JP2598563B2 - 血管鉗子 - Google Patents
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/12—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は出血を防ぐために血管あるいは動脈瘤を一時
的あるいは永続的に挟むための外科用の鉗子に関する。
的あるいは永続的に挟むための外科用の鉗子に関する。
外科手術、特に微細な外科手術において、出血を防ぐ
ために血管、動脈瘤はきわめて狭い特定の環境下で挟ま
れる必要がたびたび生じる。この問題は特に脳の深い部
位に位置する動脈瘤の周囲の空間あるいは視野が、脳組
織によって大幅に制限されている場合に大きな問題とな
っている。
ために血管、動脈瘤はきわめて狭い特定の環境下で挟ま
れる必要がたびたび生じる。この問題は特に脳の深い部
位に位置する動脈瘤の周囲の空間あるいは視野が、脳組
織によって大幅に制限されている場合に大きな問題とな
っている。
血管および動脈瘤を挟むために用いられる鉗子は、従
来、鉗子あるいは鉗子の端部がピンセット（forcep）に
より把持され血管に使用するために押し閉じられて鉗子
の止血端部を開くような形状を有していた。外側からピ
ンセットにより鉗子を保持することによりクランプは部
分的に隠され、鉗子と鉗子が使用される血管あるいは動
脈瘤の視野をピンセットが大幅にさえぎることになる。
来、鉗子あるいは鉗子の端部がピンセット（forcep）に
より把持され血管に使用するために押し閉じられて鉗子
の止血端部を開くような形状を有していた。外側からピ
ンセットにより鉗子を保持することによりクランプは部
分的に隠され、鉗子と鉗子が使用される血管あるいは動
脈瘤の視野をピンセットが大幅にさえぎることになる。
一対のピンセットで押し閉じられて操作される鉗子の
形状とともに、使用中に鉗子が落下しないようにするた
めに、鉗子を使用するのに用いられるピンセットは鉗子
を保持するための成形端部を有していることが要求され
る。そして、ピンセットの先端部に形成されたピンのよ
うな連結手段を用いた形状があり、このピンは鉗子の一
部に設けられた対応する孔部に係合して鉗子を保持す
る。しかし、これはピンセットの端部を大きくすること
を必要とし、鉗子が用いられる領域の視野を更にさえぎ
るものである。
形状とともに、使用中に鉗子が落下しないようにするた
めに、鉗子を使用するのに用いられるピンセットは鉗子
を保持するための成形端部を有していることが要求され
る。そして、ピンセットの先端部に形成されたピンのよ
うな連結手段を用いた形状があり、このピンは鉗子の一
部に設けられた対応する孔部に係合して鉗子を保持す
る。しかし、これはピンセットの端部を大きくすること
を必要とし、鉗子が用いられる領域の視野を更にさえぎ
るものである。
血管および当脈瘤用鉗子は２つの一般的形状で構成さ
れている。第１に、鉗子のアームは、その中央部で互い
に軸着され、相互に交叉されていないので、鉗子の操作
端部が相互に押し閉じられたときに鉗子の止血端部が開
く。第２の形式ではバネ鋼による１ピース構造であり、
バネが外側に伸びたときに止血端部が相互に閉じるよう
に鉗子の止血端部は相互に交叉されている。この形式の
鉗子はバネ部分を押し閉じられて止血端部を開くように
操作される。
れている。第１に、鉗子のアームは、その中央部で互い
に軸着され、相互に交叉されていないので、鉗子の操作
端部が相互に押し閉じられたときに鉗子の止血端部が開
く。第２の形式ではバネ鋼による１ピース構造であり、
バネが外側に伸びたときに止血端部が相互に閉じるよう
に鉗子の止血端部は相互に交叉されている。この形式の
鉗子はバネ部分を押し閉じられて止血端部を開くように
操作される。
上記のいずれの形式の鉗子においても、使用されるピ
ンセットは鉗子の外側から係合する必要があり、上述の
ような視野のさえぎりが生じる。
ンセットは鉗子の外側から係合する必要があり、上述の
ような視野のさえぎりが生じる。
DE 37 23 167 A1は、血管あるいは動脈瘤を挟む
ための鉗子であって使用に際して操作端部を広げて止血
端部を開くことにより操作される鉗子を開示している。
鉗子の操作端部の内側から装着器具により鉗子を保持す
ることが可能であり、鉗子が使用される領域の視野のさ
えぎりをかなり減少できる。鉗子を外側からよりも構造
