JP2613529B2 - アンダーカット部を有する粉末成形品の製造方法および装置 - Google Patents

アンダーカット部を有する粉末成形品の製造方法および装置

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JP2613529B2
JP2613529B2 JP4219550A JP21955092A JP2613529B2 JP 2613529 B2 JP2613529 B2 JP 2613529B2 JP 4219550 A JP4219550 A JP 4219550A JP 21955092 A JP21955092 A JP 21955092A JP 2613529 B2 JP2613529 B2 JP 2613529B2
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Powder Metallurgy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンダーカット部を有
する粉末成形品の製造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアンダーカット部を有す
る粉末成形品の製造は、たとえば図8(a) ,(b) に示す
ような複列の歯101,102の間にアンダーカット部
103を有するスプロケット100を例にとって説明す
ると、図8(c) 〜(d) に示すようにして成形される。
【0003】すなわち、上,下パンチ104,105で
ダイス106内の粉末107を加圧して幅広のスプロケ
ット成形体108を成形し、燒結した後機械加工によっ
てアンダーカット部103を切削していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の製造方法では、アンダーカット部103を削り出す機
械加工の工程が増大するために、コストアップの原因と
なる。したがって、粉末成形工程において、アンダーカ
ット部103を直接成形することが要請されている。
【0005】ところが、従来の製造方法でアンダーカッ
ト部103を成形しようとすると、図8(f) に示すよう
に、ダイス106の一部が成形品のアンダーカット部1
03に入り込むために、成形した製品109を抜き出す
ことが不可能であった。
【0006】一方、特公昭54-41749号(特願昭46-73482
号)には、図9(a) ,(b) に示すように、ダイ106
A,106Bを横方向に分割した装置が開示されている
が、この方式で成形しても、図9(a) に示すように、ス
プロケット100の歯101,102が引っ掛かって取
り出すことができない。
【0007】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
アンダーカット部を粉末成形によって直接成形し得るア
ンダーカット部を有する粉末成形品の製造方法および製
造装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、アンダーカット部を有する粉末
成形品の製造方法であって、ダイスを複数に分割し、分
割面間にアンダーカット部の形状に対応するカムダイス
を設け、該カムダイスをダイ孔に対して進退可能に構成
し、前記ダイ孔に粉末を充填し、該ダイ孔の両端開口部
から圧入されるパンチによって粉末を加圧し、加圧終了
後、カムダイスをダイ孔から後退させて成形品を抜き出
すことを特徴とする。
【0009】カムダイスが横方向に複数に分割されてい
ることを特徴とする。
【0010】粉末の充填工程において充填深さを規定位
置より深くして充填量を多くするオーバーフィルを行う
ことを特徴とする。
【0011】カムダイスを中心に上下方向より製品高さ
に比例した量だけパンチおよびダイスを相対移動させ、
加圧開始より加圧完了までの全加圧工程にて各部を圧縮
する加圧速度比が、最終的な成形品の各部の圧縮寸法の
比率とほぼ同一比率となるようにパンチおよびダイスの
相対的な移動速度を制御することを特徴とする。
【0012】加圧終了後、パンチをカムダイスを中心に
相対的に適正量後退させてカムダイスにかかる力を減少
またはなくすることを特徴とする。
【0013】カムダイスにセンサを取りつけて加圧時お
よび圧抜き時に上または下からの加圧力に差を生じた時
にエラー信号を出すことを特徴とする。
【0014】抜き出し完了後、製品払い出し棒で製品を
