JP2943591B2 - 多階調白抜きデータ生成方法およびその装置 - Google Patents

多階調白抜きデータ生成方法およびその装置

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JP2943591B2 JP5336368A JP33636893A JP2943591B2 JP 2943591 B2 JP2943591 B2 JP 2943591B2 JP 5336368 A JP5336368 A JP 5336368A JP 33636893 A JP33636893 A JP 33636893A JP 2943591 B2 JP2943591 B2 JP 2943591B2
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健人 ▲よし▼井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多階調データからその
白抜きデータを生成する多階調白抜きデータ生成方法お
よびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、白抜きデータ生成方法およびその
装置は、各画素が例えばが白と黒などの2種類のデータ
で表現されたフォントデータやイメージデータなどの2
値データから白抜きデータの生成処理を行う。ここでい
う白抜きデータとは、フォントデータやイメージデータ
などの輪郭部分のみを残して内側をくり抜いたデータの
ことである。
【0003】図2が従来の白抜きデータ生成方法および
その装置の一例の構成図である。図2において、5は2
値データ保持手段、6は2値幅太データ生成手段、7は
排他的論理和計算手段である。
【0004】以上のように構成された従来の白抜きデー
タ生成方法およびその装置について、以下図2〜図6を
用いてその動作を説明する。
【0005】図3は、5の2値データ保持手段で保持さ
れるデータの一例(漢字の「十」のフォントデータ)で
ある。ここでは各画素が白と黒の2種類で表されてい
る。計算機上では例えば白画素が「0」で、黒画素が
「1」で表現されているものとする。
【0006】6の2値幅太データ生成手段は、例えば2
値データ(図3のデータ)を上下左右に1ビットずつシ
フトした4種類のデータを作成し(図4の各データ)、
それら4種類のデータと元のデータの対応する各画素
(すなわち同じ位置にある画素)の論理和をとって合成
することで2値幅太データを生成する(図5のデー
タ)。論理和をとると、各データの対応する画素(すな
わち同じ位置にある画素)のうち1つでも「1」(黒画
素)がある場合は合成後の画素は「1」、すべて「0」
(白画素)なら合成後の画素は「0」となる。2値幅太
データ生成方法としては、シフト方向として上下左右以
外の方向へのシフトを用いたり、1ビット以上のシフト
を行うなど、他の方法も存在する。
【0007】7の排他的論理和計算手段は、元の2値デ
ータ(図3のデータ)と、2値幅太データ生成手段で生
成された2値幅太データ(図5のデータ)の対応する各
画素(すなわち同じ位置にある画素)の排他的論理和を
とることで2値白抜きデータを生成する(図6のデー
タ)。排他的論理和をとると、2つのデータの対応する
画素(すなわち同じ位置にある画素)の値が同じ(両方
とも「1」または両方とも「0」)場合は計算後の画素
は「0」、異なる場合(一方が「0」で他方が「1」)
なら計算後の画素は「1」となる。
【0008】上記のようにして図3のような2値データ
に対して白抜き処理を行った図6のような2値白抜きデ
ータが生成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、白抜き処理を行う対象となるデータは図3の
ような2値データであり、中間調を含んだ多階調データ
に対しては白抜き処理ができないという問題点があっ
た。
【0010】図7は多階調データの一例(漢字の「十」
のフォントデータ)である。この例では白を「0」、黒
を「5」、その間の中間調(灰色)を「1」から「4」
で表現している。
【0011】このような多階調データを用いると、カラ
ーディスプレイなどの階調を表現することが可能な出力
デバイスに2値データより輪郭部分が滑らかで形状バラ
ンスが良い美しいフォントデータやイメージデータを出
力することが可能である。
【0012】しかし、従来の白抜きデータ生成方法およ
びその装置では、このような多階調データに対して白抜
き処理を行い多階調白抜きデータを生成することはでき
なかった。
【0013】本発明は上記課題に鑑み、多階調データを
用いて多階調白抜きデータを容易に生成することがで
き、階調を表現することが可能な出力デバイスに対して
美しい多階調白抜きデータを出力することを可能とする
多階調白抜きデータ生成方法およびその装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成をするた
めに、請求項1記載の多階調白抜きデータ生成装置およ
び請求項2記載の多階調白抜きデータ生成方法は、白抜
き処理をする対象となる多階調データを保持する多階調
データ保持手段と、多階調データ保持手段に保持された
多階調データから多階調幅太データを生成する多階調幅
太データ生成手段と、多階調データ保持手段に保持され
た多階調データの各画素の階調値を反転する多階調デー
タ反転手段と、多階調データ反転手段で反転した各画素
のうちもともとの背景部分以外の各画素の値を多階調幅
太データ生成手段で生成された多階調幅太データの対応
する画素に上書きする反転データ上書き手段とを有して
いる。
【0015】請求項3記載の多階調白抜きデータ生成装
置および請求項4記載の多階調白抜きデータ生成方法
は、白抜き処理をする対象となる多階調データを保持す
る多階調データ保持手段と、多階調データ保持手段に保
持された多階調データの各画素の階調値を反転する多階
調幅太データ保持手段と、多階調データ反転手段で反転
した各画素のうちもともとの背景部分以外の各画素の値
を多階調幅太データ保持手段に保持された多階調幅太デ
ータの対応する画素に上書きする多階調データ反転手段
と反転データ上書き手段とを有している。
【0016】請求項5記載の多階調白抜きデータ生成装
置および請求項6記載の多階調白抜きデータ生成方法
は、請求項1および請求項2記載の多階調幅太データ生
成手段が、多階調データ保持手段に保持された多階調デ
ータを上下左右など定められた複数方向にそれぞれ1画
素ずつシフトした複数データを生成する多階調データシ
フト手段と、多階調データシフト手段でシフトされた複
数データを対応する位置にある各画素に関して最も階調
レベルが高いデータを有効とする方法で合成することに
より多階調合成データを生成する多階調データ合成手段
と、多階調データ保持手段に保持された多階調データの
背景部分以外の画素をすべて前景色に変更した2値デー
タを生成する多階調データ2値化手段と、多階調データ
2値化手段で生成された2値データの前景色の画素のみ
を多階調データ合成手段で合成された多階調合成データ
の対応する位置の画素に上書きする2値データ上書き手
段から構成されている。
【0017】請求項7記載の多階調白抜きデータ生成装
置および請求項8記載の多階調白抜きデータ生成方法
は、請求項1および請求項2記載多階調幅太データ生成
手段が、多階調データ保持手段に保持された多階調デー
タを上下左右など定められた複数方向にそれぞれ1画素
ずつシフトした複数データを生成する多階調データシフ
ト手段と、多階調データシフト手段でシフトされた複数
データを対応する位置にある各画素に関して最も階調レ
ベルが高いデータを有効とする方法で合成する多階調デ
ータ合成手段から構成されている。
【0018】請求項9記載の多階調白抜きデータ生成装
置および請求項10記載の多階調白抜きデータ生成方法
は、請求項1および請求項2記載の多階調幅太データ生
成手段が、多階調データの各画素に対して、画素の階調
値が背景色であるかどうかを判定する画素階調値判定手
段と、画素階調値判定手段の判定結果が背景色の場合に
前記画素の近傍画素のうち最も階調レベルが高い画素の
階調値を算出してその階調値を多階調幅太データの前記
画素に対応する位置の画素の階調値として設定する近傍
画素最大階調値算出設定手段と、画素階調値判定手段の
判定結果が背景色以外の場合に、前景色の階調値を多階
調幅太データの前記画素に対応する位置の画素の階調値
として設定する前景色設定手段とから構成されている。
【0019】請求項11記載の多階調白抜きデータ生成
装置および請求項12記載の多階調白抜きデータ生成方
法は、請求項1および請求項2記載の多階調幅太データ
生成手段が、請求項5および請求項6記載の多階調幅太
データ生成手段に、請求項5および請求項6記載の多階
調幅太データ生成手段による多階調幅太データ生成を指
定回数だけ繰り返し実行する繰り返し制御手段が付加さ
れた構成である。
【0020】請求項13記載の多階調白抜きデータ生成
