JP2592949B2 - 絞り装置 - Google Patents
絞り装置Info
- Publication number
- JP2592949B2 JP2592949B2 JP1011381A JP1138189A JP2592949B2 JP 2592949 B2 JP2592949 B2 JP 2592949B2 JP 1011381 A JP1011381 A JP 1011381A JP 1138189 A JP1138189 A JP 1138189A JP 2592949 B2 JP2592949 B2 JP 2592949B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- filter
- blade
- aperture
- diaphragm blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Diaphragms For Cameras (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオカメラ等の撮影機器に装備される絞
り装置、特に光量調整の為のND(ニュートラル・デンシ
ティ)等のフィルタを有する絞り装置の改良に関するも
のである。
り装置、特に光量調整の為のND(ニュートラル・デンシ
ティ)等のフィルタを有する絞り装置の改良に関するも
のである。
従来の絞り装置は実開昭60−23697号公報にて知られ
ているように、小絞り補正の為、F8〜F11程度の絞り口
径を覆うようにNDフィルタが貼付あるいは配置されてい
る。
ているように、小絞り補正の為、F8〜F11程度の絞り口
径を覆うようにNDフィルタが貼付あるいは配置されてい
る。
しかしながら上記従来例では、NDフィルタを使用して
いる為、F8〜F11より小絞りに対して一様の光量補正に
なってしまうため次のような欠点があった。
いる為、F8〜F11より小絞りに対して一様の光量補正に
なってしまうため次のような欠点があった。
すなわち、絞り口径は、NDフィルタで光量を減らした
分だけ大きくなるが、各F値間の絞り羽根の動きは、ND
フィルタ無しのものに比べて大きな差がない為、高輝度
でのハンチングが発生する。
分だけ大きくなるが、各F値間の絞り羽根の動きは、ND
フィルタ無しのものに比べて大きな差がない為、高輝度
でのハンチングが発生する。
絞り羽根により形成される絞り開口内に位置するよう
に絞り羽根に取り付けられるフィルタ部材が絞り羽根に
取り付けられるものであって、フィルタ部材はそれぞれ
が均一な透過率に設定された複数の領域を有し、該領域
は絞り開口の外側から内側に向かって順に透過率が大き
くなるように設定され、該領域の境界が絞り羽根の移動
方向と直交するようにフィルタ部材を絞り羽根に取り付
けられることを特徴とする。
に絞り羽根に取り付けられるフィルタ部材が絞り羽根に
取り付けられるものであって、フィルタ部材はそれぞれ
が均一な透過率に設定された複数の領域を有し、該領域
は絞り開口の外側から内側に向かって順に透過率が大き
くなるように設定され、該領域の境界が絞り羽根の移動
方向と直交するようにフィルタ部材を絞り羽根に取り付
けられることを特徴とする。
第1図及び第2図は、本発明の実施例を示し、第1図
はこの実施例の特徴を最もよく表す図面であり、同図に
於いて2は透過光量を制御するところのフィルタ、3は
絞りの口径を構成する絞り羽根であり、絞り開口端3aを
有している。20は絞り羽根3にフィルタ2を貼付ける為
の接着剤である。
はこの実施例の特徴を最もよく表す図面であり、同図に
於いて2は透過光量を制御するところのフィルタ、3は
絞りの口径を構成する絞り羽根であり、絞り開口端3aを
有している。20は絞り羽根3にフィルタ2を貼付ける為
の接着剤である。
絞り羽根3の上記絞り開口端3aより光軸(中心)方向
Aにある一定量はみ出る位置に設置されたフィルタ2の
部分2a(絞り羽根の端面より光路方向に突出した領域)
は、フィルタとして使用される部分で、第2図に示す様
に端面から光軸中心方向Aに向っての距離0〜x1,x1〜x
2,x2〜x3の間がそれぞれ透過率α1,α2,α3の様に段階
的に変化するように形成されている。そして、この部分
2aはそれぞれの透過率がα1>α2>α3の順で、透過
率が変化するようになっており、絞り羽根3の口径部端
面x3側が透過率が小さくなる様設定されている。このた
め、絞り羽根3ともう一方の絞り羽根とによって構成さ
れる口径が、フィルタ2によって全体をカバーする様に
なったとき、通常のNDフィルタの場合では透過率が一定
の為、F値の変化に対する羽根の動きはF32以降はNDフ
ィルタなしのものと差がなくなってしまうが、本実施例
によればフィルタ2の透過率が段階的に変化している
為、F値の変化に対する羽根の動きが大きく改善されハ
ンチングに対して非常に有利になっている。
Aにある一定量はみ出る位置に設置されたフィルタ2の
部分2a(絞り羽根の端面より光路方向に突出した領域)
は、フィルタとして使用される部分で、第2図に示す様
に端面から光軸中心方向Aに向っての距離0〜x1,x1〜x
