JP2001076260A - 商品販売登録データ処理装置 - Google Patents

商品販売登録データ処理装置

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JP2001076260A
JP2001076260A JP24599299A JP24599299A JP2001076260A JP 2001076260 A JP2001076260 A JP 2001076260A JP 24599299 A JP24599299 A JP 24599299A JP 24599299 A JP24599299 A JP 24599299A JP 2001076260 A JP2001076260 A JP 2001076260A
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JP24599299A
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Inventor
Keiichi Nagao
恵一 長尾
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 買物客が商品値引券と合計値引券の両方を使
用しても入力の手順が煩雑にならないようにする。 【解決手段】 1取引として販売登録された商品の売上
情報を記憶する登録商品情報記憶部と、1取引内で使用
される値引券の値引情報を記憶する値引券情報記憶部を
設ける。合計キー入力により1取引の合計出力が指示さ
れると、値引券情報記憶部から商品値引券,合計値引券
の順に値引情報を読出す。そして商品値引券の値引情報
を読出すと、登録商品情報記憶部で記憶している売上情
報のなかに当該商品値引券が値引対象とする商品の売上
情報があるかチェックし、該当する売上情報があればそ
の売上金額を当該商品値引券の値引情報で値引処理す
る。また合計値引券の値引情報を読出したときには、1
取引の合計金額を算出した後その合計金額を当該合計値
引券の値引情報で値引処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め設定される値
引対象商品の売上金額を値引する商品値引券と、1取引
の合計金額を値引する合計値引券とを取り扱う小売店向
けのPOS(Point Of Sales:販売時点情報管理)シス
テム等の商品販売登録データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、小売店における販売促進の一
手段として、来店した客や近辺の各家庭にクーポン券と
称される値引券を配付し、買物をした客から代金精算時
に値引券の提示を受けるとその値引券に示された値引を
行うことがある。この場合において使用される値引券と
しては、商品値引券と合計値引券の2種類があった。
【0003】一方の商品値引券は、予め値引対象に設定
された商品の買上があるときその商品の売上金額を値引
するもので、商品販売登録データ処理装置に客買上商品
の販売データを登録処理させる店員,いわゆるキャッシ
ャは、買物客から商品値引券の提示を受けると、値引対
象商品の販売データを登録させた直後、商品値引券に示
された値引額や値引率をキー入力して値引対象商品の売
上金額を値引していた。
【0004】他方の合計値引券は、買上商品の種類に拘
らず1取引の合計金額を値引するもので、キャッシャ
は、買物客から商品値引券の提示を受けると、その買物
客が買上げた全商品の販売データを登録し、合計キー
(または小計キー)を入力して1取引の合計金額を算出
させた後、合計値引券に示された値引額や値引率をキー
入力してその1取引の合計金額を値引していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の商品販売登録データ処理装置においては、商品値引券
については値引対象の商品が登録された直後にその商品
値引券の値引情報を入力しなければならず、合計値引券
については1取引として販売される商品の登録を終了し
合計金額出力後にその合計値引券の値引情報を入力しな
ければならなかったので、特に1人の買物客が商品値引
券と合計値引券の両方を使用した場合に、入力の手順が
煩雑になりキャッシャの作業能率が低下するという問題
があった。
【0006】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、買物客が商品値引
券と合計値引券の両方を使用しても入力の手順が煩雑に
なることはなく、キャッシャの作業能率が低下するのを
防止できる商品販売登録データ処理装置を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、予め設定される値引対象商品の売上金額を値引する
商品値引券と1取引の合計金額を値引する合計値引券の
少なくとも一方の値引券が使用される取引の商品販売登
録が可能な商品販売登録データ処理装置において、コー
ド入力手段により1取引として販売登録される商品の商
品識別コードが入力されると、その商品の売上情報を記
憶する登録商品情報記憶部を設ける。また、同コード入
力手段により1取引内で使用される値引券の券識別コー
ドが入力されると、その値引券の値引情報を記憶する値
引券情報記憶部を設ける。さらに、合計出力指示手段に
より1取引の合計金額出力が指示されると、値引券情報
記憶部で値引券の値引情報を記憶しているか否かを判断
する値引券有無判断手段、この値引券有無判断手段によ
り値引券の値引情報記憶無しを判断したことを条件に、
登録商品情報記憶部で記憶した全商品の売上情報から1
取引の合計金額を算出し出力する値引券無し取引処理手
段、値引券有無判断手段により値引券の値引情報記憶有
りを判断したことを条件に、値引券情報記憶部から商品
値引券,合計値引券の順に値引情報を読出す値引情報読
出し手段、この値引情報読出し手段により読出した値引
情報が商品値引券のものであるとき、登録商品情報記憶
部で記憶している売上情報のなかに当該商品値引券が値
引対象とする商品の売上情報があるかチェックし、該当
する売上情報があればその売上金額を当該商品値引券の
値引情報で値引処理する商品値引券値引処理手段、及
び、値引情報読出し手段により読出した値引情報が合計
値引券のものであるとき、登録商品情報記憶部で記憶し
た全商品の売上情報から1取引の合計金額を算出した後
その合計金額を当該合計値引券の値引情報で値引処理
し、値引後の金額を出力する合計値引券値引処理手段を
設けたものである。このような構成の請求項1記載の発
明においては、買物客が買上げる商品の商品識別コード
をコード入力手段によって入力すると、その商品の売上
情報が登録商品情報記憶部で記憶される。また、この買
物客から提示された商品値引券または合計値引券の券識
別コードをコード入力手段によって入力すると、その値
引券の値引情報が値引券情報記憶部で記憶される。その
後、合計出力指示手段により1取引の合計金額出力を指
示すると、値引券有無判断手段により値引券情報記憶部
で値引券の値引情報を記憶しているか否かが判断され
る。そして記憶されていない場合には、登録商品情報記
憶部で記憶した全商品の売上情報から1取引の合計金額
が算出され出力される。これに対し、値引券情報記憶部
に値引券の値引情報が記憶されている場合には、商品値
引券,合計値引券の順に値引情報が読出される。そし
て、商品値引券の値引情報が読出される毎に、登録商品
情報記憶部で記憶している売上情報のなかに当該商品値
引券が値引対象とする商品の売上情報があるかチェック
され、該当する売上情報があればその売上金額が当該商
品値引券の値引情報で値引処理される。また、合計値引
券の値引情報が読出された場合には、登録商品情報記憶
部で記憶した全商品の売上情報から1取引の合計金額が
算出された後、その合計金額が当該合計値引券の値引情
報で値引処理される。そして、値引後の金額が当該1取
引の合計金額として出力される。したがって、合計出力
指示手段により1取引の合計金額出力を指示する前であ
ればいつでも、買物客が提示した商品値引券及び合計値
引券の券識別コードを入力することができる。
【0008】本願請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明において、値引情報読出し手段を、値引券情
報記憶部に複数の合計値引券の値引情報が記憶されてい
るとき、値引幅の大きい順にその合計値引券の値引情報
を読出すようにしたものである。このような構成によ
り、買物客が複数種類の合計値引券を提示した場合に、
その買物客にとって最も有利な値引が自動的に実施され
るようになる。
【0009】本願請求項3記載の発明は、上記請求項1
記載の発明において、商品値引券値引処理手段を、登録
商品情報記憶部で記憶している売上情報のなかに券識別
コードが入力された商品値引券が値引対象とする商品の
売上情報が複数あるとき、最も売上金額の大きい商品の
売上情報を選択しその売上金額を当該商品値引券の値引
情報で値引処理するようにしたものである。このような
構成により、買物客が提示した1枚の商品値引券で複数
の商品が値引対象となる場合に、その買物客にとって最
も有利な値引が自動的に実施されるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。はじめに、図1は本実施の形態で
使用する値引券の一例であって、同図(a)は予め設定
される値引対象商品の売上金額を設定された数値の割合
だけ値引するパーセント値引タイプの商品値引券(以
下、商品クーポン券と称する)1であり、同図(b)は
1取引の合計金額を設定された数値の金額だけ値引する
金額値引タイプの合計値引券(以下、合計クーポン券と
称する)2である。
【0011】図示するように、各クーポン券1,2に
は、バーコード3を印刷している。このバーコード3
は、図3に示すように、クーポン券の種類毎に設定され
る券識別コードとしてのクーポンコードと、そのクーポ
ン券に設定された値引額または値引率の値とその値が値
引額なのか値引率なのかを識別する識別フラグ(0:値
引額,1:値引率とする)とからなる値引情報と、値引
情報の読取り誤りの有無を判別するためのチェックデジ
ットとをバーコードシンボル化したものである。因み
に、合計クーポン券2は取引合計金額から設定された金
額を値引する金額値引タイプとし、有効期間が異なるも
のを別種類として管理する。一方、商品クーポン券1は
値引対象商品の売上金額を設定された割合だけ値引する
パーセント値引タイプとし、有効期間が異なるか、有効
期間が同じでも値引対象となる商品が異なるものを別種
類として管理する。なお、1枚の商品クーポン券1が値
引対象とする商品は1品に限らず、複数の商品を値引対
象とする商品クーポン券1も存在するものとして本実施
の形態を説明する。
【0012】図2は本実施の形態であるPOSシステム
の全体図であり、このPOSシステムは、1人の買物客
が買上げる商品の販売登録業務を1取引として処理する
複数台のPOSターミナル4と、各POSターミナル4
で処理される各買物客との取引を一元的に管理するPO
Sコントローラ5とを、通信回線6によって相互データ
通信自在に接続して構築したものである。
【0013】前記POSコントローラ5は、データベー
ス機能を有するコンピュータを主体に構成したもので、
