JP2618312B2 - 横編機におけるシンカー装置 - Google Patents

横編機におけるシンカー装置

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JP2618312B2 JP4182649A JP18264992A JP2618312B2 JP 2618312 B2 JP2618312 B2 JP 2618312B2 JP 4182649 A JP4182649 A JP 4182649A JP 18264992 A JP18264992 A JP 18264992A JP 2618312 B2 JP2618312 B2 JP 2618312B2
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  • Knitting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は少なくとも前後一対のニ
ードルベッドをその先端部を頂部として互いに対向させ
て側面視においてハの字状に配設してなる横編機のニー
ドルベッド先端に配設されるシンカー装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】横編機のニードルベッド先端に配設され
るシンカー装置の先行技術としては、特開平3−152
249号公報、或いは本出願人が先に提案した特開平3
−206161号公報等が知られている。前者のものは
編糸ガイド機能を有する揺動可能なシンカーと、編糸の
ループ形成縁をその外縁に形成する固定ループ形成桟片
とを積層状体としてニードルベッドの先端部に配設した
ものであり、ループ形成の際には、前後のニードルベッ
ドに設けられた各シンカーが前方に揺動して横編機の歯
口間隙を覆うことでヤーンフィーダから編針に供給され
る編糸を低い位置へと案内して編糸を編針のフックに銜
え込ませるとともに、編針に掛止される前コースのルー
プが編針の進出時に付き上がるのを防止してループが連
続して形成されるようになっている。
【0003】一方、後者のものはニードルベッドの先端
部に略円弧状のループ形成縁をシンカー本体に形成する
とともに、その前方に編糸保持部を形成させ、シンカー
の前方揺動時には前記編糸保持部はニードルベッドの歯
口間隙下方の深い位置まで揺動され前コースのシンカー
ループを押し込むことで編針の進出時に編針に掛止され
る前コースのループの付き上がりを防止してループが連
続して形成されるような構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平3−
152249号公報に記載されたものでは、可動シンカ
ーを編糸ガイドとしての機能と旧ループの付き上がりを
防止させる機能とを併用しているために、旧ループの押
し込みが不十分となり、特に、度目の緩いループを形成
する場合には旧ループがベラからクリアされず、所謂
“目かぶり”が発生し易いと言う問題があった。
【0005】また、特開平3−206161号公報に記
載のものでは、旧ループが編糸保持部により下方に押し
込まれ、上記のような目かぶりの発生を解消することが
出来るが、ループを形成した編針からシンカーの先端を
越えて隣接する編針のフックへと供給される編糸がシン
カーのループ形成縁付近から滑り上がった状態でヤーン
フィーダへと延びてしまう場合があり、そのような時に
は編糸は編針のフックの上方を通過してしまい、編針は
給糸された編糸を銜えることが出来ず、その結果、ルー
プの形成が行われなくなる虞があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み提案されたもの
で、旧ループを充分に押さえ込むことが出来るととも
に、編糸を確実にフック内に案内できる横編機における
シンカー装置を提供できるようにすることを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかる横編機におけるシンカー装置は、針床
の上方にニードルプレートを等間隔に配設し、該ニード
ルプレート間に複数の編針を出退可能に並設したニード
ルベッドを編針の先端部同士が近接する状態で少なくと
も前後一対に配設してなる横編機において、ニードルプ