装置および請求項14記載の多階調白抜きデータ生成方
法は、請求項1および請求項2記載の多階調幅太データ
生成手段が、請求項9および請求項10記載の多階調幅
太データ生成手段に、請求項9および請求項10記載の
多階調幅太データ生成手段による多階調幅太データ生成
を指定回数だけ繰り返し実行する繰り返し制御手段が付
加された構成である。
【0021】請求項15記載の多階調白抜きデータ生成
装置および請求項16記載の多階調白抜きデータ生成方
法は、請求項1および請求項2記載の多階調データ反転
手段と多階調データ上書き手段が、それぞれ多階調デー
タの各画素に対して画素の階調値が背景色であるかどう
かを判定する画素階調値判定手段と、画素階調値判定手
段の判定結果が背景色以外の場合に前記画素の階調値を
反転した値を算出してその階調値を多階調幅太データ生
成手段で生成された多階調幅太データの対応する位置の
画素の階調値として設定する画素反転階調値算出設定手
段に置き換えられた構成である。
【0022】請求項17記載の多階調白抜きデータ生成
装置および請求項18記載の多階調白抜きデータ生成方
法は、請求項3および請求項4記載の多階調データ反転
手段と多階調データ上書き手段が、それぞれ多階調デー
タの各画素に対して画素の階調値が背景色であるかどう
かを判定する画素階調値判定手段と、画素階調値判定手
段の判定結果が背景色以外の場合に前記画素の階調値を
反転した値を算出してその階調値を多階調幅太データ保
持手段に保持された多階調幅太データの対応する位置の
画素の階調値として設定する画素反転階調値算出設定手
段に置き換えられた構成である。
【0023】請求項19記載の多階調白抜きデータ生成
装置および請求項20記載の多階調白抜きデータ生成方
法は、多階調データの各画素に対して画素の階調値が背
景色であるかどうかを判定する画素階調値判定手段と、
画素階調値判定手段の判定結果が背景色の場合に前記画
素の近傍画素のうち最も階調レベルが高い画素の階調値
を算出してその階調値を多階調白抜きデータの前記画素
に対応する位置の画素の階調値として設定する近傍画素
最大階調値算出設定手段と、画素階調値判定手段の判定
結果が背景色以外の場合に前記画素の階調値を反転した
値を算出してその階調値を多階調白抜きデータの前記画
素に対応する位置の画素の階調値として設定する画素反
転階調値算出設定手段とを有している。
【0024】
【作用】上記の構成によって、請求項1記載の多階調白
抜きデータ生成装置および請求項2の記載の多階調白抜
きデータ生成方法は、多階調データ保持手段に白抜き処
理をする対象となる多階調データを保持し、多階調幅太
データ生成手段は多階調データ保持手段に保持された多
階調データから輪郭部分が階調値に対応した多階調幅太
データを生成し、多階調データ反転手段は、多階調デー
タ保持手段に保持された多階調データの各画素の階調値
を反転して輪郭部分が階調値に対応した白抜き部分を生
成し、反転データ上書き手段は、多階調データ反転手段
で反転した各画素のうち有効であるもともとの背景部分
以外の各画素の値のみを、多階調幅太データ生成手段で
生成された多階調幅太データの対応する画素に上書きす
る。その結果、前記多階調データに対する白抜きデータ
が生成される。この白抜きデータは外側の輪郭部分は多
階調幅太データの輪郭部分が階調値に対応しているため
多階調となり、内側の輪郭部分も階調値を反転して作成
した白抜き部分輪郭部分が階調値に対応しているため多
階調となる。かくして多階調データから、外側内側両方
の輪郭部分が多階調である多階調白抜きデータを生成す
ることが可能となる。
【0025】請求項3記載の多階調白抜きデータ生成装
置および請求項4の記載の多階調白抜きデータ生成方法
は、多階調データに対応する多階調幅太データとして、
請求項1の発明のように多階調データから生成する以外
に既存の多階調幅太データや別方法で生成した多階調幅
太データなど任意の多階調幅太データを多階調幅太デー
タ保持手段に保持して利用することができるため、用途
に応じて使い分けが可能となり適用範囲が広がる。
【0026】請求項5記載の多階調白抜きデータ生成装
置および請求項6の記載の多階調白抜きデータ生成方法
は、請求項1および請求項2記載の多階調幅太データ生
成手段が、多階調データシフト手段と多階調データ合成
手段と多階調データ2値化手段と2値データ上書き手段
からなり、多階調データシフト手段は、前記多階調デー
タ保持手段に保持された多階調データを上下左右など定
められた複数方向にそれぞれ1画素ずつシフトした複数
データを生成し、多階調データ合成手段は、多階調デー
タシフト手段でシフトされた複数データを、対応する位
置にある各画素に関して最も階調レベルが高いデータを
有効とする方法で合成することにより多階調合成データ
を生成し、多階調データ2値化手段は、前記多階調デー
タ保持手段に保持された多階調データの背景部分以外の
画素をすべて前景色に変更した2値データを生成し、2
値データ上書き手段は、多階調データ2値化手段で生成
された2値データの前景色の画素のみを、多階調データ
合成手段で合成された多階調合成データの対応する位置
の画素に上書きすることにより、外側の輪郭部分の階調
値が文字の輪郭形状に非常に忠実で高品質な多階調幅太
データを生成する。かくして多階調データから、外側の
輪郭部分の階調表現が非常に美しい多階調白抜きデータ
を生成することが可能となる。
【0027】請求項7記載の多階調白抜きデータ生成装
置および請求項8の記載の多階調白抜きデータ生成方法
は、請求項5および請求項6記載の多階調データ2値化
手段と2値データ上書き手段が不要になり、多階調デー
タ保持手段に保持された多階調データの背景部分以外の
画素をすべて前景色に変更した2値データを生成し、そ
のデータを多階調データ合成手段で合成された多階調合
成データの対応する位置の画素に上書きする処理が不要
になるため処理速度が高速になる。
【0028】請求項9記載の多階調白抜きデータ生成装
置および請求項10の記載の多階調白抜きデータ生成方
法は、請求項1および請求項2記載の多階調幅太データ
生成手段が、画素階調値判定手段と、近傍画素最大階調
値算出設定手段と、前景色設定手段とからなり、画素階
調値判定手段で、多階調データの各画素に対して、画素
の階調値が背景色であるかどうかを判定し、近傍画素最
大階調値算出設定手段で、画素階調値判定手段の判定結
果が背景色の場合に、前記画素の近傍画素のうち最も階
調レベルが高い画素の階調値を算出し、その階調値を多
階調幅太データの前記画素に対応する位置の画素の階調
値として設定し、前景色設定手段で、画素階調値判定手
段の判定結果が背景色以外の場合に、前景色の階調値を
多階調幅太データの前記画素に対応する位置の画素の階
調値として設定することにより、多階調幅太データを生
成する。請求項5および請求項6記載の多階調幅太デー
タ生成手段と比較して、多階調データのシフト・合成お
よび多階調データの2値化・上書きが同時に実行できる
ため処理速度が高速になる。生成されるデータも同一で
ある。
【0029】請求項11記載の多階調白抜きデータ生成
装置および請求項12の記載の多階調白抜きデータ生成
方法は、請求項1および請求項2記載の多階調幅太デー
タ生成手段が、請求項5および請求項6記載の多階調幅
太データ生成手段に繰り返し制御手段が付加された構成
であり、繰り返し制御手段が請求項5および請求項6記
載の多階調幅太データ生成手段による多階調幅太データ
生成を指定回数だけ繰り返し実行することにより、種々
の太さのデータを作成することが可能となり、結果とし
て輪郭部分が太い多階調白抜きデータを生成できる。輪
郭部分の太さを調節できるため用途に応じて使い分けが
可能となり適用範囲が広がる。特にサイズが大きいデー
タの場合には輪郭部分を太くしたい場合などに有効であ
る。また、1回目の繰り返しで上下左右にシフトしたデ
ータを合成した後、2回目の繰り返しで右方向にシフト
したデータを合成することにより、右側の輪郭部分がよ
り太く影のようになった白抜き影つき文字を生成するこ
とも可能である。
【0030】請求項13記載の多階調白抜きデータ生成
装置および請求項14の記載の多階調白抜きデータ生成
方法は、請求項1および請求項2記載の多階調幅太デー
タ生成手段が、請求項9および請求項10記載の多階調
幅太データ生成手段に繰り返し制御手段が付加された構
成であり、繰り返し制御手段が請求項9および請求項1
0記載の多階調幅太データ生成手段による多階調幅太デ
ータ生成を指定回数だけ繰り返し実行することにより、
種々の太さのデータを作成することが可能となり、結果
として輪郭部分が太い多階調白抜きデータやを右側の輪
郭部分がより太く影のようになった白抜き影つき文字を
生成できる。また請求項11記載の多階調白抜きデータ
生成装置および請求項12の記載の多階調白抜きデータ
生成方法と比較して、さらに高速に輪郭部分が太い多階
調白抜きデータを生成することが可能となる。
【0031】請求項15記載の多階調白抜きデータ生成
装置および請求項16の記載の多階調白抜きデータ生成
