JP2585116Y2 - 車載用機器の取付け構造 - Google Patents

車載用機器の取付け構造

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JP2585116Y2
JP2585116Y2 JP393093U JP393093U JP2585116Y2 JP 2585116 Y2 JP2585116 Y2 JP 2585116Y2 JP 393093 U JP393093 U JP 393093U JP 393093 U JP393093 U JP 393093U JP 2585116 Y2 JP2585116 Y2 JP 2585116Y2
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佳己 赤山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばセンサ等の車載
用機器を車両ボディに取り付ける車載用機器の取付け構
造に関する。
【0002】
【従来技術】車両ボディに取り付ける車載用機器、例え
ば雨滴センサは図3にも示しているように、車両ボンネ
ット31の表面に取り付けられ、固定される。この固定
方法の一例として、雨滴センサ32の裏面に両面テープ
の一方の面を貼付し、更にこの両面テープの他面をボン
ネット31に貼付することで固定する方法が挙げられ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法で雨滴センサ32を固定した場合、センサ本体
が全てボンネット31に露出した状態となり、見栄えが
悪い。このようなセンサ32は車両の所有者の好みによ
り後付けされる形となるので、センサ32が目立って見
えることになる。
【0004】また、別の固定方法として、実開平4−6
5647号公報のように、センサ32の検知領域のみボ
ンネット31表面上に露出させ、その他基板等を納める
部分はボンネット31裏側に隠すようにし、センサ32
を車両外からあまり目立たないものにする方式が挙げら
れるが、ここではアームや嵌合部等、幾つかの構成部品
から成っており、これらの部品を1つ1つボンネット3
1に取りつける必要があるため、取付け工程が非常に面
倒であるという問題を生ずる。
【0005】本考案では、車載用機器の一部だけボディ
より突出させるようにして自動車の外観を損なわないよ
うにし、且つ取付け工程を簡略化できるようにすること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、車載用機器を、自動車のボディに設けら
れた取付け孔に挿入してその一部が突出するように該ボ
ディに取り付ける車載用機器の取付け構造であって、該
車載用機器の、前記取付け孔と対向する部分を囲むよう
に弾性部材を嵌め込み、該弾性部材と前記取付け孔との
嵌合により前記車載用機器を前記ボディに取り付ける構
造において、前記取付け孔の内壁には、前記ボディの外
面側の内径が内面側の内径よりも大きい第1のテーパが
形成され、前記弾性部材には、該弾性部材の中央部より
前記車載用機器の前記ボディ外面から突出すべき部分の
方向に向かうに従って径が小さくなる第2のテーパと、
前記中央部より前記方向とは逆の方向に向かうに従って
径が小さくなる第3のテーパとが形成され、弾性部材の
最大径は、取付け孔の最大径以上の径であって、且つ前
記第3のテーパの径の変化率は前記第2のテーパの径の
変化率よりも大きいように形成されていることを特徴と
する。
【0007】
【作用】車載用機器の取付け時においては、車載用機器
をボディ取付け孔に対し、ボディの内面側から挿入す
る。このとき前記第2のテーパの径の変化率は小さいの
で、センサ挿入時、前記第2のテーパが取付け孔に当接
しても、その抵抗力は小さくスムーズにセンサを挿入す
ることができる。また逆に、センサの取り付け完了時に
おいては、第3のテーパの径の変化率は大きく、取付け
孔の第1のテーパ面に強く圧接するので、車載用機器を
確実に固定することができる。
【0008】このように、取付け時においては車載用機
器をスムーズに、そしてワンタッチで取り付けができ、
且つ車載用機器の突出すべき部分以外は、ボディより内
面側に隠れることになるので、非常に見栄えが良くな
る。しかも上述したように手等により車載用機器を取付
け孔に押し込むようにするだけでよいので、取付けを簡
単にできる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の一例を示す、雨滴センサの取
り付け前の状態を示す断面図である。尚、雨滴センサ片
側の受光部については後述する。図1において、雨滴セ
ンサ1は大略して発光部10、そして発光部10と受光
部とを連結する連結部101とから構成されている。
【0010】車両のボディの一部であるボンネット2に
は略円形の取付け孔22が形成されている。この取付け
孔22におけるボンネット2の内壁には、取付け孔22
の、ボンネット2の表面23の内径(a)が、裏面24
の内径(b)よりも大きくなるよう、所定の傾斜を持つ
第1のテーパ21が形成されている。一方、雨滴センサ
1内部には、雨滴を検知するための光を照射する発光ダ
イオード11が設けられており、基板12にて固定・実
装されている。また雨滴センサ1の外周は樹脂からなる
カバー部材13で構成されており、更にこの雨滴センサ
1の検知領域(すなわちボディから外に突出させるべき
部分)である、上記光が通過する窓14は透光性合成樹
脂材料、例えばポリカーボネイト等の材料からなる。
【0011】更に雨滴センサ1の、少なくとも検知領域
(窓14)以外の部分、すなわち発光部10と連結部1
01との間の部分(車載用機器の、取付け孔と対向する
部分)の周囲には弾性部材である係止用ゴム3が装填さ
れており、この係止用ゴム3には所定の傾斜をなす第2
のテーパ31(ボンネットの外側)、及び第3のテーパ
32(ボンネットの内側)が形成されている。またこの
係止用ゴム3のボンネット上面から見た形状は、取付け
孔22の形状に合わせ、略円形となっている。
【0012】次に、これら係止用ゴム3と取付け孔22
の寸法関係等について説明する。まず係止用ゴム3につ
いて、第2のテーパ31の、取付け方向(挿入方向)に
対する傾斜角度(θ1 )は、第3のテーパ32の、取付
け方向に対する傾斜角度(θ2 )よりも小さく設定され
る。つまり、第3のテーパ32の径の変化率は前記第2
のテーパ31の径の変化率よりも大きいように形成され
ている。
【0013】これは、雨滴センサ1の取付け開始時、そ
の取付け方向に対してテーパの傾斜角度を浅くすること
で挿入を容易にさせるためである。第2のテーパ31と
第3のテーパ32との接合点(中央部)における、係止
用ゴム3の内径(c)は、取付け孔22のボンネット表
面24側における内径(a)よりも大きくなるよう設定
されている。つまり係止用ゴム3の最大径が取付け孔の
最大径以上になるよう構成している。更に、第3のテー
パ32の、取付け方向に対する傾斜角度(θ2 )は、取
付け孔22の第1のテーパ21の傾斜角度(θ3 )より
も若干大きく設定されている。
【0014】これは第3のテーパ32の体積を余分に多
くすることで、雨滴センサ1取付け時、第3のテーパ3
2の面が確実な弾性・圧着力をもって第1のテーパ21
の傾斜面に係合させるためである。また、別の効果とし
て、θ2 とθ3 とに多少の寸法誤差があっても、第2の
テーパ32と第一のテーパ面21とを、隙間を与えるこ
となく確実に面接触させることができる。
【0015】尚、第2のテーパ31と第3のテーパ32
との接合点と第2のテーパ32の傾斜が終了とする点と
の距離(d1 )は、ボンネット2の厚さ(d2 )にほぼ
等しくなるよう設計されている。次に雨滴センサ1の取
付け時の作業、及びこのときの作用について説明する。
雨滴センサ1の取付け時には、これをボンネット2の裏
側24から挿入・取付けするようにしている。
【0016】図中の矢印方向に沿って雨滴センサ1を取
付け孔22へ挿入させてゆくと、発光部10が取付け孔
22を通過し、やがて第2のテーパ31が第1のテーパ
21の先端に当接し始める。このとき雨滴センサ1を挿
入し続けると、この先端によりテーパ31が多少弾性変
形(ゴム製のため)するが、この第2のテーパ31の傾
斜角度(θ1 )は浅いため、第2のテーパ31が取付け
孔22内を滑るようにして通過するので、取り付ける方
向に対しては非常に挿入し易い形となる。
【0017】その後、第3のテーパ32が取付け孔22
を通過し、連結部101の上面102がボンネット裏面
24に当接して挿入が停止する。これと同時に第3のテ
ーパ32の面が第一のテーパ21の傾斜面に弾性的に当
接し、これ以上上方に雨滴センサ1は移動しなくなる。
この時点でセンサ1の取付けが完了する。以上の作業
は、手等によりセンサを取付け孔に押し込むようにする
だけでよいので、取付けを簡単なものにすることができ
る。
【0018】次に取付け完了時の作用について説明す
る。図2は雨滴センサ1取付け完了時を示す断面図、及
びボンネット外側(表側)から見た雨滴センサ1の上面
図である。尚、図1と同等なものには同一符号を付し
た。上記では説明しなかったが、図2に示すように、雨
