JP2577460Y2 - ベンディング装置の手動操作用制御装置 - Google Patents

ベンディング装置の手動操作用制御装置

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JP2577460Y2
JP2577460Y2 JP1992085577U JP8557792U JP2577460Y2 JP 2577460 Y2 JP2577460 Y2 JP 2577460Y2 JP 1992085577 U JP1992085577 U JP 1992085577U JP 8557792 U JP8557792 U JP 8557792U JP 2577460 Y2 JP2577460 Y2 JP 2577460Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プレスブレーキ等のベ
ンディング装置の手動操作用制御装置に関し、特にNC
式のベンディング装置に於いて型駆動テーブルを手動操
作する手動型駆動モードを含むベンディング装置の手動
操作用制御装置に関するのである。
【0002】
【従来の技術】一般に、NC式プレスブレーキ等のベン
ディング装置は、金型原点設定、試し曲げ等のために、
自動型駆動モード以外に、操作パネルに設けられたハン
ドルパルサと称される手動操作子(手動操作ハンドル)
の操作により型駆動テーブルをその手動操作量に応じて
駆動する手動型駆動モードを含んでいる。
【0003】この手動型駆動モードに於いては、手動操
作子の手動操作量に対する型駆動テーブルの移動量の倍
率が、操作パネルに設けられた倍率切換ボタンにより、
少なくとも2段階に任意に切換設定され、手動操作子の
操作時に於ける型駆動テーブルの移動速度が高速側と低
速側とに切換られるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述の如き手動型駆動
モードに於いては、各テーブルの型間距離が長い時には
高速側にて型駆動テーブルが移動するよう、各テーブル
の型間距離が短くなった時には低速側にて型駆動テーブ
ルが移動するよう、倍率切換ボタンの操作により手動操
作子の手動操作量に対する型駆動テーブルの移動量の倍
率が切換られるが、この切換はすべてオペレータの手操
作により行われ、この切換操作が間違えられたり、忘れ
られたりすると、効率よい手動型駆動が行われず、型駆
動テーブルを微妙に移動停止させることができなくな
り、正確な金型原点設定、試し曲げに於ける微妙な曲げ
角度の調整が行われ得なくなる。
【0005】また何れにしてもこの倍率切換はすべてオ
ペレータの手操作により行われ、手動型駆動モードに於
けるオペレータの操作が面倒なものになる。
【0006】本考案は、従来のベンディング装置に於け
る上述の如き問題点に着目してなされたものであり、手
動型駆動モードに於ける倍率をオペレータに依存せずに
型駆動テーブルの動作状態に応じて自動的に適正値に切
り換えるベンディング装置の手動操作用制御装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本考
案によれば、手動操作子の操作により型駆動テーブルを
その手動操作量に応じて駆動する手動型駆動モードを含
むベンディング装置の手動操作用制御装置にして、型駆
動テーブルに作用する荷重を検出する荷重検出手段と、
前記荷重検出手段により検出される荷重の増大に応じて
手動操作子の手動操作量に対する型駆動テーブルの移動
量の倍率を低減する移動量倍率可変設定手段とを有して
いることを特徴するベンディング装置の手動操作用制御
装置によって達成される。
【0008】
【作用】上述の如き構成によれば、型駆動テーブルに作
用する荷重の増大に応じて手動操作子の手動操作量に対
する型駆動テーブルの移動量の倍率が自動的に低減され
る。
【0009】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0010】図1は本考案による手動操作用制御装置を
適用されるベンディング装置の一実施例を示している。
ベンディング装置はパンチ金型1を取り付けられる上部
テーブル3とダイ金型5を取り付けられる下部テーブル
7とを有し、その何れか一方を上下動可能な型駆動テー
ブルとしている。この実施例では、上部テーブル3を上
下動可能な型駆動テーブルとし、下部テーブル7を固定
