JPH05257188A - カメラ用レンズ鏡筒 - Google Patents

カメラ用レンズ鏡筒

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JPH05257188A
JPH05257188A JP4087549A JP8754992A JPH05257188A JP H05257188 A JPH05257188 A JP H05257188A JP 4087549 A JP4087549 A JP 4087549A JP 8754992 A JP8754992 A JP 8754992A JP H05257188 A JPH05257188 A JP H05257188A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外筐の内部に左右幅が外筐の左右幅より稍小
さいアイリス装置が配置されたレンズ鏡筒において、外
筐の内部空間のうちアイリス装置の左右方向における脇
に位置していて従来デッドスペースとなっていた部分の
左右幅を外筐の左右幅を広げることなく拡大して有効に
利用することができるスペースとする。 【構成】 レンズ系7、8、9、10の光軸11方向か
ら見た外筐2の断面形状を上下方向に稍長い略矩形に
し、上記光軸を外筐の左右方向における略中心に配置
し、上下方向に移動して光量調節を行う二枚の絞り羽根
38、39及び該縛り羽根用の駆動機構40を備えたア
イリス装置13を外筐内に設け、上記駆動機構を外筐内
の下端部の右方へ偏位した位置に配置し、それにより、
駆動機構の左側に有効利用が可能なスペース3aを形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なカメラ用レンズ鏡
筒に関する。詳しくは、軸方向に垂直な横断面形状が一
の方向に稍長い略矩形をすると共に横断面形状における
他の方向の略中央を軸方向に延びる光軸を有する外筐の
内部に、幅が外筐の上記他の方向の幅より稍小さいアイ
リス装置が配置されたカメラ用レンズ鏡筒、特に、その
アイリス装置が上記一の方向へ移動する2枚の絞り羽根
を有すると共に該絞り羽根を移動させるための駆動機構
が外筐内の上記一の方向における端部であって上記絞り
羽根の近傍に位置したカメラ用レンズ鏡筒に関するもの
であり、アイリス装置の駆動機構の位置を工夫すること
により、外筐の内部空間のうちアイリス装置の上記他の
方向における脇に位置していて従来デッドスペースとな
っていた部分の一方の幅を外筐の幅を広げること無く拡
大することができて、このスペースを有効に利用するこ
とが可能となる新規なカメラ用レンズ鏡筒を提供しよう
とするものである。
【0002】
【従来の技術】カメラ用のレンズ鏡筒にあっては、通
常、焦点合わせを行うためのフォーカシングレンズや画
角調整を行うためのズーミングレンズ等の可動レンズを
含む所要のレンズ系と、上記可動レンズ移動するための
アクチュエータと、光量調節を行うためのアイリス装置
等が外筐内部に設けられ、通常フォーカシングレンズと
ズーミングレンズはアイリス装置を挟んで前後両側に配
置される。
【0003】図7はそのような構造を有する従来のカメ
ラ用レンズ鏡筒の一例aを示すものである。
【0004】同図において、bはレンズ鏡筒aの外筐で
あり、前後方向から見た断面形状が上下方向に長い略長
方形状をしており、その左右幅はズーミングレンズ及び
フォーカシングレンズ等のレンズ系を配置するのに必要
な最小限の寸法になっている。そして、レンズ系の光軸
は外筐bの左右方向における略中央を通って前後方向に
延びている。
【0005】cは外筐b内部の前後方向における略中央
に配置されたアイリス装置であり、前後方向から見た形
状が縦長の長方形状をした比較的薄いケーシングdと該
ケーシングd内に上下方向へ移動自在になるように収納
された2枚の絞り羽根e、fとケーシングdの下端部か
ら後方へ突出するように位置したモータgと、中央部が
該モータgの回転軸hに固定された駆動アームiとを備
え、該駆動アームiの両端部が2枚の絞り羽根e、fと
回動自在に連結されており、駆動アームiが回動するこ
とにより絞り羽根eとfとが互いに反対の方向へ移動さ
れ、それにより、ケーシングdの前後両壁に形成された
光通過孔j、j(一方のもののみを示してある。)の有
