JP2555829Y2 - 車輌用内装品 - Google Patents

車輌用内装品

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JP2555829Y2
JP2555829Y2 JP7657391U JP7657391U JP2555829Y2 JP 2555829 Y2 JP2555829 Y2 JP 2555829Y2 JP 7657391 U JP7657391 U JP 7657391U JP 7657391 U JP7657391 U JP 7657391U JP 2555829 Y2 JP2555829 Y2 JP 2555829Y2
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JP
Japan
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mounting
mounting hole
mounting bolt
bolt
vehicle interior
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JP7657391U
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JPH0526619U (ja
Inventor
勝斎 尾世
Original Assignee
西川化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車輌のドアパネルやド
アトリム等の車輌部材に取り付けられる合成樹脂よりな
る車輌用内装品の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】車輌部材に取り付けられる合成樹脂より
なる車輌用内装品としては、実開昭57−125641
号公報に示されるように、グリップ本体の端部に取付用
ボルトが埋め込み固定されてなるアシストグリップが知
られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、上記アシス
トグリップのように、取付用ボルトをグリップ本体に埋
め込み固定する場合には、成形型に予め取付用ボルトを
セットした後、成形型のキャビティに合成樹脂を充填し
なければならないので、車輌用装品の成形に時間が掛か
るという問題がある。
【0004】また、近時、資源の節約等の観点から、合
成樹脂よりなる車輌用内装品のリサイクルが求められて
いるが、取付用ボルトをグリップ本体に埋め込み固定す
る場合には、リサイクル時に取付用ボルトを取り外す作
業が煩雑であるという問題もある。
【0005】本考案は上記問題点を一挙に解決し、取付
用ボルトを成形型にセットする作業を不要にすると共
に、リサイクル時に取付用ボルトを車輌用内装品から容
易に離脱できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、車輌用内装品に取付用ボルトを挿通させ
るための取付孔を設けると共に、弾性変形可能な係止部
によって取付孔内に挿通された取付用ボルトの離脱を阻
止するものである。
【0007】具体的に本考案が講じた解決手段は、車輌
用部材に取り付けられる合成樹脂よりなる車輌用内装品
を対象とし、上記車輌部材への車輌用内装品の取付部に
設けられ取付用ボルトが挿通される取付孔と、該取付孔
に連通して設けられ、上記取付用ボルトが側方から収納
可能で且つ収納された該取付用ボルトが上記取付孔へ挿
入可能な形状の凹部と、該凹部の壁部における上記取付
孔の両側に対設され、弾性変形によって上記取付用ボル
トの上記取付孔への挿通を許容する一方該取付孔に挿通
された取付用ボルトの上記取付孔からの離脱を阻止する
一対の係止部とを備えている構成とするものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、車輌部材への取付部に取付
用ボルト挿通用の取付孔が設けられ、取付用ボルトを側
方から収納可能で且つ収納された取付用ボルトを取付孔
へ挿入可能な形状の凹部が設けられ、弾性変形によって
取付用ボルトの取付孔への挿通を許容する一方取付孔内
に挿通された取付用ボルトの取付孔からの離脱を阻止す
る係止部が設けられているために、車輌用内装品を成形
した後に該車輌用内装品に取付用ボルトを組み付けるこ
とができると共に、リサイクル時には係止部を変形させ
ることにより取付用ボルトを車輌用内装品から容易に離
脱させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本考案の一実施例に係る車輌用内装
品の断面構造を示し、同図において、10は車輌部材と
してのインナーパネル、12はドアトリムであって、該
ドアトリム12は発泡成形品よりなる基材14と該基材
14の表面に貼着されたトリム表皮16とから構成され
ている。また、18はインナーパネル10に取り付けら
れ、上下方向に延びる垂直部18aと該垂直部18aの
下端に連続し水平方向に延びる水平部18bとからなる
L字状の車輌用内装品としてのアシストグリップであっ
て、該アシストグリップ18はインジェクション成形品
よりなる芯材20と該芯材20の表面にさらにインジェ
クション成形されたグリップ表皮22とから構成されて
いる。
【0011】インナーパネル10とドアトリム12との
間には、ハット状に屈曲したブラケット26が配置され
ており、図2に示すように、ブラケット26はその中央
部に設けられた開口部26aにおいてインナーパネル1
0に突設されたL字状のブラケット係止片28に係止さ
れている。
【0012】アシストグリップ18の垂直部18aの上
端には、円錐台状の上側凹部30と該上側凹部30の底
部に連通しアシストグリップ18を貫通する上側取付孔
32とが設けられており、アシストグリップ18の垂直
