JP2598723B2 - 網点画像作成装置 - Google Patents
網点画像作成装置Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04N1/405—Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、連続階調画像から網点
化された画像を作成する網点画像作成装置に関する。
化された画像を作成する網点画像作成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、カラー製版の分野では、連続階調
画像について電子的に網点化処理を行なうドットジェネ
レータ式のダイレクトスキャナが広く普及しているが、
その網点化処理は、ハードウェアで行なうものと、ソフ
トウェアで行なうものとがある。
画像について電子的に網点化処理を行なうドットジェネ
レータ式のダイレクトスキャナが広く普及しているが、
その網点化処理は、ハードウェアで行なうものと、ソフ
トウェアで行なうものとがある。
【０００３】網点化処理をハードウェアで行うハードウ
ェアドットジェネレータは、電子回路で構成されるもの
で、カラースキャナ等で既に多く採用されている。簡潔
にいえば、網点形成のための複数の閾値データからなる
基本パターンを記憶するスクリーンパターンメモリを備
え、多値の画像信号とその基本パターンとを比較器によ
り比較することにより、画像信号の階調に応じた網点を
形成している。
ェアドットジェネレータは、電子回路で構成されるもの
で、カラースキャナ等で既に多く採用されている。簡潔
にいえば、網点形成のための複数の閾値データからなる
基本パターンを記憶するスクリーンパターンメモリを備
え、多値の画像信号とその基本パターンとを比較器によ
り比較することにより、画像信号の階調に応じた網点を
形成している。
【０００４】ソフトウェアによるドットジェネレータ
は、一般的なＣＰＵに搭載されたソフトウェアで実行さ
れる処理により構成されるもので、ＤＴＰ（デスクトッ
プパブリッシング）システムとして注目されているイメ
ージセッタ等に採用されている。イメージセッタは、文
字フォントと、図形をラスタデータに変換するＲＩＰ
（ラスタイメージプロセッサ）とを内蔵し、文字、図
形、絵柄を統合した画像を出力することが可能な出力装
置である。このようなイメージセッタでは、網点形成の
ためのプログラムを予め記憶し、多値の画像信号とその
プログラムに従って求められた値とを比較することによ
り、画像信号の階調に応じた網点を形成している。
は、一般的なＣＰＵに搭載されたソフトウェアで実行さ
れる処理により構成されるもので、ＤＴＰ（デスクトッ
プパブリッシング）システムとして注目されているイメ
ージセッタ等に採用されている。イメージセッタは、文
字フォントと、図形をラスタデータに変換するＲＩＰ
（ラスタイメージプロセッサ）とを内蔵し、文字、図
形、絵柄を統合した画像を出力することが可能な出力装
置である。このようなイメージセッタでは、網点形成の
ためのプログラムを予め記憶し、多値の画像信号とその
プログラムに従って求められた値とを比較することによ
り、画像信号の階調に応じた網点を形成している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ハード
ウェアドットジェネレータは、高速で動作する利点があ
るが、ハードウェアにより構成されていることから特殊
な網点を生成できない問題点があった。例えば、非常に
複雑な形状の網点や、間隔，角度等がページ内の場所に
よって変化するような網点等は生成できなかった。
ウェアドットジェネレータは、高速で動作する利点があ
るが、ハードウェアにより構成されていることから特殊
な網点を生成できない問題点があった。例えば、非常に
複雑な形状の網点や、間隔，角度等がページ内の場所に
よって変化するような網点等は生成できなかった。
【０００６】一方、前記ソフトウェアドットジェネレー
タは、ソフトウェアで処理されているために、特殊な網
点に対応でき柔軟性に優れている利点があるが、ハード
ウェアによるものに比較して大幅に処理速度が遅い問題
点があった。
タは、ソフトウェアで処理されているために、特殊な網
点に対応でき柔軟性に優れている利点があるが、ハード
ウェアによるものに比較して大幅に処理速度が遅い問題
点があった。
【０００７】本発明は、こうした問題点に鑑みてなされ
たもので、網点作成処理の高速化と、特殊な網点への柔
軟な対応との両方を選択的に達成することができる網点
画像作成装置を提供することを目的とする。
たもので、網点作成処理の高速化と、特殊な網点への柔
軟な対応との両方を選択的に達成することができる網点
画像作成装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく、前記課題を解決するための手段として、本発明は
以下に示す構成を取った。即ち、本発明の網点画像作成
装置は、図１に例示するように、連続階調画像から網点
化された画像を作成する網点画像作成装置であって、前
記連続階調画像を表わす多値画像データを供給する多値
画像データ供給手段Ｍ１と、複数の閾値データからなる
第１基本パターンデータを記憶する第１基本パターンメ
モリと、前記多値画像データと第１基本パターンデータ
とを比較する比較器とを備えた電子回路で構成され、そ
の比較結果により網点化された二値画像データを発生す
るハードウェア網点発生手段Ｍ２と、関数データからな
る第２基本パターンデータを記憶する第２基本パターン
メモリと、前記ハードウェア網点発生手段で用いられる
のと同一の多値画像データと前記第２基本パターンデー
タとを比較し網点化された二値画像データを算出するプ
ログラムを格納したメモリと、前記プログラムを実行す
る演算処理回路とを備えた電子回路で構成され、前記演
算処理回路により算出される網点化された二値画像デー
タを発生するソフトウェア網点発生手段Ｍ３と、前記ハ
ードウェア網点発生手段Ｍ２とソフトウェア網点発生手
段Ｍ３とを択一的に選択し動作させる選択手段Ｍ４とを
備えたことを、その要旨としている。この構成におい
て、前記第１基本パターンデータは、通常よく使用され
る網点パターンを表わすデータであり、網点の種類を示
す網点種類データを入力する入力手段を備えるととも
に、前記選択手段は、前記入力手段で入力される網点種
類データが、前記第１基本パターンデータに対応したも
のであるか否かを判定する判定部と、前記判定部で前記
網点種類データが第１基本パターンデータに対応したも
のであると判定されたとき、前記ハードウェア網点発生
手段を動作させ、一方、前記網点種類データが第１基本
パターンデータに対応したものでないと判定されたと
き、前記ソフトウェア網点発生手段を動作させる選択動
作部とを備えた 構成としてもよい。
べく、前記課題を解決するための手段として、本発明は
以下に示す構成を取った。即ち、本発明の網点画像作成
装置は、図１に例示するように、連続階調画像から網点
化された画像を作成する網点画像作成装置であって、前
