JP2603651Y2 - 車両のドアパネルのグラスラン - Google Patents

車両のドアパネルのグラスラン

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JP2603651Y2
JP2603651Y2 JP1992040710U JP4071092U JP2603651Y2 JP 2603651 Y2 JP2603651 Y2 JP 2603651Y2 JP 1992040710 U JP1992040710 U JP 1992040710U JP 4071092 U JP4071092 U JP 4071092U JP 2603651 Y2 JP2603651 Y2 JP 2603651Y2
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JP
Japan
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lip
panel
vehicle
glass run
door panel
Prior art date
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Application number
JP1992040710U
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English (en)
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JPH06863U (ja
Inventor
誠一 大津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06863U publication Critical patent/JPH06863U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のドアに装備する
グラスランに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は本考案を実施する車両のドアの全
体図、図5は図4のA部の拡大図である。全体を符号1
0で示す車両のドアは、アウタパネル12とインナパネ
ル14で構成され、ウインドガラスを装着する開口部5
0を有する。ドア10のパネルの前縁部は、車体のピラ
ーに沿う傾斜パネル20とヒンジを介して車体に支持さ
れる直立パネル22を有する。傾斜パネル20と直立パ
ネル22との間のコーナー部24は、パネルの成形上の
都合で切欠き部を設ける必要がある。ドア10の開口部
50に装着される窓ガラスは、グラスランを介して摺動
自在にパネルに支持される。窓ガラスのシール構造は例
えば特開昭58−214411号公報に示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ドアパネルにとりつけ
るグラスランは、窓ガラスを摺動自在に支持するととも
に、雨滴等が車室内に侵入するのを防止する。しかしな
がら、グラスランとパネルとの接合面を通って、グラス
ランの内側へ水が侵入するの場合が生ずる。この水を車
体下方へ導くために、グラスランの内面にチャンネルを
設けてある。しかしながらパネルのコーナー部で水が車
室側に流れてしまうおそれがあり、対策を必要とする。
本考案は水をコーナー部から直立部に設けるガイドレー
ルに確実に導くシール構造を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のグラスランは、
ドアパネルに対する接合面に平行に設けられる第1のリ
ップと第2のリップを有し、車内側に配設される第1の
リップの下端部と、車外側に配設される第2のリップは
リップ部と一体の延長部を有し、車内側に配設される第
1のリップの延長部は車外側に配設される第2のリップ
の延長部に向けて折り曲げられて形成されるものであ
る。
【0005】
【作用】パネルとグラスランの間に侵入した水滴は、第
1のリップと第2のリップの間に形成されるチャンネル
を通って下方へ流れるが、第1のリップに設けられる延
長部に案内されて、ガイドレール内に確実に送り込まれ
る。
【0006】
【実施例】図2は、ドアの前縁パネル22に対して、グ
ラスラン70を介して窓ガラス60が支持される状態を
示し、図3はグラスラン70のコーナー部の形状を示
す。グラスラン70は、可撓性の材料によりつくられ、
主体部71の裏側に設ける脚部75を前縁パネル22の
合せ部22Aに差し込むことによりパネル側へとりつけ
られる。ドア10全体は、シール42を有する車体パネ
ル40に対して開閉される。グラスラン70のパネル2
2との接合面には、平行する第1のリップ72と第2の
リップ74が設けられ、両リップ72、74の間に雨滴
等を案内するチャンネル73が形成される。パネル22
の外側に当たった水滴は矢印W1で示す第2のリップ7
4とパネル22の接合部のすきまから内側へ侵入する。
侵入した水滴は、第1のリップ72と第2のリップ74
の間に形成されたチャンネル73を伝わって、矢印W2
方向へ流下する。
【0007】グラスラン70は、ドアパネルの前縁部の
傾斜部から直立部に沿い、コーナー部24を覆うように
折曲げられている。車室側に配設される第1のリップ7
