JP2554975Y2

JP2554975Y2 - 楽音発生装置

Info

Publication number: JP2554975Y2
Application number: JP1990102625U
Authority: JP
Inventors: 智香森
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 1990-09-28
Filing date: 1990-09-28
Publication date: 1997-11-19
Anticipated expiration: 2005-09-28
Also published as: JPH0459900U

Description

【考案の詳細な説明】［産業上の利用分野］本考案は、カラオケ装置、特に各楽曲の伴奏音情報で
ある楽音情報を順次追加することの可能な楽音発生装置
の改良に関する。

［従来の技術］従来、カラオケ装置では、頻繁に発表される新曲につ
いての楽音情報をできるだけ速かに取り入れ、再生可能
な状態にしておくことが、利用者の希望に十分に対応す
るために重要な要素となっている。

特に、業務としてカラオケ装置を設置、利用している
者にとっては、重要であり、頻繁に新曲の楽音情報の入
荷が行われている。

例えば、楽音情報としてMIDI（Musical Instrument D
igital Interface）（「MIDI」は登録商標）情報を楽音
情報記憶媒体に格納しておく形式のカラオケ装置では、
サービスマンによって定期的に新曲の楽音情報入力作業
が行われ、あるいはホスト局から定期的に新曲の楽音情
報の入力が行われる。なお、MIDI情報は、国際的に規格
化された情報であり、音色，音程，音量などを示したデ
ジタル情報である。

また、レーザディスクなどを用いたカラオケ装置で
は、新曲を収録した新たなディスクを順次追加すること
によって新曲の補充が行われている。

このような新曲補充に対して、利用者は、新曲の追加
に伴って修正される製本された曲名のリストなどを参照
し、どのような曲が追加されたかを確認するようにして
いる。

［考案が解決しようとする課題］しかしながら、近時、新曲カラオケ装置に関する新曲
の追加は頻繁に行われており、利用者がこれを毎回曲名
のリストで確認することは、極めて面倒な作業であっ
た。また、装置の利用者が多い混雑時には、新曲の曲名
のリストを見ることができず、その順番がくるまで確認
ができなかった。従って、その新曲が実際に利用される
まで時間がかかってしまい、あるいは利用されないとい
う問題があった。

考案の目的本考案は、上記問題点を解決することを課題としてな
されたものであり、その目的は新曲が入荷された場合、
その新曲の紹介情報を利用者に迅速に知らせることので
きる楽音発生装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］前記目的を達成するため、請求項１の考案の楽音発生
装置は、楽音情報を格納し、かつ、新たな楽音情報を追加記録
可能な楽音情報メモリと、楽音情報が楽音情報記憶手段に追加記録されるととも
に、その追加記録された楽音情報に関連する曲名と予約
コードナンバーとを含む新曲情報を格納する新曲情報メ
モリと、任意の楽音情報の予約を行う入力手段と、楽音情報の再生を行う音声再生装置と、背景映像情報記憶部に格納された背景映像情報を再生
して表示部に表示させる映像再生装置と、予約された楽音情報を再生するように音声再生装置を
制御し、楽音情報の再生時には映像再生装置を再生制御
し、楽音情報の非再生時には新曲情報メモリから新曲情
報を読み出し表示部に表示させる制御部とを有すること
を特徴とする。

請求項２の考案の楽音発生装置は、楽音情報を格納し、かつ、新たな楽音情報を追加記録
可能な楽音情報メモリと、楽音情報が楽音情報記憶手段に追加記録されるととも
に、その追加記録された楽音情報に関連する曲名と予約
コードナンバーとを含む新曲情報を格納する新曲情報メ
モリと、任意の楽音情報の予約を行う入力手段と、楽音情報の再生を行う音声再生装置と、背景映像情報記憶部に格納された背景映像情報を再生
して表示部に表示させる映像再生装置と、予約された楽音情報を再生するように音声再生装置を
制御し、楽音情報の再生時には映像再生装置を再生制御
し、楽音情報の非再生時には新曲情報メモリから次に予
約された楽音情報とは異なる楽音情報の新曲情報を読み
出し表示部に表示させる制御部とを有することを特徴と
する。