レートの先端近傍部に揺動可能に枢支されたシンカー
と、ニードルベッドに固定された編糸ガイド片とを夫々
ニードルベッドの長手方向に並べて配設し、前記可動シ
ンカーの先端部に編糸保持部を、編糸ガイド片の先端
部に編糸ガイド面を夫々形成するとともに、編糸ガイ
ド面は、可動シンカーが揺動して編糸保持部が下降され
た時、側面視において編糸保持部より上方で、当該編糸
ガイド面と重なる部分の可動シンカーの先端周縁部より
も歯口間隙部の中間位置近傍に突出した位置に形成した
ことを特徴とし、編糸ガイド面は、側面視においてニー
ドルベッドの先端外方を覆う形状に形成するとともに、
ニードルベッド上を編針が出退する時に、編針のフック
の中心が描く軌跡の高さ位置、若しくはそれより下方に
位置するように編糸ガイド面の終端部形成したことも
特徴の一つである。
【0008】
【作用】本発明の横編機におけるシンカー装置では、可
動シンカーの前方に編糸保持部を形成させてあり、シン
カーが前方に揺動する時には前記編糸保持部がニードル
ベッドの歯口間隙下方の深い位置にまで揺動されて前コ
ースのループを押し込んで新たなループを形成する。
【0009】そして、形成されたループは編針に係止さ
れた状態でシンカーの先端を越えて隣接する編針のフッ
クへと供給される時に、可動シンカーの揺動軌跡よりも
突出する編糸ガイド片の先端部に形成された編糸ガイド
面に当接し、この面上を下方に滑り下ろされるので、編
糸は編糸ガイド面の下縁部からヤーンフィーダへと低い
位置から延びる状態になり、編針のフック内へ確実に案
内されるのである。
【0010】この時、ニードルベッド上を編針が出退す
るフックの中心が描く軌跡の高さ位置あるいはそれより
下方に編糸ガイド面の終端部が位置するように編糸ガイ
ド片を形成すると、編糸は編針のフックの上方を通過す
るのを未然に防止できるのである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例図面に基づいて説明
する。図1は横編機の概略の構成を示す側面図であっ
て、図中符号1は横編機を全体的に示し、この横編機1
はニードルベッド2の上方に図2に示すようなニードル
プレート3を等間隔に配設するとともに、該ニードルプ
レート3・3間にベラ式の編針4を複数出退可能に並設
し、このニードルベッド2を編針の先端部同士が近接す
る状態で線Aで側面視ハの字状に対峙させて構成してあ
る。
【0012】また、ニードルプレート3・3の先端同士
間に歯口間隙部Tが形成され、両ニードルベッド2の編
針4はキャリッジ5で出退操作されるようになってい
る。
【0013】図3はニードルベッド2の編針4の進退操
作及び後述する可動シンカー24の揺動を制御するキャ
リッジ5のカム群の概略を示す展開図であって、図中符
号6はニッティングカム、符号7はニッティングカム6
の前方に配設されたシンカー制御用の後部カム、符号8
は後部カム7の前方に配設されたシンカー制御用の前部
カムを夫々示す。
【0014】上記シンカー制御用の前部カム8は1枚の
板の下面にカムプロフィル9を形成したもので、シンカ
ー制御用の後部カム7は下面にカムプロフィル10を形
成した板に蔓巻きバネ11で突出側に付勢された可動カ
ム12・13・14・15を設けて構成されており、シ
ンカー制御用の前部カム8及び後部カム7は夫々キャリ
ッジ本体から突出するブラケット16に固定用ボルト1
7・18で固定されている(図4参照)。尚、上記可動
カム12・13・14・15のうち、一方のカム12・
14は往行用であり、他方のカム13・15は復行用と
して作用するようになっている。
【0015】ニッティングカム6は、山形をしたニード
ルレイジングカム19と、ニードルレイジングカム19
の中央上部に配設された天山20と、天山20の両側に
その側面に沿って摺動可能に設けられた度山21・21
とを備え、ニードルレイジングカム19と天山20及び
度山21・21との間に編針4のバット22が通過する
制御溝23が形成されて構成されている。
【0016】上記ニッティングカム6で制御される編針
4は、図4に示すように、ニードルベッド2の上面にニ
ードルプレート3を立設し、このニードルプレート3・
3間にその先端のフック4aがニードルベッド2の先端
から外方に突出する状態と退入する状態とに摺動可能に
