JP2563355Y2 - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JP2563355Y2 JP8240591U JP8240591U JP2563355Y2 JP 2563355 Y2 JP2563355 Y2 JP 2563355Y2 JP 8240591 U JP8240591 U JP 8240591U JP 8240591 U JP8240591 U JP 8240591U JP 2563355 Y2 JP2563355 Y2 JP 2563355Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流量制御弁、さらに詳
しくいえば、一方向の流過に対してはフリーフローの状
態とし、これと逆方向の流れに対しては一定圧の流量制
御を行う圧力補償流量制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の流量制御弁の例としては、実開昭
62−44305号のものがある。図6はこれを示し、
弁本体21は、中心部にスプール22を摺動可能に内蔵
する。スプール22は、第1の油室23、第2の油室2
4、およびこれらの油室23・24間に形成された絞り
25をそなえる。弁本体21には、第1のポート26お
よび第2のポート27と、前記のスプール22と弁本体
21の内壁とで構成されて第1のポートからの油の流入
時のみ第1のポートと第2のポートとを連通させる開閉
部28と、スプール22と第1のポート26とで構成さ
れて第2のポートから絞り25を経る油の流入時のみ油
の流量を一定に制御する制御オリフィス部29とをそな
えている。
【0003】前記のように構成される従来の流量制御弁
は、油圧ショベルなどの土木機械において、油圧回路に
介設して使用されることが多い。図7は、油圧ショベル
のコントロール弁と、それによって操作される油圧アク
チュエータとの油圧系統図を示す。
【0004】同図において、最初に操縦用パイロット弁
31のレバー32を右方向(C矢の方向)に倒すと、ポ
ンプ33の圧油が導入されてパイロットライン34bに
パイロット圧力が発生し、スプール35の右側の室36
bに作用するので、スプール35が図の左方向に移行し
て、その結果ポンプ38からの圧油がアクチュエータ3
7に送られてこれを駆動し、排出油はタンク39に排出
される。つぎに、この状態からレバー32を中立位置に
戻すと、パイロットライン34bのパイロット圧力が消
滅するので、スプール35も急激に中立位置に戻り、そ
の結果アクチュエータ37はショックを伴って急激に停
止する。
【0005】そのショックを緩和するために、図6の流
量制御弁をパイロットライン34a・34bの途中に介
設して使用することが行われる。その接続要領は、図7
中の一点鎖線で示すように、パイロットライン34a・
34bが操縦台31とスプール35の各両端の室36a
・36bとの間をそれぞれ直結することなく、流量制御
弁Pa・Pbを経由して接続され、しかもスプール35
の室36a(36bの場合も同じ)が、流量制御弁Pa
(Pbの場合も同じ)の第2のポート27と向かい合う
位置となるように接続される。それぞれの流量制御弁P
a・Pbは、油が第1のポート26から第2のポート2
7に向かって流れるときはフリーフローの状態で油の通
過を許し、第2のポート27から第1のポート26に向
かって流れるときにのみ、圧力補償流量制御を行うの
で、アクチュエータ37が停止するときのショックを緩
和することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】図7に例示される油圧
装置において、コントロール弁のパイロットラインの途
中に、前記のショックを緩和する目的をもって、前記の
構成よりなる従来型の流量制御弁を介設する場合には、
つぎのような問題点がある。
【0007】(1)操縦台31のレバー32をC矢の方
向に倒した位置から、急に元の“中立位置”に戻した場
合、アクチュエータ37は、ある時間遅れの後に停止す
る。この時間遅れは、通常は問題にならない場合が多い
が、対象となる油圧装置の使用目的によっては、前記の
時間遅れを排除したい場合があり、また緊急事態の発生