方法は、請求項1および請求項2記載の多階調データ反
転手段と多階調データ上書き手段が、それぞれ画素階調
値判定手段と画素反転階調値算出設定手段に置き換えら
れた構成であり、画素階調値判定手段が、多階調データ
の各画素に対して、画素の階調値が背景色であるかどう
かを判定し、画素反転階調値算出設定手段が、画素階調
値判定手段の判定結果が背景色以外の場合に、前記画素
の階調値を反転した値を算出して、その階調値を多階調
幅太データ生成手段で生成された多階調幅太データの対
応する位置の画素の階調値として設定することにより多
階調白抜きデータを生成する。画素階調値判定手段の判
定結果が背景色以外の場合にのみ階調値反転設定処理を
実行すれば良いので、請求項1記載の多階調白抜きデー
タ生成装置および請求項2記載の多階調白抜きデータ生
成方法と比較して処理速度が高速になる。
【0032】請求項17記載の多階調白抜きデータ生成
装置および請求項18の記載の多階調白抜きデータ生成
方法は、請求項3および請求項4記載の多階調データ反
転手段と多階調データ上書き手段が、それぞれ画素階調
値判定手段と画素反転階調値算出設定手段に置き換えら
れた構成であり、画素階調値判定手段が、多階調データ
の各画素に対して、画素の階調値が背景色であるかどう
かを判定し、画素反転階調値算出設定手段が、画素階調
値判定手段の判定結果が背景色以外の場合に、前記画素
の階調値を反転した値を算出して、その階調値を多階調
幅太データ保持で保持された多階調幅太データの対応す
る位置の画素の階調値として設定することにより多階調
白抜きデータを生成する。画素階調値判定手段の判定結
果が背景色以外の場合にのみ階調値反転設定処理を実行
すれば良いので、請求項3記載の多階調白抜きデータ生
成装置および請求項4記載の多階調白抜きデータ生成方
法と比較して処理速度が高速になる。
【0033】請求項19記載の多階調白抜きデータ生成
装置および請求項20の記載の多階調白抜きデータ生成
方法は、画素階調値判定手段が、多階調データの各画素
に対して、画素の階調値が背景色であるかどうかを判定
し、近傍画素最大階調値算出設定手段が、画素階調値判
定手段の判定結果が背景色の場合に、前記画素の近傍画
素のうち最も階調レベルが高い画素の階調値を算出し、
その階調値を多階調白抜きデータの前記画素に対応する
位置の画素の階調値として設定し、画素反転階調値算出
設定手段が、画素階調値判定手段の判定結果が背景色以
外の場合に、前記画素の階調値を反転した値を算出し
て、その階調値を多階調白抜きデータの前記画素に対応
する位置の画素の階調値として設定することにより、多
階調白抜きデータを生成する。幅太データ生成と反転デ
ータ生成および合成を同時に行うため、請求項1および
請求項15記載の多階調白抜きデータ生成装置、請求項
2および請求項16の記載の多階調白抜きデータ生成方
法と比較して処理速度が高速になる。
【0034】
【実施例】
(第1実施例)以下本発明の第1実施例の多階調白抜き
データ生成方法およびその装置について、図面を参照し
ながら説明する。
【0035】図1は本発明の実施例における多階調白抜
きデータ生成装置の構成図を示すものである。
【0036】図1において、1は多階調データ保持手
段、2は多階調データ反転手段、3は多階調幅太データ
生成手段、4は反転データ上書き手段である。
【0037】多階調データ保持手段1は、白抜き処理を
する対象となる多階調データを保持している。本実施例
では、図7の多階調データの一例(漢字の「十」のフォ
ントデータ)が白抜き処理対象データとして保持されて
いるものとする。データとしてはフォントデータ以外の
イメージエディタで作成したりスキャナから読み込んだ
イメージデータなどでもかまわない。この例では白を
「0」、黒を「5」、その間の中間調(灰色)を「1」
から「4」の合計6階調で表現している。この例では背
景色は白で、その上に黒および灰色で文字が描かれてい
る。灰色は主に輪郭部分に使われており輪郭部分の微妙
な形状を忠実に再現する働きがある。この例では階調数
は6であるが、それ以外の階調数でも構わないし、対応
する階調値も0から5でなくても構わない。またこの例
では、最小階調を白、最大階調を黒としているが、最小
階調と最大階調はそれぞれ「黄」と「青」など他の色で
も構わない。その場合は中間調は灰色ではなく、最小階
調色と最大階調色の中間色となる。
【0038】多階調幅太データ生成手段3は、多階調デ
ータ保持手段に保持された白抜き処理対象の多階調デー
タから、対応する多階調幅太データを生成する。
【0039】図8は本実施例における多階調幅太データ
生成手段3の詳細な構成図を示すものである。図8にお
いて、8は多階調データシフト手段、9は多階調データ
合成手段、10は多階調データ2値化手段、11は2値
データ上書き手段である。
【0040】多階調幅太データ生成手段3では、まず多
階調データシフト手段8によって、多階調データを上下
左右など定められた複数方向にそれぞれ1画素ずつシフ
トした複数データを生成する。本実施例では上下左右合
計4方向にシフトした4種類のデータを作成している。
図9は図7の多階調データを4方向にシフトして得られ
る4種類のデータを示している。用途に応じて左右2方
向だけにシフトしたり斜め方向へのシフトを加えること
も可能である。また、シフトした方向にデータが広がる
が、本実施例では広がってあふれた部分は切り捨てて元
の大きさと同じ大きさのデータになるようにしている。
この部分に関しては広がった分だけサイズを大きくする
という方法を採用することも可能である。本発明の他の
実施例に関して同様である。
【0041】次に多階調データ合成手段9によって、多
階調データシフト手段8によってシフトすることで生成
された複数データを各画素に関して最も階調レベルが高
いデータを有効とする方法で合成し、多階調合成データ
を生成する。本実施例では多階調データシフト手段8に
よって図9の4種類のデータが生成されており、これら
4種類のデータが合成されることになる。本実施例では
4種類のシフト後データの高さおよび幅はすべて16ド
ットで合計16×16=256個の画素から構成されて
いるが、256個の各画素に対して4種類のデータの同
じ位置の画素4個の階調値のうち最も階調レベルが高い
データを合成後のその画素の階調値とする。例えば左か
ら7列目上から4行目の画素に注目すると、図9の4種
類のデータの7列4行目の画素の画素の階調値はそれぞ
れ「1」「1」「3」「0」である。従ってこの4個の
階調値のうち最も階調レベルが高いデータ「3」を有効
として、合成後の7列4行目の画素の階調値は「3」に
設定される。図10は図9のシフト後の4種類のデータ
を合成して得られた多階調合成データを示している。多
階調データ2値化手段10は、図7の多階調データの背
景部分以外の画素をすべて前景色に変更した2値データ
を作成する。本実施例では背景色は「0」で前景色が
「5」で中間色が「1」〜「4」なので、中間色をすべ
て前景色「5」に変更することになる。作成されるデー
タは背景色「0」と前景色「5」のみを含む2値データ
となる。図11は作成された2値データを示している。
先に述べたようにシフトデータはサイズが大きくなると
いう方法を採用した場合にはこの2値データは上下左右
方向に1ドットずつ広がったものになる。
【0042】2値データ上書き手段11は、多階調デー
タ2値化手段10で生成された2値データの前景色の画
素のみを、多階調データ合成手段9で合成された多階調
合成データの対応する位置の画素に上書きすることによ
り、多階調幅太データを生成する。本実施例では、図1
1の2値データの前景色「5」である画素のみを図10
の多階調合成データの対応する位置の画素に上書きす
る。すなわち2値データで黒画素の部分を多階調合成デ
ータも黒に変更する。図12はこのようにして作成され
た多階調幅太データを示している。
【0043】また、多階調データ反転手段2は、多階調
データ保持手段に保持された白抜き処理対象の多階調デ
ータの各画素の階調値を反転することで、輪郭部分が階
調値に対応した白抜き部分のデータを生成する。ここで
反転するとは前景色を背景色に、また背景色を前景色に
変更することを意味している。これにともなって中間色
も変更される。本実施例では、図7に示すように背景色
の白が「0」、前景色の黒が「5」、中間色である4種
類の灰色がそれぞれ「1」〜「4」で表されている。こ
の場合には反転により背景色と前景色はそれぞれ「0」
が「5」に、「5」が「1」になる。また中間色は
「1」が「4」に、「2」が「3」に、「3」が「2」
に、「4」が「1」になる。図13は、図7の元の白抜
き対象の多階調データを多階調データ反転手段2によっ
て反転した結果を表している。
【0044】反転データ上書き手段4は、多階調データ
反転手段で反転した各画素のうち有効であるもともとの
背景部分以外の各画素の値のみを、多階調幅太データ生
成手段で生成された多階調幅太データの対応する画素に
上書きする。本実施例では、もともと白の「0」であっ