押し出す時に、払い出し棒よりエアーを吹き出させ、ダ
イスおよびカムダイスについている粉末を吹き飛ばすこ
とを特徴とする。
【0015】払出し棒よりバキュームにより粉末を吸い
取ることを特徴とする。
【0016】アンダーカット部を有する粉末成形品の製
造装置であって、粉末が充填されるダイ孔を備えたダイ
を、アンダーカット部を隔てて複数に分割し、分割面間
にアンダーカット部の形状に対応するカムダイスを設
け、該カムダイスをダイ孔に対して進退可能に構成した
ことを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明にあっては、ダイスを複数に分割し、抜
き出し工程において、カムダイスをダイ孔から後退させ
ることにより、アンダーカット部を抜き出す。
【0018】また、カムダイスを横方向に分割しておく
ことにより、製品の全周に渡るアンダーカット部を成形
することが可能となる。
【0019】オーバーフィルを行うことにより、カムダ
イスがダイ孔に突出することによる充填量不足を防止す
ることができる。
【0020】また、成形途中において、カムダイスの上
面および下面に作用する加圧力に差が出ないように加圧
しないと、カムダイスの寿命に影響を及ぼし、差が大き
くなると破損につながる。そこで、パンチの加圧速度
(ダイスが動く場合でもカムダイスを中心に考えて相対
的な速度)を、その製品の高さに応じた速度で成形し、
常にカムダイスに上下から同じ力が加わるように成形す
る。
【0021】また、加圧終了後、抜き出し時に上側のパ
ンチを上昇して圧抜きを行うと、下側のパンチによる残
圧が残っているため、カムダイスに下から力が加わり、
加圧時と同様にカムダイスの寿命に影響があり、製品ク
ラッシュの原因ともなる。そこで、加圧終了後、抜き出
し工程においては、相対的にパンチを加圧方向と逆方向
に戻して残圧を取り除き、場合によっては少し逆方向の
圧力をかけて、カムダイスを後退させて抜き出しを行
う。
【0022】この時に、カムダイスにストレーンゲージ
等のセンサを設け、上下からの力に差を生じたことを感
知してエラー信号を出し、加圧を中止するようにすれ
ば、ダイスの破損等の不具合を防止することができる。
なお、抜き出し時の残圧力の差が出た場合も同様に感知
し、ダイスの破損を防止できる。
【0023】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0024】この実施例にあっても、アンダーカット部
を有する粉末成形品として、図8(a) ,(b) に示したと
同様の複列のカムスプロケット100の製造方法を例に
とって説明するものとする。
【0025】図4および図5は、本発明の製造装置の概
略構成を示している。
【0026】この製造装置は、粉末が充填されるダイ孔
1A,2Aを備えた上下に分割された上,下ダイス1,
2と、この上,下ダイス1,2の分割面間に設けられた
カムダイス3と、上,下ダイ孔1A,2A内に挿入され
る上,下パンチ4,5と、から構成されている。
【0027】上パンチ4は、最外周に位置する筒状の上
第1パンチ41と、この上第1パンチ41の内側に同心
的に組みつけられる筒状の上第2パンチ42と、から構
成され、上第1パンチ41の外側には、下端が上ダイス
1の上面に当接する筒状のダイ押えパンチ43が設けら
れている。そして、これらダイ押えパンチ43と、上第
1,第2パンチ41,42は、互いに同心的に摺動自在
に組み付けられている。
【0028】下パンチ5は、最外周の下第1パンチ51
と、その内側の下第2パンチ52と、中心に位置するコ
ア53と、から構成されて、これら下第1,第2パンチ
51,52とコア53は互いに同心的に摺動自在に組み
付けられている。
【0029】上,下ダイス1,2に設けられた上,下ダ
イ孔1A,2Aは同一径で同軸的に配置され、上,下ダ
イス1,2は上,下ダイ孔1A,2Aの中心軸方向に独
立して移動する。
【0030】一方、カムダイス3は左右のカムダイスプ
レート31,32に分割されている。カムダイスプレー
ト31,32の分割面は上記した上,下ダイ孔1A,2
Aの中心軸線を含む面上に位置し、各カムダイスプレー
ト31,32の分割面に、それぞれ互いに対向するよう
に半円状の切欠き31A,32Aが形成されている。そ
して、分割面同士を接合することによって、円形のアン
ダーカット対応ダイ孔3Aが画成される。このアンダー
カット対応ダイ孔3Aは、上,下ダイス1,2の上,下
ダイ孔1A,2Aよりも小径に設定されており、複列カ
