JP2578345Y2 - ブラシ用接続端子 - Google Patents

ブラシ用接続端子

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JP2578345Y2
JP2578345Y2 JP1992044223U JP4422392U JP2578345Y2 JP 2578345 Y2 JP2578345 Y2 JP 2578345Y2 JP 1992044223 U JP1992044223 U JP 1992044223U JP 4422392 U JP4422392 U JP 4422392U JP 2578345 Y2 JP2578345 Y2 JP 2578345Y2
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和則 山田
浩 岡本
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Suzuki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車用送風フ
ァン等を回転駆動するためのフラットモータ等に使用さ
れ、外部リード線とモータのブラシに接続されたピグテ
ールとを接続する中継端子、及び、電気的絶縁性材料か
らなるブラシベースに設けられ前記中継端子を固定する
端子差込固定部とからなるブラシ用接続端子に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車用送風ファン等を回転駆動
するためのフラットモータでは、電気的絶縁性材料から
なるブラシベースに設けたロッカー式のブラシホルダー
内に、ブラシが収容されており、このブラシは、スプリ
ング等によってコンミュテータに向かう方向に弾発され
てコンミュテータに摺接するようになっている。前記ブ
ラシホルダーが樹脂等の電気的絶縁性材料で形成されて
いるものにあっては、ブラシに電流を供給するため、ブ
ラシには極細の導線を多数撚り合わせ又は編み合わせて
形成されるピグテールが接続されている。このピグテー
ルは、プラス側配線、アース用配線、ジャンパー線等の
外部リード線と接続されている。
【0003】ピグテールと外部リード線とを接続すると
共に、これら接続部分をブラシベースに固定するための
従来のブラシ用接続端子には、図6〜図8に示すような
ものがある。
【0004】図6(A)(B)に示すブラシ用接続端子
10は、外部リード線11と、ブラシ12に接続された
ピグテール13とを接続する中継端子14、及び、ブラ
シベース15に設けられ前記中継端子14を固定する端
子固定部16とからなる(実開昭57−127578号
公報参照)。同図(A)に示すように、中継端子14
は、ピグテール13とリード線11とをカシメ止めする
カシメ部14aと、このカシメ部14aに連続して設け
られる平板部14bと、この平板部14bに対して直交
する方向に突出して設けられた一対の脚部14cとを有
している。また、端子固定部16は、中継端子14の脚
部14cが貫通するようにブラシベース15に形成され
た通孔17により構成されている。そして、同図(B)
に示すように、中継端子14の脚部14cをブラシベー
ス15の通孔17に挿通し、通孔17から突出した脚部
14cの先端部を略90゜に折り曲げるようにカシメる
ことにより、中継端子14がブラシベース15に固定さ
れるようになっている。
【0005】図7(A)(B)に示すブラシ用接続端子
20も、外部リード線11とピグテール13とが接続さ
れた中継端子21、及び、ブラシベース15に設けられ
前記中継端子21を固定する端子固定部22とからなる
(実開昭52−22104号公報参照)。中継端子21
は、その先端部に弾性を有する錨形状の掛止部21aを
有し、端子固定部22は、中継端子21の掛止部21a
が貫通するようにブラシベース15に形成された通孔2
3により構成されている。そして、同図(B)に示すよ
うに、中継端子21の掛止部21aをブラシベース15
の通孔23に挿通することにより、通孔23から突出し
た掛止部21aがブラシベース15の図中下面に掛止さ
れて、中継端子21がブラシベース15に固定されるよ
うになっている。
【0006】図8に示すブラシ用接続端子25は、ピグ
テール13が接続された着脱端子26と、リード線11
が接続されると共にブラシベースに固定された固定端子
27とからなり、着脱端子26には係合部26aが、固
定端子27には前記係合部26aが係合する係合溝部2
7aが設けられている(実開昭63−124065号公
報参照)。そして、着脱端子26の係合部26aを固定
端子27の係合溝部27aに挿入することにより、係合
溝部27a内に形成した突起部27bが係合部26aに
形成した嵌合孔26bに嵌合して、着脱端子26がブラ
