JP3591616B2 - カートリッジ装填機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真フィルム用のカートリッジ装填機構に関し、特に、写真焼付装置のフィルム搬送ユニットに適した装填機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる従来技術として、特開平7−295073号公報に開示されているカートリッジ装填機構がある。この機構は、装填用開口と取出し用開口を有するカートリッジホルダーと、カートリッジを取出し用開口側で係止する係止部材とを備え、第1のカートリッジが装填された状態で、装填用開口から第2のカートリッジを押し込むように装填させると、第1のカートリッジに対する係止部材の係止を解除し、更に、第2のカートリッジの押し込みで第1のカートリッジが押し出され、次いで、第2のカートリッジを係止部材により係止するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記カートリッジ装填機構は、カメラに適した構造であるが、カートリッジホルダーに係止部材とこの係止部材に関連した部品を設けているため、部品点数が増えてしまうという欠点があった。又、カートリッジを装填していく過程で、カートリッジとカートリッジのスプールに嵌合されるべき支持軸とが干渉しないような工夫をする必要があるが、上記従来技術では、カートリッジホルダーをロック及びロック解除するための機構(支持軸を退避させておくための退避レバー、退避連動レバー等)が複雑となると言う欠点もあった。
【0004】
本発明は上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、従来技術に比べて構成を簡素化したカートリッジ装填機構を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るカートリッジ装填機構の特徴構成は、写真フィルム用のカートリッジが保持される保持部を備えたカートリッジホルダーと、前記カートリッジを前記保持部に対して脱着可能にする脱着位置と、この脱着位置とは異なる非脱着位置との間を移動可能なように、前記カートリッジホルダーを支持すると共に、前記非脱着位置において前記カートリッジホルダーを支持した状態で、前記カートリッジの写真フィルム引出し口が写真フィルムの搬送経路と合致しない第1位置と、前記写真フィルム引出し口が前記搬送経路と合致する第2位置との間を移動可能に構成されたホルダー支持体と前記ホルダー支持体を前記第1位置から前記第2位置へ向かう方向へ付勢する支持体付勢手段と、前記ホルダー支持体の前記第1位置から前記第2位置への移動を阻止するストッパーとを備え、前記カートリッジホルダーの前記脱着位置から前記非脱着位置への移動に関連して、前記ホルダー支持体が前記第1位置から前記第2位置へと移動するように構成されると共に、前記カートリッジホルダーの前記脱着位置から前記非脱着位置への移動過程において、前記ストッパーを解除させ、前記ストッパーの解除に先立ち、前記ホルダー支持体を前記第2位置から第1位置へ向かう方向に移動させるように構成されている点にある。
【0006】
これによると、カートリッジを装填するときの操作方法は、まず、脱着位置にあるカートリッジホルダーに対してカートリッジを挿入し、次にカートリッジホルダーを脱着位置から非脱着位置へと移動させる。この移動に連動して、ホルダー支持体を第1位置から第2位置へと移動させる。この第2位置とは、カートリッジから写真フィルムを引き出して、焼付け露光などの写真フィルムに対する所定の処理を行うための位置である。このホルダー支持体の移動開始のタイミングは、カートリッジホルダーの非脱着位置への移動が完了した時点又は完了する直前が好ましい。ホルダー支持体の第1位置から第2位置への移動により、カートリッジのスプールに支持軸を挿入させることができる。従って、カートリッジホルダーの脱着位置から非脱着位置への移動過程において、支持軸が干渉すると言うことはない。
このように、カートリッジホルダーにはカートリッジを挿入するだけでよく、カートリッジを係止させておく機構やカートリッジの装填動作に連動して支持軸を移動させると言う機構を必ずしも必要としないので、カートリッジ装填機構をより簡素にすることができ
【0008】
また、カートリッジホルダーを非脱着位置へ移動させることにより、ホルダー支持体の移動を阻止しているストッパーを解除させ、支持体付勢手段の付勢力により、ホルダー支持体を第1位置から第2位置へと移動させる。第2位置においては、カートリッジへの支持軸の挿入がされており、又、カートリッジの写真フィルム引出し口が搬送経路と合致しているので、カートリッジから写真フィルムを引き出すことができる。
従って、カートリッジをカートリッジホルダーに保持させた後は、カートリッジホルダーを着脱位置から非脱着位置へ移動させると言う簡単な操作により、カートリッジの装填が完了し、使い勝手が優れたカートリッジ装填機構とすることができ
【0009】
