JP4970329B2 - 冊子媒体取扱装置および冊子媒体取扱装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は冊子媒体取扱装置および冊子媒体取扱装置の制御方法に関し、特に、冊子媒体のページを捲る冊子媒体取扱装置および冊子媒体取扱装置の制御方法に関する。
金融機関などの窓口では、オペレータがセットした通帳などの冊子媒体を受け入れて、記入事項の読み取りや印字処理、磁気記録部への読み書き処理などを行う処理機構が使用されている。このような処理機構では、例えば、冊子媒体の中紙に対する印字処理の過程で、処理対象の中紙に印字スペースが無くなると、次ページに処理を続けるために、中紙のページを捲るための機構が用意されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、近年の取扱装置では、開いて受け入れられた冊子媒体の搬送および捲り動作に加えて、冊子媒体を閉じて排出することができる。
このような取扱装置について以下に説明する。
図14は、搬送ローラの動作例を説明するための冊子媒体取扱装置の要部断面模式図である。
なお、図14に示す冊子媒体取扱装置100では、冊子媒体の捲りおよび閉じの動作に係る構成要素のみを示している。したがって、冊子媒体取扱装置100の各動作に係る構成要素としては、搬送路102と、搬送路102に対向し、離間して設置された搬送ローラ101a,101bとが示されている。この搬送路102上を、開かれた冊子媒体103が搬送ローラ101a,101bによって搬送される。なお、冊子媒体103は、裏表紙103aと、表紙103bと、裏表紙103aおよび表紙103bに綴り目103dで綴られた複数の中紙103cとを有する。
まず、図14(A)を参照しながら説明する。冊子媒体103を開いた状態として、あらかじめ、全ての中紙103cを裏表紙103a側にページ捲っておく。そして、この冊子媒体103を、例えば、裏表紙103a側を先頭にして、搬送ローラ101bと搬送路102との間に挿入し、搬送ローラ101aの方向へ搬送させる。冊子媒体103の挿入が図示しないセンサにより検知されると、図14(A)に示されるように、搬送ローラ101a,101bを図中反時計回り方向に回転させて、冊子媒体103を搬送路102上の所定位置まで搬送する。
次に、図14(B)を参照しながら説明する。冊子媒体103の搬送後、搬送ローラ101aを冊子媒体103の裏表紙103a側に接した状態で停止させる。同時に、搬送ローラ101bを図中反時計回り方向に所定量回転させて、図14(B)に示されるように、表紙103bを膨らませる。
次に、図14(C)を参照しながら説明する。表紙103bを膨らんだことを図示しないセンサにより検知した後、搬送ローラ101bの回転を停止させる。そして、搬送ローラ101aを図中時計回り方向に回転させて、図14(C)に示されるように、綴り目103dを搬送ローラ101b側に近づけて、膨らんだ表紙103bにくせ付けを行う。
次に、図14(D)を参照しながら説明する。表紙103bのくせ付け後、搬送ローラ101aの回転を停止させる。そして、図14(D)に示されるように、搬送ローラ101bを図中反時計回り方向に回転させて、表紙103bを搬送ローラ101b上に跳ね上げる。
最後に、図14(E)を参照しながら説明する。表紙103bを搬送ローラ101b上に跳ね上げた後、搬送ローラ101aを時計回り方向に回転させ、綴り目103dがある方向に摩擦力を加える。すると、冊子媒体103は、綴り目103dの外側を先頭にして、図14(E)に示されるように、搬送ローラ101bと搬送路102との間に突入する。さらに、搬送ローラ101bを図中時計回り方向に回転させて、冊子媒体103が閉じながら搬送ローラ101bから排出される。
特開2000−26365号公報
しかし、上述の搬送ローラによる冊子媒体の捲り動作および閉じ動作には次のような問題点があった。
図14(C)および図14(E)に示されるように、複数の中紙103c上で搬送ローラ101aを図中時計回り方向に回転させて、綴り目103dがある方向に摩擦力を加えると、中紙103cの上部(搬送ローラ101a側)のページのみが膨らんでしまい、冊子媒体103を安定的に搬送させることができない場合がある。