記連続階調画像を表わす多値画像データを供給する多値
画像データ供給手段Ｍ１と、複数の閾値データからなる
第１基本パターンデータを記憶する第１基本パターンメ
モリと、前記多値画像データと第１基本パターンデータ
とを比較する比較器とを備えた電子回路で構成され、そ
の比較結果により網点化された二値画像データを発生す
るハードウェア網点発生手段Ｍ２と、関数データからな
る第２基本パターンデータを記憶する第２基本パターン
メモリと、前記ハードウェア網点発生手段で用いられる
のと同一の多値画像データと前記第２基本パターンデー
タとを比較し網点化された二値画像データを算出するプ
ログラムを格納したメモリと、前記プログラムを実行す
る演算処理回路とを備えた電子回路で構成され、前記演
算処理回路により算出される網点化された二値画像デー
タを発生するソフトウェア網点発生手段Ｍ３と、前記ハ
ードウェア網点発生手段Ｍ２とソフトウェア網点発生手
段Ｍ３とを択一的に選択し動作させる選択手段Ｍ４とを
備えたことを、その要旨としている。この構成におい
て、前記第１基本パターンデータは、通常よく使用され
る網点パターンを表わすデータであり、網点の種類を示
す網点種類データを入力する入力手段を備えるととも
に、前記選択手段は、前記入力手段で入力される網点種
類データが、前記第１基本パターンデータに対応したも
のであるか否かを判定する判定部と、前記判定部で前記
網点種類データが第１基本パターンデータに対応したも
のであると判定されたとき、前記ハードウェア網点発生
手段を動作させ、一方、前記網点種類データが第１基本
パターンデータに対応したものでないと判定されたと
き、前記ソフトウェア網点発生手段を動作させる選択動
作部とを備えた 構成としてもよい。
【０００９】
【作用】以上のように構成された本発明の網点画像作成
装置は、連続階調画像を表す多値画像データから網点化
された二値画像データを作成するが、その網点化された
二値画像データを作成するに際し、ハードウェア網点発
生手段Ｍ２もしくはソフトウェア網点発生手段Ｍ３のい
ずれかを選択手段Ｍ４によって択一的に選択し動作させ
る。
装置は、連続階調画像を表す多値画像データから網点化
された二値画像データを作成するが、その網点化された
二値画像データを作成するに際し、ハードウェア網点発
生手段Ｍ２もしくはソフトウェア網点発生手段Ｍ３のい
ずれかを選択手段Ｍ４によって択一的に選択し動作させ
る。
【００１０】ハードウェア網点発生手段Ｍ２によれば、
多値画像データと第１基本パターンメモリに記憶された
複数の閾値データからなる第１基本パターンデータと
を、比較器により比較することにより、その多値画像デ
ータの階調に応じて網点化された二値画像データを発生
する。一方、ソフトウェア網点発生手段Ｍ３によれば、
ハードウェア網点発生手段Ｍ２で用いられるのと同一の
多値画像データと第２基本パターンメモリに記憶された
関数データからなる第２基本パターンデータとを、演算
処理回路で実行されるプログラムに従う比較処理により
比較することにより、その多値画像データの階調に応じ
て網点化された二値画像データを発生する。こうして、
ハードウェア網点発生手段Ｍ２もしくはソフトウェア網
点発生手段Ｍ３のいずれかにより、連続階調画像から網
点化された画像を作成するように働く。また、第２番目
の構成（請求項２に記載した構成）によれば、第１基本
パターンデータは、通常よく使用される網点パターンを
表わすデータであるから、入力手段から通常よく使用さ
れる網点パターンの種類データが入力されると、ハード
ウェア網点発生手段による処理を行ない、また、入力手
段から通常よく使用される網点パターン以外の特殊な形
状の網点パターンの種類データが入力されると、ソフト
ウェア網点発生手段による処理を行なうように働く。
多値画像データと第１基本パターンメモリに記憶された
複数の閾値データからなる第１基本パターンデータと
を、比較器により比較することにより、その多値画像デ
ータの階調に応じて網点化された二値画像データを発生
する。一方、ソフトウェア網点発生手段Ｍ３によれば、
ハードウェア網点発生手段Ｍ２で用いられるのと同一の
多値画像データと第２基本パターンメモリに記憶された
関数データからなる第２基本パターンデータとを、演算
処理回路で実行されるプログラムに従う比較処理により
比較することにより、その多値画像データの階調に応じ
て網点化された二値画像データを発生する。こうして、
ハードウェア網点発生手段Ｍ２もしくはソフトウェア網
点発生手段Ｍ３のいずれかにより、連続階調画像から網
点化された画像を作成するように働く。また、第２番目
の構成（請求項２に記載した構成）によれば、第１基本
パターンデータは、通常よく使用される網点パターンを
表わすデータであるから、入力手段から通常よく使用さ
れる網点パターンの種類データが入力されると、ハード
ウェア網点発生手段による処理を行ない、また、入力手
段から通常よく使用される網点パターン以外の特殊な形
状の網点パターンの種類データが入力されると、ソフト
ウェア網点発生手段による処理を行なうように働く。
【００１１】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【００１２】図２は、本発明の一実施例としての網点画
像作成装置を含む画像編集システムの全体構成図であ
る。同図に示すように、この画像編集システムは、フロ
ントエンドプロセッサ１，３と統合画像記録装置５とか
ら構成されており、これらを、ＬＡＮ（ローカルエリア
ネットワーク）で接続している。
像作成装置を含む画像編集システムの全体構成図であ
る。同図に示すように、この画像編集システムは、フロ
ントエンドプロセッサ１，３と統合画像記録装置５とか
ら構成されており、これらを、ＬＡＮ（ローカルエリア
ネットワーク）で接続している。
【００１３】フロントエンドプロセッサ１，３は、パー
ソナルコンピュータやワークステーションからなり、オ
ペレータにより文字，図形および絵柄を含む画像が編集
されると、その統合画像のページ状態をページ記述言語
（一般に、「ＰＤＬ」と記号表記され、例えば、「Post
script」，「Interpress」，「DDL」などがある。）で
表現したＰＤＬプログラムを出力する。また、ＰＤＬプ
ログラムの出力とともに、その絵柄の画像を表すイメー
ジデータも出力する。
ソナルコンピュータやワークステーションからなり、オ
ペレータにより文字，図形および絵柄を含む画像が編集
されると、その統合画像のページ状態をページ記述言語
（一般に、「ＰＤＬ」と記号表記され、例えば、「Post
script」，「Interpress」，「DDL」などがある。）で
表現したＰＤＬプログラムを出力する。また、ＰＤＬプ
ログラムの出力とともに、その絵柄の画像を表すイメー
ジデータも出力する。
【００１４】統合画像記録装置５は、フロントエンドプ
ロセッサ１，３から出力されたＰＤＬプログラムおよび
イメージデータを取り込んで、統合画像の出力を行なう
もので、以下の構成要素を備えている。即ち、フロント
エンドプロセッサ１，３に対してデータの入出力を行な