ストッパーは、ホルダー支持体の第1位置から第2位置への移動しようとするのを阻止しており、ストッパーが阻止状態を維持しているときは、ストッパーとホルダー支持体とが当接した状態にある。従って、ストッパーを解除するには、当接部に作用している摩擦力に抗してストッパーを動かさなければならず、摩擦力が大きければストッパーを解除するために要する力も大きくなってしまうという問題がある。そこで、ホルダー支持体を逆に第2位置から第1位置へ向かう方向に強制的に移動させてやることで、上記摩擦力の影響をほとんどなくすことができ、ストッパーの解除がやりやすくなると言う利点がある。その結果、カートリッジの装填作業性が向上する。
このように、本発明に係るカートリッジ装填機構の特徴構成によって、従来技術に比べて構成を簡素化すると共に、使い勝手にも優れたカートリッジ装填機構を提供することができる。
【0010】
本発明の好適な実施形態として、前記ストッパーの解除に先立つ移動は、前記カートリッジホルダーと前記ホルダー支持体とに設けられたカム機構により行われるものがあげられる。
このように、カートリッジホルダーとホルダー支持体とで構成されるカム機構を利用するので、専用の部材を設ける必要がない。従って、カートリッジ装填機構のコストを上げずに済む。
【0011】
本発明の好適な実施形態として、前記ストッパーの解除は前記カートリッジホルダーを構成する部材により直接行われるものがあげられる。
つまり、ストッパーの解除のための専用の部材を設ける必要がないので、カートリッジ装填機構のコストを上げずに済む。
【0012】
本発明の好適な実施形態として、前記カートリッジホルダーを前記非脱着位置から前記脱着位置へと向かう方向に付勢するホルダー付勢手段と、前記ホルダー支持体が第2位置にあるときに前記カートリッジホルダーの前記脱着位置への移動を阻止する阻止部材とを備えているものがあげられる。
この構成によると、カートリッジを装填するときは、脱着位置にあるカートリッジホルダーにカートリッジを装填し、カートリッジホルダーをホルダー付勢手段の付勢力に抗して脱着位置から非脱着位置へと移動させる。そして、この非脱着位置への移動に関連して、カートリッジホルダーは第1位置から第2位置へと移動し、阻止部材によりカートリッジホルダーの脱着位置への移動が阻止される。又、カートリッジを取り出すときは、阻止部材による阻止状態を解除すれば、ホルダー付勢手段の付勢力により、カートリッジホルダーは脱着位置へと移動する。従って、カートリッジの脱着作業がやり易くなるのである。
【0013】
本発明の好適な実施形態として、前記カートリッジホルダーは前記ホルダー支持体に対して所定の軸芯周りに回動可能に支持され、前記脱着位置において前記カートリッジホルダーの回動位置を規制する回動規制部材を設けたものがあげられる。
更に好ましくは、前記回動規制部材による規制位置を調整可能に構成することである。
これによると、カートリッジホルダーはホルダー付勢手段により、非脱着位置から脱着位置へと向かう方向に付勢されているが、回動規制部材を設けることにより、カートリッジホルダーを特定の脱着位置に安定させることができる。
更に、回動規制部材による規制位置を調整可能にすることにより、脱着位置を変えることができる。つまり、カートリッジの装填作業を行う作業者の好みに応じて脱着位置を決められるので、より作業性を向上させることができる。
【0014】
本発明の好適な実施形態として、前記カートリッジに設けられているスプールの一端側を支持する支持軸と、この支持軸が取り付けられる支持軸支持体とが備えられ、前記ホルダー支持体の前記第1位置から前記第2位置への移動に連動して、前記支持軸が前記スプールを支持する方向へと前記支持軸支持体が移動するように構成されているものがあげられる。
これによると、ホルダー支持体のみならず支持軸支持体も移動するようになっており、ホルダー支持体が第1位置から第2位置へ移動する量を少なくすることができる。
具体的な構成としては、前記ホルダー支持体に一体的に設けられた第1ラックギヤと、前記支持軸支持体に一体的に設けられた第2ラックギヤと、前記第1ラックギヤと前記第2ラックギヤの双方に噛み合うピニオンギヤとにより行うことができる。
これによれば、駆動源としてはホルダー支持体又は支持軸支持体に対して連結すればよく、支持体夫々に対して駆動源を設ける必要がないので、カートリッジ装填機構の構成を簡単にすることができた。
【0015】
本発明の好適な実施形態として、前記ホルダー支持体を前記第2位置から前記第1位置へと復帰させる復帰部材を設けたものがあげられる。
復帰部材を操作することにより、ホルダー支持体を第2位置から第1位置へと移動させ、更に、カートリッジホルダーを脱着位置へと移動させることにより、カートリッジの脱着を行うことができる。
【0016】
前記復帰部材による復帰は、前記ホルダー支持体と前記復帰部材とで構成されるカム機構により行うことができる。つまり、復帰部材により直接ホルダー支持体を移動させる構成であるから、構成を簡単にすることができた。又、復帰部材による操作を行うだけで復帰が出来るので操作性が優れている。
【0017】
