JP2564984B2 - ページ捲り機構 - Google Patents

ページ捲り機構

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JP2564984B2
JP2564984B2 JP2279844A JP27984490A JP2564984B2 JP 2564984 B2 JP2564984 B2 JP 2564984B2 JP 2279844 A JP2279844 A JP 2279844A JP 27984490 A JP27984490 A JP 27984490A JP 2564984 B2 JP2564984 B2 JP 2564984B2
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【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果 〔概要〕 通帳をプレッシャで押し上げて、捲りローラで所定高
さまで膨らませた後、捲りローラを逆方向に所定回転数
だけ回転させてから、ページ捲りを行うことができるペ
ージ捲り機構に関し、 二枚捲りを防止することができるページ捲り機構を提
供することを目的とし、 複数枚が中綴されて形成された通帳を搬送する搬送路
と、搬送路の上下に対向する送りローラ及び第1の押え
ローラと、搬送路に送りローラ及び第1の押えローラに
対して通帳の長さのほぼ半分の間隔をおいて上下に対向
して配置された捲りローラ及び第2の押えローラと、間
隔のほぼ中心位置の搬送路の下方に設けられ、搬送され
て中綴付近を送りローラ及び第1の押えローラで挟持さ
れ、先端付近を捲りローラ及び第2の押えローラに挟持
された通帳を上方向へ第1の所定高さまで湾曲形状に押
し上げる押上げ手段と、押し上げられた通帳の最上位の
ページを捲りローラの捲り方向への回転によって第1の
所定高さより高い第2の所定高さまで膨らませた時に、
第2の所定高さに達したことを検出する検出手段とを備
え、検出手段による検出出力に基いて、押上げ手段を降
下させて元の位置に復帰させると共に、捲りローラを捲
る方向に対して逆方向に第1の所定回転数だけ回転させ
てから、捲りローラを捲る方向に回転させて、通帳のペ
ージを捲りローラの上方へ撥ね上げた後、送りローラ及
び捲りローラによってページを捲る方向へ搬送する構成
とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、金融機関等で使用される通帳印字装置のペ
ージ捲り機構に係り、特に通帳をプレッシャで押し上げ
て、捲りローラで所定高さまで膨らませた後、捲りロー
ラを逆方向に所定回転数だけ回転させてから、ページ捲
りを行うことができるページ捲り機構に関するものであ
る。
近来、コンピュータバンキングシステムの一環として
現金自動払出機(Cash Dispenser:CD),自動預金払出
兼用機(Automatic Teller Machine:ATM)等の自動取引
装置,及び窓口でテラーによって操作される記帳機が広
く使用されている。
これらの装置では通帳印字機構にページ捲り機構を有
するものが多用されていて、顧客,或いはテラーの操作
を簡単にしているが、ページ捲りの際に2枚捲りが発生
することがあり、戻し捲り動作を行う機構を設けている
が、戻し捲りの時間だけ処理時間が長く掛り、また装置
が大きくなるので、処理時間の短縮及び装置の小型化の
要請から2枚捲りが発生しない方法が望まれている。
〔従来の技術〕
以下第7図〜第10図により従来方法を説明する。全国
を通じて同一符号は同一対象物を示す。
第7図に示すように、記帳機は通帳5aが水平方向に挿
入される挿入口1を備えた装置本体2と、顧客の口座番
号,及び取引内容等を操作入力するキーボード3と、操
作処理内容等が表示されるディスプレイ4とで構成され
ている。装置本体2は図示省略したコンピュータセンタ
に回線で接続されている。
また第8図は通帳プリンタの内部側面図で、図におい
て、6aは搬送路,7はプリンタ部,8はページ捲り部を示
す。R1〜R3は送りローラで、パルスモータ(以下モータ
という)M1に連結されている。
従ってテラーが通帳5aを挿入口1から矢印A方向に挿
入すると、通帳5aはローラR1〜R3によって搬送路6aを搬
送されて読取センサSによってページ及び印字可能行が
確認されてプリンタ部7にセットされる。そこでキーボ
ード3を操作して金額等を入力するとディスプレイ4に
表示され、これを確認して確認釦を押すと、コンピュー
タセンタとの交信が行われ、プリンタ部7によって通帳
5aに取引データが印字される。印字の途中でページの最
