JP2575263Y2 - エンジンフードのサイドパネル構造 - Google Patents

エンジンフードのサイドパネル構造

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JP2575263Y2
JP2575263Y2 JP1993016618U JP1661893U JP2575263Y2 JP 2575263 Y2 JP2575263 Y2 JP 2575263Y2 JP 1993016618 U JP1993016618 U JP 1993016618U JP 1661893 U JP1661893 U JP 1661893U JP 2575263 Y2 JP2575263 Y2 JP 2575263Y2
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準一 井上
裕史 大内
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東洋運搬機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンジンフードのサイ
ドパネル構造に関し、例えば大型建設車両のエンジンル
ームを構成するエンジンフードに適用できる。
【0002】
【従来の技術】例えば、建設車両のエンジンルームを構
成するエンジンフードは、エンジンフード本体と、この
本体の側面に形成された開口を開閉するサイドパネルと
を備え、そのサイドパネルを開閉することで、エンジン
ルーム内部の保守点検等の整備を行なっている。
【0003】そのサイドパネルを単一のものとすると、
大型の建設車両では閉鎖すべき開口面積が大きくなるた
め開閉の際に取り扱い難くなる。そこで従来は、エンジ
ンフード本体の側面の開口をセンターピラーやビーム等
により仕切り、そのセンターピラーやビームに3枚以上
のサイドパネルをそれぞれヒンジやボルトを介し取り付
けることで、その開口の開閉を行なっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、エンジンフー
ド本体の側面開口をセンターピラー等により仕切ってし
まうと、その仕切りがエンジンルーム内部の整備を行な
う際の邪魔になるという問題があった。
【0005】本考案は、上記従来技術の問題を解決する
ことのできるエンジンフードのサイドパネル構造を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のエンジンフード
のサイドパネル構造は、エンジンフード本体と、この本
体の側面に形成された開口を開閉する複数のサイドパネ
ルとを備え、各サイドパネルは開口の周縁部にヒンジを
介し取り付けられ、各サイドパネルの開閉順序は一定で
あって開放順序と閉鎖順序とは逆とされ、最初に閉じら
れるサイドパネルは前記本体に対し着脱可能とされ、サ
イドパネルの枚数をNとして、2番目以降に閉じられる
サイドパネルは(N−1)番目に閉じられるサイドパネ
ルに対し着脱可能とされる。各サイドパネルのうち最初
に開放されるサイドパネルの開口閉鎖面積が最小である
のが好ましい。
【0007】
【作用】本考案の構成によれば、エンジンフード本体の
側面に形成された開口を開閉する各サイドパネルは、そ
の開口の周縁部にヒンジを介し取り付けられ、その開口
の閉鎖状態においては、最初に閉じられるサイドパネル
は本体に着脱可能とされ、その他のサイドパネルは他の
サイドパネルに対し着脱可能とされるので、その開口を
センターピラー等により仕切ることなく、複数のサイド
パネルにより開閉できる。また、開閉頻度が大きく且つ
開口閉鎖面積を大きくする必要のないサイドパネルがあ
る場合は、そのサイドパネルを各サイドパネルのうちで
最初に開放されると共に開口閉鎖面積が最小のものとす
るのが合理的である。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0009】図3に示すホイールローダ1は、前輪2と
後輪3とに支持された車体4を備え、この車体4の前部
にブーム5が油圧シリンダ7により昇降可能に取り付け
られ、このブーム5の前端にバケット6が油圧シリンダ
7aにより揺動可能に取り付けられている。その車体4
の中央部に設けられたキャビン8の内部が運転室とさ
れ、そのキャビン8の後方がエンジンフード9に覆われ
たエンジンルーム10とされている。
【0010】図1、図2にも示すように、そのエンジン
フード9は、車体フレーム11に取り付けられたリアグ
リル12と、このリアグリル12の前方において車体フ
