JP2607240Y2 - サ−マルプリンタ - Google Patents
サ−マルプリンタInfo
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- JP2607240Y2 JP2607240Y2 JP1993042435U JP4243593U JP2607240Y2 JP 2607240 Y2 JP2607240 Y2 JP 2607240Y2 JP 1993042435 U JP1993042435 U JP 1993042435U JP 4243593 U JP4243593 U JP 4243593U JP 2607240 Y2 JP2607240 Y2 JP 2607240Y2
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- JP
- Japan
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- thermal head
- head
- frame
- bush
- platen
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- Common Mechanisms (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サーマルヘッドの熱に
より用紙を印字するサーマルプリンタにおいて、サーマ
ルヘッドをフレームに取り付ける保持機構の改良と、均
一の印字を得るためにフレームに取り付けられたサーマ
ルヘッドを均一にプラテン側に押圧する押圧機構の改良
とに係るサーマルプリンタに関する。
より用紙を印字するサーマルプリンタにおいて、サーマ
ルヘッドをフレームに取り付ける保持機構の改良と、均
一の印字を得るためにフレームに取り付けられたサーマ
ルヘッドを均一にプラテン側に押圧する押圧機構の改良
とに係るサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサーマルヘッドの保持機構として
は実開昭62−139657号公報,実開昭62−45
145号公報が挙げられ、サーマルヘッドの保持および
押圧機構としては特開昭62−11670号公報および
特開平1−294081号公報が挙げられる。実開昭6
2−139657号公報は、サーマルヘッドをヘッド支
持体を介してフレームに保持するものであり、該ヘッド
支持体はその両側に形成した軸孔をフレームに回転自在
に保持された支軸に嵌合することにより保持されるもの
である。
は実開昭62−139657号公報,実開昭62−45
145号公報が挙げられ、サーマルヘッドの保持および
押圧機構としては特開昭62−11670号公報および
特開平1−294081号公報が挙げられる。実開昭6
2−139657号公報は、サーマルヘッドをヘッド支
持体を介してフレームに保持するものであり、該ヘッド
支持体はその両側に形成した軸孔をフレームに回転自在
に保持された支軸に嵌合することにより保持されるもの
である。
【0003】実開昭62−45145号公報は、支持板
に取りつけられた支軸及びピンにより平面型サーマルヘ
ッドが支持されるものである。特開昭62−11670
号公報は、両フレーム間に掛け渡されたヒンジシャフト
に固定したボールベアリングに取り付けたヘッドホルダ
ーによりサーマルヘッドを支持するものである。特開平
1−294081号公報のサーマルヘッドは弾性体を介
してねじを切った連結材により押圧レバーに固定され
る。
に取りつけられた支軸及びピンにより平面型サーマルヘ
ッドが支持されるものである。特開昭62−11670
号公報は、両フレーム間に掛け渡されたヒンジシャフト
に固定したボールベアリングに取り付けたヘッドホルダ
ーによりサーマルヘッドを支持するものである。特開平
1−294081号公報のサーマルヘッドは弾性体を介
してねじを切った連結材により押圧レバーに固定され
る。
【0004】これらのうち特開平1−294081号は
固定のための部材として連結材を特に必要とし、他のも
のはいずれもサーマルヘッドのヒートシンク部に別の保
持金具を取り付け、これに貫通シャフトを回転軸として
フレームに支持し、プラテンに圧着させている。また、
特開昭62−11670号および特開平1−29408
1号はいずれもスプリングの弾性を利用してサーマルヘ
ッドを押圧するものである。
固定のための部材として連結材を特に必要とし、他のも
のはいずれもサーマルヘッドのヒートシンク部に別の保
持金具を取り付け、これに貫通シャフトを回転軸として
フレームに支持し、プラテンに圧着させている。また、