終行まで印字されると、通帳5aはページ捲り部8へ送ら
れてページ捲りが行われ、再びプリンタ部7で印字が継
続される。印字終了で通帳5aは矢印B方向に挿入口1へ
排出される。
次にページ捲りの詳細を第9図及び第10図により説明
する。第9図の側面図に示すように、ページ捲り部8
は、搬送路6a上の通帳5aのほぼ一方のページの長さの間
隔をおいて、捲りローラ81a,及び押えローラ82aと、送
りローラ83a,及び押えローラ84aが配置されている。
押えローラ82a,84aの間に設けられたプレッシャ85a,
捲りローラ81aの軸92に滑合して上部でピン93に係合し
て回転を阻止されているセパレータ86,プレッシャ85aを
レバー87を介して上下移動させるプランジャーマグネッ
ト(以下PMという)89,押えローラ83aの軸に一端が回動
自在に取り付けられ、自重で水平姿勢を保持され、搬送
ローラ6aの上側の一部を構成し、遮蔽板61を有する可動
ガイド板60,遮蔽板61によって遮蔽されることにより捲
るページが膨らんだ最高位置を検出する捲り動作検出セ
ンサS1,ページを撥ね上げたことを検出する撥ね上げ検
出センサS2で構成されている。
捲りローラ81a,及び送りローラ83aはモータM2,M3に接
続されて正逆方向に夫々単独で回転制御される。また押
えローラ82a,84aは図示省略したスプリングによって夫
々捲りローラローラ81a,及び送り83aに押圧され、且つ
図示省略したPMの励磁/解除によってオープン/クロー
ズする。
プレッシャ85aは、常態では搬送路6aの下方に位置
し、PM89の励磁によって上昇して通帳5aを下から押し上
げる。これにつれて可動ガイド板60が矢印C方向に回動
する。
またセパレータ86は、捲りローラ81aの上半分の上に
傾斜して位置するように形成され、ページが捲りローラ
81aによって撥ね上げられた後、捲りローラ81aにページ
が接触したままローラ81aが逆回転すると、ゴム等で形
成されている捲りローラ81aとの摩擦によってページが
捲りローラ81aの下に巻き込まれて折れが生じて捲り不
良となるので、これを防止するために捲くられたページ
を捲りローラ81aに接触させないように保持する。
なおセパレータ86は後述するページ戻しに使用され、
また同様にページ戻しに使用される送りローラ,押えロ
ーラ,プレッシャ,レバー,PM及び各センサが捲りロー
ラ81a,及び押えローラ82aを軸とした対称位置に設けら
れている。
このような構成を有するので、次に第10図の動作工程
図で作用を説明する。
まず、ページ捲りのために通帳5aが矢印A方向に第10
図(a)に示す捲り位置へ送られてくると、捲りローラ
81a及び押えローラ82aと、送りローラ83a及び押えロー
ラ84aが通帳5aを挟持した状態で停止する。
次に第10図(b)に示すように、押えローラ82a,84a
をオープンにしてからPM89の例示によりプレッシャ85a
が通帳5aを押し上げて、押えローラ82a,84aをクローズ
する。
次に第10図(c)に示すように、送りローラ82aは回
転せずに、捲りローラ81aが矢印方向に回転し、捲りロ
ーラ81aとページ面の摩擦によってページ捲り動作が開
始され、捲りページが更に膨らむ。これにつれて可動ガ
イド板60が押し上げられて回動する。その膨らみの最高
位置を捲り動作検出センサS1が検出すると、PM89の励磁
が解除されてプレッシャ85aが降下し、押えローラ82aが
オープンして、捲るページだけが膨らんだ状態で残り、
次のページ以下は平らな姿勢に復帰する。
そこで第10図(d)に示すように、押えローラ82a,84
aをクローズし、捲りローラ81aを矢印方向に回転させる
と、膨らんていたページが捲られて遂に撥ね上げられ、
これをね上げ検出センサS2が検出する。
そこで第10図(e)に示すように、捲りローラローラ
81a,送りローラ83aの回転によって通帳5aを矢印B方向
へ移送し、撥ね上げられたページはセパレータ86に押さ
れてページ捲りされる。ページ捲りが終わると可動ガイ
ド板60が元の位置に復帰する。
捲られたページは読取センサSによってページが確認
され、もし2枚以上が捲られるダブルフィードがあった
場合には、捲りローラ81a,押えローラ82aの図において
右側で上記のページ捲りと逆方向の動作でページ戻しが
行われる。
このようにして自動的にページ捲りされた通帳5aに印
字が継続される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来方法によれば、ページ捲り機構において、捲
りローラの回転によってページ捲りされる時に、ページ
毎に多少摩擦力が異なるために、二枚捲りが発生するこ
