JPH083640Y2 - 自動車用ドアロック装置 - Google Patents
自動車用ドアロック装置Info
- Publication number
- JPH083640Y2 JPH083640Y2 JP5751689U JP5751689U JPH083640Y2 JP H083640 Y2 JPH083640 Y2 JP H083640Y2 JP 5751689 U JP5751689 U JP 5751689U JP 5751689 U JP5751689 U JP 5751689U JP H083640 Y2 JPH083640 Y2 JP H083640Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door lock
- door
- cover plate
- inner panel
- rear end
- Prior art date
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドアロック本体のボディにおけるドアのイ
ンナーパネルの側壁と当接する面に設けられたシーリン
グ部材の剥離強度を向上させうるようにした自動車用ド
アロック装置の改良に関する。
ンナーパネルの側壁と当接する面に設けられたシーリン
グ部材の剥離強度を向上させうるようにした自動車用ド
アロック装置の改良に関する。
ドアのインナーパネルに取付けられる構造の一般的な
ドアロック装置においては、第4図に示すように、ボデ
ィ(a)におけるインナーパネル(b)の内側壁(c)
と当接する面、すなわち、ボディ(a)に形成された、
車体側のストライカが進入する案内溝(図示略)の開口
縁部に、スポンジ等の軟質のシーリング部材(d)を接
着して、案内溝等から侵入してきた雨滴等が、ドアロッ
ク本体の施解錠機構側に入り込んだり、ドアトリム側へ
浸出したりするのを防止している(実開昭50-95708号公
報参照)。
ドアロック装置においては、第4図に示すように、ボデ
ィ(a)におけるインナーパネル(b)の内側壁(c)
と当接する面、すなわち、ボディ(a)に形成された、
車体側のストライカが進入する案内溝(図示略)の開口
縁部に、スポンジ等の軟質のシーリング部材(d)を接
着して、案内溝等から侵入してきた雨滴等が、ドアロッ
ク本体の施解錠機構側に入り込んだり、ドアトリム側へ
浸出したりするのを防止している(実開昭50-95708号公
報参照)。
上記シーリング部材(d)のボディ(a)への接着
は、両面接着テープ等により簡易に行なわれることが多
い。
は、両面接着テープ等により簡易に行なわれることが多
い。
このような場合、製造又は組立工程において、接着面
に油やゴミ等が付着すると、接着不良を引き起こし、箱
詰や輸送途中あるいはドアへの組付時に、部品同士のぶ
つかり合いなどによって接着端部(e)が簡単に剥が
れ、防水面で問題となっていた。
に油やゴミ等が付着すると、接着不良を引き起こし、箱
詰や輸送途中あるいはドアへの組付時に、部品同士のぶ
つかり合いなどによって接着端部(e)が簡単に剥が
れ、防水面で問題となっていた。
これを防止するためには、油等の影響を受けない接着
性の高い接着剤を使用することが必要である。
性の高い接着剤を使用することが必要である。
しかし、このような接着剤を使用すると、接着作業が
煩雑となるばかりでなく、接着剤が高価となって、製造
コストの上昇を招くため、これに代わる簡単でかつ安価
な取付手段が要求されている。
煩雑となるばかりでなく、接着剤が高価となって、製造
コストの上昇を招くため、これに代わる簡単でかつ安価
な取付手段が要求されている。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、従来の
ドアロック装置に、設計変更することなく簡単に取付け
ることができ、かつ取付後における剥離強度を向上させ
て、防水性を高めうることのできる自動車用ドアロック
装置を提供することを目的としている。
ドアロック装置に、設計変更することなく簡単に取付け
ることができ、かつ取付後における剥離強度を向上させ
て、防水性を高めうることのできる自動車用ドアロック
装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本考案は、ドアロック本体
のボディを、その後端に設けたカバープレートがドアの
インナーパネルの後壁に密接し、かつ前記ボディの側部
に形成されたストライカ進入用の案内溝の開口縁部に設
けたほぼ後向きU字形をなすシーリング部材が、前記イ
ンナーパネルの側壁と密接するようにして、ドアのイン
ナーパネルに固着するようにした自動車用ドアロック装
置において、前記シーリング部材のカバープレート側の
両端部をボディ後端より突出するよう所要寸法長めに形
成して遊端部とし、該遊端部を前記ボディ後端とカバー
プレートとにより挟着し、かつその他の部分を適宜の接