などで時間遅れの許されない場合もある。このような場
合のために、流量制御機能の解除手段を備えていること
が流量制御弁にとって望ましいことであるが、前記従来
の流量制御弁には、このような解除手段はそなわってい
ない。
【0008】(2)レバー32をC矢の方向に倒した位
置から、急激に“中立位置”を通り越して反対方向の左
側に倒した位置まで持って行き、それによってアクチュ
エータ37を急激に逆回転ないし逆移動させたいことが
ある。この場合、アクチュエータ37が、レバー32の
操縦操作に対応して高速応答してくれることが望ましい
が、従来の流量制御弁をそなえるものにあっては、ある
時間遅れの後にアクチュエータ37の稼働が停止し、停
止した後に逆方向の稼働が始動することになって、期待
する高速応答を実現することができない。たとえば、油
圧式掘削ショベルにおいて、バケットにて掘削作業を行
った後、バケットを持ち上げ、これをかなりのスピード
の下に前後方向に交互に振って、付着している土砂をバ
ケットの表面から払い落とす反復作業が必要な場合があ
るが、このような作業を前記従来の流量制御弁付きの油
圧装置で行うと、バケットの土砂を払い落とすための反
復作業がきわめて緩慢な動作となって、快適な作業の進
展が望まれず、作業能率も甚だ低いものとなる。
【0009】本考案は、特定方向の流れに対して流量制
御弁のそなえる流量制御機能を、簡単な構成と容易な操
作とによって任意にこれを解除して、前記特定方向の流
れに対してもフリーフローの状態で流れ得るようにし、
あるいはその状態からの該機能の復元が簡単容易にでき
るようにし、それによって従来の流量制御弁のそなえる
機能の改善と流量制御弁の用途の拡大を図ることを目的
としている。
【0010】また、前記の流量制御機能の解除ならびに
復元の手段を、流量制御弁の属する油圧回路の圧油を利
用して行うことができるようにして、関連装置の合理化
ならびに簡略化を図ることをも目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的達成のため
に、本考案の流量制御弁においては、イ)弁本体1と、
ロ)その内部に設けられた内腔2内での摺動を可能に内
蔵され、外周面に長手方向のみぞ3をそなえ、内部に長
手方向の孔4をそなえる大径スプール5と、ハ)大径ス
プールの孔4内での摺動を可能に設けられ、中心部に長
手方向に設けた油室6の途中に絞り7が設けられる小径
スプール8と、ニ)弁本体1の一方の端面に開口し、内
腔2に設けた第1のすきま9と連通する第1のポート1
0と、ホ)弁本体1の他の端面に開口し、内腔2に設け
た第2のすきま11と連通する第2のポート12と、
ヘ)弁本体1のさらに他の端面に開口し、圧油の導入に
よって大径スプール5を第1のポート10の方向に移動
する油室13およびピストン18と、ト)第2のポート
12からの油の流入時あるいは油室13への油の導入時
にのみ、大径スプール5の第1のポート10の方向への
移動に応じて、大径スプール5の外周面のみぞ3が第2
のすきま11と第1のすきま9とを連通させることによ
り、第2のポート12と第1のポート10とを連通させ
る開閉部14と、チ)大径スプール5と小径スプール8
とによって構成され、第1のポート10から絞り7を経
る油の流入時にのみ、油の流量を一定に制御する制御オ
リフィス部15と、リ)大径スプール5を開閉部14が
閉じられる方向に付勢するバネ16と、ヌ)小径スプー
ル8を制御オリフィス部15が開放される方向に付勢す
るバネ17とをそなえている。
【0012】流量制御弁が、油圧コントロール弁を用い
てアクチュエータの駆動を制御する圧油ラインの途中に
介設されて使用されるとき、流量制御弁の油室13に導
入するための圧油を、油圧コントロール弁のスプール位
置制御用の油圧パイロット管系から導くようにすること
は効果的である。
【0013】
【作用】(a)流量制御弁の弁本体1の端部に開口する
第1のポート10から油が流入すると、大径スプール5
がバネ16によって油の流入方向へ移動して開閉部14
が閉じられた状態にあるので、流入した油は絞り7を経
て油室6に進み、制御オリフィス部15を通過して第2
のすきま11に至り、ここから第2のポート12に向か
って流れる。このとき、絞り7の前後の差圧に応じ、差