特開昭62−11670号および特開平1−29408
1号はいずれもスプリングの弾性を利用してサーマルヘ
ッドを押圧するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
はいずれも固定のための特別な部材を必要とし、その構
成が複雑であるため、組み立て性が悪く、従ってヘッド
の交換が容易に行えないという欠点があった。また、こ
れらはサーマルヘッドをフレームに取り付ける際にスプ
リングも同時に組み込む必要があるため、プリンタの組
み立てが複雑となり、また、サーマルヘッドの交換等が
容易に行えないことからメンテナンス性が劣るという問
題があった。
はいずれも固定のための特別な部材を必要とし、その構
成が複雑であるため、組み立て性が悪く、従ってヘッド
の交換が容易に行えないという欠点があった。また、こ
れらはサーマルヘッドをフレームに取り付ける際にスプ
リングも同時に組み込む必要があるため、プリンタの組
み立てが複雑となり、また、サーマルヘッドの交換等が
容易に行えないことからメンテナンス性が劣るという問
題があった。
【0006】本考案は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、サーマルヘッドのヒートシンク
部に突起を、フレームには該突起が嵌合される係止部を
形成することにより、保持のための部材を特に必要とし
ないサーマルヘッドの保持押圧機構を提供すると共に、
サーマルヘッドを押圧するヘッド押圧バネのフレームへ
の着脱をワンタッチで行うことができる構成とすること
により、サ−マルヘッド、ヘッドスプリングアッセンブ
リ等の各部品を着脱自在とし、且つ確実に組み立てるこ
とができるばかりでなく、サーマルヘッドを均一にプラ
テン側に押圧することができるサーマルプリンタを提供
することを目的とするものである。
てなされたものであり、サーマルヘッドのヒートシンク
部に突起を、フレームには該突起が嵌合される係止部を
形成することにより、保持のための部材を特に必要とし
ないサーマルヘッドの保持押圧機構を提供すると共に、
サーマルヘッドを押圧するヘッド押圧バネのフレームへ
の着脱をワンタッチで行うことができる構成とすること
により、サ−マルヘッド、ヘッドスプリングアッセンブ
リ等の各部品を着脱自在とし、且つ確実に組み立てるこ
とができるばかりでなく、サーマルヘッドを均一にプラ
テン側に押圧することができるサーマルプリンタを提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係るサーマルプリンタは、フレームと、こ
のフレームに回転自在に設けられたプラテンと、フレー
ムに形成された係止部に係合する揺動軸を中心に揺動す
ることで前記プラテンに対して接触及び離反が可能であ
るサーマルヘッドと、このサーマルヘッドをプラテン側
に押圧するために前記フレームに固定されたヘッド押圧
バネと、を有するサーマルプリンタにおいて、前記揺動
軸には断面形状が最大直径D及び最小直径dからなる異
形の外形形状を有するブッシュが嵌合して取り付けら
れ、前記係止部は直径が前記最大直径Dより大きな略円
状の穴部とその下側に形成され、その幅が前記最小直径
dより大きく前記最大直径Dより小さい溝部よりなり、
前記サーマルヘッドを前記フレームに取り付ける際に
は、前記サーマルヘッドの姿勢を前記ブッシュの最小直
径dが前記溝部へ挿入されうる状態として、前記ブッシ
ュを前記溝部から穴部へ挿入し、前記穴部に達した時点
で、サーマルヘッドをプラテンに接触しうる位置に回転
したとき、前記溝部に対応する前記ブッシュの断面が前
記最大直径Dとなることで前記ブッシュが前記係止部よ
り脱落することが阻止されることを特徴とし、前記サー
マルヘッドは、ヒートシンクを備え、このヒートシンク
の両側に前記回転軸が形成され、この回転軸の少なくと
も一方に前記ブッシュが嵌合して取り付けられているこ
とを特徴とするサーマルプリンタによって課題は達成で
きる。
に、本考案に係るサーマルプリンタは、フレームと、こ
のフレームに回転自在に設けられたプラテンと、フレー
ムに形成された係止部に係合する揺動軸を中心に揺動す
ることで前記プラテンに対して接触及び離反が可能であ
るサーマルヘッドと、このサーマルヘッドをプラテン側
に押圧するために前記フレームに固定されたヘッド押圧
バネと、を有するサーマルプリンタにおいて、前記揺動
軸には断面形状が最大直径D及び最小直径dからなる異
形の外形形状を有するブッシュが嵌合して取り付けら
れ、前記係止部は直径が前記最大直径Dより大きな略円
状の穴部とその下側に形成され、その幅が前記最小直径
dより大きく前記最大直径Dより小さい溝部よりなり、
