JPH0573607U - 光導波路と光ファイバの接続構造 - Google Patents

光導波路と光ファイバの接続構造

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JPH0573607U
JPH0573607U JP2033892U JP2033892U JPH0573607U JP H0573607 U JPH0573607 U JP H0573607U JP 2033892 U JP2033892 U JP 2033892U JP 2033892 U JP2033892 U JP 2033892U JP H0573607 U JPH0573607 U JP H0573607U
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groove
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光導波路と光ファイバを接続する際の調芯作
業が容易な光導波路と光ファイバの接続構造を提供する
こと。 【構成】 光導波路基板5に設けた光導波路4と光ファ
イバのコアを所定距離近接せしめて両者を分布結合する
光導波路と光ファイバの接続構造である。面上に直線状
の結合部用V溝61を設けたコネクタ7を用意する。一
方前記光ファイバにはそのクラッドを除去して該クラッ
ドの厚みを同心円状に薄くした結合部3を設ける。また
前記光導波路基板5には光導波路4を含む所定幅の光導
波路基板5を所定高さに形成した凸部11を設ける。結
合部用V溝61内に光ファイバの結合部3を挿入すると
ともに該結合部用V溝61内に光導波路基板5の凸部1
1が挿入されるように光導波路基板5をコネクタ7上に
被せて光ファイバの結合部3をコネクタ7の結合部用V
溝61と光導波路基板5の凸部11で挟持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光導波路と光ファイバの接続構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】
光導波路と光ファイバを分布結合によって結合するには、通常光ファイバのク ラッドの一部または全周を所定距離研磨(切断やエッチング等でもよい)するこ とによって薄くし、該薄くした部分を光導波路上に接触して固定し、これによっ て光導波路と光ファイバのコアを所定距離だけ近接させて両者を結合していた。 なおこの結合部の長さは、光が最も効率良く伝達されるに必要な長さとしておく ことが望ましい。
【0003】 ここで図5は光導波路と光ファイバを接続する従来の方法を示す斜視図である 。同図(a)に示すようにこの従来例においては、まず直方体形状であってその 上面に平行する3本のV溝73を設けたコネクタ71を用意する。このV溝73 の間隔は下記する光導波路61の間隔と同一にする。そして、該コネクタ71の 各V溝73内にそれぞれ光ファイバ75を挿入し固定する。そして該光ファイバ 75のV溝73から露出しているクラッド部分を研磨してコネクタ71の表面a との段差をなくす。
【0004】 そして同図(b)に示すように該コネクタ71の研磨面aを光導波路基板60 上に密着させることで各光導波路61と光ファイバ75のコアを近接させ、両者 の結合効率が最大となる位置を調節(調芯)して決め、その後両者間を接着する 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記方法で光導波路と光ファイバを接続する場合、両者間の位置 決め調整は、光ファイバ75の軸方向と、光ファイバ75の半径方向であってコ ネクタ71の研磨面aに平行な方向の2方向に対して行う必要があり、その調整 作業が煩雑で、時間がかかってしまうという問題点があった。