効口径が調節される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したカ
メラ用レンズ鏡筒aにあっては、アイリス装置cの左右
幅は外筐b内のスペースの左右幅よりある程度小さいた
め、アイリス装置cの左右両脇には空間k、kが生じる
が、これら空間k、kの左右幅はここに何等かの部材を
配置するためには小さすぎるため、有効に利用すること
がに困難であり、通常はデッドスペースになってしまっ
ていた。
【0007】その上、アイリス装置cは外筐b内部の前
後方向における略中央部に配置されるので、外筐bの内
部のスペースがアイリス装置cによって前後に分断され
てしまい、このことが設計上の大きな制約となり、その
結果の一として、光軸を共通とするフォーカシングレン
ズとズーミングレンズを案内するガイド軸を各別に設け
なければならず、光学的精度が低下する原因になった
り、機械的強度の低下、部品点数の増加等種々の問題の
原因となっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明カメラ用
レンズ鏡筒は上記した課題を解決するために、横断面形
状が一の方向に長い略矩形をすると共に横断面形状にお
ける他の方向の略中央を軸方向に延びる光軸を有する外
筐内に、上記一の方向に移動して光量調節を行う2枚の
絞り羽根を配置すると共に、外筐内の上記一の方向にお
ける端部であって上記絞り羽根近傍に該絞り羽根を移動
させるための駆動機構を設け、該駆動機構を外筐の上記
他の方向における中心より一方へ偏位させて配置したも
のである。
【0009】
【作用】従って、本発明カメラ用レンズ鏡筒にあって
は、絞り羽根を移動させるための駆動機構が外筐内の上
記他の方向における一方へ偏位した分、この駆動機構の
同方向における他方側のスペースの幅が従来の幅の略2
倍に拡大されるので、この拡大されたスペースを通して
それまで絞り羽根により前後に分断されていた空間が連
通し、それにより、設計の自由度が大幅に拡大され、例
えば、この拡大したスペースを通して長尺なガイド軸を
配置し該ガイド軸に2以上の可動レンズを移動自在に支
持することも容易であり、また、そのようにすることに
よって光学的精度を向上させることができると共に、複
数の可動レンズとガイド軸等を予め一のアセンブリブロ
ックとして組み立てることができるので、外筐内部への
組込が容易になり、更に、部品点数の減少や、機械的強
度の増大も図ることができる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明カメラ用レンズ鏡筒の詳細を
添付図面に示した実施例に従って説明する。
【0011】図中1がレンズ鏡筒である。
【0012】2はレンズ鏡筒1の外筐であり、その外形
は略直方体状をしている。即ち、該外筐2は、前後方向
からみて上下方向に長い長方形状をしており、左右方向
(図1における左上方へ向かう方向を左側とし、右下方
へ向かう方向を右側とする。)から見て前後方向に長い
長方形をしており、その高さは左右幅の略1.5倍にな
っている。また、外筐2の内部空間3の前後方向から見
た形状は同方向から見た外形と相似の縦長の矩形をして
いる。
【0013】そして、このような外筐2は前後両端面が
開口した角筒状の外筐前部4と前面が開口し上記外筐前
部4と、略同じサイズの箱形をした外筐後部5と、上記
外筐前部4の前端部に内嵌状に配置されたレンズ支持枠
6等が一体的に結合されることによって形成される。
【0014】7は第1群レンズ、8は第2群レンズ、9
は第3群レンズ、10は第4群レンズであり、これら4
つのレンズ群7、8、9、及び10は、外筐2内の前後
方向から見た中央部より稍上の位置を通って前後方向へ
延びる一の光軸11を共通にして、前側から上記した順
序で配置され、第1群レンズ7は上記レンズ支持枠6に
保持されることで外筐2の前端面を閉塞し、第3群レン
ズ9は別のレンズ支持枠12に保持され、該レンズ支持
枠12は外筐2内の前後方向における略中央部に配置さ
れたアイリス装置13に固定されている。
【0015】そして、第2群レンズ8はズーミングレン
ズとされ、第4群レンズ10はフォーカシングレンズと
され、これら2つの可動レンズ8および10は上記アイ
リス装置13の前後両側に前後方向へ移動自在に設けら
れた2つのレンズホルダー14、15に各別に保持され
ている。
