JP2566889Y2 - 切断機における切断片搬送装置 - Google Patents

切断機における切断片搬送装置

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JP2566889Y2
JP2566889Y2 JP1991000861U JP86191U JP2566889Y2 JP 2566889 Y2 JP2566889 Y2 JP 2566889Y2 JP 1991000861 U JP1991000861 U JP 1991000861U JP 86191 U JP86191 U JP 86191U JP 2566889 Y2 JP2566889 Y2 JP 2566889Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば鋸盤のごとき
切断機によってワークから切断分離された切断片を搬送
する切断片搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば棒材などの長尺の材料を切断する
切断機として、例えば丸鋸盤、帯鋸盤が良く知られてい
る。上述のごとき切断機においては、切断機に備えた鋸
刃等の切断工具によって切断されるワークを挾持固定す
るため本体バイス装置が切断位置に近接して設けられて
いる。そして、本体バイス装置の後側方には、切断位置
へワークの搬入を行うための送材バイス装置が前後方向
へ往復動自在に備えられているのが一般的である。
【0003】上記構成のごとき切断機においては、送材
バイス装置の前後動を自動化することにより、切断機の
切断位置に対してワークを自動的に送材することができ
る。
【0004】しかも、切断機の自動化を図るには、さら
に、切断位置においてワークから切断分離された切断片
を次工程へ搬送するために、切断片はまず切断機の前方
に配置した切断片搬送装置における複数の送材ローラ上
に載って送材する必要がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、切断された
切断片は一対のクランプジョーでクランプされて送材ロ
ーラ上に載って搬送されるが、切断片に反りや曲がりが
あること等によって、一対のクランプジョーを備えたバ
イスヘッドは、切断片を介して上方向,左方向又は右方
向の過大な力を受けることになる。したがって、従来の
切断片装置では切断片の反り、曲がりなどに対して動け
るだけの自由度がなく、切断片の反りや曲がりなどによ
って切断片搬送装置自体に損傷が生じていたのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述のごとき、従来の問
題点を解決するために、本考案においては、切断機の前
側に複数の送材ローラを前後方向へ適宜間隔に備えてな
る送材テーブルを設け、この送材テーブルの上方にキャ
レッジを上記切断機に対して接近離反する前後方向へ移
動可能に設け、このキャレッジに上下移動体を上下方向
へ移動可能に設け、この上下移動体に切断片をクランプ
する一対のクランプジョーを備えたバイスヘッドを左右
方向へ移動可能に設け、切断片を上記送材テーブルの左
側,右側へ仕分けるため、バイスヘッドを上下移動体に
対して基準位置から左方向へ移動させる左ソーティング
シリンダを設けると共に、バイスヘッドを上下移動体に
対して基準位置から右方向へ移動させる右ソーティング
シリンダを設け、左ソーティングシリンダにおける左ソ
ーティングピストンロッドの先端側と右ソーティングシ
リンダにおける右ソーティングピストンロッドの先端側
を連結部材により連結し、一対のクランプジョーにより
切断片をクランプした状態の下で切断片の送材(搬送)
を行うときに、切断片を介してバイスヘッドに上方向へ
大きな力が作用すると、前記上下移動体がキャレッジに
対して上方向へ逃げるように構成し、また、一対のクラ
ンプジョーにより切断片をクランプした状態の下で切断
片の送材を行うときに、切断片を介してバイスヘッドに
左方向又は右方向の大きな力が作用すると、バイスヘッ
