JP2557296Y2 - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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JP2557296Y2
JP2557296Y2 JP870192U JP870192U JP2557296Y2 JP 2557296 Y2 JP2557296 Y2 JP 2557296Y2 JP 870192 U JP870192 U JP 870192U JP 870192 U JP870192 U JP 870192U JP 2557296 Y2 JP2557296 Y2 JP 2557296Y2
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JP
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arm
ratchet
pin
plate
hinge pin
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JP870192U
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昌治 村崎
隆司 佐伯
威 手塚
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Shiroki Corp
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Shiroki Corp
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】シートクッション側に固設される
ロアアームと、該ロアアームに対してヒンジピンを介し
て傾動可能に設けられたアッパアームと、該アッパアー
ムと一体となって回転するラチェットと、前記ロアアー
ムにピンを用いて回転可能に設けられ、前記ラチェット
と係脱可能なポールと、基端部が前記ヒンジピンに回転
可能に設けられ、前記ポールと前記ラチェットとの係脱
を行うレリーズアームとを具備するリクライニング装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】次に図面を用いて従来例を説明する。図
5は従来の両側リクライニング装置の一方を示す側面
図、図6は図5におけるA−A断面図である。
【0003】まず、1はシートクッション側に固着され
るロアアームで、このロアアーム1には、ヒンジピン2
でもってアッパアーム3が傾動可能に軸支されている。
アッパアーム3は、その上部がシートバック側に固着さ
れるもので、スパイラルスプリング4によって、前倒れ
方向に付勢されている。5はラチェットで、アッパアー
ム3に固着され、アッパアーム3と一体となって回転す
るものである。このラチェット5には、一端がロアアー
ム1の円弧状の長孔6に挿通されるピン7が固着されて
いる。アッパアーム3の最大回転角は、このピン7の回
転範囲によって定まる。
【0004】8はラチェット5と係合するポールで、ピ
ン9でもってロアアーム1に回転可能に取付けられてい
る。又、ポール8には、ピン10が植設されている。1
1はヒンジピン2に枢着され、図5の反時計方向にテン
ションスプリング20によって付勢されたレリーズアー
ムで、そのカム孔12にピン10が挿通されている。こ
のレリーズアーム11の延設部は、ハンドル13となっ
ている。14は、一端はヒンジピン2に枢着され、他端
はアームヒンジピン15でもってレリーズアーム11に
固着されたアームプレートである。アームヒンジピン1
5の大径部には、ポール8の背部に当接するスペーサ1
6が挿通されている。17は端部にフックプレート18
が溶接等で固着されたコネクティングパイプで、一端側
には、ヒンジピン2の小径部が挿入されている。
【0005】又、フックプレート18の先端部は、アー
ムプレート14の連結用孔19に挿入されている。この
フックプレート18の先端部の幅W1 はアームプレート
14の連結用孔19の幅W2 より小さく選ばれている。
W1 −W2 の大きさは、多少遊びが生じる程度であり、
上述のロック位置のバラツキがどの程度かに応じて定め
るものである。いわゆるロック位置のずれ量よりも大き
な遊びがレリーズアーム11と他方のリクライニング装
置のレリーズアームとの間に生じるように選択する。通
常、2〜5mm程度である。
【0006】尚、21はレリーズアーム11とポール8
との間に配設された略三角形状のサブプレートで、1つ
の端部はヒンジピン2に係合し、他の2つの端部はロア
アーム1にピンでもって係止されている。そして、この
サブプレート21はポール8とラチェット5との噛合部
分を覆い、ポール8とラチェット5との噛合のヒンジピ
ン2の軸方向のずれを規制するようになっている。
【0007】又、ロアアーム1,ラチェット5,アッパア
ーム3,サブプレート21及びレリーズアーム11はヒ
ンジピン2のつば部2a及びヒンジピン2に係合するE
リング22によって、ヒンジピン2の軸方向の移動が禁
止されている。
【0008】次に、上記構成の作動を説明する。ハンド
ル13(レリーズアーム11)をテンションスプリング
20の付勢力に抗して、図5において、時計方向に回転
させると、ポール8はカム穴12に案内されて反時計方
向に回転し、ラチェット5との係合が解除され、アッパ
アーム3はロアアーム1に対して傾動可能な状態とな
る。
【0009】一方、ハンドル13の回転力はアームプレ
ート14に連結用穴19に挿入されるフックプレート1
8,フックプレート18が固着されたコネクティングパ
イプ17を介して、インナ側のリクライニング装置に伝