【0016】前側のレンズホルダー14は前後方向から
見て略正方形状をした主部16と該主部16の左下及び
右上の各隅角部から突出した2つの腕17、17とが一
体に形成されて成り、主部16の中央部にはレンズ保持
孔16aが形成され、上側の腕17にはナット18が固
定され、下側の腕17´には下端に開口したU字状の被
案内切欠19が形成されている。そして、そのレンズ保
持孔16aに上記ズーミングレンズ8が支持されてい
る。
【0017】後側のレンズホルダー15は前後方向から
見て略正方形状をした主部20と該主部20の左下及び
左上寄りの位置から突出した2つの腕21、21´とが
一体に形成されて成り、主部20の中央部にはレンズ保
持孔20aが形成され、そのレンズ保持孔20aに上記
フォーカシングレンズ10が支持されている。
【0018】そして、上側の腕21にはムービングコイ
ル型アクチュエータ22のコイル部22aが固定され、
下側の腕21´にはその下端に開口したU字状の被案内
切欠23が形成されている。
【0019】24は外筐後部5の空間の右上の位置に配
置されたステッピングモータであり、その回転軸25の
外筐前部4内まで、且つ、上記光軸11と平行に延びて
おり、該回転軸25の外筐前部4内に位置した部分はボ
ールネジ25aとされている。
【0020】26は外筐2の内部空間3の左下部をその
前端から後端まで、且つ、上記光軸11と平行に延びる
ように配置されたガイド軸である。
【0021】上記ズーミングレンズ8用のレンズホルダ
ー14はそのナット18に上記ボールネジ25aが螺合
され、且つ、その被案内切欠19がガイド軸26に摺動
自在に係合され、これによって、該レンズホルダー14
は上記光軸11に沿って移動が可能なように外筐2の前
半部内に配置されている。そして、上記ステッピングモ
ータ24が駆動されると、ボールネジ25aが回転さ
れ、それによって、上記ナット18が送られるので、レ
ンズホルダー14が光軸11に沿って移動することにな
る。
【0022】外筐後部5内の上端部の左に寄った位置に
はムービングコイル型アクチュエータ22の案内軸22
bが光軸11と平行に延びるように配置されており、該
案内軸22bにフォーカシングレンズ用レンズホルダー
15に支持されたコイル部22aが摺動自在に支持さ
れ、且つ、レンズホルダー15の被案内切欠23が上記
ガイド軸26に摺動自在に係合され、これによって、レ
ンズホルダー15は光軸11に沿って移動可能なように
外筐2の後半部内に配置され、そして、アクチュエータ
22が駆動されるとそのコイル部22aが移動力を付勢
され、レンズホルダー15は光軸11に沿って移動され
る。
【0023】27は撮像素子ホルダーであり、その前面
に撮像素子28が支持されている。そして、該撮像素子
ホルダー27は外筐後部5の後面壁29に形成された孔
29aを挿通された状態で後面壁29に固定され、それ
により、撮像素子28がフォーカシングレンズ10の後
方に配置される。
【0024】しかして、第1壁レンズ7を通して外筐2
内に入射した光はズーミングレンズ8、第3群レンズ9
及びフォーカシングレンズ10を透過することで制御さ
れて撮像素子28の受光面に焦点を結ぶ。
【0025】30は水晶体から成るローパスフィルター
であり、フォーカシングレンズ10と撮像素子28との
間に配置されている。
【0026】アイリス装置13は、薄型のケーシング
と、該ケーシング内に上下方向に移動自在に収納された
2枚の絞り羽根と、該絞り羽根を移動させるための駆動
機構等からなる。
【0027】31はケーシングであり、該ケーシン31
は前面が開口した偏平な皿状をした主部32と該主部3
2の前面を閉塞する蓋板33とから成る。
【0028】主部32は、上下方向に長い矩形の平板状
をした背面壁34と、背面壁34の周縁に沿って延びる
ように前方へ突出した前後幅の小さい周壁35と、背面
壁34の前面の左右両側縁部からそれぞれ2本づつ前方
へ向けて突出した小さな支持ピン36、36及び36´
36´と背面壁24の下端側4分の1強の領域に形成さ
れた開口34aの周縁部から後方へ向けて突出した前後
幅の小さい枠部37とが合成樹脂により一体に形成さ
れ、背面壁34の上端と上記開口34aとの間の中央部
には円形をした光通過孔34bが形成されている。
【0029】蓋板33は主部32の前後方向から見た形
状と同じ形状を有した平板状をしており、主部32にそ