シベースに固定されるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示されるブラシ用接続端子10にあっては、脚部14c
の先端部を折り曲げて中継端子14をブラシベース15
に固定する方式であるため、間違った位置に取り付けら
れたり、配線ミスがあった中継端子14を取り外す際に
は、脚部14cの先端部を立て起こさなければならず、
取り外し作業が困難であった。更に、中継端子14は脚
部14cの先端部が略90゜に折り曲げられてブラシベ
ース15に固定されているため、仮に、取り外したとし
ても脚部14cの折り曲げた部分における金属疲労度が
大きく、この取り外した中継端子14を再度使用するこ
とはできない。
【0008】また、図6に示されるブラシ用接続端子1
0は、中継端子14の脚部14cをブラシベース15の
通孔17に挿通しただけではこの中継端子14を仮止め
することができない構造となっている。このため、中継
端子14をブラシベース15に固定する際には、中継端
子14をブラシベース15の図中上面側から取り付け、
この中継端子14がブラシベース15から外れないよう
に押さえながら、脚部14cの先端部をブラシベース1
5の図中下面側で折り曲げなければならない。従って、
取り付け作業が繁雑となり、また、専用の取り付け治具
やカシメ機等も必要となってしまう。中継端子14をブ
ラシベース15に仮止めするため、脚部14cの先端間
の幅を通孔17の幅よりも予め狭めておくことも考えら
れるが、このようにすると脚部14cの先端部を通孔1
7に挿入する際の作業性が悪くなってしまうことにな
る。
【0009】図7に示されるブラシ用接続端子20にあ
っては、掛止部21aがブラシベース15の図中下面か
ら突出するため、ブラシベース15全体の扁平性に欠け
ている。ブラシベース15の図中下面の部位には磁気通
路を形成するヨーク24が通常取り付けられることか
ら、上述のように扁平性に欠けると、ブラシベース15
とヨーク24との間の隙間が大きくなり、モータの小型
化が阻害されるという問題がある。
【0010】図8に示されるブラシ用接続端子25は、
固定端子27に対する着脱端子26の着脱を容易に行う
ことができると共に、ブラシベースの下面側に着脱端子
26の一部が突出せずブラシベース全体の扁平性を維持
できるという利点はある。しかしながら、着脱端子26
の係合部26aを固定端子27の係合溝部27a内に挿
入し、係合溝部27aの突起部27bを係合部26aの
嵌合孔26bに嵌合させて着脱端子26を固定端子27
に固定する構造であるため、係合溝部27aの固定強度
が不足すると外れ易く、逆に係合溝部27aの固定強度
を強くし過ぎる着脱端子26を取り付ける際の抵抗が高
くなり、取り付け作業が行い難いという問題がある。ま
た、ピグテール13が着脱端子26に接続され、リード
線13が固定端子27に接続されることから、両者をと
もにカシメ止めする図6に示されるような中継端子14
に比べると、電圧降下が大きくなるという欠点がある。
【0011】本考案は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、着脱を容易かつ確実に
行うことができ、ブラシベースの扁平性を維持し、しか
も電圧降下の小さなブラシ用接続端子を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案は、外部リード線とモータのブラシに接続され
たピグテールとを接続する中継端子、及び、電気的絶縁
性材料からなるブラシベースに設けられこのブラシベー
スに沿ってスライドして差し込まれた前記中継端子を固
定する端子差込固定部とからなるブラシ用接続端子であ
って、前記中継端子は、前記ピグテールと前記リード線
とをカシメ止めするカシメ部と、このカシメ部に連続し
て設けられる平板部と、この平板部に対して直交する方
向に向けて突出して設けられ、かつ、弾性を有する一対
の脚部とを有し、前記端子差込固定部は、前記中継端子
の前記平板部を前記ブラシベースに沿ってスライド自在
に保持する保持溝と、前記平板部が前記保持溝内に差し
込まれる際に前記脚部を案内する案内溝と、前記案内溝
から外れると共に相互に離間するように拡開させた前記
一対の脚部が当接する当接面とを有してなるブラシ用接
続端子である。
【0013】また、前記端子差込固定部は、前記当接面
との間で前記中継端子の前記一対の脚部を挟持する位置
決め突起を有している。
【0014】また、前記中継端子の前記一対の脚部は、
前記端子差込固定部の前記案内溝の幅よりも大きな間隔
を有し、この一対の脚部が前記案内溝内に差し込まれる
際に各脚部をガイドするガイド面を当該案内溝に形成す
ると良い。
【0015】
【作用】ピグテールとリード線とを中継端子のカシメ部
にともにカシメ止めするため、ブラシ用接続端子におけ
