JP2601419Y2 - カーステレオ - Google Patents
カーステレオInfo
- Publication number
- JP2601419Y2 JP2601419Y2 JP1991076782U JP7678291U JP2601419Y2 JP 2601419 Y2 JP2601419 Y2 JP 2601419Y2 JP 1991076782 U JP1991076782 U JP 1991076782U JP 7678291 U JP7678291 U JP 7678291U JP 2601419 Y2 JP2601419 Y2 JP 2601419Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle type
- correction data
- car stereo
- vehicle
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、カーステレオに関
し、特に車種別に最適な音場コントロールを行うカース
テレオに関する。
し、特に車種別に最適な音場コントロールを行うカース
テレオに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカーステレオでは、FMラジオや
CDプレーヤ装置等の音源からの音声がスピーカから再
生される。例えば、CDプレーヤ装置においては、CD
プレーヤにセットされたCD(コンパクトディスク)か
ら読み出した読出信号をデジタル信号に変換した後、デ
ジタル信号処理部(DSP)で所定のデジタル信号処理
を施し、再びアナログ信号に変換してスピーカから出力
する。
CDプレーヤ装置等の音源からの音声がスピーカから再
生される。例えば、CDプレーヤ装置においては、CD
プレーヤにセットされたCD(コンパクトディスク)か
ら読み出した読出信号をデジタル信号に変換した後、デ
ジタル信号処理部(DSP)で所定のデジタル信号処理
を施し、再びアナログ信号に変換してスピーカから出力
する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述のように、従来の
カーステレオは、音源からの音声信号に予め定めた信号
処理を施して音声をスピーカから再生させている。しか
しながら、カーステレオが搭載された車は多種多様であ
り、カーステレオが取り付けられる車の車内空間、内装
材料、座席の配置等の条件はそれぞれ異なるため、各条
件に最適な音場を再現することは不可能である。従来
は、かかる最適条件の設定にはこだわらずに、すべての
車種に対して最適ではないが、好ましい音場を再現でき
るようにスピーカ位置を設定する等を配慮しているに過
ぎず、高品質な音場再現を希望するユーザの要望に応え
ることはできない。この要望に応えるためには、DSP
の処理内容を変更するため、フィルタ係数、ディレイ時
間等のパラメータを変更すれば良いが、これらパラメー
タの変更をするには回路構成が複雑となり、コスト的な
問題も生ずる。
カーステレオは、音源からの音声信号に予め定めた信号
処理を施して音声をスピーカから再生させている。しか
しながら、カーステレオが搭載された車は多種多様であ
り、カーステレオが取り付けられる車の車内空間、内装
材料、座席の配置等の条件はそれぞれ異なるため、各条
件に最適な音場を再現することは不可能である。従来
は、かかる最適条件の設定にはこだわらずに、すべての
車種に対して最適ではないが、好ましい音場を再現でき
るようにスピーカ位置を設定する等を配慮しているに過
ぎず、高品質な音場再現を希望するユーザの要望に応え
ることはできない。この要望に応えるためには、DSP
の処理内容を変更するため、フィルタ係数、ディレイ時
間等のパラメータを変更すれば良いが、これらパラメー
タの変更をするには回路構成が複雑となり、コスト的な
問題も生ずる。
【0004】そこで、この考案の目的は、車種別等、車
内状況に最適な音場再現可能なカーステレオを提供する
ことにある。
内状況に最適な音場再現可能なカーステレオを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、この考案によるカーステレオは、再生音楽信号に所
定の信号処理を施して音声を発生して音場を再現するカ
ーステレオにおいて、最適音場を再現するのに必要な予
め設定されている車種別の車種別補正データが記録され
ているCD/ROMから前記車種別補正データを読み込
む読込手段と、前記読込手段により読み出された車種別
補正データに含まれている車種に対応した車種情報を表
示する表示手段と、前記表示手段に表示されている車種
の中から任意の車種を選択する選択手段と、前記選択手
段により選択された車種に対応する車種別補正データに
基づく補正を伴って前記信号処理を施すように制御する
制御手段と、を備えて構成される。
め、この考案によるカーステレオは、再生音楽信号に所
定の信号処理を施して音声を発生して音場を再現するカ
ーステレオにおいて、最適音場を再現するのに必要な予