配設されており、このニードルプレート3には可動式シ
ンカー24が装着されるとともに、編針4の上方にはス
ペーサ34が夫々設けられている。
【0017】そして、可動式のシンカー24は図2、図
5、図6に示すように、薄板で形成されたシンカープレ
ート25をニードルプレート3と編針4の上方に配設
されたスペーサ34との間に編糸ガイド片32とともに
ニードルベッドの長手方向に並べた状態に装着され、主
として上記前部カム8及び後部カム7とで揺動制御され
るように構成されている。
【0018】シンカープレート25の先端には編糸を受
け止める編糸保持部27が形成され、この編糸保持部2
7のやや後方にはシンカー制御用の前部カム8が当接す
る前部カム当接部28が形成され、前部カム当接部28
の近傍に編糸保持部26を押し下げ付勢する略“U”字
形の線バネ29の一端を係止するバネ係止部30が形成
されている。
【0019】また、シンカープレート25のバネ係止部
30の後方には下方に半円状に突出形成された回動枢支
部31が形成され、後端部には後部カム7が当接する後
部カム当接部25bが形成されている。上記シンカープ
レート25が装着されるニードルプレート3はその先端
寄り部分の一側面上半部をシンカープレート25及び後
述する編糸ガイド片32の各厚みを合わせた分、切削し
て薄肉に形成し、薄肉に形成された部分の中間位置で厚
肉の下半部には半円状の支承用凹部33が穿設されてお
り、この支承用凹部33にシンカープレート25の回動
枢支部31が支承されるとともに、シンカープレート2
5の他の部分がニードルプレート3の薄肉部分と編糸ガ
イド片32とで形成されるスリット状の空間に揺動可能
に収納されるようになっている。
【0020】編糸ガイド片32は、厚みの薄い鋼板で形
成されたもので、後端部が前後の各ニードルベッド2・
・・の左右間に亙って支持された回動枢支ロッド45
に嵌合する嵌着用凹部46を後端部に形成し、中央部分
には後述する蟻溝状の係合溝47を形成してスペーサ3
4と略同形状に形成されるとともに、前端部に糸ガイド
部35が形成されている。
【0021】この糸ガイド部35は、後半部の底面36
から斜め下方に延出され、編糸ガイド面37が形成され
る前端部は、ニードルベッド2・2の歯口の間隙の中間
位置Aに近接し、シンカープレート25の円弧状先端面
25aから突出する状態にし、当該編糸ガイド面37
分が側面視においてニードルベッド3の先端外方を覆う
形状になっている(図7参照)
【0022】また、上記編糸ガイド面37は、ニードル
ベッド上を編針4が出退する時にフック4aの中心C
が描く軌跡Yの高さ位置にその終端部37aが位置する
ように形成してある。
【0023】上記のニードルプレート3、スペーサ34
及び編糸ガイド片32の各上面に形成された係合溝47
に押さえ板38が挿入されると、スペーサ34及び編糸
ガイド片32が固定され、これと同時に押さえ板38の
下面で線バネ29の遊端部29aが押し下げ付勢される
ので、シンカープレート25の先端の編糸保持部27は
常時下方に押し下げ付勢されることになる。
【0024】上記のように構成された横編機におけるシ
ンカー装置の作用を次に説明する。図3においてキャリ
ッジ5を右方から左方に移動させて、可動シンカー24
が図中Aの位置になると図7に示すように編針4はニー
ドルプレート3の先端から退入した状態で、可動シンカ
ー24は前部カム当接部28にシンカー制御用の前部カ
ム8が当接し、後部カム当接部25bが後部カム7の可
動カム12で押し下げられるのでシンカープレート25
は支承用凹部33に嵌合している回動枢支部31を回転
中心として図上左回りに回動し、シンカープレート25
の先端の編糸保持部27が編針4の上方に位置する状態
になる。
【0025】次に、可動シンカー24がBの位置になる
と図8に示すように編針4はニードルレイジングカム1
9でバット22が少し押上られて編針4のフック4aが
ニードルベッド2の先端から少し突出する状態になる。
一方、可動シンカー24は線バネ29の弾性力で図上右
回りに回動し、先端の編糸保持部27に旧ループの編糸
40を保持した状態で編針4の下方に押し下げられた状
態になる。
【0026】そして、キャリッジ5が更に左方に走行