滴センサ1には発光部10の他に、受光部103が設け
られている。この受光部103は発光部10からの光を
受光するために設けられている。
【0019】尚、この受光部102においても、その取
付け孔や係止用ゴムの構成条件は、発光部10と全く同
じであるので、これについての説明を省略する。雨滴セ
ンサ1は、その連結部101の上面102と、係止用ゴ
ム3の第3のテーパ32とによりボンネット2を挟み込
むような状態で固定されることになるが、このとき係止
用ゴム3の内径(c)は、取付け孔22の内径(a)よ
りも大きく設定されており、且つ、第3のテーパ32の
傾斜角度(θ2 )は、第1のテーパ21の傾斜角度(θ
3 )よりも若干大きく設定されており、係止用ゴム3の
第3のテーパ32の面が確実な弾性・圧着力をもって第
1のテーパ21の面に圧接するので係止を確実にするこ
とができる。
【0020】また、第3のテーパ32の、センサの挿入
方向に対する角度(θ2 )は第2のテーパ31の傾斜角
(θ3 )よりも大きく、取付け孔挿入における抵抗力が
大きい。つまり、第3のテーパ32が第1のテーパ21
の先端付近に確実に引っ掛かる状態となり、雨滴センサ
1が取付け孔22から下方へずれ落ちないようにさせる
ことができる。
【0021】図2の上面図に示しているように、雨滴セ
ンサ1がボンネット2の表面23から露出するのは、セ
ンサ1の検知領域を含むわずかな一部分と、係止用ゴム
3の一部分(第1のテーパ面)のみである。つまり、従
来では連結部101を始め、雨滴センサ1全てがボンネ
ット2から露出する場合があるが、本例では少なくとも
連結部101は全てボンネット2の内側に隠れることに
なるので(点線で示す)、非常に見栄えがよい。またボ
ンネット2の色に合わせて雨滴センサ1及び係止用ゴム
3の色を合わせておけば、更に好適にすることができ
る。
【0022】また雨滴センサ1の形状は上述したもの以
外にも数種類あるが、係止用ゴム3はこの形状に合わせ
て金型にて製作すればよい。この係止用ゴム3は雨滴セ
ンサ1の形状に合わせて2個製作したのち、それぞれを
雨滴センサ1の発光部10、そして受光部103の上方
から被せるように装着する。本例では略円形としたが、
これに限らず円形状のものや正方形状のものでもよい。
【0023】尚、本例においては雨滴センサについて説
明したが、これに限らず、レーザセンサや圧電センサ等
の他、その一部をボディから外に突出させる車載用機器
であれば本考案を適用できるのは言うまでもない。
【0024】
【考案の効果】以上、本考案によれば、車載用機器の一
部だけボディより突出させるようにして自動車の外観を
損なわないようにすることができ、且つ取付け工程を簡
略化できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例である雨滴センサの取付け前の断
面図
【図2】取付け完了時における状態を示す断面図及び上
面図
【図3】従来の雨滴センサの取付け状態を示す斜視図
【符号の説明】
1・・・雨滴センサ 2・・・ボンネット 3・・・係止用ゴム 21・・・第1のテーパ 31・・・第2のテーパ 32・・・第3のテーパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 1/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載用機器を、自動車のボディに設けられ
    た取付け孔に挿入してその一部が突出するように該ボデ
    ィに取り付ける車載用機器の取付け構造であって、 該車載用機器の、前記取付け孔と対向する部分を囲むよ
    うに弾性部材を嵌め込み、該弾性部材と前記取付け孔と
    の嵌合により前記車載用機器を前記ボディに取り付ける
    構造において、 前記取付け孔の内壁には、前記ボディの外面側の内径が
    内面側の内径よりも大きい第1のテーパが形成され、 前記弾性部材には、該弾性部材の中央部より前記車載用
    機器の前記ボディ外面から突出すべき部分の方向に向か
    うに従って径が小さくなる第2のテーパと、前記中央部
    より前記方向とは逆の方向に向かうに従って径が小さく
    なる第3のテーパとが形成され、弾性部材の最大径は、
    取付け孔の最大径以上の径であって、且つ前記第3のテ
    ーパの径の変化率は前記第2のテーパの径の変化率より
    も大きいように形成されていることを特徴とする車載用
    機器の取付け構造。
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