JP2585814B2 - カメラのフイルム装填装置 - Google Patents
カメラのフイルム装填装置Info
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- JP2585814B2 JP2585814B2 JP1273470A JP27347089A JP2585814B2 JP 2585814 B2 JP2585814 B2 JP 2585814B2 JP 1273470 A JP1273470 A JP 1273470A JP 27347089 A JP27347089 A JP 27347089A JP 2585814 B2 JP2585814 B2 JP 2585814B2
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/28—Locating light-sensitive material within camera
- G03B17/30—Locating spools or other rotatable holders of coiled film
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/26—Holders for containing light-sensitive material and adapted to be inserted within the camera
- G03B2217/268—Unloading the cartridge from the camera; Loading the cartridge into the camera
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカメラのフイルム装填装置に係り、特にフイ
ルムパトローネをカメラ背面から回動させて装填するカ
メラのフイルム装填装置に関する。
ルムパトローネをカメラ背面から回動させて装填するカ
メラのフイルム装填装置に関する。
近年、フイルムを簡便にカメラに装填することが可能
なカメラのフイルム装填装置がいくつか提案されてい
る。従来のフイルム装填装置の一例として、特公昭62−
62330号、特公昭62−62331号、実公昭62−26745号公報
記載の装置が知られている。第12図は同公報記載のフイ
ルムパトローネ装着装置を有するカメラの要部斜視図、
第13図はフイルムパトローネ装着装置の駆動部の斜視図
である。第12図に示すように、フイルム供給室10には、
フイルムパトローネ12を収納するパトローネ保持ケース
14が一定範囲で傾動自在に配設されている。
なカメラのフイルム装填装置がいくつか提案されてい
る。従来のフイルム装填装置の一例として、特公昭62−
62330号、特公昭62−62331号、実公昭62−26745号公報
記載の装置が知られている。第12図は同公報記載のフイ
ルムパトローネ装着装置を有するカメラの要部斜視図、
第13図はフイルムパトローネ装着装置の駆動部の斜視図
である。第12図に示すように、フイルム供給室10には、
フイルムパトローネ12を収納するパトローネ保持ケース
14が一定範囲で傾動自在に配設されている。
また、第13図に示すように、パトローネ保持ケース14
にはフイルム駆動軸16が取り付けられており、その先端
にはフォーク16Aが設けられている。フイルム駆動軸16
には、軸20が駆動軸16と直交する方向に配設されてい
る。駆動軸16には傘歯車16Bが固着され、傘歯車16Bは、
軸20に軸支された傘歯車20Aと噛み合う。
にはフイルム駆動軸16が取り付けられており、その先端
にはフォーク16Aが設けられている。フイルム駆動軸16
には、軸20が駆動軸16と直交する方向に配設されてい
る。駆動軸16には傘歯車16Bが固着され、傘歯車16Bは、
軸20に軸支された傘歯車20Aと噛み合う。
更に、傘歯車20Aは図示しない駆動源によって駆動さ
れる傘歯車20Bと噛み合っており、駆動力がフイルム駆
動軸16に伝達される。フイルムを装填する場合は、第12
図に示すように、保持ケース14を傾動させて、フイルム
パトローネ12を挿入し、保持ケース14を収納位置に戻す
と、傘歯車によって、巻き戻し時の駆動力が伝達され
る。
れる傘歯車20Bと噛み合っており、駆動力がフイルム駆
動軸16に伝達される。フイルムを装填する場合は、第12
図に示すように、保持ケース14を傾動させて、フイルム
パトローネ12を挿入し、保持ケース14を収納位置に戻す
と、傘歯車によって、巻き戻し時の駆動力が伝達され
る。
しかしながら、前記公報記載のフイルムパトローネ装
着装置はパトローネ保持ケース14にフイルム駆動軸16が
取り付けられているため、カメラ本体側のフイルム駆動
