスを配置すると、上記利点が減殺され、特に容量が
縮小される。
(発明が解決しようとする問題点) 以上のように、収納ボックスを鋼板製にしたもので
は、その収納ボックスを後部フレームあるいは外装板と
して兼用させることができ、構造を簡素化する利点があ
る代りに、出し入れ収納中に収納物を損傷し、または走
行中に騒音を発生するという問題があるのに鑑み、この
発明は、上記利点を生かして容量を縮小することなく、
収納物の損傷および騒音の発生を防ぐスクータ型車両の
収納装置を得ることを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、この発明のスクータ型車
両の収納装置は、前輪ステアリング軸を支持するヘッド
パイプと後上部のシートの間を低く湾曲させてステップ
ボードを配設したスクータ型車両において、上記シート
の下方に収納ボックスを配設し、この収納ボックスの開
口上端部に、このシートを開閉自在に設け、この収納ボ
ックスの内面に内接させて保護カバーを添設し、上記収
納ボックスの開口上端部を、上記保護カバーの厚さ以上
の長さで内方へ折曲して開口端を縮小させてから上方へ
立上げ、この立上げ開口端部上にトリムモールを嵌着
し、この立上げ開口端部の内方に突出して、外側方へ折
曲された上記トリムモールの折曲内端部により上記保護
カバーの上縁部を上記収納ボックスの内面側へ押圧して
固定させたことを特徴とするスクータ型車両の収納装
置。
(作用) 保護カバーの上縁部をトリムモールの折曲内端部によ
り収納ボックスの内面側へ押圧して固定し、この固定部
を収納ボックスの開口上端よりも外側方へ後退させてい
るので、荷物を収納ボックスの内外に出入する際に、保
護カバーの上縁部が荷物に引っ掛かって邪魔になるのを
未然に防止することができる。
また、保護カバーの上縁部を収納ボックスの開口上端
部内面に密着させて固定する固定部材を削減することが
できるので、部品数および組他工程数の削減と、コスト
低減とを共に図ることができる。
(実施例) 以下この発明の実施例を示す図に就いて説明する。
第1図はスクータの一部縦断した側面図である。
スクータは、ハンドル3によって操蛇される前輪1と
エンジン4で駆動される後輪2を前後に配し、ハンドル
3とライダの腰掛ける後上部のシート5との間に低く湾
曲させた側面形状を有する。
主フレームは前輪1のステアリング軸を支持するヘッ
ドパイプ6から上記湾曲形状に沿って延びるパイプフレ
ーム7とその後上方へ跳ね上がった後端部7aに溶着され
た鋼板フレーム8によって構築される。
この鋼板フレーム8は、第2図、第3図にも示すよう
に、収納ボックスを構成するためにボックス型に形成さ
れていると共に、その一部は車体外装板の一部をなすも
のである。鋼板フレーム8は後方へ上向くに傾斜する底
板8bと側板8aとを溶着(9a)して後上方へ拡がり、上面
に開口10があいたボックス型に形成され、側板8aの前下
端をパイプフレーム7の水平部寄りに溶着(9b)し、そ
こからパイプフレーム後端部7aの両側に沿って溶着(9
c)して、パイプフレーム7と一体に結合される。
前記ヘッドパイプ6に軸支されたステアリング軸下端
にはフロントフォーク11が接続され、フロントフォーク
11には緩衝ユニット12を介して前輪1が懸架される。ヘ
ッドパイプ6からパイプフレーム7前部のダウン部に
は、両側に張り出したレッグシールド13が取付けられ、
その下部から後方へほぼ水平なステップボード14が敷設
される。
エンジン4は、クランクケースから後部へ延びるスイ
ングケース15後部に前記後輪2を軸支したユニットスイ
ング型式になり、前端部をパイプフレーム後端部7aに固
着した懸架ブラケット16に枢支し、後部を緩衝ユニット
17を介して鋼板フレーム側板8a後面のブラケット18に枢
支して、上下摺動自在に懸架される。
鋼板フレーム側板8a後面にはさらに補助フレーム19が
延設され、リヤフェンダ20が接続される。リヤフェンダ
20の上面には燃料タンク21が載置され、この燃料タンク
21などを隠蔽してボディカバー22が補助フレーム19など
に取付けられている。このボディカバー22は鋼板フレー
ム8の後部の一部に重ねられる。すなわち、鋼板フレー
ム8の大部分は露出し、塗装などを施して外装板の一部
となっている。
同時に、鋼板フレーム8上面の前端部にブラケット23
が固定され、前記シート5の前端が枢支され、開口10が
シート底板24によって覆われる。すなわち、鋼板フレー
ム8は内部がシート5を蓋代りにした収納ボックスとな
っている。25は収納したヘルメットを示す。
次に、上記鋼板フレーム8の側板8a、底板8b共に、そ
の内面に保護カバーであるゴムシート26が覆設され、開
