JP2575742Y2 - 光導波路と光ファイバの接続構造 - Google Patents

光導波路と光ファイバの接続構造

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JP2575742Y2 JP1992020338U JP2033892U JP2575742Y2 JP 2575742 Y2 JP2575742 Y2 JP 2575742Y2 JP 1992020338 U JP1992020338 U JP 1992020338U JP 2033892 U JP2033892 U JP 2033892U JP 2575742 Y2 JP2575742 Y2 JP 2575742Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光導波路と光ファイバ
の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】光導波路と光ファイバを分布結合によって
結合するには、通常光ファイバのクラッドの一部または
全周を所定距離研磨(切断やエッチング等でもよい)す
ることによって薄くし、該薄くした部分を光導波路上に
接触して固定し、これによって光導波路と光ファイバの
コアを所定距離だけ近接させて両者を結合していた。な
おこの結合部の長さは、光が最も効率良く伝達されるに
必要な長さとしておくことが望ましい。
【0003】ここで図5は光導波路と光ファイバを接続
する従来の方法を示す斜視図である。同図(a)に示す
ようにこの従来例においては、まず直方体形状であって
その上面に平行する3本のV溝73を設けたコネクタ7
1を用意する。このV溝73の間隔は下記する光導波路
61の間隔と同一にする。そして、該コネクタ71の各
V溝73内にそれぞれ光ファイバ75を挿入し固定す
る。そして該光ファイバ75のV溝73から露出してい
るクラッド部分を研磨してコネクタ71の表面aとの段
差をなくす。
【0004】そして同図(b)に示すように該コネクタ
71の研磨面aを光導波路基板60上に密着させること
で各光導波路61と光ファイバ75のコアを近接させ、
両者の結合効率が最大となる位置を調節(調芯)して決
め、その後両者間を接着する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
で光導波路と光ファイバを接続する場合、両者間の位置
決め調整は、光ファイバ75の軸方向と、光ファイバ7
5の半径方向であってコネクタ71の研磨面aに平行な
方向の2方向に対して行う必要があり、その調整作業が
煩雑で、時間がかかってしまうという問題点があった。
【0006】本考案は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、光導波路と光ファイバを接続する際
の調芯作業が容易で両者の接続が確実に行える光導波路
と光ファイバの接続構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本考案は、光導波路基板5に設けた光導波路4と光フ
ァイバ10のコア2を所定距離近接せしめて両者を分布
結合する光導波路と光ファイバの接続構造において、面
上に直線状のV溝(結合部用V溝61)を設けたコネク
タ7を具備するとともに、前記光ファイバ10にはその
クラッド1を同心円状に除去して該クラッド1の厚みを
同心円状に薄くするか或いはなくした結合部3を設け、
前記光導波路基板5には光導波路4を含む所定幅の光導
波路基板5を所定高さに形成した凸部11を設け、前記
コネクタ7のV溝(結合部用V溝61)内に光ファイバ
10の結合部3を挿入するとともに該V溝(結合部用V
溝61)内に光導波路基板5の凸部11が挿入されるよ
うに光導波路基板5をコネクタ7上に被せて光ファイバ
10の結合部3をコネクタ7のV溝(結合部用V溝6
1)と光導波路基板5の凸部11によって挟持せしめ
た。
【0008】
【作用】光ファイバ10の結合部3は、V溝(結合部用
V溝61)の底に確実に位置決めされて収納され、しか
もコネクタ7上に光導波路基板5を被せることでこの結
合部3は光導波路基板5の凸部11とV溝(結合部用V
溝61)によって挟持される。このため光ファイバ10
と光導波路4の調芯作業が容易に行える。
【0009】
【実施例】以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本考案にかかる光導波路と光ファ
イバの接続構造の1実施例を示す正面図である。同図に
示すようにこの実施例においては、コネクタ7のV溝6
(結合部用V溝61)内に光ファイバの結合部3を挿入
するとともに光導波路基板5をコネクタ7上に被せて該
結合部3をコネクタ7のV溝6(結合部用V溝61)と
光導波路基板5に設けた凸部11によって挟持せしめ、
これによって該結合部3と光導波路4を接続している。
以下各構成部品について説明する。
【0010】図2は本実施例に用いる光ファイバ10の
端部を示す図であり、同図(a)は左側面図、同図
(b)は側断面図である。同図に示すようにこの光ファ
イバ10の端部には、クラッド1を同心円状に薄くした
結合部3が設けられている。なおこの結合部3の長さL
1は、この結合部3を下記する光導波路4と近接したと
きの分布結合で光が最も効率良く伝達されるに必要な結
合長Lとされている。
【0011】この結合部3は、この光ファイバ10の端
部をエッチング(例えば濃フッ化水素等に浸す)するこ
とによって形成される。光ファイバ10のクラッド1は
同心円状であるため、この光ファイバ10をエッチング
液に浸す時間を制御することで全周にわたって均一なク
ラッド厚の結合部3を得ることができる。このようにエ
ッチング手段を用いて製造すれば、一度に大量の光ファ
イバ10の結合部3が製造でき、好適である。なおこの
ようにして製造した光ファイバ10の結合部3の根本の
部分Aは、強度的に脆くなって折れ易いので、樹脂等を
塗布して補強しておくと良い。
【0012】図3は本実施例に用いるコネクタ7を示す