【0006】 本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、光導波路と光フ ァイバを接続する際の調芯作業が容易で両者の接続が確実に行える光導波路と光 ファイバの接続構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため本考案は、光導波路基板5に設けた光導波路4と光 ファイバ10のコア2を所定距離近接せしめて両者を分布結合する光導波路と光 ファイバの接続構造において、面上に直線状のV溝(結合部用V溝61)を設け たコネクタ7を具備するとともに、前記光ファイバ10にはそのクラッド1を同 心円状に除去して該クラッド1の厚みを同心円状に薄くするか或いはなくした結 合部3を設け、前記光導波路基板5には光導波路4を含む所定幅の光導波路基板 5を所定高さに形成した凸部11を設け、前記コネクタ7のV溝(結合部用V溝 61)内に光ファイバ10の結合部3を挿入するとともに該V溝(結合部用V溝 61)内に光導波路基板5の凸部11が挿入されるように光導波路基板5をコネ クタ7上に被せて光ファイバ10の結合部3をコネクタ7のV溝(結合部用V溝 61)と光導波路基板5の凸部11によって挟持せしめた。
【0008】
【作用】
光ファイバ10の結合部3は、V溝(結合部用V溝61)の底に確実に位置決 めされて収納され、しかもコネクタ7上に光導波路基板5を被せることでこの結 合部3は光導波路基板5の凸部11とV溝(結合部用V溝61)によって挟持さ れる。このため光ファイバ10と光導波路4の調芯作業が容易に行える。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案にかかる光導波路と光ファイバの接続構造の1実施例を示す正面 図である。同図に示すようにこの実施例においては、コネクタ7のV溝6(結合 部用V溝61)内に光ファイバの結合部3を挿入するとともに光導波路基板5を コネクタ7上に被せて該結合部3をコネクタ7のV溝6(結合部用V溝61)と 光導波路基板5に設けた凸部11によって挟持せしめ、これによって該結合部3 と光導波路4を接続している。以下各構成部品について説明する。
【0010】 図2は本実施例に用いる光ファイバ10の端部を示す図であり、同図(a)は 左側面図、同図(b)は側断面図である。同図に示すようにこの光ファイバ10 の端部には、クラッド1を同心円状に薄くした結合部3が設けられている。なお この結合部3の長さL1は、この結合部3を下記する光導波路4と近接したとき の分布結合で光が最も効率良く伝達されるに必要な結合長Lとされている。
【0011】 この結合部3は、この光ファイバ10の端部をエッチング(例えば濃フッ化水 素等に浸す)することによって形成される。光ファイバ10のクラッド1は同心 円状であるため、この光ファイバ10をエッチング液に浸す時間を制御すること で全周にわたって均一なクラッド厚の結合部3を得ることができる。このように エッチング手段を用いて製造すれば、一度に大量の光ファイバ10の結合部3が 製造でき、好適である。なおこのようにして製造した光ファイバ10の結合部3 の根本の部分Aは、強度的に脆くなって折れ易いので、樹脂等を塗布して補強し ておくと良い。
【0012】 図3は本実施例に用いるコネクタ7を示す斜視図である。同図に示すようにこ のコネクタ7は、略直方体形状に形成された板の表面に、3本の平行なV溝6を 設けて構成されている。このV溝6は、前記光ファイバ10の結合部3を挿入す る結合部用V溝61と、光ファイバ10のエッチングしていない部分を挿入する 光ファイバ用V溝63を2段にして構成されており、それぞれのV溝6間の間隔 は、下記する光導波路4の間隔と同一とされている。また結合部用V溝61の長 さL2は、前記光ファイバ10の結合部3の長さL1と同一にされている。
【0013】 次に図4は本実施例に用いる光導波路基板5を示す斜視図である。同図に示す ようにこの光導波路基板5は直方体形状に形成されており、その上面には直線状 の光導波路4とその両側の所定幅の光導波路基板5によって3本の凸部11が構 成されている。この凸部11は、該凸部11以外の光導波路基板5の表面Bをエ ッチングや研磨によって除去することによって形成される。なおこの凸部11の 長さL3は、前記光ファイバ10の結合部3の長さL1よりも長く形成されている (即ちこの実施例においては、L3>L1=L2=L)。
【0014】 そしてこの光導波路4と前記光ファイバ10を結合するには、まず図3に示す ように光ファイバ10をV溝6内に挿入する。このときコネクタ7の結合部用V 溝61に光ファイバ10の結合部3を挿入し、且つ光ファイバ用V溝63に光フ ァイバ10のエッチングされていない部分を挿入する。次に図4に示す光導波路 基板5を裏返して図3に示すコネクタ7の上に被せて接着・固定するが、このと き光導波路基板5の各凸部11をコネクタ7の各結合部用V溝61内に挿入する ようにする。