前記サーマルヘッドを前記フレームに取り付ける際に
は、前記サーマルヘッドの姿勢を前記ブッシュの最小直
径dが前記溝部へ挿入されうる状態として、前記ブッシ
ュを前記溝部から穴部へ挿入し、前記穴部に達した時点
で、サーマルヘッドをプラテンに接触しうる位置に回転
したとき、前記溝部に対応する前記ブッシュの断面が前
記最大直径Dとなることで前記ブッシュが前記係止部よ
り脱落することが阻止されることを特徴とし、前記サー
マルヘッドは、ヒートシンクを備え、このヒートシンク
の両側に前記回転軸が形成され、この回転軸の少なくと
も一方に前記ブッシュが嵌合して取り付けられているこ
とを特徴とするサーマルプリンタによって課題は達成で
きる。
【0008】
【作用】サーマルヘッドのヒートシンク部の両端に形成
した突起を、フレームの両側に形成した係止部に嵌め込
み、サーマルヘッドをプラテン側に倒すと、ヒートシン
ク部の突起は脱落が阻止され、サーマルヘッドをフレー
ムに確実に保持する。また、サーマルヘッドが取り付け
られているフレームの受け窓内にヘッドスプリングアッ
センブリの両端の袖片を入れ、該受け窓のスリット部内
を滑らせつつ下方に押し下げた後、全体を手前にずらし
角穴をフレームの突起に嵌入し位置決めをする。ヘッド
スプリングアッセンブリは、時計方向に作用するヘッド
押圧バネによるモーメントによりフレームに確実に固定
され、同時にヘッド押圧バネはサーマルヘッドをプラテ
ン側に押圧する。
した突起を、フレームの両側に形成した係止部に嵌め込
み、サーマルヘッドをプラテン側に倒すと、ヒートシン
ク部の突起は脱落が阻止され、サーマルヘッドをフレー
ムに確実に保持する。また、サーマルヘッドが取り付け
られているフレームの受け窓内にヘッドスプリングアッ
センブリの両端の袖片を入れ、該受け窓のスリット部内
を滑らせつつ下方に押し下げた後、全体を手前にずらし
角穴をフレームの突起に嵌入し位置決めをする。ヘッド
スプリングアッセンブリは、時計方向に作用するヘッド
押圧バネによるモーメントによりフレームに確実に固定
され、同時にヘッド押圧バネはサーマルヘッドをプラテ
ン側に押圧する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図1は、本考案の一実施例を示す全体分
解斜視図である。図2は、サーマルヘッドをプリンタ本
体に取り付けた印字状態を示す要部の断面図である。図
3は、サーマルヘッドのプラテンへの押圧を解除した状
態を示す要部の断面図である。
つつ説明する。図1は、本考案の一実施例を示す全体分
解斜視図である。図2は、サーマルヘッドをプリンタ本
体に取り付けた印字状態を示す要部の断面図である。図
3は、サーマルヘッドのプラテンへの押圧を解除した状
態を示す要部の断面図である。
【0010】先ずその構成を説明する。1は、その前方
に回転自在のプラテン2が軸支されたプリンタ本体のフ
レームである。3は、ヒートシンク部4を有するサーマ
ルヘッドである。5は、フレームに保持されたサーマル
ヘッド3をプラテン側に押圧するヘッドスプリングアッ
センブリである。7はヒートシンク部4の下方の両端に
設けた突片6、6に嵌合する最大直径D,最小直径dの
異形のブッシュである。
に回転自在のプラテン2が軸支されたプリンタ本体のフ
レームである。3は、ヒートシンク部4を有するサーマ
ルヘッドである。5は、フレームに保持されたサーマル
ヘッド3をプラテン側に押圧するヘッドスプリングアッ
センブリである。7はヒートシンク部4の下方の両端に
設けた突片6、6に嵌合する最大直径D,最小直径dの
異形のブッシュである。
【0011】サーマルヘッド3のヒートシンク部4の長
手方向両端の下方に突片6、6を形成し、各突片6、6
にブッシュ7、7を嵌め込む。ブッシュ7としては、そ
の外周の一側を切り落した断面D形状とし、前記突片6
に圧入して取り付ける。フレーム1の両端下方に前記ブ
ッシュ7、7を嵌合する係止部8、8を形成する。係止
部8は、その下方に溝部8aを、上方にブッシュ7の断
面D形状が回転できる直径の穴部8bとからなる。
手方向両端の下方に突片6、6を形成し、各突片6、6
にブッシュ7、7を嵌め込む。ブッシュ7としては、そ
の外周の一側を切り落した断面D形状とし、前記突片6
に圧入して取り付ける。フレーム1の両端下方に前記ブ
ッシュ7、7を嵌合する係止部8、8を形成する。係止
部8は、その下方に溝部8aを、上方にブッシュ7の断
面D形状が回転できる直径の穴部8bとからなる。
【0012】なお、溝部8aの幅は、サーマルヘッド3
をフレーム1に取り付ける際に前記ブッシュ7が滑り込
み、且つ取り付けられたサーマルヘッド3をプラテン2