更に、本発明の好適な実施形態として、前記カートリッジホルダーに、カートリッジが外部から視認できる開口部を設けることにより、カートリッジホルダーにカートリッジが装填されているか否かを直ちに確認できるので便利である。又、フィルム搬送ユニット内で写真フィルムのジャムが発生した場合でもカートリッジを取り出すことができると言う利点も生じる。
【0018】
本発明のその他の特徴と利点は、以下の図面を用いた実施形態の説明から明らかにされるだろう。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態を、図を基に説明する。
写真焼付装置1は、図1に示すように、写真フィルム(以下、単にフィルムという。)2の画像情報を印画紙3に投影露光する露光部13と、露光済の印画紙3を現像する現像処理部14と、各部の作動を制御するコントローラ15とからなる。コントローラ15には各種の制御指示を入力するための操作卓16と不図示のスキャナ部にて読み取った画像情報等を表示するモニタ17とが接続されている。
【0020】
焼き付けようとするフィルム2が、露光部13に挿入されると、フィルム2の画像情報を各駒毎に読み取り、その画像情報はコントローラ15に送られる。コントローラ15は、読み取られたフィルム2の画像情報に基づいて、各駒毎の露光条件を決定する。そして、その決定した露光条件によって印画紙3に投影露光した際に得られるであろう画像をシミュレートしてモニタ17に表示する。
【0021】
写真焼付装置1の操作者は、モニタ17の表示をみて、適正な画像が得られていなければ、操作卓16から決定した露光条件の修正指示を入力でき、コントローラ15は、その修正指示に基づいて露光条件を修正して最終的な露光条件を決定する。そしてその決定した露光条件に基づいて、露光部13の各部の作動を制御して、印画紙マガジン4から引き出された印画紙3にフィルム2の画像情報を投影露光する。
露光の終了した印画紙3は、現像処理部14に搬送されて現像処理され、フィルム2の各駒に対応して一枚づつ切断した状態で排出される。
【0022】
以下、各部の構成について説明する。
露光部13には、フィルム2の搬送及び位置決めをするフィルム搬送ユニット5、露光用光源6、露光用光路に黄、マゼンタ、シアンの各フィルタが出退することにより露光用光源6からの照射光の色バランスを調整する調光フィルタ7、調光フィルタ7にて色バランスを調整した光を均一に混色するミラートンネル8、フィルム2の画像情報を印画紙3上に結像する焼付用レンズ9、シャッター10、印画紙3を搬送する搬送ローラ11、及び、搬送ローラ11を駆動するモータ12が備えられている。
調光フィルタ7及びシャッター10はコントローラ15に制御され、コントローラ15が決定した露光条件に応じて、調光フィルタ7の各フィルタの位置、及び、シャッター10の開放時間つまり露光時間が制御される。
又、モータ12は、コントローラ15の制御によって、印画紙3を駒送りの状態で搬送する。
【0023】
現像処理部14には、図示を省略するが、露光済の印画紙3を現像処理するための複数の処理液を充填した複数の処理タンクと、現像処理の終了した印画紙3を各駒毎に切断するカッタとが備えられている。
【0024】
フィルム2について、図2で説明する。ここで説明するフィルム2は、いわゆる先進写真システムで利用されるものであり、コマが写し込まれる画像領域2aと、画像領域2aの上下に設けられる磁気トラック(磁気記録面)2bと、パーフォレーション2cとからなる。フィルム2は、通常はカートリッジ18に収納されており、フィルム引き出し部18aはライトロック19(図3参照)により遮光されている。ライトロック開閉穴21に駆動軸を差し込んでライトロック19を開き、その後スプール20を駆動することによりフィルム2を引き出すことができる。
【0025】
図3は、フィルム搬送ユニット5の構成を模式的に示す断面図である。
搬送経路に沿って、駆動ローラ24,25,26と圧着ローラ27,28,29が設けられる。巻取り部31が搬送経路の最も下流側に設けられ、カートリッジ18から引き出されたフィルム2を巻取りスプール32に巻取る。光センサ30は発光部30aと受光部30bとからなり、フィルム2の光学データを検出する。ネガマスク33は、フィルム2の画像領域2aのうち印画紙3に焼き付ける領域を規定する開口33aを有する。
又、図4に示されるように、フィルム2の磁気トラック2bに沿って、読み取り用磁気ヘッド34、書き込み用磁気ヘッド35、読み取り用磁気ヘッド36、ダミーヘッド37が配置されている。ダミーヘッド37は、磁気トラック2b上のほこりを除去するためのものであり、これにより磁気ヘッド36による読み取り精度を改善しようとするものである。又、磁気ヘッド34,35,36に対向してバブルスプリング57,57が設けられており、これにより磁気ヘッド34,35,36と磁気トラック2bとの接触を確実なものとしている。
【0026】
[フィルム搬送ユニットの構成]
次に、露光部13に備えられたフィルム搬送ユニット5の構成を説明する。
フィルム搬送ユニット5は、一対の枠体である上部ユニット40と下部ユニット41とを軸42周りに枢支連結した構成としてあり、バネ43により開き側に付勢されている。
上部ユニット40と下部ユニット41とが開いている状態を図5に示し、下部ユニット41の平面図を図6に示す。
