JP2584546B2

JP2584546B2 - 商品販売データ処理装置

Info

Publication number: JP2584546B2
Application number: JP10728391A
Authority: JP
Inventors: 善治木村; 昭洋菊地
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1991-05-13
Filing date: 1991-05-13
Publication date: 1997-02-26
Anticipated expiration: 2012-02-26
Also published as: JPH04336395A; US5521364A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、単体の電子式キャッシ
ュレジスタや、複数台のＰＯＳ（販売時点情報管理）タ
ーミナルをホストコンピュータで集中管理するようにし
たＰＯＳシステム等の商品販売データ処理装置に係わ
り、特に同一商品のまとめ売り販売を登録処理できる商
品販売データ処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】スーパーマーケット等においては、例え
ば単価２００円のチョコレートを３個まとめて購入する
と５０円値引して５５０円で販売するという具合に、ま
とめ売り指定された１商品を所定個数まとめて購入した
場合にその合計額よりも安い金額で販売して客へのサー
ビスをはかるようにした販売方法をとることがある。

【０００３】そして、このようなまとめ売りを登録処理
できる従来の商品販売データ処理装置としては、バーコ
ードスキャナによる商品のバーコード読取り等によって
まとめ売り指定された商品の商品コードが入力される毎
に、１取引における当該商品の登録個数を計数し、所定
個数に達すると値引処理するようにしたものが知られて
いる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで一般に、この
種の商品販売データ処理装置には各商品販売データを商
品コード別に集計し記憶するための売上集計用記憶部が
設けられており、この記憶部の記憶データによって商品
別の売上集計を管理できるようになっている。

【０００５】しかしながら、従来は各商品に予め付され
ている商品コード別に各商品販売データを集計し管理す
るものであったので、まとめ売り指定された商品の場
合、１品単位の売上総数は管理できたが、まとめ売りに
よって値引販売された総数は管理できなかった。

【０００６】まとめ売り指定された商品について１品単
位で販売される場合とまとめ売りで販売される場合とで
商品コードを異ならせることにより、従来の売上集計用
記憶部でもまとめ売りによって値引販売された総数を管
理できるが、この場合、同一商品に対して複数種類のバ
ーコードラベルを用意しなければならず、大変煩雑な手
間を要する問題がある。

【０００７】そこで本発明は、まとめ売り指定された商
品の１品単位で販売された総数とまとめ売りによって値
引販売された総数とを、同一商品について数種類のバー
コードラベルを用意する等の煩雑な手間を要することな
く管理できる商品販売データ処理装置を提供しようとす
るものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、商品コード入
力部を介して商品コードが入力された商品の販売データ
を商品コード別に集計して記憶する売上集計用記憶部を
設け、商品別の売上集計を管理するようにした商品販売
データ処理装置において、まとめ売り商品の登録を宣言
するまとめ売り宣言キーと、この宣言キーによりまとめ
売り宣言が行われるとともに商品コード入力部を介して
商品コードが入力されると、その商品コードとまとめ売
り個数とからまとめ売り商品用の商品コードを作成する
商品コード作成手段と、この手段により作成された商品
コードにより当該まとめ売り商品の販売データを売上集
計用記憶部に登録処理するまとめ売り商品登録処理手段
とを備えたものである。

【０００９】

【作用】このような構成の本発明であれば、まとめ売り
指定された商品が１品単位で販売される場合には、単に
その商品の商品コードを商品コード入力部から入力す
る。そうすることにより、売上集計用記憶部には入力さ
れた商品コードで当該商品の販売データが売上登録処理
される。

【００１０】これに対し、当該商品がまとめ売り販売さ
れる場合には、まとめ売り宣言キーによりまとめ売り宣
言を行うとともに商品コード入力部から当該商品の商品
コードを入力する。そうすることにより、入力された商
品コードとまとめ売り個数とからまとめ売り商品用の商
品コードが作成され、売上集計用記憶部にはその作成さ
れた商品コードで当該商品のまとめ売り販売データが売
上登録処理される。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。

【００１２】図１はこの実施例であるＰＯＳシステムの
全体図であって、複数台のＰＯＳターミナル１と、１台
のファイルプロセッサ２とが伝送路３を介して接続され
ている。

