JP2594474Y2 - インシュレータの取付構造 - Google Patents

インシュレータの取付構造

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JP2594474Y2
JP2594474Y2 JP1992072306U JP7230692U JP2594474Y2 JP 2594474 Y2 JP2594474 Y2 JP 2594474Y2 JP 1992072306 U JP1992072306 U JP 1992072306U JP 7230692 U JP7230692 U JP 7230692U JP 2594474 Y2 JP2594474 Y2 JP 2594474Y2
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insulator
exhaust manifold
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combustion engine
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謙一郎 堀
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,排気マニホールドから
の輻射熱を遮蔽すべく該排気マニホールドに固定される
インシュレータの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のインシュレータの取付構
造としては,例えば実開昭57−76244号公報に開
示のものが知られている。上記公報に開示の取付構造で
は,内燃機関に接続された排気マニホールドを覆うよう
にして上記インシュレータが配備されており,このイン
シュレータは,その両側部分で上記排気マニホールドに
ネジ部材により螺着固定されている。これにより,上記
排気マニホールドからの輻射熱の遮蔽が図られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが,上記のよう
な従来の取付構造では,内燃機関の動作時における振動
が上記インシュレータに伝達され,上記インシュレータ
の部分においてその振動が増幅されて騒音源になるとい
う問題点があった。このような不具合を解消すべく,ネ
ジ部材による固定箇所の増加が考えられるが,このよう
な構造では,部品点数及びその取付に要する作業量が共
に増加してコスト上昇につながり,好ましいものとはい
えない。そこで,本考案は,上記事情に鑑みて創案され
たものであり,部品点数を増加することなく極めて簡単
な構造でインシュレータの取付強度を向上させ,内燃機
関の振動に伴う騒音の低減を図り得るインシュレータの
取付構造の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本考案が採用する主たる手段は,その要旨とすると
ころが,内燃機関に接続された排気マニホールドを覆う
ようにして該排気マニホールドにその両側部分でネジ部
材により固定され,上記排気マニホールドからの輻射熱
を遮蔽するインシュレータの取付構造において,上記イ
ンシュレータを,その片側部分のみが上記排気マニホー
ルドに固定された状態では他の片側部分がその対応する
固定位置から離れた状態となり,上記他の片側部分を上
記ネジ部材の螺着方向へ弾性的に撓ませることにより
記排気マニホールドに固定され得るような形状となすと
共に,上記インシュレータが上記排気マニホールドに固
定された際に該インシュレータの上記内燃機関側の端部
が該内燃機関の本体部分に圧接される如くなした点に係
るインシュレータの取付構造である。
【0005】
【作用】上述のインシュレータの取付構造では,インシ
ュレータ自身の弾性により,ネジ部材による排気マニホ
ールドへの固定強度が向上されると共に,上記ネジ部材
の上記排気マニホールドからの抜けも効果的に防止され
る。同時に,上記インシュレータが上記排気マニホール
ドに固定された際に,該インシュレータの上記内燃機関
側の端部が該内燃機関の本体部分に圧接されるので,内
燃機関に対してインシュレータの一体化が図られ,振動
防止効果が更に向上される。このような取付構造とする
ことにより,ネジ部材の増加は必要なく,取付に際して
の作業量も増加することはない。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本考案を具体化し
た実施例につき説明し,本考案の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本考案を具体化した一例であって,本考
案の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本考案の一実施例に係るインシュレータの取
付構造を示す側面図,図2は上記インシュレータを示す
ものであって,(A)は正面図,(B)は平面図であ
る。この実施例に係るインシュレータの取付構造では,
図1及び図2に示す如く,シリンダヘッド1にガスケッ
ト2を介して接続された排気マニホールド3を覆うよう
にして,板状のインシュレータ4が配設されている。上
記インシュレータ4は,その上縁部4aの内側が上記ガ