少なくとも、店で販売する各商品毎に作成される単品レ
コードを蓄積記憶する単品ファイル7と、店で使用可能
な各種クーポン券の種類毎に作成されるクーポンレコー
ドを蓄積記憶するクーポンファイル8と、商品クーポン
券1の種類毎に作成される対象商品レコードを蓄積記憶
するクーポン対象商品ファイル9とを、データベースと
して保持している。
【0014】前記単品レコードは、図4に示すように、
各商品にそれぞれ商品識別コードとして付される単品コ
ードと、その商品が属する部門の部門コードと、その商
品の品名に相当する単品名称と、その商品1点あたりの
売価に相当する単価と、その他のステータス情報とで構
成している。前記クーポンレコードは、図5に示すよう
に、各種の商品クーポン券及び合計クーポン券にそれぞ
れ券識別コードとして付されるクーポンコードと、その
クーポン券の取扱いが有効となる期間の開始日及び終了
日と、そのクーポン券に対して便宜上設定される名称に
相当するクーポン名称と、そのクーポン券が商品クーポ
ン券1なのか合計クーポン券2なのかを識別する種別フ
ラグ(0:商品クーポン券,1:合計クーポン券)とで
構成している。前記対象商品レコードは、図6に示すよ
うに、商品クーポン券1のクーポンコードと、その商品
クーポン券1が値引対象とする1乃至複数の商品の単品
コードとで構成している。
【0015】図7は前記POSターミナル4の要部構成
を示すブロック図である。図示するように、POSター
ミナル4は、制御部本体としてCPU(Central Proces
singUnit )11を備えている。また、プログラムなど
の固定的データを格納したROM(Read Only Memory)
12、商品販売データ等が登録される各種のメモリエリ
アを形成するRAM(Random Access Memory)13、日
付及び時刻を計時する時計部14、前記通信回線6を介
して行われるデータの送受信を制御する通信インタフェ
ース15、モードスイッチ16からの信号を入力すると
ともにドロワ(不図示)を自動開放するドロワ開放装置
17に駆動信号を出力するI/Oポート18、置数キ
ー,乗算キー,PLUキー,合計キー,締めキーなどを
配設したキーボード19からキー操作に対応するキー信
号を取込むキーボードコントローラ20、オペレータに
対して登録商品のデータ等を表示するオペレータ用表示
器21及び買物客に対して同様なデータを表示する客用
表示器22の表示動作を制御する表示コントローラ2
3、レシート印字及びジャーナル印字を行うプリンタ2
4の印字動作を制御するプリンタコントローラ25、各
商品に付される単品コードのバーコードや各クーポン券
1,2に印刷されたクーポンコード及び値引情報のバー
コードを光学的に読取るバーコードスキャナ26から読
取りコード信号を取込むスキャナコントローラ27等を
備えている。そして、前記CPU11と、ROM12,
RAM13,時計部14,通信インタフェース15,I
/Oポート18,キーボードコントローラ20,表示コ
ントローラ23,プリンタコントローラ25及びスキャ
ナコントローラ27とを、アドレスバス,データバス等
のバスライン28で接続して、POSターミナル4の制
御回路を構成している。
【0016】前記モードスイッチ16は、「登録」,
「点検」,「精算」,「設定」などの各種業務モードを
選択しその実行を前記CPU11に指令するためのスイ
ッチである。ここで「登録」とは、単品コードの入力に
より客買上商品の販売登録が行われるとその客買上商品
の販売データに基づいてRAM13の所定エリアに商品
別に登録処理し、締めキーの入力により1買物客との取
引終了が宣言されるとその買物客が購入した全商品の明
細を記録したレシートをプリンタ14によって印字発行
する業務のモードである。「点検」とは、登録業務によ
って各商品の販売データが登録処理された所定エリアの
内容を集計し売上レポートとして出力する業務である。
「精算」とは、点検業務と同様に所定エリアの内容を集
計し売上レポートとして出力した後、その所定エリアを
クリアする業務のモードである。「設定」とは、登録業
務等を実行するのに必要なデータをRAM13に予め設
定する業務のモードである。
【0017】かかる構成のPOSターミナル4におい
て、前記RAM13には、特に図8に示すように、単品
コード,売上点数,売上金額,クーポンコード及び商品
クーポン値引額の各項目からなる単品登録情報を1取引
毎に登録順に記憶する単品登録バッファ31と、クーポ
ンコード,値引情報,クーポン名称及び種別フラグの各
項目からなるクーポン登録情報を1取引毎に登録順に記
憶するクーポン登録バッファ32と、1取引で販売登録
された商品の合計金額を記憶する取引合計金額メモリ3
3と、1取引で使用されたクーポン券による値引額の合
計を記憶するクーポン値引額メモリ34と、1取引の商
品登録中にセット(1)される登録中フラグのフラグメ
モリ35と、1取引でクーポン券の登録があるとセット
(1)されるクーポンフラグのフラグメモリ36とを形
成している。
【0018】しかして、このPOSターミナル4は、モ
ードスイッチ16により「登録」モードが選択された状
態で前記バーコードスキャナ26により各商品に付され
た単品コードのバーコードがスキャニング入力される
と、CPU11が図9の流れ図に示す単品コード入力処
理を実行するようにプログラムを構成している。
【0019】すなわちCPU11は、この単品コード入
力処理を開始すると、先ず、ST(ステップ)1として
フラグメモリ35に登録中フラグがセットされているか
否かを判断する。そして、登録中フラグがリセット
(0)されていた場合には、買物客が買上げる商品の1
点目の単品コードが入力されたので、ST2として単品
