JP2604584B2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JP2604584B2
JP2604584B2 JP62031511A JP3151187A JP2604584B2 JP 2604584 B2 JP2604584 B2 JP 2604584B2 JP 62031511 A JP62031511 A JP 62031511A JP 3151187 A JP3151187 A JP 3151187A JP 2604584 B2 JP2604584 B2 JP 2604584B2
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紀夫 星
孝男 松川
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動二輪車に関し、特に排気管の配設に関す
るものである。
従来技術 自動二輪車においては、エンジンから取出された排気
管が車体に沿って後方に延びている。この排気管は、2
サイクルエンジンでは、排気管内の排気の慣性効果を利
用して掃気効率を高めるために、排気入口から次第にふ
くらみ、最大径に達した後、次第に縮小し、出口をかな
り絞り込んだ形状のものが一般に採用されている。
第1図はこのような排気管を備えた従来の自動二輪車
を示す。01は前輪、02は後輪、03はエンジンで、エンジ
ン03の上方に燃料タンク04がメインフレーム05を跨いで
装着され、その後方にシート06が設けられている。排気
管07はエンジン03のシリンダ部から前方へ延出し、一旦
下方へ延び、次いで車体巾方向に伸びて上方に至り、メ
インフレーム05を跨ぐ断面U字状の燃料タンク04の一方
の下辺に沿って車体後方に至り、消音器08に接続されて
いる。エンジン03の側部には該エンジンを足で始動させ
るためのキックペダル09が設けられているが、前記排気
管07はこのキックペダル09の上方を通って配設され、こ
のため、第2図に示すように、燃料タンク04の一方の脚
部の底部04aは他方の脚部の底部04bより高くなってお
り、底部04aとキックペダル09の踏部010との間に排気管
07が納められている。
また、特開昭61−163074号公報には、排気管を燃料タ
ンクと同等の高さ水準でメインフレームに沿って配設し
た自動二輪車が示されており、この自動二輪車において
は、第3図に示すように燃料タンク04をメインフレーム
05の片側だけに設けるか、あるいは第4図に示すように
燃料タンクを左右のタンク011,012に分割し、これらの
タンク011,012をそれぞれ側方から車体に装着してあ
る。
発明が解決しようとする問題点 しかし、前記第2図のものにおいては、一方側のタン
ク底部04aを高くしなければならないので、それだけ燃
料タンクの容量が減少し、かつ燃料タンクの重量が左右
不平衡となる。第3図のものにおいても同様である。第
4図のものにおいては燃料タンク重量の左右不平衡は避
けられるが、2個の燃料タンクを取付けなければならな
いので、部品点数および工数の増加を伴う。
問題点を解決するための手段および作用 本発明は上記したような従来の装置の不具合を解消し
たものであり、本発明の自動二輪車は、前車輪を支持す
るヘッドパイプの後方に該ヘッドパイプに隣接して燃料
タンクおよびシートを順次配設し、前記燃料タンクのほ
ぼ直下位置にエンジンを配置し、該エンジンの一側に軸
支部、踏部およびこれらを連結するアーム部から成るキ
ック式始動装置を設けた自動二輪車において、常時は前
記キック式始動装置の前記アーム部が前記軸支部から上
方へ延びるとともに前記踏部が前記軸支部より内側に位
置し、前記エンジンの排気管が前記アーム部の内側を通
して配設され、かつ前記エンジンの下部近傍に車体フレ
ームから両側に突出するステップが設けられていること
を特徴とする。
本発明によれば、排気管がキック式始動装置(キック
ペダル)のアーム部内側の低い位置に配設されるので、
排気管を設置した側の燃料タンク底部も他側の底部と同
様に低くすることができる。従って容量の大きい、かつ
左右両側の重量が平衡した燃料タンクを搭載できる。ま
た、排気管を低く配設することにより、車体重心も低下
する。さらに本発明によれば、エンジン下部近傍両側
の、シート上に跨がった運転者にとって最適の位置にス
テップが突設されるが、上記のように排気管を下方に配
設することにより、排気管がステップ部と燃料タンクを
結ぶ車体側部の線から外方に張出すことがなく、またキ
ック式始動装置の、軸支部から上方へ延びるアーム部上
端の踏部が、常時は前記軸支部より内側に位置している
ので、キック式始動装置が上記車体側部の線から外方に
張出すこともなく、運転者は排気管やキック式始動装置
と干渉することなく極めて良好な乗車姿勢でシート上に
跨がることができる。さらにまた、排気管はキック式始
動装置の内側を通されているので、キック式始動装置に
よって保護される。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について本発明を説明する。
第5図は本発明を適用したオフロード用の自動二輪車の
全体側面図である。車体フレーム1の前方に、ヘッドパ
イプ2に枢支されたフロントフォーク3を介して前輪4
が支持され、車体フレーム1の後方下部に上下に揺動可
能に枢着され後方へ延びるリヤフォーク5の後端に後輪
6が支持されている。リヤフォーク5と車体上部構造と
の間にリンク20を介してリヤクッション7が設けられお
り、その前方に車体フレーム1に装着されてエンジン8
が搭載されている。エンジン8は2サイクルエンジンで
ある。エンジン8の上方には燃料タンク9が設けられて
いるが、この燃料タンク9は第6図に示すようにU字形
の横断面を有し、ヘッドパイプ2から後方へ延出して車
体フレーム1の一部を構成するメインパイプ10に、これ
を上方から跨いて取付けられている。燃料タンク9の後
方にシート11が設けられており、該シート11の前部は燃
料タンク9の後部背面上にかぶさっている。車体フレー
ム1の下部両側には、シート11上に跨がって乗車した運
転者が運転中に足を乗せるステップ12が突設されてい
る。
13は運転者が足でエンジン8を始動するためのキック
