JP2569944B2 - カレントミラー回路 - Google Patents

カレントミラー回路

Info

Publication number
JP2569944B2
JP2569944B2 JP2287122A JP28712290A JP2569944B2 JP 2569944 B2 JP2569944 B2 JP 2569944B2 JP 2287122 A JP2287122 A JP 2287122A JP 28712290 A JP28712290 A JP 28712290A JP 2569944 B2 JP2569944 B2 JP 2569944B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
input
collector
base
current mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2287122A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04162810A (ja
Inventor
秀樹 菊井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2287122A priority Critical patent/JP2569944B2/ja
Publication of JPH04162810A publication Critical patent/JPH04162810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2569944B2 publication Critical patent/JP2569944B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば電子交換機の加入者回路に使用される
カレントミラー回路に係わり、特に、その動作時間の改
良を図ったカレントミラー回路に関する。
〔従来の技術〕
例えば電子交換機では、加入者回路にカレントミラー
回路を使用している。
第2図は、従来のこのようなカレントミラー回路を示
したものである。このカレントミラー回路で電源VCC
抵抗R1を介してカレントミラー用入力側トランジスタQ1
のエミッタに接続されている。また、電源VCCは抵抗
R21、R22、……R23をそれぞれ介してカレントミラー出
力側トランジスタQ21、Q22、……Q2Nのエミッタに接続
されている。ここで数値Nは、カレントミラー回路の出
力数を表わした正の整数である。カレントミラー出力側
トランジスタQ21、Q22、……Q2Nのベースは、相互に接
続されている。またこれらのトランジスタQ21、Q22、…
…Q2Nのコレクタは、カレントミラー用出力端子T01、T
02、……T0Nに接続されている。カレントミラー用入力
側トランジスタQ1のコレクタは出力端子T1に接続されて
いる。
このカレントミラー回路では、カレントミラー用入力
側トランジスタQ1のコレクタを流れる電流を電流IIN1
表わすと、所望のカレントミラー比の出力電流IOUT1、I
OUT2、……IOUTNがそれぞれのカレントミラー出力側ト
ランジスタQ21、Q22、……Q2Nのコレクタから得られる
ことになる。
またこの回路では、カレントミラー用入力側トランジ
スタQ1および出力側トランジスタQ21、Q22、……Q2N
ベース電流に起因するカレントミラー比の誤差を軽減す
るための工夫を行っている。すなわち、それぞれのトラ
ンジスタQ1、Q21、Q22、……Q2Nのベースに電流増幅率
補償用トランジスタQ0のエミッタ側を接続している。そ
して、この電流増幅率補償用トランジスタQ0の電流増幅
率をβとすると、これらのトランジスタQ1、Q21
Q22、……Q2Nのベース電流が1/βとなるようしてい
る。
電源VCCとカレントミラー用入力側トランジスタQ1
コレクタ間には、交流遮断用コンデンサC′が接続され
ている。交流遮断用コンデンサC′は、入力電流IIN
ら交流成分を除去し、カレントミラー用入力側トランジ
スタQ1のコレクタに流れる電流を直流分のみの電流IIN1
としている。
トランジスタQ3は、電源VCCにエミッタを接続し、コ
レクタをカレントミラー用入力側トランジスタQ1のコレ
クタに接続している。また、ベースは、このカレントミ
ラー回路の出力電流制御入力端子T3に接続されている。
このコレクタ出力電流制御用トランジスタQ3のコレクタ
電流が入力電流IINよりも大きくなるようなベース電流
を流すと、トランジスタQ3は飽和し、カレントミラー回
路は停止する。また、コレクタ出力電流制御用トランジ
スタQ3のベース電流を零に設定することによってトラン
ジスタQ3のコレクタ電流は零となり、カレントミラー回
路が動作する。
〔発明の解決しようとする課題〕
このような従来のカレントミラー回路で、出力電流I
OUT1、IOUT2、……IOUTNが停止しているときには、交流
遮断用コンデンサC′に電荷が充電されていない。この
ため、出力電流IOUT1、IOUT2、……IOUTNがが停止状態
から動作状態に移行するとき、トランジスタQ0、Q1が動
作電圧(ベース・エミッタ間電圧)に到達するまでの立
上がり時間が長くなり、動作時間が長くなるという欠点
があった。
動作時間を短縮するためには、交流遮断用コンデンサ
C′の容量を小さくすればよい。ところが、この容量を
小さくすると必要とする交流遮断周波数を満足すること
ができなくなる。
このように従来のカレントミラー回路では、動作時間
と交流遮断周波数といった2つの要求をともに満足させ
ることができないという問題があった。
そこで本発明の目的は、これら2つの要求を満足させ
ることのできるカレントミラー回路を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の発明ではエミッタが抵抗を介して電源
に接続された入力側PNPトランジスタと、同じくエミッ
