JP2578630B2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP2578630B2
JP2578630B2 JP63010288A JP1028888A JP2578630B2 JP 2578630 B2 JP2578630 B2 JP 2578630B2 JP 63010288 A JP63010288 A JP 63010288A JP 1028888 A JP1028888 A JP 1028888A JP 2578630 B2 JP2578630 B2 JP 2578630B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、押出し型塗布装置に係り、特に磁気記録媒
体を製造する際、高粘度条件下でも故障なく塗布が可能
な塗布装置に関する。
〔従来の技術〕
コーティング方式としは、ロールコート、グラビアコ
ート、エクストルージョンコート、スライドビードコー
ト、カーテンコート等種々の方式があることはよく知ら
れている。
磁気記録媒体は、支持体上に磁性塗布液を塗布するこ
とによって得られるが、その塗布方式としては、ロール
コート、グラビアコート、エクストルージョンコートが
一般的である。この中でも、エクストルージョンコート
は、均一な塗布膜厚が得られるので優れている。
一方、磁気記録媒体自体の改良が、近年、急速に進ん
でいる結果、高BET値の酸化磁性粉やバリウムフェライ
ト材料の使用の指向が図られ、塗布液が高粘度化してい
る。また、高密度化に対処するために、薄膜塗布を行い
たいとの要望が高まっている。
ところで、主として磁気記録媒体の製造を目的とした
エクストルージョンコート法における従来技術として、
特開昭57−84771号、同58−104666号、同60−238179号
公報記載のものが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のエクストルージョンコート法は、確かに均一な
塗布膜厚を得ることができるけれども、良好な塗布条件
が狭い範囲でしか得ることができず、前述のような、高
粘度、薄膜塗布および高速塗布条件下では、所望の塗布
を行い得ない。
この種の塗布時で、特に薄膜塗布時(乾燥前で30μm
以下)で大きな問題となる故障は、支持体上に付着して
いる異物、塵埃あるいは塗布液中の凝集物などがバック
エッジ面に付着もしくは引掛って、白く塗布が抜ける故
障、細中で部分的に膜厚が厚くなる故障、さらにフロン
トエッジ部、特にフロントエッジ面の下流端の角部が支
持体を削り、ベースクズが付着する故障などである。ま
た、特に高粘度塗布液の場合には、支持体のビビリ等に
よる横断故障を招き易く、ノイズや出力変動ムラの結果
を招く。
上記の故障に対しては、種々の対策が講じられつつあ
り、その代表例が特開昭60−238179号公報記載の技術
(以下先行技術という)である。この先行技術は、特開
昭58−104666号公報に示されたバックエッジ面2′が、
第2図の仮想線で示すように、特開昭58−104666号公報
のものにおいては、断面三角形状をなしているため、異
物がその山を越えることができず、液溜め部Pに蓄積し
がちであり、スジ故障の原因となることに鑑み、同図実
線のようにバックエッジ面2′を滑らかにするととも
に、同図のθ1およびθ2につき、(1)式の条件を満す
ようにしたものである。
θ1<θ2<180° ……(1) しかし、この先行技術では、フロントエッジ面1′の
下流端Bにおいて、支持体の走行角度が急に変化する結
果、支持体とその下流端Bとの接触圧がそこに集中し、
逆に下流端Bによって支持体表面が削られてしまい、ベ
ースクズが塗布面に付着して故障となる頻度がきわめて
高い。
他方、前記先行技術を示した第2図から推測つくよう
に、支持体が走行する際、その表面とフロントエッジ面
1′との間に巻き込まれるエアは、フロントエッジ面
1′の下流端Bにおいて、しごくことによって、そのエ
アの塗布液中への混入を防いでいる。しかし、これでは
前述のように、ベースクズの付着を生じる。そこで、フ
ロントエッジ面の下流端Bにおける接線l1よりバックエ
ッジ面の少なくとも一部を突出させることによって、支
持体の当り力を、バックエッジ面に対しても分散させる
ことが有効であることを本発明者らは知見した。しか
し、その分、下流端Bと支持体との当接力が弱くなり、
特に支持体の走行速度がある程度速いと、支持体表面に
ある境膜エアの流入量が多くなり、エアの塗布液中への
混入を確実に防止できず、塗布後のシートにおいてピン
ホール故障となってあらわれる頻度が高い。
そこで、本発明の主たる目的は、ベース削れを防止で
きるとともに、ピンホール故障等が少くなる塗布装置を
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は、フロントエッジ面およびバックエッジ面
に沿って連続的に走行する可撓性支持体表面に、前記フ
ロントエッジ面とバックエッジ面とのスリットから塗布
液を連続的に押し出して前記支持体表面に塗布液を塗布
する装置において、 フロントエッジ面の終端部がフロントエッジ面の下流
端を結ぶ直線域を有し、この直線域長が1mm以下であ
り、前記バックエッジ面のスリットがわ先端が、前記可