うフロントエンドインターフェイス１１と、予め設定さ
れた制御プログラムに従って各種演算処理を実行するＣ
ＰＵ１３と、そのＣＰＵ１３で演算処理を実行するため
に必要な制御プログラムや初期データが予め記憶された
ＲＯＭ１５と、ＣＰＵ１３の実行する演算処理を補助す
るために各種データが一時的に読み書きされるＲＡＭ１
７と、文字フォントが予め記憶された第１の磁気ディス
ク装置１９と、前記イメージデータが記憶される第２の
磁気ディスク装置２１とを備えている。さらには、多値
の画像データが一時的に記憶される多値フレームメモリ
２３と、多値画像データから網点化された画像を二値画
像データとして発生するハードウェア型のドットジェネ
レータ（ハードウェアドットジェネレータ）２５と、そ
の二値画像データが記憶される二値フレームメモリ２７
と、その二値画像データをフィルム等に記録する出力ス
キャナ２９とを備えている。
ロセッサ１，３から出力されたＰＤＬプログラムおよび
イメージデータを取り込んで、統合画像の出力を行なう
もので、以下の構成要素を備えている。即ち、フロント
エンドプロセッサ１，３に対してデータの入出力を行な
うフロントエンドインターフェイス１１と、予め設定さ
れた制御プログラムに従って各種演算処理を実行するＣ
ＰＵ１３と、そのＣＰＵ１３で演算処理を実行するため
に必要な制御プログラムや初期データが予め記憶された
ＲＯＭ１５と、ＣＰＵ１３の実行する演算処理を補助す
るために各種データが一時的に読み書きされるＲＡＭ１
７と、文字フォントが予め記憶された第１の磁気ディス
ク装置１９と、前記イメージデータが記憶される第２の
磁気ディスク装置２１とを備えている。さらには、多値
の画像データが一時的に記憶される多値フレームメモリ
２３と、多値画像データから網点化された画像を二値画
像データとして発生するハードウェア型のドットジェネ
レータ（ハードウェアドットジェネレータ）２５と、そ
の二値画像データが記憶される二値フレームメモリ２７
と、その二値画像データをフィルム等に記録する出力ス
キャナ２９とを備えている。
【００１５】なお、これらの構成要素は、内部バスＩＢ
を介して相互に接続されている。二値画像データを記憶
する手段としては、二値フレームメモリ２７の替わり
に、ランレングスデータ等の圧縮データで二値画像デー
タを記憶するメモリを用いてもよい。
を介して相互に接続されている。二値画像データを記憶
する手段としては、二値フレームメモリ２７の替わり
に、ランレングスデータ等の圧縮データで二値画像デー
タを記憶するメモリを用いてもよい。
【００１６】この統合画像記録装置５は、まず、フロン
トエンドプロセッサ１，３から出力されたイメージデー
タを取り込んで、そのイメージデータを第２の磁気ディ
スク装置２１に一旦格納する。さらに、フロントエンド
プロセッサ１，３から入力されたＰＤＬプログラムも取
り込んで、そのＰＤＬプログラムと前記イメージデータ
とに基づき文字、図形、絵柄の各画像を生成し、その結
果を多値フレームメモリ２３にラスタデータとして展開
する。詳しくは、ＰＤＬプログラムの文字に関する部分
を第１の磁気ディスク装置１９に格納された文字フォン
トと照合することで、文字のアウトラインを表す画像を
生成する。また、ＰＤＬプログラムの図形に関する部分
から図形を表す画像を生成する。ＰＤＬプログラムの絵
柄に関する部分と第２の磁気ディスク装置２１から読み
出した前記イメージデータとから絵柄の図形を表す画像
を生成する。これらの生成結果を、多値フレームメモリ
２３にラスタデータとして展開する。
トエンドプロセッサ１，３から出力されたイメージデー
タを取り込んで、そのイメージデータを第２の磁気ディ
スク装置２１に一旦格納する。さらに、フロントエンド
プロセッサ１，３から入力されたＰＤＬプログラムも取
り込んで、そのＰＤＬプログラムと前記イメージデータ
とに基づき文字、図形、絵柄の各画像を生成し、その結
果を多値フレームメモリ２３にラスタデータとして展開
する。詳しくは、ＰＤＬプログラムの文字に関する部分
を第１の磁気ディスク装置１９に格納された文字フォン
トと照合することで、文字のアウトラインを表す画像を
生成する。また、ＰＤＬプログラムの図形に関する部分
から図形を表す画像を生成する。ＰＤＬプログラムの絵
柄に関する部分と第２の磁気ディスク装置２１から読み
出した前記イメージデータとから絵柄の図形を表す画像
を生成する。これらの生成結果を、多値フレームメモリ
２３にラスタデータとして展開する。
【００１７】そうして、そのラスタデータ（以下、多値
画像データとも呼ぶ。）を、所定の電子回路で構成され
るハードウェアドットジェネレータ２５によって網点化
して、その網点化された画像を二値画像データとして、
二値フレームメモリ２７に格納する。そうして、その二
値画像データを出力スキャナ２９に出力して、フィルム
上に画像を記録する。なお、多値画像データを網点化し
て二値画像データを作成する処理は、前述したようにハ
ードウェアドットジェネレータ２５によってなされるハ
ードウェア処理だけではなく、予め定められたプログラ
ムに従って実行される演算処理回路であるＣＰＵ１３に
よって行なわれるソフトウェア処理でも行なわれる。
画像データとも呼ぶ。）を、所定の電子回路で構成され
るハードウェアドットジェネレータ２５によって網点化
して、その網点化された画像を二値画像データとして、
二値フレームメモリ２７に格納する。そうして、その二
値画像データを出力スキャナ２９に出力して、フィルム
上に画像を記録する。なお、多値画像データを網点化し
て二値画像データを作成する処理は、前述したようにハ
ードウェアドットジェネレータ２５によってなされるハ
ードウェア処理だけではなく、予め定められたプログラ
ムに従って実行される演算処理回路であるＣＰＵ１３に
よって行なわれるソフトウェア処理でも行なわれる。
【００１８】以下、ハードウェアドットジェネレータ２
５の構成と、ＣＰＵ１３にてなされる網点化処理につい
て詳しく説明する。ハードウェアドットジェネレータ２
５は、図３に示すように、網点形成のための基本パター
ンデータを記憶するスクリーンパターンメモリ（Screen
Pattern Memory ：以下、単にＳＰＭと呼ぶ）２５ａ
と、そのＳＰＭ２５ａのアドレスを指示するＳＰＭアド
レスカウンタ２５ｂと、多値フレームメモリ２３のアド
レスを指示する多値フレームアドレスカウンタ２５ｃ
と、二値フレームメモリ２７のアドレスを指示する二値
フレームアドレスカウンタ２５ｄと、多値フレームメモ
リ２３からの出力データとＳＰＭ２５ａからの出力デー
タとを比較する比較器２５ｅと、各アドレスカウンタ２
５ｂ，２５ｃ，２５ｄ、多値フレームメモリ２３および
二値フレームメモリ２７に制御信号を出力するコントロ
ーラ２５ｆとを備えている。なお、ＳＰＭ２５ａは、読
み出し専用のメモリ、いわゆるＲＯＭである。ＳＰＭ２
５ａには、通常の製版、印刷等でよく使用される形状の
簡単なドットパターン、例えば、スクエア，チェーン，
ラウンド，ブリック等のドットパターンを表わす基本パ
ターンデータが複数種類記憶されている。