し、シンカー24が図3中のCの位置になると、図9に
示すように編針4はバット22がニードルレイジングカ
ム19の頂上まで大きく押上げられてフック4aがニー
ドルベッド2の先端から大きく突出する状態になる。此
処で、可動シンカープレート25は先端の編糸保持部2
7に掛止している旧ループの編糸40と線バネ29の弾
性力とが釣り合う状態で押し込み掛止部39に保持され
ており、フック4aのベラ43を押し開いて乗り越え
る。この時、編糸保持部27に掛止している旧ループの
編糸40の張力が高くなってもこの高くなった張力に応
じて編糸保持部27が上方に揺動してこれを吸収するの
で、編糸保持部27に掛止している旧ループの編糸40
の張力は略所定の張力に保たれるのである。
【0027】更に、キャリッジ5が左方に走行し、可動
シンカー24が図3中Dの位置になると、図10に示す
ように編針4のフック4aにヤーンフィーダ41から給
糸された編糸42を係合させた状態で、編針4のバット
22が天山20で押し下げられてゆく。この時、可動シ
ンカー24はシンカープレート25の後部カム当接部2
5bが後部カム7の可動カム14で押し下げられるので
回動枢支部31を回転中心として図上左回りに回動し、
シンカープレート25の先端の編糸保持部27が編針4
の上方近くにまで上昇してフック4aから旧ループの編
糸40は外れ、ベラ43の外方でノックオーバー待機位
置になる。
【0028】シンカー24が図3中Eの位置になると、
編針4のバット22が度山21で更に押し下げられベラ
43が閉じて旧ループの編糸40がノックオーバーされ
てフック4aがニードルベッド2の先端から引っ込んだ
状態になる(図11参照)。此処で、ヤーンフィーダ4
1から可動シンカー24の先端を越えて隣接する編針4
のフック4aへと順次供給される編糸42は、編糸ガイ
ド片32の先端部に形成された編糸ガイド面37に当接
し、この面37上をその終端部37aの位置(編針4の
フック4aの中心Cが描く軌跡Yの高さ位置)に滑り下
ろされるので、編糸42がこの低い位置からヤーンフィ
ーダ41に延びる状態になり、キャリッジ5の進行方向
下手側の編針4・4・・のフック4aに確実に給糸され
るのである。
【0029】このDの位置からEの位置に移る過程でフ
ック4aのベラ43を乗り越えている旧ループの編糸4
0が編針4の退入作動にともなって、フック4aのベラ
43を閉じ、閉じられたベラ43の上面を乗り越えてノ
ックオーバーされるのであるが、このノックオーバーさ
れるループはその中をフック4aが通過する時に大きく
引き延ばされる為、シンカープレート25の先端の編糸
保持部27に掛止している旧ループの編糸40の張力も
異常に高く成ろうとするが、この高くなろうとする張力
で線バネ29の弾性付勢力に抗してシンカープレート2
5が回動枢支部31を回転中心として図上左回りに回動
して高い張力を緩和するので、編糸保持部27に掛止し
ている編糸40の張力は略所定の張力に保たれるのであ
る。
【0030】また、キャリッジ5が左方に走行し、可動
シンカー24が図3中Fの位置になると、図12で示す
ように編針4のバット22が度山21の底面で上記Eの
位置の状態から少し上がった状態になり、これに伴って
編針4のフック4aがニードルベッド2の先端側に少し
進出し、フック4aに係合している旧ループの編糸40
を緩めようとするが、線バネ29の弾性で編糸保持部2
7が下方に押し込み付勢して弛みを防止する。従ってフ
ック4aに係合している旧ループの編糸40が緩んで目
外れ等の発生無くなるのである。
【0031】尚、上記実施例では編糸ガイド片32の編
糸ガイド面37の終端位置を、ニードルベッド上を編
針4が出退する時にフック4aの中心Cが描く軌跡Yの
高さ位置あるいはそれより下方にその終端部Zが位置す
るように形成してあるが、編糸ガイド面37の終端位置
は、こうしたものに限られず、フック4aの中心Cが描
く軌跡Y以下にする事が望ましいが、この軌跡Yよりも
梢上方に位置させても本発明の作用並びに効果を奏する
ことができるのは勿論である。
【0032】また、上記実施例では編針4をベラ式にし
てあるがフック4aの開閉をスライダーで行うコンパウ
ンド式編針にも本発明を実施することが出来るのは言う
までもないことである。更に、上記実施例では編糸保持
