JP2584429Y2 - 留め具 - Google Patents

留め具

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JP2584429Y2
JP2584429Y2 JP3695393U JP3695393U JP2584429Y2 JP 2584429 Y2 JP2584429 Y2 JP 2584429Y2 JP 3695393 U JP3695393 U JP 3695393U JP 3695393 U JP3695393 U JP 3695393U JP 2584429 Y2 JP2584429 Y2 JP 2584429Y2
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pin
leg
flange
hole
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剛 明間
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、たとえば物品をパネ
ルに取り付けるための留め具に関する。特に本考案は、
パネルに対し押し込む操作だけで取り付けができ、かつ
取り外しも可能な留め具に関する。
【0002】
【従来技術】 フランジと放射状スリットにより複数の
脚部分に分割された脚部とからなり、該脚部に先端部が
小径になる軸孔を形成したブッシュと、該ブッシュの軸
孔に挿入されるピンとからなる形式の留め具は、たとえ
ば実公昭61−37847 号公報により公知である。この種の
留め具は、ピンをブッシュの軸孔に挿入して該ピンによ
りブッシュの脚部を半径方向に押し開くことにより締結
を行うものである。ピンの外周にはねじが形成されてい
るため、取り外しに際しては、ピンを弛み方向に回転さ
せることで,締結を緩めることが可能である。しかし、
この公知の留め具では、ブッシュとピンとを使用前に仮
止めすることができないという不便がある。また、取り
外しには、ピンを回転させるのに時間がかかるという問
題もある。実開昭61-112108 号公報には、フランジ状の
基板に形成した係止脚を有する雌部材と該雌部材に挿入
される雄部材とからなり、締結状態で雄部材を45°回
転させるだけで取り外しできる留め具が開示されてい
る。この留め具は、雌部材の係止脚が十字形のスリット
により4本の脚部分に分割され、これら脚部分が、パネ
ルに形成した4角形の穴の4隅に挿入される。雌部材に
は、軸方向に貫通して先端部が先細になった軸孔が形成
されている。雄部材は、十字形断面の軸部を有し、該雄
部材の軸部が雌部材に挿入されたとき、軸部の十字形断
面の突部が雌部材の係止脚の内面に係合し、該係止脚を
半径方向外向きに押し拡げる。この締結状態から留め具
を取り外す場合には、雄部材を45°回転させることに
より該雄部材の十字形断面の突部を雌部材のスリットに
係合させる。この位置では、雄部材の軸部から雌部材の
係止脚に作用する半径方向外向きの力がなくなるので、
該係止脚は半径方向に縮小した形状となり、パネルの穴
から抜き取ることが可能となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 上述の実開昭61-112
108 号公報に開示された留め具では、雄部材を僅かに回
転させるだけで留め具の抜き取りが可能となるが、雌部
材と雄部材とを取り付け前に仮止めしておくことができ
ない、という問題がある。また、雄部材を雌部材に挿入
する場合に、雄部材の回転方向位置を定める手段がな
く、使用が不便である。本考案は、公知の留め具におけ
る上述の問題を解決するもので、押し込みの操作だけで
取り付けが可能であり、ピンの挿入に際して該ピンの回
転方向位置決めが容易で、かつピンを僅かに回転させる
ことにより抜き取りを行うことができる留め具を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本考案の留め具は、フランジと脚部を有するブッシ
ュと、該ブッシュに軸方向に挿入されて該ブッシュの脚