の前面を閉塞するように被着され、それにより、薄い箱
形をしたケーシング31が形成される。
【0030】33aは蓋板33のうち主部32の光通過
孔34bと対向した位置に形成された光通過孔である。
【0031】このようなケーシング31の全高は外筐2
の内部空間3の高さと同じであり、左右幅は上記空間の
3の同幅の4分の3弱になっており、また、ケーシン3
1の上端面の左右両端部を除く部分は上方へ膨らんだ円
弧状に形成されれいる。
【0032】そして、ケーシング31の下から略4分の
1強の部分はその余の部分に対して稍右方へ遍在してい
る。
【0033】尚、上記背面壁34の下端部に形成された
開口34aは左右方向に長い略小判形をしている。
【0034】38及び39は絞り羽根であり、腰の強い
樹脂フィルムによって形成されている。
【0035】一方の絞り羽根38はその上側縁に開口し
た略半円形の大きな切欠38aと、その左側部の上下両
端に各別に寄った位置に上下方向に延びるように形成さ
れた2つの被案内スリット38b、38bと、その下端
部に形成された左右方向に長い係合長孔38cとを有
し、被案内スリット38b、38bにケーシング31が
有する左側2本の支持ピン36、36が摺動自在に係合
することにより該ケーシング31に上下方向へ移動自在
に支持される。
【0036】また、他方の絞り羽根39は略逆J字形を
しており、その上部の下縁に略半円形の大きな切欠39
aが形成されると共に、右側部の上下両端寄りに各別に
上下方向に延びるように形成されたスリット39b、3
9bと、その下端部に形成された左右方向に長い係合長
孔39cとを有し、一方の絞り羽根38に後側から重な
るように位置した状態で、そのスリット39b、39b
にケーシング31が有する右側2本の支持ピン36´、
36´が摺動自在に係合することにより該ケーシング3
1に上下方向へ移動自在に支持される。
【0037】40はアイリス装置13の駆動機構であ
り、モータ及び該モータにより駆動される回動アーム等
からなる。
【0038】41はモータであり、その外殻41aの前
端部41bがケーシング31の背面壁34に形成された
前記枠部37にその後面を後側から閉塞するように固定
され、それにより、モータ41の回転軸41cの前端部
が上記背面壁34の開口34aの中央に位置される。
【0039】42は回動アームであり、その中央部が上
記モータ41の回転軸41cに固定されている。そし
て、該回動アーム42の両端部には小さな係合ピン42
a、42aが前方へ向けて突設され、これら係合ピン4
2a、42aが前記2枚の絞り羽根38、39に形成さ
れた係合長孔38c、39cに各別に、かつ、摺動自在
に係合されている。
【0040】従って、回動アーム42が回動すると、そ
の2つの係合ピン42a、42aは互いに上下反対の方
向へ変位するので、それにより、絞り羽根38及び39
が互いに上下反対の方向へ移動される。
【0041】しかして、図3に示すように、一方の絞り
羽根38がその移動範囲における上端に来た状態(他方
の絞り羽根39はその移動範囲における下端に来た状
態)では、これら絞り羽根38、39は互いに相手の切
欠38a、39aを完全に塞ぐように位置し、それによ
り、ケーシング31の光通過孔33a、34bは全閉状
態とされ、また、図6に示すように、一方の絞り羽根3
8がその移動範囲における下端に来た状態(他方の絞り
羽根39はその移動範囲における上端に来た状態)で
は、これら絞り羽根38、39の切欠38a、39aは
互いに補完し合うことで略円形をした孔を形成し、それ
により、ケーシング31の光通過孔33a、34bは全
開状態とされる。従って、絞り羽根38、39の位置を
制御することにより上記光通過孔33a、34bの口径
が加減され、それによって、アイリス装置13を通過す
る光量が調節される。
【0042】尚、前記第3群レンズ9を保持しているレ
ンズ支持枠12はケーシング31の背面壁34の後面に
固定される。
【0043】上記アイリス装置13は、外筐2内部の前
後方向における略中央部に配置され、左右方向において
はその光通過孔33a、34bがレンズ系7、8、9及
び10の光軸11上に位置するように配置される。
【0044】そして、アイリス装置13がこのように配
置されると、そのケーシング31の下端側4分の1強の
部分、即ち、その余の部分より右側へ偏位している部分