また、図14(D)および図14(E)に示されるように、表紙103bの跳ね上げ後、冊子媒体103を閉じながら、綴り目103dの外側を先頭にして、搬送路102と搬送ローラ101bとの間へ突入させる。ところが、冊子媒体103は、搬送ローラ101aのみの回転で搬送させられるため、搬送路102と搬送ローラ101bとの間へ突入角度が安定しない。このため、冊子媒体103が綴り目103dの外側を先頭にして、搬送ローラ101bの上側へ搬送されてしまい、冊子媒体103が正しく排出されなくなる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、冊子媒体の閉じ動作が安定化された冊子媒体取扱装置および冊子媒体取扱装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の表紙と、第2の表紙と、前記第1の表紙および前記第2の表紙に綴り目で綴られた複数の中紙とを有する冊子媒体を取り扱う冊子媒体取扱装置が提供される。
この冊子媒体取扱装置は、前記冊子媒体が搬送される搬送路と、前記搬送路と対向する位置から前記冊子媒体に接触して前記冊子媒体を搬送し、前記冊子媒体の搬送方向に離間して設けられた第1の搬送ローラおよび第2の搬送ローラと、前記第2の表紙が前記第2の搬送ローラの設置方向側に配置され、その外面が前記搬送路側に向くように開かれた前記冊子媒体が、前記搬送路上に配置された状態において、各搬送ローラの回転を制御して、全ての前記中紙を前記各搬送ローラより上側に跳ね上げ、前記第1の搬送ローラを前記第1の表紙に押し付けたまま停止させ、前記第2の搬送ローラを回転させて前記第2の表紙を前記綴り目の方向に摩擦することで、前記第2の表紙を前記第2の搬送ローラの上側に跳ね上げ、前記第1の搬送ローラを回転させて前記第1の表紙を前記綴り目の方向に摩擦することで、前記冊子媒体が前記綴り目の外側を先頭にして前記第2の搬送ローラの方向に搬送され、前記第2の搬送ローラを前記第1の搬送ローラと同方向に回転させて、前記第2の表紙の外側が前記第2の搬送ローラに摩擦されることで、前記冊子媒体が前記第2の搬送ローラによって搬送されるように制御する制御部と、を有する。
このような冊子媒体取扱装置によれば、制御部によって、第2の表紙が第2の搬送ローラの設置方向側に配置され、その外面が搬送路側に向くように開かれた冊子媒体が、搬送路上に配置された状態において、各搬送ローラの回転を制御して、全ての中紙が前記各搬送ローラより上側に跳ね上げられ、第1の搬送ローラを第1の表紙に接触させたまま停止させ、第2の搬送ローラを回転させて第2の表紙を前記綴り目の方向に摩擦することで、第2の表紙が第2の搬送ローラの上側に跳ね上げられ、第1の搬送ローラを回転させて第1の表紙を前記綴り目の方向に摩擦することで、冊子媒体が綴り目の外側を先頭にして第2の搬送ローラの方向に搬送され、第2の搬送ローラを第1の搬送ローラと同方向に回転させて、第2の表紙の外側が第2の搬送ローラに摩擦されることで、冊子媒体が第2の搬送ローラによって搬送させられるようになる。
上記冊子媒体取扱装置では、冊子媒体の閉じ動作が安定化されるようにした。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
まず、実施の形態の概要について説明する。
図1は、実施の形態の概要を説明するための冊子媒体取扱装置の断面模式図である。
図1に示す冊子媒体取扱装置10は、搬送された冊子媒体13のページ捲り動作および閉じ動作の処理を行う装置である。また、図1では、各動作に係る構成要素のみを示している。すなわち、冊子媒体取扱装置10の各動作に係る構成要素は、搬送路12と、搬送路12に対向し、離間して設置された搬送ローラ11a,11bとである。なお、搬送ローラ11a,11bは、図示しない動力源によって回転駆動される。そして、搬送路12上を、開かれた冊子媒体13が搬送ローラ11a,11bによって搬送されるとともに、搬送ローラ11a,11bによって冊子媒体13のページ捲り動作および閉じ動作が行われる。なお、冊子媒体13は、裏表紙13aと、表紙13bと、裏表紙13aおよび表紙13bに綴り目13dで綴られた複数の中紙13cとを有する。また、裏表紙13aおよび表紙13bの厚さは、中紙13cの1枚よりも厚く、裏表紙13aおよび表紙13bの方が中紙13cよりも剛性が高いものとする。
以下、この図1を用いて、表紙13bを閉じるための基本的な動作手順を説明する。なお、以下の動作手順の説明において、搬送ローラ11a,11bの回転・停止動作は、図示しない制御部によって各ローラの動力源の駆動が制御されることで行われる。
まず、冊子媒体13において、全ての中紙13cを、綴り目13dを支点として裏表紙13a側に倒して寄せるために、搬送ローラ11aを停止させた状態において、搬送ローラ11bを反時計回り方向に回転させ、中紙13cを全て捲った後、搬送ローラ11bの回転を停止させる。そして、表紙13bが搬送ローラ11bの設置方向側に配置させた状態で開かれた冊子媒体13に対して、搬送ローラ11bを冊子媒体13(ここでは表紙13b)に押し付けた状態で停止させる。