【0015】 このときの状態を図1に示す。同図に示すように光ファイバ10の結合部3は 、コネクタ7の結合部用V溝61と光導波路基板5の凸部11によって挟持され る。ここで該凸部11の高さは、該凸部11と結合部用V溝61によって光ファ イバ10の結合部3がその上下から挟持されるに必要な高さとされている。
【0016】 一方同図に示すようにこの凸部11の幅は、その両角部が結合部用V溝61の 内面に当接するに必要な幅とされている。このようにしておけば、結合部用V溝 61に凸部11を挿入したときの光導波路基板5の位置決めが確実となり、該凸 部11を結合部用V溝61内に挿入するだけで光導波路4の中央部が確実に光フ ァイバ10の結合部3の外周面に密着し、良好な結合状態を構成できる。
【0017】 また光導波路4と光ファイバ10の結合長は、特別の調芯作業を行わなくても 、光が最も効率良く伝達される長さLとなる(何故なら結合部3の長さL1がL だから)。
【0018】 なお結合部用V溝61内の空隙Cには、マッチングオイルを充填しておいても よい。
【0019】 以上本考案の1実施例を詳細に説明したが、本考案はこれに限られず、例えば 以下のような変更が可能である。 上記実施例では、光ファイバの結合部の表面にクラッドを薄く残したが、該 クラッドは完全に除去してもよい。この場合は、結合する光ファイバのコアと光 導波路の間に、クラッドに相当する何らかの層(例えば接着剤)を介在させてお けば良い。
【0020】 上記実施例においては、光ファイバの結合部の長さと、結合部を挿入するコ ネクタの結合部用V溝の長さを、それぞれ光が最も効率良く伝達される長さLと したが、これらの長さは該L以上としてもよい。この場合は各部材間の相対的な 位置関係を光軸方向に調整して、光ファイバの結合部と光導波路基板の凸部の結 合長がLとなるようにすればよい。
【0021】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる光導波路と光ファイバの接続構造 によれば、以下のような優れた効果を有する。 光ファイバと光導波路の調芯作業が容易となり、または不要となる。
【0022】 光ファイバの結合部は同心円状にクラッドを除去して形成されるので、図5 に示す従来例のようにクラッドを研磨する必要はなく、エッチングによって一度 に大量に製造できる。
【0023】 光ファイバの結合部のクラッドの膜厚は一定であるため、この結合部をV溝 内にどのように挿入・固定しても、その結合効率は変化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる光導波路と光ファイバの接続構
造の1実施例を示す正面図である。
【図2】本実施例に用いる光ファイバ10の端部を示す
図である。
【図3】本実施例に用いるコネクタ7に光ファイバ10
を取り付ける状態を示す斜視図である。
【図4】本実施例に用いる光導波路基板5を示す斜視図
である。
【図5】光導波路と光ファイバを接続する従来の方法を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10 光ファイバ 1 クラッド 2 コア 3 結合部 4 光導波路 5 光導波路基板 11 凸部 6 V溝 61 結合部用V溝 63 光ファイバ用V溝 7 コネクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路基板に設けた光導波路と光ファ
    イバのコアを所定距離近接せしめて両者を分布結合する
    光導波路と光ファイバの接続構造において、 面上に直線状のV溝を設けたコネクタを具備するととも
    に、 前記光ファイバにはそのクラッドを同心円状に除去して
    該クラッドの厚みを同心円状に薄くするか或いはなくし
    た結合部を設け、 前記光導波路基板には光導波路を含む所定幅の光導波路
    基板を所定高さに形成した凸部を設け、 前記コネクタのV溝内に光ファイバの結合部を挿入する
    とともに該V溝内に光導波路基板の凸部が挿入されるよ
    うに光導波路基板をコネクタ上に被せて光ファイバの結
    合部をコネクタのV溝と光導波路基板の凸部によって挟
    持せしめたことを特徴とする光導波路と光ファイバの接
    続構造。
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