JP2593967Y2 - 圧力補償弁 - Google Patents

圧力補償弁

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JP2593967Y2
JP2593967Y2 JP1992075260U JP7526092U JP2593967Y2 JP 2593967 Y2 JP2593967 Y2 JP 2593967Y2 JP 1992075260 U JP1992075260 U JP 1992075260U JP 7526092 U JP7526092 U JP 7526092U JP 2593967 Y2 JP2593967 Y2 JP 2593967Y2
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chamber
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和義 石浜
和則 池井
一男 上原
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、1つの油圧ポンプの吐
出圧油を複数のアクチュエータに流量分配して供給する
油圧回路等に用いられる圧力補償弁に関する。
【0002】
【従来の技術】1つの油圧ポンプの吐出圧油を複数のア
クチュエータに供給すると、負荷圧の低いアクチュエー
タにのみ圧油が供給されてしまうので、例えば特開昭6
0−11706号公報に示す油圧回路が知られている。
すなわち各アクチュエータに接続した方向制御弁の入口
側に圧力補償弁をそれぞれ設け、各圧力補償弁を各アク
チュエータの負荷圧における最も高い負荷圧でセット
し、異なる負荷圧の複数のアクチュエータに油圧ポンプ
の吐出圧油を流量分配して供給できるようにした油圧回
路である。
【0003】かかる油圧回路に用いる圧力補償弁は高圧
側圧力室と低圧側圧力室の圧力差及び入口圧力と出口圧
力の圧力差によって出力圧を制御する構造であるから、
低圧側圧力室に最も高い負荷圧を導入する必要があり、
このために各アクチュエータの負荷圧を比較するシャト
ル弁が必要となる。
【0004】そこで、本出願人は先に前述の課題を解決
できるようにした圧力補償弁を提案した。すなわち、図
1に示すように弁本体1に入口ポート2と出口ポート3
を連通・遮断する弁4を設けてチェック弁部5とし、前
記弁本体1に、第1ポート6に連通した第1圧力室7の
圧力で第2ポート8と第3ポート9を連通し、第3ポー
ト9に連通した第2圧力室10の圧力で第2ポート8と
第3ポート9を遮断するスプール11を設けて減圧弁部
12とし、前記スプール11をばね13で第2ポート8
と第3ポート9を遮断する方向に押して前記弁4に当接
した圧力補償弁。
【0005】かかる圧力補償弁であると、第1圧力室7
の圧力が第2圧力室10の圧力よりも高い時にはスプー
ル11が弁4より離れて入口ポート2の圧力と出口ポー
ト3の圧力が等しくなると共に、第1圧力室7の圧力と
第2圧力室10の圧力が等しくなり、第1圧力室7の圧
力が第2圧力室10の圧力よりも低い時にはスプール1
1で弁4が遮断方向に押されて出口ポート3の圧力が入
口ポート2の圧力よりも第2圧力室10と第1圧力室7
の圧力差だけ低くなるから、負荷圧の異なるアクチュエ
ータの入口側に設けるこことでシャトル弁を用いずに各
アクチュエータに1つの油圧ポンプの吐出圧油を流量分
配して供給できる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】かかる圧力補償弁であ
ると、第1圧力室7の圧力と第2圧力室10との圧力と
によって圧力補償特性の設定が決定されるので、アクチ
ュエータの種類に応じた圧力補償特性が得られない。
【0007】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにした圧力補償を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の考案は、弁本体2
0にチェック弁部28と減圧弁部42を設け、前記チェ
ック弁部28は入口ポート23と出口ポート24を連通
・遮断する弁25を設けてなり、前記減圧弁部39は第
1・第2・第3ポート29,30,31とスプール33
を設けてなり、前記スプール33は第1ポート29に連
