JP2554315Y2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2554315Y2
JP2554315Y2 JP11182991U JP11182991U JP2554315Y2 JP 2554315 Y2 JP2554315 Y2 JP 2554315Y2 JP 11182991 U JP11182991 U JP 11182991U JP 11182991 U JP11182991 U JP 11182991U JP 2554315 Y2 JP2554315 Y2 JP 2554315Y2
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登 友野
篤人 小林
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株式会社高見澤電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種の産業用機器に利
用され、小形にして、安定した接点接触抵抗を有する電
磁継電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記の電磁継電器は、鉄心、コ
イルが巻回されるコイルボビン、鉄心が挿入されその一
端がかしめ等により固定された継鉄、継鉄にヒンジばね
によって接続され鉄心の他端に対向して設けられる接極
子、可動接点ばね、固定接点ばね等がベースブロックに
固定されて、さらに前記接極子と可動接点ばねを連結す
る駆動カードから構成されている。該駆動カードは接極
子と可動接点ばねとにより支持されている。従来の電磁
継電器の一例を第3図および第4図に示す。この電磁継
電器は電磁石装置10、接点機構20および駆動カード
6を備えている。電磁石装置10の接極子4は磁気吸引
力および接点機構20の可動接点ばね70のばね力によ
り、正逆動作するようになっている。この動作は駆動カ
ード6を介して伝えられ、可動接点71と固定接点81
との開閉が行われる。
【0003】この電磁継電器では、駆動カード6と可動
接点ばね70とが図4の(a)および(b)に一部断面
で部分的に拡大して示すように組合わされている。即
ち、可動接点ばね70に孔70aを設けると共に駆動カ
ード6の先端に突起6aを設けておき、この突起6aを
前記孔70aに、いわゆる遊びを持たせて嵌合させてい
る。これは図5の(a)および(b)に示すように駆動
カード6が矢印E,Fのように平行に動こうとするのに
対して、可動接点ばね70がその固定端を中心として矢
印G,Hのように円弧を描くように運動するためであ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造においては可動接点ばね70と結合する駆動カード6
の突起6aと、可動接点ばね70の挿入孔70aとの摩
擦により、該駆動カード6の突起6aの接触部には摩耗
微粒子が発生し、それが各接点表面に付着することによ
り接点接触抵抗が無限大となる可能性がある。
【0005】即ち、この電磁継電器を動作させると、駆
動カード6の突起6aと可動接点ばね70の孔70aの
縁(エッジ部)Bとが擦れ合う。可動接点ばね70の孔
70aの縁Bは第5図(b)に示すように角が尖ってい
る。このため、駆動カード6の突起6aと孔70aの縁
Bが擦れ合うと、駆動カード6の磨耗が生じる。この磨
耗粉は構成樹脂なとの絶縁物から成っていて、接点7
1,81の接触抵抗を不安定にする要因となる。また、
可動接点ばね70の孔70aの縁Bにばね材のバリが残
っていると、前記の擦れ合いによりバリが脱落して金属
粉が生じる。この金属粉も接点71,81の接触抵抗を
不安定にする要因となることがある。なお、従来の他の
実施例としては実開平1−113943号公報が開示さ
れているが、その制作工程が複雑であって熟練を要する
不都合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、本考案の目的
は、駆動カードによる摩耗微粒子の発生をなくし、接点
接触信頼性の向上を計ることを課題とするものである。
本考案の電磁継電器は、上記課題を解決するため、電磁
継電器の可動接点ばねに設けられた孔に駆動カードが勘
合されている構成において、その孔の周囲縁を擦れ合っ
ても磨耗しないように滑らかに形成したものである。
【実施例】
【0007】以下、本考案を図面に基づき詳細に説明す
ると、図1は本考案の一実施例を示す正面図であって、
図中1は鉄心、2はコイルボビン、2aはコイル、4は
接極子、6は駆動カードで6aは可動接点ばね7に設け
た孔7aに挿入される突起、6bは可動接点ばね7を押
す部分の突起である。71は可動接点、81は固定接点
である。図2は本考案の主要部分を拡大して示すもの
で、(a)図は図1の左側から見た左側面図,(b)図
は正面図,(c)図は底面図で、可動接点ばね7および
可動接点71を断面で示してある。
【0008】電磁石装置10はコイル2aが巻回された
鉄心1の一端に継鉄3が磁気的に繋がれてコ字形に形成
されていて、該継鉄3の外側面から鉄心1にかけて接極
子4が設置さている。接極子4はヒンジばね5により継
鉄3の自由端に揺動可能に押圧されており、この部分を
支点として鉄心1に離接するようになっている。接点機
構20は可動接点71と固定接点81とが相対的するに
ように配置されている。駆動カード6は接極子4に取り
付けられていて、接極子4と共に動作する。即ち、接極
子4が鉄心1に吸引されたとき、駆動カード6は図5
(a)の矢印Fの方向に動き、可動接点ばね7を撓ませ