５の構成と、ＣＰＵ１３にてなされる網点化処理につい
て詳しく説明する。ハードウェアドットジェネレータ２
５は、図３に示すように、網点形成のための基本パター
ンデータを記憶するスクリーンパターンメモリ（Screen
Pattern Memory ：以下、単にＳＰＭと呼ぶ）２５ａ
と、そのＳＰＭ２５ａのアドレスを指示するＳＰＭアド
レスカウンタ２５ｂと、多値フレームメモリ２３のアド
レスを指示する多値フレームアドレスカウンタ２５ｃ
と、二値フレームメモリ２７のアドレスを指示する二値
フレームアドレスカウンタ２５ｄと、多値フレームメモ
リ２３からの出力データとＳＰＭ２５ａからの出力デー
タとを比較する比較器２５ｅと、各アドレスカウンタ２
５ｂ，２５ｃ，２５ｄ、多値フレームメモリ２３および
二値フレームメモリ２７に制御信号を出力するコントロ
ーラ２５ｆとを備えている。なお、ＳＰＭ２５ａは、読
み出し専用のメモリ、いわゆるＲＯＭである。ＳＰＭ２
５ａには、通常の製版、印刷等でよく使用される形状の
簡単なドットパターン、例えば、スクエア，チェーン，
ラウンド，ブリック等のドットパターンを表わす基本パ
ターンデータが複数種類記憶されている。
【００１９】こうした構成のハードウェアドットジェネ
レータ２５は、次のように動作する。網点化する画像の
範囲を指定する画像範囲データおよび起動スタート信号
が、ＣＰＵ１３からコントローラ２５ｆに入力される
と、コントローラ２５ｆは、画像範囲データを多値フレ
ームアドレスカウンタ２５ｃに出力するとともに、デー
タの出力を指示するリード信号を多値フレームメモリ２
３に出力する。多値フレームアドレスカウンタ２５ｃか
らは、その多値フレームメモリ２３のアドレスを指定す
るアドレス信号が出力され、そのアドレス信号と前記リ
ード信号を受け取った多値フレームメモリ２３は、アド
レス信号で指定された画像データを比較器２５ｅに出力
する。
レータ２５は、次のように動作する。網点化する画像の
範囲を指定する画像範囲データおよび起動スタート信号
が、ＣＰＵ１３からコントローラ２５ｆに入力される
と、コントローラ２５ｆは、画像範囲データを多値フレ
ームアドレスカウンタ２５ｃに出力するとともに、デー
タの出力を指示するリード信号を多値フレームメモリ２
３に出力する。多値フレームアドレスカウンタ２５ｃか
らは、その多値フレームメモリ２３のアドレスを指定す
るアドレス信号が出力され、そのアドレス信号と前記リ
ード信号を受け取った多値フレームメモリ２３は、アド
レス信号で指定された画像データを比較器２５ｅに出力
する。
【００２０】一方、コントローラ２５ｆからは、多値フ
レームアドレスカウンタ２５ｃへの画像範囲データ出力
と同時に、ＳＰＭアドレスカウンタ２５ｂおよび二値フ
レームアドレスカウンタ２５ｄにも画像範囲データが出
力される。ＳＰＭアドレスカウンタ２５ｂからは、ＳＰ
Ｍ２５ａのアドレスを指定するアドレス信号が出力さ
れ、そのアドレス信号を受け取ったＳＰＭ２５ａは、基
本パターンデータの中からそのアドレスに記憶された値
を比較器２５ｅに出力する。なお、ＳＰＭ２５ａに収納
されている基本パターンデータは、例えば、一辺が数十
画素の長さの正方形状の領域内の各画素に対して、「画
像データと比較されるべき閾値」が複数割り当てられた
データである。この基本パターンデータは、一つの画像
平面上に繰り返し割り当てられる。即ち、一つの画像平
面には、周期的な閾値のパターンが割り当てられる。Ｓ
ＰＭアドレスカウンタ２５ｂから出力されるアドレス信
号は、多値フレームアドレスカウンタ２５ｃから出力さ
れるアドレスに相当する基本パターンデータのアドレス
を表わした信号であり、基本パターンデータが画像平面
上に繰り返し割り当てられることを考慮している。
レームアドレスカウンタ２５ｃへの画像範囲データ出力
と同時に、ＳＰＭアドレスカウンタ２５ｂおよび二値フ
レームアドレスカウンタ２５ｄにも画像範囲データが出
力される。ＳＰＭアドレスカウンタ２５ｂからは、ＳＰ
Ｍ２５ａのアドレスを指定するアドレス信号が出力さ
れ、そのアドレス信号を受け取ったＳＰＭ２５ａは、基
本パターンデータの中からそのアドレスに記憶された値
を比較器２５ｅに出力する。なお、ＳＰＭ２５ａに収納
されている基本パターンデータは、例えば、一辺が数十
画素の長さの正方形状の領域内の各画素に対して、「画
像データと比較されるべき閾値」が複数割り当てられた
データである。この基本パターンデータは、一つの画像
平面上に繰り返し割り当てられる。即ち、一つの画像平
面には、周期的な閾値のパターンが割り当てられる。Ｓ
ＰＭアドレスカウンタ２５ｂから出力されるアドレス信
号は、多値フレームアドレスカウンタ２５ｃから出力さ
れるアドレスに相当する基本パターンデータのアドレス
を表わした信号であり、基本パターンデータが画像平面
上に繰り返し割り当てられることを考慮している。
【００２１】比較器２５ｅは、多値フレームメモリ２３
の所定アドレスに記憶された画像データと、ＳＰＭ２５
ａの所定アドレスに記憶された基本パターンデータの値
とを比較し、画像データの値が基本パターンデータの値
以上であると判定されると、二値フレームアドレスカウ
ンタ２５ｄで指定された二値フレームメモリ２７のアド
レスに値１を転送し、一方、画像データの値が基本パタ
ーンデータの値より小さいと判定されると、そのアドレ
スに値０を転送する。その結果、多値画像データの階調
に応じた大きさの網点で構成される画像を表わす二値画
像データが二値フレームメモリ２７に格納される。
の所定アドレスに記憶された画像データと、ＳＰＭ２５
ａの所定アドレスに記憶された基本パターンデータの値
とを比較し、画像データの値が基本パターンデータの値
以上であると判定されると、二値フレームアドレスカウ
ンタ２５ｄで指定された二値フレームメモリ２７のアド
レスに値１を転送し、一方、画像データの値が基本パタ
ーンデータの値より小さいと判定されると、そのアドレ
スに値０を転送する。その結果、多値画像データの階調
に応じた大きさの網点で構成される画像を表わす二値画
像データが二値フレームメモリ２７に格納される。
【００２２】次に、演算処理回路であるＣＰＵ１３にて
なされるソフトウェアの網点化処理の内容を、図４のフ
ローチャートに沿って説明する。なお、このフローチャ
ートに示すプログラムは、ＲＯＭ１５に格納されてい
る。まず、網点化処理で作成すべき網点の形状、スクリ
ーン線数、スクリーン角度等を示した網点化ドット情報
を読み込む（ステップ１００）。この網点化ドット情報
は、図示しない操作パネルまたはマウスを用いて選択的
に入力されるものであり、網点の形状に関しては、その
網点形状の種類を示す種類コードが読み込まれる。な
お、網点の形状としては、スクエア，ラウンド，チェー
ン，ブリック，トライアングル，ハニカム，グレイン，
同心円等、様々なものがある。
なされるソフトウェアの網点化処理の内容を、図４のフ
ローチャートに沿って説明する。なお、このフローチャ
ートに示すプログラムは、ＲＯＭ１５に格納されてい
る。まず、網点化処理で作成すべき網点の形状、スクリ
