JP2614276B2 - 移動体搭載用アンテナ装置 - Google Patents
移動体搭載用アンテナ装置Info
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- JP2614276B2 JP2614276B2 JP63185803A JP18580388A JP2614276B2 JP 2614276 B2 JP2614276 B2 JP 2614276B2 JP 63185803 A JP63185803 A JP 63185803A JP 18580388 A JP18580388 A JP 18580388A JP 2614276 B2 JP2614276 B2 JP 2614276B2
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- antenna element
- resin
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、自動車等の移動体に搭載する移動体搭載用
アンテナ装置に関するものである。
アンテナ装置に関するものである。
［従来の技術］ 移動体に搭載して使用するアンテナは、固定して使用
する場合よりも設計上の配慮が必要となる。例えば、車
載用の場合、耐候性の他に、耐振動性・衝撃特性、耐油
性、耐摩耗性（洗車時を考慮）などが要求される。ま
た、車載用の場合は、外観上及び洗車時、車庫入れ時を
考慮して低背型のアンテナが要求されることも多い。
する場合よりも設計上の配慮が必要となる。例えば、車
載用の場合、耐候性の他に、耐振動性・衝撃特性、耐油
性、耐摩耗性（洗車時を考慮）などが要求される。ま
た、車載用の場合は、外観上及び洗車時、車庫入れ時を
考慮して低背型のアンテナが要求されることも多い。
更に、近年、移動体通信用周波数帯は、800MHzから1.
5GHzあるいは2.5GHz帯に移行する傾向にあり、アンテナ
部と車内の受信機部とを接続する同軸ケーブルの損失が
無視できなくなってきており、アンテナ部に高周波増幅
器、ミキサ、局部発信器、フィルタ、高周波出力回路部
等を内蔵する必要も生じている。
5GHzあるいは2.5GHz帯に移行する傾向にあり、アンテナ
部と車内の受信機部とを接続する同軸ケーブルの損失が
無視できなくなってきており、アンテナ部に高周波増幅
器、ミキサ、局部発信器、フィルタ、高周波出力回路部
等を内蔵する必要も生じている。
これらの背景から、車載用アンテナとしては、マイク
ロストリップアンテナを用いて平板形状とし、同時に前
記回路部も一体化して高感度、高出力化する傾向が一般
的である。
ロストリップアンテナを用いて平板形状とし、同時に前
記回路部も一体化して高感度、高出力化する傾向が一般
的である。
マイクロストリップアンテナと周辺回路部を一体化し
て車体外部に設置しようとすると、前述の理由により、
強固な外殻と、気密性の高い構造のアンテナカバー（あ
るいはケース）が必要となる。しかし、このようなアン
テナカバーでアンテナを覆うと、電波の透過損失が増
し、これを避けるため高周波特性の良好な材料（例え
ば、テフロン樹脂など）を使用すると高価になるという
問題がある。また、気密性を良好にしようとすると、嵌
合部の構造が複雑となり、パッキング部品も必要となる
ため高価になるという問題が生じる。
て車体外部に設置しようとすると、前述の理由により、
強固な外殻と、気密性の高い構造のアンテナカバー（あ
るいはケース）が必要となる。しかし、このようなアン
テナカバーでアンテナを覆うと、電波の透過損失が増
し、これを避けるため高周波特性の良好な材料（例え
ば、テフロン樹脂など）を使用すると高価になるという
問題がある。また、気密性を良好にしようとすると、嵌
合部の構造が複雑となり、パッキング部品も必要となる
ため高価になるという問題が生じる。
［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、上述の点に鑑みて提供したものであって、
外殻を構成するアンテナカバーを薄くして耐摩耗特性の
みを分担し、耐荷重性など構造的強度は内部の発泡樹脂
で実現し、電波の透過損失を少なくし、且つコストを下
げ、また、アンテナカバー内部のアンテナ素子の支持及
びアンテナカバーの内部からの支持を発泡樹脂で行なっ
て、簡易、軽量、低損失且つ安価に実現することを目的
とした移動体搭載用アンテナ装置を提供するものであ
る。
外殻を構成するアンテナカバーを薄くして耐摩耗特性の
みを分担し、耐荷重性など構造的強度は内部の発泡樹脂
で実現し、電波の透過損失を少なくし、且つコストを下
げ、また、アンテナカバー内部のアンテナ素子の支持及
びアンテナカバーの内部からの支持を発泡樹脂で行なっ
て、簡易、軽量、低損失且つ安価に実現することを目的
とした移動体搭載用アンテナ装置を提供するものであ
る。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、アンテナ素子を収納したアンテナカバーの
内部の、アンテナ素子の近傍には高発泡樹脂を充填し、
それ以外には低発泡樹脂を充填したものである。
内部の、アンテナ素子の近傍には高発泡樹脂を充填し、
それ以外には低発泡樹脂を充填したものである。
［作用］ アンテナカバーの内部の、アンテナ素子の近傍には高
発泡樹脂を充填し、それ以外には低発泡樹脂を充填し
て、内部よりアンテナカバーを支持すると同時にアンテ
ナ素子の支持も行なうようにしている。
発泡樹脂を充填し、それ以外には低発泡樹脂を充填し
て、内部よりアンテナカバーを支持すると同時にアンテ
ナ素子の支持も行なうようにしている。
更に、少なくともアンテナ素子を近傍には高周波損失
の少ない発泡樹脂を充填して、電波の透過損失を少なく
している。
の少ない発泡樹脂を充填して、電波の透過損失を少なく
している。
［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第
１図はアンテナ部の断面図を、第２図は斜視図を夫々示
している。背の低いアンテナ本体１から同軸ケーブル２
が導出されており、同軸ケーブル２の先端には信号を出
力するコネクタ３が設けてある。アンテナとしてはスト
リップライン型アンテナを使用し、その板状のアンテナ
素子５は、ストリップライン型アンテナのアース板を兼