ドが上下移動体に対して左方向又は右方向へ逃げるよう
にするため、前記左ソーティングピストンロッド及び前
記右ソーティングピストンロッドを前記連結部材に対し
て左右方向へ摺動可能にそれぞれ構成すると共に、左ソ
ーティングピストンロッドの先端部と連結部材の間及び
右ソーティングピストンロッドの先端部と連結部材の間
に左右方向へ伸縮可能なスプリングをそれぞれ介在して
なることを特徴とする。
【0007】
【作用】前記の構成により、切断機によって切断分離さ
れた切断片を一対のクランプジョーによりクランプす
る。そして、一対のクランプジョーにより切断片をクラ
ンプした状態のもとで、キャレッジを前方向へ移動させ
ることにより、切断片を前方向へ送材することができ
る。この時、切断片を介してバイスヘッドに上方向へ大
きな力が作用すると、上下移動体がキャレッジに対して
上方向へ逃げることができる。又、切断片を介してバイ
スヘッドに左方向又は右方向に大きな力が作用すると、
スプリングが縮むことによって、バイスヘッドが上下移
動体に対して左方向又は右方向へ逃げることができる。
【0008】送材した切断片を送材テーブルの左側,右
側へ仕分けする場合には、左ソーティングシリンダ又は
右ソーティングシリンダの作動によりバイスヘッドを上
下移動体に対して基準位置から左方向又は右方向へ移動
させて、一対のクランプジョーのクランプ状態を解除す
る。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】図3を参照するに、図3は切断機1と切断
片搬送装置3との位置的関係を概念的に示した平面図で
ある。図3より理解されるように、切断片搬送装置3
は、切断機1の前側(図1において左側)に配置されて
いる。
【0011】切断機1として、本実施例において横型帯
鋸盤が示されている。横型帯鋸盤1は、箱状の基台5を
備えており、この基台5の上面には、長尺のワークWを
挾持固定するための固定バイスジョー7Fと可動バイス
ジョー7Mとを備えてなる本体バイス装置7が設けられ
ている。そして、この本体バイス装置7の後方位置(図
3においては右側方)には、ワークWを前方へ送材する
ための送材バイス装置(図示省略)が前後動自在に設け
られているものである。
【0012】さらに前記基台5の上面には、本体バイス
装置7によって切断位置に挾持固定されたワークWを切
断するための帯鋸刃9を備えた鋸刃ハウジング11か上
下動自在に設けられている。鋸刃ハウジング11は、帯
鋸刃9を掛回した駆動ホイール13Aと従動ホイール1
3Bとを回動自在に備えると共に、帯鋸刃9の歯先部が
垂直下方を向くように、ワークWの左右両側方で帯鋸刃
9を案内支持する固定鋸刃ガイド15Fと可動鋸刃ガイ
ド15Mとを備えてなるものである。
【0013】上記固定鋸刃ガイド15Fおよび可動鋸刃
ガイド15Mは、帯鋸刃9の切り曲がりを抑制するため
に、ワークWに可能な限り近接することが望ましいもの
である。
【0014】さらに切断機1の基台5には、切断位置に
おいてワークWから切断分離される切断片WPを支持す
る支持台16が設けられている。
【0015】切断機1として例示された上記構成のごと
き横型帯鋸盤は公知であるから、横型帯鋸盤についての
さらに詳細な構成および作用については説明を省略す
る。
【0016】図1,図2および図3を参照するに、前記
切断片搬送装置3は、前記切断機1の前側に配置された
搬送フレーム17を備えている。搬送フレーム17は、
前後方向(X軸方向)に延伸した左右のビーム部材19
R,19Lを支持して立設された複数の支柱21(図2
参照)で枠体構造に構成されている。
【0017】このビーム部材19R,19Lとの間に
は、X軸方向へ適宜な間隔で左右方向(Y軸方向)へ延
伸した複数の送材ローラ23が回転自在に支承されてい
る。また、前記ビーム部材19R側には、X軸方向へ延
伸した矩形状のキャレッジ架台25が図示省略のフレー
ムなどによって前記送材ローラ23の上方に、上方から
あるいは下方から片持式で支承されている。