た背景色は反転後は黒の「5」になっている。多階調デ
ータ反転手段2で生成した反転データは、多階調幅太デ
ータ生成手段3で生成した多階調幅太データの内部を白
くくり抜くためのデータであるが、もともと背景色であ
った部分はくり抜く必要のない部分であり、もともと背
景色ではなかった部分のみをくり抜きに使えばよい。図
12の反転データのうち、もともと背景色だった階調値
「5」の画素を除く画素(つまり階調値が「0」〜
「4」である画素)の階調値を、図12の多階調幅太デ
ータの対応する位置の画素に上書きして階調値を更新す
ることで生成される多階調白抜きデータは図14に示さ
れるデータとなり、これが最終的な多階調白抜きデータ
になっている。多階調幅太データ生成手段によって輪郭
の外側境界部分が多階調となり、反転データの上書きに
より輪郭の内側境界部分が多階調となるため、外側内側
両方の輪郭境界部分が多階調である美しい多階調白抜き
データが生成される。
【0045】(第2実施例)第1実施例において、多階
調幅太データ生成手段3を用いて多階調幅太データを生
成する代わりに、既存の多階調幅太データを用いること
も可能である。例えばフォントデータの場合は多階調幅
太データとして既存の太字データを用いることができ
る。
【0046】図15は第2実施例における多階調白抜き
データ生成装置の構成図を示すものである。
【0047】図15において、12は多階調データ保持
手段、13は多階調幅太データ保持手段、14は多階調
データ反転手段、15は反転データ上書き手段である。
【0048】動作は、多階調幅太データ生成手段3を用
いて多階調幅太データを生成する代わりに多階調幅太デ
ータ保持手段13に保持されている既存の多階調幅太デ
ータを用いるという点以外は第1実施例と同じである。
【0049】(第3実施例)第1実施例において、多階
調幅太データ生成手段3として使用した図8の構成をも
つ多階調幅太データ生成手段の代わりに、図16に示す
構成をもつ多階調幅太データ生成手段を用いることも可
能である。
【0050】図16は第3実施例における多階調幅太デ
ータ生成手段3の詳細な構成図を示すものである。図1
6において、16は多階調データシフト手段、17は多
階調データ合成手段である。
【0051】図16の構成をもつ多階調幅太データ生成
手段は、図8の構成をもつ多階調幅太データ生成手段か
ら、多階調データ2値化手段と、2値データ上書き手段
11の機能を取り除いたものであり、動作は図8の多階
調データシフト手段8と多階調データ合成手段9と全く
同じ動作によって多階調幅太データとして生成する。
【0052】この図16の構成をもつ多階調幅太データ
生成手段3において、多階調データシフト手段16は図
8の多階調データシフト手段8と同様に図7の多階調デ
ータから図9の4種類のデータを生成する。
【0053】多階調データ合成手段17は図8の多階調
データ合成手段9と同様の方法で、多階調データシフト
手段16によってシフトすることで生成された4種類の
データを合成して図10の多階調合成データを生成す
る。この合成データが図16の構成をもつ多階調幅太デ
ータ生成手段3で生成される多階調幅太データとなる。
【0054】多階調データ反転手段2と反転データ上書
き手段4は第1実施例と同様の方法で多階調白抜きデー
タを生成する。用いられる多階調幅太データが、図8の
多階調幅太データ生成手段で生成した図12のデータで
はなくて、図15の多階調幅太データ生成手段で生成し
た図10のデータであることのみが異なる。図8の多階
調データ2値化手段10と2値データ上書き手段で上書
きする前景色データ部分は、最終的には反転データ上書
き手段4でさらに上書きされるため、生成されるデータ
は同じで処理速度を速くすることができる。
【0055】(第4実施例)第1実施例において、多階
調幅太データ生成手段3として使用した図8の構成をも
つ多階調幅太データ生成手段の代わりに、図17に示す
構成をもつ多階調幅太データ生成手段を用いることも可
能である。
【0056】図17は第4実施例における多階調幅太デ
ータ生成手段3の詳細な構成図を示すものである。図1
7において、18は画素階調値判定手段、19は近傍画
素最大階調値算出設定手段、20は前景色設定手段であ
る。
【0057】図7の多階調データから多階調幅太データ
を生成する場合を考える。図18は図7の多階調データ
のいくつかの画素に参照用に記号をつけたものである。
【0058】画素階調値判定手段18は図7の多階調デ
ータの各画素の階調値が背景色であるかどうかを判定す
る。本実施例の場合は背景色は「0」である。例えば図
18の画素Aは背景色と判定され、図18の画素Fは背
景色でないと判定される。
【0059】近傍画素最大階調値算出設定手段19は、
画素階調値判定手段18の判定結果が背景色の場合に、
その画素の近傍画素のうち最も階調レベルが高い画素の
階調値を算出し、その階調値を多階調幅太データの前記
画素に対応する位置の画素の階調値として設定する。例
えば図18の画素Aは背景色と判定されるので、画素A
の4近傍画素B、C、D、Eのうち最も階調レベルが高
い画素の階調値を算出する。今4近傍画素B、C、D、
Eの階調値はそれぞれ「0」、「0」、「2」、「1」
であるため最も階調レベルが高い画素の階調値は「2」
となる。この階調値「2」を多階調幅太データの画素A
に対応する位置の画素の階調値として設定する。図19
は本実施例の多階調幅太データ生成手段を用いて図7の
多階調データから生成される多階調幅太データに参照用
の記号をつけたものである。データ自身は第1実施例の
多階調幅太データ生成手段で生成される図12の多階調
幅太データと全く同じデータとなる。図19の多階調幅
太データでの画素Aが図7の多階調データの画素Aに対
応する位置の画素であり、本実施例ではこの画素Aの階
調値が先に算出した階調値「2」に設定されている。本
実施例では4近傍を参照しているが8近傍など4近傍以
外の近傍を参照することも可能である。また、最も外側
の画素の場合には4近傍画素のうちいくつかの画素がデ
ータが存在しない場合があるが、その場合は4近傍画素
のうちデータ内に存在する4個未満の画素を近傍画素と
して扱い同様の処理を行う。この近傍画素の扱いに関し
ては、本発明中の他の実施例についても同様である。
【0060】前景色設定手段20は、画素階調値判定手
段18の判定結果が背景色以外の場合に、前景色の階調
値を多階調幅太データの前記画素に対応する位置の画素
の階調値として設定する。例えば図18の画素Fは背景
色でないと判定されるので、図19の多階調幅太データ
での画素Fには前景色の階調値「5」が設定される。
【0061】以上の処理を図18のすべての画素に対し
て行うことにより、図19の多階調幅太データが生成さ
れる。
【0062】第1および第3実施例の多階調幅太データ
生成手段と比較して、多階調データのシフト・合成およ
び多階調データの2値化・上書きが同時に実行できるた
め処理速度が非常に高速になる。
【0063】(第5実施例)第1実施例において、多階
調幅太データ生成手段3として使用した図8の構成をも
つ多階調幅太データ生成手段の代わりに、図8の構成に
繰り返し処理を制御する繰り返し制御手段が付加された
構成をもつ多階調幅太データ生成手段を用いることも可
能である。
【0064】図20は第5実施例における多階調幅太デ
ータ生成手段3の詳細な構成図を示すものである。図2
0において、21は繰り返し制御手段、22は多階調デ
ータシフト手段、23は多階調データ合成手段、24は
多階調データ2値化手段、25は2値データ上書き手段
である。21から24の手段は第1実施例の多階調幅太
データ生成手段3と全く同じである。
【0065】繰り返し制御手段21は、第1実施例の多
階調幅太データ生成手段3による多階調幅太データ生成
を指定回数だけ繰り返すことで種々の輪郭の太さのデー
タを作成する。
【0066】例えば繰り返し回数を2回と指定して図7
の多階調データの多階調幅太データを生成する。繰り返
しの1回目では第1実施例で説明したように図12の多
階調幅太データが生成される。繰り返しの2回目では、
この図12の多階調幅太データにもう一度第1実施例と
同様の幅太データ生成処理を実行する。図21は繰り返
し回数が2回の場合の最終の多階調幅太データである。
このデータを多階調幅太データとして第1実施例と同様
の多階調白抜き処理を行った結果が図22である。第1
実施例と比較して輪郭部分が太くなっている。繰り返し
回数を変更することにより種々の輪郭の太さを持つ多階
調白抜きデータを生成できる。
【0067】また、1回目の繰り返しで上下左右にシフ
トしたデータを合成した後、2回目の繰り返しで右方向
にシフトしたデータを合成することにより、右側の輪郭
部分がより太く影のようになった白抜き影つき文字を生
成することも可能である。
【0068】(第6実施例)第4実施例において、多階
調幅太データ生成手段3として使用した図17の構成を
もつ多階調幅太データ生成手段の代わりに、図17の構
成に繰り返し処理を制御する繰り返し制御手段が付加さ