る電圧降下が大きくなることはない。
【0016】中継端子を端子差込固定部に固定する際に
は、先ず、中継端子は、ブラシベースに沿ってスライド
しつつ脚部が案内溝に案内され、平板部が保持溝内に差
し込まれる。そして、中継端子を更にスライドし、案内
溝から外れた中継端子の脚部を相互に離間するように拡
開すると、一対の脚部が端子差込固定部の当接面に当接
して中継端子の「抜け」が防止される。
【0017】一方、中継端子を取り外す際には、拡開し
た脚部を案内溝の幅以下になるまで相互に接近させる。
【0018】また、端子差込固定部の位置決め突起によ
り、当接面との間で中継端子の脚部が挟持されるため、
スライド方向のガタが生じることがない。
【0019】また、中継端子の脚部の幅を案内溝の幅よ
りも大きな間隔にすれば、中継端子の脚部が案内溝から
外れたときに、脚部自体が有する弾性により、脚部は相
互に離間するように拡開する。これにより、中継端子は
端子差込固定部に対して仮止めされる。このとき、中継
端子の脚部は、ガイド面によってガイドされつつその幅
が狭められて案内溝に挿入されている。
【0020】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は、本考案の一実施例に係るブラシ用接続端子
を取り付けたブラシベースを示す平面図、図2(A)は
図1の要部を拡大して示す平面図、同図(B)は同図
(A)のB−B線に沿う断面図、同図(C)は同図
(A)のC−C線に沿う断面図、図3(A)(B)は、
中継端子を示す平面図及び側面図、同図(C)は、ピグ
テールとリード線とがカシメ止めされた中継端子を示す
斜視図、図4(A)は、端子差込固定部を示す平面図、
同図(B)は、同図(A)のB−B線に沿う断面図、同
図(C)は、端子差込固定部を示す斜視図である。
【0021】図1に示されるように、フラットモータ等
には、ブラシ30をコンミュテータ(図示せず)に向か
う方向に弾発させるように保持するブラシベース31が
組み込まれている。ブラシベース31は、樹脂等の電気
的絶縁性材料から形成され、複数のブラシ30をそれぞ
れ保持するロッカー式のブラシホルダ32が周方向所定
位置に設けられている。これらブラシホルダ32も樹脂
等の電気的絶縁性材料から形成され、各ブラシホルダ3
2には、ブラシ30が収容され、スプリング33によっ
てコンミュテータ方向に弾発されるようになっている。
【0022】各ブラシ30に電流を供給するため、各ブ
ラシ30にはピグテール34が接続され、各ピグテール
34に配線が施されている。図示例では、ブラシ30が
周方向に4か所配置されていることから、そのうちの対
向する2つのブラシ30(図中上下方向のブラシ)はア
ース電位に配線する必要がある。このため、対向する2
つのブラシ30に接続されるピグテール34をジャンパ
ー線35で接続し、両者を共通のアース用配線36に接
続するようにしている。また、残りのブラシ30は、ピ
グテール34を介して、それぞれ別個のプラス側配線3
7に接続されている。
【0023】プラス側配線37、アース用配線36、ジ
ャンパー線35等の外部リード線38と、ピグテール3
4とを接続すると共に、これら接続部分をブラシベース
31に固定するためのブラシ用接続端子40は、以下の
ように構成されている。本実施例のブラシ用接続端子4
0は、図2にも示すように、外部リード線38とピグテ
ール34とを接続する中継端子41、及び、電気的絶縁
性材料からなるブラシベース31に設けられこのブラシ
ベース31に沿ってスライドして差し込まれた中継端子
41を固定する端子差込固定部42とから構成されてい
る。尚、説明の便宜上、ブラシ用接続端子40がブラシ
ベース31に取り付けられる側を上方とし、反対側を下
方とする。また、中継端子41をスライドして端子差込
固定部42に差し込む際の方向を前方とし、中継端子4
1を端子差込固定部42から引き抜く際の方向を後方と
する。
【0024】前記中継端子41は、図3(A)(B)に
も示すように、ピグテール34と外部リード線38とを
カシメ止めするためのカシメ部41aと、このカシメ部
41aに連続して前方側に設けられる平板部41bと、
この平板部41bに連続して前方側に設けられる一対の
脚部41cとを有している。この一対の脚部41cは、
平板部41bに対して直交する上方に向けて突出するよ
うに設けられ、かつ、その先端部分が相互に離間するよ
うに拡開し得る程度の弾性を有している。また、各脚部
41cは、中継端子41のスライド方向と平行となるよ
うに配置されている。この中継端子41は、銅あるいは
銅合金等の導電性材料からなる薄板をプレス加工して形
成されている。そして、同図(C)に示すように、外部
リード線38の素線38a及びピグテール34をカシメ
部41aに配置した後、このカシメ部41aをカシメる
ことによって、外部リード線38及びピグテール34は