とがあり、その場合には逆方向の動作が行われる機構に
よって戻し捲りが行われているが、戻し捲りをする時間
だけ処理時間が長くなってサービスが低下し、またこの
戻し捲り機構のスペースだけ装置が大きくなって、小型
化の要請に対応することができないという問題点があ
る。
本発明は、二枚捲りを防止することができるページ捲
り機構をを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理構成図である。
図において、5は通帳、6は搬送路、81は捲りロー
ラ、82は第2の押えローラ、83は送りローラ、84は第1
の押えローラ、 85は捲りローラ81と送りローラ83の間隔のほぼ中心位
置の搬送路6の下方に設けられ、搬送路6を搬送されて
中綴付近を送りローラ83及び第1の押えローラ84で挟持
され、先端付近を捲りローラ81及び第2の押えローラ82
に挟持された通帳5を上方向へ第1の所定高さまで湾曲
形状に押し上げる押上げ手段、 9は押上げ手段85によって押し上げられた通帳5の最
上位のページを捲りローラ81の捲り方向への回転によっ
て第1の所定高さより高い第2の所定高さまで膨らませ
た時に、第2の所定高さに達したことを検出する検出手
段である。
従って検出手段9による検出出力に基いて、押上げ手
段85を降下させて元の位置に復帰させると共に、捲りロ
ーラ81を捲る方向に対して逆方向に第1の所定回転数だ
け回転させてから、捲りローラ81を捲る方向に回転させ
て、通帳5のページを捲りローラ81の上方へ撥ね上げた
後、送りローラ83及び捲りローラ81によってページを捲
る方向へ搬送するように制御するように構成されてい
る。
〔作用〕
ページ捲りする通帳5の中綴付近を送りローラ83及び
第1の押えローラ84で挟持し、先端付近を捲りローラ81
と第2の押えローラ82で挟持して、押上げ手段85を上昇
させて通帳5を第1の所定高さまで湾曲形状に押し上
げ、捲りローラ81の捲り方向への回転によって通帳5の
最上位のページを第2の所定高さまで膨らませると、検
出手段9が検出し、その検出出力に基いて、押上げ手段
85を降下させて元の位置に戻すと共に、捲りローラ81を
捲り方向に対し反対方向に所定回転数だけ回転させる
と、もし複数枚が重なって膨らんでいた時には、その複
数枚が互いに分離し易くなり、再び捲り方向に回転させ
ると、最上位のページだけが膨らんで、一枚だけが捲り
ローラ81の上方へ撥ね上げられる。そこで送りローラ83
及び捲りローラ81によって撥ね上げられたページを捲る
方向へ搬送することにより、二枚捲りなしにページ捲り
を行うことができる。従って二枚捲りの対応策として逆
捲り機構を設ける必要がなく、戻し捲りによる処理時間
の延長が回避されてサービスの低下が防止でき、またス
ペースが縮小されて装置の小型化に寄与することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第2図〜第4図を参照して
説明する。全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
第2図の押えローラ82a,84a,は、第1図の第2の押えロ
ーラ82,及び第1の押えローラ84に対応し、第2図のプ
レッシャ85a,レバー87,及びPM89は、第1図の押上げ手
段85に対応している。
第2図のブロック図において、10は捲り制御部,11a,1
1bはステップ数設定部,12はセンサアンプ,13はモータド
ライバ,14はマグネットドライバを示す。
捲り制御部10は、プロセッサ(PCU)で構成され、各
部を制御してページ捲りのシーケンス制御を遂行する。
即ち、通帳5aをページ捲り部8aに送り込む時は、モータ
ドライバ13に指令してモータM2,M3を駆動させて通帳5a
を所定位置に停止し、ページ捲り時には、図示省略した
PMを作動させて押えローラ82a,84aをオープンさせ、マ
グネットドライバ14に指令してPM89を励磁してプレッシ
ャ85aを動作させ、押えローラ82a,84aをクローズされた
後、モータドライバ13に指令してモータM2を駆動させ
る。また捲り動作検出センサS1の検出信号に基いて、マ
グネットドライバ14に指令してPM89の励磁を解除すると
共に、モータドライバ13に指令してステップ数N1だけモ
ータM2を捲りローラ81aの捲る方向に対して反対方向に
回転させた後、押えローラ82aをオープンし、モータド
ライバ13に指令してモータM3をステップ数N2だけ送りロ
ーラ83aが通帳5aを捲りローラ81aの方へ送るように回転
させた後、押えローラ82aをクローズし、捲りローラ81a
が捲る方向へモータM2を回転させる。更に撥ね上げ検出
