JP2607030Y2 - 車両の変速時のエンジン回転数低下防止装置 - Google Patents

車両の変速時のエンジン回転数低下防止装置

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JP2607030Y2
JP2607030Y2 JP1992079977U JP7997792U JP2607030Y2 JP 2607030 Y2 JP2607030 Y2 JP 2607030Y2 JP 1992079977 U JP1992079977 U JP 1992079977U JP 7997792 U JP7997792 U JP 7997792U JP 2607030 Y2 JP2607030 Y2 JP 2607030Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アクセルペダルと連動
する絞り弁を有する車両の変速時のエンジン回転数低下
防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸気系に絞り弁を備えたエンジンとマニ
ュアル変速機とを有する車両においては、シフトアップ
時にクラッチペダルを踏みアクセルペダルを離してシフ
トレバーをニュートラルにいれるとき、図5、図6に示
すよう絞り弁が閉まる、すなわちスロットル開度が0に
近くなると、インテークマニホールドの負圧が大となり
急激にエジンフリクションが増加するので、絞り弁のな
いエンジンに比べて短時間にエンジン回転が低下する事
は知られている。
【0003】そして、同期装置付き変速機では次の変速
段のギヤとエンジンの回転数がマッチしていなくてもギ
アシフトはできるので、図7をも参照して例えば2速か
ら3速にシフトアップする場合、エンジン回転数はAか
らBまで下がっているのでクラッチを繋いだとき車速で
はDだけ、エンジン回転数ではB−C間の回転数だけミ
スマッチとなっているので、エンジンブレーキが掛かり
急激な車速低下が出ると言う問題がある。
【0004】また、特開昭57−140549号公報
に、ギヤチェンジ時に燃料カットを行うフューエルカッ
ト制御装置、および特公昭52−24612号公報に、
ギヤチェンジの時にサーボバルブを開き空気を導入する
気化器に関する技術が開示されている。しかし、これら
は、ギヤチェンジの際に空燃比が濃くなって有害排出ガ
スが増加するのを防止するためのもので、エンジン回転
数低下を防止するものではない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、シフトアッ
プ操作時に、アクセルペダルを離したことによって絞り
弁が閉じ、エンジンブレーキが掛かってエンジン回転数
が急激に低下し、このオーバーシュートによってクラッ
チミート時に変速ショックが生じることを防止し、しか
もミキサへの燃料供給を遮断して燃料消費を低減する車
両の変速時のエンジン回転数低下防止装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、インテ
ークマニホールドに接続された吸気管にミキサおよび絞
り弁を介装し、ミキサには燃料遮断弁を介装した燃料回
路が接続され、絞り弁はアクセルペダルと連動されてい
る車両の変速時のエンジン回転数低下防止装置におい
て、前記吸気ダクトのミキサ上流側から絞り弁の下流側
の吸気管に連通する空気バイパス通路を設け、その空気
バイパス通路に開閉弁を設け、そして車速センサとシフ
ト位置センサとアクセル位置センサとに接続され前記開
閉弁を開閉する制御装置を設け、その制御装置はシフト
位置を読み込み、車両が加速しているか否か検出する車
速センサから一定時間平均加速度を読み込んで加速中で
あるか否か判断し、加速中を検出しシフトレバーがニュ
ートラル位置でありかつアクセルペダルがアイドル位置
であるときには燃料遮断弁を閉じ空気バイパス開閉弁を
開き、加速中でなくシフトレバーがニュートラルでなく
アクセルペダルがアイドル位置でないのいずれかのとき
には燃料遮断弁を開き空気バイパス開閉弁を閉じる機能
を有する。
【0007】
【作用効果の説明】本考案によれば、吸気ダクトのミキ
サ上流側から絞り弁の下流側の吸気管へ空気バイパス通
路が連通され、開閉弁が設けられており、制御装置が車
速センサから一定時間の平均加速度を読み込んで加速中
の判断をし、そして、シフト位置のニュートラルおよび
アクセルペダルのアイドル位置を検出すれば、空気バイ
パス通路の開閉弁を開き、ミキサへ連通する燃料遮断弁
を閉じる。シフトアップの変速操作は車両加速中に行わ
れるので、車速センサの信号による一定時間の加速の判
断、ニュートラル位置、およびアイドル位置の検出によ
ってシフトアップ操作であることが判断される。そし
て、空気バイパス通路が開き、燃料が遮断されるので、
絞り弁が閉じても、ミキサ上流から吸気管に新気が空気
バイパス通路から供給され、エンジンの回転数の低下が
防止される。したがって、シフトアップ操作でアクセル
ペダルを離し、変速機がニュートラルになっても、エン
ジンの回転数の過剰な低下が防止されてクラッチミート
時のショックがなくなる。これに併せ、特に気体燃料を
用いるエンジンにおいては、ミキサへの燃料供給の遮断
により燃料消費、排気ガスの排出が低減される。そし
て、加速中でなくシフトレバーがニュートラルでなくア
クセルペダルがアイドル位置でないのいずれかのときに
は作動しないので、シフトアップ以外のシフトダウン操
作等には、ミキサへの燃料遮断が行われず、不具合は生
じない。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の実施例を説
明する。
【0009】図1において、エンジンEにはエキゾース
トマニホールド2が取付けられ、そのエキゾーストマニ
ホールド2には触媒4およびマフラ5を介装して排気管
3が設けられている。またインテークマニホールド1に
は絞り弁7とミキサ8とを介装して吸気管6が設けら
れ、その吸気管6には空気ダクト9が取付けられてい
る。
【0010】ボンベ10には逆止弁11を介して充填口
12が設けられ、ボンベ10に近い側から緊急遮断弁1
3、14、1次減圧弁15、2次減圧弁16、安全弁1