タが抵抗を介して電源に接続されベースが入力側PNPト
ランジスタのベースに共通接続されたN個の出力側トラ
ンジスタと、入力側PNPトランジスタのコレクタと前記
電源との間に接続された交流遮断用のコンデンサと、エ
ミッタが入力側PNPトランジスタおよび出力側トランジ
スタのベースに接続され、コレクタが基準電位に接続さ
れ、ベースが抵抗を介して入力側PNPトランジスタのコ
レクタに接続された電流増幅率補償用PNPトランジスタ
と、ベースを入力とし、エミッタが電源に接続されコレ
クタが電流増幅率補償用トランジスタのベースに接続さ
れたコレクタ出力電流制御用PNPトランジスタとをカレ
ントミラー回路に具備させる。
また、請求項2記載の発明では、エミッタが抵抗を介
して電源に接続された入力側NPNトランジスタと、同じ
くエミッタが抵抗を介して電源に接続されベースが入力
側NPNトランジスタのベースに共通接続されたN個の出
力側トランジスタと、入力側NPNトランジスタのコレク
タと電源との間に接続された交流遮断用のコンデンサ
と、エミッタが入力側NPNトランジスタおよび出力側ト
ランジスタのベースに接続され、コレクタが基準電位に
接続され、ベースが抵抗を介して入力側NPNトランジス
タのコレクタに接続された電流増幅率補償用NPNトラン
ジスタと、ベースを入力とし、エミッタが前記電源に接
続されコレクタが前記電流増幅率補償用トランジスタの
ベースに接続されたコレクタ出力電流制御用NPNトラン
ジスタとをカレントミラー回路に具備させる。
更に請求項3記載の発明では、請求項1または請求項
2記載の基準電位をグランド電位に設定する。
すなわち請求項1または請求項2記載の発明では、入
力側PNPトランジスタのコレクタと電流増幅率補償用ト
ランジスタのベースとの間に抵抗を接続し、この抵抗と
入力電流との積の電圧で交流遮断用のコンデンサを充電
することによって動作時間を短縮する。また出力電流停
止時の交流遮断用コンデンサの充電電圧は抵抗R0によっ
て決定され、コンデンサの容量とは無関係なため、前記
した動作時間と交流遮断周波数の双方の条件を同時に満
足することが可能になる。
〔実施例〕
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例におけるカレントミラー回
路の回路構成を表わしたものである。この回路では、PN
P型のカレントミラー用入力側トランジスタQ1およびカ
レントミラー用出力側トランジスタQ21、Q22、……Q2N
のベースが相互に接続され、これらのエミッタはそれぞ
れ抵抗R1、R21、R22、……R2Nを介して電源VCCに接続さ
れている。トランジスタQ21、Q22、……Q2Nのコレクタ
は、カレントミラー用出力端子T01、T02、……T0Nに接
続されている。カレントミラー用入力側トランジスタQ1
のコレクタは出力端子T1に接続されている。
交流遮断用コンデンサCは、電源VCCとカレントミラ
ー用入力側トランジスタQ1のコレクタ間に接続されてい
る。この交流遮断用コンデンサCは、入力電流IINから
交流成分を除去し、カレントミラー用入力側トランジス
タQ1のコレクタに流れる電流を直流分のみのIN1として
いる。
PNP型の電流増幅率補償用トランジスタQ0は、そのベ
ースがカレントミラー用入力側トランジスタQ1のコレク
タに直接接続され、エミッタがカレントミラー用入力側
トランジスタQ1および出力側トランジスタQ21、Q22、…
…Q2Nのベースに共通接続され、コレクタが基準電位と
しての地気に接続されている。
PNP型のトランジスタQ3は、カレントミラー用出力側
トランジスタQ21、Q22、……Q2Nのコレクタ出力電流I
OUT1、IOUT2、……IOUTNの動作と停止の制御を行うため
の素子である。このコレクタ出力電流制御用トランジス
タQ3のエミッタは電源VCCに接続され、コレクタは電流
増幅率補償用トランジスタQ0のベースと抵抗R0の一端と
の間に接続されている。ベースは、カレントミラー回路
の出力電流制御入力端子T3に接続されている。抵抗R0
他端はカレントミラー用入力側トランジスタQ1のコレク
タと交流遮断用コンデンサCの接続点に接続されてい
る。
以上のような構成のカレントミラー回路では、カレン
トミラー用出力側トランジスタQ21、Q22、……Q2Nそれ
ぞれのコレクタ電流IOUT1、IOUT2、……IOUTNが停止し
たとき、入力電流IINと抵抗R0の積の電圧で交流遮断用
コンデンサCの充電が行われる。このため、出力電流が
停止した状態から動作状態に移行する場合、電流増幅率
補償用トランジスタQ0とカレントミラー用入力側トラン
ジスタQ1は、交流遮断用コンデンサCの充電電圧によっ
て短時間で動作する。これにより、動作時間が短縮され
る。
また、このカレントミラー回路では出力電流停止時の
交流遮断用コンデンサCの充電電圧は、抵抗R0によって
決めることができる。すなわち、交流遮断周波数を設定
している交流遮断用コンデンサCの容量とは無関係に充
電電圧を設定することができるため、動作時間と交流遮
断周波数の両方の要求する条件を同時に満足することが
可能になる。
なお、実施例では電流増幅率補償用トランジスタQ0
カレントミラー用入力側トランジスタQ1およびコレクタ
出力電流制御用トランジスタQ3をPNPトランジスタで構
成したが、NPNトランジスタで構成してもよいことはも
ちろんである。
〔発明の効果〕
このように本発明ではカレントミラー用出力側トラン
ジスタのコレクタ出力電流の停止時にも、交流遮断用コ
ンデンサに電荷の充電を行っているので、これら出力側
トランジスタのコレクタ出力電流の停止時から動作に至
るまでの応答時間を短くすることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるカレントミラー回路
の回路図、第2図は従来使用されたカレントミラー回路
の回路図である。 Q0……電流増幅率補償用トランジスタ、 Q1……カレントミラー用入力側トランジスタ、 Q21、Q22、〜Q2N……カレントミラー用出力側トランジ
