JP2609960B2 - オープンショーケース - Google Patents

オープンショーケース

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JP2609960B2
JP2609960B2 JP3135062A JP13506291A JP2609960B2 JP 2609960 B2 JP2609960 B2 JP 2609960B2 JP 3135062 A JP3135062 A JP 3135062A JP 13506291 A JP13506291 A JP 13506291A JP 2609960 B2 JP2609960 B2 JP 2609960B2
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JP
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product
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JPH04359784A (ja
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俊明 宮武
佳久 石田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前方開口に冷気流によ
るエアーカーテンを形成して成るオープンショーケース
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種オープンショーケースは、図
7に示すように前方に開口する断熱箱体100と、ガラ
ス板製の左右側板101とにより前方に開口部102を
有した貯蔵室103を構成し、この開口部102の上部
から冷気を吹き出すことによって、開口部102にエア
ーカーテンを形成し、外気の侵入を防いでいる。
【0003】係る貯蔵室103内の棚105及び底板1
06上には図8の如く商品Gが満載され、これらの商品
Gは前記エアーカーテンの内側の冷気の一部が貯蔵室1
03内に巻き込まれることによって冷却されるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、側板101は
ガラス製であるために熱伝導率が高く、従って、側板1
01近傍の商品Gは側板101からの輻射熱の影響を受
け易い。また、エアーカーテンも、開口部下部において
は流速が衰えるが、両側下部においては側板101、1
01との摩擦による抵抗によって特に衰えが著しくな
り、外気が侵入し易くなっている(この領域を暖流域と
称する)。更に、図8の如く底板106上にG1からG
4までの商品が偏って載置されると、側板101との間
隔がある商品G1周囲には矢印の如く冷気が流通するも
のの、側板101に密接している商品G4周囲には冷気
が流れ難くなる。
【0005】以上のような理由から、図8の底板106
上の商品の温度を実測した場合、側板101との間隔が
大きい商品G1が+9℃であった時、商品G2は+10
℃、商品G3は+11℃と徐々に温度が高くなっており
(即ち、冷えがあまくなっている)、最も側板101に
密接している商品G4の場合は、前述の側板101から
の輻射熱及び外気侵入の影響、更には、貯蔵室103内
冷気の循環不良の影響を受けて+14℃もの高い温度に
なっていることが分かった。
【0006】従来、冷気の吹き出しの障害となる商品陳
列を防止するために、間隔子を設ける考え方は実公昭4
8−26221号公報(F25D25/02)にもある
が、ガラス製側板近傍に偏って収納される商品の冷却不
良を解決するための具体的方策については考えられてい
ないのが現状であった。
【0007】そこで本発明は係る技術的課題を解決する
ために成されたものであり、底板上に満載される商品の
冷却性能を向上したオープンショーケースを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前方に開口す
る断熱箱体2と、ガラス板からなる側板3、3とにより
貯蔵室6を構成し、開口4上部から冷気を吹き出してエ
アーカーテンを形成したオープンショーケース1の、前
記貯蔵室6の底板5と側板3、3とで構成される貯蔵室
6隅角部に側板3、3に向けて高く傾斜する傾斜面24
を構成したものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、底板5上に商品Gを満載した
場合、側板3、3近傍にも商品Gが載置されて傾斜面2
4に乗り上げると、当該商品Gは傾斜面24の傾斜に沿
って内方に降下し、側板3から離間して商品Gと側板3
との間に間隔27が形成されることになる。
【0010】
【実施例】次に、図1乃至図6に基づき本発明の一実施
例を詳細に説明する。図1は本発明のオープンショーケ
ース1の一部切欠斜視図、図2は同縦断面図、図3は同
正面図をそれぞれ示している。
【0011】オープンショーケース1は、前方に開口す
る断面略コ字状の断熱箱体2と、ガラス製の左右側板
3、3とから構成され、断熱箱体2内は開口部4の下縁
部後方に架設されたステンレス製の底板5によって上下
に仕切られ、上方を貯蔵室6、下方を送風機室7とされ
ている。断熱箱体2の背壁2A及び天壁2Bの内側には
間隔を存して貯蔵室6の背板8及び天板9が取り付けら
れ、これらの間に送風機室7と、その後部において連通
する冷気通路10が構成されている。冷気通路10は開
口部4の上縁において左右に渡って形成した吐出口11
にて下方に開口しており、更に、開口部4下縁には左右
に渡って送風機室7前部と連通する吸込口12が形成さ
れている。
【0012】背板8後方の冷気通路10内には冷凍サイ
クルに含まれる冷却器14が配設され、送風機室7には
送風機15が収納される。この送風機15によって冷却
器14にて冷却した冷気を加速し、吐出口11から吐出
して吸込口12から吸い込むことによって開口部4に上
下方向のエアーカーテンを形成する。
【0013】上記貯蔵室6内には棚16が架設され、こ
