JPS63159013A - 異質材料を表層としたコンクリ−ト製品の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はタイルその他の特定した形状を備えている異
質材料、成るいはゴムの粉砕物などのバラ物材料からな
る異質材料を表層に有するコンクリート製品、主に道路
表面を舗装したり、建物の床や壁を構成するために敷き
並べて固定する敷石ブロックを即時脱型式に製造する製
造方法に関する。

〈従来の技術） 特公昭５９−９３２４号公報でタイルを表面に固定した
コンクリート製品の製造方法が公知である。

この従来法は平らなゴムの弾性板上にタイルの多数を間
隙を保って接着固定し、この弾性板をコンクリートの成
形型枠の底に装入し、型枠内に上からコンクリートを投
入して加振、加圧することによりタイルを弾性板中に一
部めり込ませた状態で製品を弾性板上に成形し、タイル
がめり込まなかった弾性板の部分で目地溝を形成する。

〈発明が解決しようとする問題点） 上記従来法によりタイルとコンクリート層が一体に結合
し、タイルが表層となったコンクリート製品を製造でき
る。しかし、それはタイルの表面かはゾ平らな場合に限
られ、若しタイルの表面に装飾上の理由で凹凸の立体模
様が形成されている場合は不可能である。というのは、
凹凸したタイルの表面か成形の際にプレス板で加圧され
てゴムの弾性板中にめり込むか、それには凸部がめり込
んだあとに凹部がめり込むので、凹部がめり込む頃には
弾性板の圧縮反力が凸部に集中し、凸部の部分でタイル
は破損するからである。

又、上記従来法では表面に凹凸の立体模様を有する表層
をバラ物材料で形成することができない。

〈問題点を解決するための手段〉 そこで本発明は表面に立体模様を有する表層をタイル等
の特定した形状を備えた異質材料や、バラ物の異質材料
で形成したコンクリート製品を成形するために、異質材
料の表面に弾性体を接触させ、その裏面にコンクリート
層を配置し、上記異質材料とコンクリート層を型枠中で
プレス板により加圧して結合させる異質材料を表層とし
たコンクリート製品の製造方法において、上記異質材料
の表面に接触する弾性体は中空で、内部に流体を入れ、
異質材料の表面に接触する弾性体の面は内部の流体を移
動させることにより異質材料の表面に做って変形するこ
とを特徴とする。

〈実　施　例） 図示の各実施例において、１は型枠、２は型枠の底板、
３は中空な弾性体、４は弾性体の中空部に入れた流体１
例えば水などの液体や、空気などの気体である。

弾性体３はゴム薄板や、通水性或いは通気性をゴム被膜
などで失わせた強靭な布地から、嚢体状に構成し、これ
に例えば圧力調整弁５を有する配管６をつなぎ、ポンプ
やニアコンプレッサなとの圧送装置７で上記液体や空気
４を中空部に供給して入れる。尚、液体の場合は非圧縮
性であるための中空部内に少し空間を残しく第１図参照
）、気体の場合は可圧縮性のため中空部内に充満させて
もよい。

８は型枠に充填した透水性配合或いは不透水性配合のセ
メントやレンジをバインダーとするコンクリート層、９
は型枠加振用の振動機、１０は加圧用プレス板を示す。

第１．２図の第１実施例は中空な弾性体３を型枠の底板
２の上面に配置した場合であって、配管６は流体開閉弁
４′と圧力調整弁５に接続され。

異種材料１１、コンクリート層８を介して中空弾性体３
の上面に掛る圧力に対して中空部内の圧力は自動的に当
初に設定した圧力になるよう減圧又は増圧できる外部機
構に配管されている。そして、異質材料としては望同大
で、表面に凹凸模様を有する例えば透水性のタイル１１
を、表面が弾性体の上面に接触する様に型枠中に収め、
それからその上に透水性配合のコンクリート層８を振動
下で所要厚さに投入し、次いて加振を続けたま＼プレス
板ｌＯで上から加圧して製品を成形する。

尚、タイル１１とコンクリート層８の結合をより強固に
するためタイル１１の上面（裏面）にはコンクリート層
投入の前に樹脂系などの接着剤１２を格子状或いは縞状
の部分的に塗布して置いてもよい。

この場合、タイル１１の凹凸した表面が弾性体３の上面
に接触すると１弾性体内部の流体は凸が接触した部分か
ら凹が接触する部分に向かって自動的に且つ迅速に移動
し、弾性体の上面をタイルの凹凸した表面に倣わせる。

これによりプレス板１０での加圧工程の際にタイルの凸
部に力が集中しないことＮ、タイルの凹凸した表面を弾
性体内部の流体４が均一な力で支えることによって、プ
レス板でコンクリート層８を介してタイル１１の全面に
均等に加圧力を加え、コンクリート層全体を一様に圧密
化し１割れ易い透水性タイルでも破損することなく良好
な製品を得ることができる。

製品を脱型するにはプレス板ｌＯを上昇させ製品運搬用
パレットを被せてから型枠ｌを反転して製品を型枠ｌか
ら脱型して製品運搬用パレットで養生室へ移動する。

この他、中空弾性体３を、流体を封入した水枕、空気杭
状の出入れ自由なパッケージ方式（図示せず）にしてあ
らかじめパッケージの中空弾性体の上面に一体成形する
異質材料１１を成形中に移動しない様に載せて型枠２に
供給し、それからコンクリートを給材充填して加圧、振
動成形を行い、一体成形した製品と一緒に反転脱型して
養生硬化後、或は脱型後少し時間を置いて中空弾性体３
を製品から剥離して繰返し使用する様にしてもよい。