ともにカシメ止めされ、電気的に接続状態となる。
【0025】前記端子差込固定部42は、図4(A)〜
(C)にも示すように、中継端子41の平板部41bを
ブラシベース31に沿ってスライド自在に保持する保持
溝43aと、平板部41bが保持溝43a内に差し込ま
れる際に脚部41cを案内する案内溝43bとが形成さ
れた差込部43を有している。この差込部43の前面に
は、案内溝43bから外れると共に相互に離間するよう
に拡開した一対の脚部41cが当接する当接面43cが
形成されている。差込部43は、ブラシベース31を形
成する際に一体的に樹脂成形されており、樹脂成形用の
上下型を抜くと、ブラシベース31には穴部44が必然
的に形成される。中継端子41を差込部43に挿入して
保持溝43a内をスライドさせたときに、前記穴部44
の前方縁辺44aに中継端子41の前端部分が当接する
ことがある。このため、差込部43に挿入された中継端
子41の前端部分をガイドするガイド部材45が、穴部
44の前方縁辺44aから後方に向けて設けられてい
る。このガイド部材45の上面は、傾斜面45aに形成
されている。尚、このようなガイド部材45を設けて
も、スライド型を使用することなく、上下型のみで、差
込部43を樹脂成形することができる。
【0026】また、端子差込固定部43は、差込部43
の当接面43cとの間で中継端子41の脚部41cを挟
持する位置決め突起46を有している。この位置決め突
起46と当接面43cとの間に形成される固定溝47の
前後方向の長さL47(図4(A)参照)は、脚部41c
の前後方向の長さL41C (図3(C)参照)と等しい長
さに設定されている。
【0027】更に、中継端子41の脚部41cにおける
先端部分相互間の幅W41C (図3(C)参照)は、案内
溝43bの幅W43b (図4(A)参照)よりも若干大き
な間隔を有している。また、脚部41cが案内溝43b
内に差し込まれる際に、各脚部41cをガイドするガイ
ド面43dが案内溝43bの後端部分に形成されてい
る。
【0028】次ぎに、本実施例の作用を説明する。
【0029】外部リード線38及びピグテール34がと
もにカシメ止めされた中継端子41を端子差込固定部4
2に固定するには、先ず、図5(A)(B)に示すよう
に、中継端子41は、ブラシベース31に沿って前方に
向けてスライドしつつ、脚部41cの方から差込部43
に差し込まれる。このとき、各脚部41cは、ガイド面
43dにガイドされつつその幅が狭められることから、
脚部41cにおける先端部分間の幅W41C を案内溝43
bの幅W43b よりも若干大きくしても、脚部41cを案
内溝43bに挿入する際の作業性は良好となる。
【0030】次いで、中継端子41を更に前方にスライ
ドさせると、同図(C)に示すように、中継端子41
は、その脚部41cが案内溝43bに案内されつつ、そ
の平板部41bが保持溝43a内に挿入され、この保持
溝43aに沿ってスライドして差し込まれる。このと
き、中継端子41の前端部分はガイド部材45の傾斜面
45aによってガイドされているため、前端部分が穴部
44の前方縁辺44aに当接することがなく、中継端子
41を円滑に挿入することができる。
【0031】次いで、同図(D)に示すように、中継端
子41を更にスライドして中継端子41の脚部41cが
案内溝43bから外れると、脚部41c自体が有する弾
性により、一対の脚部41cの先端部分は、相互に離間
するように拡開する。これにより、中継端子41は差込
部43に対して仮止めされる。
【0032】そして、同図(D)に矢印で示すように、
一対の脚部41cの先端部分を更に離間するように拡開
すれば、図2(A)に示される状態となり、中継端子4
1の「抜け」が確実に防止される。更に、各脚部41c
は、位置決め突起46と差込部43の当接面43cとの
間で挟持されるため、スライド方向のガタが生じること
がなく、モータの作動に伴う振動等によって中継端子4
1に「びびり」が発生することがない。
【0033】本実施例のブラシ用接続端子40は、上述
したように中継端子41を差込部43に差し込むだけで
仮止めすることができるため、中継端子41をブラシベ
ース31に固定する際には、中継端子41がブラシベー
ス31から外れないようにこの端子41を押さえておく
必要はない。また、中継端子41を固定するには一対の
脚部41cの先端部分を拡開するだけで良いことから、
この拡開作業を手作業で行うこともできる。従って、中
継端子41の取り付け作業が簡素となり、専用の取り付
け治具やカシメ機等も必要とならない。
【0034】一方、間違った位置に取り付けられたり、
配線ミスがあった中継端子41を取り外す際には、拡開
した脚部41cの先端部分を案内溝43bの幅以下にな
るまで相互に接近させれば、中継端子41を容易に引き
抜くことができる。また、脚部41cを相互に接近させ
