JP2577982Y2 - 回路遮断器の補助端子台 - Google Patents

回路遮断器の補助端子台

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JP2577982Y2
JP2577982Y2 JP1992030518U JP3051892U JP2577982Y2 JP 2577982 Y2 JP2577982 Y2 JP 2577982Y2 JP 1992030518 U JP1992030518 U JP 1992030518U JP 3051892 U JP3051892 U JP 3051892U JP 2577982 Y2 JP2577982 Y2 JP 2577982Y2
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正洋 山岸
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば分電盤に用いら
れる回路遮断器の補助端子台に関し、詳しくは補助端子
台に接続される複数の外部リード線間を絶縁する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の回路遮断器の補助端子
台を図4に示す。同図において、回路遮断器1の合成樹
脂製ケース2内には、図示省略した補助接点機構並びに
回路遮断機構が組み込まれており、この合成樹脂製ケー
ス2の側面に沿って補助端子台3が取付けられている。
この補助端子台3は階段状に配設された複数のベース部
8を有し、各ベース部8の上面には、回路遮断器1の外
部に配線される外部リード線(図示せず)に接続される
端子板4が端子ねじ5によって夫々締結されている。
【0003】さらに、端子板4とベース部8の間には、
平板状の絶縁カバー6の基端側が介挿され、この絶縁カ
バー6の先端側はベース部8の外方に延びて、下段に位
置する端子ねじ5のねじ頭5aと上段の端子板4に接続
される外部リード線との間の絶縁状態が保たれるように
なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、複数の端子
板4にはドライバーを用いて下段から中段、上段へと外
部リード線が順次配線接続されていくが、例えば中段の
端子ねじ5をドライバーにより締結して外部リード線の
接続を行う場合には、上段の絶縁カバー6の先端側が締
結作業の邪魔になるため、図4の仮想線で示すように上
方にほぼ直角に折り曲げたまま締結作業を行っており、
作業性がきわめて悪く、しかも樹脂系の絶縁カバー6が
破損或いは欠損しやすい。さらに絶縁カバー6は端子ね
じ5により固定されているためその交換に手間がかかる
という問題もある。
【0005】本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、絶縁カバーを破損
や欠損等を生じることなく容易に折り曲げることがで
き、作業効率の向上を図ることができるようにした回路
遮断器の補助端子台を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、回路遮断器の側面に沿って階段状に配設
された複数のベース部に、回路遮断器外部に配線される
外部リード線に接続される端子板が夫々端子ねじにより
ねじ止めされてなる回路遮断器の補助端子台において、
上記各べース部ごとに配置された絶縁カバーを有し、各
絶縁カバーは、略L字状に折り曲げられた折曲部と、折
曲部の一片に連なりべース部の外部リード線の引き出し
方向の側面部に沿って形成されたスライド溝にスライド
自在に挿入され且つスライド溝から所定ピッチで抜け止
めされる撓み自在の板状の挿入片と、折曲部の他片に連
なりベース部の外方に延びて下段の端子ねじのねじ頭と
上段の外部リード線との間を絶縁する撓み自在の板状の
張出片とを備えたものである。
【0007】
【作用】しかして本考案によれば、絶縁カバーの撓み自
在の挿入片をべース部のスライド溝にスライド自在に且
つ所定ピッチで抜け止めしたので、張出片を下段の端子
ねじのねじ頭から離反する方向に撓ませた時に、絶縁カ
バーの折曲部が拡開すると同時に上記スライド溝から抜
け出した挿入片の上部が張出片と同一方向に撓み、その
分だけ絶縁カバーの全体的な折り曲げ角度が小さくて済
む。従って、下段のねじを締結する際のドライバーのス
ペースを確保する際に、絶縁カバーの破損或いは欠損等
を確実に防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。本考案に用いられる回路遮断器は例えば分
電盤に使用されるものであり、この回路遮断器の側面に
取付けられる補助端子台3の一例を図1乃至図3に示
す。図1(a)(b)において、補助端子台3には、中
央部をピークにして複数(本実施例では3段)のべース
部8が階段状に配設され、その両側には絶縁バリア7が
夫々設けられている。各ベース部8には、逆U字状の端
子板4が収納され、この端子板4の上部4aにワッシャ
30を介して端子ねじ5が締結されるものであり、この
端子板4と端子ねじ5とで端子金具を構成している。そ
して、各端子板4と端子ねじ5との間には、各べース部
8の外方に夫々引き出される外部リード線が夫々接続さ
れるようになっている。上記端子板4は、端子ねじ5が
螺合する上部4aとこれに連成される脚部4b,4cと
を備え、脚部4cの下端には係止凹所4dが形成されて
いる。また、端子板4の係止凹所4dを有する脚部4c
とべース部8の階段方向の外側壁との間には、図2に示