め設定されている車種別の車種別補正データが記録され
ているCD/ROMから前記車種別補正データを読み込
む読込手段と、前記読込手段により読み出された車種別
補正データに含まれている車種に対応した車種情報を表
示する表示手段と、前記表示手段に表示されている車種
の中から任意の車種を選択する選択手段と、前記選択手
段により選択された車種に対応する車種別補正データに
基づく補正を伴って前記信号処理を施すように制御する
制御手段と、を備えて構成される。
【0006】
【作用】この考案では、車種別に最適な音場を再現する
のに必要な補正データをCD/ROMに格納し、CD/
ROMから読み出された補正データに基づいて音楽デー
タを信号処理することにより、簡単な構成でそれぞれの
車種に最適な音場再現を可能とする。
のに必要な補正データをCD/ROMに格納し、CD/
ROMから読み出された補正データに基づいて音楽デー
タを信号処理することにより、簡単な構成でそれぞれの
車種に最適な音場再現を可能とする。
【0007】
【実施例】次に、この考案について図面を参照しながら
説明する。図1は、この考案によるカーステレオの一実
施例を示す構成ブロック図である。CDプレーヤ1に
は、CD/ROM11Aまたは音楽CD11Bが収納さ
れ、その記憶内容が再生される。再生されたデータは、
判別回路15を通ることにより補正データか音楽データ
かに判別される。CD/ROM11Aには、例えば、車
種別、即ち車内空間配置、座席位置等の種類毎に最適な
音場を再現するために必要な補正データが格納されてい
る。補正データは、例えば、セダンに最適データとして
設定されている基準データに対する補正データである。
車種としては、「セダン」、「ハードトップ」、「ハッ
チバック」、「クーペ」、「バン」等がある。
説明する。図1は、この考案によるカーステレオの一実
施例を示す構成ブロック図である。CDプレーヤ1に
は、CD/ROM11Aまたは音楽CD11Bが収納さ
れ、その記憶内容が再生される。再生されたデータは、
判別回路15を通ることにより補正データか音楽データ
かに判別される。CD/ROM11Aには、例えば、車
種別、即ち車内空間配置、座席位置等の種類毎に最適な
音場を再現するために必要な補正データが格納されてい
る。補正データは、例えば、セダンに最適データとして
設定されている基準データに対する補正データである。
車種としては、「セダン」、「ハードトップ」、「ハッ
チバック」、「クーペ」、「バン」等がある。
【0008】システムマイコン12、ドライバ14、ド
ライバ28を介して送出される補正データ対応の車種デ
ータを、システムマイコン26が受信し、車種データが
ディスプレイ27に表示される。ディスプレイ27に表
示されている上記車種データの中からセレクタスイッチ
29の操作により選択すべき車種を設定する。
ライバ28を介して送出される補正データ対応の車種デ
ータを、システムマイコン26が受信し、車種データが
ディスプレイ27に表示される。ディスプレイ27に表
示されている上記車種データの中からセレクタスイッチ
29の操作により選択すべき車種を設定する。
【0009】システムマイコン12は、上記判別回路1
5からの補正データまたは音楽CD11Bからの音楽デ
ータを受けて所定の信号処理を施し、音楽データをA/
Dコンバータ13に、補正データならばドライバ14に
送出する。デジタル信号処理装置(DSP装置)2のデ
ジタル信号処理部(DSP)22は、A/Dコンバータ
13からのデジタル音楽データを受け、所定のデジタル
信号処理を施す。CDプレーヤ1のドライバ14からの
補正データは、DSP装置2のドライバ28を介して外
部空メモリ(EXーRAM)24Bに格納されるととも
にDSPコントロール部25の制御により常時メモリさ
れている外部メモリ(EX−RAM)24Aと外部空メ
モリ(EX−RAM)24Bに格納されている補正デー
タとをリンクし、再びリンクされたデータを外部空メモ
リ(EX−RAM)24Bに格納する。DSP22は、
外部空メモリ24Bに格納されている補正データに基づ
いてDSPコントロール部25からの制御を受けて補正
データに対応する車種に最適な上記デジタル信号処理を
行う。
5からの補正データまたは音楽CD11Bからの音楽デ
ータを受けて所定の信号処理を施し、音楽データをA/
Dコンバータ13に、補正データならばドライバ14に
送出する。デジタル信号処理装置(DSP装置)2のデ
ジタル信号処理部(DSP)22は、A/Dコンバータ
13からのデジタル音楽データを受け、所定のデジタル
信号処理を施す。CDプレーヤ1のドライバ14からの
補正データは、DSP装置2のドライバ28を介して外
部空メモリ(EXーRAM)24Bに格納されるととも
にDSPコントロール部25の制御により常時メモリさ
れている外部メモリ(EX−RAM)24Aと外部空メ
モリ(EX−RAM)24Bに格納されている補正デー
タとをリンクし、再びリンクされたデータを外部空メモ
リ(EX−RAM)24Bに格納する。DSP22は、