【0018】前記キャレッジ架台25の前面(図1にお
いて左側面)にはX軸方向へ延伸した平行な複数のガイ
ドレール27が設けられており、このガイドレール27
にスライダ29を介してキャレッジ31が図示省略のボ
ールねじ,ナット部材および駆動モータなどからなる駆
動装置によってX軸方向へ移動自在に設けられている。
【0019】前記キャレッジ31には上下方向(Z軸方
向)へ延伸した平行な複数のガイドシャフト33が装着
されている。このガイドシャフト33の上部には支持フ
レーム35が一体化されていると共に、ガイドシャフト
33の下部には上下移動体37が取付けられている。
【0020】前記キャレッジ33における図2において
右側には前記上下移動体37を上方へ常に変移せしめる
ため変移装置としての流体圧シリンダ39が設けられて
いる。この流体圧シリンダ39に装着されたピストンロ
ッド41の上端が前記支持フレーム35に取付けられて
いる。
【0021】上記構成により、流体圧シリンダ39を作
動せしめると、ピストンロッド41が上方向へ上昇する
ので、支持フレーム35がキャレッジ31に対して同方
向へ移動するので、上下移動体37はガイドシャフト3
3に案内されながら上方へ移動されることになる。
【0022】前記上下移動体37には、取付部材(上下
移動体の一部)43を介してバイスヘッド45が取付け
られている。しかも、このバイスヘッド45には、それ
ぞれ切断片WPをクランプする第1,第2クランプジョ
ー47,49が備えられていて、第1クランプジョー4
7は前記バイスヘッド45に固定されていると共に、第
2クランプジョー49は図2に示すごとくY軸方向へ移
動自在に設けられている。すなわち、バイスヘッド45
の下部には流体圧シリンダ51が設けられていて、この
流体圧シリンダ51に装着されたピストンロッド53の
先端が前記第2クランプジョー49に取付けらてれい
る。
【0023】上記構成により、流体圧シリンダ51を作
動せしめて、ピストンロッド53を図1において左方へ
移動せしめると、第1,第2クランプジョー47,49
で切断片WPをクランプすると共に、ピストンロッド5
3を図1において右方へ移動せしめると、第2クランプ
ジョー49が第1クランプジョー47に対して右方へ移
動するので、切断片WPはアンクランプされることにな
る。
【0024】前記取付部材43の下部にはバイスヘッド
45をY軸方向へ往復動させるための往復動装置として
の右ソーティングシリンダ55R,左ソーティングシリ
ンダ55Lが設けられている。この右,左ソーティング
シリンダ55R,55Lにはそれぞれピストンロッド5
7R,57Lが装着されている。しかも、このピストン
ロッド57R,57Lの一端は図1に示されているよう
に、摺動可能に貫通した連結部材59を介して連結され
ている。ピストンロッド57Lの先端部と連結部材59
の間及びピストンロッド57Bの先端部と連結部材59
の間には左右方向へ伸縮可能なスプリング61がそれぞ
れ介在してある。
【0025】第1,第2クランプジョー47,49を備
えた上下移動体37を右,左ソーティングするための油
圧回路が図4に示されている。すなわち、図4(A)は
左ソーティングした状態,図4(B)は基準状態,図4
(C)は右ソーティングした状態を表わしている。
【0026】図4(A),(B),(C)において、右
ソーティングシリンダ55Rには、前,後部シリンダ室
63F,63Bが設けられていると共に、左ソーティン
グシリンダ55Lには、前,後部シリンダ室65F,6
5Bが設けられている。
【0027】前記右ソーティングシリンダ55Rの前部
シリンダ室63Fには配管67の一端が接続されている
と共に、配管67の他端は方向切換弁69のBポートに
接続されている。右ソーティングシリンダ55Rの後部
シリンダ室63Bには配管71の一端が接続されている
と共に、配管71の他端は前記方向切換弁69のAポー
トに接続されている。方向切換弁69のPポートは配管
73を介してポンプPへ、Rポートは配管75を介して
タンクTへ接続されている。