圧が大であれば、小径スプール8はバネ17に抗して制
御オリフィス部15を狭くする方向に移動し、通過流量
を制限して圧力補償を行う。反対に差圧が小さければ、
小径スプール8は制御オリフィス部15を広くする方向
に移動し、そのため通過油に対する流量制御が安定した
状態で行われる。
【0014】(b)前記とは逆に、第2のポート12か
ら油が流入すると、大径スプール5がバネ16に抗して
第1のポート10の方向に向かって押されて移動し、移
動に応じて大径スプール5の外周面のみぞ3が開閉部1
4を通じて弁本体1の内腔2に設けた第1のすきま9と
連通し、第2のすきま11と第1のすきま9とが連通す
るので、第2のポート12と第1のポート10とがフリ
ーフローの状態で連通する。
【0015】(c)つぎに、弁本体1の他の端面に開口
する油室13に対して圧油を導入すると、大径スプール
5はピストン18に押されてバネ16に抗して第1のポ
ート10の方向に移動し、その結果大径スプール5のみ
ぞ3によって、第1のすきま9と第2のすきま11とが
開閉部14を通じて連通の状態に置かれる。
【0016】この状態で第1のポート10から油が流入
すると、油は、第1のポート10、第1のすきま9、開
閉部14、みぞ3、第2のすきま11、第2のポート1
2と流れ、第1のポート10から第2のポート12に向
かって流れる油に対してフリーフロー状態の流れを実現
する。
【0017】(d)また、この状態、すなわち油室13
に圧油が導入されている状態で第2のポート12から油
が流入したときは、大径スプール5はすでに第1のポー
ト10の方向に向かって移動した位置にあるので、油の
流通経路は、前記(b)で説明した経路と全く同等の経
路となり、フリーフローの状態となる。
【0018】本考案の流量制御弁が、油圧コントロール
弁のスプール位置を制御する油圧パイロット管系などに
連結して使用される場合に、油室13に導入する圧油源
として、油圧パイロットラインの圧油を利用すると、装
置の簡略化ができる。
【0019】
【実施例】本考案の流量制御弁の実施例について、図面
を参照して以下に説明する。
【0020】図1、図2および図3において、弁本体1
は、その内部に設けられた内腔2内での摺動を可能に大
径スプール5を内蔵する。大径スプール5は、外周面に
長手方向のみぞ3をそなえ、内部に長手方向の孔4をそ
なえてその孔4内での摺動を可能に小径スプール8を内
蔵する。小径スプール8は、中心部に長手方向に設けた
油室6の途中に絞り7が設けられる。
【0021】弁本体1は、一方の端面に開口し、内腔2
に設けた第1のすきま9と連通する第1のポート10
と、弁本体1の他の端面に開口し、内腔2に設けた第2
のすきま11と連通する第2のポート12とをそなえ
る。
【0022】弁本体1のさらに他の端面には、油室13
が設けられる。油室13は、その底面が大径スプール5
の端面と対向する位置に配置されて油室13と内腔2と
の間で摺動を可能に設けられたピストン18を内蔵す
る。そのため油室13に圧油が導入されると、大径スプ
ール5はその端面にピストン18を介して油圧を受け、
第1のポート10の方向に移動を強制される。
【0023】第1のすきま9とみぞ3との間には開閉部
14が設けられる。大径スプール5を開閉部14が閉じ
られる方向に付勢するためのバネ16が、内腔2内に設
けられる。開閉部14は、第2のポート12からの油の
流入時あるいは油室13への油の導入時に、大径スプー
ル5がバネ16に抗して第1のポート10の方向へ移動
することにより、大径スプール5の外周面のみぞ3を通
じて第2のすきま11と第1のすきま9とを連通させる
役目をする。その連通によって、第2のポート12と第
1のポート10とが連通する。
【0024】制御オリフィス部15は、大径スプール5
の孔4を大径スプール5の外周面に連通させる小孔と、
孔4内を摺動する小径スプール8の端辺部とによって構
成される。小径スプール8を制御オリフィス部15が開
放される方向に付勢するためのバネ17が、小径スプー
ル8と大径スプール5との間に設けられている。制御オ
リフィス部15は、第1のポート10から絞り7を経る
油の流入時に、小径スプール8が絞り7の前後の差圧に
よりバネ17に抗して移動させられて、前記端辺部が通
路としての前記小孔の開口面積を制御することにより、