【0027】
駆動ローラ24,25,26が、フィルム2を搬送するために設けられる。フィルム2の画像面通過予定箇所を窪ませて、下部ガイド49を形成し、フィルム2の左右両端部を案内支持する。モータ52は、駆動ローラ24,25,26をベルト51を介して駆動する。更に図3のところで説明した、光センサ30とネガマスク33が備えられている。
【0028】
磁気ヘッド装置44は、先に説明した磁気ヘッド34,35,36とダミーヘッド37とを備えており、フィルム2の磁気トラック2bに磁気記録された情報を読み取ったり書き込んだりする。磁気ヘッド装置44の構成の詳細は省略する。
下部クリーニングベルト46とファン48とは、フィルム面上のゴミを除去する除塵装置として機能する。又、駆動モーター52は、不図示の伝達機構を介して下部クリーニングベルト46を駆動する。
【0029】
カートリッジ装填部55には、支軸57周りに回動可能なカートリッジホルダ56と、カートリッジホルダ56を開き方向に付勢するホルダー付勢バネ63と、スプール支持軸59と、ライトロック駆動軸70とを備えている。カートリッジホルダ56には、カートリッジ18を保持する保持部56aが形成されている。
【0030】
上部ユニット40の詳細は、図5に示される。フィルム2の画像面通過予定箇所を窪ませて、上部ガイド50が設けられ、上記の下部ガイド49と共にフィルム2の左右両端部を支持案内する。圧着ローラ27,28,29は、上部ユニット40と下部ユニット41とが閉じている状態において夫々駆動ローラ24,25,26と相対する位置に設置される。光センサ30の発光部30aと相対する位置に、受光部30bが設けられる。又、下部クリーニングベルト46と相対する位置に上部クリーニングベルト47が設けられる。この上部クリーニングベルト47は、不図示のモーターと伝達機構により駆動される。
【0031】
上部ユニット40と下部ユニット41とは、係合部45により係合される。係合部45は、下部ユニット41に設けられた引っかけ部45aと、上部ユニット40に設けられた爪部45bにより構成される。
【0032】
[カートリッジ装填部(装填機構)の構成]
図7は、カートリッジ装填部(装填機構)55の概略構成を示す斜視図である。ここでは、全体の概要を説明するため、一部の部材が図示されている。
カートリッジ装填部55は、カートリッジホルダー56と、カートリッジホルダー56を支軸57周りに回動可能に支持するホルダー支持体58と、スプール支持軸59が支持される支持軸支持体60と、ホルダー支持体58の矢印C方向への移動を阻止するストッパー61と、ホルダー支持体58を矢印C方向に付勢するホルダー支持体付勢バネ62と、カートリッジホルダー56を支軸57の反時計周り(図7の矢印D方向)に付勢するホルダー付勢バネ63とを備えている。
【0033】
カートリッジホルダー56には、スイング角調整ボス64が取り付けられており、カートリッジホルダー56の位置を調整できるようにしている。ボス64の取付位置やボス64の大きさを変えることで調整が可能である。ホルダー支持体58は、ブロック65とストッパプレート66とを備えており、これらはネジ67により一体的に結合されている。ネジ67の取付部は長穴にして、ブロック65に対するストッパプレート66の取付位置を調整可能とするのが好ましい。ストッパプレート66には、ラックギヤ66aが形成されている。又、ストッパプレート66の端面66bはストッパ61の当接面61aと当接しており、ホルダー支持体58がバネ62により矢印C方向に移動しようとするのを阻止している。
カートリッジホルダー56は上部が大きく開口しており、カートリッジ18を装填完了した状態でもカートリッジ18の存在を視認できるようになっている。
【0034】
支持軸支持体60は、ブロック68とラックギヤ69とを備えており、両者は一体的に結合されている。ブロック68には、スプール支持軸59の他、ライトロック駆動軸70も設けられている。ラックギヤ69,66aの双方に噛み合うピニオンギヤ71が設けられており、これによりホルダー支持体58が矢印C方向への移動に連動して支持軸支持体60が矢印Cとは逆の矢印E方向に移動するように構成されている。
ブロック65の側部にはピン72が設けられ、更にピンの外周にカラー73が嵌挿されている。
【0035】
復帰ボタン74は、ストッパ61による移動阻止状態を解除されて図7の矢印C方向に移動完了したホルダー支持体58を元の移動阻止状態に復帰させるためのものである。復帰ボタン74は、略三角形状のカム部74aと、ボタン戻しバネ75が作用する突起部74bとを備えている。カラー73がカム部74aに入り込み、これらによりカム機構が構成されている。復帰ボタン74の更に外側にはボタンカバー76がベース77に対して固定して取り付けられている。
【0036】
図7のカートリッジホルダー56の状態は、カートリッジを装着(図7の▲1▼)又は取出し可能な着脱位置である。カートリッジ18を装着してカートリッジホルダー56を矢印▲2▼の方向に移動させると、写真フィルムをカートリッジ18から引出し可能にする非脱着位置となる。