撓性支持体に対して、前記直線域の延長線を挟んだ反対
がわに位置し、かつ前記バックエッジ面の少なくとも一
部が、前記直線域の延長線よりも前記支持体がわに突出
していることで達成される。
〔作用〕
本発明では、第1図に示すように、フロントエッジ面
1の下流端Bにおける接線l1より、バックエッジ面2の
少くとも一部が突出しているので、支持体表面にフロン
トエッジ面1の下流端Bが当る力は、バックエッジ面2
の表面に塗布液を介して分散される結果、支持体表面が
下流端Bによって削られることが少く、もってべースク
ズによる故障を大巾に低減できる。
また、直線域1aを有するもので、支持体が走行すると
き、導入面1bから直線域1aとの境界縁Cにおいて、支持
体が強く当るので、その境界縁において支持体がしごか
れるようになり、境膜エアの巻き込みが防止される。こ
れによってピンホール故障が少くなる。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
第1図は本発明に係るエクストルーダーの要部を示し
たもので、上流側表面にフロントエッジ面1、下流側表
面にバックエッジ面2を有し、それらの間に塗布液ポケ
ット部4(第2図参照)に連通するスリット3を有して
いる。
本発明においては、フロントエッジ面の導入面1bは、
曲面でもよいが、好ましくは平面とされ、その終端の境
界縁Cとフロントエッジ面1の下流端Bとの間におい
て、直線域1aが形成され、その直線域長Lが1mm以下と
される。また、バックエッジ面2のスリットがわ先端D
が、下流端Bを通る直線域l1よりも下方に位置し、かつ
バックエッジ2の一部が突出(第1図でほぼ上方に突
出)するようにしたものである。ただし、導入面1bの延
長線よりは突出しないことは当然である。
ここで、その延長線l1が、バックエッジ面2の終端に
おける接線l2となる角度α1は、10°以下が望ましい。
一方、バックエッジ面2の曲線半径rは、3〜10mmが
好ましい。
導入面1bと延長線l1とのなす角度α2は、30°〜80°
が好ましい。
支持体は、矢印で示すように、フロントエッジ面1に
沿ってせり上り境界線Cにおいて向きを変えながら下流
端Bを通って、スリット3および液溜り部分5を越え
て、バックエッジ面2の塗布液層厚分上方をめぐりなが
ら右方へ抜けて行く。
なお、Lが1mmを越えると、塗布液の圧力によって支
持体が境界線Cから浮きがちとなり、境膜エアの混入の
虞れが生じる。
本発明に係る支持体としては、ポリエステルフィルム
等のプラスチックフィルム、紙、両者の積層シート、金
属シート等を挙げることができ、可撓性材料であればそ
の材質は問われない。
塗布液としては、磁性塗布液、特に1000cps(B型粘
度計にて60回転、1分後の測定値)以上の磁性塗布液を
対象とする場合に本発明の効果が顕著にあらわれるけれ
ども、写真感光性塗布液等を対象するものであってもよ
い。
〔実施例〕
次に実施例にて本発明の効果を明らかにする。
支持体として、15μmのポリエステルテレフタレート
フィルムを用い、メタル粉(BET値60m3/g)を有する400
0cpsの高粘度磁性塗布液を、ウェット膜厚で10μmに塗
布し磁気記録媒体シートを得た。
この場合、上記本発明に係る塗布装置と、先行技術に
係る塗布装置との2基を用意し、塗布速度を変えながら
塗布性を調べたところ、第1表に示す結果が得られた。
なお、塗布はそれぞれ10000m行い、ピンホール、スジ
故障のベースクズ付着故障とについて全長当りの個数を
計数することによって塗布性の評価とした。
上記によれば、本発明装置によると、塗布速度が速く
ない条件下で、高粘度および超薄膜であっても、ピンホ
ール、スジ故障が少いばかりでなく、ベースクズ付着頻
度が先行技術に係る装置に比較して大巾に低減すること
が判る。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、ピンホール、スジおよ
びベースクズ付着故障の発生を低減でき、薄膜・高粘度
塗布を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の要部断面図、第2図は従来例の塗
布装置の全体を示す断面図である。 1…フロントエッジ面、1a…直線域、1b…導入面、2…
バックエッジ面、3…スリット、B…フロントエッジ面
の下流端、C…境界縁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントエッジ面およびバックエッジ面に
    沿って連続的に走行する可撓性支持体表面に、前記フロ
    ントエッジ面とバックエッジ面とのスリットから塗布液
    を連続的に押し出して前記支持体表面に塗布液を塗布す
    る装置において、 フロントエッジ面の終端部がフロントエッジ面の下流端
    を結ぶ直線域を有し、この直線域長が1mm以下であり、
    前記バックエッジ面のスリットがわ先端が、前記可撓性
    支持体に対して、前記直線域の延長線を挟んだ反対がわ
    に位置し、かつ前記バックエッジ面の少なくとも一部
    が、前記直線域の延長線よりも前記支持体がわに突出し
    ていることを特徴とする塗布装置。
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