JP2585545Y2 - 車両のフロア - Google Patents

車両のフロア

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JP2585545Y2
JP2585545Y2 JP1990089786U JP8978690U JP2585545Y2 JP 2585545 Y2 JP2585545 Y2 JP 2585545Y2 JP 1990089786 U JP1990089786 U JP 1990089786U JP 8978690 U JP8978690 U JP 8978690U JP 2585545 Y2 JP2585545 Y2 JP 2585545Y2
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floor
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英昭 大野
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両のフロア、特に、フロントフロア及び同
フロントフロアの後縁より段部を介して延出するリヤフ
ロアとを備えた車両のフロアに関する。
(従来の技術) 従来、車両はその車室容量の増大化のため、フロアの
路面高さを下げるという要望があり、他方、車両のリヤ
フロア下方には、主に上下に揺動する部材を多数結合し
て成るサスペンションが配備されている。
このため、車両のリヤフロアはリヤサスペンションの
稼働域との干渉を生じない上方位置に配設される必要が
あり、結果として、車両のリヤフロアはフロントフロア
よりもその路面高さが高く、両者は段部を介して接続さ
れることが多い。
即ち、第3図に示すように、乗用車の車体1にリヤサ
スペンションSが取付けられた場合、リヤフロア3はフ
ロントフロア4よりもその路面高さが高く形成され、リ
ヤフロア3の下部空間、特に、トレーリングアーム5、
ロアアーム6及びストラット7等が上下動する稼働空間
域との対向部分は十分に上方にリヤフロア3が位置する
ように構成され、これにより、リヤフロア3と上下稼働
部材とが干渉することを防止している。
処で、このような車両が走行風を受けた場合、車体下
部に回り込んだ気流W1は、リヤフロア3の下部空間でト
レーリングアーム5、ロアアーム6及びストラット7等
に衝突してしまい、この結果リヤサスペンションSが車
両の空気抵抗増加の一要因となっている。
そこで、第3図、第4図に示すように、フロントフロ
ア4の後縁より上下稼働部材までの稼働空間域の前部
に、気流の上下稼働部材への回り込みを規制して直進流
W2とすることができるカバー8を装着し、これにより車
両の空気抵抗を低減している。
(考案が解決しようとする課題) しかし、このようなカバー8を車体フロアに装着した
場合、このカバーが車両整備性を悪化させ、部品点数増
を招き、しかも、カバー8自体及びその上面に溜る泥な
どにより、車両の重量が増加するという問題で生じてい
た。
本考案の目的は、部品点数増を招くことなく、車両の
空気抵抗増加を防止出来る車両のフロアを提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案は、車室と対向
するフロントフロア及び同フロントフロアの後縁より段
部を介して後方に延出すると共に車両のリヤサスペンシ
ョンの稼働域との干渉を生じない上方位置に配設される
リヤフロアとからなるもので、特に、上記フロントフロ
ア自体の後縁の内であって車幅方向における少なくとも
上記リヤサスペンションの上下稼働部材と対向する部位
が走行風を降下流に規制するテーパ状の膨出壁面に形成
されたことを特徴としている。
(作用) フロア自体の後縁内にテーパ状の膨出壁面を形成し、
その膨出壁面が、車両の走行時に走行風を降下流に規制
するので、そのフロントフロアの膨出壁面の後方のリヤ
サスペンションの上下稼働部材に走行風が衝突すること
を低減できる。
(実施例) 第1図に示す車両のフロアは、乗用車の車室R1及びそ
れに続く荷物室R2とにわたって形成され、ここでは、フ
ロントフロア11、その後縁より伸びる段部としての縦壁
12、その縦壁の上端より後方に延出するリヤフロアとし
てのリヤシートパン13及びリヤフロアパン14とで構成さ
れている。
ここで、フロントフロア11は車室R1幅に近い横幅と車
室R1のリヤシートクッション15の前端より図示しないダ
ッシュボードの下端部分までの縦幅を備え、その左右端
は左右のサイドシル16に一体結合され、しかも、前後方
向Aに伸びる一対のサイドメンバ17,17によってもその
剛性強化が図られている。なお、符号20はリヤサイドメ
ンバを示している。
縦壁12はフロントフロア11とその後方のリヤフロア側
との各路面高さH1,H2の差を確保するように構成され、
その上端は車幅方向Bに長い断面鍵型のクロスメンバ18
が接合され、剛性強化を図られている。
リヤシートパン13はリヤシートクッション15をずれな
く支持するもので、縦壁12側より後方に向けて伸びる略
容器状をなし、リヤフロアパン14はリヤシートパン13の
後縁より連続して延出すると共に車両後部の荷物室R2の
床を構成する。このようなリヤフロアの下方で縦壁12の
後方部分にはリヤフロア下方空間Eが形成される。
リヤフロア下方空間Eの中央には燃料タンク19が、そ
の両側及び後部にわたってはリヤサスペンションが配備
される。
燃料タンク19はその前端を縦壁12に近接した位置に配
し、しかもそのタンクの下壁面はフロントフロア11の下
壁面とほぼ同一の略面高さを確保できるように形成され
ている。
左右後輪Tを支持するリヤサスペンションはトレーリ
ングアーム5、ロアアーム6及びストラット7からなる
上下稼働部材としての左右の稼働リンク系Rを備える。
ここで、フロントフロア11の後縁は縦壁12の下縁に結
合され、その車幅方向Bにおける燃料タンク19とのタン
ク対向部111はその前方部と同一の路面高さで形成さ
れ、そのタンク対向部111の両側で左右の稼働リンク系
Rとのリンク対向部112,112(第2図に一方のみを示し
た)はその前方部に対して路面高さを低減させている。
ここでの各リンク対向部112,112は前方よりの走行風
を降下流WDに変更させるべく、前方より後方に向けて膨
出量を除々に増加させるテーパ状の膨出壁面TFに形成さ
れている。なおここでのテーパは、目標車速において、
走行風が稼働リンク系Rに衝突するのを最も低減できる
値が各車体に応じて実験的に設定される。
このような車両のフロアは車両の製造時において、部
品点数を増加させることなく製造される。しかも、従来
のフロントフロアの後縁自体の形状を下方に膨出させる
という変更のみで済み、フロントフロアの製造行程が増
加する事も無い。
このようなフロアを備えた車両が走行した場合、車体
下部に回り込み、フロントフロア11の後縁に達すると、
タンク対向部111ではそのままタンク下壁面に沿って気
流は流がれ、リンク対向部112,112、に達した気流はテ
ーパ状の膨出壁面TFにより降下流WDに変更され、左右の
稼働リンク系Rの下方を通過することとなり、直接左右
の稼働リンク系Rに衝突することを防止され、車両の走
行抵抗は低減される事と成る。
上述の処において、フロントフロア11の後縁にはその
一部にテーパ状の膨出壁面TFが形成されていたが、場合
によっては車幅方向Bの全域にテーパ状の膨出壁面TFを
形成しても良い。
(考案の効果) 本考案はフロントフロア自体の後縁内の膨出壁面によ
って、走行風がリヤサスペンションの上下稼働部材に衝
突することを低減させるので、部品点数増を招くことな
く、車両の空気抵抗の増加を防止出来る。しかも、フロ
ントフロア自体が走行風を規制する部材として兼用され
るのでコスト増や重量増を招くことが無い上に、別部品
で形成した場合の様にその上面に埃や泥が堆積して重量
増を招くということも生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての車両のフロアの概略
要部断面図、第2図は同上車両のフロアの概略要部低面
図、第3図は従来の車両のフロアの概略要部断面図、第
4図は従来の車両のフロアの概略要部低面図である。 10……車室、11……フロントフロア、13……リアシート
パン、14……リアフロアパン、111……タンク対向部、1
12……リンク対向部、B……車幅方向、TF……テーパ状
の膨出壁面、R……稼働リンク系。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室と対向するフロントフロア及び同フロ
    ントフロアの後縁より段部を介して後方に延出すると共
    に車両のリヤサスペンションの稼働域との干渉を生じな
    い上方位置に配設されるリヤフロアとからなる車両のフ
    ロアにおいて、上記フロントフロア自体の後縁の内であ
    って車幅方向における少なくとも上記リヤサスペンショ
    ンの上下稼働部材と対向する部位が走行風を降下流に規
    制するテーパ状の膨出壁面に形成されたことを特徴とす
    る車両のフロア。
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JPS5848931U (ja) * 1981-09-28 1983-04-02 ヤンマーディーゼル株式会社 吸入スワ−ルを用いた副室付燃焼室

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JPH0446990U (ja) 1992-04-21

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