【００１３】前記ファイルプロセッサ２には、図２に示
す如く各商品の商品コードに対応して名称，単価等の各
種商品情報がプリセットされるとともに商品コード別の
売上点数及び売上金額を集計するための売上集計用エリ
ア４ａ，４ｂを設けた商品ファイル４が設けられている
（売上集計用記憶部）。

【００１４】また、各ＰＯＳターミナル１のうち任意の
１台がマスター機１ｍに設定されており、残りがサテラ
イト機１ｓに設定されている。ここで、サテライト機１
ｓは客が買い上げる商品が登録されるとその登録商品の
販売データを売上登録処理してレシート発行等を行う機
能を有する。一方、マスター機１ｍはサテライト機とし
ての機能の他に、前記ファイルプロセッサ２に設けられ
た商品ファイル４に対するプリセットデータの追加や削
除等を行う機能を備えている。

【００１５】図３は前記ＰＯＳターミナル１の構成を示
すブロック図である。同図において１１は制御部本体を
構成するＣＰＵ（中央処理装置）、１２は上記ＣＰＵ１
１が各部を制御するためのプログラムデータ等が格納さ
れるＲＯＭ（リード・オンリ・メモリ）、１３はデータ
処理に使用される各種メモリエリアが形成されるＲＡＭ
（ランダム・アクセス・メモリ）である。

【００１６】また、同図において１４は前記伝送路３を
介して行われるデータの送受信を制御する通信インタフ
ェース、１５はキーボード１６のキー入力により生じた
キー信号を取込むキーボードコントローラ、１７は表示
器１８を駆動制御する表示器コントローラ、１９はプリ
ンタ２０を駆動制御するプリンタコントローラ、２１は
Ｉ／Ｏポートである。

【００１７】上記Ｉ／Ｏポート２１には、「登録」「点
検」「精算」「設定」等の各種業務モードを選択するた
めのモードスイッチ２２から選択信号が入力されるとと
もに、バーコードスキャナ２３からのバーコード読取り
信号が入力される。また、現金等を収納するためのドロ
ワ２４に対して開放駆動信号を出力するものとなってい
る。

【００１８】前記ＣＰＵ１１と、前記ＲＯＭ１２，ＲＡ
Ｍ１３，通信インタフェース１４，Ｉ／Ｏポート２１及
び各コントローラ１５，１７，１９とは、バスライン２
５を介して電気的に接続されている。

【００１９】前記キーボード１６には、図４に示すよう
に置数キー３１，クリアキー３２，金額キー３３，コー
ドキー３４，乗算キー３５，小計キー３６，預／現計キ
ー３７等の他、まとめ売り個数が３個の場合のまとめ売
りを宣言する３個マトメキー３８ａ，まとめ売り個数が
５個の場合のまとめ売りを宣言する５個マトメキー３８
ｂ及びまとめ売り個数が７個の場合のまとめ売りを宣言
する７個マトメキー３８ｃの各まとめ売り宣言キーが配
設されている。前記表示器１８は、客が買い上げる商品
の品名及び金額や客の合計金額等を表示するためのもの
である。前記プリンタ２０は、レシート及びジャーナル
に買上げ商品の明細データや合計金額等を印字出力して
レシート発行する機能を有する。

【００２０】前記ＲＡＭ１３には、特に図５に示すよう
に、登録商品の商品コードを記憶する商品コードメモリ
４１、前記まとめ売り宣言キー３８ａ〜３８ｃによって
指定されたまとめ売り個数ｎを記憶するまとめ個数メモ
リ４２、まとめ売り商品の登録の際にセット（１）され
るまとめ個数フラグＦのフラグメモリ４３が形成されて
いる。

【００２１】しかして、前記ＣＰＵ１１は、モードスイ
ッチ２２により「登録」モードが選択されている状態
で、キーボード１６のまとめ売り宣言キー３８ａ〜３８
ｃのいずれか１キーがキー入力されると、図６に示すよ
うに上記フラグメモリ４３のまとめ個数フラグＦをセッ
トするとともに、入力キーに対応するまとめ売り個数を
まとめ個数メモリ４２に格納する。