ムスプロケット100の円形のアンダーカット部103
を成形する。
【0031】この実施例ではカムダイスプレート31,
32は、下ダイス2の上面に沿って左右に移動可能に設
けられ、下ダイス2と共に上下動する。そして、左右の
カムダイスプレート31,32の切欠き31A,32A
の縁部が、上,下ダイス1,2の上,下ダイ孔1A,2
Aの内周面を結ぶ仮想円筒面の内外を出入りするように
移動する。
【0032】また、このカムダイスプレート31,32
には、カムダイスプレート31,32の上下面に作用す
る加圧力の差を検出するセンサSが設けられている。こ
のセンサSとしては、たとえば歪みゲージを用い、加圧
力に応じた歪み量から力を検出する。もちろん、歪みゲ
ージの他、種々の力センサを用いることができる。
【0033】図1,図2は、上記したカムスプロケット
の成形順序図である。
【0034】この作動は、下第2パンチ52が固定のウ
ィズドロアル方式である。もっとも、下ダイ2を固定し
て上,下パンチ4,5によって上下方向より加圧する両
押し方式としてもよく、また別のダイスまたはパンチの
一つを固定しても成形可能である。
【0035】図1(a) は、フィーダ6より上,下ダイス
1,2およびカムダイス3のダイ孔1A,2A,3A内
に粉末7を入れた状態を示す。単に充填しただけでは、
カムダイス3のアンダーカット対応ダイ孔3Aの孔縁部
下方に粉末が入らない部分7Aができるので、その分だ
け上ダイス1,カムダイス3,下ダイス2を規定位置よ
り上げて充填深さを深くし、粉末が入らない分だけ充填
量を多くしてオーバーフィル状態とする。
【0036】また、下第1パンチ51に振動を加えるこ
とも効果的である。
【0037】そして、図示しないが、フィーダ6,上ダ
イス1,カムダイス3,下ダイス2を同時に下げて、粉
末7を均一に充填した状態にする。
【0038】その後、フィーダ6が後退し、上第1,上
第2パンチ41,42およびダイ押えパンチ43が下降
し、図1(b) の充填状態となる。
【0039】図1(c) では、製品の高さに比例した充填
深さにするために、充填粉末のトランスファを行う。
【0040】すなわち、下第1パンチ51を固定した状
態で、上第1,上第2パンチ41,42,ダイ押えパン
チ43,上ダイス1,カムダイス3,下ダイス2,下第
1パンチ51を同時に規定量下降させ、図1(c) のよう
に製品高さに比例した充填量にする。
【0041】この実施例のカムスプロケットでは、図2
に示すように、加圧される部分は、カムダイス3上面と
上第1パンチ41間の第1加圧部Aと、カムダイス3下
面と下第1パンチ51間の第2加圧部Bと、上第2パン
チ42とカムダイス3の仮想中立面N間の第3加圧部C
と、下第2パンチ52とカムダイス3の仮想中立面N間
の第4加圧部Dと、に区分される。そして、それぞれの
加圧部の加圧終了後の製品高さはa1 , b1 , c1 ,d1
とし、充填深さをa0 , b0 , c0 , d0 とすると、各
部の充填深さと製品高さの比率を同一に設定する。通
常、各部の充填深さは製品高さの約2倍程度に設定され
る。
【0042】図1(d) においては、比例成形で加圧を行
う。
【0043】ただし、その場合、カムダイスに上または
下からの加圧力に差を生じないようにカムダイス3を中
心にニュートラルゾーンができるように成形する必要が
ある。すなわち、加圧途中のいつの時点でも、第1,第
2,第3,第4加圧部A,B,C,Dの寸法が、製品の
比率と同一の比率を保つように制御するものである。換
言すれば、カムダイス3を中心に上下方向より製品高さ
に比例した量だけパンチおよびダイスを相対移動させ、
加圧開始より加圧完了までの全加圧工程にて各部を圧縮
する加圧速度比が、最終的な成形品の各部の寸法a0 ,
b0 ,c0 ,d0 の比率とほぼ同一比率となるように、
上,下ダイス1,2およびカムダイス3さらに上第1,
第2パンチ41,42並びに下第1パンチ51間の相対
的な移動速度を制御する。
【0044】この加圧途中において、センサSによりカ
ムダイスプレート31,32の上下に作用する力の差を
検出し、力の差が過大になるとエラー信号を出し、加圧
を中止することによって、カムダイス3の破損を防止す
ることができる。
【0045】また、上ダイス1は製品の厚みa0 で高さ
が決まるために厚みが薄く、両側より油圧でカムダイス
3に密着する時には、大きな力が出せないために、ダイ
押えパンチ43で上より上ダイス1を押しつけるとさら