スタ、 Q3……コレクタ出力電流制御用トランジスタ、 C……交流遮断用コンデンサ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エミッタが抵抗を介して電源に接続された
    入力側PNPトランジスタと、 同じくエミッタが抵抗を介して電源に接続されベースが
    前記入力側PNPトランジスタのベースの共通接続された
    N個の出力側トランジスタと、 前記入力側PNPトランジスタのコレクタと前記電源との
    間に接続された交流遮断用のコンデンサと、 エミッタが前記入力側PNPトランジスタおよび出力側ト
    ランジスタのベースに接続され、コレクタが基準電位に
    接続され、ベースが抵抗を介して前記入力側PNPトラン
    ジスタのコレクタに接続された電流増幅率補償用PNPト
    ランジスタと、 ベースを入力とし、エミッタが前記電源に接続されコレ
    クタが前記電流増幅率補償用トランジスタのベースに接
    続されたコレクタ出力電流制御用PNPトランジスタ とを具備することを特徴とするカレントミラー回路。
  2. 【請求項2】エミッタが抵抗を介して電源に接続された
    入力側NPNトランジスタと、 同じくエミッタが抵抗を介して電源に接続されベースが
    前記入力側NPNトランジスタのベースに共通接続された
    N個の出力側トランジスタと、 前記入力側NPNトランジスタのコレクタと前記電源との
    間に接続された交流遮断用のコンデンサと、 エミッタが前記入力側NPNトランジスタおよび出力側ト
    ランジスタのベースに接続され、コレクタが基準電位に
    接続され、ベースが抵抗を介して前記入力側NPNトラン
    ジスタのコレクタに接続された電流増幅率補償用NPNト
    ランジスタと、 ベースを入力とし、エミッタが前記電源に接続されコレ
    クタが前記電流増幅率補償用トランジスタのベースに接
    続されたコレクタ出力電流制御用NPNトランジスタ とを具備することを特徴とするカレントミラー回路。
  3. 【請求項3】基準電位はグランド電位であることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のカレントミラー回
    路。
JP2287122A 1990-10-26 1990-10-26 カレントミラー回路 Expired - Fee Related JP2569944B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2287122A JP2569944B2 (ja) 1990-10-26 1990-10-26 カレントミラー回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2287122A JP2569944B2 (ja) 1990-10-26 1990-10-26 カレントミラー回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04162810A JPH04162810A (ja) 1992-06-08
JP2569944B2 true JP2569944B2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=17713357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2287122A Expired - Fee Related JP2569944B2 (ja) 1990-10-26 1990-10-26 カレントミラー回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2569944B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04162810A (ja) 1992-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3962592A (en) Current source circuit arrangement
US3813607A (en) Current amplifier
JPH05121973A (ja) 増幅器
JPH0766643A (ja) 電圧−電流変換器
JP2542605B2 (ja) 電流ミラ−回路配置
JP2569944B2 (ja) カレントミラー回路
JP3225527B2 (ja) 遅延回路
JPS6252486B2 (ja)
JP2647725B2 (ja) 電圧比較器
JPH0145766B2 (ja)
US4260955A (en) Current amplifier with regenerative latch switch
EP0087602B1 (en) Variable gain control circuit
JP3181849B2 (ja) 可変コンダクタンス回路
JPH031845B2 (ja)
JPS6130325Y2 (ja)
JP2969678B2 (ja) 帯域補正回路
JPH01300705A (ja) フィルター回路
JPS6143018A (ja) 信号切換回路
JPH0630424B2 (ja) 利得可変型増幅回路
JPH06260925A (ja) レベルシフト回路
JPH0358603A (ja) 利得制御回路
JPS6117412B2 (ja)
JPS58213510A (ja) 増幅回路
JPS63296404A (ja) 差動増幅回路
JPH0152927B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071024

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101024

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees