JP2577164Y2 - 自動車用計器 - Google Patents
自動車用計器Info
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- JP2577164Y2 JP2577164Y2 JP1991044886U JP4488691U JP2577164Y2 JP 2577164 Y2 JP2577164 Y2 JP 2577164Y2 JP 1991044886 U JP1991044886 U JP 1991044886U JP 4488691 U JP4488691 U JP 4488691U JP 2577164 Y2 JP2577164 Y2 JP 2577164Y2
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- transmission rod
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用計器に係り、特
に自動車のインストルメントパネルに装着され、自動車
の速度等を表示するための自動車用計器に関する。
に自動車のインストルメントパネルに装着され、自動車
の速度等を表示するための自動車用計器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、自動車のインストルメントパ
ネルには、速度計、回転計等及び各種警告灯等が配設さ
れた計器が装着されている。図９及び図１０は従来の自
動車用計器を示したもので、前面が開放された箱型のケ
ース本体１が設けられており、このケース本体１の内側
には、速度計や回転計等の計器ユニット２が収容、固定
されている。この計器ユニット２の前面側には、所定の
目盛り等が印刷形成された文字板３が配設されており、
この文字板３の前面側には、所定の計測量に基づいて計
器ユニット２により回転駆動される指針４が配設されて
いる。また、上記ケース本体１の前面側には、計器ユニ
ット２の文字板３の表示部分以外の部分を覆う見返し板
５が配設されており、ケース本体１の後面には、複数の
照明用電球６が取り付けられている。
ネルには、速度計、回転計等及び各種警告灯等が配設さ
れた計器が装着されている。図９及び図１０は従来の自
動車用計器を示したもので、前面が開放された箱型のケ
ース本体１が設けられており、このケース本体１の内側
には、速度計や回転計等の計器ユニット２が収容、固定
されている。この計器ユニット２の前面側には、所定の
目盛り等が印刷形成された文字板３が配設されており、
この文字板３の前面側には、所定の計測量に基づいて計
器ユニット２により回転駆動される指針４が配設されて
いる。また、上記ケース本体１の前面側には、計器ユニ
ット２の文字板３の表示部分以外の部分を覆う見返し板
５が配設されており、ケース本体１の後面には、複数の
照明用電球６が取り付けられている。
【０００３】また、上記文字板３は、平板状の透光性の
ある樹脂板等の表面に、白色等の光透過層を印刷形成す
ると共に、文字、目盛り部分あるいは文字、目盛り部分
以外の部分に黒色等の光不透過層を印刷形成したもの
で、電球６からの光を文字板３の後面側から照射した場
合に、文字、目盛り部分等において光が透過され、文
字、目盛り等を認識できるようになっている。
ある樹脂板等の表面に、白色等の光透過層を印刷形成す
ると共に、文字、目盛り部分あるいは文字、目盛り部分
以外の部分に黒色等の光不透過層を印刷形成したもの
で、電球６からの光を文字板３の後面側から照射した場
合に、文字、目盛り部分等において光が透過され、文
字、目盛り等を認識できるようになっている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の自
動車用計器においては、文字板３が平板状なので、意匠
的に平凡で、また、立体感が乏しいことにより、高級感
のある文字板３を得ることができないという不都合があ
る。
動車用計器においては、文字板３が平板状なので、意匠
的に平凡で、また、立体感が乏しいことにより、高級感
のある文字板３を得ることができないという不都合があ
る。
【０００５】また、夜間照明時においては、複数の電球
６で照明を行うので、文字板３のうち、電球６に近い部
分は明るく遠い部分は暗くなるという明るさのアンバラ
ンスが生じ易く、斯かる不都合をなくすために文字板３
の後面部分に調光印刷を施すと、この調光印刷が文字板
３の暗い部分に合わせて行われるため、文字板３全体が
暗くなってしまい、視認性が低下するという不都合もあ