によい。
【0046】図1(d) は加圧完了で、図3(a) にかけ
て、加圧後、上,下パンチ4,5が後退、または相対的
に後退し(下第2パンチ52固定の時には各パンチ,ダ
イスの上昇量を規定すれば同じことになる)、残圧をあ
る程度残してダイス押えパンチ43,上ダイス1を上昇
させて図3(b) の状態になる(クラック防止のため)。
【0047】図3(c) で下ダイス2及び下第1パンチ5
1およびコア53を下降させ、図3(c) の抜き出し完了
となり、その直後、図3(d) のように製品払い出し棒8
が前進し、製品9を前に押し出すと共に製品払い出し棒
8の先端にある孔8Aより空気を吹き出し、カムダイス
3,下ダイス2,下第1,第2パンチ51,52に付着
している粉末を吹き飛ばすとよい。また、場合によって
はバキュームで吸い上げてもよい。
【0048】そして、製品払い出し棒8が戻り、カムダ
イス3が前進し,上ダイスが下降してカムダイス3に密
着した後、上ダイス1,カムダイス3,下ダイス2,下
第1パンチ51およびコア53が規定位置まで上昇し、
再びフィーダ6が前進して図1(a) の充填工程に戻る。
【0049】図6は、上記した装置の全体の概念構成を
示している。すなわち、ダイ押えパンチ43,上第1,
第2パンチ41,42は、それぞれダイ押えパンチ駆動
機構203,上第1,第2パンチ駆動機構201,20
2によって上下に駆動され、さらに下第1,第2パンチ
51,52,コア53は、第1,第2下パンチ駆動機構
203,204およびコア駆動機構205によって上下
に駆動される。
【0050】また、上,下ダイス1,2は、上,下ダイ
ス駆動機構206,207によって上下に駆動され、カ
ムダイス3は、カムダイス駆動機構208によって左右
横方向に駆動される。
【0051】さらに、これらダイ押え駆動機構203,
第1,第2上パンチ駆動機構201,202,第1,第
2下パンチ駆動機構204,205,コア駆動機構20
6,上,下ダイス駆動機構207,208並びにカムダ
イス駆動機構209は、駆動制御手段210に接続さ
れ、各部の駆動手順が制御される。
【0052】各駆動機構としては、油圧等の流体圧シリ
ンダ,ボールスクリュ等のねじ駆動機構,クランク機構
等種々の駆動機構を採用することができる。なお、上記
実施例では、アンダーカット部を有する粉末成形品とし
て複列のカムスプロケットを例にとって説明したが、こ
れに限定されるものではなく、たとえば図7に示すよう
なアンダーカット部11を有する成形品10についても
製造することができるし、その他種々の成形品を製造す
ることができる。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、粉末成形の工程で、アンダーカット部を成形す
ることができるので、従来のように機械加工が不要とな
って加工による人手を減らすことができる。
【0054】オーバーフィルを行うことにより、カムダ
イスがダイ孔に突出することによる充填量不足を防止す
ることができる。
【0055】また、パンチの加圧速度(ダイスが動く場
合でもカムダイスを中心に考えて相対的な速度)を、そ
の製品の高さに応じた速度で成形し、常にカムダイスに
上下から同じ力が加わるように成形することにより、カ
ムダイスの長寿命化および破損防止を図ることができ
る。
【0056】さらに、加圧終了後、抜き出し工程におい
ては、相対的にパンチを加圧方向と逆方向に戻して残圧
を取り除き、場合によっては少し逆方向の圧力をかけ
て、カムダイスを後退させて抜き出しを行うことによ
り、カムダイスの長寿命化を図ることができるばかり
か、製品のクラッシュも防止することができる。
【0057】また、カムダイスの上下に作用する力に差
を生じたことを感知してエラー信号を出すようにすれ
ば、ダイスの破損を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) 〜(e) は本発明のアンダーカット部を
有する粉末成形品の製造方法の加圧工程までの工程図で
ある。
【図2】図2は図1の比例加圧工程を説明するためのダ
イスの模式図である。
【図3】図3(a) 〜(e) は本発明のアンダーカット部を
有する粉末成形品の製造方法の製品抜き出し工程までの
工程図である。
【図4】図4は本発明のアンダーカット部を有する粉末
成形品の製造装置の概略構成を示す断面図である。
【図5】図5は図4の装置の分解斜視図である。
【図6】図6は図4の装置全体構成の一例を模式的に示