着手段により、前記案内溝の開口縁部に接着したことを
特徴としている。
のボディを、その後端に設けたカバープレートがドアの
インナーパネルの後壁に密接し、かつ前記ボディの側部
に形成されたストライカ進入用の案内溝の開口縁部に設
けたほぼ後向きU字形をなすシーリング部材が、前記イ
ンナーパネルの側壁と密接するようにして、ドアのイン
ナーパネルに固着するようにした自動車用ドアロック装
置において、前記シーリング部材のカバープレート側の
両端部をボディ後端より突出するよう所要寸法長めに形
成して遊端部とし、該遊端部を前記ボディ後端とカバー
プレートとにより挟着し、かつその他の部分を適宜の接
着手段により、前記案内溝の開口縁部に接着したことを
特徴としている。
本考案によると、最も剥離し易いシーリング部材のカ
バープレート側の両遊端部は、ボディ後端とカバープレ
ートとにより隠蔽され、かつ強力に保持されるため、シ
ーリング部材全体の剥離強度を高めうる。
バープレート側の両遊端部は、ボディ後端とカバープレ
ートとにより隠蔽され、かつ強力に保持されるため、シ
ーリング部材全体の剥離強度を高めうる。
また、カバープレートの取付けと同時に、遊端部を簡
単に挾着することができるため、作業性が向上する。
単に挾着することができるため、作業性が向上する。
以下、本考案の一実施例を、第1図乃至第3図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1図及び第2図において、ドアロック本体(1)
は、ラッチ(2)、ポール(図示略)等が組付けられた
合成樹脂製のボディ(3)と、ボディ(3)の前面側
(図中左方)に、ベースプレート(4)をもって一体的
に固着された、ノブレバー(5)、インサイドレバー
(6)、アウトサイドレバー(7)等を備える施解錠機
構(8)とから構成されている。
は、ラッチ(2)、ポール(図示略)等が組付けられた
合成樹脂製のボディ(3)と、ボディ(3)の前面側
(図中左方)に、ベースプレート(4)をもって一体的
に固着された、ノブレバー(5)、インサイドレバー
(6)、アウトサイドレバー(7)等を備える施解錠機
構(8)とから構成されている。
(9)は、ボディ(3)の後面に固着されたカバープ
レートで、ドアロック本体(1)は、ボディ(3)に形
成されたストライカ進入用の案内溝(10)を、ドア
(D)のインナーパネル(11)の後壁(11a)に形成し
た同じくストライカ進入用の案内溝(図示略)に整合さ
せた状態で、カバープレート(9)をインナーパネル
(11)の後壁(11a)に固着することにより取付けられ
る。
レートで、ドアロック本体(1)は、ボディ(3)に形
成されたストライカ進入用の案内溝(10)を、ドア
(D)のインナーパネル(11)の後壁(11a)に形成し
た同じくストライカ進入用の案内溝(図示略)に整合さ
せた状態で、カバープレート(9)をインナーパネル
(11)の後壁(11a)に固着することにより取付けられ
る。
ボディ(3)における案内溝(10)のストライカ進入
用の開口縁部には、ブチルゴム又はスポンジ等の発泡体
により後向きU字形に成形された軟質のシーリング部材
(12)が、ボディ(3)の後端より突出するよう若干長
めに形成したカバープレート(9)側の両遊端部を、ボ
ディ(3)の後端とカバープレート(9)との間に挾み
込み、かつその他の部分に接着剤を塗布するか、又は両
面接着テープ等を貼着することにより取付けられている
(第3図参照)。
用の開口縁部には、ブチルゴム又はスポンジ等の発泡体
により後向きU字形に成形された軟質のシーリング部材
(12)が、ボディ(3)の後端より突出するよう若干長
めに形成したカバープレート(9)側の両遊端部を、ボ
ディ(3)の後端とカバープレート(9)との間に挾み
込み、かつその他の部分に接着剤を塗布するか、又は両
面接着テープ等を貼着することにより取付けられている
(第3図参照)。
ドアロック本体(1)がドア(D)に組付けられた
際、シーリング部材(12)は、インナーパネル(11)の
内側壁(11b)と密着し、案内溝(10)等より侵入して
くる雨滴等が、施解錠機構(8)やドアトリム(図示
略)側へ入り込むのが防止される。
際、シーリング部材(12)は、インナーパネル(11)の
内側壁(11b)と密着し、案内溝(10)等より侵入して
くる雨滴等が、施解錠機構(8)やドアトリム(図示
略)側へ入り込むのが防止される。
このように、上記実施例のドアロック装置において
は、シーリング部材(12)のカバープレート(9)側の
両遊端部は、接着によらずカバープレート(9)の取付
と同時に強力に保持しうるため、従来の接着のみのもの
のように、箱詰や輸送途中に端部が剥離する恐れはな
く、防水性をより高めうる。
は、シーリング部材(12)のカバープレート(9)側の
両遊端部は、接着によらずカバープレート(9)の取付
と同時に強力に保持しうるため、従来の接着のみのもの
のように、箱詰や輸送途中に端部が剥離する恐れはな
く、防水性をより高めうる。
