JP2552192Y2 - 自動車のシール構造 - Google Patents

自動車のシール構造

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JP2552192Y2
JP2552192Y2 JP1990120298U JP12029890U JP2552192Y2 JP 2552192 Y2 JP2552192 Y2 JP 2552192Y2 JP 1990120298 U JP1990120298 U JP 1990120298U JP 12029890 U JP12029890 U JP 12029890U JP 2552192 Y2 JP2552192 Y2 JP 2552192Y2
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欣司 遠竹
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Kanto Auto Works Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、サーシュレスドアを有する自動車のシール
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図に例示するようなハードドップ車の車体1には
昇降するドアガラス2を備えたサッシュレスドア3、す
なわち窓枠のないドアが開閉自在に支持され、また窓開
口を区画する車体部分には、該開口に沿って長く延びた
ウェザストリップが付設されている。
第4図にはほぼ上下方向に延びる車体ピラーの一例と
して、クォータピラー4を示しているが、このようなピ
ラー4の外面には、該ピラーに沿ってリテーナ5が一体
に固着され、該リテーナ5にウェザストリップ6が保持
されている。ウェザストリップ6はゴム又は軟質合成樹
脂などの弾性材料から構成されている。このように車体
ピラーの外面には、該ピラーの長手方向に沿ってウェザ
ストリップ6が取付けられているのである。
ウェザストリップ6は、リテーナ5に嵌着される部
分、すなわちクォータピラー4に対して固定される基部
7と、この基部7に一体に形成され、サッシュレスドア
3のドアガラス縁部8が圧接するシール部9とを有して
いる。シール部9には、これにドアガラス縁部8が圧接
したとき、このシール部9が容易に車内Iの側へ凹入す
る向きに弾性変形するように、ウェザストリップ6の長
手方向に延びる中空部10が形成されている。
第4図はドアガラス2を上昇させてサッシュレスドア
3を閉じたときの状態を示し、また第5図はサッシュレ
スドアを開き、或いはドアガラスを下降させてドアを閉
じたときの状態を示しているが、第4図の状態ではドア
ガラスの後縁部8がウェザストリップ6のシール部9に
圧接し、このときシール部9に中空部10が形成されてい
るので、シール部9は図示するように弾性変形してドア
ガラス縁部8に弾性的に密着する。このようにして車内
Iのシール性が保持される。ドアガラス2を下降させ、
或いはサッシュレスドア3を開くと、第5図のようにド
アガラス縁部8がシール部9に当らないため、該シール
部9はその弾性によって第5図に示した自然状態に後帰
する。
なお、第4図及び第5図の例では、中空部10が隔壁11
によって2つに分けられているが、このように分離しな
くともよいし、場合によっては3つ以上に分離すること
もある。
上述のシール部9には、さらにドアガラス縁部8から
車体1の後方側に離間する向きに突出したリップ12が突
設され、該リップ12は車体1に固定されたフィニッシャ
プレート13によって覆われている。このようにウェザス
トリップ6にリップ12を設け、これをフィニッシャプレ
ート13によって覆うことにより、ウェザストリップ6と
フィニッシャプレート13との間に隙間ができることを阻
止し、その見ばえを高めることが可能である。
なお、フィニッシャプレートとは、車体又はこれに付
設された部品を覆う装飾部材の総称であり、一般にガー
ニッシュ又はモールなどがこれに含まれる。第3図乃至
第5図に示したフィニッシャプレート13はガーニッシュ
の一種である。
第4図及び第5図に車体ピラーの一例としてクォータ
ピラー4を示したが、第3図に示したフロントピラー14
などの車体ピラーにも同様にウェザストリップが付設さ
れている。フロントピラー14の場合には、これに付設さ
れたウェザストリップのリップが、前側のサッシュレス
ドア3のドアガラス前縁部から車体1の前方側へ突出
し、かかるリップがフィニッシャプレートを構成するモ
ール(図示せず)によって覆われている。このように、
