JP2569782Y2 - 建築用板材 - Google Patents

建築用板材

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JP2569782Y2
JP2569782Y2 JP555392U JP555392U JP2569782Y2 JP 2569782 Y2 JP2569782 Y2 JP 2569782Y2 JP 555392 U JP555392 U JP 555392U JP 555392 U JP555392 U JP 555392U JP 2569782 Y2 JP2569782 Y2 JP 2569782Y2
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building
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JP555392U
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JPH0620714U (ja
Inventor
洋二 漆原
Original Assignee
シバタ建設工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建築用板材、さらに詳し
くは例えば建造物の天上や壁の下地材等として使用され
る建築用板材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種建築用板材としては、例え
ば無機質の石膏からなるものが存在する。
【0003】かかる従来のものは、不燃性材料である無
機質の石膏からなるために、耐火性を有するばかりでは
なく、遮音性や断熱性にも優れると共に切断や釘打ち作
業等も容易に行えるという利点があり、各種建造物の下
地材等として幅広く使用されるに至っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、通気性に著しく欠けるという難点があり、
例えばこの建築用板材を壁材として使用した場合に於い
て、外気温と内気温間に温度差があると壁内に結露を生
ぜしめるという致命的な問題点があった。
【0005】また、かかる建築用板材は上記の如く遮音
性を備えている反面、吸音性なる性質は具備しないため
に、室内の音響効果を低下せしめるという不都合があ
り、さらには例えばラジオ放送等の電波が遮断され易
く、よって室内に於いて受信不良が生じてしまうという
欠点もあった。
【0006】しかも、建築用板材自体の重量も多大であ
るために、その取扱いが煩雑になる難点も有していたの
である。
【0007】それ故に、本考案は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、軽量で取扱い易く且
つ良好な通気性及び吸音性を有する建築用板材の提供を
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために、本考案は無機質材料からなる建築用板材本体
1に多数の貫通孔2が穿設され且つ該貫通孔2内に発泡
性合成樹脂からなる充填材3が充填されてなる建築用板
材である。
【0009】
【作用】従って、多数の貫通孔2内に充填された充填材
3は発泡性合成樹脂からなるために、建築用板材本体1
に通気性及び吸音性を具備せしめることができるのであ
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案に係る建築用板材の一実施例に
ついて図面に従って説明する。
【0011】図1に於いて、1は無機質の石膏からなる
正面略矩形状の建築用板材本体を示す。2は建築用板材
本体1に所定間隔隔てて多数穿設された貫通孔であり、
該貫通孔2内にはポリエチレンフォームからなる充填材
3が充填されてなる。
【0012】本実施例に係る建築用板材4は以上のよう
な構成からなるが、かかる建築用板材4は、例えば図2
の如く壁の下地材として使用される。
【0013】この場合は、先ず天井部5とモルタル6を
敷設した床下部7に断面略コの字状のランナー8を対向
させて夫々固定した後、該ライナー8間に間柱9を配置
した状態で該間柱9の両端を固定ピン10により天井部5
及び床下部7に固定する。
【0014】次に、一方の建築用板材4aの上下両端をラ
ンナー8の側片8aに当接した状態で固定する。その際、
断面略L字状の幅木11を使用して建築用板材4aの下端部
をモルタル6に固定しておく。また、他方の建築用板材
4bは上端を前記ランナー8の側片8bに当接させて固定す
る一方、下端をランナー8の側片8bに取着した幅木12に
取付ける。これにより、壁面の下地が形成されることと
なる。
【0015】このようにして、施工された壁下地材とし
ての建築用板材4は、その貫通孔2にポリエチレンフォ
ームからなる充填材3が充填されてなり、かかる充填材
3は断熱性を有するばかりではなく通気性を有するた
め、建築用板材4の有する断熱効果が維持されると共
に、外気温と内気温間に温度差があっても、壁内に結露
を発生せしめることなく、よって建造物の延命化に寄与
しうることとなる。
【0016】しかも、室内の音が充填材3により適度に
吸音される結果、室内の音響効果が向上すると共に、ラ
ジオ放送等の外部電波もかかる充填材3を介して室内に
到達可能となり、よって室内に於いて電波を良好に受信
することができるのである。
【0017】また、このように多数穿設した貫通孔2に
充填材3を充填するもの故、建築用板材4自体の軽量化
が図れることとなり、その取扱いが極めて容易になると
共に、製作も簡易且つ安価に行えるという利点がある。
【0018】尚、上記実施例に於いては、建築用板材本
体1は無機質の石膏で構成したために、建築用板材4に
断熱性を備えさせることができるという好ましい利点を
得たが、建築用板材1の材質は決してこれに限定される
ものではなく、その他の無機質材料を使用しても構わな
い。
【0019】また、該実施例では充填材3としてポリエ
チレンフォームを使用したが、例えばウレタンフォーム
等を使用してもよい。要は、充填材3が発泡性合成樹脂
で構成されればよい。
【0020】さらに、本考案に係る建築用板材4は天井
等の下地材としても適用可能である他、外観体裁が問題
とならない場合には、壁材や天井材等としても使用可能
であり、その具体的な用途も使用態様は問うものではな
い。
【0021】その他、建築用板材本体1や貫通孔2の形
状や該貫通孔2の数等も本考案の意図する範囲内に於い
て任意に設計変更自在である。
【0022】
【考案の効果】叙上の様に、本考案は無機質材料からな
る建築用板材本体に多数穿設した貫通孔に発泡合成樹脂
からなる充填材を充填してなるため、建築用板材自体に
通気性及び吸音性を具備せしめることができる。
【0023】従って、かかる通気性の向上により壁内等
に於ける結露の発生を適切に防止できると共に、室内の
音が適当に吸音されてその音響効果の向上に大いに寄与
しうるという格別の効果を得るに至った。
【0024】しかも、外部からの電波が前記無機質材料
に遮断されることなく、前記充填材を介して室内に到達
されるために、電波の受信不良を生ぜしめることなく室
内でラジオ放送等を良好に受信できるという特有の効果
も得たのである。
【0025】また、本考案は上述したように多数穿設し
た貫通孔に発泡合成樹脂からなる充填材を充填するもの
であるため、建築用板材自体の軽量化が図れることとな
り、よってその取扱いも容易に行える結果、一連の施工
作業等の便に供しうる効果も奏する。
【0026】さらに、本考案に係る建築用板材は非常に
簡易な構成からなるために、その製作も容易に安価に行
えるという実用的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る建築用板材の一実施例を示し、
(イ) は平面図、(ロ) は要部拡大断面図。
【図2】使用状態を示す一部断面側面図。
【符号の説明】
1…建築用板材本体 2…貫通孔 3…充填材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質材料からなる建築用板材本体1に
    多数の貫通孔2が穿設され且つ該貫通孔2内に発泡性合
    成樹脂からなる充填材3が充填されてなることを特徴と
    する建築用板材。
  2. 【請求項2】 前記充填材3がポリエチレンフォームで
    ある請求項1記載の建築用板材。
JP555392U 1992-02-13 1992-02-13 建築用板材 Expired - Lifetime JP2569782Y2 (ja)

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JPH0620714U JPH0620714U (ja) 1994-03-18
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