登録バッファ31をクリアする。また、フラグメモリ3
5に登録中フラグをセット(1)する。ST1にて登録
中フラグが既にセット(1)されていた場合には、買物
客が買上げる商品の2点目以降の単品コードが入力され
たので、ST2,ST3の処理は行わない。
【0020】次に、ST4として入力された単品コード
を検索キーとする単品情報の問合せ伝文を作成し、この
問合せ伝文を通信インタフェース15から通信回線6を
介してPOSコントローラ5に送信する。すると、この
問合せ伝文を受信したPOSコントローラ5において
は、問合せ伝文中の単品コードで単品ファイル7を検索
し、この単品コードを含む単品レコードを検出すると、
その単品レコードを通信回線6を介して問合せ元のPO
Sターミナル4に応答するので、問合せ伝文を送信した
POSターミナル4のCPU11は、ST5としてPO
Sコントローラ5から単品レコードの応答があるのを待
機する。
【0021】そして、予め設定された一定時間内にPO
Sコントローラ5から単品レコードが応答され、通信イ
ンタフェース15で受信すると、ST6としてその単品
レコード中の単品コードと、売上点数(単品コードの入
力前に置数キーと乗算キーとにより乗数が入力されてい
た場合にはその乗数,乗数が入力されていない場合には
1)と、この売上点数に単品レコード中の単価を乗じて
算出した売上金額とを、単品登録バッファ31に登録順
に格納する。また、ST7として単品レコード中の単品
名称と前記売上金額とをオペレータ用表示器21及び客
用表示器22に表示させる。以上で、今回の単品コード
入力処理を終了する。
【0022】なお、ST5にて一定時間を経過しても単
品レコードが応答されなかった場合には、ST8として
販売登録された商品は単品情報が未設定の商品であるこ
とを告げるメッセージをオペレータ用表示器21及び客
用表示器22に表示させて、今回の単品コード入力処理
を終了する。
【0023】また、このPOSターミナル4は、同じく
「登録」モードが選択された状態で前記バーコードスキ
ャナ26により各クーポン券1,2に印刷されたクーポ
ンコード及び値引情報のバーコードがスキャニング入力
されると、CPU11が図10の流れ図に示すクーポン
コード入力処理を実行するようにプログラムを構成して
いる。
【0024】すなわちCPU11は、このクーポンコー
ド入力処理を開始すると、先ず、ST1としてフラグメ
モリ36にクーポンフラグがセットされているか否かを
判断する。そして、クーポンフラグがリセット(0)さ
れていた場合には、買物客が提示した1枚目のクーポン
券のクーポンコード及び値引情報が入力されたので、S
T2としてクーポン登録バッファ32をクリアする。ま
た、フラグメモリ36にクーポンフラグをセット(1)
する。ST1にてクーポンフラグが既にセット(1)さ
れていた場合には、買物客が提示した2枚目以降のクー
ポン券1,2のクーポンコード及び値引情報が入力され
たので、ST2,ST3の処理は行わない。
【0025】次に、ST4として入力されたクーポンコ
ードを検索キーとするクーポン情報の問合せ伝文を作成
し、この問合せ伝文を通信インタフェース15から通信
回線6を介してPOSコントローラ5に送信する。する
と、この問合せ伝文を受信したPOSコントローラ5に
おいては、問合せ伝文中のクーポンコードでクーポンフ
ァイル7を検索し、このクーポンコードを含むクーポン
レコードを検出すると、そのクーポンレコードを通信回
線6を介して問合せ元のPOSターミナル4に応答する
ので、問合せ伝文を送信したPOSターミナル4のCP
U11は、ST5としてPOSコントローラ5からクー
ポンレコードの応答があるのを待機する。
【0026】そして、予め設定された一定時間内にPO
Sコントローラ5からクーポンレコードが応答され、通
信インタフェース15で受信すると、ST6としてその
クーポンレコード中の有効期間(開始日〜終了日)内に
時計部14で計時している現日付が入るか否かを判断す
る。そして、現日付が有効期間内であることを確認した
ならば、ST7としてそのクーポンレコード中のクーポ
ンコード,クーポン名称及び種別フラグとスキャニング
入力された値引情報とを、クーポン登録バッファ32に
登録順に格納する。また、ST8として上記クーポン名
称をオペレータ用表示器21及び客用表示器22に表示
させて、今回のクーポンコード入力処理を終了する。
【0027】なお、ST5にて一定時間を経過してもク
ーポンレコードが応答されなかった場合及びST6にて
現日付が有効期間外であった場合には、ST9としてク
ーポン券が使用不可であることを告げるメッセージをオ
ペレータ用表示器21及び客用表示器22に表示させ
て、今回のクーポンコード入力処理を終了する。
【0028】ここに、バーコードスキャナ26は、1取
引として販売登録される商品の商品識別コードである単
品コードと、その1取引内で使用される値引券の券識別
コードであるクーポンコードとを入力するコード入力手
段として機能する。また、単品登録バッファ31は、コ
ード入力手段であるバーコードスキャナ26により商品
識別コードである単品コードが入力された商品の売上情
報を記憶する登録商品情報記憶部として機能し、クーポ
ン登録バッファ32は、コード入力手段であるバーコー
ドスキャナ26により券識別コードであるクーポンコー
ドが入力された値引券の値引情報を記憶する値引券情報
記憶部として機能する。
【0029】また、このPOSターミナル4は、同じく
「登録」モードが選択された状態で前記キーボード19
の合計キーが入力されると、CPU11が図11の流れ
図に示す合計キー入力処理を実行するようにプログラム
を構成している。因みに、合計キーは、1取引の合計出
