JPS589699Y2 - 熱風導通用多孔板の構造 - Google Patents

熱風導通用多孔板の構造

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Publication number
JPS589699Y2
JPS589699Y2 JP13907378U JP13907378U JPS589699Y2 JP S589699 Y2 JPS589699 Y2 JP S589699Y2 JP 13907378 U JP13907378 U JP 13907378U JP 13907378 U JP13907378 U JP 13907378U JP S589699 Y2 JPS589699 Y2 JP S589699Y2
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JP
Japan
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hot air
perforated plate
holes
perforated
end member
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Application number
JP13907378U
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JPS5556318U (ja
Inventor
寛 川口
Original Assignee
昭和電工建材株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱風導通用多孔板の構造に関する。
寒冷地における住宅、事務所、倉庫等の暖房に、建築物
の天井、壁、床を構成する水硬性材料からなる多孔板の
孔内部を導通して熱風を循環させ、これにより室内を加
温することは公知である。
元来水硬性材料、例えばセメントの板材は主として押出
成形で作られ、材料及び重量節減のためその押出し方向
即ち板材の長手方向に沿って多数の貫通孔が設けられる
のは周知である。
従ってこの貫通孔を利用して熱風を導通させることは極
めて巧妙な暖房方法と云うことができる。
第1図ないし第4図は従来の熱風導通用多孔板の構造を
示す。
第1図はセメント板材の厚さ方向に1階層の多数の孔A
□、 A2. A3. A4を穿設した多孔板1で、巾
方向両側端には夫々接合用凸条2及び凹条3を備える。
第2図は多孔板1を接合用凸凹条2,3を介して同−子
図上に多数並列して天井、壁、床等を構成した場合を示
し、多孔板1の長さ方向の端部に端部部材4を当接して
設ける。
端部部材4は第3図に示す如く当接側には凹所5が設け
られ、第2図のように組合せて配置固定した際に孔A1
.A2゜A3・・・・・・を通して矢印Bの方向に熱風
を循環連通ずる回路が形成される。
第4図は板材の厚さ方向の2階層に多数の孔C1,C2
,C3,C4及びり、、 D2. D3. D4を穿設
した多孔板6で熱風循環順序は、長さ方向端部に当接す
る端部部材凹所の構造(図示せず)により、C1C2−
C3−C4−D4−D3−D2−D工或はC1−D1D
2 C2C3D3 D4C4等自由に由に選択する
ことができる。
前述の多孔板の従来構造では、多孔板の孔内部を導通す
る熱風の熱をセメント壁を通して室内に伝導させて室内
を暖房するものであるが、同時に室外方向にも伝導する
ので熱効率が低下する。
これを防ぐために多孔板の室外側面に発泡合成樹脂板等
を貼着して断熱を計ったものがあるが充分な断熱効果が
得られないばかりか、製作が煩雑である。
本考案は上記を考慮してなされたもので、多孔板の貫通
孔を厚さ方向に複数階層に亙って穿設し、そのうち室内
側に面した少くとも1階層の孔を暖房熱風用に使用し、
また室外側に面した少くとも1階層の孔を密閉又は開放
の空気空間に使用して室外側へ熱伝導を防止し、以って
熱効率が高くしかも低廉な熱風導通用多孔板を提供する
ものである。
以下、実施例を参照して本考案を説明する。
第5図において11は長方形断面の長尺セメント、石膏
等からなる多孔板で厚さ方向の2階層に互って長手方向
に貫通するE□+ E 2 HE 3 * E 4及び
Fl、 F2. F3. F4を穿設する。
12.13は多孔板11の巾方向両側端に形威した夫々
接合用の凸条及び凹条である。
第6図は上記の接合用凸凹条12.13を介して多数の
多孔板11を同一平面上に並列して建築物の天井、壁、
床等を構成した場合を示し、多孔板11の長さ方向の端
部に端部部材14を当接して設ける。
端部部材14の当接面は第7図に示すように上縁に寄っ
た長形の凹所15と残余の平担面16で形成され、凹所
15は隣接した2個の貫通孔開口、例えばE□とF2.
F3.F4のみを連通ずるように形成されている。
又貫通孔Fl、 F2. F3. F4は端部部材14
の平担面16で閉鎖される。
従って6図のように多孔板11と端部部材14を組合せ
て配置固定すると、貫通孔E1.E2.E3.E4は矢
印Bの方向に熱風を循環連通する回路を形威し、貫通孔
Fl、 F2゜F3.F4は両端を閉鎖されて孔内部に
断熱空間を形成する。
上記のように構成した多孔板を孔El、 F2. F3
゜F4の層を室内側に向け、従って孔F、、 F2.
F3.F。