系との連結に傘歯車を用いる工夫が必要であり、構造が
複雑で大きなスペースが必要になる欠点がある。
着装置はパトローネ保持ケース14にフイルム駆動軸16が
取り付けられているため、カメラ本体側のフイルム駆動
系との連結に傘歯車を用いる工夫が必要であり、構造が
複雑で大きなスペースが必要になる欠点がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、フ
イルム給送系の構造を簡単化することができるカメラの
フイルム装填装置を提供することを目的とする。
イルム給送系の構造を簡単化することができるカメラの
フイルム装填装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、フイルム給送
方向に平行な回動軸を旋回中心として、パトローネ保持
ケースをカメラ背面からカメラ本体に収納可能に配設
し、該パトローネ保持ケースにフイルムパトローネを挿
入した後、該パトローネ保持ケースをカメラ本体内に収
納することによりフイルム装填を行うカメラのフイルム
装填装置において、フイルムパトローネの巻き取り軸と
嵌合するフイルム駆動軸をカメラ本体内にカメラ上部に
向けて配設すると共に、前記パトローネ保持ケースの底
部に前記フイルム駆動軸が挿通可能な導入孔を形成し、
フイルムパトローネを挿入したパトローネ保持ケースを
カメラ本体に収納するときに前記フイルム駆動軸が、前
記パトローネ保持ケースに形成された前記導入孔を介し
てフイルムパトローネの巻き取り軸に嵌合することを特
徴としている。
方向に平行な回動軸を旋回中心として、パトローネ保持
ケースをカメラ背面からカメラ本体に収納可能に配設
し、該パトローネ保持ケースにフイルムパトローネを挿
入した後、該パトローネ保持ケースをカメラ本体内に収
納することによりフイルム装填を行うカメラのフイルム
装填装置において、フイルムパトローネの巻き取り軸と
嵌合するフイルム駆動軸をカメラ本体内にカメラ上部に
向けて配設すると共に、前記パトローネ保持ケースの底
部に前記フイルム駆動軸が挿通可能な導入孔を形成し、
フイルムパトローネを挿入したパトローネ保持ケースを
カメラ本体に収納するときに前記フイルム駆動軸が、前
記パトローネ保持ケースに形成された前記導入孔を介し
てフイルムパトローネの巻き取り軸に嵌合することを特
徴としている。
また、前記パトローネ保持ケースをカメラ本体内に収
納したときに該パトローネ保持ケースを覆う裏蓋の裏蓋
軸と該パトローネ保持ケースの回動軸とを、カメラ本体
背面に沿って平行に配設したことを特徴としている。
納したときに該パトローネ保持ケースを覆う裏蓋の裏蓋
軸と該パトローネ保持ケースの回動軸とを、カメラ本体
背面に沿って平行に配設したことを特徴としている。
〔作用〕 本発明によれば、カメラ本体側にフイルム駆動軸を配
設し、パトローネ保持ケースをカメラ本体側に収納する
過程でフイルム駆動軸を保持ケース内に位置させ、パト
ローネ保持ケースを収納した時点でフイルムの巻き取り
軸下端とフイルム駆動軸とを嵌合させるようにしてい
る。このため、パトローネ保持ケースの回動に伴う係脱
機構を設ける必要がなく構造が簡単化される。
設し、パトローネ保持ケースをカメラ本体側に収納する
過程でフイルム駆動軸を保持ケース内に位置させ、パト
ローネ保持ケースを収納した時点でフイルムの巻き取り
軸下端とフイルム駆動軸とを嵌合させるようにしてい
る。このため、パトローネ保持ケースの回動に伴う係脱
機構を設ける必要がなく構造が簡単化される。
以下、添付図面に従って本発明に係るカメラのフイル
ム装填装置の好ましい実施例を詳説する。
ム装填装置の好ましい実施例を詳説する。
第１図は本発明に係るカメラのフイルム装填装置が適
用されたカメラの概略を示した斜視図である。第１図の
カメラ本体22内には、フイルム供給室24が形成され、フ
イルム供給室24にはパトローネ保持ケース26、裏蓋28等
が一定範囲で傾動可能に配設されている。パトローネ保
持ケース26には、フイルムが通るスリット26Aが形成さ
れ、フイルム装填時はフイルムタング21をスリット26A
から画面枠の方向に位置させた後、裏蓋28を閉めること
によりフイルム装填が行われる。フイルム供給室24の上
部にはフイルム上端位置規制部材17が設けられており、
フイルムタング21が上方に傾いていた場合にこれを修正
し、フイルムタング21の上端21Bをフイルム給送方向に
平行になるように案内する。
用されたカメラの概略を示した斜視図である。第１図の
カメラ本体22内には、フイルム供給室24が形成され、フ
イルム供給室24にはパトローネ保持ケース26、裏蓋28等
が一定範囲で傾動可能に配設されている。パトローネ保
持ケース26には、フイルムが通るスリット26Aが形成さ
れ、フイルム装填時はフイルムタング21をスリット26A
から画面枠の方向に位置させた後、裏蓋28を閉めること
によりフイルム装填が行われる。フイルム供給室24の上
部にはフイルム上端位置規制部材17が設けられており、
フイルムタング21が上方に傾いていた場合にこれを修正
し、フイルムタング21の上端21Bをフイルム給送方向に
平行になるように案内する。
第２図はパトローネ保持ケース26と裏蓋28との関係を
示した分解斜視図、第３図はパトローネ保持ケース26と
裏蓋28をフイルム供給室24側から見た場合を示す斜視図
である。パトローネ保持ケース26には、第２図に示すよ
うに、背面にフイルム存否確認用の窓26Bが穿設されて
いる。
示した分解斜視図、第３図はパトローネ保持ケース26と
裏蓋28をフイルム供給室24側から見た場合を示す斜視図
である。パトローネ保持ケース26には、第２図に示すよ
うに、背面にフイルム存否確認用の窓26Bが穿設されて
いる。
また、保持ケース26の下部には保持ケース26を供給室
24に回動可能に配設するためカメラ本体10の皆面に沿っ
て平行に回動軸30が設けられ、保持ケース26は、ばね25
によって時計方向に付勢されている。窓26Bに対応して
裏蓋28にも窓28Aが穿設され、窓28Aの内側には破線で示
すように遮光部材27が取り付けられる。遮光部材27は、
裏蓋28開放時、パトローネ34の挿入を妨げないよう窓26
Bの中から後方に退避し、裏蓋28を閉じると窓26Bの中を
くぐって前方へ突出してパトローネ34周面に密着し、遮
光する。
24に回動可能に配設するためカメラ本体10の皆面に沿っ
て平行に回動軸30が設けられ、保持ケース26は、ばね25
によって時計方向に付勢されている。窓26Bに対応して
裏蓋28にも窓28Aが穿設され、窓28Aの内側には破線で示
すように遮光部材27が取り付けられる。遮光部材27は、
裏蓋28開放時、パトローネ34の挿入を妨げないよう窓26
Bの中から後方に退避し、裏蓋28を閉じると窓26Bの中を
くぐって前方へ突出してパトローネ34周面に密着し、遮
光する。
裏蓋28は板ばね29を介してパトローネ保持ケース26と
連結され、板ばね29は裏蓋28開放時にパトローネ保持ケ
ース26と裏蓋28との相対位置関係を規制する。また、裏
蓋28の外周には遮光リブ28Cが形成されており、裏蓋28
を閉めたときにフイルム供給室24の図示しない遮光溝と
密着し、フイルム供給室24内への光線の侵入を防止す
る。また、本実施例ではパトローネ保持ケース26の回動
軸30とは別に、回動軸30の下方、カメラの底面付近に裏
蓋軸36を設けることにより、第３図に示すように裏蓋28
の外周遮光リブ28Cで、パトローネ保持ケース26を大き
く外側から囲むことができるので、遮光構造が単純とな
る。
連結され、板ばね29は裏蓋28開放時にパトローネ保持ケ
ース26と裏蓋28との相対位置関係を規制する。また、裏
蓋28の外周には遮光リブ28Cが形成されており、裏蓋28
を閉めたときにフイルム供給室24の図示しない遮光溝と
密着し、フイルム供給室24内への光線の侵入を防止す
る。また、本実施例ではパトローネ保持ケース26の回動
軸30とは別に、回動軸30の下方、カメラの底面付近に裏
蓋軸36を設けることにより、第３図に示すように裏蓋28
の外周遮光リブ28Cで、パトローネ保持ケース26を大き
く外側から囲むことができるので、遮光構造が単純とな
る。
更に、裏蓋28には第２図に示すように、小圧板35がば
ね37A、37Bを介して取り付けられている。小圧板35は、
第３図に示すようにフイルム装填時にフイルムタング21
を押圧し、フイルム先端のパーフォレーションを初期送
り用の一歯スプロケット15（第１図参照）に噛み合わせ
るのを容易にする。また、ばね37A、37Bは裏蓋28を開放
したときに小圧板35の下端35Aがカメラ前方に突出して
傾くように設定され、スリット26Aにフイルムタング21
が入るのを容易にしている。
ね37A、37Bを介して取り付けられている。小圧板35は、
第３図に示すようにフイルム装填時にフイルムタング21
を押圧し、フイルム先端のパーフォレーションを初期送
り用の一歯スプロケット15（第１図参照）に噛み合わせ
るのを容易にする。また、ばね37A、37Bは裏蓋28を開放
したときに小圧板35の下端35Aがカメラ前方に突出して
傾くように設定され、スリット26Aにフイルムタング21
が入るのを容易にしている。
また、裏蓋28の上部には鉤部28Bが設けられ、カメラ
本体22側の図示しない係合部と係合することによって裏
蓋28を閉位置に保持する。第３図に示すように、パトロ
ーネ保持ケース26にはフイルムタング規制部材23が揺動
自在に取り付けられ、ばね33によって反時計方向に付勢
されている。フイルムタング規制部材23は、フイルム装
填時にフイルムタング21の下端21Aがフイルム給送方向
に平行になるように案内する。フイルムタング規制部材
23は裏蓋28開放時にストッパ19と当接し、必要以上に上
方へ揺動しないように規制されている。更に、裏蓋28を
閉めると、後端部23Bがフイルム供給室24内の突起と当
接して時計方向に回動し先端23Aをスリット26Aから後方
に退避させる。これにより、スリット26Aを通るフイル
ムの給送を妨げることはない。
本体22側の図示しない係合部と係合することによって裏
蓋28を閉位置に保持する。第３図に示すように、パトロ
ーネ保持ケース26にはフイルムタング規制部材23が揺動
自在に取り付けられ、ばね33によって反時計方向に付勢
されている。フイルムタング規制部材23は、フイルム装
填時にフイルムタング21の下端21Aがフイルム給送方向
に平行になるように案内する。フイルムタング規制部材
23は裏蓋28開放時にストッパ19と当接し、必要以上に上
方へ揺動しないように規制されている。更に、裏蓋28を
閉めると、後端部23Bがフイルム供給室24内の突起と当
接して時計方向に回動し先端23Aをスリット26Aから後方
に退避させる。これにより、スリット26Aを通るフイル
ムの給送を妨げることはない。
第４図はフイルム装填装置の側面を示した断面図であ
る。パトローネ保持ケース26は第４図に示すように、フ
イルム供給室24内に回動軸30を中心としてカメラ背面側
に傾動可能にに配設されている。フイルム供給室24の底
部には巻き戻しフォーク32がフイルム駆動軸31に設けら
れ、フイルム駆動軸31は第５図のギア機構によって回動
駆動される。裏蓋28はカメラ本体22下端にカメラ本体10
の背面に沿って平行に配設された裏蓋軸36によって軸支
されている。また、裏蓋28には傾動範囲を規制する図示
しないストッパが設けられている。
る。パトローネ保持ケース26は第４図に示すように、フ
イルム供給室24内に回動軸30を中心としてカメラ背面側
に傾動可能にに配設されている。フイルム供給室24の底
部には巻き戻しフォーク32がフイルム駆動軸31に設けら
れ、フイルム駆動軸31は第５図のギア機構によって回動
駆動される。裏蓋28はカメラ本体22下端にカメラ本体10
の背面に沿って平行に配設された裏蓋軸36によって軸支
されている。また、裏蓋28には傾動範囲を規制する図示
しないストッパが設けられている。
パトローネ保持ケース26の底部には、カメラ本体22に
配設された巻き戻しフォーク32を導く孔26Bが穿設され
る。巻き戻しフォーク32は、第６図に示すように内蔵さ
れたばね32Aによって上下動可能になっている。巻き戻
しフォーク32はパトローネ保持ケース26が供給室24の所
定位置に収納された時点で、パトローネ34の巻き取り軸
34Aの下側と嵌合する。フイルム駆動軸31には第５図の
ギア機構を介して，巻き戻し時の駆動力が伝達され、フ
イルムの巻き戻しが行われる。
配設された巻き戻しフォーク32を導く孔26Bが穿設され
る。巻き戻しフォーク32は、第６図に示すように内蔵さ
れたばね32Aによって上下動可能になっている。巻き戻
しフォーク32はパトローネ保持ケース26が供給室24の所
定位置に収納された時点で、パトローネ34の巻き取り軸
34Aの下側と嵌合する。フイルム駆動軸31には第５図の
ギア機構を介して，巻き戻し時の駆動力が伝達され、フ
イルムの巻き戻しが行われる。
第７図はパトローネ34、回動軸30並びに巻き戻しフォ
ーク32との位置関係の説明図である。裏蓋28を閉めたと
き、パトローネ保持ケース26内のフイルム巻き取り軸34
Aと、巻き戻しフォーク32とがスムーズに嵌合するた
め、回動軸30の位置は次のように設定される。
ーク32との位置関係の説明図である。裏蓋28を閉めたと
き、パトローネ保持ケース26内のフイルム巻き取り軸34
Aと、巻き戻しフォーク32とがスムーズに嵌合するた
め、回動軸30の位置は次のように設定される。
パトローネ34の回転中心の位置は、巻き戻しフォーク
32の外径最遠点Ａと、フイルム巻き取り軸34A下端の内
径最遠点Ｂとを結ぶ線分を垂直二等分した線分Ｘ上にあ
る。この線分Ｘ上のフイルム巻き取り軸34A下端の内径
最近点Ｃの軌跡が巻き戻しフォーク32と干渉しない位置
を回動軸30の位置に設定する。これにより、パトローネ
保持ケース26を供給室24内に収納するとき、巻き戻しフ
ォーク32はパトローネ保持ケース26底部の導入孔26Bか
らスムーズにフイルム巻き取り軸34Aと嵌合し、フイル
ムの装填を容易に行うことができる。また、回動軸30の
位置は、できるだけＹ方向に位置させた方がカメラの高
さを低くすることができるが、遮光のし易さや他の条件
等も考慮した上で位置を決定する。
32の外径最遠点Ａと、フイルム巻き取り軸34A下端の内
径最遠点Ｂとを結ぶ線分を垂直二等分した線分Ｘ上にあ
る。この線分Ｘ上のフイルム巻き取り軸34A下端の内径
最近点Ｃの軌跡が巻き戻しフォーク32と干渉しない位置
を回動軸30の位置に設定する。これにより、パトローネ
保持ケース26を供給室24内に収納するとき、巻き戻しフ
ォーク32はパトローネ保持ケース26底部の導入孔26Bか
らスムーズにフイルム巻き取り軸34Aと嵌合し、フイル
ムの装填を容易に行うことができる。また、回動軸30の
位置は、できるだけＹ方向に位置させた方がカメラの高
さを低くすることができるが、遮光のし易さや他の条件
等も考慮した上で位置を決定する。
前記の如く構成した本発明に係るカメラのフイルム装
填装置の作用は以下の通りである。カメラにフイルムを
装填する際、先ず、パトローネ保持ケース26を開放し、
第１図に示すようにフイルムパトローネ34をパトローネ
保持ケース26内に挿入するとともに、フイルムタング21
をスリット26Aに挿入する。次いで、パトローネ保持ケ
ース26をカメラ本体22側に押圧してカメラ本体22側に閉
じる。このとき、フォーク32は裏蓋28をフイルム供給室
24内に収納する過程で導入孔26Bを貫通してフイルム巻
き取り軸34A下端と嵌合するため、第12図、第13図の従
来例のように傘歯車のような連結機構を設ける必要がな
く、フイルム駆動軸31を含む駆動機構の構造を簡単化す
ることができる。このため、カメラ底部のコンパクト化
を図ることができる。
填装置の作用は以下の通りである。カメラにフイルムを
装填する際、先ず、パトローネ保持ケース26を開放し、
第１図に示すようにフイルムパトローネ34をパトローネ
保持ケース26内に挿入するとともに、フイルムタング21
をスリット26Aに挿入する。次いで、パトローネ保持ケ
ース26をカメラ本体22側に押圧してカメラ本体22側に閉
じる。このとき、フォーク32は裏蓋28をフイルム供給室
24内に収納する過程で導入孔26Bを貫通してフイルム巻
き取り軸34A下端と嵌合するため、第12図、第13図の従
来例のように傘歯車のような連結機構を設ける必要がな
く、フイルム駆動軸31を含む駆動機構の構造を簡単化す
ることができる。このため、カメラ底部のコンパクト化
を図ることができる。
第８図は、第９図（Ａ）乃至第９図（Ｃ）は、フイル
ムタング21が上方に傾いているときのフイルム装填時の
様子を示した説明図である。第８図において、フイルム
タング21が上方に傾いているときは、第９図（Ａ）乃至
第９図（Ｃ）に示すように、パトローネ保持ケース26が
フイルム供給室24内に収納される過程で、フイルム上端
位置規制部材17がフイルムタング21の上端21Bに当接
し、上端21Bを下方に修正する。
ムタング21が上方に傾いているときのフイルム装填時の
様子を示した説明図である。第８図において、フイルム
タング21が上方に傾いているときは、第９図（Ａ）乃至
第９図（Ｃ）に示すように、パトローネ保持ケース26が
フイルム供給室24内に収納される過程で、フイルム上端
位置規制部材17がフイルムタング21の上端21Bに当接
し、上端21Bを下方に修正する。
第10図、第11図（Ａ）及び第11図（Ｂ）は、フイルム
タング21が下方に傾いているときの装填時の様子を示し
た説明図である。第10図の場合は、第11図（Ａ）に示す
ように、パトローネ34を保持ケース26に挿入すると、フ
イルムタング21の下端21Aがフイルムタング規制部材23
の先端23Aと当接し、フイルムタング21は上方に修正さ
れる。第11図（Ｂ）に示すように、フイルムタング規制
部材23は保持ケース26が収納された時点で、フイルム供
給室24内の突起38と当接することにより、ばね33の付勢
力に抗して時計方向に回動し、スリット26Aから退避
し、以後のフイルムの通過を妨げない状態となる。従っ
て、撮影者は装填時にフイルムタング21の状態に注意を
払う必要がない。
タング21が下方に傾いているときの装填時の様子を示し
た説明図である。第10図の場合は、第11図（Ａ）に示す
ように、パトローネ34を保持ケース26に挿入すると、フ
イルムタング21の下端21Aがフイルムタング規制部材23
の先端23Aと当接し、フイルムタング21は上方に修正さ
れる。第11図（Ｂ）に示すように、フイルムタング規制
部材23は保持ケース26が収納された時点で、フイルム供
給室24内の突起38と当接することにより、ばね33の付勢
力に抗して時計方向に回動し、スリット26Aから退避
し、以後のフイルムの通過を妨げない状態となる。従っ
て、撮影者は装填時にフイルムタング21の状態に注意を
払う必要がない。
更に、フイルムを装填した時点でフォーク32がフイル
ム巻き取り軸34Aと完全に嵌合しなくともフイルム駆動
軸31に内蔵されたばね32Aによってフォーク32が下方へ
移動するので、パトローネ34をパトローネ保持ケース26
内の所定位置に挿入することができる。そして、フイル
ムの給送によってフイルム巻き取り軸34Aが回転すれ
ば、フォーク32が上昇しながらフイルム巻き取り軸34A
下端と嵌合する。
ム巻き取り軸34Aと完全に嵌合しなくともフイルム駆動
軸31に内蔵されたばね32Aによってフォーク32が下方へ
移動するので、パトローネ34をパトローネ保持ケース26
内の所定位置に挿入することができる。そして、フイル
ムの給送によってフイルム巻き取り軸34Aが回転すれ
ば、フォーク32が上昇しながらフイルム巻き取り軸34A
下端と嵌合する。
尚、本実施例ではフイルムタング21先端が斜めにカッ
トされるとともにパトローネ34のポート部から少量だけ
露出しているフイルムを使用しているが、従来のフイル
ムを撮影者が斜めにカットし、且つパトローネ内に巻き
戻して使用することも可能である。
トされるとともにパトローネ34のポート部から少量だけ
露出しているフイルムを使用しているが、従来のフイル
ムを撮影者が斜めにカットし、且つパトローネ内に巻き
戻して使用することも可能である。
以上説明したように本発明に係るカメラのフイルム装
填装置によれば、パトローネ保持ケースをカメラ背面か
らカメラ本体内に収納させるようにし、フイルム駆動軸
等のフイルム駆動系をカメラ本体側に配置し、ている。
従って、パトローネ保持ケース底面にフイルムの巻き戻
しを行うためのフイルム駆動軸等のフイルム駆動系を設
けないので、構成が簡単になり、コンパクト化が図られ
る。
填装置によれば、パトローネ保持ケースをカメラ背面か
らカメラ本体内に収納させるようにし、フイルム駆動軸
等のフイルム駆動系をカメラ本体側に配置し、ている。
従って、パトローネ保持ケース底面にフイルムの巻き戻
しを行うためのフイルム駆動軸等のフイルム駆動系を設
けないので、構成が簡単になり、コンパクト化が図られ
る。
第１図は本発明に係るカメラのフイルム装填装置が適用
されたカメラの概略を示した斜視図、第２図はパトロー
ネ保持ケースと裏蓋との関係を示した分解斜視図、第３
図はパトローネ保持ケースと裏蓋をフイルム供給室側か
ら見た場合を示す斜視図、第４図はフイルム装填装置の
側面を示した断面図、第５図はフイルム駆動ギア機構の
概略斜視図、第６図はフイルム駆動軸の構造を示す断面
図、第７図はパトローネ、回動軸並びに巻き戻しフォー
クとの位置関係の説明図、第８図はフイルムタングが上
方に向いている場合を示した正面図、第９図（Ａ）乃至
第９図（Ｃ）はフイルムタングが上方に向いているとき
の装填時の様子を示した説明図、第10図はフイルムタン
グが下方に向いている場合を示した正面図、第11図
（Ａ）及び第11図（Ｂ）はフイルムタングが下方へ向い
ているときの装填時の様子を示した説明図、第12図は従
来のフイルムパトローネ装着装置が適用されたカメラの
要部斜視図、第13図は従来のフイルムパトローネ装着装
置の要部斜視図である。 24……フイルム供給室、26……パトローネ保持ケース、
26B……導入孔、28……裏蓋、30……回動軸、31……フ
イルム駆動軸、34……フイルムパトローネ、34A……フ
イルム巻き取り軸、36……裏蓋軸。
されたカメラの概略を示した斜視図、第２図はパトロー
ネ保持ケースと裏蓋との関係を示した分解斜視図、第３
図はパトローネ保持ケースと裏蓋をフイルム供給室側か
ら見た場合を示す斜視図、第４図はフイルム装填装置の
側面を示した断面図、第５図はフイルム駆動ギア機構の
概略斜視図、第６図はフイルム駆動軸の構造を示す断面
図、第７図はパトローネ、回動軸並びに巻き戻しフォー
クとの位置関係の説明図、第８図はフイルムタングが上
方に向いている場合を示した正面図、第９図（Ａ）乃至
第９図（Ｃ）はフイルムタングが上方に向いているとき
の装填時の様子を示した説明図、第10図はフイルムタン
グが下方に向いている場合を示した正面図、第11図
（Ａ）及び第11図（Ｂ）はフイルムタングが下方へ向い
ているときの装填時の様子を示した説明図、第12図は従
来のフイルムパトローネ装着装置が適用されたカメラの
要部斜視図、第13図は従来のフイルムパトローネ装着装
置の要部斜視図である。 24……フイルム供給室、26……パトローネ保持ケース、
26B……導入孔、28……裏蓋、30……回動軸、31……フ
イルム駆動軸、34……フイルムパトローネ、34A……フ
イルム巻き取り軸、36……裏蓋軸。
Claims (2)
- 【請求項１】フイルム給送方向に平行な回動軸を旋回中
心として、パトローネ保持ケースをカメラ背面からカメ
ラ本体に収納可能に配設し、該パトローネ保持ケースに
フイルムパトローネを挿入した後、該パトローネ保持ケ
ースをカメラ本体内に収納することによりフイルム装填
を行うカメラのフイルム装填装置において、 フイルムパトローネの巻き取り軸と嵌合するフイルム駆
動軸をカメラ本体内にカメラ上部に向けて配設すると共
に、前記パトローネ保持ケースの底部に前記フイルム駆
動軸が挿通可能な導入孔を形成し、フイルムパトローネ
を挿入したパトローネ保持ケースをカメラ本体に収納す
るときに前記フイルム駆動軸が、前記パトローネ保持ケ
ースに形成された前記導入孔を介してフイルムパトロー
ネの巻き取り軸に嵌合することを特徴とするカメラのフ
イルム装填装置。 - 【請求項２】前記パトローネ保持ケースをカメラ本体内
に収納したときに該パトローネ保持ケースを覆う裏蓋の
裏蓋軸と該パトローネ保持ケースの回動軸とを、カメラ
本体背面に沿って平行に配設したことを特徴とする請求
項（１）記載のカメラのフイルム装填装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1273470A JP2585814B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | カメラのフイルム装填装置 |
| US07/600,820 US5105211A (en) | 1989-10-20 | 1990-10-22 | Film loading apparatus for a camera |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1273470A JP2585814B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | カメラのフイルム装填装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03135536A JPH03135536A (ja) | 1991-06-10 |
| JP2585814B2 true JP2585814B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=17528366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1273470A Expired - Fee Related JP2585814B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | カメラのフイルム装填装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5105211A (ja) |
| JP (1) | JP2585814B2 (ja) |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0511335A (ja) * | 1990-09-11 | 1993-01-22 | Nikon Corp | パトローネ蓋を有するカメラ |
| US5422695A (en) * | 1992-08-25 | 1995-06-06 | Olympis Optical Co., Ltd. | Camera |
| US5481325A (en) * | 1993-04-07 | 1996-01-02 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Mechanism for locking cartridge compartment cover of camera |
| JPH0772538A (ja) * | 1993-09-01 | 1995-03-17 | Canon Inc | カメラ |
| US5546150A (en) * | 1993-09-14 | 1996-08-13 | Minolta Co., Ltd. | Apparatus provided with a movable cartridge casing |
| JP2801131B2 (ja) * | 1993-09-20 | 1998-09-21 | キヤノン株式会社 | カメラ及びフィルムカートリッジ装填装置 |
| US5453806A (en) * | 1994-01-13 | 1995-09-26 | Eastman Kodak Company | Camera with motorized film transport and alternative manual film rewind |