る。
６で照明を行うので、文字板３のうち、電球６に近い部
分は明るく遠い部分は暗くなるという明るさのアンバラ
ンスが生じ易く、斯かる不都合をなくすために文字板３
の後面部分に調光印刷を施すと、この調光印刷が文字板
３の暗い部分に合わせて行われるため、文字板３全体が
暗くなってしまい、視認性が低下するという不都合もあ
る。
【０００６】本考案は上記した点に鑑みてなされたもの
で、文字板の高級感を増大させることができると共に、
夜間照明時の視認性を向上させることのできる自動車用
計器を提供することを目的とするものである。
で、文字板の高級感を増大させることができると共に、
夜間照明時の視認性を向上させることのできる自動車用
計器を提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案に係る自動車用計器は、ケース本体の内部に所定
の文字板を有する計器ユニットを収容すると共に、上記
ケース本体の前面に見返し板を配設してなり、上記ケー
ス本体に取り付けた照明用電球の照射光を上記文字板の
後面側から透過させて上記文字板の照射を行う自動車用
計器において、上記文字板を、その周縁部に文字のみを
形成した構成とし、上記文字板周縁部の文字形成部分に
対応した該文字板の外周部に、この文字板の目盛りが配
設された環状の光伝達用ロッドを、その前周面部が上記
文字板から前方に突出し、かつ、その後周面部が上記文
字板から後方に突出するように配設すると共に、上記光
伝達用ロッドの外側に上記見返し板を配設し、上記光伝
達用ロッドの後周面部で該後周面部の周方向の少なくと
も一部の部分に反射部を形成すると共に、上記光伝達用
ロッドの長手方向の一部を切り欠いた切り欠き部に、上
記照明用電球を配設し、上記光伝達用ロッドの前周面部
から該光伝達用ロッドの外方への出射光により上記目盛
りを光輝させ、上記光伝達用ロッドの後周面部から該光
伝達用ロッドの外方への出射光により上記文字板を後方
から間接照明するようにしたことをその特徴とするもの
である。また、本考案に係る自動車用計器は、上記光伝
達用ロッドの外縁に対応する上記見返し板の内縁を該光
伝達用ロッド側に延出させてこの光伝達用ロッドの上記
前周面部を覆い、該光伝達用ロッドの前周面部を覆う上
記見返し板の内縁部分で、上記文字板周縁部の文字形成
部分に対応する見返し板内縁箇所に、上記目盛りをなす
スリットを形成するものとした。 さらに、本考案に係る
自動車用計器は、上記光伝達用ロッドの上記後周面部で
上記目盛りが配設される後周面部箇所に第２反射部を形
成し、この第２反射部を除く上記光伝達用ロッドの後周
面部箇所に上記反射部を形成し、上記第２反射部で反射
されて上記光伝達用ロッドの前周面部から該光伝達用ロ
ッドの外方に出射する光により、上記目盛りを上記文字
板の前方から視認するものとした。
本考案に係る自動車用計器は、ケース本体の内部に所定
の文字板を有する計器ユニットを収容すると共に、上記
ケース本体の前面に見返し板を配設してなり、上記ケー
ス本体に取り付けた照明用電球の照射光を上記文字板の
後面側から透過させて上記文字板の照射を行う自動車用
計器において、上記文字板を、その周縁部に文字のみを
形成した構成とし、上記文字板周縁部の文字形成部分に
対応した該文字板の外周部に、この文字板の目盛りが配
設された環状の光伝達用ロッドを、その前周面部が上記
文字板から前方に突出し、かつ、その後周面部が上記文
字板から後方に突出するように配設すると共に、上記光
伝達用ロッドの外側に上記見返し板を配設し、上記光伝
達用ロッドの後周面部で該後周面部の周方向の少なくと
も一部の部分に反射部を形成すると共に、上記光伝達用
ロッドの長手方向の一部を切り欠いた切り欠き部に、上
記照明用電球を配設し、上記光伝達用ロッドの前周面部
から該光伝達用ロッドの外方への出射光により上記目盛
りを光輝させ、上記光伝達用ロッドの後周面部から該光
伝達用ロッドの外方への出射光により上記文字板を後方
から間接照明するようにしたことをその特徴とするもの
である。また、本考案に係る自動車用計器は、上記光伝
達用ロッドの外縁に対応する上記見返し板の内縁を該光
伝達用ロッド側に延出させてこの光伝達用ロッドの上記
前周面部を覆い、該光伝達用ロッドの前周面部を覆う上
記見返し板の内縁部分で、上記文字板周縁部の文字形成
部分に対応する見返し板内縁箇所に、上記目盛りをなす
スリットを形成するものとした。 さらに、本考案に係る
自動車用計器は、上記光伝達用ロッドの上記後周面部で
上記目盛りが配設される後周面部箇所に第２反射部を形