センサS2の検出信号に基いて、モータドライバ13に指令
してモータM2,M3を、撥ね上げられたページが捲られる
方向に送りローラ83a,捲りローラ81aによって通帳5aが
搬送されるように回転させる。
ステップ数設定部11aは、捲りローラ81aを捲る方向に
対して反対方向に回転させるようにモータM2を回転させ
るステップ数N1が設定されたメモリで、ステップ数N1
は、捲りローラ81aの捲り回転によって通帳5aの捲るペ
ージが膨らんで、その高さを捲り動作検出センサS1が検
出した時に読み出される。
ステップ数設定部11bは、送りローラ82aを通帳5aが捲
りローラ81aの方へ搬送されるようにモータM3を回転さ
せるステップ数N2が設定されたメモリで、モータM2がス
テップ数N1だけ回転して、押えローラ82aをオープンさ
せた後に読み出される。
このような構成及び機能を有するので、次に第3図及
び第4図のフローチャート及び説明図により作用を説明
する。
まず、通帳5aがページ捲り部8aへ送られて、通帳5aは
捲りローラ81a,押えローラ82aと送りローラ83a,押えロ
ーラ84aによって挟持されて停止する。
すると、押えローラ82a,84aをオープンし、PM89が励
磁されてプレッシャ85aが上昇して通帳5aを押し上げ、
そこで押えローラ82a,84aをクローズし、モータM2の駆
動で捲りローラ81aが回転してページ捲りが開始されペ
ージが膨らむ。
膨らみが進行して、可動ガイド板60の遮蔽板61が捲り
動作検出センサS1を遮蔽して検出されると、その検出信
号に基いて、モータM2が停止して捲りローラ81aが停止
し、PM89の励磁が解除されてプレッシャ85aが降下す
る。
(以下は従来例で説明した動作と同じである。) するとステップ数設定部11aからステップ数N1が読み
出されて、第4図(a)に示すように、モータM2がステ
ップ数N1だけ回転して捲りローラ81aを矢印方向に回転
する。すると膨らんだページが図中2点鎖線で示すよう
に低くなる。この時、最上位のページに次のページが重
なって二枚膨らんでいた場合には、互いにずれを生じて
分離し易くなる。
次に第4図(b)に示すように、押えローラ82aをオ
ープンすると、最上位のページ,即ち、捲るべきページ
は捲りローラ81aとの摩擦で膨らんだまま保持され、以
下のページは下方に落ちてほぼ平らになる。
そこでステップ数設定部11bからステップ数N2が読み
出されて、モータM3がステップ数N2だけ回転して送りロ
ーラ83aを矢印方向に回転する。すると第4図(c)に
示すように、最上位のページの膨らみがほぼ元の膨らみ
に戻る。
次に押えローラ82aをクローズし、捲りローラ81aの捲
り方向の回転によって膨らんだページを撥ね上げる。こ
れを撥ね上げ検出センサS2が検出して、捲りローラ81a
の回転が停止する。
そして捲りローラ81a,及び送りローラ83aを矢印方向
に回転させて、通帳5aを矢印B方向へ移送してページ捲
りが完了する。
また第5図に異なる実施例のブロック図を示す。
第5図が第2図で説明した実施例と異なるのは、モー
タM3をステップ数N2だけ回転させて送りローラ83aを回
転させる方法に代えて、最上位のページの膨らみの所定
高さを捲り動作検出センサS1によって検出してその検出
信号によって次の動作が指令されるようにしたことであ
る。
即ち、第5図において、捲り制御部10aは、実施例で
説明した捲り制御部10のステップ数N1だけモータM2を捲
りローラ81aの捲る方向に対して反対方向に回転させた
後、押えローラ82aをオープンするまでは同様の機能を
有するが、以後は送りローラ83aを通帳5aの膨らんだペ
ージが所定の高さに達したことを捲り動作検出センサS1
が検出するまで回転させ、押えローラ82aをクローズし
て捲りローラ81aを捲り回転させる。以後は上記の捲り
制御部10と同様の機能を有する。
このような構成及び機能を有するので、動作は前記実
施例における第3図フローチャートの〜及び,
と同様であり、だけが異なり、従ってだけを第6図
に示す。
そこでモータM3が回転して送りローラ83aを矢印方
向に回転すると、ページの膨らみが大きくなり、所定高
さに達すると遮蔽板61が捲り動作検出センサS3を遮蔽し
て検出されて、送りローラ83aの回転が停止する。この
状態は前記実施例の第3図のとほぼ同じ状態となる。
このようにして、ページ捲りの二枚捲りの発生を防止
することができ、戻し捲り機構を必要としないので、戻
し捲りを行うために延長される処理時間がなくなってサ
ービスが向上し、スペースが狭くて済み装置の小型化及
びコストの改善を図ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、通帳のページを