| US5432573A (en) * | 1994-04-14 | 1995-07-11 | Eastman Kodak Company | Camera with cartridge holder movable between open and closed positions and means for moving a film cartridge at least part way out of the cartridge holder |
| US5418587A (en) * | 1994-06-03 | 1995-05-23 | Eastman Kodak Company | Camera with deployable cartridge receiving chamber |
| US5530508A (en) | 1994-11-04 | 1996-06-25 | Eastman Kodak Company | Deployable camera chamber for receiving and centering a film cartridge |
| US5563672A (en) * | 1994-11-04 | 1996-10-08 | Eastman Kodak Company | Interlock mechanism for preventing deployment of film loading chamber of a camera |
| JPH08304896A (ja) * | 1995-05-02 | 1996-11-22 | Asahi Optical Co Ltd | カメラ |
| US5854954A (en) * | 1995-07-18 | 1998-12-29 | Eastman Kodak Company | Light tight chamber with closure and sensor for position of closure and cassette in chamber |
| US5666575A (en) * | 1996-02-28 | 1997-09-09 | Eastman Kodak Company | Cartridge status indicator |
| JP3591616B2 (ja) * | 1997-05-23 | 2004-11-24 | ノーリツ鋼機株式会社 | カートリッジ装填機構 |
| US6317568B1 (en) | 1999-08-10 | 2001-11-13 | Eastman Kodak Company | Camera with film winder retractable to facilitate film loading |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6262330A (ja) * | 1985-09-12 | 1987-03-19 | ノキア・ウンターハルトゥンクスエレクトロニーク（ドイチュラント）ゲーエムベーハー | 液晶表示装置の製造方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56115147U (ja) * | 1980-02-01 | 1981-09-04 | ||
| JPS60130433U (ja) * | 1984-02-13 | 1985-08-31 | キヤノン株式会社 | パトロ−ネ収納室の構造 |
| JPS60130434U (ja) * | 1984-02-13 | 1985-08-31 | キヤノン株式会社 | パトロ−ネ在否検出装置 |
| DE3532486A1 (de) * | 1985-09-12 | 1987-03-19 | Standard Elektrik Lorenz Ag | Fluessigkristallanzeige |
-
1989
- 1989-10-20 JP JP1273470A patent/JP2585814B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-10-22 US US07/600,820 patent/US5105211A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6262330A (ja) * | 1985-09-12 | 1987-03-19 | ノキア・ウンターハルトゥンクスエレクトロニーク（ドイチュラント）ゲーエムベーハー | 液晶表示装置の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5105211A (en) | 1992-04-14 |
| JPH03135536A (ja) | 1991-06-10 |
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