れた構成をもつ多階調幅太データ生成手段を用いること
も可能である。
【0069】図23は第6実施例における多階調幅太デ
ータ生成手段3の詳細な構成図を示すものである。図2
3において、26は繰り返し制御手段、27は画素階調
値判定手段、28は近傍画素最大階調値算出設定手段、
29は前景色設定手段である。27から29の手段は第
4実施例の多階調幅太データ生成手段3と全く同じであ
る。
【0070】繰り返し制御手段26は、第1実施例の多
階調幅太データ生成手段3による多階調幅太データ生成
を指定回数だけ繰り返すことで種々の輪郭の太さのデー
タを作成する。
【0071】例えば繰り返し回数を2回と指定して図7
の多階調データの多階調幅太データを生成する場合、第
5実施例と同様に繰り返しの1回目では図12の多階調
幅太データが生成され、繰り返しの2回目では、図21
の多階調幅太データが生成され、最終的には図22の多
階調白抜きデータが生成される。
【0072】結果は第5実施例と同様だが、多階調幅太
データ生成手段3が第5実施例より高速であるため、よ
り高速に種々の輪郭の太さを持つ多階調白抜きデータを
生成できる。
【0073】また、第6実施例と同様に右側の輪郭部分
がより太く影のようになった白抜き影つき文字を生成す
ることも可能である。
【0074】(第7実施例)図24は第7実施例におけ
る多階調白抜きデータ生成方法およびその装置の構成図
を示すものである。
【0075】図24において、30は多階調データ保持
手段、31は画素階調値判定手段、32は多階調幅太デ
ータ生成手段、33は画素反転階調値算出設定手段であ
る。
【0076】本実施例では、図7の多階調データの多階
調白抜きデータを生成する場合を考える。このデータに
画素参照用の符号を付加した図18を参照しながら説明
する。
【0077】第1および第4実施例と同様に、多階調幅
太データ生成手段32は図12の多階調幅太データを生
成する。このデータに画素参照用の符号を付加したデー
タが図19である。
【0078】画素階調値判定手段31は、多階調データ
の各画素に対して、画素の階調値が背景色であるかどう
かを判定する。例えば図18の画素Aは階調値が「0」
なので、画素階調値判定手段30によって背景色である
と判定される。また図18の画素Fは階調値が「2」な
ので、画素階調値判定手段30によって背景色でないと
判定される。
【0079】画素反転階調値算出設定手段32は、画素
階調値判定手段30の判定結果が背景色以外の場合に、
前記画素の階調値を反転した値を算出して、その反転し
た階調値を多階調幅太データ生成手段で生成された多階
調幅太データの対応する位置の画素の階調値として設定
する。例えば、図18の画素Fは階調値が「2」であり
背景色でないと判定されるので、図19の多階調幅太デ
ータの画素Fには階調値「5」が設定されているが、こ
の値が階調値「2」を反転して得られた階調値「3」に
更新される。また図18の画素Aは階調値が「0」であ
り背景色であると判定されるので、図19の多階調幅太
データの画素Aには新たな設定は行わず階調値「2」の
ままにしておく。以上の処理を図18のすべての画素に
対して行い図19の多階調幅太データを更新していくこ
とにより、図25の多階調白抜きデータが生成される。
図25は本実施例の多階調白抜きデータ生成手段を用い
て図7の多階調データから生成される多階調白抜きデー
タに参照用の記号をつけたものである。データ自身は第
1実施例の多階調白抜きデータ生成手段で生成される図
14の多階調白抜きデータと全く同じデータとなる。例
えば図25の画素Fは画素反転階調値算出設定手段32
により階調値「3」に設定されている。
【0080】第1および第4実施例の多階調白抜きデー
タ生成手段と比較して、画素階調値判定手段の判定結果
が背景色以外の場合にのみ階調値反転設定処理を実行す
れば良いので処理速度がさらに高速になる。
【0081】(第8実施例)図26は第8実施例におけ
る多階調白抜きデータ生成方法およびその装置の構成図
を示すものである。
【0082】図26において、34は多階調データ保持
手段、35は多階調幅太データ保持手段、36は画素階
調値判定手段、37は画素反転階調値算出設定手段であ
る。
【0083】動作は、多階調幅太データ生成手段3を用
いて多階調幅太データを生成する代わりに多階調幅太デ
ータ保持手段35に保持されている既存の多階調幅太デ
ータを用いるという点以外は第7実施例と同じである。
【0084】(第9実施例)図27は第9実施例におけ
る多階調白抜きデータ生成方法およびその装置の構成図
を示すものである。
【0085】図27において、38は画素階調値判定手
段、39は近傍画素最大階調値算出設定手段、40は画
素反転階調値算出設定手段である。
【0086】本実施例では、図7の多階調データの多階
調白抜きデータを生成する場合を考える。このデータに
画素参照用の符号を付加した図18を参照しながら説明
する。
【0087】画素階調値判定手段38は、多階調データ
の各画素に対して、画素の階調値が背景色であるかどう
かを判定する。例えば図18の画素Aは階調値が「0」
なので、画素階調値判定手段38によって背景色である
と判定される。また、図18の画素Fは階調値が「2」
なので、画素階調値判定手段38によって背景色でない
と判定される。
【0088】近傍画素最大階調値算出設定手段39は、
画素階調値判定手段38の判定結果が背景色の場合に、
その画素の近傍画素のうち最も階調レベルが高い画素の
階調値を算出し、その階調値を多階調幅太データの前記
画素に対応する位置の画素の階調値として設定する。例
えば図18の画素Aは背景色と判定されるので、画素A
の4近傍画素B、C、D、Eのうち最も階調レベルが高
い画素の階調値を算出する。今4近傍画素B、C、D、
Eの階調値はそれぞれ「0」、「0」、「2」、「1」
であるため最も階調レベルが高い画素の階調値は「2」
となる。この階調値「2」を多階調白抜きデータの画素
Aに対応する位置の画素の階調値として設定する。図2
5は本実施例の多階調白抜きデータ生成手段を用いて図
7の多階調データから生成される多階調白抜きデータに
参照用の記号をつけたものである。データ自身は第1実
施例の多階調白抜きデータ生成手段で生成される図14
の多階調白抜きデータと全く同じデータとなる。図25
の多階調白抜きデータでの画素Aが図7の多階調データ
の画素Aに対応する位置の画素であり、本実施例ではこ
の画素Aの階調値が先に算出した階調値「2」に設定さ
れている。本実施例では4近傍を参照しているが8近傍
など4近傍以外の近傍を参照することも可能である。
【0089】画素反転階調値算出設定手段40は、画素
階調値判定手段38の判定結果が背景色以外の場合に、
前記画素の階調値を反転した値を算出して、その反転し
た階調値を多階調白抜きデータの前記画素に対応する位
置の画素の階調値として設定する。例えば図18の画素
Fは階調値が「2」であり背景色でないと判定されるの
で、図25の多階調白抜きデータでの画素Fには階調値
「2」を反転して得られた階調値「3」が設定される。
【0090】以上の処理を図18のすべての画素に対し
て行うことにより、図25の多階調白抜きデータが生成
される。
【0091】第4および第7実施例の多階調白抜きデー
タ生成手段と比較しても、多階調データのシフト・合成
に加えて階調値の反転も同時に実行できるため処理速度
がさらに高速になる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の多階調白抜きデータ生成装置および請求項2記載の
多階調白抜きデータ生成方法は、多階調データ保持手段
と多階調幅太データ生成手段と多階調データ反転手段と
反転データ上書き手段とを設けることにより、多階調デ
ータから外側内側両方の輪郭部分が多階調である多階調
白抜きデータを生成することができ、階調を表現するこ
とが可能な出力デバイスに対して美しい多階調白抜きデ
ータを出力することを可能とするものである。
【0093】本発明の請求項3記載の多階調白抜きデー
タ生成装置および請求項4記載の多階調白抜きデータ生
成方法は、多階調データ保持手段と多階調幅太データ保
持手段と多階調データ反転手段と反転データ上書き手段
とを設けることにより、請求項1および請求項2の発明
のように多階調データから生成する以外に既存の多調幅
太データや別方法で生成した多階調幅太データなど任意
の多階調幅太データを多階調幅太データ保持手段に保持
して利用することができるため、用途に応じた使い分け
が可能とし適用範囲を広げる。
【0094】本発明の請求項5記載の多階調白抜きデー
タ生成装置および請求項6記載の多階調白抜きデータ生
成方法は、請求項1および請求項2記載の多階調幅太デ
ータ生成手段を、多階調データシフト手段と多階調デー
タ合成手段と多階調データ2値化手段と2値データ上書
き手段で構成することにより、外側の輪郭部分の階調値
が文字の輪郭形状に非常に忠実で高品質な多階調幅太デ
ータを生成でき、結果として多階調データから外側の輪