側に倒したとき、ブッシュ7の脱落が阻止されるよう
に、ブッシュ7のD形状部の直径より小とする。
をフレーム1に取り付ける際に前記ブッシュ7が滑り込
み、且つ取り付けられたサーマルヘッド3をプラテン2
側に倒したとき、ブッシュ7の脱落が阻止されるよう
に、ブッシュ7のD形状部の直径より小とする。
【0013】穴部8bはサーマルヘッド3の印字面をプ
ラテン2の外側に密着させるため、ブッシュ7より僅か
に大として若干のガタを持たせ、過拘束となるのを避け
ることが望ましい。ヘッドスプリングアッセンブリ5
は、その前方にフレーム1に取り付けたサーマルヘッド
3を押圧するヘッド押圧バネ9が取り付けられ、両端に
ストッパー部としての袖片10をそれぞれ設け、後方の
ホルダー11にフレーム1の位置決め突起12に嵌合さ
れる角穴13が形成されている。一方、14はサーマル
ヘッド3の印字側への押圧を解除するヘッドアップレバ
ーであり、15は、ヘッドスプリングアッセンブリ5の
袖片10が入り込む受け窓であり、それぞれフレーム1
側に設けられる。なお、これらの突起12及び受け窓1
5は、ヘッドスプリングアッセンブリ5をフレーム1に
固定する際に角穴13及び袖片10に相応する位置に設
けられている。また、ヘッド押圧バネ9は、サーマルヘ
ッド3全体を上方より均一に押圧するために、サーマル
ヘッド3の幅とほぼ同一の大きさとする。また、ヘッド
押圧バネ9としては、サーマルヘッド3を押圧する際に
全体を均一に押圧できるものであればよく、板バネであ
っても問題はない。
ラテン2の外側に密着させるため、ブッシュ7より僅か
に大として若干のガタを持たせ、過拘束となるのを避け
ることが望ましい。ヘッドスプリングアッセンブリ5
は、その前方にフレーム1に取り付けたサーマルヘッド
3を押圧するヘッド押圧バネ9が取り付けられ、両端に
ストッパー部としての袖片10をそれぞれ設け、後方の
ホルダー11にフレーム1の位置決め突起12に嵌合さ
れる角穴13が形成されている。一方、14はサーマル
ヘッド3の印字側への押圧を解除するヘッドアップレバ
ーであり、15は、ヘッドスプリングアッセンブリ5の
袖片10が入り込む受け窓であり、それぞれフレーム1
側に設けられる。なお、これらの突起12及び受け窓1
5は、ヘッドスプリングアッセンブリ5をフレーム1に
固定する際に角穴13及び袖片10に相応する位置に設
けられている。また、ヘッド押圧バネ9は、サーマルヘ
ッド3全体を上方より均一に押圧するために、サーマル
ヘッド3の幅とほぼ同一の大きさとする。また、ヘッド
押圧バネ9としては、サーマルヘッド3を押圧する際に
全体を均一に押圧できるものであればよく、板バネであ
っても問題はない。
【0014】以上の構成からなる本考案のサーマルヘッ
ドの保持押圧機構の使用の実際について説明する。図1
に示すように、フレーム1の下側からヒートシンク部4
を入れ、さらにブッシュ7、7を各係止部8、8の溝部
8a、8aに入れ上方にスライドし、ブッシュ7、7の
全体が穴部8b、8bに入り込んだ状態で、サーマルヘ
ッド3をブラテン2側に倒す。これにより、サーマルヘ
ッド3は、ブッシュ7が係止部8から脱落することなく
フレーム1に保持される。次に、ヘッドスプリングアッ
センブリ5の後方のホルダー11をフレーム1の位置決
め突起12、12の上に置き、さらにストッパー部であ
る袖片10、10をフレーム1の受け窓15、15に入
れ押し下げ、角穴13、13を位置決め突起12、12
に入れるようにヘッドスプリングアッセンブリ5をずら
すことによりヘッドスプリングアッセンブリ5をフレー
ム1に取り付ける。
ドの保持押圧機構の使用の実際について説明する。図1
に示すように、フレーム1の下側からヒートシンク部4
を入れ、さらにブッシュ7、7を各係止部8、8の溝部
8a、8aに入れ上方にスライドし、ブッシュ7、7の
全体が穴部8b、8bに入り込んだ状態で、サーマルヘ
ッド3をブラテン2側に倒す。これにより、サーマルヘ
ッド3は、ブッシュ7が係止部8から脱落することなく
フレーム1に保持される。次に、ヘッドスプリングアッ
センブリ5の後方のホルダー11をフレーム1の位置決
め突起12、12の上に置き、さらにストッパー部であ
る袖片10、10をフレーム1の受け窓15、15に入
れ押し下げ、角穴13、13を位置決め突起12、12
に入れるようにヘッドスプリングアッセンブリ5をずら
すことによりヘッドスプリングアッセンブリ5をフレー
ム1に取り付ける。
【0015】以上により、フレーム1にサーマルヘッド
3及びヘッドスプリングアッセンブリ5が組み込まれた
プリンタ本体はヘッドアップレバー14を手前に引いた
状態で、図3に矢印で示すように、下側もしくは後方側