の内側から装着器具が鉗子と係合し、鉗子と器具の係合
部の寸法を減少することにより有効視野が改善される。
ための鉗子であって使用に際して操作端部を広げて止血
端部を開くことにより操作される鉗子を開示している。
鉗子の操作端部の内側から装着器具により鉗子を保持す
ることが可能であり、鉗子が使用される領域の視野のさ
えぎりをかなり減少できる。鉗子を外側からよりも構造
の内側から装着器具が鉗子と係合し、鉗子と器具の係合
部の寸法を減少することにより有効視野が改善される。
さらに、この構造は血管あるいは動脈瘤に鉗子が使用
される間の鉗子の止血端部の視野を大幅に改善する。
される間の鉗子の止血端部の視野を大幅に改善する。
しかし、この鉗子は硬い物質で作られたアームであっ
て、それらの中心点で可動となるようにピンで組み立て
られた一対のアームからなっている。この公知の鉗子の
製造コストは高く、特に軸支のために結合精度が要求さ
れるという問題があった。そして、単純な形状で製造の
容易な血管あるいは動脈瘤用の鉗子への要求が高まって
いる。
て、それらの中心点で可動となるようにピンで組み立て
られた一対のアームからなっている。この公知の鉗子の
製造コストは高く、特に軸支のために結合精度が要求さ
れるという問題があった。そして、単純な形状で製造の
容易な血管あるいは動脈瘤用の鉗子への要求が高まって
いる。
本発明はこのような鉗子を提供することを目的とす
る。
る。
このような目的を達成するために、本発明は血管ある
いは動脈瘤を挟んで出血を止めるための鉗子であって、
各々が止血端部と操作端部を有する１対のアームを備
え、前記アームは互いに交叉するように一方が他方に据
えられ、前記アームの止血端部が互いに向きを調整され
て対向し、前記操作端部が同様に開かれたときに前記止
血端部が相互に開き、前記アームの前記止血端部間に挟
み力を与えるために前記アームを片寄らせるための手段
を備え、前記アームの前記操作端部は前記操作端部を装
着器具に結合させるための係合手段を有し前記鉗子は前
記器具により保持され、前記鉗子は前記鉗子アームの操
作端部を広げることにより前記止血端部を開いて血管あ
るいは動脈瘤に使用するように操作され、血管あるいは
動脈瘤に挟み力を付与するために離される鉗子におい
て、前記鉗子アームは軸着されることなく互いに交叉
し、前記アームを片寄らせるための前記手段は少なくと
も１つの巻きを有するコイルスプリングであり、そのコ
イルスプリングの各端部は前記アームの前記操作端部の
１つに固着されているような構成とされている。
いは動脈瘤を挟んで出血を止めるための鉗子であって、
各々が止血端部と操作端部を有する１対のアームを備
え、前記アームは互いに交叉するように一方が他方に据
えられ、前記アームの止血端部が互いに向きを調整され
て対向し、前記操作端部が同様に開かれたときに前記止
血端部が相互に開き、前記アームの前記止血端部間に挟
み力を与えるために前記アームを片寄らせるための手段
を備え、前記アームの前記操作端部は前記操作端部を装
着器具に結合させるための係合手段を有し前記鉗子は前
記器具により保持され、前記鉗子は前記鉗子アームの操
作端部を広げることにより前記止血端部を開いて血管あ
るいは動脈瘤に使用するように操作され、血管あるいは
動脈瘤に挟み力を付与するために離される鉗子におい
て、前記鉗子アームは軸着されることなく互いに交叉
し、前記アームを片寄らせるための前記手段は少なくと
も１つの巻きを有するコイルスプリングであり、そのコ
イルスプリングの各端部は前記アームの前記操作端部の
１つに固着されているような構成とされている。
本発明は点装着されることなくアームが互いに交叉し
た形状の鉗子を提供し、このアームを一方に片寄らせる
ための手段は少なくとも１巻きを有するコイルスプリン
グであり、このコイルスプリングの各端部はアームの操
作端部の１つに固着されている。そして、本発明の鉗子
は軸着が不要であるために低コストで製造が可能であ
る。また、上記のコイルスプリングの両端部は、コイル
スプリングの巻きとアーム端部におけるコイルスプリン
グの固着点との間の空間内で互いに交叉してもよい。ま
た、本発明の鉗子は使用中ほとんど全体が見ることがで
きる。さらにアームの止血端部はその長さいっぱいに開
く。
た形状の鉗子を提供し、このアームを一方に片寄らせる
ための手段は少なくとも１巻きを有するコイルスプリン