郭部分の階調表現が非常に美しい多階調白抜きデータを
生成することが可能となる。
【0095】本発明の請求項7記載の多階調白抜きデー
タ生成装置および請求項8記載の多階調白抜きデータ生
成方法は、請求項1および請求項2記載の多階調幅太デ
ータ生成手段を、多階調データシフト手段と多階調デー
タ合成手段、で構成することにより、請求項5および請
求項6記載の多階調データ2値化手段と2値データ上書
き手段を不要とし、多階調データ保持手段に保持された
多階調データの背景部分以外の画素をすべて前景色に変
更した2値データを生成し、そのデータを多階調データ
合成手段で合成された多階調合成データの対応する位置
の画素に上書きする処理を不要とすることにより処理速
度を高速にできる。
【0096】本発明の請求項9記載の多階調白抜きデー
タ生成装置および請求項10記載の多階調白抜きデータ
生成方法は、請求項1および請求項2記載の多階調幅太
データ生成手段を、画素階調値判定手段と、近傍画素最
大階調値算出設定手段と、前景色設定手段とで構成する
ことにより、請求項5および請求項6記載の多階調幅太
データ生成手段と比較して、多階調データのシフト・合
成および多階調データの2値化・上書きが同時に実行す
ることを可能とし処理速度が高速にできる。
【0097】本発明の請求項11記載の多階調白抜きデ
ータ生成装置および請求項12記載の多階調白抜きデー
タ生成方法は、請求項1および請求項2記載の多階調幅
太データ生成手段を、請求項5および請求項6記載の多
階調幅太データ生成手段に繰り返し制御手段を付加した
構成とすることにより、種々の太さのデータを作成する
ことが可能とし、結果として輪郭部分が太い多階調白抜
きデータを生成できるようにする。輪郭部分の太さを調
節できるため用途に応じて使い分けが可能となり適用範
囲が広がる。特にサイズが大きいデータの場合には輪郭
部分を太くしたい場合などに有効である。また、1回目
の繰り返しで上下左右にシフトしたデータを合成した
後、2回目の繰り返しで右方向にシフトしたデータを合
成することにより、右側の輪郭部分がより太く影のよう
になった白抜き影つき文字を生成することも可能とす
る。
【0098】本発明の請求項13記載の多階調白抜きデ
ータ生成装置および請求項14記載の多階調白抜きデー
タ生成方法は、請求項1および請求項2記載の多階調幅
太データ生成手段を、請求項9および請求項10記載の
多階調幅太データ生成手段に繰り返し制御手段を付加し
た構成とすることにより、種々の太さのデータを作成す
ることが可能とし、結果として輪郭部分が太い多階調白
抜きデータを生成できるようにする。請求項11記載の
多階調白抜きデータ生成装置および請求項12の記載の
多階調白抜きデータ生成方法と比較して、さらに高速に
輪郭部分が太い多階調白抜きデータを生成することが可
能を可能とする。また、請求項11記載の多階調白抜き
データ生成装置および請求項12の記載の多階調白抜き
データ生成方法と同様に、右側の輪郭部分がより太く影
のようになった白抜き影つき文字を生成することも可能
とする。
【0099】本発明の請求項15記載の多階調白抜きデ
ータ生成装置および請求項16記載の多階調白抜きデー
タ生成方法は、請求項1および請求項2記載の多階調デ
ータ反転手段と多階調データ上書き手段を、それぞれ画
素階調値判定手段と画素反転階調値算出設定手段に置き
換えた構成とすることにより、画素階調値判定手段の判
定結果が背景色以外の場合にのみ階調値反転設定処理を
実行すれば良くなり、請求項1記載の多階調白抜きデー
タ生成装置および請求項2記載の多階調白抜きデータ生
成方法と比較して処理速度を高速にできる。
【0100】本発明の請求項17記載の多階調白抜きデ
ータ生成装置および請求項18記載の多階調白抜きデー
タ生成方法は、請求項3および請求項4記載の多階調デ
ータ反転手段と多階調データ上書き手段を、それぞれ画
素階調値判定手段と画素反転階調値算出設定手段に置き
換えた構成とすることにより、画素階調値判定手段の判
定結果が背景色以外の場合にのみ階調値反転設定処理を
実行すれば良くなり、請求項3記載の多階調白抜きデー
タ生成装置および請求項4記載の多階調白抜きデータ生
成方法と比較して処理速度を高速にできる。
【0101】本発明の請求項19記載の多階調白抜きデ
ータ生成装置および請求項20記載の多階調白抜きデー
タ生成方法は、画素階調値判定手段と、近傍画素最大階
調値算出設定手段と、画素反転階調値算出設定手段とを
設けることにより、幅太データ生成と反転データ生成お
よび合成を同時に行えるようにし、請求項1および請求
項15記載の多階調白抜きデータ生成装置および請求項
2および請求項15記載の多階調白抜きデータ生成方法
と比較して処理速度の高速化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における多階調白抜きデ
ータ生成方法およびその装置の構成図
【図2】従来の2値白抜きデータ生成方法およびその装
置の構成図
【図3】2値データ保持手段で保持される2値データの
一例を示す図
【図4】図3の2値データをシフトした4種類のデータ
を示す図
【図5】図4の4種類のデータと元のデータの合成によ
って生成された2値幅太データを示す図
【図6】図3の2値データと図5の2値幅太データから
生成された2値白抜きデータを示す図
【図7】多階調データの一例を示す図
【図8】本発明の第1の実施例における多階調幅太デー
タ生成手段3の詳細な構成図
【図9】図7の多階調データをシフトして得られる4種
類のデータを示す図
【図10】図9の4種類のデータを合成して得られた多
階調合成データを示す図
【図11】図7の多階調データの背景部分以外の画素を
すべて前景色に変更した2値データを示す図
【図12】図11の2値データの前景色である画素のみ
を図10の多階調合成データの対応する位置の画素に上
書きして作成された多階調幅太データを示す図
【図13】図7の多階調データを多階調データ反転手段
2によって反転して得られたデータを示す図
【図14】図12の反転データのうちもともと背景色だ
った画素を除く画素の階調値を、図12の多階調幅太デ
ータの対応する位置の画素に上書きして階調値を更新す
ることで生成された多階調白抜きデータを示す図
【図15】第2の実施例における多階調白抜きデータ生
成装置の構成図
【図16】第3の実施例における多階調幅太データ生成
手段3の詳細な構成図
【図17】第4の実施例における多階調幅太データ生成
手段3の詳細な構成図
【図18】図7の多階調データのいくつかの画素に参照
用に記号をつけた図
【図19】図12の多階調幅太データのいくつかの画素
に参照用に記号をつけた図
【図20】第5の実施例における多階調幅太データ生成
手段3の詳細な構成図
【図21】繰り返し回数が2回の場合の最終の多階調幅
太データを示す図
【図22】輪郭部分が太くなっている多階調白抜きデー
タを示す図
【図23】第6実施例における多階調幅太データ生成手
段3の詳細な構成図
【図24】第7実施例における多階調白抜きデータ生成
方法およびその装置の構成図
【図25】図14の多階調白抜きデータに参照用の記号
をつけた図
【図26】第8実施例における多階調白抜きデータ生成
方法およびその装置の構成図
【図27】第9実施例における多階調白抜きデータ生成
方法およびその装置の構成図
【符号の説明】
1 多階調データ保持手段 2 多階調データ反転手段 3 多階調幅太データ生成手段 4 反転データ上書き手段 5 2値データ保持手段 6 2値幅太データ生成手段 7 排他的論理和計算手段 8 多階調データシフト手段 9 多階調データ合成手段 10 多階調データ2値化手段 11 2値データ上書き手段 12 多階調データ保持手段 13 多階調幅太データ保持手段 14 多階調データ反転手段 15 反転データ上書き手段 16 多階調データシフト手段 17 多階調データ合成手段 18 画素階調値判定手段 19 近傍画素最大階調値算出設定手段 20 前景色設定手段 21 繰り返し制御手段 22 多階調データシフト手段 23 多階調データ合成手段 24 多階調データ2値化手段 25 2値データ上書き手段 26 繰り返し制御手段 27 画素階調値判定手段 28 近傍画素最大階調値算出設定手段 29 前景色設定手段 30 多階調データ保持手段 31 画素階調値判定手段 32 多階調幅太データ生成手段 33 画素反転階調値算出設定手段 34 多階調データ保持手段 35 多階調幅太データ保持手段 36 画素階調値判定手段 37 画素反転階調値算出設定手段 38 画素階調値判定手段 39 近傍画素最大階調値算出設定手段 40 画素反転階調値算出設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/68 310J (72)発明者 宮部 義幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 松居 美佳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 5/36 G06T 5/00 G09G 5/02 G09G 5/10 H04N 1/387