ねた回路収納箱７と間をあけて配置される。回路収納箱
７からは給電ピン６が突設され、アンテナ素子５を接続
されている。この回路収納箱７及びアンテナ素子５はア
ンテナカバー４と裏板８とで構成される外殻の内部に配
置される。アンテナカバー４には、例えば、ABS樹脂等
の安価な材料を使用し、外殻を薄くして、電波の透過損
失を減少させている。
１図はアンテナ部の断面図を、第２図は斜視図を夫々示
している。背の低いアンテナ本体１から同軸ケーブル２
が導出されており、同軸ケーブル２の先端には信号を出
力するコネクタ３が設けてある。アンテナとしてはスト
リップライン型アンテナを使用し、その板状のアンテナ
素子５は、ストリップライン型アンテナのアース板を兼
ねた回路収納箱７と間をあけて配置される。回路収納箱
７からは給電ピン６が突設され、アンテナ素子５を接続
されている。この回路収納箱７及びアンテナ素子５はア
ンテナカバー４と裏板８とで構成される外殻の内部に配
置される。アンテナカバー４には、例えば、ABS樹脂等
の安価な材料を使用し、外殻を薄くして、電波の透過損
失を減少させている。
本実施例は、アンテナ素子５の近傍に高発泡樹脂11a
を充填し、それ以外の部分には低発泡樹脂11bを充填し
たものであり、他の構成は第１図の場合と同様である。
尚、発泡樹脂11a,11bは予め形成したものを配置してお
いても良い。このように構成することで、アンテナ素子
５近傍の樹脂密度を減少させて、電波透過損失（誘電体
損失）を少なくすることができる。また、アンテナ素子
５に近傍に電波透過損失の少ない材料の配置することも
できる。すなわち、アンテナ素子５の周辺には、予め発
泡させた高発泡ポリスチレン等の、電波透過損失の少な
い樹脂の成形品を配置しておき、アンテナ素子５から比
較的遠い部分（周縁部）には硬質発泡ポリスチレン樹脂
を充填している。こうすることにより、高周波特性の良
好な熱可塑性樹脂を組み合わせて使用することが可能に
なる。また、気密性を必要とする裏板８付近は、組立後
に発泡樹脂を注入硬化させるため、密封してある。
を充填し、それ以外の部分には低発泡樹脂11bを充填し
たものであり、他の構成は第１図の場合と同様である。
尚、発泡樹脂11a,11bは予め形成したものを配置してお
いても良い。このように構成することで、アンテナ素子
５近傍の樹脂密度を減少させて、電波透過損失（誘電体
損失）を少なくすることができる。また、アンテナ素子
５に近傍に電波透過損失の少ない材料の配置することも
できる。すなわち、アンテナ素子５の周辺には、予め発
泡させた高発泡ポリスチレン等の、電波透過損失の少な
い樹脂の成形品を配置しておき、アンテナ素子５から比
較的遠い部分（周縁部）には硬質発泡ポリスチレン樹脂
を充填している。こうすることにより、高周波特性の良
好な熱可塑性樹脂を組み合わせて使用することが可能に
なる。また、気密性を必要とする裏板８付近は、組立後
に発泡樹脂を注入硬化させるため、密封してある。
［発明の効果］ 本発明は上述のように、アンテナ素子を収納したアン
テナカバーの内部の、アンテナ素子の近傍には高発泡樹
脂を充填し、それ以外には低発泡樹脂を充填して、内部
よりアンテナカバーを支持すると同時にアンテナ素子の
支持も行なうようにしているので、アンテナ素子の近傍
に樹脂密度の低い高発泡樹脂を設けることによって、樹
脂による電波透過損失（誘電体損失）を少なくすること
ができると共に、アンテナ素子の近傍以外に樹脂密度の
高い低発泡樹脂を設けることによって、アンテナカバー
の支持をこの低発泡樹脂でおこなうことができ、アンテ
ナ素子の受信性能を低下させないために強度の小さい高
発泡樹脂を設けたにも拘らず、低発泡樹脂でアンテナカ
バーを支持して強度低下を引き起こすことがないように
することができるものであり、しかもアンテナ素子の支
持及びアンテナカバーの内部からの支持を簡易、軽量、
低損失、且つ安価にすることができる。
テナカバーの内部の、アンテナ素子の近傍には高発泡樹
脂を充填し、それ以外には低発泡樹脂を充填して、内部
よりアンテナカバーを支持すると同時にアンテナ素子の
支持も行なうようにしているので、アンテナ素子の近傍
に樹脂密度の低い高発泡樹脂を設けることによって、樹
脂による電波透過損失（誘電体損失）を少なくすること
ができると共に、アンテナ素子の近傍以外に樹脂密度の
高い低発泡樹脂を設けることによって、アンテナカバー
の支持をこの低発泡樹脂でおこなうことができ、アンテ
ナ素子の受信性能を低下させないために強度の小さい高
発泡樹脂を設けたにも拘らず、低発泡樹脂でアンテナカ
バーを支持して強度低下を引き起こすことがないように
することができるものであり、しかもアンテナ素子の支
持及びアンテナカバーの内部からの支持を簡易、軽量、
低損失、且つ安価にすることができる。
更に、少なくともアンテナ素子近傍には高周波損失の
少ない発泡樹脂を充填して、電波の透過損失を少なくし
ている。
少ない発泡樹脂を充填して、電波の透過損失を少なくし
ている。
第１図は本発明の実施例の断面図、第２図は同上の斜視
図である。 ４はアンテナカバー、５はアンテナ素子、11aは高発泡
樹脂、11bは低発泡樹脂である。
図である。 ４はアンテナカバー、５はアンテナ素子、11aは高発泡
樹脂、11bは低発泡樹脂である。
Claims (2)
- 【請求項１】アンテナ素子を収納したアンテナカバーの
内部の、アンテナ素子の近傍には高発泡樹脂を充填し、
それ以外には低発泡樹脂を充填して成る移動体搭載用ア
ンテナ装置。 - 【請求項２】少なくともアンテナ素子近傍には高周波損
失の少ない発泡樹脂を充填した請求項１記載の移動体搭
載用アンテナ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63185803A JP2614276B2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | 移動体搭載用アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63185803A JP2614276B2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | 移動体搭載用アンテナ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0235803A JPH0235803A (ja) | 1990-02-06 |