ーン線数、スクリーン角度等を示した網点化ドット情報
を読み込む（ステップ１００）。この網点化ドット情報
は、図示しない操作パネルまたはマウスを用いて選択的
に入力されるものであり、網点の形状に関しては、その
網点形状の種類を示す種類コードが読み込まれる。な
お、網点の形状としては、スクエア，ラウンド，チェー
ン，ブリック，トライアングル，ハニカム，グレイン，
同心円等、様々なものがある。
【００２３】ところで、網点化ドット情報は、フロント
エンドプロセッサ１，３から入力されたＰＤＬプログラ
ムに予め含まれており（網点の形状は関数データとして
含まれている）、ＰＤＬプログラムを取り込んだ際にＲ
ＡＭ１７に一旦格納されている。そこで、ステップ１０
０において、ＣＰＵは、ＲＡＭ１７からその網点化ドッ
ト情報を読み込むようにしてもよい。また、図示しない
キーボードにより網点化ドット情報を表わす関数や数値
を直接入力可能として、ＣＰＵは、それら関数や数値を
読み込むようにしてもよい。
エンドプロセッサ１，３から入力されたＰＤＬプログラ
ムに予め含まれており（網点の形状は関数データとして
含まれている）、ＰＤＬプログラムを取り込んだ際にＲ
ＡＭ１７に一旦格納されている。そこで、ステップ１０
０において、ＣＰＵは、ＲＡＭ１７からその網点化ドッ
ト情報を読み込むようにしてもよい。また、図示しない
キーボードにより網点化ドット情報を表わす関数や数値
を直接入力可能として、ＣＰＵは、それら関数や数値を
読み込むようにしてもよい。
【００２４】続いて、ステップ１００で読み込んだ網点
化ドット情報が、ハードウェアドットジェネレータ２５
のＳＰＭ２５ａの基本パターンデータのそれと一致して
いるか否かを判定する（ステップ１１０）。ところで、
ＲＡＭ１７内には、網点形状の各種類コード毎に、その
網点形状を示す基本パターンデータがＳＰＭ２５ａに格
納されているか否かを示すフラグを記憶したテーブルが
予め格納されている。そこで、ステップ１１０では、そ
のテーブルをステップ１００で読み込んだ種類コードを
用いて参照することにより、網点化ドット情報がＳＰＭ
２５ａの基本パターンデータのそれと一致しているか否
かを判定する。
化ドット情報が、ハードウェアドットジェネレータ２５
のＳＰＭ２５ａの基本パターンデータのそれと一致して
いるか否かを判定する（ステップ１１０）。ところで、
ＲＡＭ１７内には、網点形状の各種類コード毎に、その
網点形状を示す基本パターンデータがＳＰＭ２５ａに格
納されているか否かを示すフラグを記憶したテーブルが
予め格納されている。そこで、ステップ１１０では、そ
のテーブルをステップ１００で読み込んだ種類コードを
用いて参照することにより、網点化ドット情報がＳＰＭ
２５ａの基本パターンデータのそれと一致しているか否
かを判定する。
【００２５】ステップ１１０で、網点化ドット情報がＳ
ＰＭ２５ａの基本パターンデータと一致していると判定
された場合、ハードウェアドットジェネレータ２５に起
動スタート信号や多値フレームメモリ２３の範囲を指定
するデータ等を出力する（ステップ１２０）。なお、こ
のとき、ＳＰＭ２５ａの範囲を指定するデータも出力さ
れ、ＳＰＭ２５ａに記憶される複数種類の基本パターン
データの中から所望のものが選択される。こうした結
果、ハードウェアドットジェネレータ２５が動作し、ス
テップ１００で読み込んだ網点ドット情報に応じて網点
化された二値画像データが二値フレームメモリ２７に格
納される。その後、「エンド」に抜けて本処理ルーチン
は終了する。
ＰＭ２５ａの基本パターンデータと一致していると判定
された場合、ハードウェアドットジェネレータ２５に起
動スタート信号や多値フレームメモリ２３の範囲を指定
するデータ等を出力する（ステップ１２０）。なお、こ
のとき、ＳＰＭ２５ａの範囲を指定するデータも出力さ
れ、ＳＰＭ２５ａに記憶される複数種類の基本パターン
データの中から所望のものが選択される。こうした結
果、ハードウェアドットジェネレータ２５が動作し、ス
テップ１００で読み込んだ網点ドット情報に応じて網点
化された二値画像データが二値フレームメモリ２７に格
納される。その後、「エンド」に抜けて本処理ルーチン
は終了する。
【００２６】一方、ステップ１１０で、網点化ドット情
報はＳＰＭ２５ａの基本パターンデータと一致していな
いと判定されると、以下の処理を実行する。まず、ラス
タ展開された多値画像データの副走査方向の座標を示す
変数ｘおよび主走査方向の座標を示す変数ｙに、初期値
として値０をそれぞれ代入する（ステップ１２２，１２
４）。次いで、変数ｘを値１だけインクリメントし（ス
テップ１３０）、変数ｙを値１だけインクリメントする
（ステップ１４０）。続いて、変数ｘ，ｙで定まる多値
フレームメモリ２３上の位置に記憶されている多値画像
データＡ（ｘ，ｙ）を読み込む（ステップ１５０）。
報はＳＰＭ２５ａの基本パターンデータと一致していな
いと判定されると、以下の処理を実行する。まず、ラス
タ展開された多値画像データの副走査方向の座標を示す
変数ｘおよび主走査方向の座標を示す変数ｙに、初期値
として値０をそれぞれ代入する（ステップ１２２，１２
４）。次いで、変数ｘを値１だけインクリメントし（ス
テップ１３０）、変数ｙを値１だけインクリメントする
（ステップ１４０）。続いて、変数ｘ，ｙで定まる多値
フレームメモリ２３上の位置に記憶されている多値画像
データＡ（ｘ，ｙ）を読み込む（ステップ１５０）。
【００２７】続いて、網点化処理に要する閾値Ｆ（ｘ，
ｙ）を、ステップ１００で読み込んだ網点形状の種類を
示す種類コードに基づく関数から算出する処理を行なう
（ステップ１６０）。詳しくは、ＲＡＭ１７内に、網点
形状の各種類コード毎にその網点形状を表わす関数を記
憶した関数テーブルが予め格納されていることから、ス
テップ１６０では、その関数テーブルをステップ１００
で読み込んだ種類コードを用いて参照することにより、
その網点形状を表わす関数を読みだし、その関数に基づ
いて閾値Ｆ（ｘ，ｙ）を算出する。
ｙ）を、ステップ１００で読み込んだ網点形状の種類を
示す種類コードに基づく関数から算出する処理を行なう
（ステップ１６０）。詳しくは、ＲＡＭ１７内に、網点
形状の各種類コード毎にその網点形状を表わす関数を記
憶した関数テーブルが予め格納されていることから、ス
テップ１６０では、その関数テーブルをステップ１００
で読み込んだ種類コードを用いて参照することにより、
その網点形状を表わす関数を読みだし、その関数に基づ
いて閾値Ｆ（ｘ，ｙ）を算出する。
【００２８】例えば、網点の形状が図５に示すように画
像面全体に同心円状に広がったラウンドタイプのもので
ある場合、前記網点形状を表わす関数に相当する閾値Ｆ
（ｘ，ｙ）は次式（１）となる。 Ｆ（ｘ，ｙ） ＝ ｋ0 （sin（２πｒ/ｒ0） + １） …（１） ここで、ｋ0 は定数で、ｒ0 は前記網点形状の繰り返し
周期に対応する距離である。ｒはｘ，ｙと次式（２）の
ような関係を持つ。 ｒ＝ ［（ｘ−ｘ0）^ 2 ＋（ｙーｙ0）^ 2］^ (1/2) …（２） ここで、ｘ0，ｙ0は同心円の中心の座標を表わし、演算