部27を押し下げ付勢する付勢手段を線バネ29で形成
するようにしてあるが、この線バネ29に代えてコイル
スプリングで形成したり、可動シンカーの付勢手段その
ものを省略することもできる。
【0033】加えて、上記実施例ではシンカープレート
25をニードルプレート3に揺動可能に枢支するように
してあるが、シンカープレート25は針床に揺動可能に
枢支する事ができるのは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の横編機に
おけるシンカー装置では、可動シンカーで旧ループを押
さえ込み旧ループの押し込みも確実に行えながらも、編
糸ガイド片で給糸の下方に案内するようにしてあるの
で、度目の緩いループを形成する場合でも旧ループをベ
ラから正確にクリアして、目かぶりの発生を確実に防止
することができると言う利点がある。
【0035】加えて、可動シンカーで旧ループを抑え込
み、編糸ガイド片で給糸の下方に案内するようにしてあ
るので、シンカーの先端を越えて隣接する編針のフック
へと供給される編糸がシンカーのループ形成縁付近から
滑り上がることを防止出来、編針に給糸された編糸をフ
ックに確実に銜えさせることができる。これにより、ル
ープの形成を確実に行え、品質の高い編地を編成するこ
とができると言う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】横編機の概略構成を示す要部の側面図である。
【図2】シンカー部分の分解図である。
【図3】キャリッジの編針及びシンカーを制御する部分
の作用を示す概略の展開図である。
【図4】シンカー部分の側面図である。
【図5】シンカー部分の平面図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】シンカーが図3中のA位置に有る時のシンカー
部分の側面図である。
【図8】シンカーが図3中のB位置に有る時のシンカー
部分の側面図である。
【図9】シンカーが図3中のC位置に有る時のシンカー
部分の側面図である。
【図10】シンカーが図3中のD位置に有る時のシンカ
ー部分の側面図である。
【図11】シンカーが図3中のE位置に有る時のシンカ
ー部分の側面図である。
【図12】シンカーが図3中のF位置に有る時のシンカ
ー部分の側面図である。
【符号の説明】
1・・・横編機 2・・・ニードルベッド 3・・・ニードルプレート 4・・・編針 4a・・・フック 24・・・シンカー 27・・・編糸保持部 29・・・付勢手段(線バネ) 32・・・編糸ガイド片 37・・・編糸ガイド面 37a・・・37の終端部 C・・・フックの中心 T・・・歯口間隙部 Y・・・Cの軌跡

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針床の上方にニードルプレートを等間隔に
    配設し、該ニードルプレート間に複数の編針を出退可能
    に並設したニードルベッドを編針の先端部同士が近接す
    る状態で少なくとも前後一対に配設してなる横編機にお
    いて、ニードルプレートの先端近傍部に揺動可能に枢
    支されたシンカーと、ニードルベッドに固定された編糸
    ガイド片とを夫々ニードルベッドの長手方向に並べて
    設し、前記可動シンカーの先端部に編糸保持部を、編
    糸ガイド片の先端部に編糸ガイド面を夫々形成すると
    ともに、編糸ガイド面は、可動シンカーが揺動して編糸
    保持部が下降された時、側面視において編糸保持部より
    上方で、当該編糸ガイド面と重なる部分の可動シンカー
    の先端周縁部よりも歯口間隙部の中間位置近傍に突出
    た位置に形成したことを特徴とする横編機におけるシン
    カー装置。
  2. 【請求項2】編糸ガイド面は、側面視においてニードル
    ベッドの先端外方を覆う形状に形成するとともに、ニー
    ドルベッド上を編針が出退する時に、編針のフックの中
    心が描く軌跡の高さ位置、若しくはそれより下方に位置
    するように編糸ガイド面の終端部形成したことを特徴
    とする請求項1に記載の横編機におけるシンカー装置。
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