の層を室外側に向けて配置すると、孔El、E2゜F3
. F4を通る熱風の熱はセメント壁を通して室内側に
伝導するが、室外側には熱伝導率の低い空気の空間F、
、 F2. F3. F4があるので殆んど外部に逃げ
ることがない。
なお、端部部材14による、室外側貫通孔閉鎖は必ずし
も必要でなり、シたがって平担面16を構成する部分を
有しない端部部材14を用いても断熱効果は達しうる。
第8図は本考案の別の実施例を示すもので1階層の孔を
有する多孔板17を室内外方向に重接して固定し、室内
側の孔に熱風を通し、室外側の孔は両端を閉鎖したもの
で、建築物に厚壁を要求される場合に同一規格製品が使
い得て有利である。
尚、更に多孔板の断熱性を要求される場合には室外側に
発泡合成樹脂板、多孔性セラミック板等を貼着するほか
、当該室外側の貫通孔に合成樹脂製発泡体グラスウール
等の繊維を充填することも効果的である。
本考案は上記のように構成したので、多孔板の室外方向
の熱伝導が極めて少なく断熱効果が高いだけでなく、多
孔板の熱容量に起因して蓄熱効果を生ずるので熱風の送
風停止後も多孔板が直ちに冷えることがない。
又構造が簡単で工費が低廉である等多くの利点を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は従来の多孔板の構造を示す図で、
第1図は多孔板の斜視図、第2図は多孔板の組立配置を
示す平面図、第3図は端部部材の斜視図、第4図は別の
多孔板の斜視図を示し、第5図ないし第8図は本考案に
かかる多孔板の構造を示す図で、第5図は多孔板の斜視
図、第6図は多孔板の組立配置を示す平面図、第7図は
端部部材の斜視図、第8図は別の実施例にかかる多孔板
の斜視図である。 11.17・・・・・・多孔板、14・・・・・・端部
部材、15・・・・・・凹所、16・・・・・・平担部
、El、F2・・・・・・、Fl、F2・・・・・・貫
通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 同一平面上に並列固設し、建築物の天井、壁又は床等を
    構成し、孔内部に熱風を導通して室内暖房に使用する熱
    風導通用多孔板の構造において、上記多孔板11.17
    はその厚さ方向の複数階層に互って長手方向に貫通する
    多数の孔E、、E2・・・・・・。 Fl、F2・・・・・・を穿設し、父上記並列した多孔
    板の長平方向の端部に当接して固設する端部部材14の
    当接面には上記多孔板端部の貫通孔開口部に対向して選
    択的に凹所15を設け、多孔板の室内側面に位置する少
    くとも1階層の貫通孔E 1. E 2・・・・・・を
    上記端部部材の凹所15を介して連通して熱風導通用循
    環回路を形成し、かつ多孔板の室外側面に位置する少く
    とも1階層の貫通孔F、、 F2・・・・・・の夫々の
    両端は熱風導通用循環回路を形成しない熱風導通用多孔
    板の構造。
JP13907378U 1978-10-12 1978-10-12 熱風導通用多孔板の構造 Expired JPS589699Y2 (ja)

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JP13907378U JPS589699Y2 (ja) 1978-10-12 1978-10-12 熱風導通用多孔板の構造

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JP13907378U JPS589699Y2 (ja) 1978-10-12 1978-10-12 熱風導通用多孔板の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5556318U JPS5556318U (ja) 1980-04-16
JPS589699Y2 true JPS589699Y2 (ja) 1983-02-22

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ID=29112817

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JP13907378U Expired JPS589699Y2 (ja) 1978-10-12 1978-10-12 熱風導通用多孔板の構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015010317A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 三菱マテリアル株式会社 押出成形セメント板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015010317A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 三菱マテリアル株式会社 押出成形セメント板

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JPS5556318U (ja) 1980-04-16

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