リップはドアガラス縁部から車体の前後方向に離間する
向きに突出しているのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のようにウェザストリップ6を有するシール構造
によって、車室I内のシール性を高めることができ、し
かもウェザストリップ6のリップ12と、これを覆うフィ
ニッシャプレート13とによって、車体の外観を高めるこ
とが可能である。
ところが、ウェザストリップ6の一部を構成するリッ
プ12はゴムなどの変形しやすい弾性材料より成るため、
ドアガラス2を上昇させた状態で、サッシュレスドア3
を強い力で閉じたとき、ウェザストリップ6のシール部
9はドアガラス縁部8から衝撃的な強い外力を受け、こ
れが第4図のように変形するとき、中空部10を区画する
ウェザストリップ6の後壁部16に、大きな引張力が作用
し、これによってリップ12も同時に動き、これが第4図
に鎖線で示したようにフィニッシャプレート13から飛び
出てしまう恐れがある。このようになれば、リップ12が
外部に露出するので、その見ばえが著しく低下し、外観
が害される。
上記欠点を除去するため、リップ12の突出量を増大
し、これがフィニッシャプレート13から抜け出にくくす
ることも考えられるが、このようにすればウェザストリ
ップ6の材料費が嵩み、そのコストが上昇する。
また後壁部16の板厚を厚くしてその変形を抑え、或い
は第4図に破線で示したようにリップ12に突起17又は17
aを設けることにより、リップ12の飛び出しを防止する
構成も提案されているが、これらの構成によってもウェ
ザストリップ6の材料費が嵩む割には、リップ12の飛び
出し防止効果を高めることが難しい。
本考案の目的は、上記従来の欠点を簡単な構成によっ
て除去した自動車のシール構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、車体ピラーの外
面に、該ピラーの長手方向に沿って取付けられた弾性材
料より成るウェザストリップを有し、該ウェザストリッ
プは、前記車体ピラーに対して固定される基部と、該基
部に一体に形成され、かつ車体に開閉自在に支持された
サッシュレスドアのドアガラス縁部が圧接するシール部
とを有し、該シール部には、これにドアガラス縁部が圧
接したとき、当該シール部が車内側へ凹入する向きに弾
性変形するように、ウェザストリップの長手方向に延び
る中空部が形成され、かつ該シール部には前記ドアガラ
ス縁部から車体の前後方向に離間する向きに突出するリ
ップが突設され、該リップは車体に固定されたフィニッ
シャプレートによって覆われている自動車のシール構造
において、前記ドアガラスがシール部に圧接した状態
で、ドアガラス縁部と前記リップの根元部との間の中空
部の部分に、ウェザストリップの一部を構成する中リブ
を設け、該中空部を中リブによって分割したことを特徴
とする自動車のシール構造を提案する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に従って詳細に説明す
る。
第1図及び第2図は本考案に係るシール構造の一例を
示す、第4図及び第5図と同様な断面図である。ここに
示したシール構造の基本的な構成と作用、並びにこのシ
ール構造を採用した自動車の外観は、第3図乃至第5を
参照して先に説明したところと変りはない。よって第3
図乃至第5図と同一又は同様な部分には同じ符号を付
し、従来と相違するところだけを以下に明らかにする。
第1図に示すように、ドアガラス2を上昇させてサッ
シュレスドア3を閉じたとき、ドアガラス縁部8がウェ
ザストリップ6のシール部9に圧接するが、この状態
で、ドアガラス縁部8とウェザストリップ6のリップ12
の根元部18との間の中空部10の部分には、中リブ19が設
けられ、このリブ19によって中空部10が車体の前後方向
に分割されている。この中リブ19はウェザストリップ6
の一部を構成するものであり、従ってかかる中リブ19も
ゴム又は軟質合成樹脂などの弾性材料より成る。ここ
で、中リブ19により分割された車体前方側の中空部を第
1中空部10a、後側の中空部を第2中空部10bと称するこ
とにし、その作用を以下に詳しく説明する。
サッシュレスドア3が開放され、従って第2図に示す
ようにドアガラス2がウェザストリップ6のシール部9
に当っていないものとすると、このときのシール部9の
形態は第5図に示した従来のウェザストリップ6と変り
はない。
ここで、ドアガラス2を上昇させた状態でドア3を閉
じると、ドアガラス縁部8は第1図に示すように中リブ
19よりも前方側のシール部9の部分、すなわち第1中空