通した第1圧力室34の圧力で第2ポート30と第3ポ
ート31を連通し、かつ、第3ポート31に連通した第
2圧力室35の圧力で第2ポート30と第3ポート31
を遮断し、ばね38は、第2ポート30と第3ポート3
1を遮断する方向にスプール32を押し、前記出口ポー
ト24は方向制御弁の入口側に接続し、前記入口ポート
23と前記第2ポート30にポンプ吐出側管路を接続
し、前記方向制御弁の出口側に接続した負荷圧導入路4
6を第1ポート29に接続してなる圧力補償弁におい
て、第3圧力室36を設け、スプール33には常に第3
圧力室36の圧力を受ける受圧部33cを設け、前記第
3圧力室36は、当該第3圧力室36に作用する圧油で
前記スプール33を、第2ポート30と第3ポート31
を連通する方向に押すべくしてなり、当該第3圧力室3
6を第1ポート29と第3ポート31に連通する切換弁
50を備えたことを特徴とする圧力補償弁である。第2
の考案は、弁本体20にチェック弁部28と減圧弁部4
2を設け、前記チェック弁部28は入口ポート23と出
口ポート24を連通・遮断する弁25を設けてなり、前
記減圧弁部39は第1・第2・第3ポート29,30,
31とスプール33を設けてなり、前記スプール33は
第1ポート29に連通した第1圧力室34の圧力で第2
ポート30と第3ポート31を連通し、かつ、第3ポー
ト31に連通した第2圧力室35の圧力で第2ポート3
0と第3ポート31を遮断し、ばね38は、第2ポート
30と第3ポート31を遮断する方向にスプール32を
押し、前記出口ポート24は方向制御弁の入口側に接続
し、前記入口ポート23と前記第2ポート30にポンプ
吐出側管路を接続し、前記方向制御弁の出口側に接続し
た負荷圧導入路46を第1ポート29に接続してなる圧
力補償弁において、第3圧力室36を設け、前記第3圧
力室36は、当該第3圧力室36に作用する圧油で前記
スプール33を、第2ポート30と第3ポート31を連
通する方向に押すべくしてなり、前記第3圧力室36を
第1ポート29と第3ポート31に連通する切換弁50
を備え、第1圧力室34の圧力と第2圧力室35の圧力
を切換弁50に導入し、この切換弁50の出力圧を第3
圧力室36に導入したことを特徴とする圧力補償弁であ
る。第3の考案は、弁本体20にチェック弁部28と減
圧弁部42を設け、前記チェック弁部28は入口ポート
23と出口ポート24を連通・遮断する弁25を設けて
なり、前記減圧弁部39は第1・第2・第3ポート2
9,30,31とスプール33を設けてなり、前記スプ
ール33は第1ポート29に連通した第1圧力室34の
圧力で第2ポート30と第3ポート31を連通し、か
つ、第3ポート31に連通した第2圧力室35の圧力で
第2ポート30と第3ポート31を遮断し、ばね38
は、第2ポート30と第3ポート31を遮断する方向に
スプール32を押し、前記出口ポート24は方向制御弁
の入口側に接続し、前記入口ポート23と前記第2ポー
ト30にポンプ吐出側管路を接続し、前記方向制御弁の
出口側に接続した負荷圧導入路46を第1ポート29に
接続してなる圧力補償弁において、第3圧力室36を設
け、スプール33には常に第3圧力室36の圧力を受け
る受圧部33cを設け、前記第3圧力室36は、当該第
3圧力室36に作用する圧油で前記スプール33を、第
2ポート30と第3ポート31を連通する方向に押すべ
くしてなり、当該第3圧力室36を第1ポート29と第
3ポート31に連通する切換弁50を備え、当該切換弁
50を切換えることで前記負荷圧導入路46から第1圧
力室34に流入した圧力と前記第2圧力室35内に流入
した圧力が第3圧力室36に導入されるようにしたこと
を特徴とする圧力補償弁である。第4の考案は、第1又
は第2又は第3の考案において、前記切換弁50を第1
ポート29を第3圧力室36に連通する第1位置Aと、
第3ポート31を第3圧力室36に連通する第2位置B
に切換えるものとした圧力補償弁である。
【0009】
【作 用】第1の考案によれば、第1圧力室34の圧
力が第2圧力室35の圧力よりも高い時にはスプール3
3が弁25より離れて入口ポート23の圧力と出口ポー
ト24の圧力が等しくなる。また第1圧力室34の圧力
と第2圧力室35の圧力が等しくなる。第1圧力室34
の圧力が第2圧力室35の圧力よりも低い時にはスプー
ル33で弁25が遮断方向に押されて出口ポート24の