次に、図1(A)を参照しながら説明する。搬送ローラ11bの停止後、搬送ローラ11aを図中時計回り方向に回転させて、中紙13cに対して綴り目13dの方向の方向に摩擦力を加える。すると、図1(A)に示されるように、中紙13cが捲られて、搬送ローラ11a,11bの上側に跳ね上がる。このような動作は、全ての中紙13cが搬送ローラ11a,11bの上側に跳ね上げられるまで行われる。
なお、図1(A)の例では、中紙13cを搬送ローラ11aの回転により跳ね上げる際に、搬送ローラ11bを表紙13bの内面に押し付けている。しかし、停止状態の搬送ローラ11bを停止させる位置は、より綴り目13dに近い位置であってもよい。さらに、その停止位置は、綴り目13dに近接していれば、綴り目13dより搬送ローラ11a側であってもよい。後者の場合には、搬送ローラ11bは、中紙13cと裏表紙13aの両方を搬送路12の方向に押さえつけることになる。
また、以上の説明では、すべての中紙13cを跳ね上げるための動作手順として、全ての中紙13cを一旦裏表紙13a側に寄せた後、搬送ローラ11bの回転により中紙13cを跳ね上げる例を示した。しかし、全ての中紙13cを跳ね上げる手順は、このような手順に限らない。ただし、中紙13cの跳ね上げを、搬送ローラ11a,11bの回転制御のみで実現できることが望ましい。
基本的に、搬送ローラ11a,11bのみを用いて中紙13cを跳ね上げる動作は、以下の手順を組み合わせることで実現可能である。まず、図1(A)のように裏表紙13aと表紙13bとが内面を上側に向けて開かれた状態から、一方の搬送ローラを冊子媒体に押し付けた状態のまま停止させる。次に、他方の搬送ローラを回転させて、冊子媒体を綴り目の方向でなおかつ停止状態の搬送ローラの方向に摩擦する。これにより、他方の搬送ローラに接触していた中紙13cが、その搬送ローラの上側に跳ね上げられる。
次に、図1(B)を参照しながら説明する。全ての中紙13cを搬送ローラ11a,11bの上側に跳ね上げた後、搬送ローラ11aを裏表紙13aに押し付けた状態のまま停止させるとともに、搬送ローラ11bを図中反時計回り方向に回転させて、表紙13bに対して綴り目13dの方向に摩擦力を加える。すると、図1(B)に示されるように、表紙13bが膨らみ始める。
次に、図1(C)を参照しながら説明する。表紙13bが膨らみ始めて、引き続き、搬送ローラ11bを図中反時計回り方向に回転させる。すると、図1(C)に示されるように、表紙13bが搬送ローラ11bの上側に跳ね上がる。
最後に、図1(D)を参照しながら説明する。表紙13bが搬送ローラ11bの上側に跳ね上がった後、搬送ローラ11aを図中時計回り方向に回転させる。すると、裏表紙13aに綴り目13dの方向に摩擦力が加わる。したがって、冊子媒体13が綴り目13dを先頭にして、搬送ローラ11bと搬送路12との間に突入する。突入した冊子媒体13は、搬送ローラ11bを図中時計回り方向に回転させることで、表紙13bの外面に図中左方向の摩擦力を受けて、閉じながら、排出される。
このように、表紙13bを捲る動作を開始する前に、全ての中紙13cを搬送ローラ11a,11bの上側に跳ね上げるようにした。このため、搬送ローラ11aと裏表紙13aとを直接接触させることができる。この結果、回転させた搬送ローラ11aからの摩擦力を裏表紙13aに確実に伝えることができるため、表紙13bを跳ね上げた後に冊子媒体13を安定して搬送することができる。
例えば、図1(D)のように、搬送ローラ11aの回転により冊子媒体13が閉じられながら搬送ローラ11bと搬送路12との間に突入する際に、冊子媒体13が搬送ローラ11bの上側に進んでしまう事態を防止できる。また、このときに、裏表紙13aと表紙13bとの間に、余計な中紙13cが搬送ローラ11aの回転に応じて膨らみ、この膨らみが、搬送ローラ11bと搬送路12との間への突入時に負荷となる事態も防止できる。
さらに、図1(B)に示した表紙13bの跳ね上げ動作の際にも、搬送ローラ11aの回転に応じて裏表紙13aを搬送ローラ11b側に確実に移動させることができ、表紙13bの跳ね上げ動作を確実に実行できるようになる。
次に、より具体的な実施の形態について説明する。
なお、以下の実施の形態では、冊子媒体として通帳を例に挙げて説明する。また、通帳は、上記概要と同様に、表紙と、裏表紙と、表紙と裏表紙とで綴り目で綴られた複数の中紙とを有する。