図7のホルダー支持体58の状態は、ストッパー61が作用しており、カートリッジ18の写真フィルム引出し口が写真フィルムの搬送経路と合致しない第1位置である。ストッパー61が解除されると、写真フィルム引出し口が搬送経路と合致する第2位置へと移動する。
【0037】
更に、各部の構成について順次詳しく説明していく。
図8は、カートリッジ装填部55の平面図であり、図5及び図6で示される搬送経路でもある下部ガイド49がほぼ中央に示されている。図9は、図8の矢視Dである。図10は、図8のIV−IV断面図である。この図8及び図9及び図10は、カートリッジ18の装着が完了したときの状態、即ち、カートリッジホルダー56が非脱着位置でかつホルダー支持体58が第2位置を示している。
【0038】
カートリッジホルダー56は、カートリッジ18が保持される保持部56aと、ストッパー61の上部に位置しストッパー61を解除作動させるストッパー解除部56bとを備えている。カートリッジホルダー56は、支軸57周り、即ち、図8のY軸(図12参照)周りに回動可能に支持されている。ブロック68に取り付けられているスプール支持軸59に向かい合ってスプール駆動軸78がブロック65に取り付けられている。これら軸59,78を結ぶ線Xがカートリッジ18の中心線(スプール軸)である。
【0039】
次に図11も利用してカートリッジ18のスプール20の支持機構を説明する。図11は、図8のスプール軸Xにおける断面図である。
スプール支持軸59は単にカートリッジ18のスプールを支持するだけであるが、スプール駆動軸78はスプールを駆動しカートリッジ18からフィルムを引き出したり、フィルムを巻き戻したりする。
スプールを駆動するための駆動モータ79がモータ取付台板81によりベース77に固定されており(図8参照)、モータの軸に取り付けられたモータギヤ80a及びギヤ80b,80c,80d,80eよりなるギヤ列(図8,図11参照)により、駆動力がスプール駆動軸78に伝達される。なお、ギヤ80eは、スプール支持軸78に一体的に結合されている。駆動モータ79の周囲にはモータカバー82が設けられている(図10,図11参照)。
先に説明したホルダー支持体付勢バネ62は、その一端部がブロック65に形成された収納凹部65aに収納され、他端部は台板83と接触している(図10参照)。台板83は、モータ取付台板81とネジにより結合されている。
【0040】
図12のように、ホルダー支持体58と支持軸支持体60とは共通のガイド軸85によりガイドをされている。図12〜14により、ラックギヤ66a,69とピニオンギヤ71の構成を説明する。図14には、図10には示されていないピニオンギヤ71の上部の構造が表されている。
ここで、図12は図8の平面図において、ラックギヤ機構が分かりやすいように一部を破断した図である。図13は、図8のV−V断面図である。図13は図12のVI−VI断面図である。
【0041】
ピニオンギヤ71はピニオンギヤ支持軸86周りに回転自在に支持されている。この支持軸86は、第1ギヤブロック87に支持されており、更にこの第1ギヤブロック87は2本のネジ88a,88bによりベース77に対して取り付けられている。
第1ギヤブロック87の上側には更に第2ギヤブロック89がネジ90により取り付けられ(図14参照)、この第2ギヤブロック89は第1側部89aと第2側部89bとを備えている。第2側部89bには突起89cが形成されており(図13参照)、これがカートリッジホルダー56に形成された係合溝56cに係合し、これによりカートリッジホルダー56がホルダー付勢バネ63により戻ろうとするのを阻止している。
【0042】
ストッパー61は、第2ギヤブロック89の一端部においてストッパー支持軸91に回動自在に支持されている。ストッパー61はストッパー付勢バネ92により図13の反時計方向に回動付勢されている。カートリッジホルダー56が図7に示されるような着脱位置にあるときは、ストッパー61は図13の一点鎖線の位置にある。カートリッジホルダー56を非脱着位置に移動させると、そのストッパー作動部56dにより、ストッパー61は時計方向に回動させられる。これにより、ホルダー支持体58は移動の阻止状態を解除され図7の矢印C方向に移動するようになっている。
【0043】
次に、カートリッジ18のライトロック19(図2参照)の駆動機構について図7と図15により説明する。図15は支持軸支持体60のブロック68をライトロック駆動軸70が設けられている面とは反対側からみた図である。
図7に示すように、支持軸支持体60にはライトロック駆動軸70が設けられており、これによりライトロックが開閉される。又、カートリッジホルダー56の駆動軸70と対向する位置に、ライトロック支持軸56dが設けられている(図11,図13参照)。
ライトロック19の駆動機構は、図8に示されるように、ベース77に取り付けられた駆動モータ93により駆動される。駆動モータ93の出力はギヤ94,95a,95b,95c,95dによりライトロック駆動軸70へと伝達される。ライトロック駆動軸70とギヤ95dとが同軸に設けられている。ギヤ94からギヤ95aへと伝達されるときに方向変換がされる。
【0044】
[フィルム搬送ユニットの作動説明]
カートリッジ装填機構の作動を説明する前に、フィルム搬送ユニット5の作動を簡単に説明する。