て可動接点71を固定接点81に閉成する。磁気吸引力
が解除されと、可動接点ばね7の復帰により駆動カード
6が図5(a)の矢印Eの方向に動いて接極子4を復帰
させ、可動接点71が固定接点81から開離する。駆動
カード6の先端部に設けてある突起6aは可動接点ばね
7に設けた孔7cに遊びを持たせて嵌め込ませているた
め、上記のように駆動カード6と可動接点ばね7の動作
方向が異なっていても動作が可能になっている。
【0009】前記した可動接点ばね7の孔7aは、例え
ば、スリット加工〔図6の(a)〕→約90度に切り起
こす曲げ加工〔図6の(b)〕→略台形のポンチにより
前工程で約90度に曲げた開口部を幾段階に分けて徐徐
にその幅を広げる加工〔図6の(c)および(d)〕→
折り曲げするツブシ加工〔図6の(e)〕の順に板金加
工のみにより形成される。このように本考案による孔7
aは、第6図(a)に示す如く、パンチングやワイヤー
カットなどにより可動接点ばね7のばね材にスリット7
bを初めに開けるようにして、その後の後工程を極めて
容易にすることを可能としたものである。
【0010】図中7cはバリである。21はポンチであ
り、これにより図6の(b)に示すようにスリット部を
θ1=90度に曲げ起こしを行い、次に断面が略台形の
ポンチ22を用いて図6の(c)に示すようにθ2<9
0度にする。その断面が略台形形状の側面の角度α1を
徐徐に鋭角にし、この加工を繰返す。その後、図6の
(e)に示すように曲げ起こし部分を平坦なポンチで折
り返しを付けるためのツブシ加工を施す。このように図
6の(a)の工程で例えバリ7cが発生していたとして
も、バリの部分は折り返されて孔7aの周囲には存在し
ないこととなる。勿論、本考案は上記実施例に示すよう
にスリット7bを十文字の形状に開けることに限定され
ることなく、孔7aの形状は三角形や多角形であっても
よい。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、駆動カードを可動接点
ばねにより支持する部分の縁を折り返して滑らかな孔と
したので磨耗微粒子の発生が無く、接点接触信頼性を向
上させることができる。従って、この孔に駆動カードを
緩く嵌合して電磁継電器を動作させ、駆動カードが該孔
と擦られることがあっても削られることがなく、かつ可
動接点ばねにバリが接触部分に残ることがないので、バ
リの脱落等も全く生じない。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る電磁継電器の正面図で
ある。
【図2】本考案に係る電磁継電器の主要部で可動接点ば
ねを断面で示し、部分的に拡大して示すもので、図2の
(a)図は左側面から見た可動接点ばね、(b)図は正
面から見た可動接点ばね、(c)図は底面から見た可動
接点ばねである。
【図3】従来の電磁継電器を示す正面図である。
【図4】従来の電磁継電器における本考案の主要部と同
じ部分を拡大して示すもので、図4の(a)図は左側面
から見た可動接点ばね、(b)図はの正面から見た可動
接点ばね、(c)図は底面から見た可動接点ばねであ
る。
【図5】駆動カードと可動接点ばねの動作を表す一部断
して示す左から見た左側面図で(a)図は左側面図、
(b)図は(a)図の部分拡大図である。
【図6】(a)図〜(e)図は可動接点ばねの孔を形成
する工程の一例を示す断面図である。
【0013】
【符号の説明】
1・・・鉄心 2・・・コイルボビン 2a・・コイル 3・・・継鉄 4・・・接極子 5・・・ヒンジばね 6・・・駆動カード 6a・・駆動カードの嵌合突起部 6b・・駆動カードの押圧突起部 7・・・可動接点ばね 7a・・可動接点ばねの孔 7b・・可動接点ばねの孔の縁 7c・・可動接点ばねの孔のバリ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石装置、可動接点ばねを有する接点
    機構、および電磁石装置の動作を接極子により接点機構
    に伝える駆動カードを備え、電磁石装置の働きで接点の
    開閉を行う電磁継電器において、前記可動接点ばねに設
    けられた孔に駆動カードの一部が嵌合され、該孔の縁が
    折り返しにより形成されていることを特徴とする電磁継
    電器。
JP11182991U 1991-11-29 1991-11-29 電磁継電器 Expired - Fee Related JP2554315Y2 (ja)

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JPH0548177U JPH0548177U (ja) 1993-06-25
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006006557A1 (ja) * 2004-07-14 2006-01-19 Matsushita Electric Works, Ltd. 電磁リレー

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WO2006006557A1 (ja) * 2004-07-14 2006-01-19 Matsushita Electric Works, Ltd. 電磁リレー

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JPH0548177U (ja) 1993-06-25

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