図2は、実施の形態における記帳プリンタの機能ブロック図である。
記帳プリンタ50は、図2に示されるように、通帳投入口51、磁気ストライプユニット52、イメージスキャナ53、印字部54、制御部55および冊子媒体取扱装置100を含んでいる。
通帳投入口51は、ユーザによって開かれた通帳が投入され、また、処理が完了した通帳が排出される。通帳投入口51にはセンサ(図示を省略)が備えられており、投入された通帳は検知され、その旨がその他の構成要素に通知される。
磁気ストライプユニット52は、通帳にあらかじめ付加されてある磁気情報(例えば、顧客の口座番号、前回の記帳記録など)を読み出したり、通帳に対して新たに磁気情報を書き込んだりする。
イメージスキャナ53は、通帳上の印字開始位置ならびに後に説明するページ捲り機構によるページ捲りが適切に行われたかを確認する。
印字部54は、印字ヘッドを含み、ユーザが行った、入金、出金、振込みなどの取引情報を通帳に書き込む。
制御部55は、上記構成ならびに冊子媒体取扱装置100の動作を制御する。
冊子媒体取扱装置100は、印字などが行われた通帳に対して、ページの捲り、通帳の閉じを行うことができる。冊子媒体取扱装置100の詳細については後述する。
以上の構成の記帳プリンタ50では、開かれた通帳が通帳投入口51から投入されると、磁気ストライプユニット52、イメージスキャナ53、印字部54にてそれぞれ処理が行われて、冊子媒体取扱装置100に搬送される。冊子媒体取扱装置100は、例えば、中紙を所望のページ分だけ捲って、イメージスキャナ53や印字部54にそのページに対する処理を実行させることができる。これとともに、後述するように、最終的に通帳を排出する際などに、表紙を閉じて搬送させることも可能になっている。
このような記帳プリンタ50は、例えば、ATM(Automated Teller Machine:現金自動預け入れ機)などにさらに搭載することができる。
次に、冊子媒体取扱装置100について説明する。
図3は、実施の形態における冊子媒体取扱装置の斜視図である。
冊子媒体取扱装置100は、通帳の投入口側に設置され、シャフト107aに3つ設けられた搬送ローラ101aと、3つの搬送ローラ101aの下部に対向してそれぞれ配置されたピンチローラ(図示を省略)と、駆動支持部105に遊動可能に接続されたパネル104と、シャフト107aに対して搬送方向に離間して配置されたシャフト107bに3つ設けられた搬送ローラ101bと、3つの搬送ローラ101bの下部に対向してそれぞれ配置されたピンチローラ201bと、を有する。なお、駆動支持部105には、遮蔽板106が一体に固定されている。さらに、遮蔽板106は、後述するように、駆動支持部105の回動動作に伴って、冊子媒体取扱装置100の本体側に固定された光センサ106a,106bの凹部に対して挿脱されるように配置されている。なお、上述の通り、各構成要素は、制御部55によって制御されるものとする。
このような構成要素を有する冊子媒体取扱装置100に対して、図中の矢印Iの方向に沿って、通帳が投入される。
引き続き、冊子媒体取扱装置100に投入される通帳の捲りおよび閉じ機構について詳細に説明する。
図4は、実施の形態における搬送ローラの機構を説明するための冊子媒体取扱装置の要部断面模式図である。図4は、図3で示した冊子媒体取扱装置100の通帳の捲り動作および閉じ動作に係る構成要素について模式的に示している。なお、通帳Pは、裏表紙Paと、表紙Pbと、裏表紙Paおよび表紙Pbに綴り目Pdで綴られた複数の中紙Pcとを有する。
冊子媒体取扱装置100は、図3で説明した通り、搬送ローラ101aと、搬送ローラ101aの下部に配置されたピンチローラ201aと、駆動支持部105に遊動可能に接続されたパネル104と、搬送ローラ101bと、搬送ローラ101bの下部に配置されたピンチローラ201bと、を有する。
搬送ローラ101a,101bは、搬送路に上側から面して設置されており、制御部55によってそれぞれに対する図示しない駆動機構が制御されることにより、図中時計回り方向および図中反時計回り方向への回転動作ならびに停止動作が制御される。
ピンチローラ201a,201bは、搬送ローラ101a,101bにそれぞれ対向して、搬送路に下側から面した位置に設置されている。また、ピンチローラ201a,201bは、搬送ローラ101a,101bに追従して回転し、また、図示しない退避機構により搬送路に対して退避可能である。このピンチローラ201a,201bの退避動作も、制御部55の下で制御される。