部18aの上端部は上側取付孔32に挿通された上側取
付用ボルト34によってブラケット26の上端部26b
に取り付けられている。尚、図1において、36は上側
凹部30の開口部を覆うキャップである。
【0013】図1、図3及び図4に示すように、アシス
トグリップ18の水平部18bには、該水平部18bの
下面で開口し水平方向に延びる下側凹部38と、該下側
凹部38内を図1の左右方向に延びるリブ39と、水平
部18bのインナーパネル10側の壁部18cを貫通す
る下側取付孔40とが設けられており、アシストグリッ
プ18の水平部18bは、下側取付孔40に挿通された
下側取付用ボルト42によってブラケット26の下端部
26cに取り付けられている。この場合、下側凹部38
は、下側取付用ボルト42を下方から収納可能で且つ収
納された下側取付用ボルト42を下側取付孔40へ挿入
可能な形状に形成されている。
【0014】アシストグリップ18の水平部18bのイ
ンナーパネル10側の壁部18cにおける下側取付孔3
8の両側には、テーパー面を有し対向する係止爪44a
を備えた一対の係止部44,44が突設されており、該
一対の係止部44,44は、その弾性変形によって、下
側取付用ボルト42の下側取付孔38への挿通を許容す
る一方下側取付孔38に挿通された下側取付用ボルト4
2の下側取付孔38からの離脱を阻止するような形状に
形成されている。
【0015】また、上記一対の係止部44,44は、対
向する側壁44b,44bが下側取付孔38に挿通され
た下側取付用ボルト42の頭部と近接した位置にあり、
上記下側取付用ボルト42の回転を阻止するよう形成さ
れている。
【0016】本実施例に係るアシストグリップ18は上
記のように構成されているために、一対の係止部44を
両側へ弾性変形させることにより、アシストグリップ1
8を成形した後に下側凹部38から下側取付孔40に下
側取付用ボルト42を挿通することができると共に、リ
サイクル時にも一対の係止部44を弾性変形させること
により下側取付用ボルト42をインナーパネル10から
容易に離脱させることができる。
【0017】尚、本発明に係る車輌用内装品はアシスト
グリップに限らないと共に、上記実施例では車輌用内装
品は車輌パネルに取り付けられていたが、これに代え
て、車輌用内装品は車輌用内装パネルに取り付けられる
ような構造であってもよい。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る車輌
用内装品によると、車輌部材への車輌用内装品の取付部
に取付用ボルトを挿通する取付孔を設け、取付用ボルト
を側方から収納可能で且つ収納された取付用ボルトを取
付孔へ挿入可能な形状の凹部を設け、弾性変形によって
取付用ボルトの取付孔内への挿通を許容する一方取付孔
内に挿通された取付用ボルトの取付孔からの離脱を阻止
する係止部を設けたために、車輌用内装品を成形した後
に該車輌用内装品に取付用ボルトを組み付けることがで
きると共に、リサイクル時には係止部を弾性変形させる
ことにより取付用ボルトを車輌用内装品から容易に離脱
させることができる。
【0019】また、前記凹部を側方から取付用ボルトを
挿入可能な形状に形成したため、車輌用内装品の成形後
に取付用ボルトを組み付けることができるにも拘らず取
付用ボルトが車輌内部から見えないので、車輌用内装品
の美観が低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るアシストグリップの断
面図である。
【図2】図1におけるII−II線の断面図である。
【図3】上記アシストグリップにおける下側取付孔、下
側凹部及び係止部の近傍の底面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線の断面図である。
【符号の説明】
10…インナーパネル(車輌部材) 12…ドアトリム 18…アシストグリップ(車輌用内装品) 18a…垂直部 18b…水平部 18c…壁部 26…ブラケット 38…下側凹部(凹部) 40…下側取付孔(取付孔) 42…下型取付用ボルト(取付用ボルト) 44…係止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌部材に取り付けられる合成樹脂より
    なる車輌用内装品であって、 上記車輌部材への車輌用内装品の取付部に設けられ取付
    用ボルトが挿通される取付孔と、 該取付孔に連通して設けられ、上記取付用ボルトが側方
    から収納可能で且つ収納された該取付用ボルトが上記取
    付孔へ挿入可能な形状の凹部と、 該凹部の壁部における上記取付孔の両側に対設され、弾
    性変形によって上記取付用ボルトの上記取付孔への挿通
    を許容する一方該取付孔に挿通された取付用ボルトの上
    記取付孔からの離脱を阻止する一対の係止部とを備えて
    いることを特徴とする車輌用内装品。
JP7657391U 1991-09-24 1991-09-24 車輌用内装品 Expired - Lifetime JP2555829Y2 (ja)

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JPH0526619U JPH0526619U (ja) 1993-04-06
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GB2538734B (en) * 2015-05-26 2019-01-16 Jaguar Land Rover Ltd Bracket Assembly

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JPH0526619U (ja) 1993-04-06

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