力を指示する合計出力指示手段として機能するキーであ
る。
【0030】すなわちCPU11は、この合計キー入力
処理を開始すると、先ず、ST1としてフラグメモリ3
5に登録中フラグがセットされているか否かを判断す
る。そして、登録中フラグがリセット(0)されていた
場合には、1取引として販売される商品の登録無しにそ
の取引の合計出力が指示された誤操作なので、合計キー
の入力をエラーとして、今回の処理を終了する。
【0031】ST1にて登録中フラグがセット(1)さ
れていた場合には、ST2としてフラグメモリ36にク
ーポンフラグがセットされているか否かを判断する(値
引券有無判断手段)。ここで、クーポンフラグがリセッ
ト(0)されていた場合には、クーポン券が使用されな
い取引の合計出力が指示されたので、ST3として取引
合計金額の計算及び表示を行う。具体的には、取引合計
金額メモリ33を一旦クリアしたならば単品登録バッフ
ァ31に格納されている単品登録情報を先頭から順番に
読出す。そして、読出した単品登録情報の売上金額を取
引合計金額メモリ33に順次加算する。こうして、最終
の単品登録情報の売上金額を取引合計金額メモリ33に
加算すると、取引合計金額メモリ33に取引合計金額が
格納される。そこで、この取引合計金額をオペレータ用
表示器21及び客用表示器22に表示させる(値引券無
し取引処理手段)。
【0032】その後、ST4として締めキーの入力によ
り1買物客との取引終了が宣言されたことに応じてドロ
ワオープン,レシート発行などの締め処理を実行する。
なお、この締め処理は、単品登録バッファ31に格納さ
れている単品登録情報をRAM13の所定エリアに商品
別に登録処理する処理を含む。しかる後、ST5として
フラグメモリ35から登録中フラグをリセット(0)し
たならば、今回の合計キー処理を終了する。
【0033】一方、ST2にてクーポンフラグがセット
(1)されていた場合には、クーポン券が使用された取
引の合計出力が指示されたので、ST6としてクーポン
値引額メモリ34をクリアした後、ST7としてクーポ
ン登録バッファ32に格納されているクーポン登録情報
を、種別フラグが“0”の商品クーポン券のクーポン登
録情報と、種別フラグが“1”の合計クーポン券のクー
ポン登録情報とに分け、商品クーポン券のクーポン登録
情報が先に来るように、かつ合計クーポン券のクーポン
登録情報については値引の大きい順に並べ替えを行う。
そして並べ替え後、ST8として読出しカウンタnを一
旦“0”にリセットし、次いで、ST9としてこの読出
しカウンタnを“1”だけカウントアップする。そし
て、ST10としてこの読出しカウンタnのカウント値
に一致する順位のクーポン登録情報(以下、n番目クー
ポン登録情報と称する)をクーポン登録バッファ32か
ら読出す(値引情報読出し手段)。
【0034】ここで、ST11としてクーポン登録バッ
ファ32からn番目クーポン登録情報を読出すことがで
きたならば、ST12としてそのクーポン登録情報が商
品クーポン券の情報なのか合計クーポン券の情報なのか
を、そのクーポン登録情報の種別フラグから判断する。
そして、種別フラグが“0”、つまり商品クーポン券の
クーポン登録情報であった場合には、図12で具体的に
示す商品クーポン値引処理を実行する。
【0035】すなわち、n番目クーポン登録情報のクー
ポンコードを検索キーとする対象単品コードの問合せ伝
文を作成し、この問合せ伝文を通信インタフェース15
から通信回線6を介してPOSコントローラ5に送信す
る。すると、この問合せ伝文を受信したPOSコントロ
ーラ5においては、問合せ伝文中のクーポンコードでク
ーポン対象商品ファイル8を検索し、このクーポンコー
ドを含む対象商品レコードを検出すると、その対象商品
レコードを問合せ元のPOSターミナル4に応答するの
で、問合せ伝文を送信したPOSターミナル4のCPU
11は、POSコントローラ5から対象商品レコードの
応答があるのを待機する。
【0036】そして、予め設定された一定時間内にPO
Sコントローラ5から対象商品レコードが応答され、通
信インタフェース15で受信すると、そのレコード中の
対象単品コードを有する単品登録情報が単品登録バッフ
ァ31に存在するかチェックする。そして、該当する単
品登録情報が存在する場合には、その該当する単品登録
情報が複数存在するか否かを判断する。そして、複数存
在する場合にはその中で売上金額が最も大きい単品登録
情報を当該商品クーポン券による値引対象商品の単品登
録情報として選択する。1つしか存在しない場合には、
その単品登録情報を当該商品クーポン券による値引対象
商品の単品登録情報とする。
【0037】その後、n番目クーポン情報の値引情報に
基づいてクーポン値引額を取得する。具体的には、値引
情報の値を値引対象商品の売上金額に対する値引率とし
てクーポン値引額を取得する。こうして、クーポン値引
額を取得したならば、値引対象商品の単品登録情報に、
n番目クーポン情報のクーポンコードとともに上記クー
ポン値引額をセットする。また、クーポン値引額メモリ
34に上記クーポン値引額を加算して、この商品クーポ
ン値引処理を終了する(商品値引券値引処理手段)。
【0038】なお、一定時間内に対象単品レコードの応
答がなかった場合、及び対象単品レコードの応答があっ
たがそのレコード中の対象単品コードを有する単品登録
情報が存在しなかった場合には、n番目クーポン登録情
報のクーポン名称で特定される商品クーポン券を使用で
きないことを告げるメッセージをオペレータ用表示器2
1及び客用表示器22に表示させて、この商品クーポン
値引処理を終了する。
【0039】一方、図11のST12にてn番目クーポ
ン登録情報の種別フラグが“1”、つまり合計クーポン