成し、この第２反射部を除く上記光伝達用ロッドの後周
面部箇所に上記反射部を形成し、上記第２反射部で反射
されて上記光伝達用ロッドの前周面部から該光伝達用ロ
ッドの外方に出射する光により、上記目盛りを上記文字
板の前方から視認するものとした。
【０００８】
【作用】本考案によれば、文字板にはその周縁部に文字
のみを形成し、文字板の外周部に配設した環状の光伝達
用ロッドに目盛りを配設して、光伝達用ロッドの前周面
部を文字板から前方に突出させたので、目盛り部分の立
体感を出すことができるものである。 しかも、夜間照明
時には、照明用電球の光を光伝達用ロッドの長手方向の
一部を切り欠いた切り欠き部から内部に導き、文字板か
ら後方に突出するように配設した光伝達用ロッドの後周
面部から光伝達用ロッドの外方に出射する光で文字板を
後方から間接照明するので、文字板の外側の全周に亘っ
て配設された光伝達用ロッドからの出射光により、文字
板の全周から照明光が照射されるようになり、また、光
伝達用ロッドの前周面部から光伝達用ロッドの外方に出
射する光で、光伝達用ロッドに配設された目盛りを光輝
させることから、目盛りを明るくした状態で視認させる
ことができるものである。
のみを形成し、文字板の外周部に配設した環状の光伝達
用ロッドに目盛りを配設して、光伝達用ロッドの前周面
部を文字板から前方に突出させたので、目盛り部分の立
体感を出すことができるものである。 しかも、夜間照明
時には、照明用電球の光を光伝達用ロッドの長手方向の
一部を切り欠いた切り欠き部から内部に導き、文字板か
ら後方に突出するように配設した光伝達用ロッドの後周
面部から光伝達用ロッドの外方に出射する光で文字板を
後方から間接照明するので、文字板の外側の全周に亘っ
て配設された光伝達用ロッドからの出射光により、文字
板の全周から照明光が照射されるようになり、また、光
伝達用ロッドの前周面部から光伝達用ロッドの外方に出
射する光で、光伝達用ロッドに配設された目盛りを光輝
させることから、目盛りを明るくした状態で視認させる
ことができるものである。
【０００９】
【実施例】以下、本考案の実施例を図１乃至図８を参照
して説明する。図１乃至図４は本考案に係る自動車用計
器の一実施例を示したもので、前面が開放された箱型の
ケース本体１の内側には、速度計等の計器ユニット２が
収容、固定されており、この計器ユニットの前面側に
は、周縁部に文字３ａのみが印刷形成された光透過型の
文字板３が配設されている。また、この文字板３の前面
側には、所定の計測量に基づいて計器ユニットにより回
転駆動される指針４が配設されている。
して説明する。図１乃至図４は本考案に係る自動車用計
器の一実施例を示したもので、前面が開放された箱型の
ケース本体１の内側には、速度計等の計器ユニット２が
収容、固定されており、この計器ユニットの前面側に
は、周縁部に文字３ａのみが印刷形成された光透過型の
文字板３が配設されている。また、この文字板３の前面
側には、所定の計測量に基づいて計器ユニットにより回
転駆動される指針４が配設されている。
【００１０】また、上記文字板３の目盛り形成部分に対
応した文字板３の外周部には、アクリル樹脂、石英ガラ
ス等からなる環状の光伝達用ロッド７が配設されてお
り、このロッド７の前周面部７ａが上記文字板３の前面
３ｃより僅かに前方に突出し、後周面部７ｃが文字板３
の後方に僅かに突出するようになされている。また、上
記光伝達用ロッド７には、後述するように上記文字板３
の目盛り３ｂが配設されるようになっており、さらに、
上記ロッド７の外側には、上記ケース本体の前面側を覆
う見返し板５が配設されるようになっている。
応した文字板３の外周部には、アクリル樹脂、石英ガラ
ス等からなる環状の光伝達用ロッド７が配設されてお
り、このロッド７の前周面部７ａが上記文字板３の前面
３ｃより僅かに前方に突出し、後周面部７ｃが文字板３
の後方に僅かに突出するようになされている。また、上
記光伝達用ロッド７には、後述するように上記文字板３
の目盛り３ｂが配設されるようになっており、さらに、
上記ロッド７の外側には、上記ケース本体の前面側を覆
う見返し板５が配設されるようになっている。
【００１１】また、上記光伝達用ロッド７の外周面部７
ｂと接する上記見返し板５の端縁部５ａには、上記ロッ
ド７の前周面部７ａ全体をロッド７の形状に倣って覆う
ようにロッド７の外周部から内周部に向けて延出された
延出部５ｂが形成されており、この延出部５ｂには、上
記文字板３に印刷形成された文字３ａに対応した位置
に、後述するように文字板３の目盛り３ｂとして機能す