圧力が入口ポート23の圧力よりも第2圧力室35と第
1圧力室34の圧力差だけ低くなる。このようであるか
ら、この圧力補償弁を油圧ポンプの吐出圧油を複数のア
クチュエータに供給する油圧回路に設けることでシャト
ル弁を用いずに1つの油圧ポンプの吐出圧油を複数のア
クチュエータに流量分配して供給できる。また、第3圧
力室36を第1ポート29に連通した時と第3圧力室3
6を第3ポート31に連通した時でスプール33が押杆
39で弁25を入口ポート23と出口ポート24を遮断
する方向に押す力が異なるので、例えば作業内容に応じ
て圧力補償特性の設定を変更できる。第2の考案によれ
ば、第1圧力室34の圧力が第2圧力室35の圧力より
も高い時にはスプール33が弁25より離れて入口ポー
ト23の圧力と出口ポート24の圧力が等しくなる。ま
た第1圧力室34の圧力と第2圧力室35の圧力が等し
くなる。第1圧力室34の圧力が第2圧力室35の圧力
よりも低い時にはスプール33で弁25が遮断方向に押
されて出口ポート24の圧力が入口ポート23の圧力よ
りも第2圧力室35と第1圧力室34の圧力差だけ低く
なる。 このようであるから、この圧力補償弁を油圧ポ
ンプの吐出圧油を複数のアクチュエータに供給する油圧
回路に設けることでシャトル弁を用いずに1つの油圧ポ
ンプの吐出圧油を複数のアクチュエータに流量分配して
供給できる。また、第3圧力室36を第1ポート29に
連通して負荷圧導入路46から流入した圧油を供給した
時と第3圧力室36を第3ポート31に連通して第2受
圧室35に流入した圧油を供給した時でスプール33が
押杆39で弁25を入口ポート23と出口ポート24を
遮断する方向に押す力が異なるので、例えば作業内容に
応じて圧力補償特性の設定を変更できる。第3の考案に
よれば、第1圧力室34の圧力が第2圧力室35の圧力
よりも高い時にはスプール33が弁25より離れて入口
ポート23の圧力と出口ポート24の圧力が等しくな
る。また第1圧力室34の圧力と第2圧力室35の圧力
が等しくなる。第1圧力室34の圧力が第2圧力室35
の圧力よりも低い時にはスプール33で弁25が遮断方
向に押されて出口ポート24の圧力が入口ポート23の
圧力よりも第2圧力室35と第1圧力室34の圧力差だ
け低くなる。このようであるから、この圧力補償弁を油
圧ポンプの吐出圧油を複数のアクチュエータに供給する
油圧回路に設けることでシャトル弁を用いずに1つの油
圧ポンプの吐出圧油を複数のアクチュエータに流量分配
して供給できる。また、第3圧力室36を第1ポート2
9に連通して負荷圧導入路46から流入した圧油を供給
した時と第3圧力室36を第3ポート31に連通して第
2受圧室35に流入した圧油を供給した時でスプール3
3が押杆39で弁25を入口ポート23と出口ポート2
4を遮断する方向に押す力が異なるので、例えば作業内
容に応じて圧力補償特性の設定を変更できる。
【0010】
【実 施 例】図2に示すように、弁本体20には一側
孔21と他側孔22が相対向して形成され、その一側孔
21には入口ポート23と出口ポート24が形成してあ
ると共に、弁25が嵌挿され、その弁25はプラグ26
に設けたストッパ杆27で図示位置より左方に摺動しな
いように規制されてチェック弁部28を構成している。
前記他側孔22は小径孔22aと大径孔22bより成
り、小径孔22には第1・第2ポート29,30、大径
孔22bに第3ポート31が形成されていると共に、小
径孔22aと大径孔22bに亘って第4ポート32が形
成され、スプール33は小径部33aと大径部33bで
段部33cを有し、そのスプール33が他側孔22に嵌
挿されて第1ポート29に開口した第1圧力室34と第
3ポート31に開口した第2圧力室35と第4ポート3
2に開口した第3圧力室36を構成し、そのスプール3
3はプラグ37との間に設けたばね38で左方に押され
てスプール33に一体的に設けた押杆39が透孔40よ
り突出して前記弁25をストッパ杆27に当接しかつ各
ポートを遮断し、第1圧力室34内の圧力でスプール3
3が右方に摺動すると油孔41で第2ポート30と第3
ポート31を連通するようになって減圧弁部42を構成
している。
【0011】前記入口ポート23と第2ポート30は油
孔ポンプ43のポンプ吐出路44にに接続してポンプ吐
出圧が供給され、出口ポート24に供給路45が接続