口10の周縁にはその上方へのフランジ27に挟着したゴム
製のトリムモール28が覆設される。トリムモール28は下
縁部が外側方へ湾曲した断面形状をなし、その湾曲下縁
28aがゴムシート26の上縁部を押える。つまり、第4図
にも示すように収納ボックスを構成する鋼板フレーム8
の開口上端部を、ゴムシート26の厚さtよりも長い長さ
lで内方へ折曲して開口10を縮小させる肩部8cを形成し
てから、さらにこの肩部8cの内端部を垂直方向上方へ立
上げるように折曲して立上げ開口端部8dを形成する。
この立上げ開口端部8d上に、ほぼ逆U字状のトリムモ
ール28の逆U字状間隙を嵌合させて装着し、同時に、こ
のトリムモール28の折曲内端部である湾曲下縁28aによ
りゴムシート26の開口上縁部のほば全周を鋼板フレーム
側板8a側へ押圧して固定し、この側板8aと湾曲下縁28a
とにより挟持している。
したがって、ゴムシート26の上縁部を鋼板フレーム側
板8aに固定する固定部材を削減することができる。この
ために、部品数を削減することができるので、組立工数
の削減とコスト低減とを共に図ることができる。
また、荷物を収納ボックス内に出入する際に、荷物が
ゴムシート26の上縁部に引っ掛かって邪魔になることが
ない。
さらに、鋼板フレーム8の内面および開口10周縁部は
保護層で覆われて鋼板を露出しないようになっていて、
ヘルメット25などの収納物が鋼板と直接衝合して傷付く
のを防ぎまた騒音の発生を抑える。ゴムシート26は鋼板
フレーム8内の収納ボックス部を内装し、トリムモール
28はシート底板24と密着してボックス部内をシールする
効果もある。
なお、ゴムシート26の代りに、フェルト板、不織布、
ペーパーシートなどを保護カバーとして用い得る。トリ
ムモール28の断面形状は自由に設定できる。
〔発明の効果〕
以上の通り、この発明に係るスクータ型車両の収納装
置は、保護カバーの上縁部をトリムモールの折曲内端部
により収納ボックスの内面側へ押圧して固定し、この固
定部を収納ボックスの開口上端よりも外側方へ後退させ
ているので、荷物を収納ボックスの内外に出入する際
に、保護カバーの上縁部が荷物が引っ掛かって邪魔にな
るのを未然に防止することができる。
また、保護カバーの上縁部を収納ボックスの開口上端
部内面に密着させて固定する固定部材を削減することが
できるので、部品数および組立工程数の削減と、コスト
低減とを共に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すスクータの一部縦断し
た側面図、第2図は第1図A−A矢視による拡大断面
図、第3図は第1図B−B矢視による拡大断面図、第4
図は第3図の要部拡大図である。 1……前輪、2……後輪、3……ハンドル、4……エン
ジン、5……シート、7……パイプフレーム、8……鋼
板フレーム、10……開口、24……シート底板、26……ゴ
ムシート(保護カバー)、28……ゴム製トリムモール
(保護カバー)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪ステアリング軸を支持するヘッドパイ
    プと後上部のシートの間を低く湾曲させてステップボー
    ドを配設したスクータ型車両において、上記シートの下
    方に収納ボックスを配設し、この収納ボックスの開口上
    端部に、このシートを開閉自在に設け、この収納ボック
    スの内面に内接させて保護カバーを添設し、上記収納ボ
    ックスの開口上端部を、上記保護カバーの厚さ以上の長
    さで内方へ折曲して開口端を縮小させてから上方へ立上
    げ、この立上げ開口端部上にトリムモールを嵌着し、こ
    の立上げ開口端部の内方に突出して、外側方へ折曲され
    た上記トリムモールの折曲内端部により上記保護カバー
    の上縁部を上記収納ボックスの内面側へ押圧して固定さ
    せたことを特徴とするスクータ型車両の収納装置。
JP62201923A 1987-08-14 1987-08-14 スクータ型車両の収納装置 Expired - Fee Related JP2621030B2 (ja)

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JP2536738B2 (ja) * 1985-12-09 1996-09-18 ヤマハ発動機株式会社 スク―タ型自動二輪車の荷物収納装置
JPH042866Y2 (ja) * 1986-09-09 1992-01-30

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