るスリット８が形成されている。
ｂと接する上記見返し板５の端縁部５ａには、上記ロッ
ド７の前周面部７ａ全体をロッド７の形状に倣って覆う
ようにロッド７の外周部から内周部に向けて延出された
延出部５ｂが形成されており、この延出部５ｂには、上
記文字板３に印刷形成された文字３ａに対応した位置
に、後述するように文字板３の目盛り３ｂとして機能す
るスリット８が形成されている。
【００１２】また、上記光伝達用ロッド７には、ロッド
７の外周面部７ｂと後周面部７ｃに跨がるロッド７の周
方向に所定の幅の境界面７ｄに、ロッド７の長手方向に
わたって、白色等の明るい色のインクを印刷塗布してな
る反射膜９が形成されている。さらに、上記文字板３の
文字３ａが印刷形成されていない文字板３の下方部分の
外側に位置する上記光伝達用ロッド７の一部分が、文字
板３の後方側に向けて折曲形成されており、このロッド
７の曲成部分には、ロッド７の長手方向の一部を切り欠
いた切り欠き部１０が形成され、この切り欠き部１０内
に、上記ケース本体に取り付けられた照明用電球６が一
つだけ、切り欠き部１０の切り欠き端面１０ａに臨むよ
うに配設されるようになっている。
７の外周面部７ｂと後周面部７ｃに跨がるロッド７の周
方向に所定の幅の境界面７ｄに、ロッド７の長手方向に
わたって、白色等の明るい色のインクを印刷塗布してな
る反射膜９が形成されている。さらに、上記文字板３の
文字３ａが印刷形成されていない文字板３の下方部分の
外側に位置する上記光伝達用ロッド７の一部分が、文字
板３の後方側に向けて折曲形成されており、このロッド
７の曲成部分には、ロッド７の長手方向の一部を切り欠
いた切り欠き部１０が形成され、この切り欠き部１０内
に、上記ケース本体に取り付けられた照明用電球６が一
つだけ、切り欠き部１０の切り欠き端面１０ａに臨むよ
うに配設されるようになっている。
【００１３】本実施例においては、文字板３の目盛り３
ｂとして機能するスリット８が形成された見返し板の延
出部５ｂで覆われた光伝達用ロッド７の前周面部７ａ
が、文字板３の前面３ｃより前方に突出してなるので、
文字板３の立体感を出すことができ、高級感のある文字
板３とすることができるものである。
ｂとして機能するスリット８が形成された見返し板の延
出部５ｂで覆われた光伝達用ロッド７の前周面部７ａ
が、文字板３の前面３ｃより前方に突出してなるので、
文字板３の立体感を出すことができ、高級感のある文字
板３とすることができるものである。
【００１４】また、夜間においては、照明用電球６の照
射光Ｌが光伝達用ロッド７の切り欠き端面１０ａからロ
ッド７内に入光するようになり、上記照射光Ｌがロッド
７の境界面７ｄで全反射しながらロッド７内を進むと共
に、反射膜９で乱反射するようになっている。そして、
この乱反射光のうち、ロッド７の外周面部７ｂの反射膜
部分９ａで乱反射して文字板３の後面に略沿った向きで
文字板３の後方に出射する光Ｌ′が、文字３ａ等が形成
された文字板３をその後方から全周に亘って所謂面光源
として間接照明するようになり、また、ロッド７の後周
面部７ｃの反射膜部分９ｂで乱反射した光Ｌ″が、上記
スリット８を介して文字板３の前方に出射し、光輝状態
の目盛り３ｂとして認識されるものである。
射光Ｌが光伝達用ロッド７の切り欠き端面１０ａからロ
ッド７内に入光するようになり、上記照射光Ｌがロッド
７の境界面７ｄで全反射しながらロッド７内を進むと共
に、反射膜９で乱反射するようになっている。そして、
この乱反射光のうち、ロッド７の外周面部７ｂの反射膜
部分９ａで乱反射して文字板３の後面に略沿った向きで
文字板３の後方に出射する光Ｌ′が、文字３ａ等が形成
された文字板３をその後方から全周に亘って所謂面光源
として間接照明するようになり、また、ロッド７の後周
面部７ｃの反射膜部分９ｂで乱反射した光Ｌ″が、上記
スリット８を介して文字板３の前方に出射し、光輝状態
の目盛り３ｂとして認識されるものである。
【００１５】従って、本実施例においては、文字３ａの
みが印刷形成された文字板３の外周部に、この文字板３
の目盛り３ｂとして機能するスリット８が形成された、
その前面突出部が見返し板５で覆われた光伝達用ロッド
７を配設したので、文字板３の目盛り３ｂ部分の立体感
を出すことができ、意匠的に好ましく、高級感のある文
字板３を得ることができる。また、文字板３の全周から
照明光が照射されると共に、目盛り３ｂが光輝状態で認
識されるようになり、夜間照明時の視認性を極めて向上
させることができる。
みが印刷形成された文字板３の外周部に、この文字板３
の目盛り３ｂとして機能するスリット８が形成された、
