JP2596926Y2 - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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JP2596926Y2
JP2596926Y2 JP1993071325U JP7132593U JP2596926Y2 JP 2596926 Y2 JP2596926 Y2 JP 2596926Y2 JP 1993071325 U JP1993071325 U JP 1993071325U JP 7132593 U JP7132593 U JP 7132593U JP 2596926 Y2 JP2596926 Y2 JP 2596926Y2
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泰昭 廣江
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は測定管内を流れる導電性
流体の流量を測定する電磁流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁誘導原理を利用して測定管内を流れ
る導電性流体の流量を測定する電磁流量計(実公平2−
28411号公報等)は、流体中で発生した信号である
起電力を、その流れ方向と直交する方向に設けた電極に
よって取り出すようにしている。図4および図5はこの
ような電磁流量計の従来例を示す外観斜視図および断面
図で、1は両端にフランジ1a,1bを有する測定管
1、3A,3Bは測定管1の外側に対向して設けられ被
測定流体2の流れ方向と直角に磁界を形成する一対の鞍
型励磁コイル、4A,4Bは前記磁界と直交するよう測
定管1の中央部に貫通して取り付けられ内端が管路5内
に臨む一対の電極、6A,6Bは同じく測定管1の外周
に設けられたインナーコアおよびアウターコア、7は変
換器、8は電気的絶縁性と耐食性をもたせるため測定管
1の内壁に内張りされた弗素樹脂、ネオプレン等のライ
ニング、10A,10Bは各電極4A,4Bと変換器7
とを接続する信号リード線、11はケース、12は信号
リード線10A,10Bをシールドするシールド編組線
で、これらによって電磁流量計13を構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、各信号リー
ド線10A,10Bが励磁コイル3A,3Bにより形成
される磁界に対して測定管1の側方(軸線と直交する方
向)から見て傾斜して配線されると、発生磁界が信号リ
ード線10A,10Bのループ面(両電極4A,4Bを
結ぶ線Aと信号リード線10A,10Bによって囲まれ
た面)Sの内側を横切る際に90°ノイズと称するノイ
ズが信号リード線10A,10Bに重畳し、測定精度を
低下させるという問題があった。したがって、信号リー
ド線10A,10Bの立ち上げを電極4A,4Bより流
体の流れ方向と直交、言い換えれば測定管1の軸線と直
交するよう垂直に行い、磁束と信号リード線10A,1
0Bのループ面Sとの交差角度を小さくすることが望ま
しい。
【0004】そこで、従来はこのような問題を解決する
方法として、例えば測定管1の上側外周面に周方向に延
在する溝を設け、この溝内に信号リード線を配線して接
着剤、テープ等により固定したり、信号リード線を弾性
を有する帯状の金属板で形成した電磁流量計(実公平3
−51707号公報)が提案されている。しかしなが
ら、前者にあっては測定管に溝を加工形成する必要があ
るため、製造工数が増加し、また接着剤やテープを用い
て信号リード線を固定すると、それだけ作業が面倒であ
るという問題があった。一方、後者にあっては取付作業
が簡単である反面、各機種に応じた大きさの帯状金属板
を製作しなければならないため、互換性に欠け、部品管
理が面倒であるという問題があった。
【0005】そこで、本考案は上記したような従来の問
題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、アウターコアを利用することにより接着剤、テープ
等を一切必要とせずに信号リード線を励磁コイルの磁界
と平行に配線することができ、90°ノイズを軽減し得
るようにした電磁流量計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、測定管の外周に設けられ被測定流体の流れ方
向と直角な磁界を形成する一対の励磁コイルと、前記磁
界と流体の流れ方向の双方に対して直交するよう前記測
定管に対向配置された一対の電極と、前記測定管の外周
に沿って前記励磁コイルの外側に配設されたアウターコ
アとを有する電磁流量計において、前記アウターコアの
周面で電極位置と一致し流体の流れ方向と直交する線上
の複数個箇所に前記アウターコアを貫通する貫通孔を
成し、一端が前記電極に接続された信号リード線を1本
あたり二箇所以上の前記貫通孔に挿通したものである。
【0007】
【作用】本考案において、信号リード線はアウターコア
の貫通孔に挿通固定される。貫通孔は、アウターコアの
周面で電極位置と一致し流体の流れ方向と直交する線上
に形成されているので、信号リード線のループ面が磁界
に対して傾斜するのを防止する。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案に係る電磁流量計の一実
施例を示す側面図、図2は同電磁流量計の断面図、図3
はアウターコアの斜視図である。なお、図中図4および
図5と同一構成部品のものに対しては同一符号をもって
示し、その説明を省略する。これらの図において、本実
施例は測定管1の外周に配設され励磁コイル3A,3B
を覆うアウターコア20を、上下に2分割形成された略
半円筒形の上コア20Aおよび下コア20Bとで構成
し、上コア20Aの周面中央部に複数個、例えば4つの