達される。
【0010】そして、アッパアーム3を傾動させ、所望
のリクライニング角を得たならば、ハンドル13を回転
させている力を解除する。すると、テンションスプリン
グ20の付勢力によって、ポール8が再びラチェット5
と係合し、ロック状態となる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記構成のリ
クライニング装置において、下記のような問題点があ
る。
【0012】 ロアアーム1,ラチェット5,アッパア
ーム3,サブプレート21及びレリーズアーム11はヒ
ンジピン2のつば部2a及びEリング22によって取り
付けられているが、Eリング22は厚さ寸法精度が悪
く、これらロアアーム1,ラチェット5,アッパアーム
3,サブプレート21及びレリーズアーム11間にガタ
が発生しやすい。よって、ポール8とラチェット5との
噛合強度を十分に確保するためには、これらポール8及
びラチェット5の板厚を厚くしなければならず(例え
ば、5mm程度)、リクライニング装置の重量がアップし、
しかも、コストも高いものとなっている。
【0013】 ポール8とラチェット5との噛合部の
押さえはサブプレート21で行っているので、サブプレ
ート21の剛性が必要であり、これ重量の増大,コスト
アップの要因である。
【0014】本考案は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、作業工数を削減し、十分なロック強
度を確保しつつ、軽量化,コストダウンが可能なリクラ
イニング装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する考案
は、シートクッション側に固設されるロアアームと、該
ロアアームに対してヒンジピンを介して傾動可能に設け
られたアッパアームと、該アッパアームと一体となって
回転するラチェットと、前記ロアアームにピン用いて回
転可能に設けられ、前記ラチェットと係脱可能なポール
と、基端部が前記ヒンジピンに回転可能に設けられ、前
記ポールと前記ラチェットとの係脱を行うレリーズアー
ムとを具備するリクライニング装置において、前記ピン
の先端部側に前記ラチェットとポールとの係合部を覆う
まで延出したつば部を形成し、基端部側は前記ロアアー
ムにカシメ止めしたものである。
【0016】
【作用】本考案のリクライニング装置において、ポール
をロアアームに回転可能に設けるピンにラチェットとポ
ールの係合部を覆うまで延出したつば部を形成したこと
により、ラチェットとポールのロック強度を確保しつ
つ、軽量化,コストダウンが図れる。
【0017】
【実施例】次に図面を用いて本考案の一実施例を説明す
る。図1は本考案の一実施例のリクライニング装置の側
面図を示す図2におけるB−B断面図、図2は本考案の
一実施例のリクライニング装置の側面図、図3は図2に
おけるポールとラチェット部分の係合部の拡大図、図4
はヒンジピンのカシメを説明する図である。
【0018】図において、まず、31はシートクッショ
ン側に固着されるロアアームで、このロアアーム31に
は、ヒンジピン32でもってアッパアーム33が傾動可
能に軸支されている。アッパアーム33は、その上部が
シートバック側に固着されるもので、スパイラルスプリ
ング34によって、前倒れ方向に付勢されている。35
は歯が刻設されたラチェットで、アッパアーム33に固
着され、アッパアーム33と一体となって回転するもの
である。このラチェット35には、一端がロアアーム3
1の円弧状の長孔36に挿通されるピン37が固着され
ている。アッパアーム33の最大回転角は、このピン3
7の回転範囲によって定まる。
【0019】38はラチェット35の歯と係合する歯が
刻設されたポールで、ピン39でもってロアアーム31
に回転可能に取付けられている。又、ポール38には、
ピン40が植設されている。41はヒンジピン32に枢
着され、図2の反時計方向にテンションスプリング50
によって付勢されたレリーズアームで、そのカム孔42
にピン40が挿通されている。このレリーズアーム41
の延設部は、ハンドル43となっている。44は、一端
はヒンジピン32に枢着され、他端はアームヒンジピン
45でもってレリーズアーム41に固着されたアームプ
レートである。アームヒンジピン45の大径部には、ポ
ール38の背部に当接するスペーサ46が挿通されてい
る。47は端部にフックプレート48が溶接等で固着さ
れたコネクティングパイプで、一端側には、ヒンジピン
32の小径部が挿入されている。
【0020】又、フックプレート48の先端部は、アー
ムプレート44の連結用孔49に挿入されている。この
フックプレート48の先端部の幅W1 はアームプレート
44の連結用孔49の幅W2 より小さく選ばれている。
W1 −W2 の大きさは、多少遊びが生じる程度であり、
上述のロック位置のバラツキがどの程度かに応じて定め
るものである。いわゆるロック位置のずれ量よりも大き
な遊びがレリーズアーム41と他方のリクライニング装
置のレリーズアームとの間に生じるように選択する。通
常、2〜5mm程度である。
【0021】尚、51はレリーズアーム41とポール3
8との間に配設された略三角形状のサブプレートであ
る。このサブプレート51の1つの端部はヒンジピン3
2に係合し、他の2つの端部はロアアーム31にピン5
2,39でもって係止されている。
【0022】次に、ポール38をロアアーム31に対し
て回転可能に取り付けるピン40の説明を図3を用いて
行う。ピン40先端部側には、ポール38とラチェット
35との係合部分迄延出するつば部40aが形成されて
いる。又、ピン40基端部は、ワッシャ60を介してロ
アアーム31にカシメ止めれている。
【0023】次に、ロアアーム31,ラチェット35,ア