券のクーポン登録情報であった場合には、図13で具体
的に示す合計クーポン値引処理を実行する。
【0040】すなわち、先ず、当該合計クーポン券によ
る値引前の取引合計金額を算出する。具体的には、取引
合計金額メモリ33を一旦クリアしたならば、単品登録
バッファ31に格納されている単品登録情報を先頭から
順番に読出す。そして、読出した単品登録情報の売上金
額を取引合計金額メモリ33に順次加算する。そして、
最終の単品登録情報の売上金額を取引合計金額メモリ3
3に加算したならば、その後、取引合計金額メモリ33
からクーポン値引額メモリ34の金額を減算する。
【0041】こうすることにより、取引合計金額メモリ
33には当該合計クーポン券による値引前の取引合計金
額が格納されるので、次に、n番目クーポン登録情報の
値引情報に基づいてクーポン値引額を取得する。具体的
には、値引情報の値をそのままクーポン値引額として取
得する。こうして、値引前の取引合計金額とクーポン値
引額とを取得したならば、両者を比較する。そして、ク
ーポン値引額が取引合計金額未満の場合には値引が可能
なので、クーポン値引額メモリ34に上記クーポン値引
額を加算して、この合計クーポン値引処理を終了する
(合計値引券値引処理手段)。
【0042】これに対し、クーポン値引額が取引合計金
額以上の場合には値引が不可能なので、n番目クーポン
登録情報のクーポン名称で特定される合計クーポン券を
使用できないことを告げるメッセージをオペレータ用表
示器21及び客用表示器22に表示させて、この合計ク
ーポン値引処理を終了する。
【0043】こうして、図11のST12にてn番目ク
ーポン登録情報の種別フラグをチェックし、その種別フ
ラグの状態に応じて商品クーポン値引処理または合計キ
ー入力処理を実行したならば、ST9に戻り、前記読出
しカウンタnを“1”だけカウントアップする。そし
て、クーポン登録バッファ32からn番目クーポン登録
情報を読出したならば、そのn番目クーポン登録情報の
種別フラグをチェックし、その種別フラグの状態に応じ
て商品クーポン値引処理または合計キー入力処理を実行
する。すなわち、クーポン登録バッファ32から順にク
ーポン登録情報を読出し、そのクーポン登録情報が商品
クーポン券の情報であった場合には商品クーポン値引処
理を実行し、合計クーポン券の情報であった場合には合
計クーポン値引処理を実行する。
【0044】しかして、ST11にてクーポン登録バッ
ファ32にn番目クーポン登録情報が存在しないことを
確認すると、クーポン券値引後の取引合計金額の計算及
び表示を行う。具体的には、取引合計金額メモリ33を
一旦クリアしたならば単品登録バッファ31に格納され
ている単品登録情報を先頭から順番に読出す。そして、
読出した単品登録情報の売上金額を取引合計金額メモリ
33に順次加算する。そして、最終の単品登録情報の売
上金額を取引合計金額メモリ33に加算したならば、そ
の後、取引合計金額メモリ33からクーポン値引額メモ
リ34の金額を減算する。こうすることにより、取引合
計金額メモリ33にはクーポン券値引後の取引合計金額
が格納されるので、この取引合計金額をオペレータ用表
示器21及び客用表示器22に表示させる。
【0045】その後、締めキーの入力により1買物客と
の取引終了が宣言されたことに応じてドロワオープン,
レシート発行などの取引締め処理を実行する。なお、こ
の締め処理は、単品登録バッファ31に格納されている
単品登録情報及びクーポン登録バッファ32に格納され
ている商品クーポン券の情報をRAM13の所定エリア
に商品別に登録処理する処理を含む。しかる後、各フラ
グメモリ35,36から登録中フラグ及びクーポンフラ
グをそれぞれリセット(0)したならば、今回の合計キ
ー処理を終了する。
【0046】このように構成された本実施の形態におい
て、今、単価100円の商品「あめAAAA」(単品コ
ードzzzz1)と単価120円の商品「あめBBB
B」(単品コードzzzz2)とをそれぞれ1点ずつ購
入した買物客が、両商品「あめAAAA」,「あめBB
BB」がいずれも5%値引対象の商品クーポン券と、1
00円値引及び200円値引の各合計クーポン券の計3
枚のクーポン券を提示したとすると、POSターミナル
4を操作するキャッシャは、各商品「あめAAAA」,
「あめBBBB」に付されたバーコード(単品コード)
と、各クーポン券に印刷されたバーコード(クーポンコ
ード,値引情報)とを、それぞれバーコードスキャナ2
6でスキャニング入力する。そうすると、RAM13の
単品登録情報バッファ31及びクーポン登録バッファ3
2にそれぞれ図14に示すデータが格納される。因み
に、図14は、商品については「あめAAAA」,「あ
めBBBB」の順でスキャニング入力し、クーポン券に
ついては100円値引の合計クーポン券,5%値引の商
品クーポン券,200円値引の合計クーポン券の順でス
キャニング入力した場合のデータ例である。
【0047】その後、キャッシャは合計キーを入力して
1取引の合計出力を指示する。そうすると、クーポン登
録バッファ32に格納されているクーポン登録情報がソ
ートされ、5%値引商品クーポン券のクーポン登録情報
が先頭エリアに格納され、次に、200円値引合計クー
ポン券のクーポン登録情報が格納され、次に、100円
値引合計クーポン券のクーポン登録情報が格納される。
【0048】しかる後、先ず、先頭の5%値引商品クー
ポン券のクーポン登録情報が読出されて、商品クーポン
値引処理が実行される。この場合、当該5%値引商品ク
ーポン券の値引対象商品として「あめAAAA」と「あ
めBBBB」の2品が存在するので、売上金額の大きい
商品「あめBBBB」が値引対象商品として設定され