【0028】前記左ソーティングシリンダ55Lの前部
シリンダ室65Fには配管77の一端が接続されている
と共に、配管77の他端は、ソーティング補助方向切換
弁79のAポートに接続されている。また、左ソーティ
ングシリンダ55Lの後部シリンダ室65Bには配管8
1の一端が接続されていると共に、配管81の他端は、
ソーティング補助方向切換弁79のBポートに接続され
ている。
【0029】このソーティング補助方向切換弁79のP
ポートには配管83の一端が接続されていると共に、配
管83の他端は前記配管67の途中に接続されている。
また、ソーティング補助方向切換弁79のRポートには
配管84の一端が接続されていると共に、配管84の他
端は前記配管71の途中に接続されている。
【0030】上記構成により、図4(B)に示したごと
き状態に方向切換弁69およびソーティング補助方向切
換弁79を切換えることにより、右,左ソーティングシ
リンダ55R,55Lは中立状態を保持して基準位置で
ある送材ローラ23上に切断片WPが位置することにな
る。また、方向切換弁69およびソーティング補助方向
切換弁79を図4(A)に示したごとき状態とすること
により、左ソーティングシリンダ55Lが作動して上下
移動体37が左ソーティングして切断片WPが左に移動
されることになる。さらに、方向切換弁69およびソー
ティング補助方向切換弁79を図4(C)に示したごと
き状態とすることにより、右ソーティングシリンダ55
Rが作動して上下移動体37が右ソーティングして切断
片WPが右に移動されることになる。
【0031】図5には、前記上下移動体37が流体圧シ
リンダ39の作動によって上昇又は下降される油圧回路
が示されている。図5において、流体圧シリンダ39に
は、上,下部シリンダ室85U,85Dが設けられてい
る。上部シリンダ室85Uには配管87の一端が接続さ
れていると共に、配管87の他端は3位置4ポートの方
向切換弁89のBポートに接続されている。
【0032】前記流体圧シリンダ39の下部シリンダ室
85Dは配管91の一端が接続されていると共に、配管
91の他端は前記方向切換弁89のAポートに接続され
ている。しかも、配管91の途中にはチェックバルブ9
3が設けられている。前記方向切換弁89にはソレノイ
ドバルブSOL1,SOL2を備えている。方向切換弁
89のPポートには配管95が接続されていると共に、
配管95の他端はポンプPに接続されている。
【0033】前記方向切換弁89のRポートには配管9
7の一端が接続されている共に、配管97の他端は2位
置4ポートの方向切換弁99のPポートに接続されてい
る。この方向切換弁99にはソレノイドバルブSOL3
が備えられている。方向切換弁99のAポートには配管
101の一端が接続されていると共に、配管101の他
端はタンクTに接続されている。方向切換弁99のBポ
ートには配管を介して可変絞り弁103が設けられ、前
記配管101に並列して接続されている。
【0034】上記構成により、ポンプPを作動させる
と、配管95を経て圧油は方向切換弁89のPポートに
送られる。方向切換弁89に備えられているソレノイド
バルブSOL2をONにすると、圧油はチェック弁9
3,配管91を経て流体圧シリンダ39の下部シリンダ
室85Dに供給されてピストンロッド41が上昇するこ
とにより、上下移動体37が上昇されることになる。上
部シリンダ室85Uの圧油は配管87,方向切換弁89
のBポートからRポートを経て配管97から方向切換弁
99のPポートに送られる。
【0035】方向切換弁99が図5に示す状態のときに
は、配管101を経て高速でタンクTに戻される。また
ソレノイドバルブSOL3をONにすると、可変絞り弁
103,配管101を経て低速でタンクTに戻されるこ
とになる。
【0036】また、方向切換弁89のソレノイドバルブ
SOL1をONにすると、配管95からの圧油は配管8
7を経て上部シリンダ室85Uに供給されてピストンロ
ッド41が下降することによって、上下移動体37が下
降されることになる。下部シリンダ室85Dの圧油は配