駆動支持部105は、支点105aにおいてシャフト(図示を省略)に接続されており、支点105aを中心にして回動可能である。駆動支持部105は、通常は、支点105aを中心として遊動可能な状態となっている。しかし、駆動支持部105は、図示しない回転規制機構により支点105aを中心とした回動動作を規制できるようにも構成されている。従って、制御部55によって、駆動支持部105の支点105aを中心とした回転角度を制御することも可能である。さらに、駆動支持部105には、パネル104および遮蔽板106が設けられている。
パネル104は、駆動支持部105の支点105bを中心として回動自在に設置されている。また、パネル104は、基本的に搬送ローラ101a,101bの間隙に位置しており、例えば、搬送される通帳Pのガイドとして機能し、また、後に説明する通帳Pの膨らみなどの検知に寄与する。
遮蔽板106は、駆動支持部105に対して一体に固定されており、また、遮蔽板106は、パネル104の上昇に伴って回転する駆動支持部105と連動して、支点105aを中心として回転する。
光センサ106a,106bは、前述のように、冊子媒体取扱装置100の本体側に対して固定されている。光センサ106a,106bは例えば、凹型の同一構造を有し、遮蔽板106は、支点105aを中心とした回転動作に伴って、光センサ106a,106bの凹部に挿脱することができる。凹部には発光素子から受光素子までの光路が形成される。遮蔽板106が凹部に入り込むと光センサ106a,106bはオフとなり、凹部から離脱すると光センサ106a,106bはオンとなる。制御部55は、光センサ106a,106bのそれぞれのオン/オフを検出することにより、パネル104の上下方向の位置を検知することができる。
プレッシャレバー107は、シャフト(図示を省略)を中心に回動可能に設けられている。制御部55によってその回動動作が制御されることで、プレッシャレバー107の端部を搬送路に下側から突出させることが可能である。
なお、搬送ローラ101a,101bとピンチローラ201a,201bとの間を通帳Pが搬送するため、通帳Pが搬送されるこの領域を搬送路とする。
このような構成を有する冊子媒体取扱装置100の通帳Pに対する捲り動作および閉じ動作の概要について図4および図5を用いて説明する。
図5は、実施の形態における冊子媒体取扱装置の動作概要を示すフローチャート図である。図5では、冊子媒体取扱装置100で通帳Pに行われる処理の概要が示されている。
[ステップS10]まず、例えば、中紙Pcの所定のページが開かれた通帳Pにおいて、搬送ローラ101a,101bの回転が制御されることで、全ての中紙Pcが裏表紙Pa側に寄せられる。具体的には搬送ローラ101aを停止させた状態において、搬送ローラ101bを反時計回り方向に回転させ、中紙Pcを全て捲り、搬送ローラ101bを停止させる。この後、冊子媒体取扱装置100において、図4に示されるように、この状態の通帳Pが、次の一括捲り処理が搬送ローラ101aによって行われる位置に配置される。なお、図4に示す状態を初期状態とする。
[ステップS20]一括捲り処理が行われる位置に配置された通帳Pの全ての中紙Pcが、搬送ローラ101aによって、搬送ローラ101aの上側に捲られる。
[ステップS30]全ての中紙Pcが捲られた後、搬送ローラ101a,101bの制御によって、通帳Pの表紙Pbは、搬送ローラ101bの上側に跳ね上げられる。
[ステップS40]跳ね上げられた表紙Pbは、搬送ローラ101a,101bの図中時計回り方向への回転によって、閉じられた状態で排出される。
以下に上記のステップS20,S30,S40の詳細について、図面およびフローチャートを参照しながら説明する。
図6は、実施の形態における冊子媒体取扱装置の中紙捲り処理を示すフローチャート図、図8は、実施の形態における冊子媒体取扱装置の表紙跳ね上げ処理を示すフローチャート図、図11は、実施の形態における冊子媒体取扱装置の通帳閉じ処理を示すフローチャート図、図7,9,10,12,13は、実施の形態における搬送ローラの動作を説明するための冊子媒体取扱装置の断面模式図である。なお、これらのフローチャートの処理は、制御部55の処理によって制御される。
まず、図6および図7を参照しながら[ステップS20]について説明する。
[ステップS21]図4に示した初期状態から、ピンチローラ201aを搬送路から退避させる。
[ステップS22]ピンチローラ201aの退避後、プレッシャレバー107の端部を搬送路から突出させて、通帳Pの裏表紙Paを下面から押し上げる。
[ステップS23]裏表紙Paが押し上げられると、搬送ローラ101aを図中時計回り方向に回転させて、中紙Pcを捲りあげる。