から用紙を供給した後、図2に示すようにヘッドアップ
レバー14をプラテン2側に倒し、印字を開始する。な
お、図3のようにヘッドアップレバー14を手前に引く
のは、用紙の供給時のみに限らない。印字を行わないと
きに手前に引いておけば、サーマルヘッドのヒートシン
ク部に無用な負担をかけることがなく、歪みによる狂い
等を未然に防止することができる。
3及びヘッドスプリングアッセンブリ5が組み込まれた
プリンタ本体はヘッドアップレバー14を手前に引いた
状態で、図3に矢印で示すように、下側もしくは後方側
から用紙を供給した後、図2に示すようにヘッドアップ
レバー14をプラテン2側に倒し、印字を開始する。な
お、図3のようにヘッドアップレバー14を手前に引く
のは、用紙の供給時のみに限らない。印字を行わないと
きに手前に引いておけば、サーマルヘッドのヒートシン
ク部に無用な負担をかけることがなく、歪みによる狂い
等を未然に防止することができる。
【0016】サーマルヘッド3のフレーム1からの取り
外しは前記と逆の手順により行われる。すなわち、ヘッ
ドスプリングアッセンブリ5の角穴13、13を位置決
め突起12、12から外し、ストッパー部である袖片1
0、10をフレーム1の受け窓15、15から外れるよ
うにずらすとヘッドスプリングアッセンブリ5が外れ
る。さらに、ヒートシンク部4を手前に引きブッシュ
7、7の円形部分の最大直径であるDのカット部分であ
る直線部の幅を最小直径dとすると、この最小直径dと
溝部8aの直線面とを一致させるとヒートシンク部4は
下側へ抜け落ち、サーマルヘッド3がフレーム1から外
れる。
外しは前記と逆の手順により行われる。すなわち、ヘッ
ドスプリングアッセンブリ5の角穴13、13を位置決
め突起12、12から外し、ストッパー部である袖片1
0、10をフレーム1の受け窓15、15から外れるよ
うにずらすとヘッドスプリングアッセンブリ5が外れ
る。さらに、ヒートシンク部4を手前に引きブッシュ
7、7の円形部分の最大直径であるDのカット部分であ
る直線部の幅を最小直径dとすると、この最小直径dと
溝部8aの直線面とを一致させるとヒートシンク部4は
下側へ抜け落ち、サーマルヘッド3がフレーム1から外
れる。
【0017】上記実施例においては、ヒートシンク部4
の両端に形成される突起として、突片6にブッシュ7を
圧入したものを示したが、ヒートシンク部4の両端に直
接前記ブッシュ7と同一形状のものを形成することもで
きる。しかしながら、本実施例のようにブッシュを嵌め
込む方式のものの方がヒートシンク部の製造が容易であ
るという利点がある。
の両端に形成される突起として、突片6にブッシュ7を
圧入したものを示したが、ヒートシンク部4の両端に直
接前記ブッシュ7と同一形状のものを形成することもで
きる。しかしながら、本実施例のようにブッシュを嵌め
込む方式のものの方がヒートシンク部の製造が容易であ
るという利点がある。
【0018】
【考案の効果】以上のように、本考案によるサーマルプ
リンタのサーマルヘッドは、ヒートシンク部の揺動軸の
両端にブッシュを嵌合させてフレームの両端のそれに対
応する係止部に遊嵌するだけであることからサーマルヘ
ッドの保持のための特別な部材を必要とせず、更に、取
り付けに際しても、揺動軸に嵌合したブッシュと係止部
とを一致させるだけでよく特別な技術を必要としない。
従って、ワンタッチで確実に着脱が可能であり、部品の
点数を大幅に削減することもできることから、そのメン
テナンス性が向上し、さらに製品の低廉化にも貢献する
ことができる等多大な効果を有する。
リンタのサーマルヘッドは、ヒートシンク部の揺動軸の
両端にブッシュを嵌合させてフレームの両端のそれに対
応する係止部に遊嵌するだけであることからサーマルヘ
ッドの保持のための特別な部材を必要とせず、更に、取
り付けに際しても、揺動軸に嵌合したブッシュと係止部
とを一致させるだけでよく特別な技術を必要としない。
従って、ワンタッチで確実に着脱が可能であり、部品の
点数を大幅に削減することもできることから、そのメン
テナンス性が向上し、さらに製品の低廉化にも貢献する
ことができる等多大な効果を有する。
【0019】
【図1】本考案の実施例を示す全体分解斜視図である。
【図2】サーマルヘッドをプリンタ本体に取り付けた印
字状態を示す要部の断面図である。
字状態を示す要部の断面図である。
【図3】サーマルヘッドのプラテンへの押圧を解除した
状態を示す要部の断面図である。
状態を示す要部の断面図である。
1 フレーム 2 プラテン 3 サーマルヘッド 4 ヒートシンク部 5 ヘッドスプリングアッセンブリ 6 突片 7 ブッシュ 8 係止部 8a 溝部 8b 穴部 9 ヘッド押圧バネ 10 袖片 11 ホルダー 12 突起 13 角穴 14 ヘッドアップレバー 15 受け窓