2,x2〜x3の間がそれぞれ透過率α1,α2,α3の様に段階
的に変化するように形成されている。そして、この部分
2aはそれぞれの透過率がα1>α2>α3の順で、透過
率が変化するようになっており、絞り羽根3の口径部端
面x3側が透過率が小さくなる様設定されている。このた
め、絞り羽根3ともう一方の絞り羽根とによって構成さ
れる口径が、フィルタ2によって全体をカバーする様に
なったとき、通常のNDフィルタの場合では透過率が一定
の為、F値の変化に対する羽根の動きはF32以降はNDフ
ィルタなしのものと差がなくなってしまうが、本実施例
によればフィルタ2の透過率が段階的に変化している
為、F値の変化に対する羽根の動きが大きく改善されハ
ンチングに対して非常に有利になっている。
第3図は、FNOと絞り装置の駆動アーム(12)の振れ
角特性の例であり、フィルタ無しを表わすカーブAが示
すようにF32〜F88にかけては、駆動アームがほんのわず
かしか動いていないことがわかる。これに対して従来の
NDフィルタ付を表わカーブBはカーブAに対して振れ角
が多少拡大されているが、F44を越すと変化が小さくな
っている。しかしながら本実施例のフィルタ2を表わす
特性カーブCによれば、小絞りでの振れ角が大巾に広く
なるように改善されていることがわかる。たとえばF44
からF88の2段で比較するとフイルタ無しでは0.88deg程
度、NDフィルタ付で1.5deg程度、本実施例のフィルタ付
では、2.5deg程度になっている。このように拡大された
駆動アーム(12)の振れ角により小絞りでの駆動部
(5)の制御が容易になりハンチングを押えることがで
きる。
角特性の例であり、フィルタ無しを表わすカーブAが示
すようにF32〜F88にかけては、駆動アームがほんのわず
かしか動いていないことがわかる。これに対して従来の
NDフィルタ付を表わカーブBはカーブAに対して振れ角
が多少拡大されているが、F44を越すと変化が小さくな
っている。しかしながら本実施例のフィルタ2を表わす
特性カーブCによれば、小絞りでの振れ角が大巾に広く
なるように改善されていることがわかる。たとえばF44
からF88の2段で比較するとフイルタ無しでは0.88deg程
度、NDフィルタ付で1.5deg程度、本実施例のフィルタ付
では、2.5deg程度になっている。このように拡大された
駆動アーム(12)の振れ角により小絞りでの駆動部
(5)の制御が容易になりハンチングを押えることがで
きる。
以上説明したように、本発明によれば、絞り羽根によ
り形成される絞り開口内に位置するようにフィルタ部材
を絞り羽根に取り付けるもので、フィルタ部材を絞り羽
根に取り付ける際に絞り開口の外側から内側に向かって
順に透過率が大きくなるように取り付けることで、従来
の問題点である高輝度でのハンチングの発生を防止でき
る。そして、該フィルタ部材はそれぞれ均一な透過率に
設定された複数の領域を有するので、フィルタ部材の製
造が容易であって、フィルタ部材の透過率にバラツキが
生じることが少なく、フィルタ部材の品質管理も容易で
ある。
り形成される絞り開口内に位置するようにフィルタ部材
を絞り羽根に取り付けるもので、フィルタ部材を絞り羽
根に取り付ける際に絞り開口の外側から内側に向かって
順に透過率が大きくなるように取り付けることで、従来
の問題点である高輝度でのハンチングの発生を防止でき
る。そして、該フィルタ部材はそれぞれ均一な透過率に
設定された複数の領域を有するので、フィルタ部材の製
造が容易であって、フィルタ部材の透過率にバラツキが
生じることが少なく、フィルタ部材の品質管理も容易で
ある。
また、該領域の境界が該絞り羽根の移動方向と直交す
るように該フィルタ部材を該絞り羽根に取り付けられる
ことによって、フィルタ部材を絞り羽根に取り付ける際
に、絞り羽根に対するフィルタ部材の位置および移動方
向に対する取り付け角度がわかりやすく、位置精度を向
上させるとともに、絞り羽根の移動とF値の変化をより
滑らかにすることができる。
るように該フィルタ部材を該絞り羽根に取り付けられる
ことによって、フィルタ部材を絞り羽根に取り付ける際
に、絞り羽根に対するフィルタ部材の位置および移動方
向に対する取り付け角度がわかりやすく、位置精度を向
上させるとともに、絞り羽根の移動とF値の変化をより
滑らかにすることができる。
第1図は本発明の前提となる第1例の絞り羽根の斜視
図、 第2図は第1図のNDフィルタの透過率の変化を示すグラ
フ、 第3図は第1図の絞り羽根の用いた絞り装置の駆動アー
ムの振れ角特性を表わすグラフ、 3・30……絞り羽根 120……NDフィルタ
図、 第2図は第1図のNDフィルタの透過率の変化を示すグラ
フ、 第3図は第1図の絞り羽根の用いた絞り装置の駆動アー
ムの振れ角特性を表わすグラフ、 3・30……絞り羽根 120……NDフィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】光軸に垂直な面において直進移動すること
により絞り開口の大きさを変化する絞り羽根と、出力部
材の移動により該絞り羽根を駆動する駆動手段を備えた
絞り装置において、前記絞り羽根により形成される絞り