部10aを区画するシール部の壁部20に圧接し、これを車
内I側に凹入変形させる。このとき、中リブ19によって
中空部10が第1中空部10aと第2中空部10bに2分されて
いるので、第1中空部10aを区画するシール部の壁部20
と中リブ19は第1図のように弾性変形するものの、ドア
ガラス縁部8によって加えられた力が第2中空部10bを
区画する後壁部16に直には加えられず、これが従来のよ
うに大きな力で引張られることはない。このため、リッ
プ12の根元部18にもドアガラス2からの力がほとんど作
用せず、該リップ12がフィニッシャプレート13から飛び
出るほど大きく動くことはない。よってリップ12はフィ
ニッシャプレート13に押えられて第1図に示した位置に
留まる。すなわち、中リブ19によって中空部10が第1中
空部10aと第2中空部10bとに分割されているので、これ
らの各中空部10a,10bを区画する各壁部20,16の動きがそ
れぞれ独立したものとなり、リップ12へ外力がほとんど
伝わらないのである。
このように、リップ12の突出量を特に大きくしたり、
該リップ12に突起17又は17a(第4図)を形成しなくと
も、ドアガラス2を閉鎖状態にしてドア3を強い力で閉
じたとき、リップ12がフィニッシャプレート13の内側か
ら外に飛び出ることはない。
またシール部9の後壁部16には、上述のように直接大
きな引張力が作用しないので、その厚みを薄くでき、し
かも中リブ19の厚みも特に厚くする必要はない。また第
1図及び第2図に示すように、フィニッシャプレート13
の先端部13aが第2中空部10bに対向するように、該プレ
ート13を配置すると、リップ12の飛び出し防止効果を一
層高めることができる。
本考案は、第1図に示したフロントピラー14に付設さ
れるウェザストリップや、センタピラー、特に2ドアタ
イプの車両のセンタピラーに付設されるウェザストリッ
プにも有利に適用できるものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ウェザストリップのシール部の中リ
ブを設けるという極く簡単な構成によって、サッシュレ
スドアの閉動時ウェザストリップのリップがフィニッシ
ャプレートの内側から外に飛び出る不具合を阻止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシール構造の一例を示す、第4図
と同様な断面図、第2図はウェザストリップにドアガラ
スが当っていない状態でのシール構造の断面図、第3図
は自動車の外観斜視図、第4図は従来のシール構造を示
す、第3図のIV−IV線拡大断面図、第5図はドアガラス
がウェザストリップに当っていないときの従来のシール
構造の断面図である。 1……車体、3……サッシュレスドア 4,14……ピラー、6……ウェザストリップ 7……基部、8……ドアガラス縁部 9……シール部、10……中空部 12……リップ、13……フィニッシャプレート 18……根元部、19……中リブ I……車内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体ピラーの外面に、該ピラーの長手方向
    に沿って取付けられた弾性材料より成るウェザストリッ
    プを有し、該ウェザストリップは、前記車体ピラーに対
    して固定される基部と、該基部に一体に形成され、かつ
    車体に開閉自在に支持されたサッシュレスドアのドアガ
    ラス縁部が圧接するシール部とを有し、該シール部に
    は、これにドアガラス縁部が圧接したとき、当該シール
    部が車内側へ凹入する向きに弾性変形するように、ウェ
    ザストリップの長手方向に延びる中空部が形成され、か
    つ該シール部には前記ドアガラス縁部から車体の前後方
    向に離間する向きに突出するリップが突設され、該リッ
    プは車体に固定されたフィニッシャプレートによって覆
    われている自動車のシール構造において、 前記ドアガラスがシール部に圧接した状態で、ドアガラ
    ス縁部と前記リップの根元部との間の中空部の部分に、
    ウェザストリップの一部を構成する中リブを設け、該中
    空部を中リブによって分割したことを特徴とする自動車
    のシール構造。
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JP2620336B2 (ja) * 1988-09-29 1997-06-11 鬼怒川ゴム工業株式会社 ウエザーストリップ
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