前記の方向に流れる時にのみ油の流量を一定に制御す
る。
【0025】このように構成される流量制御弁の作用に
ついて、つぎに説明する。図1において、弁本体1の第
1のポート10から矢印Aの方向に油が流入すると、大
径スプール5がバネ16によって油の流入方向へ移動し
て開閉部14が閉じられた状態にあるので、油は絞り7
を経て油室6に進み、制御オリフィス部15を通過して
第2のすきま11から第2のポート12に向かって流
れ、A矢の方向に流出する。そのため通過油に対する流
量制御が安定した状態で行われる。
【0026】つぎに、図2に示すように、第2のポート
12から矢印Bの方向に油が流入すると、大径スプール
5がバネ16に抗して第1のポート10の方向に向かっ
て押されて移動し、移動に応じて大径スプール5の外周
面のみぞ3が開閉部14を通じて第1のすきま9と連通
し、第2のすきま11と第1のすきま9とが連通し、そ
の結果、第2のポート12と第1のポート10とが連通
し、油はフリーフローの状態でB矢の方向に流出する。
【0027】つぎに、図3に示すように、油室13に対
して矢印Pの方向に圧油を導入すると、大径スプール5
はピストン18に押されてバネ16に抗して第1のポー
ト10の方向に移動し、その結果大径スプール5のみぞ
3によって、第1のすきま9と第2のすきま11とが開
閉部14を通じて連通の状態に置かれる。
【0028】この状態で第1のポート10から矢印A1
の方向に油が流入すると、油は、第1のポート10、第
1のすきま9、開閉部14、みぞ3、第2のすきま1
1、第2のポート12と流れ、第1のポート10から第
2のポート12に向かって流れる油に対して、フリーフ
ローの状態の流れを行わせる。
【0029】また、前記の状態、すなわち油室13に圧
油が導入されている状態で第2のポート12から油が流
入するときは、大径スプール5は、油室13の油圧によ
ってすでに第1のポート10の方向に移動した位置にあ
るので、油の流通経路は、前記の図2で説明した経路と
全く同じ経路となり、フリーフローの状態となる。
【0030】図4は、本考案にかかる流量制御弁20b
を、油圧装置の一対のパイロットライン34a・34b
のうち、34bの途中に介設した回路の例を示す。本考
案の流量制御弁を図示のような油圧回路に適用した場
合、レバー32によって操作されるアクチュエータ37
の発動・停止に伴って発生するショックを防止する面で
役立つことは、図6の従来装置の説明に際して、すでに
述べたところと同様である。
【0031】本考案の流量制御弁20bは、前記従来の
流量制御弁と異なり、図1,図2および図3でその構成
について説明したように、弁本体1の端面に油室13が
設けられているので、油室13に対して圧油を導入する
ための導入管21を連結し、導入管21を通じて導入さ
れる圧油を制御することにより、必要に応じて任意に前
記の流量制御機能の解除を実施することができる。
【0032】このようにして、導入管21から圧油を導
入して流量制御機能を解除すると、従来の流量制御弁の
場合には実現できなかった前記の時間遅れの排除を任意
に行うことが可能となり、緊急時の対処を含めてアクチ
ュエータの発停に要する時間の短縮を実現することがで
きる。
【0033】また図4のように、導入管21をパイロッ
トライン34aにつないでおくと、レバー32を一旦矢
印Cの方向に倒した後、その位置から急激に“中立位
置”を通り越して反対方向の左側に倒した位置まで持っ
て行き、それによってアクチュエータ37を急激に逆回
転ないし逆移動させたい場合に、レバー32の操作に応
じて油圧の発生がパイロットライン34bからパイロッ
トライン34aに移り、それと同時にパイロットライン
34aの油圧が導入管21を経て流量制御弁20bの油
室13に到達して、流量制御機能を解除するので、解除
操作がレバー32の操作にともなって全く自動的に行わ
れ、とくにレバー32の傾倒操作が短時間の間に反復し
て行われる場合などに、作業能率の向上に貢献する。ま
た同時に、圧油配管に関して装置の簡略化ができて好都
合である。
【0034】一般に、図5のように、流量制御弁の油室
13に圧油を導入するための導入管21を設け、その途
中に開閉弁22を介設する場合に、たとえば開閉弁22