子^ はべき乗を表わす。
像面全体に同心円状に広がったラウンドタイプのもので
ある場合、前記網点形状を表わす関数に相当する閾値Ｆ
（ｘ，ｙ）は次式（１）となる。 Ｆ（ｘ，ｙ） ＝ ｋ0 （sin（２πｒ/ｒ0） + １） …（１） ここで、ｋ0 は定数で、ｒ0 は前記網点形状の繰り返し
周期に対応する距離である。ｒはｘ，ｙと次式（２）の
ような関係を持つ。 ｒ＝ ［（ｘ−ｘ0）^ 2 ＋（ｙーｙ0）^ 2］^ (1/2) …（２） ここで、ｘ0，ｙ0は同心円の中心の座標を表わし、演算
子^ はべき乗を表わす。
【００２９】なお、ステップ１００において、網点化ド
ット情報の網点形状が関数の形で読み込まれた場合に
は、その読み込みによりＲＡＭ１７に一旦格納された関
数を取り出して、その関数から閾値Ｆ（ｘ，ｙ）を算出
すればよい。続いて、ステップ１５０で読み込んだ多値
画像データＡ（ｘ，ｙ）が、ステップ１６０で算出され
た閾値Ｆ（ｘ，ｙ）以上か否かを判定する（ステップ１
７０）。ここで、Ａ（ｘ，ｙ） ≧ Ｆ（ｘ，ｙ）と判定
されると、二値フレームメモリ２７のｘ，ｙで定まる位
置に記憶された二値画像データＢ（ｘ，ｙ）に値１を代
入し（ステップ１８０）、一方、Ａ（ｘ，ｙ） ＜ Ｆ
（ｘ，ｙ）と判定されると、二値画像データＢ（ｘ，
ｙ）に値０を代入する（ステップ１９０）。
ット情報の網点形状が関数の形で読み込まれた場合に
は、その読み込みによりＲＡＭ１７に一旦格納された関
数を取り出して、その関数から閾値Ｆ（ｘ，ｙ）を算出
すればよい。続いて、ステップ１５０で読み込んだ多値
画像データＡ（ｘ，ｙ）が、ステップ１６０で算出され
た閾値Ｆ（ｘ，ｙ）以上か否かを判定する（ステップ１
７０）。ここで、Ａ（ｘ，ｙ） ≧ Ｆ（ｘ，ｙ）と判定
されると、二値フレームメモリ２７のｘ，ｙで定まる位
置に記憶された二値画像データＢ（ｘ，ｙ）に値１を代
入し（ステップ１８０）、一方、Ａ（ｘ，ｙ） ＜ Ｆ
（ｘ，ｙ）と判定されると、二値画像データＢ（ｘ，
ｙ）に値０を代入する（ステップ１９０）。
【００３０】その後、変数ｙが最大値ｙmax に達したか
否かを判定し（ステップ２００）、ここで、達していな
いと判定されると、ステップ１４０に戻り、ステップ１
４０ないし２００の処理を繰り返し実行し、一方、達し
たと判定されると、次の処理に進む。続いて、変数ｘが
最大値ｘmax に達したか否かを判定し（ステップ２１
０）、ここで、達していないと判定されると、ステップ
１２４に戻り、変数ｙをゼロクリア後、ステップ１３０
ないし２１０の処理を繰り返し実行する。一方、ステッ
プ２１０で、変数ｘが最大値ｘmax に達したと判定され
ると、その後、「エンド」に抜けて本処理ルーチンは終
了する。
否かを判定し（ステップ２００）、ここで、達していな
いと判定されると、ステップ１４０に戻り、ステップ１
４０ないし２００の処理を繰り返し実行し、一方、達し
たと判定されると、次の処理に進む。続いて、変数ｘが
最大値ｘmax に達したか否かを判定し（ステップ２１
０）、ここで、達していないと判定されると、ステップ
１２４に戻り、変数ｙをゼロクリア後、ステップ１３０
ないし２１０の処理を繰り返し実行する。一方、ステッ
プ２１０で、変数ｘが最大値ｘmax に達したと判定され
ると、その後、「エンド」に抜けて本処理ルーチンは終
了する。
【００３１】したがって、以上のように構成された本実
施例によれば、通常の製版、印刷等でよく使用される基
本的な形状（スクエア，ラウンド，チェーン，ブリック
等の形状）の網点について、ハードウェアドットジェネ
レータ２５により網点の作成がなされることにより、そ
の作成処理の高速化を図ることができる。一方、ハード
ウェアドットジェネレータ２５で作成の困難な特殊な網
点、例えば、非常に複雑な形状（グレイン，同心円等の
形状）のものや、スクリーン線数，スクリーン角度等が
ページ内の場所によって変化するようなもの等について
は、ＣＰＵ１３にてなされる網点化処理にて、柔軟に対
応して作成することができる。
施例によれば、通常の製版、印刷等でよく使用される基
本的な形状（スクエア，ラウンド，チェーン，ブリック
等の形状）の網点について、ハードウェアドットジェネ
レータ２５により網点の作成がなされることにより、そ
の作成処理の高速化を図ることができる。一方、ハード
ウェアドットジェネレータ２５で作成の困難な特殊な網
点、例えば、非常に複雑な形状（グレイン，同心円等の
形状）のものや、スクリーン線数，スクリーン角度等が
ページ内の場所によって変化するようなもの等について
は、ＣＰＵ１３にてなされる網点化処理にて、柔軟に対
応して作成することができる。
【００３２】ここで、以上詳述してきた本実施例を図１
と対応して説明すると、多値フレームメモリ２３により
多値画像データ供給手段Ｍ１が実現され、また、ハード
ウェアドットジェネレータ２５によりハードウェア網点
発生手段Ｍ２が、ＣＰＵ１３およびＣＰＵ１３にて実行
される網点化処理によりソフトウェア網点発生手段Ｍ３
がそれぞれ実現される。更に、ＣＰＵ１３およびＣＰＵ
１３にて実行される網点化処理のステップ１１０，１２
０等により選択手段Ｍ４が実現されている。
と対応して説明すると、多値フレームメモリ２３により
多値画像データ供給手段Ｍ１が実現され、また、ハード
ウェアドットジェネレータ２５によりハードウェア網点
発生手段Ｍ２が、ＣＰＵ１３およびＣＰＵ１３にて実行
される網点化処理によりソフトウェア網点発生手段Ｍ３
がそれぞれ実現される。更に、ＣＰＵ１３およびＣＰＵ
１３にて実行される網点化処理のステップ１１０，１２
０等により選択手段Ｍ４が実現されている。
【００３３】前記実施例においては、多値画像データを
多値フレームメモリ２３に一旦格納した後、網点化をな
すようになされていたが、これに替わり、フロントエン
ドプロセッサ１，３から入力されＣＰＵ１３にてラスタ
展開された直後のデータを網点化するようにしてもよ
い。即ち、ＣＰＵ１３にてラスタ展開された直後の多値
画像データを、直接、ハードウェアドットジェネレータ
２５に入力するかもしくは、ＣＰＵ１３による網点化処
理に供するようにする。
多値フレームメモリ２３に一旦格納した後、網点化をな
すようになされていたが、これに替わり、フロントエン
ドプロセッサ１，３から入力されＣＰＵ１３にてラスタ
展開された直後のデータを網点化するようにしてもよ
い。即ち、ＣＰＵ１３にてラスタ展開された直後の多値
画像データを、直接、ハードウェアドットジェネレータ
２５に入力するかもしくは、ＣＰＵ１３による網点化処
理に供するようにする。
【００３４】また、前記実施例においては、関数テーブ
ルがＲＡＭ１７内に予め格納されており、ステップ１６
０で、その関数テーブルを参照することにより関数を読
みだしてその関数に基づいて閾値Ｆ（ｘ，ｙ）を算出す
るようになされていたが、これに替わり、網点形状の各
種類コード毎にその網点形状を表わすマップを記憶した
マップテーブルをＲＡＭ１７内に予め格納し、ステップ
１６０でそのマップテーブルを参照することによりマッ
プを読み出してそのマップに基づいて閾値Ｆ（ｘ，ｙ）