開口内に位置するように該絞り羽根に取り付けられるフ
ィルタ部材が該絞り羽根に取り付けられるものであっ
て、該フィルタ部材はそれぞれが均一な透過率に設定さ
れた複数の領域を有し、該領域は該絞り開口の外側から
内側に向かって順に透過率が大きくなるように設定さ
れ、該領域の境界が該絞り羽根の移動方向と直交するよ
うに該フィルタ部材を該絞り羽根に取り付けられること
を特徴とする絞り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1011381A JP2592949B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 絞り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1011381A JP2592949B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 絞り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02190833A JPH02190833A (ja) | 1990-07-26 |
JP2592949B2 true JP2592949B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=11776436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1011381A Expired - Lifetime JP2592949B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 絞り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592949B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7295391B1 (en) | 2005-12-22 | 2007-11-13 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | ND filter for aperture device and aperture device comprising ND filter |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06289458A (ja) * | 1992-04-15 | 1994-10-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 絞り装置 |
JPH06202194A (ja) * | 1992-12-05 | 1994-07-22 | Hiroshi Kawamoto | カメラのぼかしの効果を増強する絞り装置 |
KR100611437B1 (ko) | 2001-10-12 | 2006-08-09 | 캐논 가부시끼가이샤 | 광량조정장치, 그것을 가진 광학계 및 촬영장치 |
JP4818721B2 (ja) | 2005-12-28 | 2011-11-16 | キヤノン電子株式会社 | 光学部材 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913610Y2 (ja) * | 1975-05-17 | 1984-04-23 | 富士写真光機株式会社 | 光量を広範囲に変化させ得る絞り機構 |
JPH01153532U (ja) * | 1988-04-15 | 1989-10-23 |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP1011381A patent/JP2592949B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7295391B1 (en) | 2005-12-22 | 2007-11-13 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | ND filter for aperture device and aperture device comprising ND filter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02190833A (ja) | 1990-07-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219 Year of fee payment: 12 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219 Year of fee payment: 12 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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