ペダル(キック式始動装置)で、エンジン8のキックシ
ャフト14に取付けられた軸支部15と、該軸支部15からエ
ンジン側部に沿って上方へ延びるアーム部16と、該アー
ム部16の上端に横向きに突設された踏部17とから成って
いる。このキックペダル13は、常時は図示のように踏部
17が車体側部に沿うように配置されているが、アーム部
16を水平方向に90゜回動させることにより踏部17が車体
から側方へ突出し、この状態で踏部17を足で蹴ってキッ
クシャフト14を回転させることによりエンジン8を始動
できるようになっている。エンジン8のシリンダ部8aか
ら排気管18が前方へ延出し、下方かつ側方へ弯曲した
後、やや上昇し、前記キックペダル13のアーム部16の内
側を通って後方へ延びている。この排気管18の中間部は
径の大きなエキスパンションチャンバ18aとなってお
り、これに続く小径部分18bが車体後方のサイレンサ19
に接続されている。
本実施例は、排気管18をキックペダル13のアーム部16
の内側を通して配設してあるので、第6図と前記第2図
を対比すればよく分るように、排気管18の位置が比較的
低くなり、これにより排気管18を配設した側の燃料タン
ク9の底部9aを他側の底部9bと同じ高さまで下げること
ができる。従って燃料タンク9の容量が増すとともに、
左右の重量が平衡する。また、タンク底部9aおよび排気
管18の位置が下がることにより車体重心も低下する。さ
らに、排気管18はキックペダル13によって外側から保護
される。
ステップ12は第7図に示すように車体フレームのクロ
スメンバ1aの両端から左右へ突設させて設けられている
が、横断面内において燃料タンク9の側面とステップ12
の取付部とを結ぶ線l,lは図示のように上方から下方へ
向って末広がりの状態になっており、シート11に着座し
た運転者がその膝および脚部を線l,lに沿わせて、自然
に無理なく足を両側のステップ12上に載置できるように
なっている。本実施例においては第7図(a)のように
排気管18がキックペダル13のアーム部16の内側に配置さ
れており、しかも踏部17は排気管18の上方において下方
の軸支部15よりも内側に位置し、排気管18の存在によっ
てキックペダル13が線lより外側に張出すことがなく、
上記のような良好な運転者の乗車姿勢が確保される。こ
れに対し第7図(b)のように排気管18をキックペダル
13の踏部17の内側に配置した場合にはキックペダル13の
上部が線lよりも外方に張出し、良好な乗車姿勢が阻害
される。
リヤクッション7は、第8図に示すように、上端を車
体フレーム1の上部に、下端をリヤフォーク5と車体フ
レーム1間に設けられたリンク機構20(第1図参照)に
連結されて、車体中心面に沿い1本設けられている。前
記排気管18はこのリヤクッション7の左側に配設され、
リヤクッション7の右側には該排気管とほぼ同じ高さの
位置に気化器、エアクリーナ等から成る吸気系が配置さ
れている。第8図において21はこの吸気系の気化器とエ
アクリーナ間の接続部を示す。このように排気系と吸気
系を対称的に配置することにより、空間を有効に利用で
きるとともに、車体フレーム1を左右対称に形成できる
ので、フレーム構造が簡単になる。
発明の効果 以上の通り、本発明においては、エンジンの上方に配
置される燃料タンクの底部の高さが排気管によって制限
されることなく、従って容量の大きい、かつ左右両側の
重量が平衡した燃料タンクを搭載できるとともに、車体
重心も低下する。また、排気管がキック式始動装置によ
り保護され、しかも該キック式始動装置が車体側部に張
出すこともなく、運転者の良好な乗車姿勢を確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動二輪車の側面図、第2図は第1図の
II−II線に沿う略断面図、第3図および第4図はそれぞ
れ他の従来例を示す第2図と同様な断面図、第5図は本
発明を適用した自動二輪車の側面図、第6図は第5図の
VI−VI線に沿う略断面図、第7図は本発明の効果を説明
するための第6図と同様な断面図、第8図は第5図のVI
II−VIII線に沿う略断面図である。 1……車体フレーム、2……ヘッドパイプ、3……フロ
ントフォーク、4……前輪、5……リヤフォーク、6…
…後輪、7……リヤックション、8……エンジン、9…
…燃料タンク、10……メインパイプ、11……シート、12
……ステップ、13……キックペダル、14……キックシャ
フト、15……軸支部、16……アーム部、17……踏部、18
……排気管、19……サイレンサ、20……リンク機構、21
……吸気系。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−116155(JP,A) 特開 昭60−81463(JP,A) 実開 昭59−109591(JP,U) 実開 昭52−83151(JP,U) 実開 昭62−102858(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前車輪を支持するヘッドパイプの後方に該
    ヘッドパイプに隣接して燃料タンクおよびシートを順次
    配設し、前記燃料タンクのほぼ直下位置にエンジンを配
    置し、該エンジンの一側に軸支部、踏部およびこれらを
    連結するアーム部から成るキック式始動装置を設けた自
    動二輪車において、常時は前記キック式始動装置の前記
    アーム部が前記軸支部から上方へ延びるとともに前記踏
    部が前記軸支部より内側に位置し、前記エンジンの排気
    管が前記アーム部の内側を通して配設され、かつ前記エ
    ンジンの下部近傍に車体フレームから両側に突出するス
    テップが設けられていることを特徴とする自動二輪車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS551987Y2 (ja) * 1975-12-16 1980-01-19
JPS59109591U (ja) * 1983-01-14 1984-07-24 本田技研工業株式会社 自動二輪車の車体フレ−ム

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