[ステップS24]搬送ローラ101aの回転に伴い、中紙Pcが捲られてさらに搬送ローラ101a上に跳ね上げられると、中紙Pcの圧力に応じてパネル104が押し上げられる。すると、遮蔽板106が上昇して光センサ106bの凹部から離れ、光センサ106bがオンとなる。制御部は、所定の回転数だけ搬送ローラ101aを回転させることで全ての中紙Pcを捲りあげ、このとき光センサ106bがオンであることを検知すると、中紙Pcの捲りあげの完了と判断する。
[ステップS25]全ての中紙Pcの捲りあげが完了すると、プレッシャレバー107が搬送路から退避して、元の位置に収まる。
以上の処理によって、中紙Pcの捲りあげが完了する。
次に、図8および図9,10を参照しながら[ステップS30]について説明する。
[ステップS31]全ての中紙Pcの捲りあげの完了後、ピンチローラ201aを搬送路に突出させる。このため、ピンチローラ201aと搬送ローラ101aとが裏表紙Paを挟み込む。
[ステップS32]搬送ローラ101a,101bを図中反時計回り方向に回転させる。そして、通帳Pは、図9に示されるように、膨らまし処理が行われる位置まで図中右方向に搬送される。
[ステップS33]通帳Pが膨らまし処理が行われる位置まで搬送されると、搬送ローラ101aを停止させるとともに、搬送ローラ101bを引き続き図中反時計回り方向に回転させる。すると、表紙Pbに綴り目Pdの方向への摩擦力が加わり、表紙Pbが膨らみ始める。
[ステップS34]表紙Pbが膨らむのに伴い、この表紙Pbによってパネル104が上昇する。これとともに遮蔽板106も上昇し、やがて遮蔽板106は光センサ106bから離れ、光センサ106bはオンになる。制御部55は、光センサ106a,106bの両方がオンになったことを検出することで、表紙Pbが所定の膨らみ度合いに達したことを検知する。
[ステップS35]表紙Pbが所定の膨らみに達すると、搬送ローラ101bの回転を停止させて、搬送ローラ101aを図中時計回り方向に回転させる。すると、裏表紙Paに、綴り目Pdの方向への摩擦力が加わる。したがって、通帳Pの綴り目Pdが搬送ローラ101b側に近づいて、膨らんだ表紙Pbにくせ付けが行われる。
[ステップS36]表紙Pbへくせ付けを行った後、搬送ローラ101aを停止させて、搬送ローラ101bを図中反時計回り方向に回転させる、これにより、表紙Pbに、綴り目Pdの方向への摩擦力が加わり、表紙Pbの膨らみ度合いがさらに増し、やがて表紙Pbは搬送ローラ101bの上側に跳ね上がる。
以上の工程によって、表紙Pbを跳ね上げる処理が完了する。
次に、図11および図12,13を参照しながら[ステップS40]について説明する。
[ステップS41]ステップS36において、表紙Pbが搬送ローラ101bの上側に跳ね上がると、表紙Pbの膨らみによるパネル104への圧力が解除されて、パネル104は自然に下降する。このとき、パネル104の図中左端が、表紙Pbと中紙Pcとの間に入り込んだ状態となる。なお、このような状態とするために、駆動支持部105の回動動作制御を行うようにしてもよい。
[ステップS42]ピンチローラ201bを搬送路から退避させ、通帳Pの綴り目Pdが入り込み易いように隙間を形成する。
[ステップS43]搬送ローラ101aを図中時計回り方向に回転させる。すると、裏表紙Paに対して、綴り目Pdの方向への摩擦力が加わり、通帳Pが綴り目Pdの外側を先頭にして、搬送ローラ101bおよびピンチローラ201bの間の搬送路に突入する。このとき、パネル104の自重により、通帳Pの図中左端側が下方に押しつけられる。これにより通帳Pは、搬送ローラ101bの下側に安定的に突入するようになる。
[ステップS44]通帳Pが綴り目Pdから搬送ローラ101bおよびピンチローラ201bの間の搬送路に突入すると、搬送ローラ101bを図中時計回り方向に回転させる。すると、表紙Pbの外面に搬送ローラ101bから、図中左方向に摩擦力が加わり、図12に示されるように、通帳Pが閉じられた状態で排出される。なお、搬送ローラ101bの図中時計回り方向への回転動作は、ステップS43の時点で同時に開始されていてもよい。
以上の動作では、表紙Pbを捲る動作を開始する前に、すべての中紙Pcを搬送ローラ101aの上側に跳ね上げるようにした。このため、搬送ローラ101aと裏表紙Paとを直接接触させた状態で、表紙Pbの捲り動作および跳ね上げ動作を実行できる。