図5に示すように、フィルム搬送ユニット5を開いた状態にして、カートリッジ装填部55にカートリッジ18をセットする。その方法は、カートリッジホルダ56の保持部56aにカートリッジ18を保持させる。次に、ホルダー付勢バネ63の付勢力に抗してカートリッジホルダ55を閉じることにより、装填を完了する。
【0045】
次に、フィルム搬送ユニット5を閉じた状態とする。その後、所定のスタート信号により、ライトロック駆動軸70によりライトロック19が開いた状態となり、スプール20を駆動させることで、カートリッジ18からフィルム2が引き出される。引き出されたフィルム2は、駆動モーター52によって、図5または図6の矢印A方向に搬送される。又、フィルム2の引出し動作に同期して、上下のクリーニングベルト46,47が駆動される。
【0046】
引き出されたフィルム2は、まず、光センサー30の部分を通過し、ここでフィルム2に光学的に記録された情報を読み取る。次に、上下のクリーニングベルト46,47の間を通過し、フィルム2の幅方向全域にわたって除塵作用が行われる。これにより、フィルム2の特に画像領域2aの部分のゴミ等を除去する。除去されたゴミはファン48により、フィルム搬送ユニット5の外部へと運び去られる。
【0047】
上下のクリーニングベルト46,47を通過すると、磁気ヘッド装置44へとフィルム2は搬送される。そして読み取り用磁気ヘッド34,36により磁気データの読み取りが行われる。又、場合により書き込み用磁気ヘッド35により磁気データの書き込みがされる。読み取り用磁気ヘッド36の上流側にはダミーヘッド37が配置されているので、フィルム2の磁気トラック2b上のゴミ、特に、凝固した現像処理液をかきとるようにして除去する。このように、情報を読み取る直前でゴミ、凝固した現像処理液を除去しているので、情報読み取りの精度をあげることができる。
【0048】
フィルム2を図5の矢印A方向に搬送し、全てのコマ2aに対応する磁気記録された情報を読み取った後、一旦フィルム2を矢印B方向に搬送して巻戻す。そして、再びフィルム2を矢印A方向に搬送し、露光部13においてフィルム2の各コマ2aを焼付け露光する。フィルム2の焼付露光をする際には、フィルム2のコマ2aを開口33aに位置決め停止をさせて露光を行う。あるいは、図5の矢印B方向に巻戻しながら、焼付露光を行ってもよい。露光をする際の露光条件を決定するにあたり、先に読み取られた磁気データからの情報が利用される。
必要な焼付け露光が終了すると、フィルム2はすべてカートリッジ18内に巻戻しをされる。
【0049】
[カートリッジ装填部の作動説明]
次にカートリッジ装填部55の作動について図16〜図18を中心に詳細に説明する。
まず、図16は、カートリッジホルダー56が脱着位置にある状態を示す。この状態でカートリッジホルダー56はホルダー付勢バネ63により反時計周りに付勢されているがスイング角調整ボス64がブロック65に当接しており、これ以上の回動を阻止されている。
カートリッジ18を図7,図16の矢印▲1▼方向から保持部56aへと挿入する。挿入に当たってカートリッジ18のライトロック19がカートリッジホルダー56のライトロック支持軸56dと係合するようにする。
次に、カートリッジホルダー56を図7,16,17の矢印▲2▼方向に回動操作する。図17は回動操作が終了した瞬間の状態を示す。
【0050】
カートリッジホルダー56を回動させていく過程で、カートリッジホルダー56に一体形成されたカム部56eと第2ギヤブロック89に一体的に形成されたカム部(不図示)の作用により、カートリッジホルダー56が設けられたホルダー支持体58全体が、図16の矢印E方向にわずかに移動させられる。つまり、図16ではストッパー61の当接面61aとホルダー支持体58のストッパープレート66とは、ホルダー支持体付勢バネ62(図7参照)の付勢力により当接している。この状態でストッパー61を解除しようとすると、当接面61aにおける摩擦力に逆らって解除しなければならず、解除のための力がかなり必要となり、操作性がかなり落ちてしまう。しかしながら、上記のようにホルダー支持体58全体を矢印E方向にわずかに移動させることで、ストッパー61の当接面61aとホルダー支持体58のストッパープレート66とが離れる。この状態では、上記摩擦力の作用がないので、ストッパー61の解除が容易になる。
【0051】
ストッパー61の解除はカートリッジホルダー56のストッパー解除部56bの下面がストッパー61の上面を押すことで行われる(図13参照)。ストッパー61は図13の一点鎖線の位置から時計方向に回動させられる。
図17は、ストッパー61が解除された瞬間である。このときカートリッジ18のフィルム引出し口18aとフィルムの搬送経路は少しずれた状態(第1位置)にある。また、係合溝56cの中に第2ギヤブロック89の突起89cは係合していない状態でもある。又、カートリッジ18のスプール20とスプール駆動軸78とが係合する。
【0052】