Claims (2)
- 【請求項1】フレームと、このフレームに回転自在に設
けられたプラテンと、フレームに形成された係止部に係
合する揺動軸を中心に揺動することで前記プラテンに対
して接触及び離反が可能であるサーマルヘッドと、この
サーマルヘッドをプラテン側に押圧するために前記フレ
ームに固定されたヘッド押圧バネと、を有するサーマル
プリンタにおいて、 前記揺動軸には断面形状が最大直径D及び最小直径dか
らなる異形の外形形状を有するブッシュが嵌合して取り
付けられ、前記係止部は直径が前記最大直径Dより大き
な略円状の穴部とその下側に形成され、その幅が前記最
小直径dより大きく前記最大直径Dより小さい溝部より
なり、前記サーマルヘッドを前記フレームに取り付ける
際には、前記サーマルヘッドの姿勢を前記ブッシュの最
小直径dが前記溝部へ挿入されうる状態として、前記ブ
ッシュを前記溝部から穴部へ挿入し、前記穴部に達した
時点で、サーマルヘッドをプラテンに接触しうる位置に
回転したとき、前記溝部に対応する前記ブッシュの断面
が前記最大直径Dとなることで前記ブッシュが前記係止
部より脱落することが阻止されることを特徴とするサー
マルプリンタ。 - 【請求項2】前記サーマルヘッドは、ヒートシンクを備
え、このヒートシンクの両側に前記回転軸が形成され、
この回転軸の少なくとも一方に前記ブッシュが嵌合して
取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の
サーマルプリンタ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993042435U JP2607240Y2 (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | サ−マルプリンタ |
GB9413476A GB2280874B (en) | 1993-07-06 | 1994-07-05 | Thermal printer |
KR1019940015983A KR100331117B1 (ko) | 1993-07-06 | 1994-07-05 | 감열식프린터 |
HK97101654A HK1000134A1 (en) | 1993-07-06 | 1997-08-14 | Thermal printer |
JP1999001865U JP2607512Y2 (ja) | 1993-07-06 | 1999-03-26 | サーマルプリンタ |
KR1020010053172A KR100322141B1 (ko) | 1993-07-06 | 2001-08-31 | 감열식 프린터 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993042435U JP2607240Y2 (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | サ−マルプリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075745U JPH075745U (ja) | 1995-01-27 |
JP2607240Y2 true JP2607240Y2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=12635994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993042435U Expired - Fee Related JP2607240Y2 (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | サ−マルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607240Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5306035B2 (ja) * | 2009-04-21 | 2013-10-02 | 三菱電機株式会社 | 熱転写プリンタ |
-
1993
- 1993-07-06 JP JP1993042435U patent/JP2607240Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH075745U (ja) | 1995-01-27 |
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