また、従来のドアロック装置に設計変更を施すことな
く簡単に取付けうるとともに、高価な接着剤を使用しな
くとも十分な剥離強度を有するため、作業性を損ねた
り、製造コストが上昇したりすることもない。
く簡単に取付けうるとともに、高価な接着剤を使用しな
くとも十分な剥離強度を有するため、作業性を損ねた
り、製造コストが上昇したりすることもない。
本考案によれば、シーリング部材における最も剥離し
易いカバープレート側の両遊端部を、ボディ後端とカバ
ープレートとをもって一体的に挾着したことにより、シ
ーリング部材全体の剥離強度を高めることができる。
易いカバープレート側の両遊端部を、ボディ後端とカバ
ープレートとをもって一体的に挾着したことにより、シ
ーリング部材全体の剥離強度を高めることができる。
その結果、高価でかつ取扱いの面倒な接着剤を用いる
ことなく安価に製造でき、また防水性において信頼性の
高いドアロック装置を提供しうる。
ことなく安価に製造でき、また防水性において信頼性の
高いドアロック装置を提供しうる。
第1図は、本考案の一実施例を適用したドアロック本体
の斜視図、 第2図は、同じくドアロック本体を、ドアのインナーパ
ネルに取付けた状態の平面図、 第3図は、第1図におけるX−X線に沿う要部の横断平
面図、 第4図は、従来のドアロック装置を、ドアのインナーパ
ネルに取付けた状態を示す平面図である。 (1)ドアロック本体、(3)ボディ (4)ベースプレート、(9)カバープレート (10)案内溝、(11)インナーパネル (12)シーリング部材
の斜視図、 第2図は、同じくドアロック本体を、ドアのインナーパ
ネルに取付けた状態の平面図、 第3図は、第1図におけるX−X線に沿う要部の横断平
面図、 第4図は、従来のドアロック装置を、ドアのインナーパ
ネルに取付けた状態を示す平面図である。 (1)ドアロック本体、(3)ボディ (4)ベースプレート、(9)カバープレート (10)案内溝、(11)インナーパネル (12)シーリング部材
Claims (1)
- 【請求項1】ドアロック本体のボディを、その後端に設
けたカバープレートがドアのインナーパネルの後壁に密
接し、かつ前記ボディの側部に形成されたストライカ進
入用の案内溝の開口縁部に設けたほぼ後向きU字形をな
すシーリング部材が、前記インナーパネルの側壁と密接
するようにして、ドアのインナーパネルに固着するよう
にした自動車用ドアロック装置において、 前記シーリング部材のカバープレート側の両端部をボデ
ィ後端より突出するよう所要寸法長めに形成して遊端部
とし、該遊端部を前記ボディ後端とカバープレートとに
より挾着し、かつその他の部分を適宜の接着手段によ
り、前記案内溝の開口縁部に接着したことを特徴とする
自動車用ドアロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5751689U JPH083640Y2 (ja) | 1989-05-20 | 1989-05-20 | 自動車用ドアロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5751689U JPH083640Y2 (ja) | 1989-05-20 | 1989-05-20 | 自動車用ドアロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02149075U JPH02149075U (ja) | 1990-12-18 |
JPH083640Y2 true JPH083640Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31582294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5751689U Expired - Lifetime JPH083640Y2 (ja) | 1989-05-20 | 1989-05-20 | 自動車用ドアロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083640Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112015006634A5 (de) * | 2015-06-19 | 2018-05-03 | Kiekert Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeugtürverschluss |
-
1989
- 1989-05-20 JP JP5751689U patent/JPH083640Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02149075U (ja) | 1990-12-18 |
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