JP3065159B2 - 光導波路と光ファイバとの結合構造 - Google Patents

光導波路と光ファイバとの結合構造

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JP3065159B2 JP2829392A JP2829392A JP3065159B2 JP 3065159 B2 JP3065159 B2 JP 3065159B2 JP 2829392 A JP2829392 A JP 2829392A JP 2829392 A JP2829392 A JP 2829392A JP 3065159 B2 JP3065159 B2 JP 3065159B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光導波路基板に形成され
た光導波路と光ファイバとの光学的な結合構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光導波路に光信号を入射したり、出射す
るには、光導波路の端面に光ファイバの端面を接続する
必要がある。この光接続には0.1μmの高精度が求め
られるため、接続時に光導波路と光ファイバの調心には
非常に多くの時間がかかり、作業効率が悪い。このため
従来種々の改善工夫がなされており、例えば本出願人に
かかる特開昭63−278471号が知られている。
【0003】この特開昭にかかる光導波路と光ファイバ
との結合構造では、図4に示すように光ファイバ保持部
材1に、光導波路2が上面に形成された光導波路基板3
を結合するものである。この光結合構造では、光ファイ
バ保持部材1は上側プレート4と下側プレート5と、両
プレートの接合面に形成した2つのV溝6,10によっ
て挾持された光ファイバ8およびガイドピン7とから構
成されている。
【0004】そして、光ファイバ8は光ファイバ保持部
材1が光導波路基板3に装着されたとき、光導波路2の
端面に光結合される構成である。この場合、光ファイバ
8のZ方向の位置決めは上側プレート4の下面4aと、
光導波路基板3の上面3aとが当接することによりなさ
れる。また、光ファイバ8のX方向(光軸方向)の位置
決めは光ファイバ保持部材1の下側プレート5の前面を
光導波路基板3の側面3bに当接させることによりなさ
れる。さらに、光ファイバ8のY方向の位置決めは、光
ファイバ保持部材1の上側プレート4と下側プレート5
の当接面に対向して形成されたV溝10,10aに保持
されたガイドピン7を、光導波路基板3の上面に間隔P
を有して平行に形成されたV字状のガイドピン用溝9に
係合することによりなされる。
【0005】上記の光導波路と光ファイバの結合構造に
よると、光ファイバ保持部材1に装着されたガイドピン
7を光導波路基板3のガイドピン用溝9に係合し、さら
に光ファイバ保持部材1の2面を光導波路基板3の2面
にそれぞれ当接させることにより、光導波路3に形成さ
れた光導波路2の入出力端部と光ファイバ8とを無調心
で実装することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上述の光
導波路と光ファイバの結合構造をさらに改良すべく研究
を重ねた結果、次の問題点にぶつかった。すなわち、光
導波路基体3の材質には一般にLiNbO3 (ニオブ酸
リチウム)結晶が用いられている。このLiNbO3
晶はコストが大変高価であるにもかかわらず、光導波路
基体3の上面にガイドピン用溝9を形成するためこの光
導波路基体3が大きくなる。したがって、LiNbO3
結晶のサイズが大きくなり、コスト増加につながるとい
う欠点があった。また、LiNbO3 結晶によっては脆
く、光導波路基体3にガイドピン用溝9を加工するのが
困難であった。
【0007】本発明は上述の欠点を改良した光導波路と
光ファイバとの結合構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、光導波路基板
と光ファイバ保持部材との位置決めをガイドピンを介し
て行ない、光導波路の端面に光ファイバを結合してなる
光導波路と光ファイバとの結合構造において、光導波路
基板を、光導波路を形成した第1の基板と、第1の基板
とは異なる材質によって形成されており、かつ第1の基
板を装着した第2の基板とから構成し、第1の基板と第
2の基板は表面研磨により平坦化されており、さらに第
2の基板にガイドピン用の溝が形成されていることを特
徴とする。
【0009】前述の第1の基板はLiNbO3 結晶を用
いて形成し、第2の基板はSi材を用いて形成するもの
である。
【0010】
【作用】第1の基板には、コストが高価であるが光導波
路を形成するうえで最適のLiNbO3 結晶などの材料
を使用し、第2の基板には第1の基板を保持するととも
に、ガイドピン用溝を形成するに適した例えばSiを使
用できる。しかも、第1、第2の基板の組合わせからな
る光導波路基体と光ファイバ保持部材をガイドピンを介
して結合することにより、光導波路端面に光ファイバを
簡単な作業で光結合できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3を参
照して説明する。
【0012】図1は本発明に係る光導波路基体13と光
ファイバ保持部材11の斜視図、図2A,B,Cと図3
A,B,Cは光導波路基体13の製造工程を示す斜視図
である。
【0013】図1において、光導波路基体13は光導波
路12を有する第1の基板13aと、ガイドピン用溝1
6を有する第2の基板13bを組合せ結合することによ
って構成されている。しかも、第1の基板13aと第2
の基板13bにはそれぞれ異なる材質が使用されるもの
で、第1の基板13aにはコストが高く、強度的にも脆
いが光導波路12を形成するうえで最適な材料であるL
iNbO3 結晶が使用されている。第2の基板13bに
はLiNbO3 ほど高価でなく、また、ガイドピン用溝
16を作製するうえで加工性がよく、しかもその加工精