管91を経て、前記同様にしてタンクTに戻されること
になる。
【0037】このように、上下移動体37は切断片WP
を送材中、切断片WPを介してバイスヘッド45に上方
向へ大きな力が作用した場合に、配管87にチェックバ
ルブを設けていないので、上下移動体37がキャレッジ
31に対して自由に上方へ逃げられるようにしたもので
ある。
【0038】本実施例の考案の構成をまとめると以下の
ようになる。
【0039】すなわち、切断機1の前側に複数の送材ロ
ーラ23を前後方向(図2において右左方向、図3にお
いて下上方向)へ適宜間隔に備えてなる送材テーブルを
設け、この送材テーブルの上方にキャレッジ31を上記
切断機1に対して接近離反する前後方向へ移動可能に設
け、このキャレッジ31に上下移動体37を上下方向へ
移動可能に設け、この上下移動体37に切断片WPをク
ランプする一対のクランプジョー47,49を備えたバ
イスヘッド45を左右方向(図1において右左方向、図
2において紙面に向かって表裏方向、図3及び図4にお
いて左右方向)へ移動可能に設け、切断片WPを上記送
材テーブルの左側,右側へ仕分けるため、バイスヘッド
45を上下移動体37に対して基準位置から左方向へ移
動させる左ソーティングシリンダ55Lを設けると共
に、バイスヘッド45を上下移動体37に対して基準位
置から右方向へ移動させる右ソーティングシリンダ55
Rを設け、左ソーティングシリンダ55Lにおける左ソ
ーティングピストンロッド55Lの先端側と右ソーティ
ングシリンダ55Rにおける右ソーティングピストンロ
ッド55Rの先端側を連結部材59により連結し、一対
のクランプジョー47,49により切断片WPをクラン
プした状態のもとで切断片WPの送材を行う時に、切断
片WPを介してバイスヘッド43に上方向へ大きな力が
作用すると、上下移動体37がキャレッジ31に対して
上方向へ逃げるように構成し、又、一対のクランプジョ
ー47,49により切断片WPをクランプした状態のも
とで切断片WPの送材を行う時に、切断片WPを介して
バイスヘッド45に左方向又は右方向の大きな力が作用
すると、バイスヘッド45が上下移動体37に対して左
方向又は右方向へ逃げるようにするため、左ソーティン
グピストンロッド57L及び右ソーティングピストンロ
ッド57Rを連結部材59に対して左右方向へ摺動可能
にそれぞれ構成すると共に、左ソーティングピストンロ
ッド57Lの先端部と連結部材59の間及び右ソーティ
ングピストンロッド55Rの先端部と連結部材59の間
に左右方向へ伸縮可能なスプリング61をそれぞれ介在
してなることを特徴とする。
【0040】本実施例の考案の作用についてまとめると
以下のようになる。
【0041】すなわち、切断機1によって切断分離され
た切断片WPを一対のクランプジョー47,49により
クランプする。そして、一対のクランプジョー47,4
9により切断片WPをクランプした状態のもとで、キャ
レッジ31を前方向へ移動させることにより、切断片W
Pを前方向へ送材することができる。この時、切断片W
Pを介してバイスヘッド45に上方向へ大きな力が作用
すると、上下移動体37がキャレッジ31に対して上方
向へ逃げる。又、切断片WPを介してバイスヘッド45
に左方向又は右方向へ大きな力が作用すると、スプリン
グ61が縮むことによって、バイスヘッド45が上下移
動体37に対して左方向又は右方向へ逃げることができ
る。
【0042】又、送材した切断片WPを搬送テーブルの
左側又は右側へ仕分けする場合には、左ソーティングシ
リンダ55L又は右ソーティングシリンダ55Rの作動
によりバイスヘッド45を上下移動体37に対して基準
位置から左方向又は右方向へ移動させて、一対のクラン
プジョー47,49のクランプ状態を解除する。
【0043】以上のごとき、本実施例の考案によれば、
切断片WPに反りや曲がりがあること等によって、切断
片WPの送材を行っているときに切断片WPを介してバ
イスヘッド45に上方向、左方向又は右方向へ大きな力
が作用すると、上下移動体37がキャレッジ31に対し
て上方向へ逃げると共に、バイスヘッド45が上下移動