レーム11に取り付けられたサポートフレーム13と、
そのリアグリル12とサポートフレーム13とに取り付
けられてエンジンルーム10の上方を覆う天板14とに
より本体9aが構成されている。その本体9aの左側面
に形成された開口9bは3枚のサイドパネル20、2
1、22により開閉され、右側面に形成された開口もサ
イドパネル(図示省略)により覆われている。
【0011】本実施例では、その本体9aの左側面の開
口9bを開閉する3枚のサイドパネル20、21、22
は開口閉鎖面積が互いに異なり、最も開口閉鎖面積の大
きな長方形の第1パネル20と、次に開口閉鎖面積の大
きな台形の第2パネル21と、最も開口閉鎖面積の小さ
な長方形の第3パネル22とからなる。
【0012】その第1パネル20の上端部に一対のヒン
ジ30、31の一端が溶接され、各ヒンジ30、31の
他端は前記開口9bの周縁部を構成する天板14にボル
トによって取り付けられ、これにより第1パネル20
は、その開口9bの上端部に沿う前後方向軸中心に揺動
可能とされている。また、第1パネル20は前記リアグ
リル12に第1係合装置32を介し着脱可能とされる。
すなわち、その係合装置32は、図4に示すように、第
1パネル20に取り付けられた支持体32dと、この支
持体32dに支軸32e中心に回転可能に取り付けられ
てパネル外方から回転操作可能なハンドル32aと、そ
の支軸32e中心に回転可能に取り付けられてパネル内
方に突出するフック32bと、リアグリル12に取り付
けられたストッパー32cとを有する。そのフック32
bがストッパー32cに係合することで第1パネル20
の開放が阻止される。また、そのハンドル32aに固定
されたプレート32fが、そのフック32bに固定され
たロッド32gに当接し、ハンドル32aを図4におい
て矢印A方向に回転させると、フック32bが矢印B方
向に回転し、フック32bとストッパー32cとの係合
が解除される。これにより、第1パネル20は開放可能
とされる。そのハンドル32aとフック32bは、バネ
32hの弾性力により元の位置に復帰する。なお、ハン
ドル32aにはシリンダ錠32iが取り付けられ、鍵に
より往復動するロックプレート32jをハンドル32a
と支持体32dとに形成された孔(図示省略)に挿入す
ることで、ハンドル32aを回転操作不能にロックでき
る。また、第1パネル20の前後端に溶接されたブラケ
ット35、36に、ガスシリンダ33、34のシリンダ
筒33a、34aが前後方向軸中心に相対回転可能に連
結され、前方のガスシリンダ33のロッド33bは前記
サポートフレーム13に前後方向軸中心に相対回転可能
に連結され、後方のガスシリンダ34のロッド34bは
前記リアグリル12に前後方向軸中心に相対回転可能に
連結されている。各ガスシリンダ33のロッド33bは
伸長方向に付勢されており、これにより、フック32b
とストッパー32cとの係合を解除することで第1パネ
ル20は開き方向に揺動する。
【0013】その第2パネル21の下端部に一対のヒン
ジ40、41の一端が溶接され、各ヒンジ40、41の
他端は前記開口9bの周縁部を構成する車体フレーム1
1にボルトによって取り付けられ、これにより第1パネ
ル20は、その開口9bの下端部に沿って前方から後方
に向かうに従い下方に向かうよう傾斜する軸中心に揺動
可能とされている。また、第2パネル21は第1パネル
20に第2係合装置42を介し着脱可能とされる。すな
わち、その第2係合装置42は、前記第1係合装置32
と同様の構成で、回転操作可能なハンドル42aと、こ
のハンドル42aに連動して回転する第2パネル21の
裏面側に配置されたフック42bと、第1パネル20に
取り付けられたストッパー42cとを有し、そのフック
42bがストッパー42cに係合することで第2パネル
21の開放が阻止され、そのハンドル42aの回転操作
によりフック42bが回転してストッパー42cとの係
合が解除されることで第2パネル21は開放可能とされ
る。
【0014】その第3パネル22の右端部に一対のヒン
ジ50、51の一端が溶接され、各ヒンジ50、51の
他端は前記開口9bの周縁部を構成するリアグリル12
にボルトによって取り付けられ、これにより第3パネル
22は、その開口9bの後端部に沿う上下方向軸中心に
揺動可能とされている。また、第3パネル22は第2パ
ネル21に第3係合装置52を介し着脱可能とされる。
すなわち、その第3係合装置52は、前記第1係合装置
32と同様の構成で、回転操作可能なハンドル52a
と、このハンドル52aに連動して回転する第3パネル
22の裏面側に配置されたフック52bと、第2パネル