テーブルとしている。上部テーブル3はボールねじ9の
回転により上下方向に移動し、ボールねじ9は、サーボ
モータ11と回転駆動され、サーボモータ11により回
転駆動される。
【0011】尚、上部テーブル3の上下動駆動はサーボ
モータ方式以外に油圧シリンダ装置を用いた油圧サーボ
方式の駆動機構により行われてもよい。
【0012】図2は本考案による手動操作用制御装置を
含むサーボモータ駆動制御系を示している。サーボモー
タ駆動制御系は、サーボモータ11の作動を制御するテ
ーブル駆動制御部13を有し、テーブル駆動モード(型
駆動モード)の一つとして手動操作ハンドル15の操作
により上部テーブル3を手動操作ハンドル15の回転操
作量に応じて駆動する手動テーブル駆動モードを含んて
いる。この手動テーブル駆動モードに於いては、テーブ
ル駆動制御部13は移動量倍率可変設定部17より入力
する倍率データが指示する倍率をもって手動操作ハンド
ル15の回転操作量に対する上部テーブル3の移動量を
もって決定する。
【0013】移動量倍率可変設定部17には上部テーブ
ル3に上下方向の圧力として作用する荷重を検出する荷
重検出装置19が接続されており、荷重検出装置19は
検出荷重データを移動量倍率可変設定部17へ出力す
る。荷重検出装置19は、上部テーブル3に作用する荷
重を直接検出するロードセル、サーボモータ11のトル
ク、負荷を検出するセンサ等であってよく、また上部テ
ーブル3の上下動駆動装置が油圧サーボ方式のものであ
る場合は、油圧シリンダ装置のシリンダヘッド圧を検出
する圧力センサであってもよい。
【0014】移動量倍率可変設定部17は荷重検出装置
19よりの検出荷重データの増大に応じて手動操作ハン
ドル15の回転操作量に対する上部テーブル3の移動量
の倍率を低減する。
【0015】これにより上部テーブル3に作用する荷重
の増大に応じて手動操作ハンドル15の回転操作量に対
する上部テーブル3の移動量の倍率を低減する。
【0016】上部テーブル3に作用する荷重は、上部テ
ーブル3に取り付けられたパンチ金型1が加工材を挟ん
で下部テーブル7に取り付けられたダイ金型5に押し付
けられることにより、上部テーブル3に作用する反力の
増大に応じて増大するから、パンチ金型1が加工材を挟
んでダイ金型5に押し付けられるまでは手動操作ハンド
ル15の回転操作によって上部テーブル3は比較的高速
度にて降下し、パンチ金型1が加工材を挟んでダイ金型
5に押し付けられると、倍率変化により上部テーブル3
の降下速度が自動的に遅くなる。
【0017】図3は本考案による手動操作用制御装置を
CNC装置にて実施する実施例を示している。CNC装
置は、CPU21と、メモリ部23と、サーボモータ1
1のサーボアンプ25へ操作量信号を出力するテーブル
位置決め制御部としての軸制御部27と、強電部29
と、I/Oポート部31とを有し、これらはバス33に
より双方向に接続されている。
【0018】I/Oポート部31には、表示器35、操
作盤37、荷重検出装置39、各種スイッチ・リレー4
1が接続されている。
【0019】荷重検出装置39は、上述の実施例に於け
る荷重検出装置19と同等のものであり、上部テーブル
3に上下方向の圧力として作用する荷重を検出する。
【0020】操作盤37はテーブルの手動操作子として
手動操作されるハンドルパルサ43を含んでおり、ハン
ドルパルサ43は手にて回転されることによりその回転
角に応じたパルス量を発生する。
【0021】CPU21は、メモリ部23に格納された
プログラムを実行し、荷重検出装置39が出力する荷重
データをI/Oポート部31より定期的に取り込んでこ
れを監視し、この荷重データによる荷重値に応じてソフ
トウェア処理によりハンドルパルサ43の倍率を切り換
える。
【0022】図4はハンドルパルサ43の倍率切換処理
フローを示している。倍率切換処理フローは時間割込等
により繰り返し実行され、その実行の度に荷重検出装置
39が出力する荷重データを読み込み(ステップ10
0)、荷重データが示す荷重値が予め設定されたしきい
値以上であるか否か、即ちパンチ金型1が加工材を挟ん
でダイ金型5に押し付けられた加圧状態であるか否かを
判別する(ステップ110)。
【0023】加圧状態でない時にはハンドルパルサ43
の倍率を高速側に設定し(ステップ120)、これに対
し加圧状態である時にはハンドルパルサ43の倍率を低