| JP2614276B2 true JP2614276B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=16177161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63185803A Expired - Lifetime JP2614276B2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | 移動体搭載用アンテナ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2614276B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004120358A (ja) * | 2002-09-26 | 2004-04-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線通信用アンテナ |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5670745A (en) * | 1993-12-27 | 1997-09-23 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Hermetically sealed case sealed by packing |
| US5585806A (en) * | 1993-12-28 | 1996-12-17 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Flat antenna apparatus having a shielded circuit board |
| US6539608B2 (en) * | 1996-06-25 | 2003-04-01 | Nortel Networks Limited | Antenna dielectric |
| IL173941A0 (en) * | 2006-02-26 | 2007-03-08 | Haim Goldberger | Monolithic modules for high frequecney applications |
| JP4870509B2 (ja) | 2006-09-27 | 2012-02-08 | 新光電気工業株式会社 | 電子装置 |
| US9674976B2 (en) | 2009-06-16 | 2017-06-06 | Rosemount Inc. | Wireless process communication adapter with improved encapsulation |
| US8626087B2 (en) * | 2009-06-16 | 2014-01-07 | Rosemount Inc. | Wire harness for field devices used in a hazardous locations |
| US10761524B2 (en) | 2010-08-12 | 2020-09-01 | Rosemount Inc. | Wireless adapter with process diagnostics |
| US9163974B1 (en) * | 2014-12-11 | 2015-10-20 | Enevo Oy | Wireless gauge apparatus and manufacturing method thereof |
| US20170288302A1 (en) * | 2014-12-18 | 2017-10-05 | Hirschmann Car Communication Gmbh | Water-right lte antenna having pu potting |
| CN111108647B (zh) * | 2017-10-18 | 2022-03-29 | Ntn株式会社 | 壳体及车载用鳍形天线装置 |
| WO2019078303A1 (ja) * | 2017-10-18 | 2019-04-25 | Ntn株式会社 | カバーおよび車載用フィン型アンテナ装置 |
| JP7079671B2 (ja) * | 2018-06-26 | 2022-06-02 | 三菱重工業株式会社 | 内圧防爆用アンテナおよびアンテナの内圧防爆構造、内圧防爆用アンテナの製造方法並びに移動体 |
| DE102018124277A1 (de) * | 2018-10-02 | 2020-04-02 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Antennenanordnung |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5331936A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-25 | Mitsubishi Electric Corp | Antenna unit |
| JPS61195005A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-08-29 | Matsushita Electric Works Ltd | 平面アンテナの保護カバ−用材料 |
-
1988
- 1988-07-26 JP JP63185803A patent/JP2614276B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004120358A (ja) * | 2002-09-26 | 2004-04-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線通信用アンテナ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0235803A (ja) | 1990-02-06 |
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