の右側は外筐2の右側壁43に接触するように位置され
ると共に、その駆動機構40は上記右側壁43側へ偏っ
て位置される。
【0045】従って、外筐2の内部空間3のうちアイリ
ス装置13の左側の下部にはある程度大きい左右幅を有
するスペース3aが形成され、その左右幅はケーシング
31の下端側4分の1強の部分を除いた部分の左右両脇
に出来るスペースの左右幅の略2倍である。
【0046】しかして、上記スペース3aはある程度大
きい左右幅を有するので、この、スペース3aに何等か
の部材を配置することが可能であり、本実施例において
このスペース3aを利用して、前記レンズホルダー14
及び15を支持するためのガイド軸26を配置してい
る。
【0047】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明カメラ用レンズ鏡筒は、軸方向に垂直な横断
面形状が一の方向に稍長い略矩形をすると共に横断面形
状における他の方向の略中央を軸方向に延びる光軸を有
する外筐と、該外筐内に位置すると共に上記一の方向に
移動して光量の調節を行う2枚の絞り羽根と、外筐内の
上記一の方向における端部であって絞り羽根の近傍に位
置し該絞り羽根を移動させる駆動機構とを備えたカメラ
用レンズ鏡筒であって、駆動機構が外筐の上記他の方向
における中心より偏倚した位置に配置されたことを特徴
とする。
【0048】従って、本発明カメラ用レンズ鏡筒にあっ
ては、絞り羽根を移動させるための駆動機構が外筐内の
上記他の方向における一方へ偏位した分、この駆動機構
の同方向における他方側のスペースの幅が従来の幅の略
2倍に拡大されるので、この拡大されたスペースを通し
てそれまで絞り羽根により前後に分断されていた空間が
連通し、それにより、設計の自由度が大幅に拡大され、
例えば、この拡大したスペースを通して長尺なガイド軸
を配置し該ガイド軸に2以上の可動レンズを移動自在に
支持することも容易であり、また、そのようにすること
によって光学的精度を向上させることができると共に、
複数の可動レンズとガイド軸等を予め一のアセンブリブ
ロックとして組み立てることができるので、外筐内部へ
の組込が容易になり、更に、部品点数の減少や、機械的
強度の増大も図ることができる。
【0049】尚、上記実施例に示した各部の構造ないし
形状等は本発明を実施するに当たっての具体化のほんの
一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明カメラ用レンズ鏡筒の実施の一例を示す
要部の斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う拡大断面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線に沿う要部の断面図であ
る。
【図5】図1に示すレンズ鏡筒が有するアイリス装置を
分解して示す拡大斜視図である。
【図6】図1に示すレンズ鏡筒が有するアイリス装置の
全開状態を示す拡大正面図である。
【図7】従来のカメラ用レンズ鏡筒の一例を示す要部の
断面図である。
【符号の説明】
1 カメラ用レンズ鏡筒 2 外筐 11 光軸 38 絞り羽根 39 絞り羽根 40 駆動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に垂直な横断面形状が一の方向に
    稍長い略矩形をすると共に横断面形状における他の方向
    の略中央を軸方向に延びる光軸を有する外筐と、該外筐
    内に位置すると共に上記一の方向に移動して光量の調節
    を行う2枚の絞り羽根と、外筐内の上記一の方向におけ
    る端部であって絞り羽根の近傍に位置し該絞り羽根を移
    動させる駆動機構とを備えたカメラ用レンズ鏡筒であっ
    て、駆動機構が外筐の上記他の方向における中心より偏
    倚した位置に配置されたことを特徴とするカメラ用レン
    ズ鏡筒。
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JP2007156283A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Sony Corp アイリス装置およびレンズ鏡筒
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