また、表紙Pbの跳ね上げ後には、搬送路上で上下に遊動可能なパネル104の圧力を利用することにより、通帳Pを搬送ローラ101bの下側に確実に突入させることができる。このパネル104は、上記の一連の動作において、中紙Pcや表紙Pbの捲りあげ動作が実行されたか否かを検出するための機構の一部を構成している。すなわち、このようなパネル104に、表紙Pbの閉じ動作を安定化する機能を兼用させることができるので、部品コストや開発コストを上昇させることなく、表紙Pbの閉じ動作を安定化することが可能になる。
なお、上記のステップS40の動作により、表紙Pbが閉じられ、搬送ローラ101bにより図中左方向に通帳Pが搬送された後、完全に閉じた状態の通帳Pを搬送ローラ101a,101bによって搬送できるようになる。図13は、このときの状態を示している。このとき、制御部の制御の下で、駆動支持部105が図中反時計回りに回転させることで、パネル104により通帳Pを下方に押しつけながら、通帳Pを搬送することも可能である。この場合、パネル104に対して、通帳Pの押しつけ機能も兼用させることが可能になる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
実施の形態の概要を説明するための冊子媒体取扱装置の断面模式図である。 実施の形態における記帳プリンタの機能ブロック図である。 実施の形態における冊子媒体取扱装置の斜視図である。 実施の形態における搬送ローラの機構を説明するための冊子媒体取扱装置の要部断面模式図である。 実施の形態における冊子媒体取扱装置の動作概要を示すフローチャート図である。 実施の形態における冊子媒体取扱装置の中紙捲り処理を示すフローチャート図である。 実施の形態における搬送ローラの動作を説明するための冊子媒体取扱装置の断面模式図(その1)である。 実施の形態における冊子媒体取扱装置の表紙跳ね上げ処理を示すフローチャート図である。 実施の形態における搬送ローラの動作を説明するための冊子媒体取扱装置の断面模式図(その2)である。 実施の形態における搬送ローラの動作を説明するための冊子媒体取扱装置の断面模式図(その3)である。 実施の形態における冊子媒体取扱装置の通帳閉じ処理を示すフローチャート図である。 実施の形態における搬送ローラの動作を説明するための冊子媒体取扱装置の断面模式図(その4)である。 実施の形態における搬送ローラの動作を説明するための冊子媒体取扱装置の断面模式図(その5)である。 搬送ローラの動作例を説明するための冊子媒体取扱装置の要部断面模式図である。
符号の説明
10 冊子媒体取扱装置
11a,11b 搬送ローラ
12 搬送路
13 冊子媒体
13a 裏表紙
13b 表紙
13c 中紙
13d 綴り目

Claims (9)

  1. 第1の表紙と、第2の表紙と、前記第1の表紙および前記第2の表紙に綴り目で綴られた複数の中紙とを有する冊子媒体を取り扱う冊子媒体取扱装置において、
    前記冊子媒体が搬送される搬送路と、
    前記搬送路と対向する位置から前記冊子媒体に接触して前記冊子媒体を搬送し、前記冊子媒体の搬送方向に離間して設けられた第1の搬送ローラおよび第2の搬送ローラと、
    前記第2の表紙が前記第2の搬送ローラの設置方向側に配置され、その外面が前記搬送路側に向くように開かれた前記冊子媒体が、前記搬送路上に配置された状態において、前記各搬送ローラの回転を制御して、全ての前記中紙を前記各搬送ローラより上側に跳ね上げ、
    前記第1の搬送ローラを前記第1の表紙に押し付けたまま停止させ、前記第2の搬送ローラを回転させて前記第2の表紙を前記綴り目の方向に摩擦することで、前記第2の表紙を前記第2の搬送ローラの上側に跳ね上げ、
    前記第1の搬送ローラを回転させて前記第1の表紙を前記綴り目の方向に摩擦することで、前記冊子媒体が前記綴り目の外側を先頭にして前記第2の搬送ローラの方向に搬送され、前記第2の搬送ローラを前記第1の搬送ローラと同方向に回転させて、前記第2の表紙の外側が前記第2の搬送ローラに摩擦されることで、前記冊子媒体が前記第2の搬送ローラによって搬送されるように制御する制御部と、
    を有することを特徴とする冊子媒体取扱装置。
  2. 前記搬送路に対向して配置され、前記第1の搬送ローラと前記第2の搬送ローラとの間の位置で上下方向に遊動可能とされた可動部材をさらに有し、
    全ての前記中紙が跳ね上げられたとき、跳ね上げられた前記中紙が前記可動部材と前記第1の搬送ローラとの間に配置され、
    前記第2の表紙が跳ね上げられたとき、前記跳ね上げられた前記第2の表紙が前記可動部材と前記第2の搬送ローラとの間に配置される、
    ことを特徴とする請求項1記載の冊子媒体取扱装置。