外部空メモリ24Bに格納されている補正データに基づ
いてDSPコントロール部25からの制御を受けて補正
データに対応する車種に最適な上記デジタル信号処理を
行う。
【0010】システムマイコン26は、DSP装置2の
全体的制御を行うもので、その動作状態や現在選択され
ている補正データに対応する車種等をディスプレイ27
に表示せしめる。DSP22で、デジタル信号処理され
たデジタル音楽データは、D/Aコンバータ23でアナ
ログ信号に変換された後、増幅器3で増幅されてスピー
カ等に音楽信号として出力される。リセットスイッチ2
1は、他の車種に対する補正データを設定するとき、D
SP装置2内の関連回路部をリセットするためのもので
ある。
全体的制御を行うもので、その動作状態や現在選択され
ている補正データに対応する車種等をディスプレイ27
に表示せしめる。DSP22で、デジタル信号処理され
たデジタル音楽データは、D/Aコンバータ23でアナ
ログ信号に変換された後、増幅器3で増幅されてスピー
カ等に音楽信号として出力される。リセットスイッチ2
1は、他の車種に対する補正データを設定するとき、D
SP装置2内の関連回路部をリセットするためのもので
ある。
【0011】上記CD/ROM11Aに記録される補正
データとしては、例えば以下のようなデータがあり、こ
の実施例では、CD/ROM11Aを音楽CD11と同
様に複数のセレクタに分割し、各分割セレクタに車種別
補正データを記録している。 (a) 車種別の直接音の補正データ (b) 車種別の初期反射音の補正データ (c) 車種別の残響音の補正データ (d) 車種別のスピーカに対するリスナー位置の非対
称の補正データ (e) 車種別の音像定位置の補正データ (f) 車種別のL/Rスピーカに対する遅延時間の補
正データ (g) 車内特有の伝送特性の補正データ
データとしては、例えば以下のようなデータがあり、こ
の実施例では、CD/ROM11Aを音楽CD11と同
様に複数のセレクタに分割し、各分割セレクタに車種別
補正データを記録している。 (a) 車種別の直接音の補正データ (b) 車種別の初期反射音の補正データ (c) 車種別の残響音の補正データ (d) 車種別のスピーカに対するリスナー位置の非対
称の補正データ (e) 車種別の音像定位置の補正データ (f) 車種別のL/Rスピーカに対する遅延時間の補
正データ (g) 車内特有の伝送特性の補正データ
【0012】図2は、この考案によるカーステレオの他
の実施例を示す構成ブロック図である。図2において、
図1と同一符号が付されている構成部は同様機能を有す
る構成部である。この実施例では、CDオートチェンジ
ャーの機能を利用し、CD/ROMを図1の実施例のよ
うに出入りせず、CD/ROMと音楽用CDを共存する
ことができる。また、、この実施例を施すことにより多
種類の補正データを格納することが可能となり、拡張性
が高くなる。
の実施例を示す構成ブロック図である。図2において、
図1と同一符号が付されている構成部は同様機能を有す
る構成部である。この実施例では、CDオートチェンジ
ャーの機能を利用し、CD/ROMを図1の実施例のよ
うに出入りせず、CD/ROMと音楽用CDを共存する
ことができる。また、、この実施例を施すことにより多
種類の補正データを格納することが可能となり、拡張性
が高くなる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によるカ
ーステレオは、車種別に最適な音場を再現するのに必要
な補正データをCD/ROMに格納しており、CD/R
OMから読み出された補正データに基づいて音楽データ
を信号処理しているので、簡単な構成でそれぞれの車種
に最適な音場を再現できる。また、CD/ROMを付加
して、DSP装置部での補正処理を行うだけで済むので
大量生産の車についても適確な最適条件の設定が可能と
なる。
ーステレオは、車種別に最適な音場を再現するのに必要
な補正データをCD/ROMに格納しており、CD/R
OMから読み出された補正データに基づいて音楽データ
を信号処理しているので、簡単な構成でそれぞれの車種
に最適な音場を再現できる。また、CD/ROMを付加
して、DSP装置部での補正処理を行うだけで済むので
大量生産の車についても適確な最適条件の設定が可能と
なる。
【図1】この考案によるカーステレオの一実施例を示す
構成ブロック図である。
構成ブロック図である。
【図2】この考案によるカーステレオの他の実施例を示
す構成ブロック図である。
す構成ブロック図である。
1 CDプレーヤ 2 デジタル信号処理装置(DSP) 3 増幅器 11A C
D/ROM 11B 音楽CD 12,26 シ
ステムマイコン 13 A/Dコンバータ 14,16,17,28 ドライバ 15 CD/ROM,音楽用CD判別回路 18 デコーダ 21 リ
セットスイッチ 22 デジタル信号処理部(DSP) 23 D/Aコンバータ 24A 外部メモリ 24B 外部
空メモリ 25 DSPコントロール部 27 ディ