体37に対して左方向又は右方向へ逃げるため、バイス
ヘッド45、上下移動体37等に無理な力がかかること
なく、切断片搬送装置3の損傷を極力防止することがで
きる。
【0044】
【考案の効果】以上のごとき、請求項1に記載の考案に
よれば、切断片に反りや曲がりがあること等によって、
切断片の送材を行っているときに切断片を介してバイス
ヘッドに上方向、左方向又は右方向の大きな力が作用す
ると、上下移動体がキャレッジに対して上方向へ逃げる
と共に、バイスヘッドが上下移動体に対して左方向又は
右方向へ逃げるため、バイスヘッド、上下移動体等に無
理な力が作用することなく、切断片搬送装置の損傷を極
力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の主要部を示し、図3におけるI−I
線に沿った矢視図である。
【図2】図3におけるII矢視図である。
【図3】この考案を実施する一実施例の切断機における
切断片搬送装置の平面図である。
【図4】上下移動体を送材方向に対して左右方向へ左又
は右にソーティングさせる際の油圧回路の説明図であ
る。
【図5】上下移動体を上下方向へ上昇又は下降せしめる
ための油圧回路の説明図である。
【符号の説明】
1 切断機 3 切断片搬送装置 9 帯鋸刃 17 搬送フレーム 23 送材ローラ 25 キャレッジ架台 31 キャレッジ 37 上下移動体 39 流体圧シリンダ(変移装置) 47,49 第1,第2クランプジョー 55R,55L 右,左ソーティングシリンダ 59 連結部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断機の前側に複数の送材ローラを前後
    方向へ適宜間隔に備えてなる送材テーブルを設け、この
    送材テーブルの上方にキャレッジを上記切断機に対して
    接近離反する前後方向へ移動可能に設け、このキャレッ
    ジに上下移動体を上下方向へ移動可能に設け、この上下
    移動体に切断片をクランプする一対のクランプジョーを
    備えたバイスヘッドを左右方向へ移動可能に設け、切断
    片を上記送材テーブルの左側,右側へ仕分けるため、バ
    イスヘッドを上下移動体に対して基準位置から左方向へ
    移動させる左ソーティングシリンダを設けると共に、バ
    イスヘッドを上下移動体に対して基準位置から右方向へ
    移動させる右ソーティングシリンダを設け、左ソーティ
    ングシリンダにおける左ソーティングピストンロッドの
    先端側と右ソーティングシリンダにおける右ソーティン
    グピストンロッドの先端側を連結部材により連結し、 一対のクランプジョーにより切断片をクランプした状態
    の下で切断片の送材を行うときに、切断片を介してバイ
    スヘッドに上方向へ大きな力が作用すると、前記上下移
    動体がキャレッジに対して上方向へ逃げるように構成
    し、 また、一対のクランプジョーにより切断片をクランプし
    た状態の下で切断片の送材を行うときに、切断片を介し
    てバイスヘッドに左方向又は右方向の大きな力が作用す
    ると、バイスヘッドが上下移動体に対して左方向又は右
    方向へ逃げるようにするため、前記左ソーティングピス
    トンロッド及び前記右ソーティングピストンロッドを前
    記連結部材に対して左右方向へ摺動可能にそれぞれ構成
    すると共に、左ソーティングピストンロッドの先端部と
    連結部材の間及び右ソーティングピストンロッドの先端
    部と連結部材の間に左右方向へ伸縮可能なスプリングを
    それぞれ介在してなることを特徴とする切断機における
    切断片搬送装置。
JP1991000861U 1991-01-16 1991-01-16 切断機における切断片搬送装置 Expired - Lifetime JP2566889Y2 (ja)

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