部を開かせることにより該ブッシュを取付物に係止させ
るようになったピンとからなる。ブッシュには、フラン
ジと脚部を貫通して軸方向に延びる軸孔が形成される。
この軸孔は、フランジに隣接する側から所定距離にわた
って形成された直径が大きい大径部と、脚部の先端部に
位置する直径が小さい小径部とからなる。ブッシュの脚
部は先端部から軸方向に延びる複数の放射状スリットに
より複数の脚部分に分割されており、該ブッシュの脚部
分には、係止手段が形成され、ブッシュのフランジに
は、脚部の放射状スリットに対応する形状で該放射状ス
リットに連続する貫通孔が形成される。ピンは、頭部と
軸部とからなる。ピンの軸部は、先端部にブッシュの放
射状スリットとフランジの貫通孔に対応する形状の先端
ガイド部と、該先端ガイド部より頭部寄りの位置におい
てガイド部に対し周方向にオフセットして形成された複
数の放射状突出部を有する本体部とからなる。ピンの軸
部には、ピンがブッシュに中途まで挿入されたときブッ
シュ側の係止手段に係合して該ブッシュとピンとの間の
仮止めを行い、ピンの頭部がブッシュのフランジに接す
るまで該ピンがブッシュに挿入されたとき、ブッシュ側
の係止手段に係合してピンの抜け止め作用を果たすピン
側の係止手段とが設けられる。この構成により、ピンの
先端ガイド部をフランジの貫通孔に合わせて該ピンをブ
ッシュに挿入することにより、ピンの軸部の本体部がブ
ッシュの脚部分を半径方向外側に押し開いて締結を行う
ことができる。
【0005】本考案の一態様においては、ブッシュの係
止手段は、脚部分の各々の小径部に相当する位置に形成
された第1ブッシュ側係止部と、大径部に相当する位置
に形成された第2ブッシュ側係止部とからなる。ピン側
の係止手段は、ピンがブッシュに中途まで挿入されたと
き第1ブッシュ側係止部に係合してブッシュとピンとの
間の仮止めを行うように先端ガイド部に形成された第1
ピン側係止部と、ピンの頭部がブッシュのフランジに接
するまで該ピンがブッシュに挿入されたとき第2ブッシ
ュ側係止部に係合してピンの抜け止め作用を果たすよう
に本体部に形成された第2ピン側係止部とからなる。本
考案のさらに別の態様では、ブッシュ側の係止手段は、
ブッシュの脚部分の各々は、小径部に相当する位置の側
面に形成された第1係止凸部と、該第1係止用凸部より
上方の内面に形成された第2係止凹部とからなる。ピン
側の係止手段は、ピンがブッシュに中途まで挿入された
とき該ブッシュの第1係止凸部に係合してブッシュとピ
ンとの間の仮止めを行うように先端ガイド部の側面に形
成された第1係止凹部と、ピンの頭部がブッシュのフラ
ンジに接するまで該ピンがブッシュに挿入されたときブ
ッシュ側の第2係止凸部に係合してピンの抜け止め作用
を果たす第2係止凹部とから構成される。ブッシュの脚
部に形成した放射状スリットは十字形スリットであるこ
とが好ましく、この場合には、ブッシュのフランジに形
成した貫通孔はこの十字形スリットに対応する形状の十
字形とする。そして、ピンの先端ガイド部も十字形とす
る。さらに、ピンの本体部は、先端ガイド部の十字形と
45°の角度で周方向にオフセットした十字形断面とす
ることが好ましい。
【0006】
【作用】 本考案の留め具は、ピンの先端ガイド部をブ
ッシュのフランジに形成した貫通孔に合わせて該ピンを
ブッシュの軸孔に挿入する。ピンの先端ガイド部は、ブ
ッシュの脚部に形成したスリットを通って挿入される。
ピンの軸部の本体部は先端ガイド部に対して周方向にオ
フセットしているため、ブッシュ脚部のスリットには係
合せず、スリットにより分割された脚部分の内面に係合
する。ピンがブッシュの軸孔に中途まで挿入されると、
該ピンの係止手段がブッシュ側の係止手段に係合して、
ピンとブッシュは仮止め状態となる。この状態で、止め
具をパネルに形成した取り付け穴に挿入する。この状態
で、さらにピンを押し込むと、ピン軸部の本体部がブッ
シュの脚部分の内面に係合して、該脚部分に半径方向外
向きの力を作用させる。このため、留め具はパネルに係
止され、締結状態となる。留め具を取り外す場合には、