グであり、このコイルスプリングの各端部はアームの操
作端部の１つに固着されている。そして、本発明の鉗子
は軸着が不要であるために低コストで製造が可能であ
る。また、上記のコイルスプリングの両端部は、コイル
スプリングの巻きとアーム端部におけるコイルスプリン
グの固着点との間の空間内で互いに交叉してもよい。ま
た、本発明の鉗子は使用中ほとんど全体が見ることがで
きる。さらにアームの止血端部はその長さいっぱいに開
く。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第１図は本発明の血管あるいは動脈瘤用鉗子の一実施
例を示す側面図である。また第２図は第１図に示される
鉗子の正面図である。
例を示す側面図である。また第２図は第１図に示される
鉗子の正面図である。
第１図、第２図において、鉗子はそれぞれ止血端部1
a,1bと操作端部2a,2bを有する２つのアームを備えてい
る。このアームは互いに交叉している。そして、特に、
このアームは対応した形状に曲げることのできる線材で
作られている。アームの交叉領域3a,3b内でアームには
凹部が設けられ、止血端部1a,1bは一方が他方の上に位
置している。
a,1bと操作端部2a,2bを有する２つのアームを備えてい
る。このアームは互いに交叉している。そして、特に、
このアームは対応した形状に曲げることのできる線材で
作られている。アームの交叉領域3a,3b内でアームには
凹部が設けられ、止血端部1a,1bは一方が他方の上に位
置している。
操作端部2a,2b間にはスプリング５が配設され、止血
端部を相互に付勢している。このスプリング５は少なく
とも１つの巻きを有し、その端部5a,5bは操作端部2a,2b
の内側に固着されている。
端部を相互に付勢している。このスプリング５は少なく
とも１つの巻きを有し、その端部5a,5bは操作端部2a,2b
の内側に固着されている。
操作端部の自由端4a,4bには図示されていない装着器
具用の係合要素が設けられている。この装着器具により
アームの操作端部2a,2bを伸ばすことによって鉗子の止
血端部1a,1bを開くことができる。この開動作により鉗
子の２つのアームはコイルスプリング５の中心軸のまわ
りに旋回する。
具用の係合要素が設けられている。この装着器具により
アームの操作端部2a,2bを伸ばすことによって鉗子の止
血端部1a,1bを開くことができる。この開動作により鉗
子の２つのアームはコイルスプリング５の中心軸のまわ
りに旋回する。
係合要素4a,4bの自由端は半球状、円筒状、円錐状等
の形状に形成される。また、係合要素はピラミット形状
であってよく、これにより鉗子を装着器具に対して異な
った角度で係合することが可能となる。これにより、多
くの形状の鉗子を製造する必要性がなくなる。
の形状に形成される。また、係合要素はピラミット形状
であってよく、これにより鉗子を装着器具に対して異な
った角度で係合することが可能となる。これにより、多
くの形状の鉗子を製造する必要性がなくなる。
コイルスプリングが片寄らされているため操作端部2
a,2bは互いに引きつけられ、そして止血端部1a,1bは所
定の力で互いに圧接されている。
a,2bは互いに引きつけられ、そして止血端部1a,1bは所
定の力で互いに圧接されている。
この鉗子を使用するために、通常の装着器具が操作端
部2a,2b間に導入される。この装着器具は鉗子の操作端
部の突部に対応した凹部を有し、この凹部内に突部が係
合し得る。
部2a,2b間に導入される。この装着器具は鉗子の操作端
部の突部に対応した凹部を有し、この凹部内に突部が係
合し得る。
装着器具が鉗子の操作端部を外側からではなく内側か
ら保持するので、鉗子の使用時に鉗子を覆うものがなく
視野のさえぎりが大幅に低減される。
ら保持するので、鉗子の使用時に鉗子を覆うものがなく
視野のさえぎりが大幅に低減される。
第３図は本発明の他の態様を示す図であり、コイルス
プリング６の端部6a,6bは操作端部が2a,2b間で交叉して
いる。これにより、増大された作用力が操作端部2a,2b
に付加される。
プリング６の端部6a,6bは操作端部が2a,2b間で交叉して
いる。これにより、増大された作用力が操作端部2a,2b
に付加される。
以上詳述したように、本発明によれば装着器具に係合
されて使用中の鉗子は、装着器具に覆われることがない
のでそのほとんど全体を見ることができ、脳の深い部位