請求項３の考案の楽音発生装置は、請求項１又は２に
おいて、制御部は、追加記録された日から一定期間以内の新曲情
報を表示させることを特徴とする。

［作用］上記構成のカラオケ装置によれば、新たな楽曲の楽音
情報が楽音情報記憶媒体に追加格納された場合、新曲情
報メモリに新たな楽曲の紹介情報を格納しておくことが
できる。

そして、制御部は、選曲された楽曲の再生終了後、次
の楽曲再生前、すなわち曲間に上記新曲情報メモリから
紹介情報を読み出し、映像再生部を介して順次画像表示
させる。これによって、利用者は画面を見るだけで新た
に追加された曲の情報、例えば曲名や選曲のための指定
コードナンバーなどを映像情報として見ることができ
る。すなわち、画面を見るだけで新曲の存在とその指定
のための情報を知ることが可能となる。従って、利用者
の混雑時においても、新曲情報を容易に知ることがで
き、その曲の利用の促進が図られる。

［実施例］以下、本考案の好適な一実施例を図面を参照して説明
する。

第１図は、実施例に係るMIDI情報を用いて楽音再生を
行うカラオケ装置の概略構成を示すブロック図である。

図において、記憶装置10には、多数の楽曲の楽音情報
が記憶された楽音情報メモリ10aと、新たに追加された
新曲の紹介情報を記憶した新曲情報メモリ10bとを含ん
でいる。

そして、この記憶装置10には制御装置12が接続されて
おり、この制御装置12にはCPU及びこのCPUの動作プログ
ラムの格納されたプログラムメモリが含まれている。そ
して、この制御装置12には利用者の意思に応じて、楽曲
の選択や予約を行うための操作部14が接続されている。

また、制御装置12には指定された楽曲の楽音情報に基
づき伴奏者を再生するための楽音再生部として音声再生
装置16及びスピーカ18が接続されている。音声再生装置
16は、例えばシンセサイザーなどの音声再生手段及びア
ンプなどによって構成されている。

さらに、制御装置12には再生される各楽曲に対応した
背景映像を画像表示するための映像再生部として映像再
生装置20及びモニタ22が接続されている。映像再生装置
20には、背景映像情報記憶部及びその映像情報に基づき
画像信号をモニタ22に供給する映像回路が含まれてい
る。

そして、音声再生装置16（アンプ部分）には利用者の
歌声を入力するためのマイクロフォン24が接続されてお
り、スピーカ18からは利用者の歌及び伴奏音が同時に再
生される。

次に、本実施例の動作を第２図〜第４図に基づいて説
明する。

第２図は実施例の特徴的動作を示すフローチャートで
ある。

まず、操作部14によってある楽曲が指定され、制御装
置12は、この指定された楽曲の楽音情報を記憶装置10の
楽音情報メモリ10aから読み出し、音声再生装置16へ送
出すると共に映像再生装置20に背景画像の画像表示を指
示する。

そして、その楽曲の再生が終了した時点で、本実施例
の特徴的な動作が開始される。

まず、ステップ（以下「Ｓ」と言う）１において、制
御部12は、新曲情報メモリ10bに格納された新曲登録リ
スト中の次に表示すべき曲の情報を読み出す。この場
合、第１回目の表示であるので、リスト中の第１曲目の
新曲の情報が読み出される。

次に、S2において、制御装置12は、現在予約曲がある
か否かの判断を行う。これは、次に予約された曲がない
場合には、紹介された新曲を直ちに利用することができ
るが、次に予約曲が存在する場合には、すぐにその新曲
を再生することはできないことから、新曲紹介時の画像
表示内容を変えるために行う判断である。

すなわち、現在予約曲がない場合（NOの場合）、S3に
おいて予約曲なしの場合の新曲の紹介画像表示が行われ
る。第３図はこのような場合の画像表示の一例を示して
おり、図示のように「（曲名）……が入荷されました歌
ってみませんか？コードNo.……」の表示を行う。

次に、S2において現在次の予約曲が存在すると判断さ
れた場合（YESの場合）、S4において予約されている曲
が紹介しようとする新曲と同一曲であるか否かの判断が
行われる。これは、紹介すべき曲が次の予約されている
曲の中に存在する場合には、その曲を入荷情報として紹
介する必要がないので、他の曲へ紹介曲を変更するため
である。

そして、予約曲の中に紹介する新曲が存在しない（NO
の場合）、S5において予約有りの場合の新曲表示が行わ
れる。第４図はその場合の画像表示の一例を示してい
る。図示のように、「（曲名）……が入荷されました予
約しませんか？コードNo.……」のような表示が行われ
る。