ピンを回転させて該ピンの軸部の本体部がブッシュの脚
部に形成したスリットに係合する位置にする。この状態
では、ピンの軸部の本体部からブッシュの脚部分に作用
する半径方向外向きの力がなくなるため、ブッシュの脚
部は半径方向内方に縮小した状態となる。ピンの先端ガ
イド部は、ブッシュの脚部に形成したスリットに係合せ
ず、脚部先端に係合するため、ピンを抜き取り方向に引
っ張ることにより留め具を抜き取ることができる。
【0007】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図について説明
する。図1に、本実施例の留め具を締結状態で示す。こ
の実施例の留め具は、重ねて配置されたパネル3及び取
付物4のフランジにそれぞれ形成した穴5、6に挿入さ
れるブッシュ1と、該ブッシュ1に挿入されるピン2と
からなる。図2ないし図6に、この実施例のブッシュ1
の詳細を示す。ブッシュ1は、円板状のフランジ11と
該フランジ11から直角方向に延びる脚部12とから構
成される。脚部12は、図5に示すように全体が正方形
断面で、脚部12の全長にわたって形成された対角線方
向の十字形スリット13により4つの脚部分14に分割
されている。脚部12の中心を軸方向に通って円形断面
の軸孔15が形成されている。この軸孔15は、上端が
フランジ11を貫通する。脚部12の軸孔15は、フラ
ンジ11寄りに位置する大径部15aと、先端部側の小
径部15bと、大径部15aと小径部15bとの間の傾
斜部15cとからなる。各脚部分14の側面には、小径
部15bに対応する位置に、仮止め用凸部16が形成さ
れている。また、各脚部分14の半径方向内面には、小
径部15bと傾斜部15cとの境界部に対応する位置
に、抜け止め用凸部17が形成されている。図3に示す
ように、フランジ11には、脚部12の十字形スリット
13に重なる形状で、該十字形スリット13に連続する
十字形貫通孔18が形成されている。
【0008】図7ないし図9に、本考案の実施例のピン
2の全体を示す。ピン2は、ほぼ円板状の頭部21と該
頭部21から垂直に延びる軸部22とからなる。頭部2
1の周片には、該ピン2の回転操作を容易にするため
に、多数の凹部21aが周方向に間隔をもって形成され
ている。軸部22は、頭部21に隣接して形成された円
筒形部分23と、該円筒形部分23に連続して形成され
た本体部24と、軸部22の先端に形成された先端ガイ
ド部25とからなる。円筒形部分23は、ブッシュ1の
フランジ11及び脚部12を貫通して形成された円形軸
孔15の大径部15aに対応する直径に形成される。先
端ガイド部25は、図10に示すように、十字形断面形
状であり、ブッシュ1のフランジ11に形成した貫通孔
18及び脚部12に形成した十字形スリット13に挿入
できる寸法とする。本体部24は、図11に示すよう
に、十字形断面形状であり、その直径方向寸法は、図7
から分かるように、円筒形部分23の直径と同一であ
る。すなわち、本体部24の十字形の直径方向寸法は、
先端ガイド部25のそれよりも小さく形成される。本体
部24の十字形断面は、先端ガイド部25の十字形断面
に対して45°だけ周方向にオフセットした位置にあ
る。
【0009】先端ガイド部25は、図10に示すよう
に、平板状の壁部25aからなり、各壁部25aの片側
の面には、仮止め用凹部26が形成されている。本体部
24も図11に示すように平板状の壁部24aからな
り、該壁部24aの半径方向端面には、本体部24の長
さ方向の中間部の位置において、抜け止め用凹部27が
形成されている。使用に際しては、ピン2の軸部22の
先端に形成された先端ガイド部25をブッシュ1のフラ
ンジ11に形成した貫通孔18に合わせてピン2をブッ
シュ1に挿入する。図12に、ピン2が中途までブッシ
ュ1に挿入された状態を示す。この状態では、ピン2の
先端ガイド部25の壁面に形成した仮止め用凹部26に
ブッシュ1の脚部分14に形成した仮止め用凸部16が
係合する。したがって、ブッシュ1とピン2からなる留
め具は仮留め状態となる。ピン2の軸部22の本体部2