等の制限された空間内での視野確保が可能であるととも
に、鉗子を構成するアームを軸着する必要がないため、
製造が容易であり、コストの低減が可能であるという効
果が奏される。
されて使用中の鉗子は、装着器具に覆われることがない
のでそのほとんど全体を見ることができ、脳の深い部位
等の制限された空間内での視野確保が可能であるととも
に、鉗子を構成するアームを軸着する必要がないため、
製造が容易であり、コストの低減が可能であるという効
果が奏される。
第１図は本発明の血管あるいは動脈瘤用鉗子の一実施例
を示す側面図、 第２図は第１図に示される鉗子の正面図、 第３図は本発明の鉗子の他の態様を示す側面図である。 1a,1b……止血端部 2a,2b……操作端部 3a,3b……交叉領域 4a,4b……自由端（係合要素） 5,6……コイルスプリング 5a,5b,6a,6b……端部
を示す側面図、 第２図は第１図に示される鉗子の正面図、 第３図は本発明の鉗子の他の態様を示す側面図である。 1a,1b……止血端部 2a,2b……操作端部 3a,3b……交叉領域 4a,4b……自由端（係合要素） 5,6……コイルスプリング 5a,5b,6a,6b……端部
Claims (2)
- 【請求項１】血管あるいは動脈瘤を挟んで出血を止める
ための鉗子であって、各々が止血端部と操作端部を有す
る１対のアームを備え、前記アームは互いに交叉するよ
うに一方が他方に据えられ、前記アームの止血端部が互
いに向きを調整されて対向し、前記操作端部が同様に開
かれたときに前記止血端部が相互に開き、前記アームの
前記止血端部間に挟み力を与えるために前記アームを片
寄らせるための手段を備え、前記アームの前記操作端部
は前記操作端部を装着器具に結合させるための係合手段
を有し前記鉗子は前記器具により保持され、前記鉗子は
前記鉗子アームの操作端部を広げることにより前記止血
端部を開いて血管あるいは動脈瘤に使用するように操作
され、血管あるいは動脈瘤に挟み力を付与するために離
される鉗子において、 前記鉗子アームは軸着されることなく互いに交叉し、前
記アームを片寄らせるための前記手段は少なくとも１つ
の巻きを有するコイルスプリングであり、そのコイルス
プリングの各端子は前記アームの前記操作端部の１つに
固着されていることを特徴とする鉗子。 - 【請求項２】前記コイルスプリングの端部が前記コイル
スプリングの巻きと前記アームの操作端部の自由端部と
の間の空間内で互いに交叉することを特徴とする請求項
１記載の鉗子。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE8911948.7 | 1989-10-06 | ||
| DE8911948U DE8911948U1 (de) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | Klemme zum Abklemmen von Blutgefäßen oder Aneurysmen |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03242138A JPH03242138A (ja) | 1991-10-29 |
| JP2598563B2 true JP2598563B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=6843522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2264901A Expired - Fee Related JP2598563B2 (ja) | 1989-10-06 | 1990-10-02 | 血管鉗子 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5074870A (ja) |
| EP (1) | EP0421161B1 (ja) |
| JP (1) | JP2598563B2 (ja) |
| DE (2) | DE8911948U1 (ja) |
Families Citing this family (36)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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