図17の第1位置から、ホルダー支持体58とカートリッジホルダー56とはホルダー付勢バネ63の作用により矢印C方向に移動させられる。図20に示されるように、このホルダー支持体58の移動に連動して、ラックギヤ66a、ピニオンギヤ71、ラックギヤ69により、支持軸支持体60は矢印E方向に移動する。この図20は、これらギヤ66a,71,69の動きを説明するために平面展開をした模式図としている。上記移動により、カートリッジ18にスプール支持軸59とライトロック駆動軸70とが係合する。又、係合溝56cと突起89cとが係合し、カートリッジホルダー56が着脱位置に戻ろうとするのが阻止される。この状態は図18に示される。カートリッジ18のフィルム引出し口18aとフィルムの搬送経路は合致した状態にあり、フィルムを引き出すことが可能となる。そして、フィルム搬送ユニット5の上部ユニット40と下部ユニット41を閉じる(図5参照)。
【0053】
フィルムを引き出すときの動作は次の通りである。
まず、ライトロック駆動モータ93を起動しライトロック駆動軸70を駆動してライトロックを開き、フィルムを引き出せるようにする。次に、スプール駆動モータ79を起動してスプール駆動軸78を駆動させる。これにより、順次フィルムが引き出されていく。
所定の処理が終了すると、スプール駆動モータ79を逆方向に回転させて、フィルムをカートリッジ18に巻き戻す。フィルムが完全に巻き戻されたかどうかは、フィルム搬送ユニット5の光センサー30(図5,図6参照)により検知できる。即ち、光センサー30によりフィルムが検出されなくなって所定時間が経過したときに巻戻しが完了したものと判断できる。
【0054】
. カートリッジ18を取り外すときの手順は次の通りである。
まず、フィルム搬送ユニット5の上部ユニット40と下部ユニット41を開く(図5参照)。そして、図19に示すように復帰ボタン74を矢印G方向に押し下げる。復帰ボタン74に設けられたカム部74aにより、ピン72が移動させられ、従ってホルダー支持体58とカートリッジホルダー56とが矢印E方向に強制的に移動させられる。ピン72にはカラー73を嵌合しているので移動はスムーズに行われる。これにより、係合溝56cと突起89cとの係合状態が解除されてカートリッジホルダー56はホルダー付勢バネ63の作用により図のD方向(反時計周り)に回動させられる。その一方、ストッパー61はストッパー付勢バネ92の作用により、ホルダー支持体58の移動を阻止可能な状態に復帰する。復帰ボタン74から指を離すとボタン戻しバネ75の作用により元の位置に復帰する。
【0055】
ホルダー支持体付勢バネ62は、ホルダー支持体58を第1位置から第2位置へ向かう方向へ付勢する支持体付勢手段として機能する。
ホルダー付勢バネ63は、カートリッジホルダー56を非脱着位置から脱着位置へと向かう方向に付勢するホルダー付勢手段として機能する。
第2ギヤブロック89の突起89cは、ホルダー支持体58が第2位置にあるときにカートリッジホルダー56の脱着位置への移動を阻止する阻止部材として機能する。
スイング角調整ボス64、脱着位置においてカートリッジホルダー56の回動位置を規制する回動規制部材として機能する。
復帰ボタン74は、ホルダー支持体58を第2位置から第1位置へと復帰させる復帰部材として機能する。
【0056】
更に、本発明の別実施形態について説明する。
<1>本実施形態では、ホルダー支持体58と支持軸支持体60の双方が移動するように構成されているが、支持軸支持体60は固定してホルダー支持体58のみが移動するように構成してもよい。この場合は、実施形態のものに比べてホルダー支持体58の第1位置から第2位置への移動量が大きくなる。
<2>カートリッジホルダー56はホルダー支持体に回動可能に支持されているが、スライド移動可能に支持してもよい。一般的には、回動可能にする方が、操作性がよく構成も簡単になる。
<3>本発明で言うカートリッジとは広くフィルムを収納するための容器を意味し、APSシステムに用いられるカートリッジに限定されるものではない。例えば、135タイプの場合のパトローネも含まれる。この場合には、フィルム引出し口の部分でカートリッジの回転方向の位置決めが出来るようにカートリッジホルダーを構成すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真焼付装置の全体構成図
【図2】カートリッジから写真フィルムを引き出した状態を示す図
【図3】フィルム搬送ユニットの構成を模式的に示す断面図
【図4】写真フィルムと磁気ヘッドとの相対位置関係を示す図
【図5】フィルム搬送ユニットの外観斜視図
【図6】フィルム搬送ユニットの下部ユニットの平面図
【図7】カートリッジ装填部(装填機構)の概略構成を示す斜視図
【図8】カートリッジ装填部の平面図
【図9】図8の矢視Fで、カートリッジ装填部の側面図
【図10】図8のIV−IV断面図(ピニオンギヤ部の断面)
【図11】スプール軸に沿った断面図
【図12】8の平面図において、ラックギヤ機構が分かりやすいように一部を破断した図
【図13】図8のV−V断面図(ストッパー周りの説明図)
【図14】図12のVI−VI断面図(ピニオンギヤ部の断面)
【図15】ライトロック駆動軸の駆動機構を表す図
【図16】カートリッジ装填部の作動を説明する図(その1)
【図17】カートリッジ装填部の作動を説明する図(その2)