4は、ブッシュ1の脚部12に形成した軸孔15の大径
部15aに係合しているため、ブッシュ1の脚部12の
各脚部分14は半径方向に開かれない。したがって、ブ
ッシュ1の脚部12は、該脚部12の正方形断面形状に
形成されたパネル3の穴5に挿入することができる。
【0010】留め具の仮止め状態で該留め具をパネル3
の穴5に挿入し、ピン2をブッシュ1にさらに挿入する
と、図1に示す状態になる。この状態では、ピン2の頭
部21がブッシュ1のフランジ11に接触する。ピン2
の軸部22は、円筒形部分23がフランジ11と脚部1
2に貫通形成された円筒形軸穴15の大径部15aに嵌
合する。ピン2の軸部22の本体部24は、その十字形
断面が先端ガイド部25の十字形断面に対して45°だ
けオフセットして配置されているため、該本体部24の
半径方向端面がブッシュ1の脚部分14の内面に係合す
る。軸部22の本体部24がブッシュ1の軸穴15の傾
斜部15cにかかったとき、該本体部22から脚部分1
4に対して半径方向外向きの力が作用し、該脚部分14
を半径方向外向きに押し拡げる。図1は留め具の締結状
態を示し、ブッシュ1の脚部分14が半径方向外向きに
拡がっているため、留め具がパネル3に係止される。こ
の状態では、脚部分14に形成した抜け止め用凸部17
がピン2の軸部22の本体部24に形成した抜け止め用
凹部27に係合する。留め具を外す場合には、図1に示
す状態からピン2を45°回転させる。この回転によ
り、ピン2の軸部22の本体部24は、その十字形がブ
ッシュ1の脚部12に形成した十字形スリット13と重
なる位置になる。このため、ブッシュ1の脚部分14は
半径方向に縮小した状態に戻ることができる。この状態
を図13に示す。このとき、ピン2の軸部22の先端ガ
イド部25は、ブッシュ1の脚部分14の先端に係合で
きる位置にある。したがって、ピン2をパネル3の穴5
から抜き取ることにより、ブッシュ1も同時に抜き取ら
れる。再取り付けにあたっては、留め具をパネルの穴に
挿入し、ピン2を45°回転させることにより、図1に
示す締結状態を得ることができる。
【0011】
【効果】 以上述べたように、本考案の留め具は、ブッ
シュとピンとからなるものであるが、ブッシュのフラン
ジに形成した貫通孔が脚部のスリットに連続する形状と
されており、ピンの軸部先端には、先端ガイド部が形成
されているので、該先端ガイド部をブッシュのフランジ
の貫通孔に合わせるだけでピンの回転方向位置決めを容
易に行うことができ、かつ使用前にピンをブッシュに中
途まで挿入して仮留め状態とすることが可能であるか
ら、使用に便利である。さらに、留め具はピンをパネル
に対して直角方向に挿入するだけで締結状態とすること
ができ、操作が簡単である。また、留め具を抜き取るた
めには、ピンをブッシュに対して僅かな角度だけ回転さ
せれはよく、抜き取りも簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例による留め具の締結状態を
示す断面図。
【図2】 本考案の実施例の留め具のブッシュを示す側
面図。
【図3】 ブッシュの平面図。
【図4】 図3のA−A線におけるブッシュの軸方向断
面図。
【図5】 図2のB−B線における断面図。
【図6】 図3のC−C線における断面図。
【図7】 本考案の実施例の留め具のピンを示す側面
図。
【図8】 図7のピンを45°異なる方向からみた側面
図。
【図9】 本考案の実施例のピンの平面図。
【図10】 図7のD−D線における断面図。
【図11】 図7のE−E線における断面図。
【図12】 本考案の実施例の留め具を仮止め状態で示
す断面図。
【図13】 本考案の実施例の留め具を抜き取り状態で
示す断面図。
【符号の説明】
1・・・・ブッシュ、2・・・・ピン、11・・・・フランジ、12
・・・・脚部、13・・・・スリット、14・・・・脚部分、15・・
・・軸孔、16・・・・仮止め用凸部、17・・・・抜け止め用凸
部、21・・・・頭部、22・・・・軸部、23・・・・円筒形部
分、24・・・・本体部 25・・・・先端ガイド部、26・・・・仮止め用凹部、27・・