し、第1ポート29が負荷圧導入路46に接続して第1
制御圧が供給され、第3ポート31が負荷検出路47に
接続して第2制御圧が供給される。
【0012】前記第1ポート29と第4ポート32と第
3ポート31は切換弁50で連通・遮断され、この切換
弁50はバネ51で第1位置Aに保持されて第1ポート
29と第4ポート32を連通し、受圧部52の圧油で第
2位置Bに切換えらられて第3ポート31と第4ポート
32を連通している。
【0013】次に作動を説明する。油圧ポンプ43のポ
ンプ吐出圧が低圧で負荷圧導入路46、負荷圧検出路4
7の圧力がゼロの時には弁25、スプール33が図2に
示す位置となって供給路45の圧力で弁25が摺動して
出口ポート24と入口ポート23が遮断して逆流を防止
する。油圧ポンプ43のポンプ吐出圧が高くなると図3
のように弁25が右方に押されて入口ポート23と出口
ポート25が連通して出口ポート25より供給路45に
供給され、ストロークエンドまで弁25が摺動すると第
2ポート30と第3ポート31が連通する。図3の状態
で第1ポート29の第1制御圧が第3ポート31の第2
制御圧より高い場合にはスプール33が右方に押されて
第2ポート30が油孔41で第3ポート31に連通して
第3ポート31の圧力、つまり第2制御圧は第1制御圧
に見合う圧力となり、ポンプ吐出圧と供給路45の供給
圧は等しくなる。図3の状態で第2制御圧が第1制御圧
より高い場合にはスプール33が左方に押されて第2ポ
ート30と第3ポート31が遮断し、押杆39で弁25
を入口ポート23と出口ポート24を遮断する方向に押
すので入口ポート23と出口ポート24の開口面積が小
さくなって供給路45の供給圧がポンプ吐出圧より低く
なる。
【0014】このように、減圧弁部42の第1圧力室3
4に供給される第1制御圧が第2圧力室35に供給され
る第2制御圧よりも高い時には第2ポート30と第3ポ
ート31が連通してポンプ吐出圧が減圧されて第3ポー
ト31の圧力(第2制御圧)が第1ポート29の圧力
(第1制御圧)と同一となると共に、入口ポート23の
圧力(ポンプ吐出圧)と出口ポート24の圧力(供給
圧)が同一となる。例えばポンプ吐出圧120kg/c
2 、第1制御圧100kg/cm2 の時には第2制御
圧100kg/cm2 、供給圧120kg/cm2 とな
る。同様に第1制御圧よりも第2制御圧が高い場合には
第2ポート30と第3ポート31が連通せずにポンプ吐
出圧が第3ポート31に供給されないと共に、弁25に
より入口ポート23と出口ポート24の開口面積が減少
して供給圧はポート吐出圧よりも第2制御圧と第1制御
圧の差圧分だけ低くなる。例えば、ポンプ吐出圧120
kg/cm2 、第1制御圧10kg/cm2 、第2制御
圧100kg/cm2 の時には供給圧30kg/cm2
となる。
【0015】以上の様であるから、1つの油圧ポンプの
吐出圧油を複数のアクチュエータに供給する油圧回路に
おいて、供給路45を方向制御弁の入口ポートに接続
し、負荷圧導入路46に自己のアクチュエータの負荷圧
を導入し、負荷圧検出路47を各圧力補償弁毎に連通す
れば、従来と同様に各アクチュエータに流量分配して供
給できる。
【0016】以上の説明は切換弁50がない場合であ
り、切換弁50を第1位置Aとして第1ポート29と第
4ポート32を連通すると第3受圧室36に作用する第
1制御圧でスプール33が右方に押されるので、第2制
御圧が第1制御圧より高い場合に、スプール33が左方
に押されて押杆39で弁25を入口ポート23と出口ポ
ート24を遮断する方向に押す力が前述の説明の場合よ
りも大きくなって供給圧が前述の説明の場合よりも低く
なる圧力補償特性となる。
【0017】切換弁50を第2位置Bとした時には第3
ポート31と第4ポート32が連通するので、前述の説
明と同じ圧力補償特性となる。
【0018】
【考案の効果】請求項1に係る考案によれば、第1圧力
室34の圧力が第2圧力室35の圧力よりも高い時には
スプール33が弁25より離れて入口ポート23の圧力
と出口ポート24の圧力が等しくなる。また第1圧力室
34の圧力と第2圧力室35の圧力が等しくなる。第1
圧力室34の圧力が第2圧力室35の圧力よりも低い時
にはスプール33で弁25が遮断方向に押されて出口ポ
ート24の圧力が入口ポート23の圧力よりも第2圧力
室35と第1圧力室34の圧力差だけ低くなる。このよ