【図18】カートリッジ装填部の作動を説明する図(その3)
【図19】カートリッジ装填部の作動を説明する図(その4)
【図20】カートリッジ装填部の作動のうち、特にギヤの動きを説明する図
【符号の説明】
1 写真焼付装置
2 写真フィルム
2a 画像領域 2b 磁気トラック(磁気記録面)
5 フィルム搬送ユニット
18 カートリッジ 18a フィルム引出し口
19 ライトロック
20 スプール
55 カートリッジ装填部
56 カートリッジホルダー
56a 保持部 56b ストッパー解除部 56c 係合溝
57 支軸
58 ホルダー支持体
59 スプール支持軸
60 支持軸支持体
61 ストッパー 61a 当接面
62 ホルダー支持体付勢バネ
63 ホルダー付勢バネ
64 スイング角調整ボス
66 ストッパープレート 66a ラックギヤ
69 ラックギヤ
70 ライトロック駆動軸
71 ピニオンギヤ
74 復帰ボタン 74a カム部
78 スプール駆動軸
87 第1ギヤブロック
89 第2ギヤブロック 89c 突起
X スプール軸

Claims (11)

  1. 写真フィルム用のカートリッジが保持される保持部を備えたカートリッジホルダーと、
    前記カートリッジを前記保持部に対して脱着可能にする脱着位置と、この脱着位置とは異なる非脱着位置との間を移動可能なように、前記カートリッジホルダーを支持すると共に、前記非脱着位置において前記カートリッジホルダーを支持した状態で、前記カートリッジの写真フィルム引出し口が写真フィルムの搬送経路と合致しない第1位置と、前記写真フィルム引出し口が前記搬送経路と合致する第2位置との間を移動可能に構成されたホルダー支持体と
    前記ホルダー支持体を前記第1位置から前記第2位置へ向かう方向へ付勢する支持体付勢手段と、
    前記ホルダー支持体の前記第1位置から前記第2位置への移動を阻止するストッパーとを備え、
    前記カートリッジホルダーの前記脱着位置から前記非脱着位置への移動に関連して、前記ホルダー支持体が前記第1位置から前記第2位置へと移動するように構成されると共に、
    前記カートリッジホルダーの前記脱着位置から前記非脱着位置への移動過程において、前記ストッパーを解除させ、
    前記ストッパーの解除に先立ち、前記ホルダー支持体を前記第2位置から第1位置へ向かう方向に移動させるように構成されていることを特徴とするカートリッジ装填機構。
  2. 前記ストッパーの解除に先立つ移動は、前記カートリッジホルダーと前記ホルダー支持体とに設けられたカム機構により行われることを特徴とする請求項に記載のカートリッジ装填機構。
  3. 前記ストッパーの解除は前記カートリッジホルダーを構成する部材により直接行われることを特徴とする請求項に記載のカートリッジ装填機構。
  4. 前記カートリッジホルダーを前記非脱着位置から前記脱着位置へと向かう方向に付勢するホルダー付勢手段と、前記ホルダー支持体が第2位置にあるときに前記カートリッジホルダーの前記脱着位置への移動を阻止する阻止部材とを備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のカートリッジ装填機構。
  5. 前記カートリッジホルダーは前記ホルダー支持体に対して所定の軸芯周りに回動可能に支持され、前記脱着位置において前記カートリッジホルダーの回動位置を規制する回動規制部材を設けたことを特徴とする請求項に記載のカートリッジ装填機構。
  6. 前記回動規制部材による規制位置を調整可能に構成したことを特徴とする請求項に記載のカートリッジ装填機構。
  7. 前記カートリッジに設けられているスプールの一端側を支持する支持軸と、この支持軸が取り付けられる支持軸支持体とが備えられ、
    前記ホルダー支持体の前記第1位置から前記第2位置への移動に連動して、前記支持軸が前記スプールを支持する方向へと前記支持軸支持体が移動するように構成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のカートリッジ装填機構。
  8. 前記ホルダー支持体に一体的に設けられた第1ラックギヤと、前記支持軸支持体に一体的に設けられた第2ラックギヤと、前記第1ラックギヤと前記第2ラックギヤの双方に噛み合うピニオンギヤとを備えたことを特徴とする請求項に記載のカートリッジ装填機構。
  9. 前記ホルダー支持体を前記第2位置から前記第1位置へと復帰させる復帰部材を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のカートリッジ装填機構。
  10. 前記復帰部材による復帰は、前記ホルダー支持体と前記復帰部材とで構成されるカム機構により行われることを特徴とする請求項に記載のカートリッジ装填機構。
  11. 前記カートリッジホルダーに、カートリッジが外部から視認できる開口部が設けられていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のカートリッジ装填機構。
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