・・抜け止め用凹部。

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジと前記フランジから延びる脚部
    とを有するブッシュと、前記ブッシュに軸方向に挿入さ
    れて該ブッシュの前記脚部を開かせることにより前記ブ
    ッシュを取付物に係止させるようになったピンとからな
    る留め具において、 前記ブッシュには前記フランジ及び前記脚部を貫通して
    軸方向に延びる軸孔が形成され、前記軸孔は、前記フラ
    ンジに隣接する側から所定距離にわたって形成された直
    径が大きい大径部と、前記脚部の先端部に位置する直径
    が小さい小径部とからなり、 前記ブッシュの前記脚部は先端部から軸方向に延びる複
    数の放射状スリットにより複数の脚部分に分割されてお
    り、 前記ブッシュの前記脚部分の各々には、前記小径部に相
    当する位置に第1ブッシュ側係止部が、前記大径部に相
    当する位置に第2ブッシュ側係止部がそれぞれ形成さ
    れ、 前記ブッシュの前記フランジには、前記放射状スリット
    に対応する形状で前記放射状スリットに連続する貫通孔
    が形成され、 前記ピンは、頭部と軸部とからなり、 前記ピンの前記軸部は、先端部に前記ブッシュの前記放
    射状スリット及び前記フランジの前記貫通孔に対応する
    形状の先端ガイド部と、前記先端ガイド部より前記頭部
    寄りの位置において前記ガイド部に対し周方向にオフセ
    ットして形成された複数の放射状突出部を有する本体部
    とからなり、 前記ピンの前記軸部には、前記ピンが前記ブッシュに中
    途まで挿入されたとき前記第2ブッシュ側係止部に係合
    して前記ブッシュと前記ピンとの間の仮止めを行う第1
    ピン側係止部が前記先端ガイド部に、前記ピンの前記頭
    部が前記ブッシュの前記フランジに接するまで該ピンが
    前記ブッシュに挿入されたとき前記第1ブッシュ側係止
    部に係合して前記ピンの抜け止め作用を果たす第2ピン
    側係止部が本体部に、それぞれ設けられ、 前記ピンの前記先端ガイド部を前記フランジの前記貫通
    孔に合わせて該ピンを前記ブッシュに挿入することによ
    り、前記ピンの前記軸部の本体部により前記ブッシュの
    前記脚部分を半径方向外側に押し開いて締結を行うよう
    になったことを特徴とする留め具。
  2. 【請求項2】 フランジと前記フランジから延びる脚部
    とを有するブッシュと、前記ブッシュに軸方向に挿入さ
    れて該ブッシュの前記脚部を開かせることにより前記ブ
    ッシュを取付物に係止させるようになったピンとからな
    る留め具において、 前記ブッシュには前記フランジ及び前記脚部を貫通して
    軸方向に延びる軸孔が形成され、前記軸孔は、前記フラ
    ンジに隣接する側から所定距離にわたって形成された直
    径が大きい大径部と、前記脚部の先端部に位置する直径
    が小さい小径部とからなり、 前記ブッシュの前記脚部は先端部から軸方向に延びる複
    数の放射状スリットにより複数の脚部分に分割されてお
    り、 前記ブッシュの前記脚部分には、ブッシュ側係止手段が
    形成され、 前記ブッシュの前記フランジには、前記放射状スリット
    に対応する形状で前記放射状スリットに連続する貫通孔
    が形成され、 前記ピンは、頭部と軸部とからなり、 前記ピンの前記軸部は、先端部に前記ブッシュの前記放
    射状スリット及び前記フランジの前記貫通孔に対応する
    形状の先端ガイド部と、前記先端ガイド部より前記頭部
    寄りの位置において前記ガイド部に対し周方向にオフセ
    ットして形成された複数の放射状突出部を有する本体部
    とからなり、 前記ピンの前記軸部には、前記ピンが前記ブッシュに中
    途まで挿入されたとき前記ブッシュ側係止手段に係合し
    て前記ブッシュと前記ピンとの間の仮止めを行い、前記