スケット2の上端部に当接された状態で,上部2か所,
下部1か所にそれぞれ穿設された貫通孔4b,4b,4
cを通して上記排気マニホールド3に螺着される3本の
ボルト5にて該排気マニホールド3に固定されている。
この場合,上記インシュレータ4は,上記貫通孔4b,
4cの穿設部位に関するその両側部分で上記ボルト5の
螺着方向へ弾性的に撓んだ状態で上記排気マニホールド
3に固定され得るような形状に予め形成されている。
【0007】従って,上記インシュレータ4を上記排気
マニホールド3に取り付ける際,例えば上記インシュレ
ータ4の上縁部4aを上記ガスケット2の上端部に当接
させた状態でまず貫通孔4b,4bに嵌入されたボルト
5にて該インシュレータ4の上部を上記排気マニホール
ド3に取り付けると,該インシュレータ4は図1におい
て二点鎖線で示されるような状態となる。そこで,上記
インシュレータ4の下部を矢印6方向へその弾性力に抗
して押しやることにより,上記インシュレータ4の上記
上縁部4aの両側の側縁部4d,4dが上記シリンダヘ
ッド1に圧接されることになり,該インシュレータ4と
上記シリンダヘッド1との一体化が図られる。この状態
で,上記インシュレータ4の貫通孔4cにボルト5を挿
通させて該ボルト5を排気マニホールド3に螺着するこ
とにより,上記インシュレータ4はその両側部分に関し
て該ボルト5の螺着方向へ弾性的に撓んだ状態で上記排
気マニホールド3に固定されることとなる。上記のよう
な取付構造では,インシュレータ4自身の弾性によりボ
ルト5による排気マニホールド3への固定強度が向上さ
れて振動防止が図られると共に,上記ボルト5の排気マ
ニホールド3からの抜けも効果的に防止される。同時
に,シリンダヘッド1に対してインシュレータ4の一体
化が図られ,振動防止効果が更に向上される。更に上記
取付構造においては,インシュレータ4の上縁部4aが
ガスケット2の上端部に接触されていることで,振動を
減衰させる効果も奏する。このような取付構造とするこ
とにより,従来のインシュレータの取付構造に対してボ
ルト5の数量的増加は必要なく,取り付けに際しての作
業量も増加することはない。そして,上記インシュレー
タ4において,上記排気マニホールド3からの輻射熱を
も効果的に遮蔽し得るものである。
【0008】
【考案の効果】本考案は,上記したように,内燃機関に
接続された排気マニホールドを覆うようにして該排気マ
ニホールドにその両側部分でネジ部材により固定され,
上記排気マニホールドからの輻射熱を遮蔽するインシュ
レータの取付構造において,上記インシュレータを,そ
の片側部分のみが上記排気マニホールドに固定された状
態では他の片側部分がその対応する固定位置から離れた
状態となり,上記他の片側部分を上記ネジ部材の螺着方
向へ弾性的に撓ませることにより上記排気マニホールド
に固定され得るような形状となすと共に,上記インシュ
レータが上記排気マニホールドに固定された際に該イン
シュレータの上記内燃機関側の端部が該内燃機関の本体
部分に圧接される如くなしたことを特徴とするインシュ
レータの取付構造であるから,何ら部品点数を増加する
ことなく極めて簡単な構造でインシュレータの取付強度
を向上させることができ,内燃機関の振動に伴う騒音の
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係るインシュレータの取
付構造を示す側面図。
【図2】 上記インシュレータを示すものであって,
(A)は正面図,(B)は平面図。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド 2…ガスケット 3…排気マニホールド 4…インシュレ
ータ 4a…上縁部 4b,4c…貫
通孔 4d…側縁部 5…ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に接続された排気マニホールド
    を覆うようにして該排気マニホールドにその両側部分で
    ネジ部材により固定され,上記排気マニホールドからの
    輻射熱を遮蔽するインシュレータの取付構造において, 上記インシュレータを,その片側部分のみが上記排気マ
    ニホールドに固定された状態では他の片側部分がその対
    応する固定位置から離れた状態となり,上記他の片側部
    分を上記ネジ部材の螺着方向へ弾性的に撓ませることに
    より上記排気マニホールドに固定され得るような形状と
    なすと共に, 上記インシュレータが上記排気マニホールドに固定され
    た際に該インシュレータの上記内燃機関側の端部が該内
    燃機関の本体部分に圧接される如くなしたことを特徴と
    するインシュレータの取付構造。
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JPH078810Y2 (ja) * 1989-01-27 1995-03-06 株式会社ユーメックス エンジンの排気インシュレータ取付け構造

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JPH0637522U (ja) 1994-05-20

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