度の向上も期待できるSiが使用されている。
【0014】上記第1の基板13aと第2の基板13b
を組合せて光導波路基体13を製造する工程を図2と図
3によって順に説明する。
【0015】まず、図2Aに示すように幅10mm、長
さ30mm、厚さ2mmのSi材からなる長方形状の第
2の基材13bの上面中央部にカッタブレード(図示せ
ず)を用いて所定幅の凹溝20を座ぐり加工する。つぎ
に、図2Bに示すように凹溝20に幅3mm、長さ30
mm、厚さ0.5mmのLiNbO3 結晶からなる第1
の基板13aを張り付ける。その後、図2Cに示すよう
に各基板13bの表面の平坦化を行なう。その後、図3
A示すように第2の基板13b上にガイドピン挿入用の
溝16を切削加工する。さらに、図3Bに示すように、
第2の基板13bであるLiNbO3 結晶上にTi拡散
法により光導波路12を作製して光導波路基体13を製
造する。
【0016】前述のようにして作製した光導波路基体1
3に光ファイバ保持部材11を結合して、光導波路12
の端面に光ファイバ8を光結合することができる。(図
1参照)光ファイバ保持部材11は従来と同様シリコン
チップやプラスチックなどで形成された上側プレート1
8と下側プレート19を接合して構成されており、上側
プレート18は下側プレート19よりも長く設けられて
いる。上側プレート18と下側プレート19の当接面に
対向して光ファイバ用のV溝20とガイドピン用の溝1
4が形成されている。そして、前述のV溝20内に外被
8aを剥離した光ファイバ8を挾持して固定し、ガイド
ピン用溝14にガイドピン17を挾持して固定してい
る。
【0017】そして、前述の光ファイバ保持部材11を
光導波路基体13の端部に結合することで光導波路の端
面に光ファイバ8を結合できる。この場合、従来同様上
側プレート18の下面を光導波路基体13の上面に当接
することにより光ファイバ8の図1における上方向の位
置決めがなされる。また、下側プレート19の前端面を
光導波路本体13の端面に当接することで光ファイバ8
の光軸方向の位置決めがなされる。さらに、ガイドピン
17をガイドピン用溝16に係合することで光ファイバ
8の横方向の位置決めを行なうことができる。このよう
にして、本実施例においてもガイドピン17をガイドピ
ン用溝16に係合して光導波路基体13と光ファイバ保
持部材11を結合することにより、無調心で光導波路1
2と光ファイバ8を実装できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると光
導波路基体を、第1の基板と第2の基板の組合せにより
構成しているので、各基板にそれぞれ材質の異なるもの
を使用することが可能であり、コスト面および伝達特性
の面で最も有利な光導波路基体を構成できる。とくに、
光導波路を形成する第1の基板には高価でかつ脆いが、
光導波路形成のうえで最適なLiNbO3 結晶を用いて
必要最小限の大きさに形成し、一方、第2の基板には低
コストで、光導波路基体と光ファイバ保持部材を位置決
めするガイドピン用の溝を簡易かつ高精度に加工できる
Siを使用し、この第2の基板に第1の基板を張り付け
て光導波路基板を構成することが可能となり、よって安
価で高性能の光導波路と光ファイバとの結合構造を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる光導波路と光ファイバ
との結合構造の斜視図である。
【図2】第2の基板に第1の基板を張り付けて光導波路
を作製する状態の斜視図である。
【図3】第2の基板と第1の基板にそれぞれガイドピン
用溝と光導波路を形成して光導波路を作製する状態の斜
視図である。
【図4】従来の光導波路と光ファイバの結合構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
8…光ファイバ、11…光ファイバ保持部材、12…光
導波路、13…光導波路基体、13a…第1の基板、1
3b…第2の基体、16…ガイドピン用溝、17…ガイ
ドピン、18…上側プレート、19…下側プレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/30 G02B 6/12 - 6/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路基板と光ファイバ保持部材との
    位置決めをガイドピンを介して行ない、光導波路の端面
    に光ファイバを結合してなる光導波路と光ファイバとの
    結合構造において、 前記光導波路基板を、光導波路を形成した第1の基板
    と、第1の基板とは異なる材質によって形成されてお
    り、かつ第1の基板を装着した第2の基板とから構成
    し、第1の基板と第2の基板は表面研磨により平坦化さ
    れており、さらに第2の基板にガイドピン用の溝が形成
    されていることを特徴とする光導波路と光ファイバとの
    結合構造。
  2. 【請求項2】 前記第1の基板はLiNbO3 結晶を用
    いて形成され、第2の基板はSiを用いて形成されてい
    ることを特徴とする請求項第1記載の光導波路と光ファ
    イバとの結合構造。
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US6496624B1 (en) 1998-04-14 2002-12-17 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Optical waveguide device for optical wiring and manufacturing method therefor
JP5156502B2 (ja) * 2007-06-26 2013-03-06 パナソニック株式会社 光モジュール
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