尚、パッケージに載せる材料は形の定まった材料の他に
１弾性体のパッケージの上面に形成した窪み１４中に、
バインダ、例えば樹脂を加えた半硬化状態の材料を流込
んで入れてもよい。

第３図の実施例はプレス板ｌＯの下面に中空な弾性体３
を設けた場合を示す、この方式は異質材料を型枠下面に
するとコンクリートの充填率が高く得られない場合とか
、被覆する異質材料が脆弱又はフィルム状の薄い材料や
特殊材料などの場合に特に有効な方法である。プレス板
ｌＯは昇降するため圧送装ｇ１７はプレス板を支持した
フレームに据え、圧送装置７と弾性体３を可撓のホース
などの配管６で！！ｉ続する。勿論、この場合もパッケ
ージ式の中空弾性体をプレス板下面に取付けてもよい。

型枠１の下面は脱型した製品を搬出するためのパレット
１５を兼ねた底板で塞ぎ、内部にコンクリート層８を振
動下に投入し、その上に、凹凸の立体模様を表面に有す
るタイル１１を、表面を上にして収め、それから再び型
枠ｌを振動しながらプレス板ｌＯで型枠中のタイル１１
及びコンクリート層８を加圧する。この場合はプレス板
下面に設けた中空の弾性体３の下面がタイル１１の凹凸
した表面に接触することにより、前記第１実施例て述べ
たと同様に弾性体内部の流体は移動してタヤ性体の下面
はタイルの凹凸した表面に倣う。

従って、プレス板でタイル１１、その下のコンクリート
層８の全面を均一に加圧し、製品を成形することかでき
る。

尚、・脱型はパレット１５を型枠から外し、プレス板１
０の下圧で製品をパレット上に載せたま＼下に押出せば
よい（第３図破線参照）。

第４図の実施例は異種材料としてバラ物材料１３、例え
ばゴムの粉砕片を用いる場合を示す。

この場合は、第１．２図と同様に中空の弾性体３を型枠
ｌの底上に配こする。この弾性体３の上面には窪み１４
を形成してそこにバラ物材料１３を入れ、それから型枠
内にコンクリート層８を振動下に投入したのち、プレス
板１０て振動下に加圧する。

この場合も、プレス板ｌＯはコンクリート層８、弾性体
３の上面の窪み１４中のバラ物材料１３を弾性体内部の
流体によって均等に加圧圧縮し、良質の製品を成形する
ことができる。

以上、各実施例を説明したが本製法に於けるコンクリー
ト層とはモルタルを始め各種添加剤、クラスファイバー
とか全屈、炭素繊維など繊維を混入した複合コンクリー
トや合成樹脂を結合剤としたレジンコンクリート等広義
のコンクリートを含むものである。又、充填成形法には
、振動と加圧を併用した成形機に限定することなく、振
動、加圧のいずれか一方を単独て用いて成形してもよい
。

その他中空夕１性体の上にスポンジ板１発泡プラスチッ
ク板や、圧縮以外に横方向に変形して・数置した異質材
料の表面に做って極く微小の変化に対応させる緩衝板を
敷いてもよい。

〈発明の効果） 本発明によれば表面が凹凸した複合材料からなる均一に
圧縮成形されたコンクリート製品を製造することができ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は第１実
施例の型枠と弾性体を示す断面図、第２図は第１図の装
置で製品を成形している状態の断面図、第３図は第２実
施例の製品を成形している状態の断面図、第４図は更に
他の一実施例の製品を成形している状態の断面図で、図
中、ｌは型枠、３は弾性体、４は流体、８はコンクリー
ト層、１１は異種材料としてのタイル、１３は同じくバ
ラ物材料を示す。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）異質材料の表面に弾性体を接触させ、その裏面に
   コンクリート層を配置し、上記異質材料とコンクリート
   層を型枠中でプレス板により加圧して結合させる異質材
   料を表層としたコンクリート製品の製造方法において、 上記異質材料の表面に接触する弾性体は中空で、内部に
   流体を入れ、異質材料の表面に接触する弾性体の面は内
   部の流体を移動させることにより異質材料の表面に做っ
   て変形することを特徴とする異質材料を表層としたコン
   クリート製品の製造方法。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の異質材料を表層とし
   たコンクリート製品の製造方法において、弾性体は型枠
   の底面上に設けられている異質材料を表層としたコンク
   リート製品の製造方法。
3. （３）特許請求の範囲第１項記載の異質材料を表層とし
   たコンクリート製品の製造方法において、弾性体はプレ
   ス板の下面に設けられている異質材料を表層としたコン
   クリート製品の製造方法。
4. （４）特許請求の範囲第１項から第３項のどれか１項記
   載の異質材料を表層としたコンクリート製品の製造方法
   において、異質材料はタイルその他の特定した形状を備
   えている異質材料を表層としたコンクリート製品の製造
   方法。
5. （５）特許請求の範囲第２項記載の異質材料を表層とし
   たコンクリート製品の製造方法において、弾性体は上面
   に異質材料を受入れる窪みを有し、異質材料は上記窪み
   に入れられるバラ物材料である異質材料を表層としたコ
   ンクリート製品の製造方法。