ッパアーム33,サブプレート51及びレリーズアーム
41の取付を説明する。ヒンジピン32には第1のつば
部32a,溝部32b及び第2のつば部32cが形成さ
れ、この第1のつば部32a上に、ロアアーム31,ラ
チェット35,アッパアーム33,サブプレート51及び
レリーズアーム41が積層配置される。そして、ヒンジ
ピン32の溝部32bにワッシャ55が取り付けられ、
第2のつば部32cをカシメることで(図4のC部分)、
これらロアアーム31,ラチェット35,アッパアーム3
3,サブプレート51及びレリーズアーム41は取り付
けられている。
【0024】次に、上記構成の作動を説明する。ハンド
ル43(レリーズアーム41)をテンションスプリング
50の付勢力に抗して、図2において、時計方向に回転
させると、ポール38はカム穴42に案内されて反時計
方向に回転し、ラチェット35との係合が解除され、ア
ッパアーム33はロアアーム31に対して傾動可能な状
態となる。
【0025】一方、ハンドル43の回転力はアームプレ
ート44に連結用穴49に挿入されるフックプレート4
8,フックプレート48が固着されたコネクティングパ
イプ47を介して、インナ側のリクライニング装置に伝
達される。
【0026】そして、アッパアーム33を傾動させ、所
望のリクライニング角を得たならば、ハンドル43を回
転させている力を解除する。すると、テンションスプリ
ング50の付勢力によって、ポール38が再びラチェッ
ト35と係合し、ロック状態となる。
【0027】上記構成によれば、ピン40にポール38
とラチェット35との噛合部分を覆うまで延出するつば
部40aを形成したことにより、ポール38とラチェッ
ト35との噛合部分の押えが、つば部40aで行われ
る。よって、従来のリクライニング装置のように、サブ
プレート51をピン40にポール38とラチェット35
との噛合部分を覆うまで延出することが不要となり、軽
量化及びコストダウンを行うことができる。
【0028】更に、ロアアーム31,ラチェット35,ア
ッパアーム33,サブプレート51及びレリーズアーム
41のヒンジピン32への取付は、カシメを用いて行っ
たことにより、取付工数が減るとともに、ヒンジピン3
2の軸方向の寸法精度が向上し、ポール38及びラチェ
ット35の板厚を従来よりも薄くすることが可能とな
る。よって、軽量化,コストダウンを図ることができ
る。
【0029】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、作業
工数を削減し、十分なロック強度を確保しつつ、軽量
化,コストダウンが可能なリクライニング装置を提供す
ることを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のリクライニング装置の側面
図を示す図2におけるB−B断面図である。
【図2】本考案の一実施例のリクライニング装置の側面
図である。
【図3】図2におけるポールとラチェット部分の係合部
の拡大図である。
【図4】ヒンジピンのカシメを説明する図である。
【図5】従来の両側リクライニング装置の一方を示す側
面図である。
【図6】図5におけるA−A断面図である。
【符号の説明】
31 ロアアーム 32 ヒンジピン 33 アッパアーム 35 ラチェット 38 ポール 41 レリーズアーム 40 ピン 40a つば部 51 サブプレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション側に固設されるロアア
    ーム(31)と、該ロアアーム(31)に対してヒンジ
    ピン(32)を介して傾動可能に設けられたアッパアー
    ム(33)と、該アッパアーム(33)と一体となって
    回転するラチェット(35)と、前記ロアアーム(3
    1)にピン(40)用いて回転可能に設けられ、前記ラ
    チェット(35)と係脱可能なポール(38)と、基端
    部が前記ヒンジピン(32)に回転可能に設けられ、前
    記ポール(38)と前記ラチェット(35)との係脱を
    行うレリーズアーム(41)とを具備するリクライニン
    グ装置において、 前記ピン(40)の先端部側に前記ラチェット(35)
    とポール(38)との係合部を覆うまで延出したつば部
    (40a)を形成し、基端部側は前記ロアアーム(3
    1)にカシメ止めしたことを特徴とするリクライニング
    装置。
JP870192U 1992-02-26 1992-02-26 リクライニング装置 Expired - Lifetime JP2557296Y2 (ja)

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JP870192U JP2557296Y2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 リクライニング装置

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JP870192U JP2557296Y2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 リクライニング装置

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Publication Number Publication Date
JPH0568347U JPH0568347U (ja) 1993-09-17
JP2557296Y2 true JP2557296Y2 (ja) 1997-12-10

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