21に取り付けられたストッパー52cとを有し、その
フック52bがストッパー52cに係合することで第3
パネル22の開放が阻止され、そのハンドル52aの回
転操作によりフック52bが回転してストッパー52c
との係合が解除されることで第3パネル22は開放可能
とされる。
【0015】上記構成において、エンジンフード本体9
aの側面の開口9bを開放するには、まず、第3係合装
置52のハンドル52aを操作してフック52bとスト
ッパー52cとの係合を解除して第3パネル22を開放
し、次に、第2係合装置42のハンドル42aを操作し
てフック42bとストッパー42cとの係合を解除して
第2パネル21を開放し、次に、第1係合装置32のハ
ンドル32aを操作してフック32bとストッパー32
cとの係合を解除して第1パネル20を開放すればよ
い。また、エンジンフード本体9aの側面の開口9bを
閉鎖するには、まず、第1パネル20をガスシリンダ3
3、34の伸長力に抗して閉鎖した後に第1係合装置3
2のハンドル32aを操作してフック32bとストッパ
ー32cとを係合させ、次に、第2パネル21を閉鎖し
た後に第2係合装置42のハンドル42aを操作してフ
ック42bとストッパー42cとを係合させ、次に、第
3パネル22を閉鎖した後に第3係合装置52のハンド
ル52aを操作してフック52bとストッパー52cと
を係合させればよい。
【0016】上記構成によれば、エンジンフード本体9
aの側面の開口9bを、センターピラー等を用いること
なく、3枚のサイドパネル20、21、22により開閉
できる。また、第3パネル22は、開閉頻度が大きく且
つ開口閉鎖面積を大きくする必要のないものとされ、例
えばエンジンのオイル量の点検等のために開閉される。
なお、エンジンフード本体9aの右側面の開口を覆うサ
イドパネルも上記と同様の構成にしてもよい。
【0017】本考案は上記実施例に限定されるものでは
ない。例えば、ホイールローダ以外のエンジンルームを
覆うエンジンフードのサイドパネル構造にも本考案を適
用できる。また、サイドパネルを4枚以上としてもよ
い。また、各サイドパネルを本体および他のサイドパネ
ルに対し着脱可能とする構造は上記のような係合装置に
限定されない。
【0018】
【考案の効果】本考案のエンジンフードのサイドパネル
構造によれば、エンジンフード本体の側面に形成された
開口に仕切りを設けることなくサイドパネルを複数に分
割して小型化でき、エンジンルーム内の保守点検等の作
業性が良くなると共にサイドパネルを取り扱い易いもの
にできる。また、各サイドパネルのうち最初に開放され
るサイドパネルの開口閉鎖面積を最小にすることで、開
閉頻度の大きなサイドパネルをより取り扱い易くでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のサイドパネルの開放状態での
斜視図
【図2】本考案の実施例のサイドパネルの閉鎖状態での
側面図
【図3】本考案の実施例のホイールローダの側面図
【図4】本考案の実施例の係合装置の平断面図
【符号の説明】
9 エンジンフード 9a エンジンフード本体 9b 開口 20、21、22 サイドパネル 30、31、40、41、50、51 ヒンジ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンフード本体と、この本体の側面
    に形成された開口を開閉する3枚以上のサイドパネルと
    を備え、各サイドパネルは開口の周縁部にヒンジを介し
    取り付けられ、各サイドパネルの開閉順序は一定であっ
    て開放順序と閉鎖順序とは逆とされ、最初に閉じられる
    サイドパネルは前記本体に対し着脱可能とされ、サイド
    パネルの枚数をNとして、2番目以降に閉じられるサイ
    ドパネルは(N−1)番目に閉じられるサイドパネルに
    対し着脱可能とされるエンジンフードのサイドパネル構
    造。
  2. 【請求項2】 各サイドパネルのうち最初に開放される
    サイドパネルの開口閉鎖面積が最小であるエンジンフー
    ドのサイドパネル構造。
JP1993016618U 1993-03-10 1993-03-10 エンジンフードのサイドパネル構造 Expired - Fee Related JP2575263Y2 (ja)

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JPH0669072U JPH0669072U (ja) 1994-09-27
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