を算出するようにしてもよい。
ルがＲＡＭ１７内に予め格納されており、ステップ１６
０で、その関数テーブルを参照することにより関数を読
みだしてその関数に基づいて閾値Ｆ（ｘ，ｙ）を算出す
るようになされていたが、これに替わり、網点形状の各
種類コード毎にその網点形状を表わすマップを記憶した
マップテーブルをＲＡＭ１７内に予め格納し、ステップ
１６０でそのマップテーブルを参照することによりマッ
プを読み出してそのマップに基づいて閾値Ｆ（ｘ，ｙ）
を算出するようにしてもよい。
【００３５】さらに、出力スキャナ２９で記録する１ペ
ージの画像内において、ある部分のイメージは、ソフト
ウェアによる網点化をなし、他の部分のイメージはハー
ドウェアによる網点化をなすというように、１ページの
画像内で両者を使い分けるようにしてもよい。また、図
６に示すように、１ページの画像ＩＤ上に複数の領域Ｒ
１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４を設定し、各領域毎に両者を使い
分けるようにしてもよい。また、各領域Ｒ１，Ｒ２，Ｒ
３，Ｒ４を、おれぞれ異なる網点（形状，スクリーン線
数，スクリーン角度などが異なるもの）で網点化しても
よい。これらの場合には、各領域Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ
４について、図４のステップ１００〜１０が実行され
る。
ージの画像内において、ある部分のイメージは、ソフト
ウェアによる網点化をなし、他の部分のイメージはハー
ドウェアによる網点化をなすというように、１ページの
画像内で両者を使い分けるようにしてもよい。また、図
６に示すように、１ページの画像ＩＤ上に複数の領域Ｒ
１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４を設定し、各領域毎に両者を使い
分けるようにしてもよい。また、各領域Ｒ１，Ｒ２，Ｒ
３，Ｒ４を、おれぞれ異なる網点（形状，スクリーン線
数，スクリーン角度などが異なるもの）で網点化しても
よい。これらの場合には、各領域Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ
４について、図４のステップ１００〜１０が実行され
る。
【００３６】以上、本発明のいくつかの実施例を詳述し
てきたが、本発明は、こうした実施例に何等限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々なる態様にて実施することができるのは勿論のこと
である。
てきたが、本発明は、こうした実施例に何等限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々なる態様にて実施することができるのは勿論のこと
である。
【００３７】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の網点画像作
成装置では、作成すべき網点の形状等に応じて、ハード
ウェアによる網点化処理と、ソフトウェアによる網点化
処理とを適宜選択することができる。したがって、通常
の製版、印刷等でよく使用される網点については、ハー
ドウェアによる処理を用いて処理の高速化を図ることが
できるとともに、特殊な形状等の網点については、ソフ
トウェアの処理を用いて柔軟に対応して作成することが
できる。
成装置では、作成すべき網点の形状等に応じて、ハード
ウェアによる網点化処理と、ソフトウェアによる網点化
処理とを適宜選択することができる。したがって、通常
の製版、印刷等でよく使用される網点については、ハー
ドウェアによる処理を用いて処理の高速化を図ることが
できるとともに、特殊な形状等の網点については、ソフ
トウェアの処理を用いて柔軟に対応して作成することが
できる。
【図１】本発明の基本的構成を例示するブロック図であ
る。
る。
【図２】本発明の一実施例としての網点画像作成装置を
含む画像編集システムの全体構成図。
含む画像編集システムの全体構成図。
【図３】ハードウェアドットジェネレータの構成図であ
る。
る。
【図４】ＣＰＵにて実行される網点化処理を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図５】ソフトウェアで網点化される網点形状を表わす
説明図である。
説明図である。
【図６】１ページの画像上に設定される複数の領域を表
わす説明図である。
わす説明図である。
Ｍ１ 多値画像データ供給手段 Ｍ２ ハードウェア網点発生手段 Ｍ３ ソフトウェア網点発生手段 Ｍ４ 選択手段 １，３ フロントエンドプロセッサ ５ 統合画像記録装置 １３ ＣＰＵ ２３ 多値フレームメモリ ２５ ハードウェアドットジェネレータ ２５ａ スクリーンパターンメモリ（ＳＰＭ） ２５ｅ 比較器 ２７ 二値フレームメモリ
Claims (2)
- 【請求項１】 連続階調画像から網点化された画像を作
成する網点画像作成装置であって、 前記連続階調画像を表わす多値画像データを供給する多
値画像データ供給手段と、 複数の閾値データからなる第１基本パターンデータを記
憶する第１基本パターンメモリと、前記多値画像データ
と第１基本パターンデータとを比較する比較器とを備え
た電子回路で構成され、その比較結果により網点化され
た二値画像データを発生するハードウェア網点発生手段
と、 関数データからなる第２基本パターンデータを記憶する
第２基本パターンメモリと、前記ハードウェア網点発生
手段で用いられるのと同一の多値画像データと前記第２
基本パターンデータとを比較し網点化された二値画像デ
ータを算出するプログラムを格納したメモリと、前記プ
ログラムを実行する演算処理回路とを備えた電子回路で
構成され、前記演算処理回路により算出される網点化さ
れた二値画像データを発生するソフトウェア網点発生手
段と、 前記ハードウェア網点発生手段とソフトウェア網点発生
手段とを択一的に選択し動作させる選択手段と を備えたことを特徴とする網点画像作成装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の網点画像作成装置であ
って、前記第１基本パターンデータは、通常よく使用される網
点パターンを表わすデータであり、 網点の種類を示す網点種類データを入力する入力手段を
備えるとともに、 前記選択手段は、前記入力手段で入力される 網点種類データが、前記第１
基本パターンデータに対応したものであるか否かを判定
する判定部と、 前記判定部で前記網点種類データが第１基本パターンデ
ータに対応したものであると判定されたとき、前記ハー
ドウェア網点発生手段を動作させ、一方、前記網点種類
データが第１基本パターンデータに対応したものでない
と判定されたとき、前記ソフトウェア網点発生手段を動
作させる選択動作部と を備えた網点画像作成装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3162153A JP2598723B2 (ja) | 1990-06-28 | 1991-06-05 | 網点画像作成装置 |