る。そして、この商品「あめBBBB」の売上金額12
0円が5%値引されて、商品クーポン値引額6円が算出
される。
【0049】この場合において、仮に、売上金額の小さ
い商品「あめAAAA」が値引対象商品として設定され
た場合には、この商品「あめAAAA」の売上金額10
0円が5%値引されて、商品クーポン値引額は5円とな
り、客にとって不利な値引が行われたことになる。
【0050】次に、2番目の200円値引合計クーポン
券のクーポン登録情報が読出されて、合計クーポン値引
処理が実行される。この場合、当該合計クーポン券によ
る値引前の取引合計金額は、商品「あめAAAA」の売
上金額が100円で商品「あめBBBB」の売上金額が
商品クーポン値引後の114円であるから214円とな
り、当該合計クーポン券の値引額200円より大きいの
で、値引が成立する。その結果、値引後の取引合計金額
は14円となる。
【0051】次に、3番目の100円値引合計クーポン
券のクーポン登録情報が読出されて、合計クーポン値引
処理が実行される。ただし、この場合は、当該合計クー
ポン券による値引前の取引合計金額が14円であり、当
該合計クーポン券の値引額100円より小さいので、値
引が成立しない。その結果、図15に示すようなレシー
トが印字発行されて、この買物客との取引が終了する。
【0052】この場合において、仮に、先に100円値
引合計クーポン券のクーポン登録情報が読出されて、合
計クーポン値引処理が実行されると、当該合計クーポン
券による値引前の取引合計金額が214円であり、当該
合計クーポン券の値引額100円より大きいので、値引
が成立する。そして値引後の取引合計金額は114円と
なる。したがって、次に200円値引合計クーポン券の
クーポン登録情報が読出されて、合計クーポン値引処理
が実行されるが、値引は成立しないので、この買物客が
支払う代金は114円となり、客にとって不利な値引が
行われたことになる。
【0053】このように、本実施の形態によれば、バー
コードスキャナ26により1取引として販売登録される
商品の単品コードがスキャニング入力されると、その商
品の売上情報を単品登録バッファ31に記憶する。ま
た、バーコードスキャナ26により1取引内で使用され
る商品クーポン券1及び合計クーポン券2のクーポンコ
ード及び値引情報がスキャニング入力されると、そのク
ーポン券1,2の値引情報をクーポン登録バッファ32
に記憶する。この状態で、合計キーの入力により当該1
取引の合計出力が指示されると、クーポン登録バッファ
32でクーポン券1,2の値引情報を記憶しているか否
かを判断する。そして、値引情報を記憶している場合に
は、そのクーポン登録バッファ32から商品クーポン券
1,合計クーポン券2の順に値引情報を読出す。そし
て、商品クーポン券の値引情報を読出したときには、単
品登録バッファ31で記憶している売上情報のなかに当
該商品クーポン券1が値引対象とする商品の売上情報が
あるかチェックし、該当する売上情報があればその売上
金額を当該商品クーポン券1の値引情報で値引処理す
る。また、合計クーポン券2の値引情報を読出したとき
には、単品登録バッファ31で記憶した全商品の売上情
報から1取引の合計金額を算出した後その合計金額を当
該合計クーポン券2の値引情報で値引処理するようにし
ている。
【0054】したがって、合計キーにより1取引の合計
出力を指示する前であればいつでも、買物客が提示した
商品クーポン券1及び合計クーポン券2のクーポンコー
ド及び値引情報をスキャニング入力することができる。
また、その入力順序も特に制限されるものではない。そ
の結果、買物客が商品クーポン券1と合計クーポン券2
の両方を使用しても入力の手順が煩雑になることはない
ので、キャッシャの作業能率が低下するおそれはない。
【0055】また、クーポン登録バッファ32に複数種
類の合計クーポン券2の値引情報が記憶されていると
き、値引幅の大きい順にその合計クーポン券2の値引情
報を読出して、合計クーポン値引処理を実行するように
している。したがって、買物客が複数種類の合計クーポ
ン券2を提示した場合に、値引の小さい合計クーポン券
による値引を先に処理してしまったために値引の大きい
合計クーポン券による値引が不成立になる不具合がなく
なり、買物客にとって最も有利な値引が自動的に実施さ
れるようになる。
【0056】また、単品登録バッファ31で記憶してい
る売上情報のなかに商品クーポン券1が値引対象とする
商品の売上情報が複数あるとき、最も売上金額の大きい
商品の売上情報を選択しその売上金額を当該商品クーポ
ン券の値引情報で値引処理するようにしている。したが
って、買物客が提示した1枚の商品クーポン券1で複数
の商品が値引対象となる場合に、そのクーポン券がパー
セント値引のものであれば最も値引額が大きくなる商品
が値引対象商品として選択されるので、買物客にとって
最も有利な値引が自動的に実施されるようになる。
【0057】なお、前記一実施の形態では、単品ファイ
ル7,クーポンファイル8及びクーポン対象商品ファイ
ル9を有するPOSコントローラ5を通信回線6で接続
してなるPOSターミナル4に本発明を適用したが、上
記各ファイル7,8,9を内蔵メモリまたは外付けされ
たメモリに具備してなる単体の電子式キャッシュレジス
タにも本発明を同様に適用できるものである。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1記載
の発明によれば、買物客が商品値引券と合計値引券の両
方を使用しても入力の手順が煩雑になることはなく、キ
ャッシャの作業能率が低下するのを防止できる商品販売
登録データ処理装置を提供できる。また、本願請求項2