捲る時に、捲りローラによって捲り動作を行って、ペー
ジが膨らんだ時に、捲りローラを捲る方向に対して反対
方向に第1の所定回転数だけ戻してから再び捲る方向に
回転させて撥ね上げてページ捲りをすることにより、複
数枚捲りの発生を防止することができるので、複数枚捲
りが発生した時に戻し捲りを行う戻し捲り機構を備える
必要がなく、戻し捲りに要する時間が短縮されてサービ
スが向上し、また装置内のスペースが節約できて装置の
小型化及びコストの改善を図ることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成図、 第2図は本発明の実施例を示すブロック図、 第3図は実施例のフローチャート、 第4図は実施例の説明図、 第5図は異なる実施例を示すブロック図、 第6図は異なる実施例のフローチャート、 第7図は本発明が適用される記帳機を例示する斜視図、 第8図は通帳プリンタの概要を示す内部側面図、 第9図は従来例のページ捲り機構を示す側面図、 第10図は従来例の動作工程図である。 図において、 5,5aは通帳、6,6aは搬送路、 9は検出手段、10,10aは制御部、 81,81aは捲りローラ、82は第2の押えローラ、 82a,84aは押えローラ、84は第1の押えローラ、 85は押上げ手段、85aはプレッシャ、 S1は捲り動作検出センサ、 S2は撥ね上げ検出センサを示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚が中綴されて形成された通帳(5)
    を搬送する搬送路(6)と、 該搬送路(6)の上下に対向する送りローラ(83)及び
    第1の押えローラ(84)と、 該搬送路(6)に該送りローラ(83)及び第1の押えロ
    ーラ(4)に対して通帳(5)の長さのほぼ半分の間隔
    をおいて上下に対向して配置された捲りローラ(81)及
    び第2の押えローラ(82)と、 該間隔のほぼ中心位置の該搬送路(6)の下方に設けら
    れ、該搬送路(6)を搬送されて該中綴付近を該送りロ
    ーラ(83)及び該第1の押えローラ(84)で挟持され、
    先端付近を該捲りローラ(81)及び該第2の押えローラ
    (82)に挟持された通帳(5)を上方向へ第1の所定高
    さまで湾曲形状に押し上げる押上げ手段(85)と、 該押上げ手段(85)によって押し上げられた通帳(5)
    の最上位のページを該捲りローラ(81)の捲り方向への
    回転によって該第1の所定高さより高い第2の所定高さ
    まで膨らませた時に、該第2の所定高さに達したことを
    検出する検出手段(9)とを備え、 該検出手段(9)による検出出力に基いて、該押上げ手
    段(85)を降下させて元の位置に復帰させると共に、該
    捲りローラ(81)を捲る方向に対して逆方向に第1の所
    定回転数だけ回転させてから、該捲りローラ(81)を捲
    る方向に回転させて、該通帳(5)のページを該捲りロ
    ーラ(81)の上方へ撥ね上げた後、該送りローラ(83)
    及び該捲りローラ(81)によって該ページを捲る方向へ
    搬送するように制御することを特徴とするページ捲り機
    構。
  2. 【請求項2】前記捲りローラ(81)を捲る方向に対して
    逆方向に第1の所定回転数だけ回転させた後、前記第2
    の押えローラ(82)を該搬送路(6)から退避させ、該
    送りローラ(83)を第2の所定回転数だけ回転させた後
    に、該第2の押えローラ(82)を該搬送路(6)に復帰
    させて、該捲りローラ(81)を捲る方向に回転させて、
    該通帳(5)のページを該捲りローラ(81)の上方へ撥
    ね上げるように制御することを特徴とする請求項1記載
    のページ捲り機構。
  3. 【請求項3】前記捲りローラ(81)を捲る方向に対して
    逆方向に第1の所定回転数だけ回転させた後、前記第2
    の押えローラ(82)を該搬送路(6)から退避させ、該
    送りローラ(83)を前記検出手段(9)が前記通帳
    (5)の最上位のページを検出するまで回転させた後
    に、該第2の押えローラ(82)を該搬送路(6)に復帰
    させて、該捲りローラ(81)を捲る方向に回転させて、
    該通帳(5)のページを該捲りローラ(81)の上方へ撥
    ね上げるように制御することを特徴とする請求項1或い
    は2項記載のページ捲り機構。
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