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多階調データから白抜きデータを生成する
    多階調白抜きデータ生成装置であって、多階調データ保
    持手段と多階調幅太データ生成手段と多階調データ反転
    手段と反転データ上書き手段とからなり、多階調データ
    保持手段で白抜き処理をする対象となる多階調データを
    保持し、多階調幅太データ生成手段で、多階調データ保
    持手段に保持された多階調データから多階調幅太データ
    を生成し、多階調データ反転手段で、多階調データ保持
    手段に保持された多階調データの各画素の階調値を反転
    し、反転データ上書き手段で、多階調データ反転手段で
    反転した各画素のうちもともとの背景部分以外の各画素
    の値を、多階調幅太データ生成手段で生成された多階調
    幅太データの対応する画素に上書きすることにより、多
    階調白抜きデータを生成する手段を備えたことを特徴と
    する多階調白抜きデータ生成装置。
  2. 【請求項2】多階調データから白抜きデータを生成する
    多階調白抜きデータ生成方法であって、多階調データ保
    持手段と多階調幅太データ生成手段と多階調データ反転
    手段と反転データ上書き手段とからなり、多階調データ
    保持手段で白抜き処理をする対象となる多階調データを
    保持し、多階調幅太データ生成手段で、多階調データ保
    持手段に保持された多階調データから多階調幅太データ
    を生成し、多階調データ反転手段で、多階調データ保持
    手段に保持された多階調データの各画素の階調値を反転
    し、反転データ上書き手段で、多階調データ反転手段で
    反転した各画素のうちもともとの背景部分以外の各画素
    の値を、多階調幅太データ生成手段で生成された多階調
    幅太データの対応する画素に上書きすることにより、多
    階調白抜きデータを生成することを特徴とする多階調白
    抜きデータ生成方法。
  3. 【請求項3】多階調データと多階調データに対応する多
    階調幅太データから、白抜きデータを生成する多階調白
    抜きデータ生成装置であって、多階調データ保持手段と
    多階調幅太データ保持手段と多階調データ反転手段と反
    転データ上書き手段とからなり、多階調データ保持手段
    で白抜き処理をする対象となる多階調データを保持し、
    多階調幅太データ保持手段で、多階調データ保持手段に
    保持された多階調データに対応する多階調幅太データを
    保持し、多階調データ反転手段で、多階調データ保持手
    段に保持された多階調データの各画素の階調値を反転
    し、反転データ上書き手段で、多階調データ反転手段で
    反転した各画素のうちもともとの背景部分以外の各画素
    の値を、多階調幅太データ保持手段に保持された多階調
    幅太データの対応する画素に上書きするにより、多階調
    白抜きデータを生成する手段を備えたことを特徴とする
    多階調白抜きデータ生成装置。
  4. 【請求項4】多階調データと多階調データに対応する多
    階調幅太データから、白抜きデータを生成する多階調白
    抜きデータ生成方法であって、多階調データ保持手段と
    多階調幅太データ保持手段と多階調データ反転手段と反
    転データ上書き手段とからなり、多階調データ保持手段
    で白抜き処理をする対象となる多階調データを保持し、
    多階調幅太データ保持手段で、多階調データ保持手段に
    保持された多階調データに対応する多階調幅太データを
    保持し、多階調データ反転手段で、多階調データ保持手
    段に保持された多階調データの各画素の階調値を反転
    し、反転データ上書き手段で、多階調データ反転手段で
    反転した各画素のうちもともとの背景部分以外の各画素
    の値を、多階調幅太データ保持手段に保持された多階調
    幅太データの対応する画素に上書きすることにより、多
    階調白抜きデータを生成することを特徴とする多階調白
    抜きデータ生成方法。
  5. 【請求項5】多階調幅太データ生成手段が、多階調デー
    タシフト手段と多階調データ合成手段と多階調データ2
    値化手段と2値データ上書き手段からなり、多階調デー
    タシフト手段で、前記多階調データ保持手段に保持され
    た多階調データを上下左右など定められた複数方向にそ
    れぞれ1画素ずつシフトした複数データを生成し、多階
    調データ合成手段で、多階調データシフト手段でシフト
    された複数データを、対応する位置にある各画素に関し
    て最も階調レベルが高いデータを有効とする方法で合成
    することにより多階調合成データを生成し、多階調デー
    タ2値化手段で、前記多階調データ保持手段に保持され
    た多階調データの背景部分以外の画素をすべて前景色に
    変更した2値データを生成し、2値データ上書き手段
    で、多階調データ2値化手段で生成された2値データの
    前景色の画素のみを、多階調データ合成手段で合成され
    た多階調合成データの対応する位置の画素に上書きする
    ことにより、多階調幅太データを生成する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の多階調白抜きデータ生
    成装置。
  6. 【請求項6】多階調幅太データ生成手段が、多階調デー
    タシフト手段と多階調データ合成手段と多階調データ2
    値化手段と2値データ上書き手段からなり、多階調デー
    タシフト手段で、前記多階調データ保持手段に保持され
    た多階調データを上下左右など定められた複数方向にそ
    れぞれ1画素ずつシフトした複数データを生成し、多階
    調データ合成手段で、多階調データシフト手段でシフト
    された複数データを、対応する位置にある各画素に関し
    て最も階調レベルが高いデータを有効とする方法で合成
    することにより多階調合成データを生成し、多階調デー
    タ2値化手段で、前記多階調データ保持手段に保持され
    た多階調データの背景部分以外の画素をすべて前景色に
    変更した2値データを生成し、2値データ上書き手段
    は、多階調データ2値化手段で生成された2値データの
    前景色の画素のみを、多階調データ合成手段で合成され
    た多階調合成データの対応する位置の画素に上書きする
    ことにより、多階調幅太データを生成することを特徴と
    する請求項2記載の多階調白抜きデータ生成方法。
  7. 【請求項7】多階調幅太データ生成手段が、多階調デー
    タシフト手段と多階調データ合成手段からなり、多階調
    データシフト手段で、前記多階調データ保持手段に保持
    された多階調データを上下左右など定められた複数方向
    にそれぞれ1画素ずつシフトした複数データを生成し、
    多階調データ合成手段で、多階調データシフト手段でシ
    フトされた複数データを、対応する位置にある各画素に
    関して最も階調レベルが高いデータを有効とする方法で
    合成することにより、多階調幅太データを生成する手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の多階調白抜き
    データ生成装置。
  8. 【請求項8】多階調幅太データ生成手段が、多階調デー
    タシフト手段と多階調データ合成手段からなり、多階調
    データシフト手段で、前記多階調データ保持手段に保持
    された多階調データを上下左右など定められた複数方向
    にそれぞれ1画素ずつシフトした複数データを生成し、
    多階調データ合成手段で、多階調データシフト手段でシ
    フトされた複数データを、対応する位置にある各画素に
    関して最も階調レベルが高いデータを有効とする方法で
    合成することにより、多階調幅太データを生成すること
    を特徴とする請求項2記載の多階調白抜きデータ生成方
    法。
  9. 【請求項9】多階調幅太データ生成手段が、画素階調値
    判定手段と、近傍画素最大階調値算出設定手段と、前景
    色設定手段とからなり、画素階調値判定手段で、多階調
    データの各画素に対して、画素の階調値が背景色である
    かどうかを判定し、近傍画素最大階調値算出設定手段
    で、画素階調値判定手段の判定結果が背景色の場合に、
    前記画素の近傍画素のうち最も階調レベルが高い画素の
    階調値を算出し、その階調値を多階調幅太データの前記
    画素に対応する位置の画素の階調値として設定し、前景
    色設定手段で、画素階調値判定手段の判定結果が背景色