| DE69127660T DE69127660T2 (de) | 1990-06-28 | 1991-06-26 | Verfahren und Gerät zur Erzeugung von Rasterpunktbildern |
| EP91110595A EP0464650B1 (en) | 1990-06-28 | 1991-06-26 | Method of and apparatus for producing halftone dot image |
| US07/722,415 US5249067A (en) | 1990-06-28 | 1991-06-27 | Method of and apparatus for producing halftone dot image |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17124990 | 1990-06-28 | ||
| JP2-171249 | 1990-06-28 | ||
| JP3162153A JP2598723B2 (ja) | 1990-06-28 | 1991-06-05 | 網点画像作成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0638045A JPH0638045A (ja) | 1994-02-10 |
| JP2598723B2 true JP2598723B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=26488041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3162153A Expired - Lifetime JP2598723B2 (ja) | 1990-06-28 | 1991-06-05 | 網点画像作成装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5249067A (ja) |
| EP (1) | EP0464650B1 (ja) |
| JP (1) | JP2598723B2 (ja) |
| DE (1) | DE69127660T2 (ja) |
Families Citing this family (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2763992B2 (ja) * | 1992-09-09 | 1998-06-11 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 網点記録装置 |
| NL9201570A (nl) * | 1992-09-10 | 1994-04-05 | Oce Nederland Bv | Werkwijze voor het bij toevoer van, door een eerste en een tweede signaalbron gegenereerde digitale beeldinformatiesignalen van een eerste soort en onder gebruikmaking van de in genoemde signalen aanwezige informatieinhoud betreffende de dichtheidswaarde, per beeldpunt genereren van beeldinformatiesignalen van een tweede soort ter verkrijging van beeldweergeefsignalen, alsmede een reproductiesysteem voor het uitvoeren van een dergelijke werkwijze. |
| JP3241157B2 (ja) * | 1993-04-19 | 2001-12-25 | 富士写真フイルム株式会社 | 網点画像データ補正方法および補正機能を有する画像処理装置 |
| NL9301004A (nl) * | 1993-06-11 | 1995-01-02 | Oce Nederland Bv | Inrichting voor het bewerken en reproduceren van digitale beeldinformatie. |
| US5542029A (en) * | 1993-09-30 | 1996-07-30 | Apple Computer, Inc. | System and method for halftoning using an overlapping threshold array |
| US6323958B1 (en) | 1993-11-19 | 2001-11-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus |
| EP0654759B1 (en) * | 1993-11-19 | 1999-10-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus |
| EP0665677B1 (en) * | 1994-01-27 | 2001-12-19 | Hewlett-Packard Company, A Delaware Corporation | Printing system and method |
| US5704021A (en) * | 1994-01-27 | 1997-12-30 | Hewlett-Packard Company | Adaptive color rendering by an inkjet printer based on object type |
| JP2690027B2 (ja) * | 1994-10-05 | 1997-12-10 | 株式会社エイ・ティ・アール音声翻訳通信研究所 | パターン認識方法及び装置 |
| US5748860A (en) * | 1995-06-06 | 1998-05-05 | R.R. Donnelley & Sons Company | Image processing during page description language interpretation |
| US5768425A (en) * | 1995-07-14 | 1998-06-16 | Texas Instruments Incorporated | Method and system for improved threshold based screening |
| JPH09130605A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 網点画像出力方法およびその装置 |
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