されるように、上下方向に延びるスライド溝20が形成
されると共に、べース部8内における上記係止凹所4d
の下方位置には、上記係止凹所4dに連なるガイド溝5
0が形成されている。これら係止凹所4d及びガイド溝
50に沿って後述する絶縁カバー10の係止片14がス
ライド自在となっている。
【0009】一方、絶縁カバー10は、弾性を有する樹
脂系の絶縁材料からなり、図1(a)(b)に示される
ように、略L字状に折り曲げられた折曲部12と、折曲
部12の一片に連なる板状の撓み自在の張出片11と、
折曲部12の他片に連なる板状の撓み自在の挿入片13
とを備える。絶縁カバー10の挿入片13は、上記スラ
イド溝20内にスライド自在に挿入されるものであり、
張出片11は上記挿入片13がスライド溝20内に挿入
された状態で、ベース部8の外方に延びて下段の端子ね
じ5のねじ頭5aと上段の端子板4に接続される外部リ
ード線との間を絶縁するようになっている。また、挿入
片13の外側面には、上記スライド溝20の係止凹所4
dに係止される係止片14が切り起こされている。この
係止片14は、スライド溝20内へ挿入片13が挿入さ
れた状態で、スライド溝20からの挿入片13の離脱を
阻止する役割を果たすものであり、これにより、挿入片
13はスライド溝20内において図1(b)に示される
所定のピッチLの範囲でのみスライド自在となってい
る。
【0010】次に、例えば中段の端子板4にドライバー
60を用いて外部リード線を配線接続する場合におい
て、図3に示されるように、絶縁カバー10の張出片1
1を上方に撓ませてドライバー60の作業スペースを確
保する。これにより、折曲部12が所定角度θで拡開す
ると同時に挿入片13の上部がスライド溝20から抜け
出して、張出片11の撓み方向と同一方向に撓むため、
折曲部12の折り曲げ角度θが小さくて済み、樹脂系の
絶縁カバー10が破損したり或いは欠損したりすること
がなくなる。また、絶縁カバー10の挿入片13はべー
ス部8に固定されていず、スライド溝20内で所定ピッ
チLで上下方向にスライド自在となっているので、絶縁
カバーが固定されている従来例と異なり、絶縁カバー1
0の折り曲げが容易となり、ドライバー60による端子
ねじ5の締結作業効率が大幅に向上する。しかも、絶縁
カバー10の挿入片13はスライド溝20の係止凹所4
dによって抜け止めされているので、張出片11を撓ま
せる際に絶縁カバー10がスライド溝20から抜け出る
おそれがない。しかも、ドライバー60による締結作業
後は、図2に示されるように、絶縁カバー10の張出片
11が下段の端子ねじ5のねじ頭5aと上段の外部リー
ド線との間に延出するようになるので、安定した絶縁状
態が保たれる。
【0011】尚、補助端子台のべース部8、端子板4の
数は上記実施例に限定されない。
【0012】
【考案の効果】本考案は上述のように、絶縁カバーの撓
み自在の挿入片をべース部のスライド溝にスライド自在
に且つ所定ピッチで抜け止めした構成であるので、張出
片を下段の端子ねじのねじ頭から離反する方向に撓ませ
た時に、絶縁カバーの全体的な折り曲げ角度をその分だ
け小さくできる。その結果、絶縁カバーの破損或いは欠
損を防止しつつ下段の端子ねじを締結する際のドライバ
ーのスペースを確保でき、作業効率の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に用いられる補助端子台と絶
縁カバーとを示し、(a)は分解斜視図、(b)は要部
斜視図である。
【図2】同上の絶縁カバーをスライド溝に挿入した状態
を示す要部断面図である。
【図3】同上の絶縁カバーを折り曲げてドライバーで端
子ねじを締結する状態を示す要部断面図である。
【図4】従来例の絶縁カバーの折り曲げ状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 回路遮断器 3 補助端子台 4 端子板 4d 係止凹所 5 端子ねじ 5a ねじ頭 8 ベース部 10 絶縁カバー 11 張出片 12 折曲部 13 挿入片 14 係止片 20 スライド溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路遮断器の側面に沿って階段状に配設
    された複数のベース部に、回路遮断器外部に配線される
    外部リード線に接続される端子板が夫々端子ねじにより
    ねじ止めされてなる回路遮断器の補助端子台において、
    上記各べース部ごとに配置された絶縁カバーを有し、各
    絶縁カバーは、略L字状に折り曲げられた折曲部と、折
    曲部の一片に連なりべース部の外部リード線の引き出し
    方向の側面部に沿って形成されたスライド溝にスライド
    自在に挿入され且つスライド溝から所定ピッチで抜け止
    めされる撓み自在の板状の挿入片と、折曲部の他片に連
    なりベース部の外方に延びて下段の端子ねじのねじ頭と
    上段の外部リード線との間を絶縁する撓み自在の板状の
    張出片とを備えたことを特徴とする回路遮断器の補助端
    子台。
JP1992030518U 1992-05-11 1992-05-11 回路遮断器の補助端子台 Expired - Fee Related JP2577982Y2 (ja)

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JPH0590786U JPH0590786U (ja) 1993-12-10
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