【００２２】またＣＰＵ１１は、同じく「登録」モード
が選択されている状態で、バーコードスキャナ２３によ
りバーコードの読取り操作（スキャニング）が行なわれ
ると、図７に示す処理を実行するようにプログラム設定
されている。

【００２３】すなわち、先ず上記バーコードスキャナ２
３により読取ったバーコードを商品コードに変換して、
前記商品コードメモリ４１に格納する。次いで前記フラ
グメモリ４３のまとめ個数フラグＦを調べる。

【００２４】そして、同フラグＦがセットされている場
合にはまとめ売り販売が宣言されているので、上記商品
コードメモリ４１内の商品コードの先頭に上記まとめ個
数メモリ４２内のまとめ個数を付加してまとめ売り販売
用の商品コードを作成する（商品コード作成手段）。こ
のとき、上記まとめ個数フラグＦをリセット（０）す
る。

【００２５】次いで、その作成した商品コードでファイ
ルプロセッサ２に商品情報の問合せを行い、ファイルプ
ロセッサ２から正常応答があり、該当する品名，単価等
の商品情報が返信されたならば、その商品情報に基づい
て商品販売データを取得する。そしてその商品販売デー
タをファイルプロセッサ２に送信して、商品ファイル４
への売上登録処理を行う（まとめ売り商品登録処理手
段）。

【００２６】また、前記まとめ個数フラグＦがリセット
されている場合には一品単位の販売なので、前記商品コ
ードメモリ４１内の商品コードでファイルプロセッサに
商品情報の問合せを行う。その後は上述したまとめ売り
販売の場合と同様に処理する。

【００２７】一方、ファイルプロセッサ２は、各ＰＯＳ
ターミナル１から商品情報の問合せがあると、前記商品
ファイル４を検索する。そして、問合せのあった商品コ
ードに一致する商品コードがプリセットされていること
を判別すると、その商品コードに対応する名称，単価を
読出して、問合せのあったＰＯＳターミナル１に返信す
る。また、各ＰＯＳターミナル１から商品販売データを
受信すると、その販売データ中の販売点数及び販売金額
を上記商品ファイル４における該当商品コードの売上点
数集計用エリア４ａ及び売上金額集計用エリア４ｂにそ
れぞれ累計処理するように構成されている。

【００２８】このような構成の本実施例においては、商
品ファイル４には各商品の商品コードに対応して名称，
単価等の商品情報がプリセットされるとともに売上集計
エリア４ａ，４ｂが形成される。また、まとめ売り販売
が指定される商品については、当該商品の商品コードの
先頭にまとめ売り個数を付加してまとめ売り販売用の商
品コードとし、その商品コードに対応してまとめ売り販
売用の名称や販売価格（単価）等の商品情報がプリセッ
トされるとともに売上集計エリア４ａ，４ｂが形成され
る。

【００２９】例えば、商品コード［000000000001］のチ
ョコレートを３個，５個，７個でそれぞれまとめ売り販
売するものとすると、図２に示すように３個の場合の商
品コードは［ 3000000000001］となり、５個の場合の商
品コードは［ 5000000000001］となり、７個の場合の商
品コードは［ 7000000000001］となる。

【００３０】一方、商品［チョコレート］に付されるバ
ーコードラベルの商品コードは、まとめ売り販売の有無
にかかわらず１品単位の商品コード［000000000001］を
バーコード化したものである。

【００３１】そして、キャッシャ（ＰＯＳターミナル１
の操作責任者）は、まとめ売り指定された商品を登録す
る場合、まとめ売りが成立するか否か、つまり予め設定
されたまとめ売り個数が購入されるか否かを判断する。
そして、成立する場合にはそのまとめ売り個数に対応す
るまとめ売り宣言キー３８ａ〜３８ｃをキー入力してか
ら該当商品のバーコードをバーコードスキャナ２３で読
取り操作する。そうすると、バーコードから変換された
商品コードの先頭にキー入力されたまとめ売り宣言キー
３８ａ〜４８ｃに対応するまとめ売り個数が付加されて
まとめ売り販売用の商品コードが自動的に作成され、そ
の作成された商品コードにより売上登録処理が行われ
る。