の棚16及び底板5上に図2及び図3の如く商品Gが満
載されることになる。一方、断熱箱体2の下方には機械
室18が形成され、ここに冷凍サイクルに含まれる圧縮
機19やコンデンサ20、コンデンシング送風機21等
の機械部品が配置される。
【0014】底板5の両側部に本発明の金具23、23
が取り付けられる。金具23は例えば表面が滑らかな厚
さ1mm程度の薄いステンレスの長尺板を折曲すること
によって形成されており、上部にやじり状の傾斜部24
及び下部に下方に延在する挿入部25を有している。実
施例では、この金具23、23を傾斜部24が側板3側
に高くなる状態で、挿入部25を底板5と側板3、3間
に図1、図4中の矢印の如く挿入することにより、両者
によって挟持させて取り付ける。
【0015】図5は金具23、23を底板5と側板3、
3間に挟み込んだ状態を示している。この様に金具2
3、23を取り付けた状態で商品Gを底板5上に載置し
て、側板3、3側の商品Gが側板3、3に近接し、金具
23、23の傾斜面24に乗り上げると、商品Gは傾斜
面24を滑って内側に降下移動するので、図6の如く側
板3、3と商品Gの間には強制的に一定の間隔27、2
7が作られることになる。
【0016】これによって貯蔵室6内の冷気は商品Gと
側板3間の間隔27内を循環できるようになると共に、
側板3との間に一定の間隔27が存在することによって
側板3からの輻射熱の影響も受け難くなる。更に、側板
3から離れることによって前述の外気侵入の激しい暖流
域からも遠ざかることになり、総じて側板3側の商品G
の冷却不良を解消できる。
【0017】以上の結果を実験によって確かめた結果、
図6の商品G5からG8までの内、中央部のG6、G7
が+9℃であった時に、両側の商品G5及びG8の温度
上昇は+10℃で抑えられていた。
【0018】尚、実施例では底板5の両側に金具23、
23を挿入することによって傾斜面を形成したが、それ
に限られず、底板5上に金具を載置取付するものや、底
板自体を折曲することにより傾斜面を形成しても差し支
えない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、底板上の側板近傍にも
商品が載置され、傾斜面に商品が乗り上げた場合でも、
当該商品は傾斜面の傾斜に沿って内方に降下し、側板か
ら離間するので、側板側の商品に対する側板からの輻射
熱の影響が小さくなり、また、貯蔵室内冷気の循環も円
滑に行われるようになる。更には外気の侵入による影響
も受け難くなるので、総じて底板上に載置された側板側
の商品の冷却不良を解消し、貯蔵室内商品の温度を均一
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオープンショーケースの一部切欠斜視
図である。
【図2】同縦断面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】金具の取付方を説明するオープンショーケース
の断面図である。
【図5】金具を取り付けた状態のオープンショケースの
断面図である。
【図6】底板上に商品を載置した状態を説明するオープ
ンショーケースの断面図である。
【図7】従来のオープンショーケースの斜視図である。
【図8】図7のオープンショーケースの底板上に商品を
載置した状態を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 オープンショーケース 2 断熱箱体 3 側板 4 開口部 5 底板 6 貯蔵室 11 吐出口 12 吸込口 23 金具 24 傾斜面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に開口する断熱箱体と、ガラス板か
    らなる側板とにより貯蔵室を構成し、前記開口上部から
    冷気を吹き出すことによりエアーカーテンを形成するオ
    ープンショーケースにおいて、前記貯蔵室の底板と前記
    側板とで構成される前記貯蔵室隅角部に前記側板に向け
    て高く傾斜する傾斜面を構成したことを特徴とするオー
    プンショーケース。
JP3135062A 1991-06-06 1991-06-06 オープンショーケース Expired - Lifetime JP2609960B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3135062A JP2609960B2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 オープンショーケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3135062A JP2609960B2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 オープンショーケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04359784A JPH04359784A (ja) 1992-12-14
JP2609960B2 true JP2609960B2 (ja) 1997-05-14

Family

ID=15142996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3135062A Expired - Lifetime JP2609960B2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 オープンショーケース

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536789Y2 (ja) * 1978-08-15 1980-08-29

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JPH04359784A (ja) 1992-12-14

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