スプレイ 29 セレクタスイッチ
D/ROM 11B 音楽CD 12,26 シ
ステムマイコン 13 A/Dコンバータ 14,16,17,28 ドライバ 15 CD/ROM,音楽用CD判別回路 18 デコーダ 21 リ
セットスイッチ 22 デジタル信号処理部(DSP) 23 D/Aコンバータ 24A 外部メモリ 24B 外部
空メモリ 25 DSPコントロール部 27 ディ
スプレイ 29 セレクタスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐 藤 誠 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式 会社 ケンウッド内 (56)参考文献 実開 平2−112100(JP,U) 実開 平4−61995(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 11/02
Claims (2)
- 【請求項1】再生音楽信号に所定の信号処理を施して音
声を発生して音場を再現するカーステレオにおいて、 最適音場を再現するのに必要な予め設定されている車種
別の車種別補正データが記録されているCD/ROMか
ら前記車種別補正データを読み込む読込手段と、 前記読込手段により読み出された車種別補正データに含
まれている車種に対応した車種情報を表示する表示手段
と、 前記表示手段に表示されている車種の中から任意の車種
を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された車種に対応する車種別補
正データに基づく補正を伴って前記信号処理を施すよう
に制御する制御手段と、 を備えて成ることを特徴とするカーステレオ。 - 【請求項2】CDオートチェンジャーに、前記CD/R
OMと音楽用CDを共存させたことを特徴とする請求項
1に記載のカーステレオ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991076782U JP2601419Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | カーステレオ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991076782U JP2601419Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | カーステレオ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0520945U JPH0520945U (ja) | 1993-03-19 |
JP2601419Y2 true JP2601419Y2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=13615173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991076782U Expired - Lifetime JP2601419Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | カーステレオ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601419Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI105859B (fi) * | 1997-02-21 | 2000-10-13 | Nokia Mobile Phones Ltd | Menetelmä digitaalisen signaalinkäsittely-yksikön audioparametrien asettamiseksi elektroniikkalaitteessa ja elektroniikkalaite |
CN102822890A (zh) * | 2010-03-30 | 2012-12-12 | 松下电器产业株式会社 | 音响装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2549359Y2 (ja) * | 1989-02-23 | 1997-09-30 | ヤマハ株式会社 | 再生特性制御装置 |
JP2504259Y2 (ja) * | 1990-10-05 | 1996-07-10 | アルパイン株式会社 | 車載用音場補正装置 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP1991076782U patent/JP2601419Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0520945U (ja) | 1993-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |