JP2589657B2 - 走行台車 - Google Patents

走行台車

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JP2589657B2
JP2589657B2 JP6071875A JP7187594A JP2589657B2 JP 2589657 B2 JP2589657 B2 JP 2589657B2 JP 6071875 A JP6071875 A JP 6071875A JP 7187594 A JP7187594 A JP 7187594A JP 2589657 B2 JP2589657 B2 JP 2589657B2
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JP
Japan
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magnet
traveling
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traveling vehicle
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由利明 金子
英治 坂入
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Koike Sanso Kogyo KK
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Koike Sanso Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶接トーチや切断トーチ
を搭載して走行する走行台車に関し、特に軽量化をはか
ると共に操作性を向上させた走行台車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近では、溶接トーチ或いは切断トーチ
を台車に搭載し、該台車の走行に伴って前記トーチを作
動させて溶接作業或いは切断作業を実施するのが一般で
ある。このような台車は、走行時に作業内容に応じた各
種ホースや電源コードを牽引するため、十分な牽引力を
発揮することが必要である。また台車を用いる溶接作業
や切断作業は頻繁に作業位置を変更するのが一般であ
る。
【0003】上記作業に用いられる台車には、軽量化を
はかり且つ牽引力を増加させるという背反した要求があ
る。即ち、牽引力を増加させるには台車全体の重量を増
加させると共に強力なモーターを採用することが必要と
なり、この場合、軽量化をはかるには限度が生じる。
【0004】このため、車輪を磁石によって構成し、或
いは本体内部に磁石を設けた台車が提供されている。こ
のような台車では、磁石によって被加工材を吸着して牽
引力を増加させると共に台車の軽量化をはかっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】車輪を磁石によって構
成した台車では、車輪は被加工材に対し点接触となり、
且つ車輪の表面にはスリップを防止するためのローレッ
ト加工が施されるのが一般である。このため、台車の軽
量化をはかることが出来ても十分な牽引力を得ることが
出来ないという問題がある。
【0006】また本体内部に磁石を設けて構成した台車
では、磁石の吸着面と被加工材の間に比較的大きい空間
(エアギャップ)が生じるため、前記磁石が電磁石であ
る場合、台車の寸法によって制約される空間内では十分
な牽引力を発揮することは困難である。また磁石として
永久磁石を用いた場合、十分な牽引力を発揮させること
が可能であるが、台車を運搬する際に該台車を被加工材
から引き離すのに大きな力が必要となり、作業員の負担
が大きくなり且つ台車の底面に鉄粉や鉄片が吸着されて
しまい使用する都度掃除しなければならないという問題
がある。
【0007】本発明の目的は、作業時には大きな吸着力
によって十分な牽引力を発揮し、且つ非作業時には吸着
力を小さくして運搬時の負担を軽減することが出来る走
行台車を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る走行台車は、溶接トーチ又は切断トーチ
を搭載して走行する走行台車であって、走行台車本体の
内部に配置された磁石と、前記磁石を走行台車本体の底
面に対し離接させる方向に移動させる移動手段とを有
し、前記移動手段を選択的に操作して磁石を走行台車本
体の底面に接近させたとき被加工材に対して大きな吸着
力を作用させ、且つ磁石を走行台車本体の底面から離隔
させたとき被加工材に対して小さな吸着力を作用させる
ように構成したものである。
【0009】
【作用】上記走行台車では、本体の内部に磁石を配置す
ると共に該磁石を移動手段によって本体の底面に対して
離接させるように構成したので、前記移動手段を選択的
に操作して磁石を被加工材に接近させた場合には、エア
ギャップを小さくして大きな吸着力を作用させることが
可能となり、大きな牽引力を発揮することが出来る。ま
た移動手段を操作して磁石を被加工材から離隔させた場
合には、エアギャップを大きくして小さな吸着力を作用
させることが可能となり、走行台車の被加工材からの引
き離しを容易に行うことが出来る。
【0010】
【実施例】以下、上記走行台車の一実施例について図を
用いて説明する。図1は走行台車の構成を説明する正面
図、図2は走行台車の内部構成を説明する断面図、図3
は磁石を底面に接近させたときの状態を説明する図、図
4は磁石を底面から離隔させたときの状態を説明する図
である。
【0011】図に示す走行台車Aは、溶接トーチBを搭
載して被加工材Ca,Cbを隅肉溶接する溶接台車とし
て構成されている。然し、本発明に係る走行台車は溶接
トーチBに代えてガス切断トーチやプラズマ切断トーチ
を搭載することで、切断台車として用いることも可能で
ある。以下、本実施例では走行台車Aを溶接専用の台車
として説明する。
【0012】図に於いて、走行台車Aの本体1は上部ケ
ース1aと底板1bとによって構成され、上部ケース1
aの上部には溶接トーチBを保持する保持部2が設けら
れている。そして保持部2に溶接トーチBを取り付けて
固定することで、該トーチBを搭載し得るように構成さ
れている。
【0013】本体1の内部にはモーター3a,減速機3
bからなる駆動装置3が配置されている。また本体1の
内部であって前後方向に2本の軸4a,4bが回転可能
に配置されており、軸4aはギヤ5aを介して駆動装置
3と接続され、且つ軸4bはタイミングベルト5bを介
して軸4aと接続されている。また軸4a,4bには夫
々ゴム製の車輪6が固着されている。
【0014】従って、モーター3aを駆動すると、該モ
ーター3aの回転は減速機3bを経てギヤ5aから軸4
aに伝達され、更にタイミングベルト5bから軸4bに
伝達される。そして4つの車輪6が回転して本体1が走
行する。このとき、車輪6が夫々ゴムによって形成され
るため、被加工材Cbとの接触摩擦が大きく、従って大
きい牽引力を発揮することが可能である。
【0015】本体1の内部であって略中央に底板1bに
対し離接する方向に移動可能な磁石7が配置されてい
る。この磁石7としてはフェライト磁鋼からなる永久磁
石を用いている。また底板1bはアルミニウムやステン
レス等の非磁性材によって構成されている。
【0016】本体1の外部に磁石7を移動させる移動手
段となるレバー8が配置されている。このレバー8の先
端には軸9が固着され、且つ軸9の磁石7の上方に対応
する位置にヒンジ10が固着されている。前記ヒンジ10は
磁石7の上部に取り付けたブラケット11と係合してお
り、ヒンジ10の回動に伴ってブラケット11,磁石7が底
板1bに離接し得るように構成されている。
【0017】従って、軸9を中心としてレバー8を回動
させて図1に示す実線の位置と一点鎖線の位置を選択す
ることで、磁石7をレバー8の位置に対応して底板1b
に離接させることが可能となる。
【0018】即ち、レバー8を実線の位置にしたとき、
図3に示すように、磁石7は底板1bに接近し、この状
態で磁石7の被加工材Cbとのエアギャップは最小値
(約6mm)となる。またレバー8を一点鎖線の位置にし
たとき、図4に示すように、磁石7は底板1bから離隔
してエアギャップは最大値(約25mm)となる。
【0019】本実施例に係る走行台車Aでは、トーチB
を搭載しない状態で、磁石7を底板1bに最も接近させ
たときに本体1を被加工材Cbから引き離すのに必要な
力は約19kgであり、磁石7を底板1bから最も離隔させ
たときに本体1を引き離すのに必要な力は約10kgであっ
た。
【0020】ここで、本体1の重量が約8kgであること
から、最大吸着力は約11kgであり、且つ最小吸着力は約
2kgである。即ち、磁石7と被加工材Cbとのエアギャ
ップを約4倍とすることで、吸着力を約1/5とするこ
とが可能となった。
【0021】このため、本体1にトーチBを搭載して溶
接作業を実施する際には十分な牽引力を発揮してトーチ
Bに接続されたホース類や電源ケーブルを牽引すること
が可能となり、且つ作業が終了して走行台車Aを移設す
る際にはレバー8を回動して磁石7を底板1bから離隔
させることで小さい力で本体1を被加工材Cbから引き
離すことが可能となる。
【0022】尚、上記吸着力の値は本実施例に係る走行
台車Aに於ける計測値であり、この吸着力に限定するも
のではない。即ち、磁石を移動させたときの吸着力の値
は、設計段階で設定される走行台車のサイズやトーチの
搭載能力等に応じて適宜設定すべき値である。
【0023】前述の実施例では、磁石7を移動させる移
動手段をレバー8,軸9,ヒンジ10によって構成した場
合について説明した。然し、本発明に於ける移動手段は
前記構成に限定すべきものではなく、例えば上部ケース
1a或いは底板1bと磁石7の間にバネを設け、このバ
ネを圧縮し或いは引張ることで磁石7を底板1bに接近
或いは離隔させると共に、前記バネの変形を解除するこ
とで磁石7を底板1bに離隔或いは接近させるように構
成しても良い。何れにしても、移動手段の目的は磁石7
を底板1bに離接させるように移動させることにあり、
この目的を達成することが可能であれば如何なる構成で
あっても良い。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
走行台車では、本体内部に設けた磁石を移動させること
によって被加工材に対する吸着力を変化させることが出
来る。このため、磁石を本体の底板に接近させることで
吸着力を大きくすることが出来、また磁石を底板から離
隔させることで吸着力を小さくすることが出来る。
【0025】従って、溶接作業或いは切断作業を実施す
る際には吸着力を大きくしてホースやケーブルを十分に
牽引することが出来、且つ走行台車を移設する際には吸
着力を小さくして被加工材からの引き離しを容易に行う
ことが出来る。このため、安定した状態で溶接,切断を
行うと共に移設の際に作業員に対し大きな負担を強いる
ことがない等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行台車の構成を説明する正面図である。
【図2】走行台車の内部構成を説明する断面図である。
【図3】磁石を底面に接近させたときの状態を説明する
図である。
【図4】磁石を底面から離隔させたときの状態を説明す
る図である。
【符号の説明】
A 走行台車 B
溶接トーチ Ca,Cb 被加工材 1
本体 1a 上部ケース 1b
底板 2 保持部 3
駆動装置 4a,4b 軸 6
車輪 7 磁石 9
レバー 10 軸 11
ヒンジ 12 ブラケット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接トーチ又は切断トーチを搭載して走
    行する走行台車であって、走行台車本体の内部に配置さ
    れた磁石と、前記磁石を走行台車本体の底面に対し離接
    させる方向に移動させる移動手段とを有し、前記移動手
    段を選択的に操作して磁石を走行台車本体の底面に接近
    させたとき被加工材に対して大きな吸着力を作用させ、
    且つ磁石を走行台車本体の底面から離隔させたとき被加
    工材に対して小さな吸着力を作用させるように構成した
    ことを特徴とした走行台車。
JP6071875A 1994-04-11 1994-04-11 走行台車 Expired - Lifetime JP2589657B2 (ja)

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JPH07276091A JPH07276091A (ja) 1995-10-24
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