貫通孔21(21a〜21d)を周方向に並設し、これ
らの貫通孔21に各信号リード線10A,10Bを挿通
して固定するようにしたものである。貫通孔21は、ア
ウターコア20の軸線と直交する1つの線上に位置する
よう形成されている。貫通孔21としては、本実施例に
おいては周方向に長く形成した場合を示したが、これに
限らず丸孔であってもよい。また、貫通孔21の穴幅d
は信号リード線10A,10Bが測定管1の軸線方向に
移動するのを規制するため、小さく設定されることが望
ましい。なお、貫通孔21の数は各リード線に対して2
つ以上であればよく、測定管1のサイズによって適宜増
減し得る。
【0009】前記上コア20Aおよび下コア20Bは、
開き角が180°より大きい半円筒状に形成されること
により、測定管1の外周に配設された際、図1に示すよ
うに両端部が互いに重なり合って結合される。また、上
コア20Aおよび下コア20Bの両側端縁中央部にはU
字状溝23,24がそれぞ形成されている。これらのU
字状溝23,24は、前記各貫通孔21の中心を結ぶ線
上に位置するよう形成されており、上コア20Aと下コ
ア20Bを組み合わせてアウターコア20を形成し、測
定管1の外周に配設した際、電極取出兼リード線導出用
孔25,26を形成している。
【0010】一端が電極4Aの外端に接続された一方の
信号リード線10Aは、電極取出兼リード線導出用孔2
5よりアウターコア20の外部に導出された後、貫通孔
21aよりアウターコア20内に再び挿入され、貫通孔
21bから再び外部に導出されて上コア20Aの上方に
導かれる。一方、一端が電極4Bの外端に接続された他
方の信号リード線10Bは、電極取出兼リード線導出用
孔26よりアウターコア20の外部に導出された後、貫
通孔21cより再びアウターコア20内に挿入され、貫
通孔21dから再び外部に導出されて前記一方のリード
線10Aに合流し、変換器7(図4)に導かれる。この
場合、貫通孔21b,21cから導出された各リード線
10A,10Bを弛まないようにピンと引っ張ると、貫
通孔21a〜21dおよびこれら貫通孔間のコア肉厚部
分によってリード線10A,10Bのアウターコア20
の軸線方向の移動を規制防止することができるため、リ
ード線10A,10Bのループ面(S)の傾きを確実に
防止することができる。なお、その他の構成は図4およ
び図5に示した従来構造と同様である。
【0011】かくしてこのような構成においては、アウ
ターコア20に設けた貫通孔21によってリード線10
A,10Bを固定しているので、測定管1の外周面に溝
を設けたり、接着剤、テープ等で固定したりする必要が
なく、リード線10A,10Bの引き回し配線作業が簡
単かつ容易で、耐熱性、耐振特性に優れている。また、
電極取出兼リード線導出用孔25,26の軸線と電極4
A,4Bの軸線とが一致するようにアウターコア20を
測定管1の外周に配設すると、リード線10A,10B
のループ面を電極4A,4Bを含む測定管1の軸線と直
交する面と一致させることができるので、90°ノイズ
の発生を軽減することができる(貫通孔21の加工精度
およびアウターコア20の取付精度を上げればよい)。
さらにまた、貫通孔21はアウターコア20のプレス成
形と同時に形成すればよいので、作業工数および部品点
数が増加するといった虞れもない。
【0012】なお、上記実施例はアウターコア20を上
下2分割し、上コア20Aと下コア20Bとで構成した
場合について説明したが、本考案はこれに何等特定され
るものではなく、円筒形に形成されたものであってもよ
いことは勿論である。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る電磁流
量計によれば、アウターコアの周面で電極位置と一致し
流体の流れ方向と直交する線上に複数個の貫通孔を離間
して形成し、これらの貫通孔に信号リード線を挿通して
固定するように構成したので、信号リード線の引き回し
配線作業が容易で、そのループ面を励磁コイルの磁界と
平行にすることができ、90°位相のずれによるノイズ
を軽減することができる。したがって、電磁流量計の測
定精度を向上させることができ、また単にアウターコア
に孔を開けるだけでよいので、構造も簡単で安価に製
作、提供することができるなど、その実用的効果は大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電磁流量計の一実施例を示す側面
図である。
【図2】同電磁流量計の断面図である。
【図3】アウターコアの斜視図である。
【図4】従来の電磁流量計の概略斜視図である。
【図5】同電磁流量計の断面図である。
【符号の説明】
1 測定管 3A,3B 励磁コイル 4A,4B 電極 5 管路 6A インナーコア 6B アウターコア 7 変換器 8 ライニング 10A,10B 信号リード線 11 ケース 12A,12B シールド編組線 13 電磁流量計 20 アウターコア 21 貫通孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定管の外周に設けられ被測定流体の流
    れ方向と直角な磁界を形成する一対の励磁コイルと、前
    記磁界と流体の流れ方向の双方に対して直交するよう前
    記測定管に対向配置された一対の電極と、前記測定管の
    外周に沿って前記励磁コイルの外側に配設されたアウタ
    ーコアとを有する電磁流量計において前記アウターコア
    の周面で電極位置と一致し流体の流れ方向と直交する
    上の複数個箇所に前記アウターコアを貫通する貫通孔を
    形成し、一端が前記電極に接続された信号リード線を
    本あたり二箇所以上の前記貫通孔に挿通したことを特徴
    とする電磁流量計。
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