2のコーナー部の先端部72Aは、従来は直立部に設け
る窓ガラスのガイドレール80に水滴を案内する形状に
処理されていた。車両のドアの窓は、上方が車室側へ傾
く形状となっているために、矢印W2に沿ってチャンネ
ル72を流下する水滴は、常に車室側へ流入しようとす
る。第1のリップ72の先端部72Aは、パネル側に当
接して位置決めされる。しかしながら、コーナー部24
ではパネルに切り欠き部があるために、先端部72Aは
パネルから外れ、水滴は矢印W3に沿って車両側へ侵入
し、ガイドレール80に正しく落下しないことが起こ
る。
【0008】図1は本考案のグラスランの構造を示す説
明図である。ドアパネルの前縁部に配設されるグラスラ
ン170は、主体部171の脚部175をドアパネルの
合せ部に差し込んで装着される。ドアパネルの接合面に
は、第1のリップ172と第2のリップ174が形成さ
れる。第1のリップ172は車内側にあって、ドアパネ
ルの合せ部に当接し、第2のリップ174はドアパネル
の車外側に圧接される。第1のリップ172と第2のリ
ップ174の間には、水滴を案内するチャンネル173
が形成される。
【0009】グラスラン170は、コーナー部24を覆
い、その下方で直立パネルに形成されるガイドレール8
0に接続される。第2のリップ174の下端部174A
は、このガイドレール80の上面に接合することに位置
決めされる。第1のリップ172の下端部172Aは、
第2のリップ174の下端部174Aがある車外側へ向
けて折り曲げられた延長部として形成される。この折り
曲げ延長部172Aは、矢印W2に沿ってチャンネル1
73内を流下してくる水滴を、矢印W4で示すように車
外側へ案内する。矢印W4の方向に流れる水滴は、車内
側へ侵入することなく、ガイドレール80内に確実に落
下する。
【0010】
【考案の効果】本考案のグラスランは以上のように、ド
アパネルの窓開口部の周囲のパネルに装着されて窓ガラ
スの案内機能とシール機能とを有するもので、パネル側
の接合面に平行して設けられる第1のリップと第2のリ
ップを備え、車内側に配設される第1のリップの下端部
に車外側に配設される第2のリップに向けて接近する延
長部を設けたものである。
【0011】この延長部を設けることにより、グラスラ
ンとパネルとの間に侵入した水滴をドアパネルの直立部
に設けるガイドレールに確実に案内することができ、車
内側へ侵入することはない。また、この延長部により、
パネルの切り欠き部は確実に覆われ、遮音性能も向上す
る。さらに、ガイドレールの上端部に対するグラスラン
下端部の位置決めも容易となる。なお、上述した実施例
では、ドアパネルの前縁部のシール構造について説明し
たが、ドアパネルの後縁部のシール構造にも適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のグラスランの説明図。
【図2】ドアパネルの断面図。
【図3】従来のグラスランの説明図。
【図4】ドアパネルの斜視図。
【図5】図4のA部の拡大図。
【符号の説明】
10 ドア 12 アウタパネル 14 インナパネル 24 コーナー部 80 ガイドレール 170 グラスラン 172 第1のリップ 172A 延長部 173 チャンネル 174 第2のリップ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドアパネルの窓開口部に配設され
    て、窓開口部の傾斜パネル部と、窓ガラスを案内するガ
    イドレールを備える直立パネル部の間のコーナー部を覆
    うグラスランであって、ドアパネルに対する接合面に平
    行に設けられる第1のリップと第2のリップを有し、車
    内側に配設される第1のリップの下端部、車外側に配
    設される第2のリップはリップ部と一体の延長部を有
    し、車内側に配設される第1のリップの延長部は車外側
    に配設される第2のリップの延長部に向けて折り曲げら
    れて形成される車両のドアパネルのグラスラン。
JP1992040710U 1992-06-15 1992-06-15 車両のドアパネルのグラスラン Expired - Lifetime JP2603651Y2 (ja)

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JPH06863U JPH06863U (ja) 1994-01-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4612486B2 (ja) * 2005-06-30 2011-01-12 鬼怒川ゴム工業株式会社 ドアグラスランのコーナー部構造
JP4778783B2 (ja) * 2005-11-30 2011-09-21 鬼怒川ゴム工業株式会社 自動車用ドアサッシュのシール構造
JP6739308B2 (ja) * 2016-10-07 2020-08-12 鬼怒川ゴム工業株式会社 車両用ガラスラン

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JPH0645306B2 (ja) * 1986-09-19 1994-06-15 鬼怒川ゴム工業株式会社 グラスランの型成形部構造

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