すブロック図である。
【図7】図7(a) 〜(c) は本発明が適用される他のアン
ダーカット部を有する成形品の正面図,側面図および平
面図である。
【図8】図8(a) 〜(f) は従来のアンダーカット部を有
する粉末成形品の製造方法を説明するための説明図であ
る。
【図9】図9は他の従来のアンダーカット部を有する粉
末成形品の製造方法を説明するための装置を示すもの
で、同図(a) は平面図、同図(b) は断面図である。
【符号の説明】
1 上ダイス 1A 上ダイ孔 2 下ダイス 2A 下ダイ孔 3 カムダイス 3A アンダーカット対応ダイ孔 31,32 カムダイスプレート 4 上パンチ 41 上第1パンチ 42 上第2パンチ 43 ダイ押えパンチ 5 下パンチ 51 下第1パンチ 52 下第2パンチ 53 コア 6 フィーダ 7 粉末 A,B,C,D 第1,第2,第3,第4加圧部

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンダーカット部を有する粉末成形品の
    製造方法であって、 ダイスを複数に分割し、分割面間にアンダーカット部の
    形状に対応するカムダイスを設け、該カムダイスをダイ
    孔に対して進退可能に構成し、 前記ダイ孔に粉末を充填し、 該ダイ孔の両端開口部から圧入されるパンチによって粉
    末を加圧し、 加圧終了後、カムダイスをダイ孔から後退させて成形品
    を抜き出すことを特徴とするアンダーカット部を有する
    粉末成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 カムダイスが横方向に複数に分割されて
    いる請求項1に記載のアンダーカット部を有する粉末成
    形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 粉末の充填工程において充填深さを規定
    位置より深くして充填量を多くするオーバーフィルを行
    う請求項1または2に記載のアンダーカット部を有する
    粉末成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】 カムダイスを中心に上下方向より製品高
    さに比例した量だけパンチおよびダイスを相対移動さ
    せ、加圧開始より加圧完了までの全加圧工程にて各部を
    圧縮する加圧速度比が、最終的な成形品の各部の圧縮寸
    法の比率とほぼ同一比率となるようにパンチおよびダイ
    スの相対的な移動速度を制御することを特徴とする請求
    項1,2または3に記載のアンダーカット部を有する粉
    末成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 加圧終了後、パンチをカムダイスを中心
    に相対的に適正量後退させてカムダイスにかかる力を減
    少またはなくすることを特徴とする請求項1,2,3ま
    たは4に記載のアンダーカット部を有する粉末成形品の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 カムダイスにセンサを取りつけて加圧時
    および圧抜き時に上または下からの加圧力に差を生じた
    時にエラー信号を出すことを特徴とする請求項1,2,
    3,4または5に記載のアンダーカット部を有する粉末
    成形品の製造方法。
  7. 【請求項7】 抜き出し完了後、製品払い出し棒で製品
    を押し出す時に、払い出し棒よりエアーを吹き出させ、
    ダイスおよびカムダイスについている粉末を吹き飛ばす
    請求項1,2,3,4,5または6に記載のアンダーカ
    ット部を有する粉末成形品の製造方法。
  8. 【請求項8】 払出し棒よりバキュームにより粉末を吸
    い取る請求項1,2,3,4,5,または6に記載のア
    ンダーカット部を有する粉末成形品の製造方法。
  9. 【請求項9】 アンダーカット部を有する粉末成形品の
    製造装置であって、 粉末が充填されるダイ孔を備えたダイを、アンダーカッ
    ト部を隔てて複数に分割し、分割面間にアンダーカット
    部の形状に対応するカムダイスを設け、該カムダイスを
    ダイ孔に対して進退可能に構成したことを特徴とする粉
    末成形品の製造装置。
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