その前面突出部が見返し板５で覆われた光伝達用ロッド
７を配設したので、文字板３の目盛り３ｂ部分の立体感
を出すことができ、意匠的に好ましく、高級感のある文
字板３を得ることができる。また、文字板３の全周から
照明光が照射されると共に、目盛り３ｂが光輝状態で認
識されるようになり、夜間照明時の視認性を極めて向上
させることができる。
【００１６】図５乃至図８は本考案に係る自動車用計器
の他の実施例を示したもので、本実施例の場合、上記実
施例のように光伝達用ロッド７の前周面部７ａ全体がロ
ッド７の外側に配設した見返し板５の延出部５ｂで覆わ
れるのではなく、文字板３の文字３ａが形成されていな
い部分の外側に位置するロッド７の曲成部分及びその切
り欠き部１０と照明用電球６部分のみが上記延出部５ｂ
で覆われるようになされている。
の他の実施例を示したもので、本実施例の場合、上記実
施例のように光伝達用ロッド７の前周面部７ａ全体がロ
ッド７の外側に配設した見返し板５の延出部５ｂで覆わ
れるのではなく、文字板３の文字３ａが形成されていな
い部分の外側に位置するロッド７の曲成部分及びその切
り欠き部１０と照明用電球６部分のみが上記延出部５ｂ
で覆われるようになされている。
【００１７】また、上記光伝達用ロッド７の後周面部７
ｃの境界面７ｄには、上記文字板３の文字３ａ位置に対
応した部位に、後述するように文字板３の目盛り３ｂと
して機能する白色等のインクを印刷塗布してなる反射膜
片９ｂが形成されており、また、ロッド７の外周面部７
ｂの境界面７ｄには、ロッド７の長手方向にわたって白
色等の反射膜９ａが、反射膜片９ｂと重ならないように
形成されている。
ｃの境界面７ｄには、上記文字板３の文字３ａ位置に対
応した部位に、後述するように文字板３の目盛り３ｂと
して機能する白色等のインクを印刷塗布してなる反射膜
片９ｂが形成されており、また、ロッド７の外周面部７
ｂの境界面７ｄには、ロッド７の長手方向にわたって白
色等の反射膜９ａが、反射膜片９ｂと重ならないように
形成されている。
【００１８】本実施例においても、夜間においては、照
明用電球６の照射光Ｌが光伝達用ロッド７内に入光する
ようになっており、ロッド７内を進む照射光が上記反射
膜９ａ及び反射膜片９ｂで乱反射するようになってい
る。そして、上記ロッド７の外周面部７ｂの反射膜９ａ
で乱反射して文字板３の後面に略沿った向きで文字板３
の後方に出射する光Ｌ′が、文字３ａ等が形成された文
字板３をその後方から全周に亘って所謂面光源として間
接照明するようになり、また、ロッド７の後周面部７ｃ
の反射膜片９ｂで乱反射した光Ｌ″が、ロッド７の前面
よりロッド７のレンズ作用により一定の指向性をもって
文字板３の前方に出射するようになり、斯かる出射光に
より、文字板３の外周部に目盛り３ｂが光輝状態で認識
されるようになっている。
明用電球６の照射光Ｌが光伝達用ロッド７内に入光する
ようになっており、ロッド７内を進む照射光が上記反射
膜９ａ及び反射膜片９ｂで乱反射するようになってい
る。そして、上記ロッド７の外周面部７ｂの反射膜９ａ
で乱反射して文字板３の後面に略沿った向きで文字板３
の後方に出射する光Ｌ′が、文字３ａ等が形成された文
字板３をその後方から全周に亘って所謂面光源として間
接照明するようになり、また、ロッド７の後周面部７ｃ
の反射膜片９ｂで乱反射した光Ｌ″が、ロッド７の前面
よりロッド７のレンズ作用により一定の指向性をもって
文字板３の前方に出射するようになり、斯かる出射光に
より、文字板３の外周部に目盛り３ｂが光輝状態で認識
されるようになっている。
【００１９】従って、本実施例においても、文字３ａの
みが印刷形成された文字板３の外周部に、この文字板３
の目盛り３ｂとして機能する反射膜片９ｂが形成され
た、その前面部７ａが文字板３の前面３ｃより突出して
なる光伝達用ロッド７を配設したので、文字板３の目盛
り３ｂ部分の立体感を出すことができ、意匠的に好まし
く、高級感のある文字板３を得ることができる。また、
文字板３の全周から照明光が照射されると共に、目盛り
３ｂが光輝状態で認識されるようになり、夜間照明時の
視認性を極めて向上させることができる。
みが印刷形成された文字板３の外周部に、この文字板３
の目盛り３ｂとして機能する反射膜片９ｂが形成され
た、その前面部７ａが文字板３の前面３ｃより突出して
なる光伝達用ロッド７を配設したので、文字板３の目盛
り３ｂ部分の立体感を出すことができ、意匠的に好まし
く、高級感のある文字板３を得ることができる。また、
文字板３の全周から照明光が照射されると共に、目盛り