S4において、次の予約曲が紹介すべき新曲と同一曲で
ある場合（YESの場合）、S6において、新曲情報メモリ1
0bに記憶された新曲登録リストの中の次の曲の情報を制
御装置12が読み出す。そして、再びS4の判断に戻る。そ
して、その紹介曲が予約曲の中になければその曲の紹介
情報が表示される。すなわち、S6において一曲飛ばして
読み出された新曲の紹介情報が画像を表示される。

このようにして楽曲の再生終了後、次の楽曲の再生の
間に順次新曲情報メモリ10bにリストアップされた新曲
を画像表示していき、すべての紹介表示が終了した場合
には、再びリスト中の第１曲目から画像表示を開始す
る。

このように、入荷された新曲の紹介情報が画像表示さ
れるので、利用者は製本された楽曲リストを参照するま
でもなく容易に追加された新曲を認識することができ
る。

新曲情報の画像表示については、実施例においては一
曲毎に表示する例を示したが、このような表示形式に限
られず、複数曲を同時に画像表示することも可能であ
る。

また、新曲紹介情報は、曲名及びそのコードNo.に限
られず、歌手名や作曲者名などの他の情報を同時に表示
することも可能である。

［考案の効果］以上説明したように、本考案に係る楽音発生装置によ
れば、順次追加される新曲に関する情報を楽音発生装置
のモニタに画像表示することが可能であり、利用者は容
易かつ迅速に入荷された新曲の情報を知ることができ、
新曲の利用の促進が図られ、楽音発生装置の便利性が一
層向上する。

なお、新曲情報メモリには順次追加される新曲を入荷
日と共に多数入力しておき、制御装置12がその日から一
定期間以内の曲のみを新曲と自動的に判断し、これを順
次表示するようにすることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る実施例の全体構成を示すブロック
図、第２図は実施例の動作を示すフローチャート図、第３図及び第４図は実施例に係る新曲情報の画像表示の
一例を示す説明図である。 10……記憶装置、10a……楽音情報メモリ、10b……新曲
情報メモリ、12……制御装置、14……操作部、16……音
声再生装置、18……スピーカ、20……映像再生装置、22
……モニタ、24……マイクロフォン。

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】楽音情報を格納し、かつ、新たな楽音情報
を追加記録可能な楽音情報メモリ（10a）と、楽音情報が楽音情報記憶手段（10a）に追加記録される
とともに、その追加記録された楽音情報に関連する曲名
と予約コードナンバーとを含む新曲情報を格納する新曲
情報メモリ（10b）と、任意の楽音情報の予約を行う入力手段（14）と、楽音情報の再生を行う音声再生装置（16）と、背景映像情報記憶部に格納された背景映像情報を再生し
て表示部（22）に表示させる映像再生装置（20）と、予約された楽音情報を再生するように音声再生装置（1
6）を制御し、楽音情報の再生時には映像再生装置（2
0）を再生制御し、楽音情報の非再生時には新曲情報メ
モリ（10b）から新曲情報を読み出し表示部（22）に表
示させる制御部（12）とを有する楽音発生装置。
【請求項２】楽音情報を格納し、かつ、新たな楽音情報
を追加記録可能な楽音情報メモリ（10a）と、楽音情報が楽音情報記憶手段（10a）に追加記録される
とともに、その追加記録された楽音情報に関連する曲名
と予約コードナンバーとを含む新曲情報を格納する新曲
情報メモリ（10b）と、任意の楽音情報の予約を行う入力手段（14）と、楽音情報の再生を行う音声再生装置（16）と、背景映像情報記憶部に格納された背景映像情報を再生し
て表示部（22）に表示させる映像再生装置（20）と、予約された楽音情報を再生するように音声再生装置（1
6）を制御し、楽音情報の再生時には映像再生装置（2
0）を再生制御し、楽音情報の非再生時には新曲情報メ
モリ（10b）から次に予約された楽音情報とは異なる楽
音情報の新曲情報を読み出し表示部（22）に表示させる
制御部（12）とを有する楽音発生装置。
【請求項３】制御部（12）は、追加記録された日から一
定期間以内の新曲情報を表示させる請求項１又は請求項
２に記載の楽音発生装置。