速側に設定する(ステップ130)。
【0024】図5はハンドルパルサ43の操作によるテ
ーブル駆動処理フローを示している。
【0025】テーブル駆動処理フローはハンドルパルサ
43の操作によるパルス量を入力することにより開始さ
れ、先ずハンドルパルサ43の操作によるパルス量を読
み込む(ステップ200)。次にこのパルス量とこの時
のハンドルパルサ43の設定倍率との乗算により移動指
令値を演算し(ステップ210)、これを制御目標値と
して軸制御部27へ出力する。
【0026】これによりこの場合も、パンチ金型1が加
工材を挟んでダイ金型5に押し付けられるまではハンド
ルパルサ43によって上部テーブル3は比較的高速度に
て降下し、パンチ金型1が加工材を挟んでダイ金型5に
押し付けられると、倍率変化により上部テーブル3の降
下速度が自動的に遅くなる。
【0027】以上に於ては、本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本考案は、これらに限定される
ものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとって明らかであろう。
【0028】
【考案の効果】以上の説明から理解される如く、本考案
によるベンディング装置の手動操作用制御装置によれ
ば、上部テーブルの如き型駆動テーブルに作用する荷重
の増大に応じてハンドルパルサ等の手動操作子の手動操
作量に対する型駆動テーブルの移動量の倍率が自動的に
低減するから、手動型駆動モードに於ける倍率切換がオ
ペレータに依存せずに型駆動テーブルの動作状態に応じ
て自動的に適切に行われるようになり、これにより手動
型駆動モードに於けるオペレータの操作が簡素化され、
効率よい手動型駆動が行われるようになり、また面倒な
倍率変更操作を必要とすることなく手動操作子の手動操
作のみにより操作加圧状態下にて型駆動テーブルを微妙
に移動停止させることができ、正確な金型原点設定、試
し曲げに於ける微妙な曲げ角度の調整が簡便に、且つ確
実に行われ得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による手動操作用制御装置を適用される
ベンディング装置の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】本考案による手動操作用制御装置を含むサーボ
モータ駆動制御系の一実施例を示すブロック線図であ
る。
【図3】本考案による手動操作用制御装置をCNC装置
にて実施した実施例を示すブロック線図である。
【図4】本考案による手動操作用制御装置に於けるハン
ドルパルサの倍率切換処理フローを示すフローチャート
である。
【図5】本考案による手動操作用制御装置に於けるハン
ドルパルサ操作によるテーブル駆動処理フローを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 パンチ金型 3 上部テーブル 5 ダイ金型 7 下部テーブル 9 ボールねじ 11 回転サーボモータ 13 テーブル駆動制御部 15 手動操作ハンドル 17 移動量倍率可変設定部 19 荷重検出装置 21 CPU 23 メモリ部 27 軸制御部 37 操作盤 39 荷重検出装置 43 ハンドルパルサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作子の操作により型駆動テーブル
    をその手動操作量に応じて駆動する手動型駆動モードを
    含むベンディング装置の手動操作用制御装置にして、 型駆動テーブルに作用する荷重を検出する荷重検出手段
    と、 前記荷重検出手段により検出される荷重の増大に応じて
    手動操作子の手動操作量に対する型駆動テーブルの移動
    量の倍率を低減する移動量倍率可変設定手段と、 を有していることを特徴するベンディング装置の手動操
    作用制御装置。
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JP2009285704A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Murata Mach Ltd 曲げ機械の制御装置

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