３ｂが光輝状態で認識されるようになり、夜間照明時の
視認性を極めて向上させることができる。
【００２０】なお、上記した何れの実施例においても、
昼間時においては、光伝達用ロッド７に形成された目盛
り３ｂが、ロッド７を通して白色等の指線として認識さ
れるのは勿論である。
昼間時においては、光伝達用ロッド７に形成された目盛
り３ｂが、ロッド７を通して白色等の指線として認識さ
れるのは勿論である。
【００２１】
【考案の効果】以上述べたように本考案に係る自動車用
計器は、文字板にはその周縁部に文字のみを形成し、文
字板の外周部に配設した環状の光伝達用ロッドに目盛り
を配設して、光伝達用ロッドの前周面部を文字板から前
方に突出させたので、目盛り部分の立体感を出すことが
でき、意匠的に好ましく、高級感のある文字板を得るこ
とができる。
計器は、文字板にはその周縁部に文字のみを形成し、文
字板の外周部に配設した環状の光伝達用ロッドに目盛り
を配設して、光伝達用ロッドの前周面部を文字板から前
方に突出させたので、目盛り部分の立体感を出すことが
でき、意匠的に好ましく、高級感のある文字板を得るこ
とができる。
【００２２】しかも、夜間照明時には、照明用電球の光
を光伝達用ロッドの長手方向の一部を切り欠いた切り欠
き部から内部に導き、文字板から後方に突出するように
配設した光伝達用ロッドの後周面部から光伝達用ロッド
の外方に出射する光で文字板を後方から間接照明するの
で、文字板の外側の全周に亘って配設された光伝達用ロ
ッドからの出射光により、文字板の全周から照明光が照
射されるようになり、また、光伝達用ロッドの前周面部
から光伝達用ロッドの外方に出射する光で、光伝達用ロ
ッドに配設された目盛りを光輝させることから、夜間照
明時の視認性を極めて向上させることができる等の効果
を奏する。
を光伝達用ロッドの長手方向の一部を切り欠いた切り欠
き部から内部に導き、文字板から後方に突出するように
配設した光伝達用ロッドの後周面部から光伝達用ロッド
の外方に出射する光で文字板を後方から間接照明するの
で、文字板の外側の全周に亘って配設された光伝達用ロ
ッドからの出射光により、文字板の全周から照明光が照
射されるようになり、また、光伝達用ロッドの前周面部
から光伝達用ロッドの外方に出射する光で、光伝達用ロ
ッドに配設された目盛りを光輝させることから、夜間照
明時の視認性を極めて向上させることができる等の効果
を奏する。
【図１】本考案に係る自動車用計器の一実施例の要部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】図１の光伝達用ロッドと照明用電球との関係を
示す図である。
示す図である。
【図４】図１の光伝達用ロッドにおける乱反射光の状態
を説明する図である。
を説明する図である。
【図５】本考案に係る自動車用計器の他の実施例の要部
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図６】図５の見返し板と光伝達用ロッドと照明用電球
との関係を示す図である。
との関係を示す図である。
【図７】図５の光伝達用ロッドの後面部分を示す図であ
る。
る。
【図８】図５の光伝達用ロッドにおける乱反射光の状態
を説明する図である。
を説明する図である。
【図９】従来の自動車用計器の要部を示す斜視図であ
る。
る。
【図１０】自動車用計器の正面図である。
１ ケース本体 ２ 計器ユニット ３ 文字板 ３ａ 文字 ３ｂ 目盛り ５ 見返し板 ６ 照明用電球 ７ 光伝達用ロッド ８ スリット ９ 反射膜 １０ 切り欠き
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01D 11/28
Claims (3)
- 【請求項１】 ケース本体の内部に所定の文字板を有す
る計器ユニットを収容すると共に、上記ケース本体の前
面に見返し板を配設してなり、上記ケース本体に取り付
けた照明用電球の照射光を上記文字板の後面側から透過
させて上記文字板の照射を行う自動車用計器において、 上記文字板を、その周縁部に文字のみを形成した構成と
し、 上記文字板周縁部の文字 形成部分に対応した該文字板の
外周部に、この文字板の目盛りが配設された環状の光伝
達用ロッドを、その前周面部が上記文字板から前方に突
出し、かつ、その後周面部が上記文字板から後方に突出
するように配設すると共に、上記 光伝達用ロッドの外側に上記見返し板を配設し、 上記光伝達用ロッドの後周面部で該後周面部の周方向の
少なくとも一部の部分に反射部を形成すると共に、 上記光伝達用ロッドの長手方向の一部を切り欠いた切り