たとしても、略90゜に折り曲げられていたものを立て
起こした場合に比べると、金属疲労度が極めて小さいた
め、この取り外した中継端子41を再度使用するこがで
き、部品の無駄をなくすことができる。
【0035】更に、ブラシベース31の下面側に中継端
子41の一部が突出しないため、ブラシベース31全体
の扁平性を維持でき、モータの小型化も達成できる。し
かも、外部リード線38及びピグテール34はともにカ
シメ止めされるため、ブラシ用接続端子40における電
圧降下は大きくならない。
【0036】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
着脱を容易かつ確実に行うことができ、ブラシベースの
扁平性を維持し、しかも電圧降下の小さなブラシ用接続
端子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係るブラシ用接続端子を
取り付けたブラシベースを示す平面図
【図2】 図2(A)は図1の要部を拡大して示す平面
図、同図(B)は同図(A)のB−B線に沿う断面図、
同図(C)は同図(A)のC−C線に沿う断面図
【図3】 図3(A)(B)は、中継端子を示す平面図
及び側面図、同図(C)は、ピグテールとリード線とが
カシメ止めされた中継端子を示す斜視図
【図4】 図4(A)は、端子差込固定部を示す平面
図、同図(B)は、同図(A)のB−B線に沿う断面
図、同図(C)は、端子差込固定部を示す斜視図
【図5】 図5(A)〜(D)は、同実施例の中継端子
を装着する手順を示す平面図
【図6】 図6(A)(B)は、従来のブラシ用接続端
子を示す図
【図7】 図7(A)(B)は、従来の他のブラシ用接
続端子を示す図
【図8】 従来の更に他のブラシ用接続端子を示す斜視
【符号の説明】
30…ブラシ 31…ブラシベース 34
…ピグテール 38…外部リード線 40…ブラシ用接続端子 41…中継端子 41a…カシメ部 41b…平板部
41c…脚部 42…端子差込固定部 43…差込部 43a…保持溝
43b…案内溝 43c…当接面 43d…ガイド面 46…
位置決め突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−127578(JP,U) 実開 昭61−117580(JP,U) 実開 昭56−133254(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 13/00 H01R 39/36 H02K 5/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部リード線(38)とモータのブラシ(30)に
    接続されたピグテール(34)とを接続する中継端子(41)、
    及び、電気的絶縁性材料からなるブラシベース(31)に設
    けられこのブラシベース(31)に沿ってスライドして差し
    込まれた前記中継端子(41)を固定する端子差込固定部(4
    2)とからなるブラシ用接続端子(40)であって、 前記中継端子(41)は、 前記ピグテール(34)と前記リード線(38)とをカシメ止め
    するカシメ部(41a) と、 このカシメ部(41a) に連続して設けられる平板部(41b)
    と、 この平板部(41b) に対して直交する方向に向けて突出し
    て設けられ、かつ、弾性を有する一対の脚部(41c) とを
    有し、 前記端子差込固定部(42)は、 前記中継端子(41)の前記平板部(41b) を前記ブラシベー
    ス(31)に沿ってスライド自在に保持する保持溝(43a)
    と、 前記平板部(41a) が前記保持溝(43a) 内に差し込まれる
    際に前記脚部(41c) を案内する案内溝(43b) と、 前記案内溝(43b) から外れると共に相互に離間するよう
    に拡開させた前記一対の脚部(41c) が当接する当接面(4
    3c) とを有してなるブラシ用接続端子。
  2. 【請求項2】前記端子差込固定部(42)は、前記当接面(4
    3c) との間で前記中継端子(41)の前記一対の脚部(41c)
    を挟持する位置決め突起(46)を有してなる請求項1記載
    のブラシ用接続端子。
  3. 【請求項3】前記中継端子(41)の前記一対の脚部(41c)
    は、前記端子差込固定部(42)の前記案内溝(43b) の幅よ
    りも大きな間隔を有し、 この一対の脚部(41c) が前記案内溝(43b) 内に差し込ま
    れる際に各脚部(41c)をガイドするガイド面(43
    d) を当該案内溝(43b) に形成してなる請求項1又は
    2に記載のブラシ用接続端子。
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