    ピンの前記頭部が前記ブッシュの前記フランジに接する
    まで該ピンが前記ブッシュに挿入されたとき前記ブッシ
    ュ側係止手段に係合して前記ピンの抜け止め作用を果た
    すピン側係止手段とが設けられ、 前記ピンの前記先端ガイド部を前記フランジの前記貫通
    孔に合わせて該ピンを前記ブッシュに挿入することによ
    り、前記ピンの前記軸部の本体部により前記ブッシュの
    前記脚部分を半径方向外側に押し開いて締結を行うよう
    になったことを特徴とする留め具。
  3. 【請求項3】 フランジと前記フランジから延びる脚部
    とを有するブッシュと、前記ブッシュに軸方向に挿入さ
    れて該ブッシュの前記脚部を開かせることにより前記ブ
    ッシュを取付物に係止させるようになったピンとからな
    る留め具において、 前記ブッシュには前記フランジ及び前記脚部を貫通して
    軸方向に延びる円形断面の軸孔が形成され、前記軸孔
    は、前記フランジに隣接する側から所定距離にわたって
    形成された直径が大きい大径部と、前記脚部の先端部に
    位置する直径が小さい小径部とからなり、 前記ブッシュの前記脚部は先端部から軸方向に延びる複
    数の放射状スリットにより複数の脚部分に分割されてお
    り、 前記ブッシュの前記脚部分の各々は、前記小径部に相当
    する位置の側面に第1係止凸部が、前記第1係止凸部よ
    りフランジ寄りの位置の内面に第2係止凸部がそれぞれ
    形成され、 前記ブッシュの前記フランジには、前記放射状スリット
    に対応する形状で前記放射状スリットに連続する貫通孔
    が形成され、 前記ピンは、頭部と軸部とからなり、 前記ピンの前記軸部は、前記ブッシュの前記軸孔の前記
    大径部に嵌合する直径で前記頭部に隣接して形成された
    円筒形部分と、前記ブッシュの前記放射状スリット及び
    前記フランジの前記貫通孔に対応する形状の先端ガイド
    部と、前記円筒形部分と前記先端ガイド部との間の位置
    において前記ガイド部に対し周方向にオフセットして形
    成された複数の放射状突出部を有する本体部とからな
    り、 前記ピンの前記軸部には、前記ピンが前記ブッシュに中
    途まで挿入されたとき前記第1係止凸部に係合して前記
    ブッシュと前記ピンとの間の仮止めを行う第1係止凹部
    が前記先端ガイド部に、前記ピンの前記頭部が前記ブッ
    シュの前記フランジに接するまで該ピンが前記ブッシュ
    に挿入されたとき前記第2係止凸部に係合して前記ピン
    の抜け止め作用を果たす第2係止凹部が前記第1係止凹
    部より上方位置にそれぞれ設けられ、 前記ピンの前記先端ガイド部を前記フランジの前記貫通
    孔に合わせて該ピンを前記ブッシュに挿入することによ
    り、前記ピンの前記軸部の本体部により前記ブッシュの
    前記脚部分を半径方向外側に押し開いて締結を行うよう
    になったことを特徴とする留め具。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した留め具において、前
    記ブッシュの前記脚部に形成した放射状スリットは十字
    形スリットであり、前記ブッシュの前記フランジに形成
    した貫通孔はこの十字形スリットに対応する形状の十字
    形であり、前記ピンの前記先端ガイド部も十字形である
    ことを特徴とする留め具。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した留め具において、前
    記ピンの前記本体部が前記先端ガイド部の十字形と45
    °の角度で周方向にオフセットした十字形断面であるこ
    とを特徴とする留め具。
JP3695393U 1993-07-06 1993-07-06 留め具 Expired - Lifetime JP2584429Y2 (ja)

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