【００３２】これに対し、まとめ売りが成立しない場合
には単に該当商品のバーコードをバーコードスキャナ２
３で読取り操作する。そうすると、バーコードから変換
された商品コードにより売上登録処理が行われる。

【００３３】例えば、商品コード［000000000001］のま
とめ売り指定されたチョコレートを３個登録する場合、
３個マトメキー３８ａをキー入力してからチョコレート
のバーコードを読取り操作する。そうすると、３個まと
め売り用の商品コードとして［ 3000000000001］が作成
されてファイルプロセッサ２に問合せが行なわれる。こ
の場合、商品ファイル４には上記３個まとめ売り用の商
品コード［ 3000000000001］がプリセットされているの
で対応する商品情報が応答され、この商品コード［ 300
0000000001］の売上集計エリア４ａ，４ｂに該当商品の
販売データが累計処理される。

【００３４】これに対し、商品コード［000000000001］
のまとめ売り指定されたチョコレートを１個登録する場
合には当該チョコレートのバーコードの読取り操作のみ
行う。そうすると、そのバーコードに対応する商品コー
ド［000000000001］でファイルプロセッサ２に問合せが
行なわれ、この商品コード［000000000001］の売上集計
エリア４ａ，４ｂに該当商品の販売データが累計処理さ
れる。

【００３５】このように本実施例によれば、まとめ売り
指定された商品について、１品単位で販売されたときの
売上集計データとまとめ売り販売されたときの売上集計
データとをそれぞれ別々に管理できる。

【００３６】この場合において、まとめ売りの有無にか
かわらず商品に付されるバーコードは同一なので、まと
め売りのときと単一販売のときとでバーコードが異なる
バーコードラベルを付すような煩雑な手間が不要であ
る。

【００３７】なお、前記実施例ではまとめ売り個数毎に
まとめ売り宣言キーを設けたが、まとめ売り宣言キーを
１個とし、置数キーとの組合わせによりまとめ売り個数
をキー入力できるようにしてもよい。

【００３８】また、前記実施例では商品コードの先頭に
まとめ売り個数を付加してまとめ売り販売用の新たな商
品コードとしたが、まとめ売り個数を付加する位置はこ
れに限定されるものではない。また、まとめ売り個数以
外の数字を付加して商品コードを作成するようにしても
よい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形実施可能であるのは勿論である。

【００３９】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ま
とめ売り指定された商品の１品単位で販売された総数と
まとめ売りによって値引販売された総数とを、同一商品
について数種類のバーコードラベルを用意する等の煩雑
な手間を要することなく管理できる商品販売データ処理
装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例であるＰＯＳシステムの全
体図。

【図２】同実施例のファイルプロセッサに設けられる
商品ファイルの構成図。

【図３】同実施例におけるＰＯＳターミナルのブロッ
ク図。

【図４】同実施例のＰＯＳターミナルに設けられるキ
ーボードを示す図。

【図５】同実施例のＰＯＳターミナルに設けられるＲ
ＡＭの主要なメモリを示す図。

【図６】同実施例のＰＯＳターミナルに設けられるＣ
ＰＵのまとめ売り宣言キー処理を示す流れ図。

【図７】同実施例のＰＯＳターミナルに設けられるＣ
ＰＵのスキャニング処理を示す流れ図。

【符号の説明】

４…商品ファイル、１１…ＣＰＵ、１３…ＲＡＭ、１６
…キーボード、２３…スキャナ、３８ａ〜３８ｃ…まと
め売り宣言キー。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】商品コード入力部を介して商品コードが
入力された商品の販売データを商品コード別に集計して
記憶する売上集計用記憶部を設け、商品別の売上集計を
管理するようにした商品販売データ処理装置において、
まとめ売り商品の登録を宣言するまとめ売り宣言キー
と、この宣言キーによりまとめ売り宣言が行われるとと
もに前記商品コード入力部を介して商品コードが入力さ
れると、その商品コードとまとめ売り個数とからまとめ
売り商品用の商品コードを作成する商品コード作成手段
と、この手段により作成された商品コードにより当該ま
とめ売り商品の販売データを前記売上集計用記憶部に登
録処理するまとめ売り商品登録処理手段と、を具備した
ことを特徴とする商品販売データ処理装置。