を電磁弁として、その操作用スイッチの設置場所をレバ
ー32の付近に選ぶことにより、操縦性の向上に一層の
効果がもたらされることは明らかである。
【0035】
【考案の効果】本考案の流量制御弁は以上のように構成
されるので、本来の流量制御弁がそなえる特定方向の流
れに対する流量制御機能はそのまま保有し、しかもその
保有する流量制御機能を、簡単な構成と容易な操作とに
よって、任意にこれを解除して前記特定方向の流れに対
してもフリーフローの状態で流れ得るようにし、またそ
の状態からの該機能の復元が簡単容易にできるように
し、それによって従来の流量制御弁のそなえる機能の改
善と流量制御弁の用途の拡大を図ることができるという
効果がある。
【0036】また、前記の流量制御機能の解除ならびに
復元の操作を、流量制御弁の属する油圧回路の圧油を利
用して行うことができるようにしたので、関連装置の合
理化と簡略化をさらに進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の流量制御弁の一実施例の断面図であ
る。
【図2】図1の流量制御弁の異なる作動態様を示す断面
図である。
【図3】図1の流量制御弁のさらに異なる作動態様を示
す断面図である。
【図4】本考案の流量制御弁をそなえる油圧装置の一実
施例の油圧系統図である。
【図5】本考案の流量制御弁をそなえる油圧装置の他の
実施例の油圧系統図である。
【図6】従来の流量制御弁の断面図である。
【図7】従来の流量制御弁をそなえる油圧系統図であ
る。
【符号の説明】
1 弁本体 2 内腔 3 みぞ 4 孔 5 大径スプール 6 油室 7 絞り 8 小径スプール 9 第1のすきま 10 第1のポート 11 第2のすきま 12 第2のポート 13 油室 14 開閉部 15 制御オリフィス部 16・17 バネ 18 ピストン

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体(1)と、 その内部に設けられた内腔(2)内での摺動を可能に内
    蔵され、外周面に長手方向のみぞ(3)をそなえ、内部
    に長手方向の孔(4)をそなえる大径スプール(5)
    と、 大径スプールの孔(4)内での摺動を可能に設けられ、
    中心部に長手方向に設けた油室(6)の途中に絞り
    (7)が設けられる小径スプール(8)と、 弁本体(1)の一方の端面に開口し、内腔(2)に設け
    た第1のすきま(9)と連通する第1のポート(10)
    と、 弁本体(1)の他の端面に開口し、内腔(2)に設けた
    第2のすきま(11)と連通する第2のポート(12)
    と、 弁本体(1)のさらに他の端面に開口し、圧油の導入に
    よって、大径スプール(5)を第1のポート(10)の
    方向に移動する油室(13)およびピストン(18)
    と、 第2のポート(12)からの油の流入時あるいは油室
    (13)への油の導入時にのみ、大径スプール(5)の
    第1のポート(10)の方向への移動に応じて、大径ス
    プール(5)の外周面のみぞ(3)が第2のすきま(1
    1)と第1のすきま(9)とを連通させることにより、
    第2のポート(12)と第1のポート(10)とを連通
    させる開閉部(14)と、 大径スプール(5)と小径スプール(8)とによって構
    成され、第1のポート(10)から絞り(7)を経る油
    の流入時にのみ、油の流量を一定に制御する制御オリフ
    ィス部(15)と、 大径スプール(5)を開閉部(14)が閉じられる方向
    に付勢するバネ(16)と、 小径スプール(8)を制御オリフィス部(15)が開放
    される方向に付勢するバネ(17)とをそなえることを
    特徴とする流量制御弁。
  2. 【請求項2】 流量制御弁が油圧コントロール弁を用い
    てアクチュエータの駆動を制御する圧油ラインの途中に
    介設されているとき、流量制御弁の油室(13)に圧油
    を導入する管が油圧コントロール弁のスプール位置を制
    御する油圧パイロット管系に連結される請求項1記載の
    流量制御弁。
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