  3. 前記可動部材の上下方向の位置を検知する位置検出部をさらに有し、
    前記第1または前記第2の搬送ローラの回転に応じて前記中紙または前記第2の表紙が捲られることに伴って、前記中紙または前記第2の表紙が前記可動部材を押し上げたときに、前記位置検出部による検出結果を基に前記中紙または前記第2の表紙の捲り動作が正常に実行されたか否かを判定可能とされていることを特徴とする請求項2記載の冊子媒体取扱装置。
  4. 前記制御部は、全ての前記中紙が跳ね上げられる過程において、
    前記第1または前記第2の搬送ローラの少なくとも一方の回転により前記中紙が捲られることに伴って前記可動部材が所定の高さに達したことを、前記位置検出部を通じて検知すると、
    前記中紙の捲り動作が正常に実行されていることを判断することを特徴とする請求項3記載の冊子媒体取扱装置。
  5. 前記制御部は、前記第2の表紙を跳ね上げる際に、
    前記第2の搬送ローラの回転に応じて前記第2の表紙の一部が前記搬送路から離間することに伴い、前記可動部材が所定の高さに達したことを、前記位置検出部を通じて検知すると、
    前記第2の搬送ローラを停止させ、前記第1の搬送ローラを回転させて、前記第1の表紙を前記第2の搬送ローラ側に搬送し、前記綴り目が前記第2の搬送ローラの位置に達する前に前記第1の搬送ローラを停止させ、前記第2の搬送ローラを回転させて、前記第2の表紙を前記第2の搬送ローラの上に跳ね上げるように制御することを判断することを特徴とする請求項3または4に記載の冊子媒体取扱装置。
  6. 全ての前記中紙が跳ね上げられる際には、あらかじめ全ての前記中紙が前記第1の表紙側に捲られた状態から、前記第2の搬送ローラが停止され、前記第1の搬送ローラが回転させられて、全ての前記中紙が前記第1の搬送ローラの上側に跳ね上げられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の冊子媒体取扱装置。
  7. 前記制御部は、前記第2の表紙を跳ね上げる際に、
    前記第1の搬送ローラを停止させ、前記第2の搬送ローラを回転させて、前記第2の表紙を前記綴り目の方向に摩擦させて、前記第2の表紙の一部を前記搬送路から離間させた後、
    前記第2の表紙が跳ね上げられる前に前記第2の搬送ローラを停止させ、前記第1の搬送ローラを回転させて、前記第1の表紙を前記第2の搬送ローラ側に搬送させ、前記綴り目が前記第2の搬送ローラの位置に達する前に前記第1の搬送ローラを停止させ、前記第2の搬送ローラを回転させて、前記第2の表紙を前記第2の搬送ローラの上側に跳ね上げるように制御することを特徴とする請求項1乃至4、6のいずれか1項に記載の冊子媒体取扱装置。
  8. 前記冊子媒体が前記綴り目の外側を先頭にして前記第2の搬送ローラの方向に搬送される際に、
    前記制御部は、前記可動部材を下降させて、前記冊子媒体を前記可動部材と前記搬送路との間を搬送させることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載の冊子媒体取扱装置。
  9. 第1の表紙と、第2の表紙と、前記第1の表紙および前記第2の表紙に綴り目で綴られた複数の中紙とを有する冊子媒体を取り扱う冊子媒体取扱装置の制御方法において、
    前記冊子媒体の搬送方向に離間した第1の搬送ローラと第2の搬送ローラとが、搬送路に対向する位置に配置された前記搬送路上に、前記第2の表紙が前記第2の搬送ローラの設置方向側に配置され、かつ、その外面が前記搬送路側に向くように開かれた前記冊子媒体が配置された状態から、
    前記冊子媒体取扱装置の制御部が、
    前記各搬送ローラの回転を制御して、全ての前記中紙を前記各搬送ローラより上側に跳ね上げ、
    前記第1の搬送ローラを前記第1の表紙に接触させたまま停止させ、前記第2の搬送ローラを回転させて前記第2の表紙を前記綴り目の方向に摩擦することで、前記第2の表紙を前記第2の搬送ローラの上側に跳ね上げ、
    前記第1の搬送ローラを回転させて前記第1の表紙を前記綴り目の方向に摩擦することで、前記冊子媒体が前記綴り目の外側を先頭にして前記第2の搬送ローラの方向に搬送され、前記第2の搬送ローラを前記第1の搬送ローラと同方向に回転させて、前記第2の表紙の外側が前記第2の搬送ローラに摩擦されることで、前記冊子媒体が前記第2の搬送ローラによって搬送される、
    ように制御することを特徴とする冊子媒体取扱装置の制御方法。
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