欠き部に、上記照明用電球を配設し、 上記光伝達用ロッドの前周面部から該光伝達用ロッドの
外方への出射光により上記目盛りを光輝させ、 上記光伝達用ロッドの後周面部から該光伝達用ロッドの
外方への出射光により上記文字板を後方から間接照明す
るようにした、 ことを特徴とする自動車用計器。 - 【請求項２】 上記光伝達用ロッドの外縁に対応する上
記見返し板の内縁を該光伝達用ロッド側に延出させてこ
の光伝達用ロッドの上記前周面部を覆い、該光伝達用ロ
ッドの前周面部を覆う上記見返し板の内縁部分で、上記
文字板周縁部の文字形成部分に対応する見返し板内縁箇
所に、上記目盛りをなすスリットを形成した請求項１記
載の自動車用計器。 - 【請求項３】 上記光伝達用ロッドの上記後周面部で上
記目盛りが配設される後周面部箇所に第２反射部を形成
し、この第２反射部を除く上記光伝達用ロッドの後周面
部箇所に上記反射部を形成し、上記第２反射部で反射さ
れて上記光伝達用ロッドの前周面部から該光伝達用ロッ
ドの外方に出射する光により、上記目盛りを上記文字板
の前方から視認するようにした請求項１記載の自動車用
計器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991044886U JP2577164Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 自動車用計器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991044886U JP2577164Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 自動車用計器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04136519U JPH04136519U (ja) | 1992-12-18 |
| JP2577164Y2 true JP2577164Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=31924902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991044886U Expired - Lifetime JP2577164Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 自動車用計器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2577164Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011081016A (ja) * | 2011-01-13 | 2011-04-21 | Nippon Seiki Co Ltd | 計器装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5228254B2 (ja) * | 2008-10-10 | 2013-07-03 | 日本精機株式会社 | 計器装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5129751Y2 (ja) * | 1971-06-05 | 1976-07-27 | ||
| JPS5296051U (ja) * | 1976-01-17 | 1977-07-18 | ||
| JPS61174700U (ja) * | 1985-04-18 | 1986-10-30 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP1991044886U patent/JP2577164Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011081016A (ja) * | 2011-01-13 | 2011-04-21 | Nippon Seiki Co Ltd | 計器装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04136519U (ja) | 1992-12-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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