うであるから、この圧力補償弁を油圧ポンプの吐出圧油
を複数のアクチュエータに供給する油圧回路に設けるこ
とでシャトル弁を用いずに1つの油圧ポンプの吐出圧油
を複数のアクチュエータに流量分配して供給できる。ま
た、第3圧力室36を第1ポート29に連通した時と第
3圧力室36を第3ポート31に連通した時でスプール
33が押杆39で弁25を入口ポート23と出口ポート
24を遮断する方向に押す力が異なるので、例えば、作
業内容に応じて圧力補償特性の設定を変更できる。請求
項2に係る考案によれば、第1圧力室34の圧力が第2
圧力室35の圧力よりも高い時にはスプール33が弁2
5より離れて入口ポート23の圧力と出口ポート24の
圧力が等しくなる。また第1圧力室34の圧力と第2圧
力室35の圧力が等しくなる。第1圧力室34の圧力が
第2圧力室35の圧力よりも低い時にはスプール33で
弁25が遮断方向に押されて出口ポート24の圧力が入
口ポート23の圧力よりも第2圧力室35と第1圧力室
34の圧力差だけ低くなる。このようであるから、この
圧力補償弁を油圧ポンプの吐出圧油を複数のアクチュエ
ータに供給する油圧回路に設けることでシャトル弁を用
いずに1つの油圧ポンプの吐出圧油を複数のアクチュエ
ータに流量分配して供給できる。また、第3圧力室36
を第1ポート29に連通して負荷圧導入路46から流入
した圧油を供給した時と第3圧力室36を第3ポート3
1に連通して第2受圧室35に流入した圧油を供給した
時でスプール33が押杆39で弁25を入口ポート23
と出口ポート24を遮断する方向に押す力が異なるの
で、例えば作業内容に応じて圧力補償特性の設定を変更
できる。請求項3に係る考案によれば、第1圧力室34
の圧力が第2圧力室35の圧力よりも高い時にはスプー
ル33が弁25より離れて入口ポート23の圧力と出口
ポート24の圧力が等しくなる。また第1圧力室34の
圧力と第2圧力室35の圧力が等しくなる。第1圧力室
34の圧力が第2圧力室35の圧力よりも低い時にはス
プール33で弁25が遮断方向に押されて出口ポート2
4の圧力が入口ポート23の圧力よりも第2圧力室35
と第1圧力室34の圧力差だけ低くなる。このようであ
るから、この圧力補償弁を油圧ポンプの吐出圧油を複数
のアクチュエータに供給する油圧回路に設けることでシ
ャトル弁を用いずに1つの油圧ポンプの吐出圧油を複数
のアクチュエータに流量分配して供給できる。また、第
3圧力室36を第1ポート29に連通して負荷圧導入路
46から流入した圧油を供給した時と第3圧力室36を
第3ポート31に連通して第2受圧室35に流入した圧
油を供給した時でスプール33が押杆39で弁25を入
口ポート23と出口ポート24を遮断する方向に押す力
が異なるので、例えば作業内容に応じて圧力補償特性の
設定を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の圧力補償弁の断面図である。
【図2】本考案の実施例を示す圧力補償弁の断面図であ
る。
【図3】圧力補償弁の動作説明図である。
【符号の説明】
20…弁本体、23…入口ポート、24…出口ポート、
25…弁、28…チェック弁部、29…第1ポート、3
0…第2ポート、31…第3ポート、33…スプール、
34…第1圧力室、35…第2圧力室、36…第3圧力
室、38…ばね、42…減圧弁部、50…切換弁。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−244605(JP,A) 特開 昭61−226495(JP,A) 実開 平2−34802(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F15B 11/05 F15B 11/00

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体20にチェック弁部28と減圧弁
    部42を設け、 前記チェック弁部28は入口ポート23と出口ポート2
    4を連通・遮断する弁25を設けてなり、 前記減圧弁部39は第1・第2・第3ポート29,3
    0,31とスプール33を設けてなり、 前記スプール33は第1ポート29に連通した第1圧力
    室34の圧力で第2ポート30と第3ポート31を連通
    し、かつ、第3ポート31に連通した第2圧力室35の