8、3次減圧弁17、遮断弁19が燃料回路22でミキ
サ8に接続されている。
【0011】また、燃料バイパス弁23は遮断弁19の
下流の燃料回路22と吸気管6との間に介装され、2次
減圧弁16と3次減圧弁17とは空気回路20で空気ダ
クト9に接続され、1次減圧弁15は水回路15a、1
5bに接続され冷却されている。
【0012】また、燃料バイパス弁23は電気回路でコ
ントロールユニット21に接続されている。
【0013】そして、吸気ダクト9と吸気管6とは空気
バイパス通路24でバイパスされ、その空気バイパス通
路24には開閉弁25が介装されている。その開閉弁2
5は電気回路で制御装置26に接続され、その制御装置
26は遮断弁19と、図示しないエンジン回転センサ
F、車速センサG、シフト位置センサH、アクセル位置
センサJとに接続されている。
【0014】以下、図2を参照して、制御装置の作動を
説明する。
【0015】まず、シフト位置を読み込み、車両が加速
しているかどうかを検出する車速センサGから一定時間
平均加速度を読み込む(ステップS1、S2)。加速度
はプラスか否か判断し(ステップS3)、YESだった
らニュートラルか否か判断する(ステップS4)。YE
Sだったら、アクセル位置はアイドルか、車速はプラス
か否か判断する(ステップS5、S6)。いずれもYE
Sだったら、燃料遮断弁に通電して閉とし、空気バイパ
ス開閉弁を開く(ステップS7、S8)。ステップS3
〜S6がNOの場合は空気バイパス開閉弁を閉じ燃料遮
断弁をOFFして燃料を供給する(ステップS10、S
9)。
【0016】すなわち、加速中の変速時にアクセルペダ
ルを離した状態で変速機がニュートラルになったとき、
燃料をカットして空気バイパス通路を開いて空気を供給
しエンジンフリクションを低減するよう制御する。
【0017】したがって、図3、図4を参照して、エン
ジン回転数Aは従来技術では図7のBまで下がっていた
ものがCまでしか下がらず、例えば2速から3速にシフ
トチェンジする回転数、車速とマッチするようになりク
ラッチミート時のショックが無い。
【0018】また、クラッチミート時にエンジン回転数
が僅かに早すぎるのは問題ない。
【0019】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案によれば下記
の優れた効果を奏する。 (a) シフトアップ操作でアクセルペダルを離し、変
速機がニュートラルになった場合に、エンジンの回転数
の過剰な低下が防止されてクラッチミート時のショック
がなくなる。 (b) 同時にミキサへの燃料が遮断され、燃料消費、
排気ガスの排出が低減する。 (c) シフトアップ操作時のみ作動し、シフトダウン
等のその他の操作では作動せず、ミキサへの燃料遮断に
よる不具合は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体構成図。
【図2】図1の制御のフローチャート図
【図3】2速から3速へシフトチェンジするときのエン
ジン回転数と車速との関係を示す図。
【図4】エンジン回転数とエンジンフリクションとの関
係図。
【図5】スロットル開度とエンジンフリクションとの関
係図。
【図6】吸入空気量とエンジンフリクションとの関係
図。
【図7】従来技術の2速から3速への変速時のエンジン
回転数と車速との関係を示す図。
【符号の説明】
1…インテークマニホールド 2…エキゾーストマニホールド 6…吸気管 7…絞り弁 8…ミキサ 9…吸気ダクト 15…1次減圧弁 16…2次減圧弁 17…3次減圧弁 19…遮断弁 24…空気バイパス通路 25開閉弁 26…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02M 21/02 301 F02M 21/02 301N (72)考案者 松田 洋 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−140549(JP,A) 特開 昭58−124053(JP,A) 実開 昭57−22640(JP,U) 特公 昭55−48186(JP,B2) 特公 昭60−32026(JP,B2) 特公 昭52−24612(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 29/00 - 29/06 F02D 41/00 - 41/40 F02D 43/00 - 45/00 F02M 21/02 - 21/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インテークマニホールド(1)に接続さ
    れた吸気管(6)にミキサ(8)および絞り弁(7)を
    介装し、ミキサ(8)には燃料遮断弁(19)を介装し
    た燃料回路(22)が接続され、絞り弁(7)はアクセ
    ルペダルと連動されている車両の変速時のエンジン回転
    数低下防止装置において、前記吸気ダクト(9)のミキ
    サ(8)上流側から絞り弁(7)の下流側の吸気管
    (6)に連通する空気バイパス通路(24)を設け、そ
    の空気バイパス通路(24)に開閉弁(25)を設け、
    そして車速センサ(G)とシフト位置センサ(H)とア
    クセル位置センサ(J)とに接続され前記開閉弁(2
    5)を開閉する制御装置(26)を設け、その制御装置
    (26)はシフト位置を読み込み、車両が加速している
    か否か検出する車速センサ(G)から一定時間平均加速
    度を読み込んで加速中であるか否か判断し、加速中を検
    出しシフトレバーがニュートラル位置でありかつアクセ
    ルペダルがアイドル位置であるときには燃料遮断弁(1
    9)を閉じ空気バイパス開閉弁(25)を開き、加速中
    でなくシフトレバーがニュートラルでなくアクセルペダ
    ルがアイドル位置でないのいずれかのときには燃料遮断
    弁(19)を開き空気バイパス開閉弁(25)を閉じる
    機能を有することを特徴とする車両の変速時のエンジン
    回転数低下防止装置。
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