斜視図である。同図に示すようにこのコネクタ7は、略
直方体形状に形成された板の表面に、3本の平行なV溝
6を設けて構成されている。このV溝6は、前記光ファ
イバ10の結合部3を挿入する結合部用V溝61と、光
ファイバ10のエッチングしていない部分を挿入する光
ファイバ用V溝63を2段にして構成されており、それ
ぞれのV溝6間の間隔は、下記する光導波路4の間隔と
同一とされている。また結合部用V溝61の長さL
2は、前記光ファイバ10の結合部3の長さL1と同一に
されている。
【0013】次に図4は本実施例に用いる光導波路基板
5を示す斜視図である。同図に示すようにこの光導波路
基板5は直方体形状に形成されており、その上面には直
線状の光導波路4とその両側の所定幅の光導波路基板5
によって3本の凸部11が構成されている。この凸部1
1は、該凸部11以外の光導波路基板5の表面Bをエッ
チングや研磨によって除去することによって形成され
る。なおこの凸部11の長さL3は、前記光ファイバ1
0の結合部3の長さL1よりも長く形成されている(即
ちこの実施例においては、L3>L1=L2=L)。
【0014】そしてこの光導波路4と前記光ファイバ1
0を結合するには、まず図3に示すように光ファイバ1
0をV溝6内に挿入する。このときコネクタ7の結合部
用V溝61に光ファイバ10の結合部3を挿入し、且つ
光ファイバ用V溝63に光ファイバ10のエッチングさ
れていない部分を挿入する。次に図4に示す光導波路基
板5を裏返して図3に示すコネクタ7の上に被せて接着
・固定するが、このとき光導波路基板5の各凸部11を
コネクタ7の各結合部用V溝61内に挿入するようにす
る。
【0015】このときの状態を図1に示す。同図に示す
ように光ファイバ10の結合部3は、コネクタ7の結合
部用V溝61と光導波路基板5の凸部11によって挟持
される。ここで該凸部11の高さは、該凸部11と結合
部用V溝61によって光ファイバ10の結合部3がその
上下から挟持されるに必要な高さとされている。
【0016】一方同図に示すようにこの凸部11の幅
は、その両角部が結合部用V溝61の内面に当接するに
必要な幅とされている。このようにしておけば、結合部
用V溝61に凸部11を挿入したときの光導波路基板5
の位置決めが確実となり、該凸部11を結合部用V溝6
1内に挿入するだけで光導波路4の中央部が確実に光フ
ァイバ10の結合部3の外周面に密着し、良好な結合状
態を構成できる。
【0017】また光導波路4と光ファイバ10の結合長
は、特別の調芯作業を行わなくても、光が最も効率良く
伝達される長さLとなる(何故なら結合部3の長さL1
がLだから)。
【0018】なお結合部用V溝61内の空隙Cには、マ
ッチングオイルを充填しておいてもよい。
【0019】以上本考案の1実施例を詳細に説明した
が、本考案はこれに限られず、例えば以下のような変更
が可能である。 上記実施例では、光ファイバの結合部の表面にクラッ
ドを薄く残したが、該クラッドは完全に除去してもよ
い。この場合は、結合する光ファイバのコアと光導波路
の間に、クラッドに相当する何らかの層(例えば接着
剤)を介在させておけば良い。
【0020】上記実施例においては、光ファイバの結
合部の長さと、結合部を挿入するコネクタの結合部用V
溝の長さを、それぞれ光が最も効率良く伝達される長さ
Lとしたが、これらの長さは該L以上としてもよい。こ
の場合は各部材間の相対的な位置関係を光軸方向に調整
して、光ファイバの結合部と光導波路基板の凸部の結合
長がLとなるようにすればよい。
【0021】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案にか
かる光導波路と光ファイバの接続構造によれば、以下の
ような優れた効果を有する。 光ファイバと光導波路の調芯作業が容易となり、また
は不要となる。
【0022】光ファイバの結合部は同心円状にクラッ
ドを除去して形成されるので、図5に示す従来例のよう
にクラッドを研磨する必要はなく、エッチングによって
一度に大量に製造できる。
【0023】光ファイバの結合部のクラッドの膜厚は
一定であるため、この結合部をV溝内にどのように挿入
・固定しても、その結合効率は変化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる光導波路と光ファイバの接続構
造の1実施例を示す正面図である。
【図2】本実施例に用いる光ファイバ10の端部を示す
図である。
【図3】本実施例に用いるコネクタ7に光ファイバ10
を取り付ける状態を示す斜視図である。
【図4】本実施例に用いる光導波路基板5を示す斜視図
である。
【図5】光導波路と光ファイバを接続する従来の方法を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10 光ファイバ 1 クラッド 2 コア 3 結合部 4 光導波路 5 光導波路基板 11 凸部 6 V溝 61 結合部用V溝 63 光ファイバ用V溝 7 コネクタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路基板に設けた光導波路と光ファ
    イバのコアを所定距離近接せしめて両者を分布結合する
    光導波路と光ファイバの接続構造において、 面上に直線状のV溝を設けたコネクタを具備するととも
    に、 前記光ファイバにはそのクラッドを同心円状に除去して
    該クラッドの厚みを同心円状に薄くするか或いはなくし
    た結合部を設け、 前記光導波路基板には光導波路を含む所定幅の光導波路
    基板を所定高さに形成した凸部を設け、 前記コネクタのV溝内に光ファイバの結合部を挿入する
    とともに該V溝内に光導波路基板の凸部が挿入されるよ
    うに光導波路基板をコネクタ上に被せて光ファイバの結
    合部をコネクタのV溝と光導波路基板の凸部によって挟
    持せしめたことを特徴とする光導波路と光ファイバの接
    続構造。
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