    以外の場合に、前景色の階調値を多階調幅太データの前
    記画素に対応する位置の画素の階調値として設定するこ
    とにより、多階調幅太データを生成する手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の多階調白抜きデータ生成
    装置。
  10. 【請求項10】多階調幅太データ生成手段が、画素階調
    値判定手段と、近傍画素最大階調値算出設定手段と、前
    景色設定手段とからなり、画素階調値判定手段で、多階
    調データの各画素に対して、画素の階調値が背景色であ
    るかどうかを判定し、近傍画素最大階調値算出設定手段
    で、画素階調値判定手段の判定結果が背景色の場合に、
    前記画素の近傍画素のうち最も階調レベルが高い画素の
    階調値を算出し、その階調値を多階調幅太データの前記
    画素に対応する位置の画素の階調値として設定し、前景
    色設定手段で、画素階調値判定手段の判定結果が背景色
    以外の場合に、前景色の階調値を多階調幅太データの前
    記画素に対応する位置の画素の階調値として設定するこ
    とにより、多階調幅太データを生成することを特徴とす
    る請求項2記載の多階調白抜きデータ生成方法。
  11. 【請求項11】多階調幅太データ生成手段が、請求項5
    記載の多階調幅太データ生成手段に繰り返し制御手段が
    付加された構成であり、 繰り返し制御手段で、請求項
    5記載の多階調幅太データ生成手段による多階調幅太デ
    ータ生成を指定回数だけ繰り返し実行することにより、
    種々の太さのデータを作成することが可能であるような
    多階調幅太データ生成手段であることを特徴とする請求
    項1記載の多階調白抜きデータ生成装置。
  12. 【請求項12】多階調幅太データ生成手段が、請求項6
    記載の多階調幅太データ生成手段に繰り返し制御手段が
    付加された構成であり、 繰り返し制御手段で、請求項
    6記載の多階調幅太データ生成手段による多階調幅太デ
    ータ生成を指定回数だけ繰り返し実行することにより、
    種々の太さのデータを作成することを特徴とする請求項
    2記載の多階調白抜きデータ生成方法。
  13. 【請求項13】請求項1記載の多階調幅太データ生成手
    段が、請求項9記載の多階調幅太データ生成手段に繰り
    返し制御手段が付加された構成であり、 繰り返し制御
    手段で、請求項9記載の多階調幅太データ生成手段によ
    る多階調幅太データ生成を指定回数だけ繰り返し実行す
    ることにより、種々の太さのデータを作成することが可
    能であるような多階調幅太データ生成手段であることを
    特徴とする請求項1記載の多階調白抜きデータ生成装
    置。
  14. 【請求項14】請求項2記載の多階調幅太データ生成手
    段が、請求項10記載の多階調幅太データ生成手段に繰
    り返し制御手段が付加された構成であり、 繰り返し制
    御手段で、請求項10記載の多階調幅太データ生成手段
    による多階調幅太データ生成を指定回数だけ繰り返し実
    行することにより、種々の太さのデータを作成すること
    が可能であることを特徴とする請求項2記載の多階調白
    抜きデータ生成方法。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の多階調データ反転手段
    反転データ上書き手段が、それぞれ画素階調値判定手
    段と画素反転階調値算出設定手段に置き換えられた構成
    であり、画素階調値判定手段で、多階調データの各画素
    に対して、画素の階調値が背景色であるかどうかを判定
    し、画素反転階調値算出設定手段で、画素階調値判定手
    段の判定結果が背景色以外の場合に、前記画素の階調値
    を反転した値を算出して、その階調値を多階調幅太デー
    タ生成手段で生成された多階調幅太データの対応する位
    置の画素の階調値として設定することにより、多階調白
    抜きデータを生成する手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の多階調白抜きデータ生成装置。
  16. 【請求項16】 請求項2記載の多階調データ反転手段
    反転データ上書き手段が、それぞれ画素階調値判定手
    段と画素反転階調値算出設定手段に置き換えられた構成
    であり、画素階調値判定手段で、多階調データの各画素
    に対して、画素の階調値が背景色であるかどうかを判定
    し、画素反転階調値算出設定手段で、画素階調値判定手
    段の判定結果が背景色以外の場合に、前記画素の階調値
    を反転した値を算出して、その階調値を多階調幅太デー
    タ生成手段で生成された多階調幅太データの対応する位
    置の画素の階調値として設定することにより、 多階調
    白抜きデータを生成することを特徴とする請求項2記載
    の多階調白抜きデータ生成方法。
  17. 【請求項17】 請求項3記載の多階調データ反転手段
    反転データ上書き手段が、それぞれ画素階調値判定手
    段と画素反転階調値算出設定手段に置き換えられた構成
    であり、画素階調値判定手段で、多階調データの各画素
    に対して、画素の階調値が背景色であるかどうかを判定
    し、画素反転階調値算出設定手段で、画素階調値判定手
    段の判定結果が背景色以外の場合に、前記画素の階調値
    を反転した値を算出して、その階調値を多階調幅太デー
    タ保持手段に保持された多階調幅太データの対応する位
    置の画素の階調値として設定することにより、 多階調
    白抜きデータを生成する手段を備えたことを特徴とする
    請求項3記載の多階調白抜きデータ生成装置。
  18. 【請求項18】 請求項4記載の多階調データ反転手段
    反転データ上書き手段が、それぞれ画素階調値判定手
    段と画素反転階調値算出設定手段に置き換えられた構成
    であり、画素階調値判定手段で、多階調データの各画素
    に対して、画素の階調値が背景色であるかどうかを判定
    し、画素反転階調値算出設定手段で、画素階調値判定手
    段の判定結果が背景色以外の場合に、前記画素の階調値
    を反転した値を算出して、その階調値を多階調幅太デー
    タ保持手段に保持された多階調幅太データの対応する位
    置の画素の階調値として設定することにより、多階調白
    抜きデータを生成することを特徴とする請求4記載の多
    階調白抜きデータ生成方法。
  19. 【請求項19】多階調データから多階調白抜きデータを
    生成する多階調白抜きデータ生成装置であって、画素階
    調値判定手段と、近傍画素最大階調値算出設定手段と、
    画素反転階調値算出設定手段とからなり、画素階調値判
    定手段で、多階調データの各画素に対して、画素の階調
    値が背景色であるかどうかを判定し、近傍画素最大階調
    値算出設定手段で、画素階調値判定手段の判定結果が背
    景色の場合に、前記画素の近傍画素のうち最も階調レベ
    ルが高い画素の階調値を算出し、その階調値を多階調白
    抜きデータの前記画素に対応する位置の画素の階調値と
    して設定し、画素反転階調値算出設定手段で、画素階調
    値判定手段の判定結果が背景色以外の場合に、前記画素
    の階調値を反転した値を算出して、その階調値を多階調
    白抜きデータの前記画素に対応する位置の画素の階調値
    として設定することにより、多階調白抜きデータを生成
    する手段を備えたことを特徴とする多階調白抜きデータ
    生成装置。
  20. 【請求項20】多階調データから多階調白抜きデータを
    生成する多階調白抜きデータ生成方法であって、画素階
    調値判定手段と、近傍画素最大階調値算出設定手段と、
    画素反転階調値算出設定手段とからなり、画素階調値判
    定手段で、多階調データの各画素に対して、画素の階調
    値が背景色であるかどうかを判定し、近傍画素最大階調
    値算出設定手段で、画素階調値判定手段の判定結果が背
    景色の場合に、前記画素の近傍画素のうち最も階調レベ
    ルが高い画素の階調値を算出し、その階調値を多階調白
    抜きデータの前記画素に対応する位置の画素の階調値と
    して設定し、画素反転階調値算出設定手段で、画素階調
    値判定手段の判定結果が背景色以外の場合に、前記画素
    の階調値を反転した値を算出して、その階調値を多階調
    白抜きデータの前記画素に対応する位置の画素の階調値
    として設定することにより、多階調白抜きデータを生成
    することを特徴とする多階調白抜きデータ生成方法。
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