    圧力で第2ポート30と第3ポート31を遮断し、 ばね38は、第2ポート30と第3ポート31を遮断す
    る方向にスプール32を押し、 前記出口ポート24は方向制御弁の入口側に接続し、 前記入口ポート23と前記第2ポート30にポンプ吐出
    側管路を接続し、 前記方向制御弁の出口側に接続した負荷圧導入路46を
    第1ポート29に接続してなる圧力補償弁において、 第3圧力室36を設け、 スプール33には常に第3圧力室36の圧力を受ける受
    圧部33cを設け、 前記第3圧力室36は、当該第3圧力室36に作用する
    圧油で前記スプール33を、第2ポート30と第3ポー
    ト31を連通する方向に押すべくしてなり、 当該第3圧力室36を第1ポート29と第3ポート31
    に連通する切換弁50を備えたことを特徴とする圧力補
    償弁。
  2. 【請求項2】 弁本体20にチェック弁部28と減圧弁
    部42を設け、 前記チェック弁部28は入口ポート23と出口ポート2
    4を連通・遮断する弁25を設けてなり、 前記減圧弁部39は第1・第2・第3ポート29,3
    0,31とスプール33を設けてなり、 前記スプール33は第1ポート29に連通した第1圧力
    室34の圧力で第2ポート30と第3ポート31を連通
    し、かつ、第3ポート31に連通した第2圧力室35の
    圧力で第2ポート30と第3ポート31を遮断し、 ばね38は、第2ポート30と第3ポート31を遮断す
    る方向にスプール32を押し、 前記出口ポート24は方向制御弁の入口側に接続し、 前記入口ポート23と前記第2ポート30にポンプ吐出
    側管路を接続し、 前記方向制御弁の出口側に接続した負荷圧導入路46を
    第1ポート29に接続してなる圧力補償弁において、 第3圧力室36を設け、 前記第3圧力室36は、当該第3圧力室36に作用する
    圧油で前記スプール33を、第2ポート30と第3ポー
    ト31を連通する方向に押すべくしてなり、 前記第3圧力室36を第1ポート29と第3ポート31
    に連通する切換弁50を備え、 第1圧力室34の圧力と第2圧力室35の圧力を切換弁
    50に導入し、この切換弁50の出力圧を第3圧力室3
    6に導入したことを特徴とする圧力補償弁。
  3. 【請求項3】 弁本体20にチェック弁部28と減圧弁
    部42を設け、 前記チェック弁部28は入口ポート23と出口ポート2
    4を連通・遮断する弁25を設けてなり、 前記減圧弁部39は第1・第2・第3ポート29,3
    0,31とスプール33を設けてなり、 前記スプール33は第1ポート29に連通した第1圧力
    室34の圧力で第2ポート30と第3ポート31を連通
    し、かつ、第3ポート31に連通した第2圧力室35の
    圧力で第2ポート30と第3ポート31を遮断し、 ばね38は、第2ポート30と第3ポート31を遮断す
    る方向にスプール32を押し、 前記出口ポート24は方向制御弁の入口側に接続し、 前記入口ポート23と前記第2ポート30にポンプ吐出
    側管路を接続し、 前記方向制御弁の出口側に接続した負荷圧導入路46を
    第1ポート29に接続してなる圧力補償弁において、 第3圧力室36を設け、 スプール33には常に第3圧力室36の圧力を受ける受
    圧部33cを設け、 前記第3圧力室36は、当該第3圧力室36に作用する
    圧油で前記スプール33を、第2ポート30と第3ポー
    ト31を連通する方向に押すべくしてなり、 当該第3圧力室36を第1ポート29と第3ポート31
    に連通する切換弁50を備え、 当該切換弁50を切換えることで前記負荷圧導入路46
    から第1圧力室34に流入した圧力と前記第2圧力室3
    5内に流入した圧力が第3圧力室36に導入されるよう
    にしたことを特徴とする圧力補償弁。
  4. 【請求項4】 前記切換弁50を第1ポート29を第3
    圧力室36に連通する第1位置Aと、第3ポート31を
    第3圧力室36に連通する第2位置Bに切換えるものと
    した請求項1または2または3記載の圧力補償弁。
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