記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に
加えて、買物客が複数種類の合計値引券を提示した場合
に、その買物客にとって最も有利な値引を自動的に実施
できる効果を奏する商品販売登録データ処理装置を提供
できる。また、本願請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて、買物客が提示した
1枚の商品値引券で複数の商品が値引対象となる場合
に、その買物客にとって最も有利な値引を自動的に実施
できる効果を奏する商品販売登録データ処理装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態で使用する商品値引券
及び合計値引券の一例を示す図。
【図2】 本発明の一実施の形態であるPOSシステム
の概略図。
【図3】 図1における値引券に印刷されるバーコード
のデータフォーマットを示す図。
【図4】 図2における単品ファイルに格納される単品
レコードのデータフォーマットを示す図。
【図5】 図2におけるクーポンファイルに格納される
クーポンレコードのデータフォーマットを示す図。
【図6】 図2におけるクーポン対象商品ファイルに格
納される対象商品レコードのデータフォーマットを示す
図。
【図7】 図2におけるPOSターミナルの要部構成を
示すブロック図。
【図8】 同POSターミナルのRAMに形成する主要
なメモリエリアを示す図。
【図9】 同POSターミナルのCPUが実行する単品
コード入力処理の要部を示す流れ図。
【図10】同POSターミナルのCPUが実行するクー
ポンコード入力処理の要部を示す流れ図。
【図11】同POSターミナルのCPUが実行する合計
キー入力処理の要部を示す流れ図。
【図12】図11における商品クーポン値引処理を具体
的に示す流れ図。
【図13】図11における商品クーポン値引処理を具体
的に示す流れ図。
【図14】単品登録バッファ及びクーポン登録バッファ
に格納されるデータ例を示す図。
【図15】レシートの印字例を示す図。
【符号の説明】
1…商品クーポン券(商品値引券) 2…合計クーポン券(合計値引券) 4…POSターミナル 5…POSコントローラ 6…通信回線 7…単品ファイル 8…クーポンファイル 9…クーポン対象商品ファイル 11…CPU 26…バーコードスキャナ 31…単品登録バッファ 32…クーポン登録バッファ 33…取引合計金額メモリ 34…クーポン値引額メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定される値引対象商品の売上金額
    を値引する商品値引券と1取引の合計金額を値引する合
    計値引券の少なくとも一方の値引券が使用される取引の
    商品販売登録が可能な商品販売登録データ処理装置にお
    いて、 1取引として販売登録される商品の商品識別コードとそ
    の1取引内で使用される値引券の券識別コードとを入力
    するコード入力手段と、 前記コード入力手段により商品識別コードが入力された
    商品の売上情報を記憶する登録商品情報記憶部と、 前記コード入力手段により券識別コードが入力された値
    引券の値引情報を記憶する値引券情報記憶部と、 1取引の合計金額出力を指示する合計出力指示手段と、 この合計出力指示手段により1取引の合計金額出力が指
    示されると、前記値引券情報記憶部で前記値引券の値引
    情報を記憶しているか否かを判断する値引券有無判断手
    段と、 この値引券有無判断手段により前記値引券の値引情報記
    憶無しを判断したことを条件に、前記登録商品情報記憶
    部で記憶した全商品の売上情報から1取引の合計金額を
    算出し出力する値引券無し取引処理手段と、 前記値引券有無判断手段により前記値引券の値引情報記
    憶有りを判断したことを条件に、前記値引券情報記憶部
    から前記商品値引券,合計値引券の順に値引情報を読出
    す値引情報読出し手段と、 この値引情報読出し手段により読出した値引情報が前記
    商品値引券のものであるとき、前記登録商品情報記憶部
    で記憶している売上情報のなかに当該商品値引券が値引
    対象とする商品の売上情報があるかチェックし、該当す
    る売上情報があればその売上金額を当該商品値引券の値
    引情報に基づいて値引処理する商品値引券値引処理手段
    と、 前記値引情報読出し手段により読出した値引情報が前記
    合計値引券のものであるとき、前記登録商品情報記憶部
    で記憶した全商品の売上情報から1取引の合計金額を算
    出した後その合計金額を当該合計値引券の値引情報に基
    づいて値引処理し、値引後の金額を出力する合計値引券
    値引処理手段と、を具備したことを特徴とする商品販売
    登録データ処理装置。
  2. 【請求項2】 値引情報読出し手段は、値引券情報記憶
    部に複数の合計値引券の値引情報が記憶されていると
    き、値引幅の大きい順にその合計値引券の値引情報を読
    出すことを特徴とする請求項1記載の商品販売登録デー
    タ処理装置。
  3. 【請求項3】 商品値引券値引処理手段は、登録商品情
    報記憶部で記憶している売上情報のなかに券識別コード
    が入力された商品値引券が値引対象とする商品の売上情
    報が複数あるとき、最も売上金額の大きい商品の売上情
    報を選択しその売上金額を当該商品値引券の値引情報で
    値引処理することを特徴とする請求項1記載の商品販売
    登録データ処理装置。
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